JP2014015744A - 点検窓の取付方法及び点検窓取付構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送装置等の内部の状況などを点検するための点検窓を、装置のケーシング等に取り付ける点検窓の取付方法及び点検窓取付構造体を提供する。
【解決手段】本発明は、内部の点検を必要とする装置のケーシング又はフレームの外表面に点検窓100を取り付ける点検窓の取付方法であって、装置のケーシング等の外表面の所定位置に、点検窓の金属製枠体の他面側を接合させる枠体接合工程と、枠体接合工程の後、ヒンジが有する一方の部材と他方の部材の各々に設けられた貫通孔に、ヒンジピンを挿通させ、金属製蓋体を金属製枠体に取り付ける蓋体取付工程と、を備える点検窓の取付方法に関する。また、装置と、本発明の点検窓の取付方法により装置201のケーシング等の外表面の所定位置に取り付けられた点検窓100と、を備える点検窓取付構造体301に関する。
【選択図】図1

Description

本発明は、点検窓の取付方法及び点検窓取付構造体に関する。更に詳しくは、本発明は、粉粒体、箱・固形体等を搬送するための各種コンベヤなどの搬送装置、及び定量供給機、排出ゲート等の周辺機器や接続シュートなどの機能、及び内部の状況を点検するための点検窓を、装置のケーシングやフレームに容易に取り付けることができる点検窓の取付方法、及び装置と点検窓とを備える点検窓取付構造体に関する。
粉粒体、箱・固形体等を搬送するための各種コンベヤ等の搬送装置などでは、内部を点検するための点検窓が取り付けられており、例えば、粉粒体を搬送するための各種コンベヤなどの搬送装置のケーシングやフレームに取り付けられる点検窓が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このような点検窓は、定期的なメンテナンス及び搬送装置などの運転状態の確認等のために、搬送装置などの内部を作業者が目視により確認するための窓であり、枠体と、ヒンジにより枠体に開閉可能に取り付けられた蓋体とを備える。そして、枠体がケーシングやフレームに溶接などの方法によって固着され、固定されている。
特開2002−220109号公報
上述のような点検窓は用途等によって各種の寸法のものがあるが、金属製の枠体、蓋体及び開閉レバー等を備える点検窓は、最も小型のものであっても相当な重量を有し、特に、点検窓の取り付け面が略鉛直面である場合、点検窓を溶接等により取り付ける作業は容易ではない。また、点検窓は、蓋体をヒンジにより開閉するようになっているが、点検作業時、特に、点検窓の取り付け面が略鉛直面であって、蓋体が上方に向かって開くように取り付けられているときなど、点検作業中に誤って蓋体が閉まってしまい、作業者が手指等に思わぬ怪我を負うことがあり得る。
また、点検窓は、屋外に取り付けられることも多く、風雨等による発錆などの腐食を抑えるため、通常、防錆塗料等が塗布される。この場合、特許文献1に記載の点検窓において、ヒンジピン及びレバーピンが、それぞれ溶接によってヒンジ本体及びレバー受けに接合される場合、ヒンジピンをヒンジに設けられた貫通孔に挿入し、ヒンジピンをヒンジ外面に点溶接するときには、点検窓には防錆塗装が施されておらず、溶接後、溶接部も含めて全体に防錆塗料等を塗布することになる。そのため、ヒンジの一方の部材と他方の部材との合わせ面、及びヒンジとヒンジピンとの合わせ面は十分に塗装することができず、発錆等の腐食が発生することがある。更に、蓋体を開いたときに、特に開閉レバー等が搬送装置などのケーシング等の外表面に衝突し、外表面に施された防錆塗装が剥がれてしまい、ケーシング等が発錆し、腐食されることもある。
本発明は、上述の従来技術の状況に鑑みてなされたものであり、粉粒体、箱・固形体等を搬送するための各種コンベヤなどの搬送装置、及び定量供給機、排出ゲート等の周辺機器や接続シュートなどの機能、及び内部の状況を点検するための点検窓を、ケーシングやフレームに容易に取り付けることができる点検窓の取付方法、及び装置と点検窓とを備える点検窓取付構造体を提供することを目的とする。
本発明は以下のとおりである。
1.内部の点検を必要とする装置のケーシング又はフレームの外表面の所定位置に点検窓を取り付ける点検窓の取付方法であって、
前記点検窓は、金属製枠体と、前記金属製枠体の一面側の開口部を閉じることができる金属製蓋体と、前記金属製蓋体を前記金属製枠体に回動可能に取り付けるためのヒンジと、前記ヒンジと対向する側に取り付けられ、前記金属製蓋体を開閉させるための開閉レバーと、を備え、
前記ヒンジは、前記金属製枠体に固定された一方の部材と、前記金属製蓋体に固定された他方の部材と、前記一方の部材及び前記他方の部材の各々に設けられた貫通孔に挿通されたヒンジピンと、を有し、
前記金属製枠体の前記ヒンジの前記一方の部材に対向する側には、ブラケットが固定され、前記開閉レバーには、前記ブラケットに設けられた凹部に嵌め込まれ、前記金属製蓋体を閉じるためのジョイント部材が取り付けられており、
前記金属製蓋体の前記ヒンジの前記他方の部材に対向する側にはレバー受けが固定され、前記レバー受けに設けられた貫通孔に挿通されたレバーピンにより、前記開閉レバーの長さ方向の一端側が前記レバー受けに回動可能に取り付けられており、
前記装置の前記ケーシングの前記外表面に、前記金属製枠体の他面側を接合させる枠体接合工程と、
前記枠体接合工程の後、前記ヒンジが有する前記一方の部材と前記他方の部材の各々に設けられた前記貫通孔に、前記ヒンジピンを挿通させ、前記金属製蓋体を前記金属製枠体に取り付ける蓋体取付工程と、を備えることを特徴とする点検窓の取付方法。
2.前記点検窓は、前記装置の前記ケーシングの前記外表面のうちの略水平方向となる面に、前記ヒンジが点検作業者の側を向くように取り付けられている前記1.に記載の点検窓の取付方法。
3.前記点検窓は、前記装置の前記ケーシングの前記外表面のうちの略鉛直方向となる面に、前記ヒンジが下方側となるように取り付けられている前記1.に記載の点検窓の取付方法。
4.前記ヒンジピンの径方向に貫通孔が設けられており、前記貫通孔には、前記ヒンジの前記一方の部材及び前記他方の部材からの前記ヒンジピンの抜け落ちを防止するためのヒンジピン固定用ピンの一部が挿通されている前記1.乃至3.のうちのいずれか1項に記載の点検窓の取付方法。
5.前記レバーピンの径方向に貫通孔が設けられており、前記貫通孔には、前記レバーピンの前記レバー受けからの抜け落ちを防止するためのレバーピン固定用ピンの一部が挿通されている前記1.乃至4.のうちのいずれか1項に記載の点検窓の取付方法。
6.前記装置は、粉粒体搬送用コンベヤ、箱・固形体搬送用コンベヤ、定量供給機、排出ゲート又は接続シュートである前記1.乃至5.のうちのいずれか1項に記載の点検窓の取付方法。
7.前記装置と、前記1.乃至6.のうちのいずれか1項に記載の点検窓の取付方法により前記装置の前記ケーシングの前記外表面の所定位置に取り付けられた前記点検窓と、を備えることを特徴とする点検窓取付構造体。
