JP2014015542A - フタロシアニン化合物 - Google Patents
フタロシアニン化合物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014015542A JP2014015542A JP2012154026A JP2012154026A JP2014015542A JP 2014015542 A JP2014015542 A JP 2014015542A JP 2012154026 A JP2012154026 A JP 2012154026A JP 2012154026 A JP2012154026 A JP 2012154026A JP 2014015542 A JP2014015542 A JP 2014015542A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- substituent
- mol
- bis
- phthalonitrile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 0 Cc(c(*)c1*)c(*)c(C#N)c1C#N Chemical compound Cc(c(*)c1*)c(*)c(C#N)c1C#N 0.000 description 3
- RDOXTESZEPMUJZ-UHFFFAOYSA-N COc1ccccc1 Chemical compound COc1ccccc1 RDOXTESZEPMUJZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Optical Filters (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
Abstract
Description
で表わされる置換基(a)、または下記式(3):
で表わされる置換基(b)を表わし、
Z1、Z4、Z5、Z8、Z9、Z12、Z13、およびZ16は、それぞれ独立して、フッ素原子または下記式(3’):
で表わされる置換基(b’)を表わし、
Z1およびZ4をユニット1、Z5およびZ8をユニット2、Z9およびZ12をユニット3、Z13およびZ16をユニット4とした場合に、ユニット1〜4のいずれか1〜3個がユニットを構成する置換基のいずれもがフッ素原子であり、かつ、残りのユニットが、ユニットを構成する置換基のいずれもが置換基(b’)である、またはユニットを構成する置換基のいずれかが置換基(b’)であり、他方がフッ素原子であり、
Mは金属、金属酸化物または金属ハロゲン化物を表わす。)で示されるフタロシアニン化合物(A)。
で表わされる置換基(b’)である。
・[Pc−{α−(2,6−(CH3)2PhO)F7}{β−(2,5−Cl2PhO)8}](フェノキシ2置換体の部分構造が3個、フェノキシ3置換体の部分構造が1個)
・[Pc−{α−(2,6−(CH3)2PhO)1.2F6.8}{β−(2,5−Cl2PhO)8}](フェノキシ2置換体の部分構造が2.8個、フェノキシ3置換体の部分構造が1.2個)
・[Pc−{α−(2,6−(CH3)2PhO)1.6F6.4}{β−(2,5−Cl2PhO)8}](フェノキシ2置換体の部分構造が2.4個、フェノキシ3置換体の部分構造が1.6個)
・[Pc−{α−(2,6−(CH3)2PhO)2F6}{β−(2,5−Cl2PhO)8}](フェノキシ2置換体の部分構造が2個、フェノキシ3置換体の部分構造が2個、または、フェノキシ2置換体の部分構造が3個、フェノキシ4置換体の部分構造が1個)
・[Pc−{α−(2,6−(CH3)2PhO)2.4F5.6}{β−(2,5−Cl2PhO)8}](フェノキシ2置換体の部分構造が1.6個、フェノキシ3置換体の部分構造が2.4個、または、フェノキシ2置換体の部分構造が2.8個、フェノキシ4置換体の部分構造が1.2個)
・[Pc−{α−(2,6−(CH3)2PhO)2.8F5.2}{β−(2,5−Cl2PhO)8}](フェノキシ2置換体の部分構造が1.2個、フェノキシ3置換体の部分構造が2.8個)
・[Pc−{α−(2,6−(CH3)2PhO)3F5}{β−(2,5−Cl2PhO)8}](フェノキシ2置換体の部分構造が1個、フェノキシ3置換体の部分構造が3個)
・[Pc−{α−(2,6−(CH3)2PhO)3.2F4.8}{β−(2,5−Cl2PhO)8}](フェノキシ2置換体の部分構造が2.4個、フェノキシ4置換体の部分構造が1.6個)
・[Pc−{α−(2,6−(CH3)2PhO)4F4}{β−(2,5−Cl2PhO)8}](フェノキシ2置換体の部分構造が2個、フェノキシ4置換体の部分構造が2個)
・[Pc−{α−(2,6−(CH3)2PhO)4.8F3.2}{β−(2,5−Cl2PhO)8}](フェノキシ2置換体の部分構造が1.6個、フェノキシ4置換体の部分構造が2.4個)
