JP2014015633A - 成膜装置、及び成膜装置用搬送トレイ - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動機構の簡素化を図ると共に、パーティクルの基板への付着のおそれを低減し成膜基板の品質低下を抑制することが可能な成膜装置を提供する。
【解決手段】基板101を搬送する複数の搬送ローラー11を備えた搬送装置10を有する成膜装置100とし、簡素な構成とする。また、搬送ローラー11を基板101の下端側に配置する。これにより、搬送ローラー11の回転に伴ってパーティクルが生じたとしても、搬送ローラー11よりも上方に配置された基板101へのパーティクルが付着する可能性は低くなる。また、保持具10の上端部に形成された溝部30の壁面に当接して回転する従動ローラー12を備える構成とする。上方から保持具の位置を規制することができ、保持具及び基板101を安定して円滑に搬送することができる。
【選択図】図3
【解決手段】基板101を搬送する複数の搬送ローラー11を備えた搬送装置10を有する成膜装置100とし、簡素な構成とする。また、搬送ローラー11を基板101の下端側に配置する。これにより、搬送ローラー11の回転に伴ってパーティクルが生じたとしても、搬送ローラー11よりも上方に配置された基板101へのパーティクルが付着する可能性は低くなる。また、保持具10の上端部に形成された溝部30の壁面に当接して回転する従動ローラー12を備える構成とする。上方から保持具の位置を規制することができ、保持具及び基板101を安定して円滑に搬送することができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、成膜装置及び搬送装置用搬送トレイに関する。
例えば、基板などの対象物に成膜を行う成膜装置では、基板がトレイ上に載置(保持)されて搬送される。基板は、複数の真空チャンバー間を移動し、成膜などの処理が施される。近年、太陽電池、及び液晶表示パネルなどの大型化に伴って、基板も大型化されている。大型化された基板に対応可能な成膜装置において、基板及びトレイを縦姿勢で搬送する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の装置では、真空チャンバーの上部側に駆動ギアが設けられ、この駆動ギアと噛み合うラックがトレイの上端側に形成されていた。真空チャンバー側の駆動ギアを回転させることで、水平方向にトレイを移動させていた。基板は、トレイと共に真空チャンバー内を移動する。
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、ラックピニオン方式の駆動機構が採用され構造が複雑であるため、簡素化が求められている。また、上記の従来技術では、ラックピニオン方式の駆動機構が基板より上方に配置されているため、駆動機構で生じたパーティクルが落下する際に基板に付着し、成膜の品質を低下させるおそれがある。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、駆動機構の簡素化を図ると共に、パーティクルの基板への付着のおそれを低減し成膜基板の品質低下を抑制することが可能な成膜装置、および成膜装置用搬送トレイを提供することを目的とする。
本発明は、基板に成膜処理を行う成膜装置であって、基板を収容可能な真空容器と、真空容器内で、基板の板厚方向が水平方向となるように、基板を直立させた状態又は直立させた状態から傾斜した状態で、基板を保持する搬送トレイを板厚と交差する搬送方向に搬送する搬送手段と、を備え、搬送手段は、基板の下端側に配置され、板厚方向に沿って延在する第1の軸線回りに回転し、搬送トレイを搬送する複数の搬送ローラーと、基板の上端側に配置され、板厚方向及び搬送方向と交差する方向に沿って延在する第2の軸線回りに回転する複数の従動ローラーと、を有し、搬送トレイの上端面には、搬送方向に沿って連続する溝部が形成され、従動ローラーは、溝部内の壁面に当接し、搬送トレイの移動に伴って回転する成膜装置を提供する。
このような成膜装置によれば、基板を搬送する複数の搬送ローラーを備えた搬送装置を有する構成であるため、簡素な構成の装置とすることができる。例えば、従来のラックピニオン方式の搬送機構と比較して、簡素な構成とすることができる。また、成膜装置は、搬送ローラーが基板の下端側に配置されているので、搬送ローラーの回転に伴ってパーティクルが生じたとしても、搬送ローラーよりも上方に配置された基板にパーティクルが付着する可能性は低い。これにより、パーティクルが基板に付着するおそれを低減し、成膜基板の品質低下を抑えることができる。また、従動ローラーが、搬送トレイの上端部に形成された溝部内の壁面と当接して回転する構成であるため、上方から搬送トレイの位置を規制することができ、搬送トレイ及び基板を安定して円滑に搬送することができる。
搬送トレイの下端面には、搬送方向に延在し、搬送ローラーの周面に当接可能なレール部が設けられている構成でもよい。搬送トレイの下端面にレール部が設けられていると、搬送トレイの走行を安定化させることができる。
ここで、複数の従動ローラーは、溝部内の一対の壁面の一方と当接する第1従動ローラーと、溝部内の一対の壁面の他方と当接する第2従動ローラーと、を備え、第1従動ローラー及び第2従動ローラーは、搬送方向において交互に配置されていることが好ましい。この構成の成膜装置では、第1従動ローラーが、搬送トレイの溝部内の一対の壁面の一方のみに当接し、第2従動ローラーが、搬送トレイの溝部内の一対の壁面の他方のみに当接する。これにより、第1従動ローラー及び第2従動ローラーは、常にそれぞれ異なる方向へ回転するため、従動ローラーの回転方向が逆方向へ切り換わることが防止される。そのため、搬送トレイ20が搬送される際の摩擦抵抗を少なくすることができるので、搬送トレイの円滑な搬送を実現することができる。
