JP2014020077A - コンテナにおけるドア開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンテナに収容したバルクがドア側に偏在していても、バルクの排出に際し、作業員がドアの開放による危険性を回避できる安全なコンテナにおけるドア開閉装置を提供する。
【解決手段】 左右一対の観音開き式ドアを有するコンテナにおいて、前記いずれか一方のドア2a表面に、所要の長さを有する索条体6の基端部が固定されるとともに、前記索条体6の先端部を、他方のドア2b表面に付設された係止部材8に着脱自在に装着させたものであって、前記係止部材8に索条体6の先端部を装着した状態で、前記左右一対の観音開き式ドア2a,2bが一定範囲内で解放されるよう構成されている。
【選択図】 図2

Description

この発明は、瓦礫などの廃棄物の搬送に際し、コンテナ内に収容した瓦礫が搬送途中において、ドア側に偏倚していても、安全にドアを開閉することのでるコンテナのドア開閉装置に関するものである。
建築現場では、掘削した土壌や取り壊した建造物から大量の廃棄物が発生する。
一方、地震や津波による自然災害に際しても、大量の廃棄物が生じる。
こられ廃棄物の多くは、瓦や土砂、建物土台石や塀石、さらには庭石などの瓦礫や、倒壊した家屋に使用されていた建築材やなぎ倒された木や、その枝などである。
これら廃棄物は、緊急を要する場合には殊更分別されることなく、ショベルなどの重機を使用してダンプトラックの荷台に積み込まれて処理場まで搬送される。
ダンプトラックでは処理が追いつかない場合には、海上輸送などに使用される大型のコンテナに積載されて搬送される。
かかる用途に利用される大型のコンテナは、その天蓋は、基本的に開口可能なように着脱式とされている。
かくしてコンテナなどにバラ積みされた各種廃棄物(以下、バルクという。)は、処理場においてコンテナを傾斜させてバルクをコンテナ外に排出するが、輸送中に積載されたバルクが外に飛び出さないように、コンテナの妻側の側面には、開閉式のドアを開閉するためのロック機構が設けられている。
このロック機構は、図示しないが、一般的には、ドアの上枠,下枠の間に延びてドアの閉鎖をロックするロッキングロッドと、ロッキングロッドに取付けられてロッキングロッドおよびドアの開閉を操作する操作ハンドルとから構成されている。
しかしながら、コンテナ内に積載されたバルクは、各種の廃棄物から構成され、搬送中の揺れや衝撃などで、進行方向の後方の開閉ドア側に偏在していることが多い。
この状態でドアを開閉すると、ドア側に偏在するバルクによって、ドアが一気に押し開かれ、ドア近傍の作業員に不測の損傷を与えるおそれを有し、かつバルクがドアの開放と同時に四周に飛散することがしばしば生じている。
一方、例えば、特開平07−241539号公報(特許文献1)においては、手動で半開きされたコンテナの左右一対の扉を、自動的に全開位置に開扉及びロックすることによって、安全かつ迅速に洗浄,乾燥,荷役等の作業を行うことができるコンテナ扉の半自動開閉装置が提案されている。
このコンテナ扉の半自動開閉装置は、
コンテナ受入れステージのコンテナ扉口側間口部に付設され、コンテナの左右一対の両開き型扉の半開き角を検出するスイッチ手段と、
上記コンテナ扉を半開き位置から90°全開位置へ開く左右1対の扉送り部材と、
上記コンテナ扉の90°全開位置で同扉をロックするロック手段と
を具えたことを特徴としている。
さらに、特開平10−001189号公報(特許文献2)では、左右一対の開閉扉の上端部のロック状態を確実に保持することができるとともに、コンテナの内側から荷物による大きな外力が作用した場合に、変形や破損を確実に防止することができるコンテナにおける開閉扉のロック機構が提案されている。
この特許文献2に記載の発明は、コンテナの後側の左右一対の開閉扉をロックするロック機構であって、
一方の開閉扉の上部外表面に対し、他方の開閉扉の外表面側に延出されるロックバーを横向きに片持ち固定し、他方の開閉扉の外表面に、縦方向に延びる操作ロッドを所定位置において、
その中心軸線の周りで回動可能に支持し、前記操作ロッドの上部には、前記ロックバーに設けたロックピンに掛止されるフックを取り付け、操作ロッドの下部には、前記ロッドをその中心軸線の回りで往復回動する操作機構を設けてなるものである。
特開平07−241539号公報(請求項1,段落0003,同0004) 特開平10−001189号公報(請求項1,図1)