8.前記ヒンジピンの径方向に貫通孔が設けられており、前記貫通孔には、前記ヒンジの前記一方の部材及び前記他方の部材から前記ヒンジピンが抜け落ちるのを防止するためのヒンジピン固定用ピンの一部が挿通されており、
前記ヒンジピン固定用ピンがスナップピンであり、
前記スナップピンは、前記貫通孔に挿通された挿通側の先端部が、前記金属製枠体の外表面及び前記ヒンジの前記一方の部材の内表面に接触して前記ヒンジの外方へ突出しないようにされている前記7.に記載の点検窓取付構造体。
9.前記レバーピンの径方向に貫通孔が設けられており、前記貫通孔には、前記レバーピンの前記レバー受けからの抜け落ちを防止するためのレバーピン固定用ピンの一部が挿通されており、
前記レバーピン固定用ピンがスナップピンであり、
前記スナップピンは、前記貫通孔に挿通された挿通側部の先端部が、前記開閉レバーの裏面及び前記ジョイント部材に接触して前記レバー受けの外方へ突出しないようにされている前記7.又は8.に記載の点検窓取付構造体。
10.前記ヒンジの前記一方の部材の先端部に、前記金属製蓋体の回動を抑制する回動抑制部が設けられており、
前記金属製蓋体を開けたときに、前記ヒンジの前記他方の部材が前記回動抑制部に当接し、前記金属製蓋体の過回動が防止される前記7.乃至9.のうちのいずれか1項に記載の点検窓取付構造体。
11.前記ヒンジの前記一方の部材に前記金属製蓋体の回動を抑制する回動抑制板が取り付けられており、
前記金属製蓋体を開けたときに、前記ヒンジの前記他方の部材が前記回動抑制板に当接し、前記金属製蓋体の過回動が防止される前記7.乃至9.のうちのいずれか1項に記載の点検窓取付構造体。
12.前記金属製蓋体には、表面側に突設された補強用凸部が絞りプレス加工により形成されており、前記補強用凸部は、前記ヒンジの前記他方の部材と前記レバー受けとを結ぶ方向に設けられ、前記方向と略直行する方向の両端部側に位置している前記7.乃至11.のうちのいずれか1項に記載の点検窓取付構造体。
13.前記金属製枠体の内周面に少なくとも2個の網保持用部材が突設され、
一の網保持用部材は、前記金網の周縁部のうちの一部を、2枚の突設板の間に挟み込んで保持する部材であり、
他の網保持用部材は、雌ねじが螺設された固定用突設板を有する部材であり、
前記金網の前記周縁部のうちの前記一部に略対向する他部の網目に固定された金属板が、先端部に雄ねじが螺設されたボルトの前記雄ねじを前記雌ねじに螺合させることにより、前記固定用突設板に固定され、前記金網が前記金属製枠体の内部に保持されている前記7.乃至12.のうちのいずれか1項に記載の点検窓取付構造体。
14.前記ボルトは、頭部と雄ねじ部との間の円筒部の径が雄ねじ部の径よりも小さく、前記金属板には前記雄ねじが螺合される雌ねじが螺設されており、前記ボルトの前記雄ねじは、固定用突設板に螺設された前記雌ねじと、前記金属板に螺設された前記雌ねじとに螺合されている前記13.に記載の点検窓取付構造体。
本発明の点検窓の取付方法によれば、金属製枠体と、金属製蓋体と、開閉レバーとを備える点検窓のうちの枠体のみを装置のケーシング又はフレームの外表面に接合し、その後、開閉レバーが取り付けられた蓋体を枠体に取り付け、又は蓋体を枠体にとりつけた後、開閉レバーを蓋体に取り付け、点検窓を装置に取り付けることができる。そのため、枠体と蓋体と開閉レバーとが一体となった点検窓を取り付けるときと比べて、軽量であって取り付けが極めて容易であり、溶接等によって、枠体を装置のケーシング又はフレーム(以下、ケーシング等という。)の外表面に確実に接合させることができる。
また、点検窓が、装置のケーシング等の外表面のうちの略水平方向となる面に、ヒンジが点検作業者の側を向くように取り付けられている場合は、点検作業後、蓋体が作業者とは反対側に向かって閉められるため、作業者が誤って手指等に怪我を負う虞がない。
更に、点検窓が、装置のケーシング等の外表面のうちの略鉛直方向となる面に、ヒンジが下方側となるように取り付けられている場合は、蓋体が下方に向かって開けられるため、点検作業中に誤って蓋体が閉まってしまうことがない。
また、ヒンジピンの径方向に貫通孔が設けられており、貫通孔には、ヒンジの一方の部材及び他方の部材からのヒンジピンの抜け落ちを防止するためのヒンジピン固定用ピンの一部が挿通されている場合、及びレバーピンの径方向に貫通孔が設けられており、貫通孔には、レバーピンのレバー受けからの抜け落ちを防止するためのレバーピン固定用ピンの一部が挿通されている場合は、ヒンジピン及びレバーピンの抜け落ちを防止するためのピンの溶接、及び防錆塗装等を必要としないとともに、蓋体及び/又は開閉レバーの取り替え時の作業が容易になる。
更に、装置が、粉粒体搬送用コンベヤ、箱・固形体搬送用コンベヤ、定量供給機、排出ゲート又は接続シュートである場合は、これらの装置の機能、及び内部の状況を容易に、且つ十分に点検することができる。
本発明の点検窓取付構造体は、装置と、そのケーシング等の外表面の所定位置に取り付けられた点検窓とを備えるため、装置の保守、点検、及び内部の状況を容易に、且つ十分に点検することができる。
また、ヒンジピン固定用ピンであるスナップピンの先端部が、ヒンジの外方へ突出しないようにされている場合、及びレバーピン固定用ピンであるスナップピンの先端部が、レバー受けの外方へ突出しないようにされている場合は、点検時、特に蓋体の開閉時に、作業者が誤ってスナップピンの先端部に触れ、手指等に怪我を負うことがあり得るが、それが防止される。
更に、ヒンジの一方の部材の先端部に回動抑制部が設けられており、蓋体を開けたときに、蓋体の過回動が防止される場合、及びヒンジの一方の部材に回動抑制板が取り付けられており、蓋体を開けたときに、蓋体の過回動が防止される場合は、特に点検窓が装置のケーシング等の略鉛直面に、蓋体が下方に向かって開くように取り付けられたときに、開閉レバーの先端部が装置のケーシング等の外表面に衝突すること、及び衝突によりケーシング等が傷付くことによる発錆が防止され、開閉レバー及び/又は蓋体とケーシング等との間に作業者が手指などを挟まれて怪我を負うこともあり得るが、それが防止される。
また、蓋体には、表面側に突設された補強用凸部が絞りプレス加工により形成されており、補強用凸部は、ヒンジの他方の部材とレバー受けとを結ぶ方向に設けられ、この方向と略直行する方向の両端部側に位置している場合は、特に点検窓が大型であるときに、閉じられた蓋体が表面側に膨らんで変形することが防止され、枠体と蓋体との間の水密性の低下、及び内部が加圧されているときに、加圧気体の漏れによる内部圧力の低下を抑えることができる。
更に、金属製枠体の内周面に少なくとも2個の網保持用部材が突設され、金網の周縁部のうちの一部を挟持して保持する一の部材と、ボルトにより金網の周縁部のうちの他部を固定して保持する他の部材とで、金網が保持されている場合は、金網を確実に固定することができ、誤って外れてしまうことが防止され、作業者が不用意に装置の内部に手指を入れてしまうこともない。