また、板厚方向において、第1従動ローラーの周面の最も一対の壁面の一方側の位置と、第2従動ローラーの周面の最も一対の壁面の他方側の位置との距離が、溝部の一対の壁面間の距離よりも小さいと好適である。この構成の成膜装置によれば、従動ローラーに対する搬送トレイの位置ずれを許容し、安定して円滑に搬送トレイ及び基板を搬送することができ、更に、従動ローラーと溝部の壁面との摩擦抵抗を軽減し、搬送速度を向上させ易くなる。
また、搬送ローラーは、当該搬送ローラーの径方向の外側へ張り出すと共に、第1の軸線方向に対向し搬送トレイの両側を挟むように配置された一対のつば部を有することが好ましい。この構成の成膜装置によれば、搬送トレイの下端部を板厚方向の両側から挟むように配置された一対のつば部が、搬送ローラーに形成されているため、搬送ローラーに対する搬送トレイの位置を安定させることができる。これにより、搬送トレイ及び基板の姿勢を安定させて、円滑に搬送させることができる。
成膜装置は、真空容器の基板が通過する開口部を密閉可能な弁体を備えたゲートバルブ部を備え、ゲートバルブ部には、従動ローラーが設けられている構成でもよい。この構成の成膜装置は、ゲートバルブ部内に従動ローラーが配置されているため、搬送トレイ及び基板の姿勢を安定させて、円滑に搬送させることができる。
本発明は、基板の板厚方向が水平方向となるように、基板を直立させた状態又は直立させた状態から傾斜した状態で、板厚方向と交差する方向に搬送する際に、基板を保持可能な成膜装置用搬送トレイであって、基板の上端部を保持する上端部保持部と、基板の下端部を保持する下端部保持部と、上端部保持部及び下端部保持部を連結する連結部と、を備え、上端部保持部の上端面には、搬送方向に連続する溝部が形成されている成膜装置用搬送トレイを提供する。
このような成膜装置用搬送トレイは、上記の成膜装置に適用可能である。この成膜装置用搬送トレイは、上端部保持部の上端面に、搬送方向に連続する溝部が形成されているため、上記の成膜装置の従動ローラーを溝部に配置させることができる。搬送トレイの搬送に伴って、溝部の壁面と、従動ローラーとが当接し、従動ローラーが回転する。従動ローラーは、基板搬送時において、搬送トレイの搬送方向を好適に案内することができる。
溝部の搬送方向における端部には、当該溝部の幅が端部に向かって広がるように形成された傾斜部が形成されていることが好適である。この構成の成膜装置用搬送トレイでは、従動ローラーが溝部に進入する際の入口側の端部の幅が広く、搬送方向の内側へ進むほど狭くなるので、位置ずれの影響を軽減して円滑に搬送することができる。従動ローラーに対する搬送トレイの位置ずれが生じても、従動ローラーの突っ掛かりを防止し、搬送を行うことができる。
下端部保持部の下端面には、搬送方向に延在するレール部が設けられている構成でもよい。搬送トレイの下端面にレール部が設けられていると、搬送トレイの走行を安定化させることができる。
本発明は、駆動機構の簡素化を図ると共に、パーティクルの基板への付着のおそれを低減し成膜基板の品質低下を抑制することが可能な成膜装置を提供することができる。
また、本発明は、上記の成膜装置に適用可能であり、成膜装置の駆動機構の簡素化を図ると共に、パーティクルの基板への付着のおそれを低減し成膜基板の品質低下を抑制することが可能な成膜装置用搬送トレイを提供することができる。
本発明に係る成膜装置について図面を参照して説明する。なお、「上」、「下」等の方向を示す語は、図面に示される状態に基づいており、便宜的なものである。また、図1〜図7には、説明を容易にする為にXYZ直交座標系も示されている。
(成膜装置)
図1は、本発明の実施形態に係る成膜装置100を示す概略側面図である。図1では、基板101(図2参照)の搬送方向Yの側方から示している。図1に示す成膜装置100は、基板101(例えばガラス基板)に対して成膜等の処理を施すためのものである。成膜装置100は、例えばRPD法(反応性プラズマ蒸着法)による成膜を行う装置である。成膜装置100は、プラズマを生成するプラズマガン(140)を備え、生成されたプラズマを用いて、成膜材料をイオン化し、成膜材料の粒子を基板101の表面に付着させることにより成膜を行う。
図1は、本発明の実施形態に係る成膜装置100を示す概略側面図である。図1では、基板101(図2参照)の搬送方向Yの側方から示している。図1に示す成膜装置100は、基板101(例えばガラス基板)に対して成膜等の処理を施すためのものである。成膜装置100は、例えばRPD法(反応性プラズマ蒸着法)による成膜を行う装置である。成膜装置100は、プラズマを生成するプラズマガン(140)を備え、生成されたプラズマを用いて、成膜材料をイオン化し、成膜材料の粒子を基板101の表面に付着させることにより成膜を行う。
成膜装置100は、例えば、太陽電池を製造する太陽電池製造装置、液晶表示素子を製造する液晶表示素子製造装置、平面入力素子(タッチパネル)を製造する平面入力素子製造装置などに適用することができる。
成膜装置100は、ロードロックチャンバー121、バッファチャンバー122、成膜チャンバー(成膜室)123、バッファチャンバー124、ロードロックチャンバー125を備えている。これらのチャンバー121〜125は、この順に並んで配置されている。全てのチャンバー121〜125が真空容器にて構成され、チャンバー121〜125の出入口には、開閉ゲート131〜136が設けられている。成膜装置100は、バッファチャンバー122,124、成膜チャンバー123が複数並べられている構成でもよい。
各真空チャンバー121〜125には、内部を適切な圧力とするための真空ポンプ(不図示)が接続されている。また、各真空チャンバー121〜125には、チャンバー内の圧力を監視するための真空計(不図示)が複数(例えば2個)設置されている。各チャンバー121〜125には、真空ポンプに接続された真空排気管が連通され、この真空排気管に真空計が設置されている。
図2に示すように、成膜装置100には、基板101を保持する搬送トレイ20を搬送するための搬送装置10が設けられている。搬送装置10は、真空チャンバー121〜125内で、基板101及び搬送トレイ20を直立させた状態で搬送する装置である(詳しくは後述する)。