前記特許文献1に記載の発明は、左右一対のドアをそれぞれ全開状態において、コンテナ内で作業しているとき、あるいは扉を全開した状態でコンテナを横送りするとき、コンテナ扉が自由に開閉可能な状態にあると、扉に予期しない開閉移動を生じ、作業に支障を及ぼすのみならず、作業員が怪我をする等の危険を鑑み提案されたもので、積載したバルクの状態を考慮したものではない。
したがって、前記コンテナ内のドア側にバルクが偏在している場合、ドアを作業員が開閉しようとする際、飛び出したバルクによってドアが一気に開けられ、その反動で作業員がドアによって後方に弾き飛ばされ、怪我をするおそれがある。
前記特許文献2に記載の発明は、従来のコンテナが、開閉扉の上部に設けたロック機構は、左右一対の開閉扉同士を、その突き合わせ部近傍において互いにロック部材によりロックする構造を採っている。
そのため、開閉扉の内側に荷物による大きな押圧力が作用した場合に、開閉扉及びロック機構に大きな負荷が作用し、ロック機構が変形し易く、開閉扉を安定してロックすることが難しいという問題に鑑みされたものである。
したがって、コンテナの内側から荷物による大きな外力が開閉扉に作用した場合に、変形や破損を確実に防止して、左右一対の開閉扉の上端部のロック状態を安定して保持することができるコンテナにおける開閉扉のロック機構を目的にしたもので、バルクによるドアの開閉による作業員の危険性については一切考慮されてはいない。
この発明はかかる現状に鑑み、コンテナ内のバルクがドア側に偏在していても、バルクの排出に際し、作業員がドアの開放による危険性を回避できる安全なドア開閉装置を有するコンテナの提供を目的とするものである。
さらに、この発明は、バルク内に混ざった水分を搬送中外部に一切漏出させることがなく、バルクの排出時にコンテナを傾斜させたとき、コンテナのドアと反対側に負圧が生じることを防止することのできるコンテナを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、この発明の請求項1に記載の発明は、
左右一対の観音開き式ドアを有するコンテナにおいて、
前記いずれか一方のドア表面に、所要の長さを有する索条体の基端部が固定されるとともに、前記索条体の先端部を、他方のドア表面に付設された係止部材に着脱自在に装着可能としたものであって、
前記係止部材に索条体の先端部を装着した状態で、前記左右一対の観音開き式ドアが一定範囲内で解放されるよう構成されていること
を特徴とするコンテナにおけるドア開閉装置である。
この発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載のコンテナにおけるドア開閉装置において、
前記索条体は、
先端部にリング状の係着部が付設されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載のコンテナにおけるドア開閉装置において、
前記係止部材は、
前記他方のドアを構成する縦方向のパネルフレームに装着されるものであって、所要の間隔を存して直線状に配置される複数の中空体と、これら中空体を貫通する係止杆と、この係止杆に付設される操作ハンドルとからなるもので、前記中空体を貫通する係止杆の所要部位に前記索条体の先端部を係着させるよう構成されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載のコンテナにおけるドア開閉装置において、
前記コンテナは、
前記ドアが配置される妻と反対側の妻の上部に、複数の通気路が構成されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項5に記載の発明は、
請求項1〜4のいずれかに記載のコンテナにおけるドア開閉装置において、
前記コンテナは、
コンテナ主体と左右一対のドアとの間に生ずる空隙部の全てが、パッキンおよびガスケットによって密封されていること
を特徴とするものである。
この発明にかかるコンテナにおけるドア開閉装置は、左右一対の観音開き式ドアの、いずれか一方のドア表面に、所要の長さを有する索条体の基端部を固定し、前記索条体の先端部を、他方のドア表面に付設された係止部材に着脱自在に装着させ、前記係止部材に索条体の先端部を装着した状態で、前記左右一対の観音開き式ドアが一定範囲内で解放されるよう構成されているので、コンテナ内に収容されている積載物を排出する際、事前に左右一対の観音開き式ドアを一定範囲内で解放することによって、積載物の荷崩れによる急激なドアの開放がないので、ドアの近傍にいる作業員に損傷を与える危険性が確実に防止できる。