また、ボルトは、頭部と雄ねじ部との間の円筒部の径が雄ねじ部の径よりも小さく、金属板には雄ねじが螺合される雌ねじが螺設されており、ボルトの雄ねじが、固定用突設板に螺設された雌ねじと、金属板に螺設された雌ねじとに螺合されている場合は、保守、点検等のため金網を取り外すときに、ボルトを網保持用部材のうちの他の部材から外したとしても、ボルトが金網の金属板から外れることがない。そのため、ボルトが誤って装置内に落下してしまうことが防止される。
尚、点検時には、作業者は測定具を操作したり、測定結果を記録したりするため、素手であることが多く、上述のように、怪我の虞もあるが、それが防止される構成とすることは極めて有意なことである。
装置がトラフチェンコンベヤであり、そのケーシングの略水平方向の外表面に点検窓が取り付けられた点検窓取付構造体の模式的な斜視図である。 装置がバケットコンベヤであり、そのケーシングの略鉛直方向の外表面に、蓋体が上方から下方へと回動して開けられるように点検窓が取り付けられた点検窓取付構造体の模式的な正面図である。 装置がバケットコンベヤであり、そのケーシングの略鉛直方向の外表面に、蓋体が左右方向に回動して開けられるように点検窓が取り付けられた点検窓取付構造体の模式的な正面図である。 点検窓の一例を、開閉レバー、金属製蓋体、金網及び金属製枠体に分解して上方からみた斜視図である。尚、(a)はスナップピン33a、54aの拡大図である。 図4の点検窓であって、金属製蓋体が閉じられている状態を側方からみた一部断面図である。 金属製蓋体の表面側に設けられた補強用凸部を説明するための斜視図である。 補強用凹部が設けられた開閉レバーの斜視図である。 ヒンジピン固定用ピンであるスナップピンのヒンジピンの貫通孔に挿通された側を長くして、先端部がヒンジから外方へ突出しないようにした様子、及び金網を固定し、外したときに抜け落ちて装置内等へ落下してしまうのを防止する構造のボルトを説明するための一部断面図である。 ヒンジピン固定用ピンであるスナップピンがヒンジから外方へ突出していない様子を説明するための一部断面図である。 レバーピン固定用ピンであるスナップピンのレバーピンの貫通孔に挿通された側を長くして、先端部がレバー受けから外方へ突出しないようにした様子を説明するための一部断面図である。 レバーピン固定用ピンであるスナップピンがレバー受けから外方へ突出していない様子を説明するための一部断面図である。 ヒンジの一方の部材に金属製蓋体の回動を抑える回動抑制部が設けられている様子を説明するための一部断面図である。 ヒンジの他方の部材が回動抑制部に当接し、金属製蓋体の過回動が防止されている様子を説明するための一部断面図である。 ヒンジの一方の部材に金属製蓋体の回動を抑える回動抑制板が取り付けられている様子を説明するための一部断面図である。 ヒンジの他方の部材が回動抑制板に当接し、金属製蓋体の過回動が防止されている様子を説明するための一部断面図である。 ヒンジの一方の部材に金属製蓋体の回動を抑える図14、15とは異なる他形態の回動抑制板が取り付けられている様子を説明するための一部断面図である。 ヒンジの他方の部材が他形態の回動抑制板に当接し、過回動が防止されている様子を説明するための一部断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明を詳しく説明する。尚、本発明は、添付した図面の記載に限定されるものではない。
[1]点検窓の取付方法及び点検窓取付構造体
本発明の点検窓の取付方法は、内部の点検を必要とする装置のケーシング等の外表面に点検窓100を取り付ける点検窓の取付方法であって、点検窓100は、金属製枠体1(以下、枠体1ということもある。)と、枠体1の一面側の開口部1aを閉じることができる金属製蓋体2(以下、蓋体2ということもある。)と、蓋体2を枠体1に回動可能に取り付けるためのヒンジ3と、ヒンジ3と対向する側に取り付けられ、蓋体2を開閉させるための開閉レバー5と、を備える。
尚、本発明の点検窓の取付方法は、内部の点検を必要とする装置に取り付けられる点検窓100全てを対象とする。従って、点検窓100が上述のケーシング等ではない他の部材の外表面に取り付けられている場合も含まれるものとする。
また、ヒンジ3は、金属製枠体1に固定された一方の部材31と、金属製蓋体2に固定された他方の部材32と、一方の部材31及び他方の部材32の各々に設けられた貫通孔に挿通されたヒンジピン33と、を有する。更に、枠体1のヒンジ3の一方の部材31に対向する側には、ブラケット52が固定され、開閉レバー5には、ブラケット52に設けられた凹部52aに嵌め込まれ、蓋体2を閉じるためのジョイント部材53が取り付けられている。また、蓋体2のヒンジ3の他方の部材32に対向する側にはレバー受け51が固定され、レバー受け51に設けられた貫通孔に挿通されたレバーピン54により、開閉レバー5の長さ方向の一端側がレバー受け51に回動可能に取り付けられている。
本発明の点検窓の取付方法では、上述のような構成を備える点検窓100を、内部の点検を必要とする装置のケーシング等の外表面の所定位置に取り付ける。この点検窓の取付方法は、
装置のケーシング等の外表面の所定位置に、金属製枠体1の他面側(図4、5の他面側の端面1b参照)を接合させる枠体接合工程と、この枠体接合工程の後、ヒンジ3が有する一方の部材31と他方の部材32の各々に設けられた貫通孔に、ヒンジピン33を挿通させ、金属製蓋体2を金属製枠体1に取り付ける蓋体取付工程と、を備える。
尚、開閉レバー5は、蓋体2を枠体1に取り付けるときに、蓋体2に取り付けられていてもよいし、蓋体2を枠体1にとりつけた後、蓋体2に取り付けてもよい。
更に、本発明の点検窓取付構造体301、302は、装置201、202と、本発明の点検窓の取付方法により、装置201、202のケーシング等の外表面の所定位置に取り付けられた点検窓100とを備える。
本発明の点検窓の取付方法は、装置のケーシング等の外表面の所定位置に、金属製枠体1の他面側(図4、5の他面側の端面1b参照)を接合させる枠体接合工程を備える。接合方法は特に限定されないが、通常、溶接により接合される。また、この枠体接合工程では、枠体1のみが接合される。即ち、蓋体2及び開閉レバー5が取り付けられていない枠体1のみが接合される。点検窓100では、通常、枠体1の重量より、蓋体2と開閉レバー5との合計重量のほうが大きい。従って、特に、点検窓が装置のケーシング等の略鉛直方向に取り付けられる場合、蓋体2及び開閉レバー5が取り付けられた枠体1を溶接等により接合するときと比べて、枠体1のみを接合する本発明の取付方法では、取り付け作業が極めて容易であり、且つ安全である。