次に、図1を参照して各種真空チャンバー121〜125について説明する。ロードロックチャンバー121は、入口側に設けられた開閉ゲート131を開放することで、大気開放され、処理される基板101、及びこの基板101を保持する搬送トレイ20が導入されるチャンバーである。ロードロックチャンバー121の出口側は、開閉ゲート132を介して、バッファチャンバー122の入口側に接続されている。
バッファチャンバー122は、入口側に設けられた開閉ゲート132を開放することで、ロードロックチャンバー121と連通され、ロードロックチャンバー121を通過した基板101が導入される圧力調整用チャンバーである。バッファチャンバー122の出口側は、開閉ゲート133を介して、成膜チャンバー123の入口側に接続されている。また、バッファチャンバー122には、基板101を加熱するためのヒーター(不図示)が設けられている。このヒーターは、基板101の成膜面(成膜される面)を加熱すべく、成膜面と対向して配置されている。本実施形態では、基板101は直立状態で配置されているため、成膜面は、上下方向に沿って配置されている。バッファチャンバー122では、基板温度が例えば200℃程度になるように加熱する。バッファチャンバー122は、成膜チャンバー123の前段に設置され、基板101を加熱する加熱用チャンバーとして機能する。
ヒーターとしては、例えばランプヒーターを使用することができる。ランプヒーターは、棒状を成し、上下方向Zに延在している。ランプヒーターは、バッファチャンバー122内に複数本(例えば12本)設置され、搬送方向Yに所定の間隔を空けて配置されている。ヒーターの熱は基板101に伝熱され、基板101が加熱される。
成膜チャンバー123は、入口側に設けられた開閉ゲート133を開放することで、バッファチャンバー122と連通され、バッファチャンバー122を通過した基板101及び搬送トレイ20が導入され、基板101に薄膜層を成膜する処理チャンバーである。成膜チャンバー123の出口側は、開閉ゲート134を介して、バッファチャンバー124の入口側に接続されている。図3に示すように、成膜チャンバー123には、基板101に成膜材料(薄膜層)を成膜するための蒸着装置140が設置されている。蒸着装置140は、成膜材料を保持する主ハース、プラズマビームを主ハースへ照射するプラズマガン等で構成される。また、成膜チャンバー123には、基板101を加熱するためのヒーターが設けられている。このヒーターは、例えば基板101を背面101f(成膜面101eと反対側の面)側から基板101を加熱するように設置されている。成膜チャンバー123では、基板温度が例えば200℃程度に維持される。
図1に示すバッファチャンバー124は、入口側に設けられた開閉ゲート134を開放することで、成膜チャンバー123と連通され、成膜チャンバー123によって成膜された基板101及びこれを保持する搬送トレイ20が導入される圧力調整用チャンバーである。バッファチャンバー124の出口側は、開閉ゲート135を介して、ロードロックチャンバー125の入口側に接続されている。また、バッファチャンバー124には、基板101を冷却するための冷却板(不図示)が設けられている。この冷却板は、基板101の成膜面を冷却すべく、基板101の成膜面に対向して配置されている。基板101の背面101f側から、基板101を冷却する冷却板を備える構成でもよい。バッファチャンバー124では、基板温度が例えば120℃程度になるように冷却される。バッファチャンバー124は、成膜チャンバー123の後段に設置され、基板101を冷却する冷却用チャンバーとして機能する。なお、バッファチャンバー124に冷却手段が設置されていない構成でもよい。真空チャンバーから出た後の大気圧環境において、基板101を大気により冷却(空冷)する構成でもよい。
冷却板は、基板101を冷却する冷却手段として機能するものである。冷却板は、例えば銅板から形成され、板状を成し、基板101と対面するように配置されている。冷却板には、冷却水が通水される冷却管(不図示)が設けられている。基板101の熱は、冷却板93に伝熱され、冷却板に伝達された熱が冷却管に伝熱され、冷却管は管内を流れる冷却水により冷却される。これにより、冷却板が冷却されて基板101が冷却される。
ロードロックチャンバー125は、入口側に設けられた開閉ゲート135を開放することで、バッファチャンバー124と連通され、バッファチャンバー124を通過した基板101が導入されるチャンバーである。ロードロックチャンバー125の出口側には、開閉ゲート136が設けられ、開閉ゲート136を開放することで、ロードロックチャンバー125が大気開放される。ロードロックチャンバー125では、大気開放により空冷し、チャンバー外へ基板101が搬送される時点で、100℃以下に冷却される。
(搬送トレイ)
次に、図2〜図7を参照して、本実施形態の成膜装置100で使用される搬送トレイ20について説明する。搬送トレイ20は、基板101を直立させた状態で搬送する際に、基板101を保持する。基板101を直立させた状態とは、基板101の板厚方向Xが水平方向となる状態である。このとき、基板101の成膜面は、上下方向Zに沿って配置される。なお、基板101が直立した状態から傾斜した状態で、基板101を保持する構成でもよい。基板101の板厚方向Xが略水平な方向でもよく、水平方向より傾斜していてもよい。方向Xは、垂直方向Zと直交し、且つ、基板101の搬送方向Yと直交する方向である。
次に、図2〜図7を参照して、本実施形態の成膜装置100で使用される搬送トレイ20について説明する。搬送トレイ20は、基板101を直立させた状態で搬送する際に、基板101を保持する。基板101を直立させた状態とは、基板101の板厚方向Xが水平方向となる状態である。このとき、基板101の成膜面は、上下方向Zに沿って配置される。なお、基板101が直立した状態から傾斜した状態で、基板101を保持する構成でもよい。基板101の板厚方向Xが略水平な方向でもよく、水平方向より傾斜していてもよい。方向Xは、垂直方向Zと直交し、且つ、基板101の搬送方向Yと直交する方向である。
