JP2014019612A - グラファイトフィルムの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面剥がれやブツの発生がなく均一で良質のグラファイトフィルムを製造する。
【解決手段】炭化フィルムを熱処理してグラファイトフィルムを製造する方法、又は、高分子フィルムを熱処理して炭化フィルムを経てグラファイトフィルムを製造する方法であって、当該炭化フィルムおよび/又は高分子フィルムには、100〜9000個/cm2の孔が形成されていることを特徴とするグラファイトフィルムの製造方法である。
【選択図】なし

Description

本発明は、グラファイトフィルムの製造方法に関するものである。
高分子焼成タイプのグラファイトフィルムは、優れた放熱特性を有していることから、コンピュータなどの各種電子・電気機器に搭載されている半導体素子や他の発熱部品などに放熱部品として用いられる。高分子焼成タイプのグラファイトフィルムは、高分子フィルムを1000℃付近まで予備焼成する炭化工程と、炭化工程にて得られた炭化フィルムを2700℃程度まで熱処理する黒鉛化工程によって製造方法が開示されている(先行文献1)。
しかし、高分子フィルムとして厚みの厚い高分子フィルムを用いる場合には、図1のような表面剥がれやブツなどの不良が発生しやすいという課題を有していた。
特開昭61−275115号
本発明は、上述のようなグラファイトフィルムの表面剥がれを抑制することを目的とする。
本発明は 炭化フィルムを熱処理してグラファイトフィルムを製造する方法、又は、高分子フィルムを熱処理して炭化フィルムを経てグラファイトフィルムを製造する方法であって、当該炭化フィルムには、100〜9000個/cm2の孔が形成されていることを特徴とするグラファイトフィルムの製造方法に関する(請求項1)、
高分子フィルムを熱処理して炭化フィルムを経てグラファイトフィルムを製造する方法であって、当該高分子フィルムには100〜9000個/cm2の孔が形成されていることを特徴とするグラファイトフィルムの製造方法に関する(請求項2)、
該孔が、フィルムの厚みの50%以上の深さを有する、または貫通孔であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のグラファイトフィルムの製造方法に関する(請求項3)、ものである。
該孔が高分子フィルムの段階で形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のグラファイトフィルムの製造方法に関する(請求項4)。
該孔の外径間距離が0.7mm以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のグラファイトフィルムの製造方法に関する(請求項5)。
本発明のグラファイトフィルムの製造方法によれば、グラファイトフィルムの表面剥がれを抑制することができる。
過度の発泡によるブツ及び表面剥がれ不良。 グラファイトフィルムのシワの外観写真。 本発明の孔を示す図である。 本発明の孔の配置を示す図である。
本発明は、炭化フィルムを熱処理してグラファイトフィルムを製造する方法、又は、高分子フィルムを熱処理して炭化フィルムを経てグラファイトフィルムを製造する方法であって、当該炭化フィルムには、100〜9000個/cm2の孔が形成されていることを特徴とするグラファイトフィルムの製造方法である。
炭化フィルムにおいて100〜9000個/cm2の孔が形成されていることが必要である。表面剥がれは、黒鉛化時にフィルム内部から発生するガスがフィルムを過度に押し上げることで発生する。炭化フィルムに形成されている孔がこの範囲を満たすことによって黒鉛化の過程で発生するフィルム内部から発生するガスを適度に抜くことができるため、表面剥がれを抑制することができる。 形成されている孔は、好ましくは100個/cm2以上、より好ましくは400個/cm2以上、更に好ましくは600個/cm2以上である。100個/cm2以上であれば、効果的にフィルム中からガスを排出することができ、表面剥がれを抑制できる。また、孔の個数の上限は、好ましくは9000個/cm2以下、より好ましくは7000個/cm2以下、更に好ましくは4000個/cm2以下である。孔の個数が9000個/cm2以下であれば、フィルム中から発生するガスの抜けすぎを抑制することができ、グラファイトフィルムの硬質化を防ぎ、均一に発泡することができる。