点検窓100は、装置のケーシング等の外表面の所定位置に取り付けられる。点検窓100が、装置のケーシング等の外表面のうちの略水平方向(水平方向に対して±20°の範囲を含むものとする。)となる面に取り付けられる場合は、作業者が怪我をしないようにするという観点では、ヒンジ3が点検作業者の側を向くように取り付けられることが好ましい(図1参照、図1では、作業者はトラフチェンコンベヤ201の手前側に立って作業することになる。)。このようにヒンジ3が作業者の側を向くように取り付けられれば、蓋体2は作業者の側へと回動して開けられることになり、点検作業中に蓋体2が誤って閉まったとしても、作業者が思わぬ怪我を負うことが抑制される。一方、点検作業のし易さの観点では、ヒンジ3が点検作業者の反対側を向くように取り付けることが好ましい。この場合、蓋体2は作業者の手前側から反対側へと回動して開けられることになり、蓋体2の開閉等の作業が容易である。
点検窓100が、装置のケーシング等の外表面のうちの略鉛直方向(鉛直方向に対して±20°の範囲を含むものとする。)となる面に取り付けられる場合は、ヒンジ3が下方側となるように取り付けられることが好ましい(図2参照)。このようにヒンジ3が下方側となるように取り付けられれば、蓋体2は上方から下方へと回動して開けられることになり、点検作業中に蓋体2が誤って閉まってしまい、作業者が思わぬ怪我を負うことが防止される。また、点検窓100が装置のケーシング等の外表面のうちの略鉛直方向となる面に取り付けられるときは、点検窓100は蓋体2が左右方向に回動して開くように取り付けられていてもよい(図3参照)。この場合、上述のような怪我の虞はないため、蓋体2は左右いずれの方向に開くように取り付けられていてもよい。
点検窓100は、上述のように、各種の装置のケーシング等の外表面のうちの、略水平方向、又は略鉛直方向に取り付けられることが多い。例えば、トラフチェンコンベヤ201のケーシングの外表面のうちの上面(略水平面)の所定位置に取り付けられ、点検窓取付構造体301が構成される(図1参照)。更に、バケットコンベヤ202のケーシングの外表面のうちの側面(略鉛直面)の所定位置に、蓋体2が上方から下方へと回動するように取り付けられ、点検窓取付構造体302が構成される(図2参照)。また、このように点検窓100がバケットコンベヤ202のケーシングの外表面のうちの側面に取り付けられる場合、点検窓100は、蓋体2が左右方向に回動するように取り付けられ、点検窓取付構造体302が構成されてもよい(図3参照)。
尚、点検窓100は、上述の略水平方向及び略鉛直方向以外の方向、即ち、水平方向に対して±20°の範囲、及び鉛直方向に対して±20°の範囲、を除く傾きの斜面に取り付けて用いることもできる。
上述のように、点検窓100は、各種の装置のケーシング等の外表面のうちの、略水平方向、又は略鉛直方向に取り付けられることが多いが、前述の傾斜角度に含まれないこともある。その場合、点検窓100は、点検作業のし易さ、及び点検作業中に開けた蓋体2が風圧等の何らかの理由で閉まってしまったときに、作業者が手指等を挟まれ、怪我することがあり得るが、それを防止するという観点で、取り付ける方向を設定することが好ましい。
更に、ヒンジピン33の径方向に貫通孔が設けられており、貫通孔には、ヒンジ3の一方の部材31及び他方の部材32からのヒンジピン33の抜け落ちを防止するためのヒンジピン固定用ピン33aの一部が挿通されていることが好ましい。また、レバーピン54の径方向に貫通孔が設けられており、貫通孔には、レバーピン54のレバー受け51からの抜け落ちを防止するためのレバーピン固定用ピン54aの一部が挿通されていることが好ましい。このように、ヒンジピン33が、溶接ではなく、ヒンジピン固定用ピン33aにより固定されておれば、ヒンジピン33を溶接により固定する必要がなく、溶接後の溶接部の防錆塗装の必要もない。また、レバーピン54が、溶接ではなく、レバーピン固定用ピン54aにより固定されておれば、レバーピン54を溶接により固定する必要がなく、溶接後の溶接部の防錆塗装の必要もない。更に、蓋体2及び/又は開閉レバー5の取り替え時の作業も容易である。
点検窓100が取り付けられる装置は、装置内部を覗いて、装置の機能、及び内部の状況を点検する必要のある装置であり、特に限定されない。このような装置としては、例えば、トラフチェンコンベヤ、バケットコンベヤ等の粉粒体搬送用コンベヤ、ベルトコンベヤ、ローラコンベヤ等の箱・固形体搬送用コンベヤ、テーブルフィーダー、サークルフィーダー、ローダリーフィーダー等の定量供給機などの他、排出ゲート、方向切替ゲート、ダブルダンパー、接続シュート等が挙げられる。
[2]点検窓取付構造体が備える点検窓
点検窓取付構造体301、302が備える点検窓100は、前述のような構成を有することが好ましいが、以下のような特徴を有する点検窓100であることが特に好ましい。
ヒンジ3は、前述のように、金属製枠体1に固定された一方の部材31と、金属製蓋体2に固定された他方の部材32と、一方の部材31及び他方の部材32の各々に設けられた貫通孔に挿通されたヒンジピン33と、を有する(図4、5、8、9等参照)。更に、金属製蓋体2のヒンジ3の他方の部材32に対向する側にはレバー受け51が固定され、レバー受け51に設けられた貫通孔に挿通されたレバーピン54により、開閉レバー5の長さ方向の一端側がレバー受け51に回動可能に取り付けられている(図4、10、11参照)。
また、開閉レバー5は、一端側と他端側との間で屈曲しており、屈曲部の幅方向の中央部に補強用凹部5aが設けられている(図7等参照)。更に、金属製枠体1のヒンジ3の一方の部材31に対向する側には、ブラケット52が固定され、開閉レバー5には、ブラケット52に設けられた凹部52aに嵌め込まれ、金属製蓋体2を閉じられた状態に保持するためのジョイント部材53が取り付けられている(図4、5、10等参照)。
金属製枠体1は、両面が開口しており、金属製蓋体2により閉じられる一面側1a(図4参照)とは反対側の他面側1b(図4、5参照)が搬送装置などのケーシング等の外表面の所定位置に設けられた開口部の周縁部に接合され、固定される。枠体1は、搬送装置などのケーシング等の外表面に強固に取り付け、固定する必要があるため、通常、溶接により取り付けられ、接合される。
金属製枠体1の平面形状は特に限定されず、円形、楕円形、及び正方形、長方形等の四角形、六角形等の多角形などとすることができる。枠体1の横断面形状は、長方形であることが多く、この場合、通常、四方の角部は丸みを帯びた形状とされる(図4参照)。このように丸みを持たせることで、作業者が点検窓を搬送装置などのケーシング等の外表面に接合するとき、及び接合後、搬送装置等の機能や内部の状況を点検するときなどに、枠体1の角部に触れて怪我をすること等が防止される。
金属製蓋体2は、金属製枠体1の一面側の開口部1aを閉じることができるように、ヒンジ3により枠体1に回動可能に取り付けられている(図4、5、8、9等参照)。蓋体2の平面方向の形状及び寸法は、枠体1の一面側の開口部1aを閉じることができる限り特に限定されない。具体的には、蓋体2の平面方向の形状は、枠体1の平面方向の形状と略同じ、即ち、略相似形であることが好ましい。