搬送トレイ20は、図2示すように、基板101の端部を保持する矩形の枠体として形成されている。搬送トレイ20は、基板101の上端部101aを保持する上端部保持部21と、基板101の下端部101bを保持する下端部保持部22と、基板101の側端部101cを保持する一対の側端部保持部23と、を備えている。本実施形態の搬送トレイ20は、1枚の基板101を保持するように構成されている。搬送トレイ20は、複数(例えば2枚)の基板101を保持可能な構成でもよい。搬送トレイは、基板101の縁部の全周を保持するものでもよく、基板101の縁部を部分的に保持するものでもよい。上端部保持部21、下端部保持部22、側端部保持部23の材質としては、例えばステンレス鋼を用いることができる。
(上端部保持部)
上端部保持部21は、基板101の上端部101aに沿って配置されている。上端部保持部21は、図4に示すように、基板101を支持する支持板21aと、支持板21aに対して基板101を保持するための基板押さえ部材21bとを備えている。
上端部保持部21は、基板101の上端部101aに沿って配置されている。上端部保持部21は、図4に示すように、基板101を支持する支持板21aと、支持板21aに対して基板101を保持するための基板押さえ部材21bとを備えている。
支持板21aは、基板101の成膜面101eとは反対側から、基板101の上端部101aを支持する。基板押さえ部材21bは、基板101の上端部101aを成膜面101e側から押さえることで、基板101を保持する。基板101の上端部101aは、板厚方向Xの両側から、支持板21a及び基板押さえ部材21bによって挟まれている。上端部保持部21は、基板101の位置ズレを防止可能な構成であればよい。
(ガイド溝)
図4、図6、図7に示すように、上端部保持部21の天面(上端面)21cには、搬送トレイ20の搬送方向(Y方向)を規定するためのガイド溝30が形成されている。ガイド溝30は、後述する従動ローラー12,13(ガイドローラー)が進入可能な構成とされている。ガイド溝30は、Y方向において、上端部保持部21の全長にわたり形成されている。ガイド溝30は、下方へ凹むように形成されている。ガイド溝30は、例えば、上端部保持部21の天面21cを切削することで形成されていてもよく、複数の部材を組み付けることで形成されていてもよい。
図4、図6、図7に示すように、上端部保持部21の天面(上端面)21cには、搬送トレイ20の搬送方向(Y方向)を規定するためのガイド溝30が形成されている。ガイド溝30は、後述する従動ローラー12,13(ガイドローラー)が進入可能な構成とされている。ガイド溝30は、Y方向において、上端部保持部21の全長にわたり形成されている。ガイド溝30は、下方へ凹むように形成されている。ガイド溝30は、例えば、上端部保持部21の天面21cを切削することで形成されていてもよく、複数の部材を組み付けることで形成されていてもよい。
上端部保持部21は、基板101を支持する支持板21aより上方へ張り出す一対のガイド板32,33を有する。一対のガイド板32,33は、X方向に対向して配置されている。一対のガイド板32,33の対向する壁面32a,33aが、ガイド溝30内の一対の壁面である。一対のガイド板32は、例えばボルト34によって、本体31に固定されている。なお、図6及び図7では、ボルト34の図示を省略している。
(傾斜部)
図7は、搬送トレイ20の上端部に形成された傾斜部を示す平面図である。図7に示すように、上端部保持部21のガイド溝30には、傾斜部32b,33bが形成されている。傾斜部32b,33bは、一対のガイド板32,33のY方向の端部に形成されている。傾斜部32b,33bは、ガイド溝30の幅が、Y方向の端部に向かって広がるように形成されている。傾斜部32b,33bは、ガイド溝30の幅が、Y方向の中央に向かって狭まるように形成されている。ガイド板32,33の対向する壁面32a,33aは、テーパー部32b,33b以外では、平行に形成されている。
図7は、搬送トレイ20の上端部に形成された傾斜部を示す平面図である。図7に示すように、上端部保持部21のガイド溝30には、傾斜部32b,33bが形成されている。傾斜部32b,33bは、一対のガイド板32,33のY方向の端部に形成されている。傾斜部32b,33bは、ガイド溝30の幅が、Y方向の端部に向かって広がるように形成されている。傾斜部32b,33bは、ガイド溝30の幅が、Y方向の中央に向かって狭まるように形成されている。ガイド板32,33の対向する壁面32a,33aは、テーパー部32b,33b以外では、平行に形成されている。
(下端部保持部)
図2に示すように、下端部保持部22は、基板101の下端部101bに沿って配置されている。下端部保持部22は、上端部保持部21と、上下方向(Z方向)に対向して配置されている。下端部保持部22は、図5に示すように、基板101を支持する支持板22aと、支持板22aに対して基板101を保持するための基板押さえ部材22bとを備えている。
図2に示すように、下端部保持部22は、基板101の下端部101bに沿って配置されている。下端部保持部22は、上端部保持部21と、上下方向(Z方向)に対向して配置されている。下端部保持部22は、図5に示すように、基板101を支持する支持板22aと、支持板22aに対して基板101を保持するための基板押さえ部材22bとを備えている。
支持板22aは、基板101の成膜面101eとは反対側から、基板101の下端部101bを支持する。基板押さえ部材22bは、基板101の下端部101bを成膜面101e側から押さえることで、基板101を保持する。基板101の下端部101bは、板厚方向Xの両側から、支持板22a及び基板押さえ部材22bによって挟まれている。下端部保持部22は、基板101の位置ズレを防止可能な構成であればよい。