また、黒鉛化昇温速度を速くした場合、通常、フィルム内部から発生するガスの勢いが強くなり、表面剥がれを発生してしまうが、本発明のような孔を形成していることで、ガスをスムーズにフィルム外へ排出することができるため、表面剥がれを抑制することができ、黒鉛化昇温速度を速くすることも可能である。黒鉛化工程では、通常、2700℃以上といった高温まで昇温する必要があるので、昇温速度が生産性にも大きな影響を与える。よって、本発明では、昇温速度を速めることができ、生産性を向上させることもできる。
さらに、200mm角以上といった面積の大きいグラファイトフィルムを作成する際は、図2に示すようにグラファイトフィルムのシワの抑制も課題のひとつである。グラファイトフィルムのシワは、炭化フィルムのシワが原因であり、炭化時の炭化収縮の際に発生する。通常、炭化昇温速度を遅くすることで炭化フィルムのシワを抑制できるが、炭化昇温速度を遅くすると、黒鉛化時に表面剥がれが発生しやすくなってしまう。これは、炭化昇温速度を遅くすることで、フィルムの配向がより揃った炭化フィルムとなるためで、この炭化フィルムを黒鉛化すると、黒鉛化時にフィルム内部から発生するガスがフィルム外へ排出されにくくなるためである。本発明では、炭化昇温速度を遅くしたとしても、炭化フィルムに孔が形成されているため、黒鉛化時の表面剥がれを抑制することができるため、グラファイトフィルムのシワと表面剥がれの両方を抑制することができる。 高分子フィルムを熱処理して炭化フィルムを経てグラファイトフィルムを製造する場合には、炭化フィルムに形成されている孔は、その前段階の高分子フィルムにおいて形成されていてもよい。その場合には、高分子フィルムに形成されている孔は、100〜9000個/cm2であることが好ましい。
(孔を形成するタイミング)
本発明において高分子フィルム又は炭化フィルムに形成される孔は、炭化フィルムの段階で形成されても良いし、高分子フィルムに形成されていても良い。特に高分子フィルムの段階で孔を形成する場合は、炭化フィルムに比べるとフィルム自体が機械強度にも強く、加工も容易であり、孔形成時にフィルムの割れやキズ、不良が発生しにくいために好ましい。また、高分子フィルムの段階で孔が形成されていることで、炭化分解時に発生する分解ガスがフィルム外へ排出されやすくなり、炭化フィルムの配向性の乱れも抑制することができる。そのため、黒鉛化後もグラファイト層の乱れが少ないグラファイトフィルムを得ることができ、放熱特性も維持することができる。
(孔の状態)
本発明において、孔がフィルムの厚みの50%以上の深さを有する、または貫通孔である とは、炭化フィルム又は高分子フィルムに形成される孔が、炭化フィルムもしくは高分子フィルムの厚みの50%以上の深さまで形成されていることをいう。形成されている孔が炭化フィルムもしくは高分子フィルムの厚みの100%であればフィルムの厚み方向を孔が貫いているために貫通孔になるが、貫通しないまでもフィルム厚みの50%以上形成されていれば、フィルム中からのガスの排出をスムーズに行うことができるので好ましい。
(孔の外径間距離)
本発明において、孔の外径間距離は0.7mm以下であることが好ましい。図3を用いて説明すると、孔1、孔ピッチ2、外径間距離3、孔直径4の関係になる。孔の外径間距離3は、好ましくは0.7mm以下、より好ましくは0.4mm以下、更に好ましくは0.3mm以下である。孔の外径間距離を0.7mm以下であれば、孔が形成されていない部分から発生するガスも効率的に孔部分に到達することができるため、より効率的にガスを排出することができ、均一に発泡することができるために好ましい。