また、金属製蓋体2の平面方向の寸法は、蓋体2として枠体1の一面側の開口部1aを閉じることができる必要最小限の寸法であることが好ましく、枠体1の寸法を大きく超える蓋体2とする必要はない。このように、蓋体2は、平面方向の形状が枠体1と略同じ、即ち、略相似形であり、且つ枠体1の一面側の開口部1aを閉じることができる必要最小限の寸法であることがより好ましい(図4、5参照)。
上述のように、点検窓100の平面方向の形状及び寸法は特に限定されず、搬送装置等の種類、及び内部の状況を点検する必要のある面積等によって所定の形状、寸法とすることができる。例えば、金属製枠体1の平面形状が、四方の角部が丸みを帯びた長方形である場合、短辺が110〜150mm、長辺が180〜220mmの小型の点検窓100、短辺が180〜220mm、長辺が300〜320mmの中型の点検窓100、及び短辺が330〜380mm、長辺が470〜530mmの大型の点検窓100等とすることができる。
点検窓100としては、上述のように、小型のものから大型のものまで、各種の寸法のものがあるが、金属製蓋体2は相当に強い力で閉じられるため、特に大型の場合、蓋体2が表面側に向かって膨らんでしまうことがある。このように蓋体2が膨らんだ場合、後述のように、枠体1と蓋体2との間に緩衝材7を配設したとしても、十分な水密性を保持することができず、点検窓100内に雨水等が侵入することがある。また、内部が加圧されているとき、加圧用気体の漏れにより内部圧力が低下することがある。
上述のような場合、金属製蓋体2を厚くし、強度を高めれば、膨らみを防止することができるかもしれないが、点検窓100の蓋体2がより重くなり、開閉の操作性が低下するとともに、コスト高となってしまう。そこで、膨らみを防止するため蓋体2を補強構造とすることが望まれる。補強方法は特に限定されず、蓋体に補強用凸部2aを設けたり、内側に補強用リブを設けたりすることができる。これらの補強方法のうちでは、蓋体2に補強用凸部2aを設けることが好ましい(図6参照)。補強用リブの場合、通常、溶接により取り付けることになるが、溶接では、蓋体2と補強用リブとの合わせ面の塗装が確実に施行できず、発錆することがあり、蓋体2が歪んでしまうこともあるため好ましくない。
また。補強用凸部2aを設ける場合、表面側に突設させてもよく、内面側に突設させてもよいが、表面側に突設させることが好ましい。内面側に突設させたときは(表面側からみれば凹部となる。)、雨水等が溜まり、発錆の原因となることがある。更に、補強用凸部2aは絞りプレス加工により形成することが好ましい。また、補強用凸部2aは、ヒンジ3の他方の部材32とレバー受け51とを結ぶ方向に設けられ、この方向と略直行する方向の両端部側、例えば、両端部から全長さの1/6〜1/15の範囲に位置していることが好ましい。更に、補強用凸部2aの長さは、蓋体2の上述の方向の全長さのうちの、下面に後述する緩衝材7が配設されている端部を除く略全長さとすることが好ましい。
更に、補強用凸部2aの横断面形状は台形、特に下底と上底との寸法差、及び左右の脚の寸法差の小さい台形、即ち、下底と上底とが長辺となった長方形に近似の台形であることが好ましい(図6参照)。このような補強用凸部2aであれば、金属製蓋体2を十分に補強することができる。また、補強用凸部2aの横断面の寸法は、金属製蓋体2の平面方向の寸法にもより、特に限定されないが、幅が20〜35mm、特に25〜30mmであり、高さが1.5〜6mm、特に2〜4mmであることが好ましい。
ヒンジ3は、前述のように、金属製枠体1に固定された一方の部材31と、金属製蓋体2に固定された他方の部材32と、一方の部材31及び他方の部材32の各々に設けられた貫通孔に挿通されたヒンジピン33と、を有する(図4、5、8、9等参照)。また、ヒンジ3は、点検窓100が小型であるときは、枠体1及び蓋体2の各々の1箇所、例えば、枠体1と蓋体2とが4隅が丸みを帯びた長方形であるときは、一方の長辺の略中間部に1組固定して設ければよい(図4参照)。更に、点検窓100がより大型であるときは、例えば、枠体1と蓋体2とが4隅が丸みを帯びた長方形であるときは、一方の長辺の各々の短辺から中間部に向かって略等距離であって、且つそれぞれの短辺寄りに2組固定して設けることが好ましい。
また、金属製蓋体2のヒンジ3の他方の部材32に対向する側には、蓋体2に突設して設けられたレバー受け51が、通常、溶接によって固定されている(図4、10、11参照)。レバー受け51には、レバーピン54を挿通させるための貫通孔が設けられており、このレバーピン54は、開閉レバー5の長さ方向の一端側に設けられた貫通孔にも挿通されている。このようにして、開閉レバー5が、レバー受け51に回動可能に取り付けられている(図4、10、11参照)。
更に、開閉レバー5は、一端側と他端側との間、通常、略中央部で屈曲しており、この屈曲部の幅方向の中央部には補強用凹部5aが設けられている(図4、5、7等参照)。補強用凹部5aを設ける方法は特に限定されないが、開閉レバー5は相当な厚さの金属板を加工して形成されることが多いため、所定形状に形成した後、開閉レバー5に加工を施して補強用凹部5aを設けるのは容易ではない。そのため、補強用凹部5aは、絞りプレス加工により平板を開閉レバー5の形状に加工するときに形成することが好ましい。尚、所定形状に形成された開閉レバー5の屈曲部の裏側に、金属板を溶接により固定して補強することもできるが、この場合、溶接部のバリ等で作業者が怪我をすることがあるため好ましくない。また、金属板の先端部は点溶接となるため、溶接作業が容易ではなく、溶接不良が発生し易く、品質不良になることもある。更に、開閉レバー5の屈曲部の裏側と金属板との合わせ面のメッキ加工が確実に施行できず、発錆することがあり、好ましくない。
金属製枠体1の、ヒンジ3と対向する側には、前述のように、金属製蓋体2を開閉させるための開閉レバー5を回動可能に取り付けるためのレバー受け51が固定されている。また、金属製枠体1のヒンジ3の一方の部材31に対向する側には、ブラケット52が固定され、ブラケット52には、枠体1の他面側の開口部の側に向いた面に凹部52aが設けられている(図5、10、11参照)。
一方、開閉レバー5には、例えば、金属棒を、平面形状が角部が丸みを帯びた長方形となるように加工してなるジョイント部材53が取り付けられている(図4、5、10、11参照)。そして、蓋体2を閉じるときは、ジョイント部材53の一部をブラケット52に設けられた凹部52aに嵌め込み、その状態で開閉レバー5を蓋体2に向かって押し下げる。また、蓋体2を開けるときは、開閉レバー5を蓋体2から離れるように持ち上げることで、ジョイント部材53がブラケット52に設けられた凹部52aから外れ、蓋体2を開けることができる。