下端部保持部22の下端面には、搬送方向Yに延在し、搬送ローラー11の周面11bに当接可能なレール部26が設けられている。レール部26は、搬送トレイ20の長手方向Yの全長にわたり直線的に形成されている。搬送トレイ20には、レール部26が設けられているので、搬送トレイ20の搬送を安定化させることができる。レール部26の材質としては、例えばステンレス鋼を用いることができる。
(側端部保持部)
側端部保持部23(連結部)は、基板101の側端部101cに沿って配置されている。側端部保持部23は、例えば、上端部保持部21及び下端部保持部22と同様に、基板101を支持する支持板と、支持板に対して基板101を保持するための基板押さえ部材とを備えている。側端部保持部23は、基板101の位置ズレや変形を防止可能な構成であればよい。そして、一対の側端部保持部23は、上端部保持部21及び下端部保持部22のY方向の端部同士を連結し、矩形の枠体を形成している。上端部保持部21、下端部保持部22、及び側端部保持部23は、一体成形されたものでもよく、別体のものを接続したものでもよい。
側端部保持部23(連結部)は、基板101の側端部101cに沿って配置されている。側端部保持部23は、例えば、上端部保持部21及び下端部保持部22と同様に、基板101を支持する支持板と、支持板に対して基板101を保持するための基板押さえ部材とを備えている。側端部保持部23は、基板101の位置ズレや変形を防止可能な構成であればよい。そして、一対の側端部保持部23は、上端部保持部21及び下端部保持部22のY方向の端部同士を連結し、矩形の枠体を形成している。上端部保持部21、下端部保持部22、及び側端部保持部23は、一体成形されたものでもよく、別体のものを接続したものでもよい。
搬送トレイ20には、図2〜図5に示すように、基板101の背面101f(成膜面101eとは反対側の面)を露出させる開口部25が形成されている。開口部25は、例えば、上端部保持部21、下端部保持部22、及び一対の側端部保持部23によって囲まれて形成されている。搬送トレイ20に開口部25が形成されているので、基板101の加熱効率及び冷却効率を向上させることができる。
(真空チャンバー)
次に、図2及び図3を参照して真空チャンバー121〜125について説明する。真空チャンバー121〜125は、箱型を成し、天板51、底板52、正面壁53(図1参照)、背面壁54、入側壁55、及び出側壁56を備えている。天板51及び底板52は、上下方向Zに対向して配置された壁体である。入側壁55及び出側壁56は、搬送方向Yに対向して配置された壁体である。入側壁55は、基板101及び搬送トレイ20が真空チャンバー121〜125内に搬入される側である入口側の壁体である。出側壁56は、基板101及び搬送トレイ20が真空チャンバー121〜125外へ搬出される側である出口側の壁体である。正面壁53及び背面壁54は、基板101の板厚方向Xに対向して配置された壁体である。なお、図3では、正面壁53の図示を省略している。
次に、図2及び図3を参照して真空チャンバー121〜125について説明する。真空チャンバー121〜125は、箱型を成し、天板51、底板52、正面壁53(図1参照)、背面壁54、入側壁55、及び出側壁56を備えている。天板51及び底板52は、上下方向Zに対向して配置された壁体である。入側壁55及び出側壁56は、搬送方向Yに対向して配置された壁体である。入側壁55は、基板101及び搬送トレイ20が真空チャンバー121〜125内に搬入される側である入口側の壁体である。出側壁56は、基板101及び搬送トレイ20が真空チャンバー121〜125外へ搬出される側である出口側の壁体である。正面壁53及び背面壁54は、基板101の板厚方向Xに対向して配置された壁体である。なお、図3では、正面壁53の図示を省略している。
入側壁55には、搬送トレイ20及び基板101を、真空チャンバー121〜125内へ搬入させるための入口(開口部)55aが形成されている。出側壁56には、搬送トレイ20及び基板101を、真空チャンバー121〜125外へ搬出させるための出口(開口部)56aが形成されている。
図3では、成膜チャンバー123の断面を示している。成膜チャンバー123は、背面壁54が、外方(基板101と反対側へ)に張り出すように配置されることで、凹部54aが形成されている。この凹部54には、上記の蒸着装置140が配置されている。成膜チャンバー123では、プラズマガンによってプラズマを生成し、主ハースに保持された成膜材料を加熱して蒸発させる。成膜材料が蒸発してイオン化され、成膜材料の粒子が凹部54a内に拡散する。凹部54a内に拡散した成膜材料の粒子は、基板101に向けて飛行し、基板101の表面(成膜面101e)に付着する。
天板51及び底板52は、搬送方向Yの一方の端部において、入側壁55と接合され、搬送方向Yの他方の端部において、出側壁56と接合されている。正面壁53及び背面壁54は、搬送方向Yの一方の端部において、入側壁55と接合され、搬送方向Yの他方の端部において、出側壁56と接合されている。天板51及び底板52は、正面側で正面壁55と接合され、背面側で背面壁56と接合されている。これらの壁体51〜56は、例えば溶接により一体的に結合されている。なお、成膜チャンバー123内のメンテナンスを行うために、一部の壁体(例えば、正面壁53)をヒンジ結合して、開閉自在な構成にしても良い。
(搬送装置)
次に、基板101を搬送する搬送装置10について説明する。搬送装置10は、図2及び図3に示すように、基板101の下端側に配置された複数の搬送ローラー11と、基板101の上端側に配置された複数の従動ローラー12,13とを備えている。
次に、基板101を搬送する搬送装置10について説明する。搬送装置10は、図2及び図3に示すように、基板101の下端側に配置された複数の搬送ローラー11と、基板101の上端側に配置された複数の従動ローラー12,13とを備えている。