(孔の形成方法)
孔の形成方法には特に制限はないが、バリやキズが発生しないように形成することが好ましい。孔の形成方法としては、具体的には、金型で形成する方法、ドリルで形成する方法、レーザーで形成する方法などが挙げられる。
(孔の直径)
孔の直径は、特に限定はないが、例えばグラファイトフィルムを放熱材料として用いる場合には、放熱性の観点から0.5mm以下にすることが好ましい。
ここで、貫通孔直径とは、図4に記載したように、孔1の中心と孔1の最外端を通る直線上の線分5と、これに直交する直線上の線分6の平均値のことである。
(孔内の状態)
炭化フィルム又は高分子フィルムに形成された孔の内部には、孔形成時などにカスが発生したり、汚れ等が発生する場合があるが、これらはグラファイトフィルムを製造する際には除去しておくことが好ましい。孔の内面は、フィルム中から発生するガスの出口となるため、汚れ等の除去をしておくことは特に好ましい。
(グラファイトフィルム)
グラファイトフィルムは、原料フィルムである高分子フィルムを熱処理することにより製造できる。グラファイトフィルムの製造に適した高分子フィルムとして、ポリイミド、ポリアミド、ポリオキサジアゾール、ポリベンゾチアゾール、ポリベンゾビスアゾール、ポリベンゾオキサゾール、ポリベンゾビスオキサゾール、ポリパラフェニレンビニレン、ポリベンゾイミダゾール、ポリベンゾビスイミダゾール、ポリチアゾールのうちから選択された少なくとも一種類以上の高分子フィルムを例示できる。
高分子フィルムとして特に好ましいのは、ポリイミドフィルムである。ポリイミドフィルムは、他の有機材料を原料とする高分子フィルムよりも、炭化および黒鉛化によりグラファイトの層構造が発達し易いためである。
(グラファイトフィルムの製造方法)
高分子フィルムからグラファイトフィルムを得る製造方法の一例として、炭化工程、黒鉛化工程、加圧処理工程を実施する方法が挙げられる。炭化工程では、出発物質である高分子フィルムを減圧下もしくは不活性ガス中で加熱処理して炭化する。この炭化工程は、通常1000℃程度の温度にて加熱処理を行う。例えば、室温から10℃/分昇温速度で予備加熱処理を行った場合には、1000℃の温度領域で30分程度の温度保持を行う加熱処理が望ましい。
炭化工程に続く黒鉛化工程は、炭化フィルムを黒鉛化炉内にセットして行われる。黒鉛化工程は、減圧下もしくは不活性ガス中で行われるが、アルゴンを不活性ガスとして用いることが最も適当であり、アルゴンに少量のヘリウムを加えるとさらに好ましい。黒鉛化工程の熱処理温度は、2400℃以上、より好ましくは2600℃以上、さらに好ましくは2800℃以上、特に好ましくは2900℃以上である。なお、黒鉛化工程は炭化工程に続けて連続で行ってもよいが、炭化工程後に温度を冷却して、その後に黒鉛化工程を単独で行っても構わない。
炭化工程および黒鉛化工程を経た後のグラファイトフィルムは、グラファイト骨格を形成しないN2、フィラー(リン酸系)などの内部ガス発生によりグラファイト層が持ち上げられた発泡状態にある。黒鉛化工程後に発泡状態にあるグラファイトフィルムの場合には、圧縮処理、圧延処理などの加圧処理工程をおこなって耐屈曲性を向上させることもできる。
<グラファイトフィルムの物性>
<表面性の評価> グラファイトフィルムの表面表面性の評価は、ブツの発生と、表面剥がれの程度から評価した。具体的には、30mm角にカットしたグラファイトフィルムの表面に発生する長径0.1mm以上のブツ(膨れ)の個数(A)と、30mm角にカットしたグラファイトフィルムと50mm角のポリイミドフィルム(カネカ製ポリイミドフィルムアピカルAH:50μm)を積層し、平らな台の上でISO/DIS 2411に記載の質量2kgのローラーで圧着し、グラファイトフィルムを剥した後に、ポリイミドフィルム上に付く長径0.1mm以上の黒鉛粉の個数(B)で評価した。目視にて、ブツの個数(A)、黒鉛粉の個数(B)共に2個未満はA、ブツの個数(A)が2個以上5個未満で、黒鉛粉の個数(B)が2個未満はB、黒鉛粉の個数(B)が5個以上10個未満はC、黒鉛粉の個数(B)が10個以上20個未満はD、黒鉛粉の個数(B)が20個以上はEと記載した。