更に、ブラケット52に設けられる凹部52aは1箇所、即ち、ジョイント部材53が嵌め込まれ、固定される凹部52aは1箇所のみでもよいが、凹部52aは、金属製枠体1の表面側から外方に向かって複数箇所、通常、2〜3箇所設けられていてもよい(図5、10、11参照、これらの図では凹部52aは2箇所設けられている。)。このように凹部52aが複数箇所設けられておれば、ジョイント部材53をいずれの凹部52aに嵌め込み、固定するかによって、金属製蓋体2を緩やかに閉じるか、より強固に閉じるかを調整することができる。
また、金属製蓋体2を閉じたときに、蓋体2と枠体1との間には、通常、樹脂発泡体及び合成ゴム等からなる緩衝材7が介装されるが、閉状態の持続、及び開閉の繰り返し等によって緩衝材7の厚さが減じたときなどに、ジョイント部材53を枠体1の表面側により近い位置に設けられた凹部52aに嵌め込むようにすれば、蓋体2を容易にずれたりしないように、より強固に安定して固定することができる。
ヒンジ3の一方の部材31及び他方の部材32の各々に設けられた貫通孔に挿通されたヒンジピン33が抜け落ちないようにする方法は特に限定されない。例えば、ヒンジピン33の径方向に設けられた貫通孔に、ヒンジピン固定用ピン33aを挿通させ、抜け落ちないようにすることができる。また、ヒンジピン33の少なくとも一方の端部を、一方の部材31及び他方の部材32に溶接により固定し、抜け落ちないようにすることもできる。これらのうちではヒンジピン固定用ピン33aを用いる方法が好ましい。溶接では、溶接後、溶接部を再度塗装する必要がある。
ヒンジピン固定用ピン33aを用いる場合、このピンは、ヒンジピン33が抜け落ちるのを防止することができればよく、その種類は特に限定されない。ヒンジピン固定用ピン33aとしては、例えば、スナップピン、割りピン等が挙げられ、これらのうちではスナップピンが好ましい(図8、9等参照)。割りピンでは、点検窓100の保守等で枠体1から蓋体2を取り外す必要があるときなどに、抜き取りが容易ではないため好ましくない。更に、割りピンは、抜け止めのための折り曲げ時に塑性変形するため、抜き取りのため曲げ戻したり、再取り付けするときに折損したりして信頼性に欠ける。一方、スナップピンであれば、抜き取り易いばかりでなく、再び差し込むのも容易であるため好ましい。
また、スナップピンは、直線側がヒンジピン33に設けられた貫通孔に挿通されているが、金属製蓋体2の開閉に伴って回動し、蓋体2を開けた位置、又は閉じた位置で、ヒンジピン33に設けられた貫通孔に挿通されスナップピンの先端部がヒンジ3の外方へ突出することがある。このような場合、作業者がスナップピンの先端部に触れて怪我をすることもあり得るが、それが防止される。
そこで、蓋体2の開閉に伴って、スナップピンの先端部がヒンジ3の外方へ突出する位置にまで回動しないようにすることが好ましい。具体的には、ヒンジ3の形状及び寸法等にもよるが、スナップピンの直線側の先端部を、十数mm、例えば、12〜18mm程度長くすることが好ましい。このように規格品ではない特殊なスナップピンを用いることで、先端部が金属製枠体1の外表面及びヒンジ3の一方の部材31の内表面に接触して回動が抑制され、ヒンジ3の外方へ突出しないようにすることが好ましい(図8、9参照)。
一方、開閉レバー5は、前述のように、長さ方向の一端側が、金属製蓋体2に固定されたレバー受け51にレバーピン54によって回動可能に取り付けられている(図5、10、11参照)。この場合、レバー受け51からレバーピン54が抜け落ちないようにする方法は特に限定されない。例えば、レバーピン54の径方向に設けられた貫通孔に、レバーピン固定用ピン54aを挿通させ、抜け落ちないようすることができる。また、レバーピン54の少なくとも一方の端部を、レバー受け54に溶接により固定し、抜け落ちないようにすることもできる。これらのうちではレバーピン固定用ピン54aを用いる方法が好ましい。溶接では、溶接後、溶接部を再度塗装する必要がある。
レバーピン固定用ピン54aを用いる場合、このピンは、レバーピン54がレバー受け51から抜け落ちるのを防止することができればよく、その種類は特に限定されない。レバーピン固定用ピン54aとしては、例えば、スナップピン、割りピン等が挙げられ、これらのうちではスナップピンが好ましい(図10、11参照)。割りピンでは、点検窓の保守等で蓋体2から開閉レバー5を取り外す必要があるときなどに、抜き取りが容易ではないため好ましくない。更に、割りピンは、前述のように、抜け止めのための折り曲げ時に塑性変形するため、抜き取りのため曲げ戻したり、再取り付けするときに折損したりして信頼性に欠ける。一方、スナップピンであれば、抜き取り易いばかりでなく、再び差し込むのも容易であるため好ましい。
また、スナップピンは、直線側がレバーピン54に設けられた貫通孔に挿通されているが、開閉レバー5の操作に伴ってレバーピン54とともに回動し、蓋体2を開けたとき、又は閉じたときに、レバーピン54に設けられた貫通孔に挿通されたスナップピンの先端部がレバー受け51の外方へ突出することがある。このような場合、作業者がスナップピンの先端部に触れて怪我をすることもあり得るが、それが防止される。
そこで、開閉レバー5の操作に伴って、スナップピンの先端部がレバー受け51の外方へ突出する位置にまで回動しないようにすることが好ましい。具体的には、スナップピンの直線側の先端部を、十数mm、例えば、12〜18mm程度長くし、スナップピンの先端部が、開閉レバーの裏面及びジョイント部材53に接触する配置とすることで、レバー受け51の外方へ突出しないようにすることが好ましい(図10、11参照)。
更に、ヒンジ3は絞りプレス加工により平板をヒンジ3の形状に加工して形成されるが、通常の加工では、ヒンジ3は、金属製蓋体2を全開したときに、開閉レバー5の先端部、又は場合によっては蓋体2が搬送装置などのケーシング等の外表面に接触するような形状、寸法に形成される。そのため、特に点検窓100が、装置のケーシング等の外表面のうちの略水平方向となる面に取り付けられている場合など、作業者が、蓋体2とケーシング等との間に手指を挟まれて怪我をすることもあり得る。また、開閉レバー5等の衝突により装置の外表面の防錆塗装等が剥がれることもある。更に、点検窓100が、装置のケーシング等の外表面のうちの略鉛直方向となる面に、蓋体2が下方に向かって開くように取り付けられている場合も、同様の問題の発生が懸念される。そこで、怪我等を防止するため、金属製枠体1に取り付けられたヒンジ3の一方の部材31の先端部に、金属製蓋体2の回動を抑える回動抑制部31aを設けることが好ましい(図12、13参照)。
上述のようにすれば、金属製蓋体2を開けたときに、ヒンジ3の金属製蓋体2に取り付けられた他方の部材32が回動抑制部31aに当接し、金属製蓋体2の過回動が防止される(図13参照)。この回動抑制部31aを設ける方法は特に限定されないが、絞りプレス加工により平板をヒンジ3の一方の部材31の形状に加工するときに、同じ平板から回動抑制部31aが形成されるようにすることが好ましい。このようにすれば、回動抑制部31aを形成するための他の工程を必要とせず、容易に、且つ効率よく回動抑制部31aを形成することができる(図12、13参照)。