・[Pc−{α−(2,6−(CH3)2PhO)5.6F2.4}{β−(2,5−Cl2PhO)8}](フェノキシ2置換体の部分構造が1.2個、フェノキシ4置換体の部分構造が2.8個)
・[Pc−{α−(2,6−(CH3)2PhO)6F2}{β−(2,5−Cl2PhO)8}](フェノキシ2置換体の部分構造が1個、フェノキシ4置換体の部分構造が3個)
本発明のフタロシアニン化合物(1)の製造方法は、特に制限されるものではなく、従来公知の方法を適当に利用することができるが、好ましくは溶融状態または有機溶媒中で、フタロニトリル化合物と金属塩とを環化反応する方法が特に好ましく使用できる。以下、本発明のフタロシアニン化合物(1)について、製造方法の特に好ましい実施形態を記載する。しかしながら、本発明は、下記好ましい実施形態に制限されるものではない。
で表わされる置換基(c)を表わし、
Z1’、Z4’、Z5’、Z8’、Z9’、Z12’、Z13’及びZ16’のうち4個は置換基(c)であり、
Mは金属、金属酸化物または金属ハロゲン化物を表わす。
中でも、薄型化・軽量化が進むデジタルスチルカメラや携帯電話用カメラ等のカメラモジュール用のフィルターとして有用である。
500mlの四つ口セパラブルフラスコにテトラフルオロフタロニトリル50g(0.25mol)、フッ化カリウム34.8g(0.60mol)、およびアセトン50gを仕込み、さらに滴下ロートに2,5−ジクロロフェノール82.3g(0.50mol)およびアセトン82.3gを仕込んだ。−1℃で攪拌しながら、滴下ロートより2,5−ジクロロフェノールのアセトン溶液を約2時間かけて滴下した後、さらに2時間攪拌を続けた。その後、反応温度を室温までゆっくりと上昇させながら一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル88.8g(テトラフルオロフタロニトリルに対する収率(以下、特に記載のない場合は同じ)72.7%)を得た。
500mlの四つ口セパラブルフラスコにテトラフルオロフタロニトリル30.0g(0.15mol)、フッ化カリウム20.1g(0.35mol)、およびアセトン120.1gを仕込み、さらに滴下ロートに2−メチルフェノール34.4g(0.32mol)およびアセトン120.1gを仕込んだ。−1℃で攪拌しながら、滴下ロートより2−メチルフェノールのアセトン溶液を約2時間かけて滴下した後、さらに2時間攪拌を続けた。その後、反応温度を室温までゆっくりと上昇させながら一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、4,5−ビス(2−メチルフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル45.5g(収率80.6%)を得た。
500mlの四つ口セパラブルフラスコにテトラフルオロフタロニトリル30.0g(0.15mol)、フッ化カリウム19.2g(0.33mol)、およびアセトン50.0gを仕込み、さらに滴下ロートに4−ヒドロキシ安息香酸メチル46.5g(0.31mol)およびアセトン74.5gを仕込んだ。−1℃で攪拌しながら、滴下ロートより4−ヒドロキシ安息香酸メチルのアセトン溶液を約2時間かけて滴下した後、さらに2時間攪拌を続けた。その後、反応温度を室温までゆっくりと上昇させながら一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、4,5−ビス(4−メトキシカルボニルフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル30.7g(収率42.8%)を得た。
500mlの四つ口セパラブルフラスコにテトラフルオロフタロニトリル15.7g(0.078mol)、フッ化カリウム10.9g(0.188mol)、およびアセトン45.0gを仕込み、さらに滴下ロートに4−ニトロフェノール22.2g(0.16mol)およびアセトン30.0gを仕込んだ。−1℃で攪拌しながら、滴下ロートより4−ニトロフェノールのアセトン溶液を約2時間かけて滴下した後、さらに2時間攪拌を続けた。その後、反応温度を室温までゆっくりと上昇させながら一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、4,5−ビス(4−ニトロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル28.3g(収率82.2%)を得た。