<グラファイトフィルムのシワ>
グラファイトフィルムのシワの発生程度を評価した。図4のようなフィルム端部からの入り込みが5mm以上のシワが、0個はA、1個以上5個未満はBと記載した。
<生産性>
生産性は、高分子フィルムの厚みを考慮した、黒鉛化工程の昇温時間から評価した。具体的には、黒鉛化工程の昇温時間(T)(Hr)を高分子フィルムの厚み(Th)(μm)で割った値(T/Th)が0.6未満の場合を「A」、0.6以上の場合を「B」とした。
(実施例1)
厚み75μm、サイズ250mm×310mmのカネカ製ポリイミドフィルム:アピカルAHを厚み200μm、サイズ260mm×320mmの天然黒鉛シートと交互に100枚積層して、5g/cm2の荷重がフィルムにかかるように黒鉛製の重石板を載せた。積層品を炭化炉にセットし、1400℃まで0.5℃/minの昇温速度で炭化した。
次に得られた炭化フィルムをキーエンス製レーザーマーカMD−T1010にて、レーザー波長532nm、レーザーパワー80%、周波数50kHz、速度50mm/minで円形にくり抜くように貫通孔を形成した。その後、超音波洗浄機にてレーザー加工にて発生した炭素の粉を除去した。孔は、直径0.04mm、孔ピッチ0.80mm、孔数156個/cm2、孔外径間距離0.76mmとした。
次にこの炭化フィルムを再度200μmの天然黒鉛シートと交互に100枚積層して、5g/cm2の荷重がフィルムにかかるように黒鉛製の重石板を載せた後、黒鉛化炉に投入し、2900℃まで3.3℃/minの昇温速度で黒鉛化した。
得られたフィルムを10MPaの圧力で圧縮し、得られたグラファイトフィルムの物性を評価した。結果を表1に示す。
(実施例2)
孔を直径0.04mm、孔ピッチ0.60mm、孔数278個/cm2、孔外径間距離0.56mmとしたこと以外は、実施例1と同様である。結果を表1に示す。
(実施例3)
孔を直径0.04mm、孔ピッチ0.45mm、孔数494個/cm2、孔外径間距離0.41mmとしたこと以外は、実施例1と同様である。結果を表1に示す。
(実施例4)
孔を直径0.04mm、孔ピッチ0.35mm、孔数816個/cm2、孔外径間距離0.31mmとしたこと以外は、実施例1と同様である。結果を表1に示す。
(実施例5)
孔を直径0.04mm、孔ピッチ0.30mm、孔数1111個/cm2、孔外径間距離0.26mmとしたこと以外は、実施例1と同様である。結果を表1に示す。
(比較例1)
孔を設けなかったこと以外は、実施例1と同様である。結果を表1に示す。
(比較例2)
孔を設けなかったことと、黒鉛化工程の昇温速度を1℃/minにしたこと以外は、実施例1と同様である。結果を表1に示す。
比較例3)
孔を直径0.04mm、孔ピッチ1.10mm、孔数83個/cm2、孔外径間距離1.06mmとしたこと以外は、実施例1と同様である。結果を表1に示す。
厚み75μmのポリイミドフィルムを用い、炭化昇温速度を0.5℃/minと低速度化した場合、比較例1や比較例2のように黒鉛化昇温速度を1℃/min以上と速くすると、得られるグラファイトフィルムは表面剥がれが発生し、ボロボロの状態であった。また、比較例3のように孔外径間距離が1.06mmと広く、孔の個数も83個/cm2と少ない場合も同様にグラファイトフィルムの表面はボロボロであった。一方、炭化フィルムに孔を形成した実施例1〜実施例5では、比較例1と同様の炭化・黒鉛化昇温速度で熱処理を行ったが、グラファイトフィルムの表面剥がれの発生が抑制されていた。また、実施例1ではやや表面剥がれが発生していたが、孔のピッチを狭くし、孔数を増やすことで実施例4ではブツは多少発生するものの表面剥がれは完全に抑制され、実施例5のように孔外径間距離が0.26で、1111個/cm2の孔を形成した場合、表面剥がれ、ブツともに抑制されたグラファイトフィルムを得ることができた。
(実施例6)