また、以下のようにして、金属製蓋体2の過回動を防止することもできる。
即ち、ヒンジ3の金属製枠体1に取り付けられた一方の部材31に、この一方の部材31とは別体の他の金属製の回動抑制板4を取り付けることで、金属製蓋体2の過回動を防止することもできる(図14、15参照)。この場合、金属製蓋体2を開けたときに、蓋体2に取り付けられたヒンジ3の他方の部材32が回動抑制板4に当接し、金属製蓋体2の過回動を防止することができる(図15参照)。これにより、上述の回動抑制部31aの場合と同様に、作業者の怪我及び装置の外表面の防錆塗装等の剥がれなどを防止することができる。
回動抑制板4は、上述のように、ヒンジ3の一方の部材31の成形壁に取り付けられ、先端部が過回動を防止する突設板とされた形態であってもよく、過回動を抑える突設板のみを一方の部材31の成形壁に取り付ける他の形態であってもよい(図16、17参照)。この他の形態であっても、同様に金属製蓋体2の過回動を防止することができる(図17参照)。
また、ヒンジ3の一方の部材31に回動抑制板4を取り付ける方法は特に限定されないが、例えば、ヒンジ3の一方の部材31の成形壁に取り付けられ、先端部が過回動を抑える突設板である形態では、ヒンジ3の一方の部材31及び回動抑制板4の各々の所定位置に貫通孔を設け、タップねじ4a、又はボルト、ナットによって固定することができ(図14、15参照)、溶接によって接合して取り付け、固定することもできる。一方、過回動を抑える突設板のみを一方の部材31の成形壁に取り付ける他の形態であるときは、溶接によって接合して取り付け、固定することができる(図16、17参照)。
更に、金属製枠体1の内部には、作業者が搬送装置等の内部に安易に手指を入れることがないように、適度な大きさの網目を有する金網6を取り付けることもできる(図4、5等参照)。金網6を取り付ける方法は特に限定されず、例えば、枠体1の内周面に突設された少なくとも2個の網保持用部材61、62により取り付け、取り外し可能とすることが好ましい(図4、5等参照)。また、金網6は溶接により取り付けることもできるが、金網6は必須の部材ではないため、溶接により固着してしまうことは好ましくない。
網保持用部材61、62の形態も特に限定されないが、以下のような形態とすることができる。
即ち、一の網保持用部材61を、金網6の周縁部のうちの一部を、2枚の突設板の間に挟み込んで保持する部材とし(図4、5、10、11参照)、他の網保持用部材62を、雌ねじが螺設された固定用突設板62aを有する部材とすることが好ましい(図5、8、9参照)。そして、金網6の周縁部のうちの一部に略対向する他部の網目に固定された金属板63を、先端部に雄ねじが螺設されたボルト64により、固定用突設板62aに固定し、金網6を金属製枠体1の内部に保持することができる形態であることがより好ましい(図5、8、9参照)。
また、ボルト64は、頭部と雄ねじ部との間の円筒部の径が雄ねじ部の径よりも小さく、金属板63には雄ねじが螺合される雌ねじが螺設されており、ボルト64の雄ねじが、固定用突設板62aに螺設された雌ねじと、金属板63に螺設された雌ねじとに螺合されていることが特に好ましい。これにより、金網6を取り外すときに、ボルト64を網保持用部材のうちの他の部材62の固定用突設板62aから外したとしても、ボルト64が金網6の金属板63から外れることがなく、ボルト64が誤って搬送装置等の内部に落ちてしまうことが防止される。
更に、金属製蓋体2の外周側の内面には、樹脂発泡体及び合成ゴム等を用いてなる緩衝材7を配設することができる(図5等参照)。緩衝材7の材質は特に限定されず、樹脂発泡体としては、ポリウレタン樹脂発泡体、ポリオレフィン樹脂発泡体等の各種の樹脂を用いてなる発泡体が挙げられる。また、樹脂発泡体は架橋樹脂発泡体であってもよく、架橋樹脂発泡体であれば、より強度の大きい緩衝材7とすることができる。更に、合成ゴムとしては、クロロプレンゴム、リトリルゴム等の各種の合成ゴムが挙げられる。
上述のように緩衝材7を配設すれば、金属製蓋体2を閉じたときに、緩衝材7が、金属製枠体1の一面側の開口部1aの端面に当接し、金属製枠体1と金属製蓋体2、即ち、金属同士が当接することが防止される。これにより、金属製蓋体2が閉じられた点検時ではないときに、枠体1と蓋体2との間隙から雨水等が侵入することが防止される。また、内部が加圧されているとき、加圧用気体の漏れを防止することもできる。更に、緩衝材7が配設されておれば、蓋体2を閉じるときの衝撃音の発生も防止される(図5、8、10等参照)。
更に、点検窓100は緩衝材7を除いて、他の部材は金属製である。この金属は特に限定されないが、枠体1,蓋体2及び開閉レバー5、ヒンジ3,レバー受け51、ブラケット52等の主要な部材は、普通鋼板(SPHC等)が用いられることが多い。更に、各々の部材には、通常、防錆塗料が塗布され、腐食が抑えられる。また、必要に応じて耐食性の高いステンレス鋼板を用いることもできるが、高価であるため、屋外であるか屋内であるか等、点検窓100が用いられる環境、及び耐用年数などを勘案して材質を設定することが好ましい。
また、上述のそれぞれの部材の形成方法も特に限定されない。例えば、金属製枠体1,金属製蓋体2、及び開閉レバー5等の大型の部材は、板金材から所定形状及び寸法の平板を打ち抜き、その後、プレス加工、絞りプレス加工等により所定形状とし、必要に応じて、所要箇所を溶接する等の方法により形成することができる。また、ヒンジ3、レバー受け51、ブラケット52等の小型の部材は、板金材から所定形状及び寸法の平板を打ち抜き、その後、プレス加工し、次いで、切削加工等により形状、寸法を整えた後、枠体1及び蓋体2の所定箇所に溶接により接合し、固定することができる。尚、いずれの部材も、手指の怪我等を防止するため、角部等を研磨するなどの方法により仕上げ加工することが好ましい。
尚、ジョイント部材53は、所定径の金属俸を、平面形状が略長方形となるように、且つ両端部が突き合わされるように折り曲げ加工する等の方法により形成することができる。更に、ヒンジピン33,レバーピン54、スナップピン等のヒンジピン固定用ピン33a、レバーピン固定用ピン54aなどは、市販されている規格品をそのまま、又は必要に応じて加工し、用いることができる。また、コスト高にはなるが、必要に応じて、形状、寸法、材質等が規格品とは異なる特注品を使用することもできる。
本発明は、粉粒体、箱・固形体等を搬送するための各種コンベヤなどの搬送装置、及び定量供給機、排出ゲート等の周辺機器や接続シュートなどの機能、及び内部の状況を点検するため装置のケーシングやフレームに取り付けられる点検窓の技術分野において利用することができる。