特に、この発明においては、ドアの開放を制御する機構は、一つの索条体と、この索条体の先端部を着脱自在に保持する係止部材とから構成されているので、誰もが簡単かつ容易に操作することが可能なもので、既存のコンテナにも簡単に装着することができるなど実用上多大の利点を有するものである。
この発明にかかるコンテナにおけるドア開閉装置の一例を示す正面図である。 図1に示す円内の拡大正面図である。 この発明のコンテナにおけるドア開閉装置の前妻側の正面図である。 前妻側に設けられた通気部の拡大断面図である。 前妻側に設けられた通気部の他の例を示す拡大断面図である。 この発明のコンテナにおけるドア開閉装置における開閉用ドアの概略説明図である。 図6における要部の拡大平面図である。
以下、この発明にかかるコンテナにおけるドア開閉装置の一実施例を、添付の図面に基づいて具体的に説明する。
なお、この発明は、図面に示す実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲内において種々改良を加えることができるものである。
図1は、この発明にかかるコンテナにおけるドア開閉装置1の後妻側の正面図である。
前記ドア開閉装置を有するコンテナ1は、特に図示しないが、国際海上コンテナの基準であるISO(国際標準化機構)やCSC(コンテナの安全に関する国際条約)に適合したものである。
このコンテナ1の主用途はバルクの搬送であるが、通常の貨物も当然搬送可能なものである。
前記コンテナ1を構成するコンテナ主体1aは、上面部が開口され、後妻側に設けられた開口部を観音開き式の左右一対のドア2a,2bによって開閉自在としたもので、前記上面部の開口には天蓋3が着脱自在に装着され、上面部を開閉自在としている。
なお、前記天蓋3は、クレーン等を使用して取り外し・固定を行うものであるが、用途によっては、天蓋3を必要としない場合もあるので、前記天蓋3は必ずしも必須のものではない。
前記左右一対のドア2a,2bは、走行中に不用意に開放されることがないよう、ドア2a,2bの上枠,下枠の間に延びてドアの閉鎖をロックするロッキングロッド4と、このロッキングロッド4に取付けられてロッキングロッドおよびドアの開閉を操作する操作ハンドル5とから構成されるロック機構が設けられているもので、さらに、以下に述べるドア開閉装置Aが付設される。
この発明におけるドア開閉装置Aは、図2で明らかなように、一方のドア2a側に、基端部を、例えば、台座7を利用して固着させる金属製のチェンなどからなる索条体6と、他方のドア2b側の枠材Fに付設され、前記索条体6の先端部が着脱自在に装着できる係止部材8とから構成されるものである。
前記索条体6は、使用時の強度保持の観点から金属製のものを使用しているが、使用時に損傷しない程度の強度を有するものであれば、その材質については特段の制限はなく、少なくとも索条体6の先端部には、リング状の係着部を有することが好ましい。
前記係止部材8は、他方のドア2bの枠材Fに上下方向の所要の間隔を存して一直線上に配置された複数の円筒状の中空体8a,8b,8cと、これら中空体8a,8b,8cを貫通する円柱状の係止杆8dと、この係止杆8dの所要部位に付設された操作ハンドル8eとから構成されている。
この係止部材8は、前記操作ハンドル8eを上方に持ち上げ、当該操作杆8dの基端部を最下方に位置する中空体8cから離脱させたのち、前記索条体6の先端部に一体的に設けられたリング部材6aを外嵌させ、しかるのち、前記操作杆8dの基端部を最下方に位置する中空体8cに貫通させることで、左右のドア2a,2bを、一定の範囲内で開放させるよう構成したものである。
その開放範囲は、前記索条体6の長さによって制御されるので、積載されたバルクの当初の排出量に応じて、索条体6の長さを自在に調節できることが好ましい。
かかるドア開閉装置Aを有するコンテナ1は、バルクを積載したのち、前記公知のロック機構によって、左右のドアがそれぞれロックされるとともに、一方のドア2aに基端部が固着された索条体6の先端部を前記係止部材8に係着させ、バルクを最終処理場に搬送するものである。
その際、積載されたバルクはコンテナ1内において、輸送中の振動などによってドア2a,2b近傍に偏在していることがある。