厚み75μm、サイズ250mm×310mmのカネカ製ポリイミドフィルム:アピカルAHをキーエンス製レーザーマーカMD−T1010にて、レーザー波長532nm、レーザーパワー80%、周波数100kHz、速度50mm/minで円形にくり抜くように貫通孔を形成した。その後、超音波洗浄機にてレーザー加工にて発生した粉を除去した。孔は、直径0.1mm、孔ピッチ1.0mm、孔数100個/cm2、孔外径間距離0.90mmとした。
次に、この孔を形成したポリイミドフィルムを厚み200μm、サイズ260mm×320mmの天然黒鉛シートと交互に100枚積層して、5g/cm2の荷重がフィルムにかかるように黒鉛製の重石板を載せた。積層品を炭化炉にセットし、1400℃まで0.5℃/minの昇温速度で炭化した。炭化後の孔は、直径0.08mm、孔ピッチ0.83mm、孔数145個/cm2、孔外径間距離0.75mmであった。
次に得られた炭化フィルムを 次にこの炭化フィルムを再度200μmの天然黒鉛シートと交互に100枚積層して、5g/cm2の荷重がフィルムにかかるように黒鉛製の重石板を載せた後、黒鉛化炉に投入し、2900℃まで3.3℃/minの昇温速度で黒鉛化した。
得られたフィルムを10MPaの圧力で圧縮し、得られたグラファイトフィルムの物性を評価した。結果を表2に示す。
(実施例7)
ポリイミドフィルムに孔を直径0.1mm、孔ピッチ0.8mm、孔数156個/cm2、孔外径間距離0.9mmとしたこと以外は、実施例6と同様である。尚、炭化後の孔は、直径0.08mm、孔ピッチ0.66mm、孔数227個/cm2、孔外径間距離0.58mmであった。結果を表2に示す。
(実施例8)
ポリイミドフィルムに孔を直径0.1mm、孔ピッチ0.6mm、孔数278個/cm2、孔外径間距離0.5mmとしたこと以外は、実施例6と同様である。尚、炭化後の孔は、直径0.08mm、孔ピッチ0.50mm、孔数403個/cm2、孔外径間距離0.42mmであった。結果を表2に示す。
(実施例9)
ポリイミドフィルムに孔を直径0.1mm、孔ピッチ0.5mm、孔数400個/cm2、孔外径間距離0.4mmとしたこと以外は、実施例6と同様である。尚、炭化後の孔は、直径0.08mm、孔ピッチ0.42mm、孔数581個/cm2、孔外径間距離0.33mmであった。結果を表2に示す。
(実施例10)
ポリイミドフィルムに孔を直径0.1mm、孔ピッチ0.45mm、孔数494個/cm2、孔外径間距離0.4mmとしたこと以外は、実施例6と同様である。尚、炭化後の孔は、直径0.08mm、孔ピッチ0.37mm、孔数717個/cm2、孔外径間距離0.29mmであった。結果を表2に示す。
(実施例11)
ポリイミドフィルムに孔を直径0.1mm、孔ピッチ0.40mm、孔数625個/cm2、孔外径間距離0.30mmとしたこと以外は、実施例6と同様である。尚、炭化後の孔は、直径0.08mm、孔ピッチ0.33mm、孔数907個/cm2、孔外径間距離0.25mmであった。結果を表2に示す。
(実施例12)
ポリイミドフィルムに孔を直径0.05mm、孔ピッチ0.40mm、孔数625個/cm2、孔外径間距離0.35mmとしたこと以外は、実施例6と同様である。尚、炭化後の孔は、直径0.04mm、孔ピッチ0.33mm、孔数907個/cm2、孔外径間距離0.29mmであった。結果を表2に示す。
(実施例13)
ポリイミドフィルムに孔を直径0.05mm、孔ピッチ0.35mm、孔数816個/cm2、孔外径間距離0.3mmとしたこと以外は、実施例6と同様である。尚、炭化後の孔は、直径0.04mm、孔ピッチ0.29mm、孔数1185個/cm2、孔外径間距離0.25mmであった。結果を表2に示す。
(実施例14)
ポリイミドフィルムに孔を直径0.15mm、孔ピッチ0.45mm、孔数494個/cm2、孔外径間距離0.3mmとしたこと以外は、実施例6と同様である。尚、炭化後の孔は、直径0.12mm、孔ピッチ0.37mm、孔数717個/cm2、孔外径間距離0.25mmであった。結果を表2に示す。
(実施例15)