複数の搬送ローラー11は、図2、図3及び図5に示すように、搬送方向Yに所定の間隔で配置されている。搬送ローラー11は、図5に示すように、X方向に延在する回転軸14に固定されている。回転軸14は、一対の軸受け62によって回転可能支持されている。底板52には、一対の軸受け62を支持するための支持部61が固定されている。
真空チャンバー121〜125の背面壁54には、図3に示すように、回転軸14を挿通するための開口部54aが形成されている。開口部54aには、回転軸14を回転可能に支持し真空チャンバー内と外部環境との間を封止する軸封装置15が設けられている。軸封装置15として、例えば磁性流体軸受けを使用することができる。回転軸14は、背面壁54を貫通して、真空チャンバー121〜125の内部から外部まで延在している。なお、回転軸14は、一体物として構成されているものでもよく、複数の部材を軸線方向に連結することで構成されているものでもよい。
真空チャンバー121〜125の外部には、回転軸14を回転駆動するための駆動源(例えば電動モーター)16が設置されている。駆動源16から出力された駆動力は、ベルト車17及び無端ベルト18を有する動力伝達機構によって複数の回転軸14に伝達される。回転軸14の真空チャンバー121〜125の外部に配置された端部には、複数のベルト車17が取り付けられている。搬送方向Yに隣接する回転軸14に設けられたベルト車17には、無端ベルト18が架け渡されている。同様に、駆動源16の出力軸には、ベルト車17が取り付けられ、出力軸のベルト車17及び隣接する回転軸14に取り付けられたベルト車17には、無端ベルト18が架け渡されている。これにより、駆動源16から出力された駆動力を分配して、複数の回転軸14を回転駆動させることができる。なお、動力伝達機構は、ベルト18及びベルト車17を備えるものに限定されず、その他の動力伝達機構でもよい。例えば、チェーン及びスプロケットを備えるものでもよく、その他の動力伝達軸などを備えるものでもよい。
また、搬送ローラー11は、図5に示すように、当該搬送ローラー11の径方向の外側へ張り出すと共に、回転軸14の軸線方向(X方向)に対向し搬送トレイ20の下端部保持部22(レール部26)の両側を挟むように配置された一対のつば部11aを有する。つば部11aは、搬送トレイ20のレール部26の側面(X方向に対向する面)に当接して、搬送トレイ20の位置を規制する。
次に、従動ローラー12,13について説明する。従動ローラー12,13は、搬送方向Yに所定の間隔で配置されている。従動ローラー12(13)は、図4に示すように、Z方向延在する固定軸71に回転可能に支持されている。なお、図4では、第1従動ローラー12のみを示しているが、第2従動ローラー13も同様の構成である。従動ローラー12,13として、ころがり軸受けを使用することができる。固定軸71は、図2及び図3に示すように、天板51に固定された支持部材72に支持されている。支持部材72は、搬送方向Yに延在し、複数の固定軸71を支持している。従動ローラー12,13は、ころがり軸受けに限定されず、その他の回転体でもよい。従動ローラー12,13は、搬送トレイ20との接触時の回転を衝撃なく円滑に行うため、回転慣性が小さい方が好ましい。
図6に示すように、従動ローラー12,13は、X方向において異なる位置に配置された第1従動ローラー12及び第2従動ローラー13を有する。従動ローラー12,13は、Z方向から見ると、千鳥配置されている。第1従動ローラー12は、X方向の一方側に配置されたガイド板32の壁面32aと当接可能な位置に配置されている。第2従動ローラー13は、X方向の他方側に配置されたガイド板33の壁面33aと当接可能な位置に配置されている。従動ローラー12,13は、駆動装置に連結されていない。従動ローラー12,13は、搬送トレイ20の壁面32a,33aと接触した場合には、その周面に当接する搬送トレイ20の壁面32a,33aの移動に従って回転する。
第1従動ローラー12の回転中心O12は、軸線L12上に配置され、第2従動ローラー13の回転中心O13は、軸線L13上に配置されている。軸線L12,L13は、X方向において異なる位置に配置されている。
第1従動ローラー12は、ガイド板32の壁面32aに当接し、搬送トレイ20の移動に伴って回転する。第2従動ローラー13は、ガイド板33の壁面33aに当接し、搬送トレイ20の移動に伴って回転する。第1従動ローラー12及び第2従動ローラー13は、搬送方向Yにおいて交互に配置されている。第1従動ローラー12及び第2従動ローラー13は、搬送方向Yにおいて交互に配置されていないものでもよい。例えば、搬送方向Yにおいて、第1従動ローラー12を2個配置した後に、第2従動ローラー13を2個配置してもよい。
第1従動ローラー12及び第2従動ローラー13の外径は、ガイド溝30の幅W30よりも小さい。第1従動ローラー12とガイド板33との間には、所定の隙間d1が形成されている。第2従動ローラー13とガイド板32との間には、所定の隙間d2が形成されている。
また、X方向において、第1従動ローラー12の周面の最も壁面32a側(溝部の一対の壁面の一方側)の位置と、第2従動ローラー13の周面の最も壁面33a側(溝部に一対の壁面の他方側)の位置との距離W1が、ガイド溝30の一対のガイド板32,33間(溝部の一対の壁面間)の距離W30よりも小さい。
次に、本実施形態の成膜装置100の作用について説明する。まず、基板101が、ロードロックチャンバー121内に導入される。ロードロックチャンバー121内は、開閉ゲート131,132が閉じられて密閉状態とされ、所定の圧力まで減圧される。基板101は、ロードロックチャンバー121内を搬送され、隣接するバッファチャンバー122内に導入される。
成膜装置100は、基板101が導入されたバッファチャンバー122内で基板101を加熱する。例えば、バッファチャンバー122内は、基板101が導入される前に所定の温度まで加熱されている。