500mlの四つ口セパラブルフラスコにテトラフルオロフタロニトリル7.0g(0.03mol)、フッ化カリウム4.9g(0.08mol)、およびアセトン60.0gを仕込み、さらに滴下ロートに4−ブロモフェノール 12.2g(0.16mol)およびアセトン30.0gを仕込んだ。−1℃で攪拌しながら、滴下ロートより4−ブロモフェノールのアセトン溶液を約2時間かけて滴下した後、さらに2時間攪拌を続けた。その後、反応温度を室温までゆっくりと上昇させながら一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、4,5−ビス(4−ブロモフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル9.6g(収率54.0%)を得た。
500mlの四つ口セパラブルフラスコにテトラフルオロフタロニトリル12.0g(0.060mol)、フッ化カリウム5.4g(0.144mol)、およびアセトン30.0gを仕込み、さらに滴下ロートに3−シアノフェノール14.5g(0.12mol)およびアセトン14.5gを仕込んだ。−1℃で攪拌しながら、滴下ロートより3−シアノフェノールのアセトン溶液を約2時間かけて滴下した後、さらに2時間攪拌を続けた。その後、反応温度を室温までゆっくりと上昇させながら一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、4,5−ビス(3−シアノフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル18.8g(収率78.8%)を得た。
500mlの四つ口セパラブルフラスコにテトラフルオロフタロニトリル50g(0.250mol)、フッ化カリウム17.4g(0.30mol)、およびアセトン50gを仕込み、さらに滴下ロートに2−クロロフェノール33.2g(0.26mol)およびアセトン33.2gを仕込んだ。−1℃で攪拌しながら、滴下ロートより2−クロロフェノールのアセトン溶液を約2時間かけて滴下した後、さらに2時間攪拌を続けた。その後、反応温度を室温までゆっくりと上昇させながら一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、4−(2−クロロフェノキシ)−3,5,6−トリフルオロフタロニトリル 50.1g(収率65.0%)を得た。
200mlの四つ口セパラブルフラスコに合成例7で得られた4−(2−クロロフェノキシ)−3,5,6−トリフルオロフタロニトリル36.0g(0.013mol)、フッ化カリウム10.9g(0.19mol)、およびアセトン70.2gを仕込み、さらに滴下ロートに4−ヒドロキシ安息香酸メチル16.3g(0.13mol)およびアセトン30gを仕込んだ。−1℃で攪拌しながら、滴下ロートより4−ヒドロキシ安息香酸メチルのアセトン溶液を約2時間かけて滴下した後、さらに2時間攪拌を続けた。その後、反応温度を室温までゆっくりと上昇させながら一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、4−(2−クロロフェノキシ)−5−(4−メトキシカルボニルフェノキシ)3,6−ジフルオロフタロニトリル28.5g(4−(2−クロロフェノキシ)−3,5,6−トリフルオロフタロニトリルに対する収率58.2%)を得た。
200mlの四つ口セパラブルフラスコに合成例1で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル24.3g(0.050mol)、フッ化カリウム7.3g(0.10mol)、およびアセトン97.2gを仕込み、さらに滴下ロートに2,6−ジメチルフェノール6.79g(0.055mol)およびアセトン6.79gを仕込んだ。室温で攪拌しながら、滴下ロートより2,6−ジメチルフェノールのアセトン溶液を約2時間かけて滴下した後、40℃に昇温して一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリル25.2g(4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルに対する収率85.6%)を得た。
200mlの四つ口セパラブルフラスコに合成例1で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル19.4g(0.040mol)、フッ化カリウム2.3g(0.082mol)、およびアセトン77.8gを仕込み、さらに滴下ロートに4−メトキシフェノール2.1g(0.082mol)およびアセトン9.0gを仕込んだ。室温で攪拌しながら、滴下ロートより4−メトキシフェノールのアセトン溶液を約2時間かけて滴下した後、40℃に昇温して一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、3,6−ビス(4−メトキシフェノキシ)−4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−フタロニトリル24.7g(4,5−(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルに対する収率88.8%)を得た。