ポリイミドフィルムに孔を直径0.20mm、孔ピッチ0.5mm、孔数400個/cm2、孔外径間距離0.3mmとしたこと以外は、実施例6と同様である。尚、炭化後の孔は、直径0.17mm、孔ピッチ0.42mm、孔数581個/cm2、孔外径間距離0.25mmであった。結果を表2に示す。
(比較例4)
ポリイミドフィルムに孔を形成しなかったこと以外は、実施例6と同様である。
結果を表2に示す。
炭化フィルムに孔を形成した表1の結果と同様に、原料フィルムであるポリイミドフィルムに孔を形成した場合も表面剥がれを抑制することができた。比較例4では、孔が形成されていないため、表面剥がれが顕著に起こったが、100個/cm2で孔を形成した実施例6では、表面剥がれをやや抑制できており、孔数を増やした実施例7〜実施例10ではさらに表面性の向上が見られた。また、貫通孔径を変更する場合、実施例11、実施例13〜実施例15の結果から孔外径間距離を同じにすることで、いずれの実施例でも表面性が良好なグラファイトシートを得ることができた。
(実施例16)
厚み125μm、サイズ250mm×310mmのカネカ製ポリイミドフィルム:アピカルAHをキーエンス製レーザーマーカMD−T1010にて、レーザー波長532nm、レーザーパワー80%、周波数100kHz、速度30mm/minで円形にくり抜くように貫通孔を形成した。その後、超音波洗浄機にてレーザー加工にて発生した粉を除去した。孔は、直径0.1mm、孔ピッチ0.3mm、孔数1111個/cm2、孔外径間距離0.20mmとした。
次に、この孔を形成したポリイミドフィルムを厚み200μm、サイズ260mm×320mmの天然黒鉛シートと交互に100枚積層して、5g/cm2の荷重がフィルムにかかるように黒鉛製の重石板を載せた。積層品を炭化炉にセットし、1400℃まで0.5℃/minの昇温速度で炭化した。炭化後の孔は、直径0.08mm、孔ピッチ0.25mm、孔数1613個/cm2、孔外径間距離0.17mmであった。
次に得られた炭化フィルムを 次にこの炭化フィルムを再度200μmの天然黒鉛シートと交互に100枚積層して、5g/cm2の荷重がフィルムにかかるように黒鉛製の重石板を載せた後、黒鉛化炉に投入し、2900℃まで0.5℃/minの昇温速度で黒鉛化した。
得られたフィルムを10MPaの圧力で圧縮し、得られたグラファイトフィルムの物性を評価した。結果を表3に示す。
(実施例17)
ポリイミドフィルムに孔を直径0.10mm、孔ピッチ0.25mm、孔数1600個/cm2、孔外径間距離0.15mmとしたこと以外は、実施例16と同様である。尚、炭化後の孔は、直径0.08mm、孔ピッチ0.21mm、孔数2323個/cm2、孔外径間距離0.12mmであった。結果を表3に示す。
(実施例18)
ポリイミドフィルムに孔を直径0.10mm、孔ピッチ0.20mm、孔数2500個/cm2、孔外径間距離0.10mmとしたこと以外は、実施例16と同様である。尚、炭化後の孔は、直径0.08mm、孔ピッチ0.17mm、孔数3629個/cm2、孔外径間距離0.08mmであった。結果を表3に示す。
(実施例19)
ポリイミドフィルムに孔を直径0.05mm、孔ピッチ0.15mm、孔数4444個/cm2、孔外径間距離0.10mmとしたこと以外は、実施例16と同様である。尚、炭化後の孔は、直径0.04mm、孔ピッチ0.12mm、孔数6452個/cm2、孔外径間距離0.08mmであった。結果を表3に示す。
(実施例20)
ポリイミドフィルムに孔を直径0.02mm、孔ピッチ0.13mm、孔数15917個/cm2、孔外径間距離0.11mmとしたこと以外は、実施例16と同様である。尚、炭化後の孔は、直径0.02mm、孔ピッチ0.11mm、孔数8589個/cm2、孔外径間距離0.09mmであった。結果を表3に示す。
(実施例21)
黒鉛化昇温速度を0.5℃/minにしたこと以外は、実施例16と同様である。尚、結果を表3に示す。
(比較例5)
ポリイミドフィルムに孔を形成しなかったこと以外は、実施例16と同様である。結果を表3に示す。
(比較例6)