基板101は、バッファチャンバー122内に導入される。バッファチャンバー122内は、開閉ゲート132,133が閉じられて密閉状態とされ、所定の圧力(成膜チャンバー123と同圧)まで減圧される。基板101が、成膜に適した温度まで加熱された後、基板101は、バッファチャンバー122内を搬送され、隣接する成膜チャンバー123内に導入される。
成膜チャンバー123内は、基板101が導入される前に、成膜に適正な減圧状態とされている。基板101が成膜チャンバー123内に導入されると、開閉ゲート133,134が閉じられて密閉状態とされる。また、成膜チャンバー123内は、ヒーターによって加熱されて、基板温度が維持された状態となる。そして、基板101上に成膜処理が行われ、基板101上に金属膜(薄膜層)が成膜される。
成膜装置100は、基板101が導入されたバッファチャンバー124内で基板101を冷却する。例えば、バッファチャンバー124内は、基板101が導入される前に所定の温度まで冷却されている。なお、バッファチャンバー124内で冷却を実行しなくてもよい。
基板101は、バッファチャンバー124内に導入される。バッファチャンバー124内は、開閉ゲート134,135が閉じられて密閉状態とされ、所定の圧力に減圧されている。基板101が、冷却された後、基板101は、バッファチャンバー124内を搬送され、隣接するロードロックチャンバー125内に導入される。
ロードロックチャンバー125内は、開閉ゲート136が開放されて、大気開放により基板101が、冷却される。基板101が、冷却された後、基板101は、ロードロックチャンバー125内を搬送され、ロードロックチャンバー125外へ導出される。
成膜装置100では、駆動源16から出力された駆動力がベルト車17及びベルト18を用いて伝達され、搬送ローラー11が回転する。搬送ローラー11を回転駆動することで、基板101を保持する搬送トレイ20を搬送する。搬送トレイ20は、搬送方向Yに配置された複数の搬送ローラー11によって駆動されて、各真空チャンバー121〜125内を移動する。
成膜装置100では、真空チャンバー121〜125の上部側に配置された従動ローラー12,13が、ガイド板32,33と接触した場合には、搬送トレイ20の搬送に伴って回転する。このとき、第1従動ローラー12は、一方のガイド板32のみに当接して回転する。すなわち、第1従動ローラー12は、同一方向に回転することになる。第2従動ローラー13は、他方のガイド板33のみに当接して回転する。すなわち、第2従動ローラー13は、同一方向に回転することになる。同一の従動ローラー12,13が、同一方向のみに回転することで、基板搬送を妨げずに搬送トレイ20を安定的に案内させる。
第1従動ローラー12が、ガイド溝30の壁面32aに当接し、第2従動ローラー13が、ガイド溝30の壁面33aに当接することで、直立状態の搬送トレイ20及び基板101の姿勢を安定させることができる。
このような成膜装置100では、基板101及び搬送トレイ20を搬送する複数の搬送ローラー11を備えているため、簡素な構成の装置とすることができる。従来のラックピニオン方式の搬送機構と比較して、簡素な構成とすることができる。また、成膜装置100は、搬送ローラー11が真空チャンバー121〜125の底板52側(基板101の下端よりも下方)に配置されているので、搬送ローラー11の回転に伴ってパーティクルが生じたとしても、搬送ローラー11よりも上方に配置された基板101にパーティクルが付着する可能性が低くなる。これにより、パーティクルが基板101に付着するおそれを低減し、成膜基板の品質低下を抑えることができる。
搬送ローラー11には、つば部11aが形成されているので、搬送ローラー11に対する搬送トレイ20の位置を安定させることができる。これにより、搬送トレイ20及び基板101の姿勢を安定させて、円滑に搬送させることができる。搬送ローラー11につば部11aが設けられているので、基板101の下部側にX方向の位置を規定するための、サイドローラーやその他のガイドローラー設置する必要がない。そのため、簡素な構成とすることができる。
成膜装置100は、従動ローラー12,13が、搬送トレイ20の上端部に形成された一対のガイド板32,33と当接して回転する構成であるため、上方から搬送トレイ20の位置を規制し、搬送トレイ20の倒れを防止することができる。これにより、搬送トレイ20及び基板101を安定して円滑に搬送することができる。
また、従動ローラー12,13がガイド溝30内に配置される構成であり、成膜されていない部分に従動ローラー12,13が当接することになる。成膜チャンバー123を通過した後の搬送トレイ20の外面側には、成膜材料が付着しているため、搬送トレイ20の外面にローラーが当たると、成膜材料が剥離して、パーティクルが発生する。本実施形態では、従動ローラー12,13がガイド溝30内の壁面32a,33aに当たるため、パーティクルの発生を抑制することができる。
複数の従動ローラー12,13は、一方のガイド板32と当接する第1従動ローラー12と、他方のガイド板33と当接する第2従動ローラー13と、を備え、第1従動ローラー12及び第2従動ローラー13は、搬送方向Yにおいて交互に配置されているので、搬送中の搬送トレイ20が、第1従動ローラー12及び第2従動ローラー13に交互に当接することになる。これにより、搬送トレイ20及び基板101の姿勢を一層、安定させて円滑に搬送することができる。これにより、搬送速度の向上を図ることができる。従動ローラー12,13は、回転する際に、常にそれぞれ異なる方向へ回転するため、従動ローラー12、13の回転方向が逆回転へ切り換わることがなく、搬送トレイ20が搬送される際の摩擦抵抗を少なくすることができる。そのため、搬送トレイ20の円滑な搬送を実現することができる。
成膜装置100は、X方向において、第1従動ローラー12の周面の最も壁面32a側の位置と、第2従動ローラー13の周面の最も壁面33a側の位置との距離W1が、ガイド溝30の一対の壁面32a,33a間の距離W30よりも小さくなっている。これにより、従動ローラー12,13に対する搬送トレイ20の位置ずれを許容し、安定して円滑に搬送トレイ20及び基板101を搬送することができる。更に、従動ローラー12,13とガイド溝30の壁面32a,33aとの摩擦抵抗を軽減し、搬送速度を向上させることもできる。