かかる状態でバルクを排出のため、前記したドア開閉装置Aのない状態で作業者がロック機構を解除すると、ドア2a,2b近傍に偏在するバルクの荷崩れ(自然落下)によって、ドア2a,2bが勢いよく外側に押し開かれ、ドア2a及び/又は2bの近傍にいる作業員にドア2a及び/又は2bが衝突し、作業者に損傷などを与える危険性がある。
そこで、この発明のドア開閉装置Aを有するコンテナ1にあっては、ダンプ傾斜させる前に、前記通常のロック機構を解除させる。
このロック機構の解除によって、コンテナ1内の後妻側に偏在するバルクによって、左右のドア2a,2bは同時に、あるいはバルクの負荷の作用が大きいドアが開き、コンテナ1内のバルクが荷崩れ(自然落下)して、コンテナ1外に吐き出される。
しかしながら、前記ドア開閉装置Aを有するコンテナ1にあっては、ドア2a,2bは索条体6によって、その解放度合が一定範囲となるよう制御されている。
したがって、ドア2a,2bの制限的な開放によって、荷崩れしたバルクのみがコンテナ1外に排出され、その余のバルクはコンテナ1内に残っている。
しかるのち、前記コンテナ1内のバルクが荷崩れしないことを確認したのち、前記ドア開閉装置Aを構成する一方の係止部材8の操作杆8eを上方に持ち上げ、係止杆8dを同時に上方に引き上げ、その下端部を最下方に位置する中空体8cから離脱させ、前記索条体6との係合を解除させてドア2a,2bを全開させたのち、コンテナ1をダンプ傾斜させれば、コンテナ1内のバルクを一気に自重で排出せることができる。
なお、図1において、符号9は、前記コンテナ1の上部を構成する天蓋3を、コンテナ1に密着させるための操作ロッドである。
前記したように、コンテナ1内のバルクをすべて処理場に排出させる場合、コンテナ1をダンプ傾斜させると、コンテナ1内の空気が瞬間的に負圧になって、バルクの自重による排出を阻害することが往々にして生じるので、この発明にかかるコンテナ1は、負圧対策が講じられている。
すなわち、この発明におけるコンテナ1は、前妻側の側面の上部には、所要の間隔を存して、コンテナ1内と連通する通気部10,10・・・が複数配置されている。
この通気部10は、図4に示すように、コンテナ1の前妻側の壁面1bの上部に形成された開口部1cを覆って、コンテナ1の外側から、上部が閉止され、下部が開放されたベントカバー11を装着させ、このベントカバー11と前記壁面1bとの間に通気路AWを形成したものである。
このベントカバー11の内側面にはバッフル11aが、一方のコンテナ1の壁面1bの外側面にも同じくバッフル1dが、各バッフルが互いに千鳥状になるよう付設され、ベントカバー11の上方に形成される空間内には、前記開口部1cから活性炭フィルタ12が取り替え自在に充填されている。
したがって、コンテナ1内と外部とは、前記通気路AWを介して連通されているので、内部の臭気は活性炭フィルタ12を介して外部に排出され、周囲にバルクの嫌な臭気を撒き散らすおそれがない。
しかも、前記コンテナ1をダンプ傾斜させた場合には、コンテナ1内が通気路を介して外部と連通しているので、内部に負圧を生じさせることなくバルクを重力排出させることができるものである。
図5は、通気部10の他の例を示すもので、コンテナ1の側壁1bに形成された開口部1cを挟んで、下部が開口するベントカバー11,11を配設し、コンテナ1内側のベントカバー11内にはエルボ状の中空パイプ12を、コンテナ1外のベントカバー11内には、前記中空パイプ12と連通するエルボ状の中空パイプ13をそれぞれ付設し、前記中空パイプ13に中空の接続パイプ14を介して空調バルブ15を装着したものである。
前記空調バルブ15は、コンテナ1内の臭気などを含む空気は外部に排出させず、コンテナ1内が負圧になると、自動的に外部とコンテナ1内を連通させることができる、逆止弁(図示せず)を内蔵するものである。
さらに、この発明のコンテナ1においては、積載されるバルクが水分を含んでいても、前記左右一対のドア2a,2bの隙間から水分が外部に漏出しないよう、ドア2a,2bの上部内側と下部内側および前記ドア2a,2b間に形成される隙間、さらには前記ドアドア2a,2bとコンテナ主体1の妻側のフレームFとの間に生ずる隙間に、それぞれ漏水防止用のガスケットもしくはパッキンが付設されている。
すなわち、図6に示すように、前記コンテナ1の後妻側の開口部に設けられる左右一対のドア2a,2bは、それぞれパネルPとこのパネルPの左右両側縁に配されるパネルフレームPF,PFで構成されている。
しかして、前記外側に位置するパネルフレームPFは、前記コンテナ1を構成する側壁1bの端部に配置される柱状のフレームFにヒンジ(図示せず)によって、回動可能に装着されている。