ポリイミドフィルムに孔を形成しなかったこと以外は、実施例21と同様である。結果を表3に示す。
表3では、高分子フィルムの厚みを125μmと厚いポリイミドフィルムを用いた。そのため、比較例5のように孔を形成しなかった場合、黒鉛化昇温速度を2℃/minとした場合はもちろん、75μmでは、表面剥がれを抑えることはできた黒鉛化昇温速度0.5℃/minとした場合(比較例6)にも、表面剥がれが顕著に発生した。
一方、比較例8と実施例21の比較から、125μmのポリイミドフィルムについても孔を形成することで、表面剥がれが抑制できることがわかる。また、実施例16〜実施例18のように黒鉛化速度を2℃/minと速くした場合でも孔の数を増やすことで、表面剥がれを抑制することができた。また、実施例18〜実施例20の比較から、孔の直径を変更した場合でも孔外径間距離を同じにすることで、いずれの実施例でも良好な表面性を有するグラファイトフィルムを得ることができた。実施例20については、ポリイミドフィルムに形成した孔の直径が0.02mmと小さかったが、孔数を5917個/cm2(炭化フィルムに形成された孔数は、8589個/cm2)にすることで、良好な表面性を有するグラファイトフィルムを得ることができた。
(実施例22)
ポリイミドフィルムに孔を形成する条件を、レーザー波長532nm、レーザーパワー80%、周波数100kHz、速度80mm/minで円形にくり抜くように孔を形成し、孔の深さがフィルムの厚さの80%にしたこと以外は、実施例11と同様である。結果を表4に示す。
(実施例23)
ポリイミドフィルムに孔を形成する条件を、レーザー波長532nm、レーザーパワー80%、周波数100kHz、速度100mm/minで円形にくり抜くように孔を形成し、孔の深さがフィルムの厚さの50%にしたこと以外は、実施例11と同様である。結果を表4に示す。
(実施例24)
ポリイミドフィルムに孔を形成する条件を、レーザー波長532nm、レーザーパワー80%、周波数100kHz、速度120mm/minで円形にくり抜くように孔を形成し、孔の深さがフィルムの厚さの40%にしたこと以外は、実施例11と同様である。結果を表4に示す。
実施例11、実施例22〜実施例24では、孔の深さを変更した。その結果、孔の深さが50%以上である実施例22、23では、孔の深さが100%の貫通孔である実施例11と同様の表面剥がれ抑制効果があることがわかった。
1 孔
2 孔ピッチ
3 孔外径間距離
4 孔直径
5 孔1の中心と孔1の最外端を通る直線上の線分
6 最外端を通る直線上の線分5と、これに直交する直線上の線分
11 ブツ不良
12 表面剥がれ不良
51 シワ

Claims (5)

  1. 炭化フィルムを熱処理してグラファイトフィルムを製造する方法、又は、高分子フィルムを熱処理して炭化フィルムを経てグラファイトフィルムを製造する方法であって、当該炭化フィルムには、100〜9000個/cm2の孔が形成されていることを特徴とするグラファイトフィルムの製造方法。
  2. 高分子フィルムを熱処理して炭化フィルムを経てグラファイトフィルムを製造する方法であって、当該高分子フィルムには100〜9000個/cm2の孔が形成されていることを特徴とするグラファイトフィルムの製造方法。
  3. 該孔が、フィルムの厚みの50%以上の深さを有する、または貫通孔であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のグラファイトフィルムの製造方法。
  4. 該孔が高分子フィルムの段階で形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のグラファイトフィルムの製造方法。
  5. 該孔の外径間距離が0.7mm以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のグラファイトフィルムの製造方法。
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