100;点検窓、201;トラフチェンコンベヤ、202;バケットコンベヤ、301、302;点検窓取付構造体、1;金属製枠体、1a;一面側の開口部、1b;他面側の端面、2;金属製蓋体、2a;補強用凸部、3;ヒンジ、31;一方の部材、31a;回動抑制部、32;他方の部材、33;ヒンジピン、33a;ヒンジピン固定用ピン、4;回動抑制板、4a;タップねじ、5;開閉レバー、5a;補強用凹部、51;レバー受け、52;ブラケット、52a;凹部、53;ジョイント部材、54;レバーピン、54a;レバーピン固定用ピン、6;金網、61;一の網保持用部材、62;他の網保持用部材、62a;固定用突設板、63;雌ねじが螺設された金属板、64;先端部に雄ねじが螺設されたボルト、7;緩衝材。

Claims (14)

  1. 内部の点検を必要とする装置のケーシング又はフレームの外表面の所定位置に点検窓を取り付ける点検窓の取付方法であって、
    前記点検窓は、金属製枠体と、前記金属製枠体の一面側の開口部を閉じることができる金属製蓋体と、前記金属製蓋体を前記金属製枠体に回動可能に取り付けるためのヒンジと、前記ヒンジと対向する側に取り付けられ、前記金属製蓋体を開閉させるための開閉レバーと、を備え、
    前記ヒンジは、前記金属製枠体に固定された一方の部材と、前記金属製蓋体に固定された他方の部材と、前記一方の部材及び前記他方の部材の各々に設けられた貫通孔に挿通されたヒンジピンと、を有し、
    前記金属製枠体の前記ヒンジの前記一方の部材に対向する側には、ブラケットが固定され、前記開閉レバーには、前記ブラケットに設けられた凹部に嵌め込まれ、前記金属製蓋体を閉じるためのジョイント部材が取り付けられており、
    前記金属製蓋体の前記ヒンジの前記他方の部材に対向する側にはレバー受けが固定され、前記レバー受けに設けられた貫通孔に挿通されたレバーピンにより、前記開閉レバーの長さ方向の一端側が前記レバー受けに回動可能に取り付けられており、
    前記装置の前記ケーシング又はフレームの前記外表面に、前記金属製枠体の他面側を接合させる枠体接合工程と、
    前記枠体接合工程の後、前記ヒンジが有する前記一方の部材と前記他方の部材の各々に設けられた前記貫通孔に、前記ヒンジピンを挿通させ、前記金属製蓋体を前記金属製枠体に取り付ける蓋体取付工程と、を備えることを特徴とする点検窓の取付方法。
  2. 前記点検窓は、前記装置の前記ケーシング又はフレームの前記外表面のうちの略水平方向となる面に、前記ヒンジが点検作業者の側を向くように取り付けられている請求項1に記載の点検窓の取付方法。
  3. 前記点検窓は、前記装置の前記ケーシング又はフレームの前記外表面のうちの略鉛直方向となる面に、前記ヒンジが下方側となるように取り付けられている請求項1に記載の点検窓の取付方法。
  4. 前記ヒンジピンの径方向に貫通孔が設けられており、前記貫通孔には、前記ヒンジの前記一方の部材及び前記他方の部材からの前記ヒンジピンの抜け落ちを防止するためのヒンジピン固定用ピンの一部が挿通されている請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の点検窓の取付方法。
  5. 前記レバーピンの径方向に貫通孔が設けられており、前記貫通孔には、前記レバーピンの前記レバー受けからの抜け落ちを防止するためのレバーピン固定用ピンの一部が挿通されている請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載の点検窓の取付方法。
  6. 前記装置は、粉粒体搬送用コンベヤ、箱・固形体搬送用コンベヤ、定量供給機、排出ゲート又は接続シュートである請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載の点検窓の取付方法。
  7. 前記装置と、請求項1乃至6のうちのいずれか1項に記載の点検窓の取付方法により前記装置の前記ケーシング又はフレームの前記外表面の所定位置に取り付けられた前記点検窓と、を備えることを特徴とする点検窓取付構造体。
  8. 前記ヒンジピンの径方向に貫通孔が設けられており、前記貫通孔には、前記ヒンジの前記一方の部材及び前記他方の部材から前記ヒンジピンが抜け落ちるのを防止するためのヒンジピン固定用ピンの一部が挿通されており、
    前記ヒンジピン固定用ピンがスナップピンであり、
    前記スナップピンは、前記貫通孔に挿通された挿通側の先端部が、前記金属製枠体の外表面及び前記ヒンジの前記一方の部材の内表面に接触して前記ヒンジの外方へ突出しないようにされている請求項7に記載の点検窓取付構造体。
  9. 前記レバーピンの径方向に貫通孔が設けられており、前記貫通孔には、前記レバーピンの前記レバー受けからの抜け落ちを防止するためのレバーピン固定用ピンの一部が挿通されており、
    前記レバーピン固定用ピンがスナップピンであり、
    前記スナップピンは、前記貫通孔に挿通された挿通側部の先端部が、前記開閉レバーの裏面及び前記ジョイント部材に接触して前記レバー受けの外方へ突出しないようにされている請求項7又は8に記載の点検窓取付構造体。
  10. 前記ヒンジの前記一方の部材の先端部に、前記金属製蓋体の回動を抑制する回動抑制部が設けられており、
    前記金属製蓋体を開けたときに、前記ヒンジの前記他方の部材が前記回動抑制部に当接し、前記金属製蓋体の過回動が防止される請求項7乃至9のうちのいずれか1項に記載の点検窓取付構造体。
  11. 前記ヒンジの前記一方の部材に前記金属製蓋体の回動を抑制する回動抑制板が取り付けられており、
    前記金属製蓋体を開けたときに、前記ヒンジの前記他方の部材が前記回動抑制板に当接し、前記金属製蓋体の過回動が防止される請求項7乃至9のうちのいずれか1項に記載の点検窓取付構造体。
  12. 前記金属製蓋体には、表面側に突設された補強用凸部が絞りプレス加工により形成されており、前記補強用凸部は、前記ヒンジの前記他方の部材と前記レバー受けとを結ぶ方向に設けられ、前記方向と略直行する方向の両端部側に位置している請求項7乃至11のうちのいずれか1項に記載の点検窓取付構造体。
  13. 前記金属製枠体の内周面に少なくとも2個の網保持用部材が突設され、
    一の網保持用部材は、前記金網の周縁部のうちの一部を、2枚の突設板の間に挟み込んで保持する部材であり、
    他の網保持用部材は、雌ねじが螺設された固定用突設板を有する部材であり、
    前記金網の前記周縁部のうちの前記一部に略対向する他部の網目に固定された金属板が、先端部に雄ねじが螺設されたボルトの前記雄ねじを前記雌ねじに螺合させることにより、前記固定用突設板に固定され、前記金網が前記金属製枠体の内部に保持されている請求項7乃至12のうちのいずれか1項に記載の点検窓取付構造体。
  14. 前記ボルトは、頭部と雄ねじ部との間の円筒部の径が雄ねじ部の径よりも小さく、前記金属板には前記雄ねじが螺合される雌ねじが螺設されており、前記ボルトの前記雄ねじは、固定用突設板に螺設された前記雌ねじと、前記金属板に螺設された前記雌ねじとに螺合されている請求項13に記載の点検窓取付構造体。
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