本実施形態の搬送トレイ20は、上端面21cに、搬送方向Yに連続するガイド溝が形成されているため、成膜装置100の従動ローラー12,13をガイド溝30に配置させることができる。基板搬送に伴って、ガイド溝30の壁面32a,33aと、従動ローラー12,13とが当接し、従動ローラー12,13が回転するので、搬送トレイ20の搬送を好適に案内することができる。
また、搬送トレイ20のガイド溝30には、傾斜部32b,33bが形成されているため、従動ローラー12,13がガイド溝30に進入する際の入口側の端部の幅を広く、搬送方向の内側へ進むほど狭くすることができる。これにより、従動ローラー12,13に対する搬送トレイ20の位置ずれが生じても、従動ローラー12,13の突っ掛かりを防止し、搬送を行うことができる。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の成膜装置は、イオンプレーティング法に限定されず、その他の成膜法(例えばスパッタリング法など)を適用してもよい。
本発明の成膜装置及び成膜装置用トレイは、基板を直立させて搬送するものに限定されず、基板を傾斜させて搬送するものでもよい。例えば、上記の成膜装置及び搬送トレイを傾けることで、傾斜した基板を搬送する構成でもよい。例えば、搬送ローラーの周面が、回転軸線と交差するように形成されているものでもよい。基板を傾斜させて支持する搬送トレイを用いて、基板を搬送する成膜装置でもよい。基板を傾ける場合の傾斜角度は、鉛直方向に対して0°〜15°程度とすることができる。
また、成膜装置は、その筐体内に真空容器の開口部を封止する弁体を備えたゲートバルブ部を有し、当該ゲートバルブ部の筐体内に、従動ローラーを備える構成でもよい。従来は、真空容器間に配置されたゲートバルブ部の筐体内は、スペースが小さいため、搬送手段を設けることができなかった。本発明の成膜装置では、ゲートバルブ部の筐体内に、従動ローラーを設け、搬送トレイ及び基板の搬送方向を好適に案内することができる。
また、従動ローラーの外径を小径化することで、搬送トレイ20の厚さを薄くすることができる。これにより、搬送トレイ20が通過する開口部の大きさを抑制することができる。
10…搬送装置、11…搬送ローラー、11a…つば部、11b…周面、12,13…従動ローラー、14…回転軸、20…搬送トレイ、21…上端部保持部、22…下端部保持部、23…側端部保持部(連結部)、26…レール部、30…ガイド溝、32,33…ガイド板、32a,33a…壁面(溝部内の壁面)、51…天板、52…底板、53…正面壁、54…背面壁、55…入側壁、56…出側壁、100…成膜装置、101…基板、121,125…ロードロックチャンバー(真空容器)、122,124…バッファチャンバー(真空容器)、123…成膜チャンバー(真空容器)、140…蒸着装置。
Claims (9)
- 基板に成膜処理を行う成膜装置であって、
前記基板を収容可能な真空容器と、
前記真空容器内で、前記基板の板厚方向が水平方向となるように、前記基板を直立させた状態又は直立させた状態から傾斜した状態で、前記基板を保持する搬送トレイを前記板厚方向と交差する搬送方向に搬送する搬送手段と、を備え、
前記搬送手段は、
前記基板の下端側に配置され、前記板厚方向に沿って延在する第1の軸線回りに回転し、前記搬送トレイを搬送する複数の搬送ローラーと、
前記基板の上端側に配置され、前記板厚方向及び前記搬送方向と交差する方向に沿って延在する第2の軸線回りに回転する複数の従動ローラーと、を有し、
前記搬送トレイの上端面には、前記搬送方向に沿って連続する溝部が形成され、
前記従動ローラーは、前記溝部内の壁面に当接し、前記搬送トレイの移動に伴って回転する成膜装置。 - 前記搬送トレイの下端面には、前記搬送方向に延在し、前記搬送ローラーの周面に当接可能なレール部が設けられている請求項1に記載の成膜装置。
- 前記複数の従動ローラーは、
前記溝部内の一対の壁面の一方と当接する第1従動ローラーと、
前記溝部内の一対の壁面の他方と当接する第2従動ローラーと、を備え、
前記第1従動ローラー及び前記第2従動ローラーは、前記搬送方向において交互に配置されている請求項2記載の成膜装置。 - 前記板厚方向において、前記第1従動ローラーの周面の最も前記一対の壁面の一方側の位置と、前記第2従動ローラーの周面の最も前記一対の壁面の他方側の位置との距離が、前記溝部の一対の壁面間の距離よりも小さい請求項3記載の成膜装置。
- 前記搬送ローラーは、当該搬送ローラーの径方向の外側へ張り出すと共に、前記第1の軸線方向に対向し前記搬送トレイの両側を挟むように配置された一対のつば部を有する請求項1〜4の何れか一項に記載の成膜装置。
- 前記真空容器の前記搬送トレイが通過する開口部を密閉可能な弁体を備えたゲートバルブ部を備え、
前記ゲートバルブ部には、前記従動ローラーが設けられている請求項1〜5の何れか一項に記載の成膜装置。 - 基板の板厚方向が水平方向となるように、前記基板を直立させた状態又は直立させた状態から傾斜した状態で、前記板厚方向と交差する搬送方向に搬送する際に、前記基板を保持可能な成膜装置用搬送トレイであって、
前記基板の上端部を保持する上端部保持部と、
前記基板の下端部を保持する下端部保持部と、
前記上端部保持部及び下端部保持部を連結する連結部と、を備え、
前記上端部保持部の上端面には、搬送方向に連続する溝部が形成されている成膜装置用搬送トレイ。 - 前記溝部の前記搬送方向における端部には、当該溝部の幅が前記端部に向かって広がるように形成された傾斜部が形成されている請求項7に記載の成膜装置用搬送トレイ。
- 前記下端部保持部の下端面には、前記搬送方向に延在するレール部が設けられている請求項7又は8に記載の成膜装置用搬送トレイ。
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