より具体的に説明すると、図7で明らかなように、前記フレームFは、前記パネルフレームPFと相対する部位がL字状に形成されたもので、このL字状部とパネルフレームPFとの間には少なくとも二つの空隙部XとYがL字状に形成される。
すなわち、前記空隙部Xは、コンテナ1の外方に開口するもので、前記空隙部Yは、前記フレームFとパネルフレームPF間に形成される。
この空隙部X,Yは左右のドア2a,2bの上部と下部の計4カ所に生じるもので、前記空隙部Xには、図示のパッキン13がそれぞれ介装される。
このパッキン13は、図6で明らかなように、コンテナ1の外方に向かって形成される開口部密封する円弧状の第一密封部13aと、前記空隙部Yに連なるパネルフレームPFとフレームFとの間を密封するフック第二密封部13bとで構成されている。
さらに、前記パネルフレームPFの背面壁と、この背面壁と相対するフレームFの長手側壁間に形成される空隙部Yには、各ドア2a,2bの上枠から下枠に亘って所要の幅と厚みを有するシート状のガスケット14が装着されるとともに、各ドア2a,2bを構成するパネルPの上縁部および下縁部に沿って、それぞれ所要の幅と厚みを有するシート状のガスケット15が装着されている。
さらに、この発明においては、各ドア2a,2bが互いに接する部位にも隙間が生じるので、この隙間を密封するため、いずれか一方側のドア2a,2bのパネルフレームPFの内側に、他方のパネルフレームPFの背面と密着する長さのガスケット16が装着されているものである。
かかるパッキン13およびガスケット14,15,16によって、コンテナ1はすべての空隙部が密閉されているため、バルクなどの積載物から生ずる水は、コンテナ1外に一切漏水しないので、輸送中における道路の汚染、保管時の置き場の汚染を確実に防止することができる。
この発明のコンテナのドア開閉装置は、コンテナ内に収納した搬送物が、輸送時の振動等によって観音式開閉ドアの近傍に偏倚していても、通常のドアロック機構の他に、ドアを一定範囲内でのみ開閉させるドア開閉装置が付設されているので、排出時にドアを開けた瞬間に搬送物が荷崩れして一気に外部に排出されることがないので、あらゆるコンテナに利用することができるものである。
1 コンテナ
1a コンテナ主体
1b コンテナ主体の側壁
2a,2b ドア
6 索条体
7 台座
8 係止部材
8a〜8c 中空体
8d 係止杆
8e 操作ハンドル
A ドア開閉装置

Claims (5)

  1. 左右一対の観音開き式ドアを有するコンテナにおいて、
    前記いずれか一方のドア表面に、所要の長さを有する索条体の基端部が固定されるとともに、前記索条体の先端部を、他方のドア表面に付設された係止部材に着脱自在に装着可能としたものであって、
    前記係止部材に索条体の先端部を装着した状態で、前記左右一対の観音開き式ドアが一定範囲内で解放されるよう構成されていること
    を特徴とするコンテナにおけるドア開閉装置。
  2. 前記索条体は、
    先端部にリング状の係着部が付設されていること
    を特徴とする請求項1に記載のコンテナにおけるドア開閉装置。
  3. 前記係止部材は、
    前記他方のドアを構成する縦方向のパネルフレームに装着されるものであって、所要の間隔を存して直線状に配置される複数の中空体と、これら中空体を貫通する係止杆と、この係止杆に付設される操作ハンドルとからなるもので、前記中空体を貫通する係止杆の所要部位に前記索条体の先端部を係着させるよう構成されていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のコンテナにおけるドア開閉装置。
  4. 前記コンテナは、
    前記ドアが配置される妻と反対側の妻の上部に、複数の通気路が構成されていること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコンテナにおけるドア開閉装置。
  5. 前記コンテナは、
    コンテナ主体と左右一対のドアとの間に生ずる空隙部の全てが、パッキンおよびガスケットによって密封されていること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコンテナにおけるドア開閉装置。
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