200mlの四つ口セパラブルフラスコに合成例1で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル12.2g(0.025mol)、フッ化カリウム3.5g(0.060mol)、およびアセトン48.6gを仕込み、さらに滴下ロートに2,6−ジクロロフェノール9.0g(0.056mol)およびアセトン9.0gを仕込んだ。室温で攪拌しながら、滴下ロートより2,6−ジクロロフェノールのアセトン溶液を約2時間かけて滴下した後、40℃に昇温して一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、3,6−ビス(2,6−ジクロロフェノキシ)−4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−フタロニトリル16.5g(4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルに対する収率85.4%)を得た。
200mlの四つ口セパラブルフラスコに合成例1で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル12.2g(0.025mol)、フッ化カリウム3.5g(0.060mol)、およびアセトン48.6gを仕込み、さらに滴下ロートに2−クロロフェノール9.0g(0.056mol)およびアセトン9.0gを仕込んだ。室温で攪拌しながら、滴下ロートより2−クロロフェノールのアセトン溶液を約2時間かけて滴下した後、40℃に昇温して一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により3,6−ビス(2−クロロフェノキシ)−4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)フタロニトリル16.5g(4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルに対する収率85.4%)を得た。
500mlの四つ口セパラブルフラスコにテトラフルオロフタロニトリル100.0g(0.50mol)、フッ化カリウム58.7g(1.0mol)、およびアセトン100.0gを仕込み、さらに滴下ロートに4−シアノフェノール120.3g(1.0mol)およびアセトン120.3gを仕込んだ。−1℃で攪拌しながら、滴下ロートより4−シアノフェノールのアセトン溶液を約2時間かけて滴下した後、さらに2時間攪拌を続けた。その後、反応温度を室温までゆっくりと上昇させながら一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、4,5−ビス(4−シアノフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル145.7g(収率73.2%)を得た。
500mlの四つ口セパラブルフラスコに合成例13で得られた4,5−ビス(4−シアノフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル19.9g(0050mol)、フッ化カリウム3.2g(0.055mol)、およびアセトン19.9gを仕込み、さらに滴下ロートに2,6−ジメチルフェノール7.4g(0.060mol)およびアセトン7.4gを仕込んだ。室温で攪拌しながら、滴下ロートより2,6−ジメチルフェノールのアセトン溶液を約2時間かけて滴下した後、40℃に昇温して一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、4,5−ビス(4−シアノフェノキシ)−3−フルオロー6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリル20.9g(4,5−ビス(4−シアノフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルに対する収率78.8%)を得た。
500mlの四つ口セパラブルフラスコにテトラフルオロフタロニトリル30g(0.15mol)、フッ化カリウム39.2g(0.68mol)、およびアセトン60gを仕込み、さらに滴下ロートに4−メトキシフェノール78.10g(0.63mol)およびアセトン120gを仕込んだ。室温で攪拌しながら、滴下ロートより4−メトキシフェノールのアセトン溶液を約2時間かけて滴下した後、40℃に昇温して一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、3,4,5,6−テトラ(4−メトキシフェノキシ)フタロニトリル85.1g(収率92.0%)を得た。
200mlの四つ口セパラブルフラスコにテトラフルオロフタロニトリル30.0g(0.15mol)、フッ化カリウム18.3g(0.315mol)、およびアセトン70.0gを仕込み、さらに滴下ロートに4−メトキシフェノール37.6g(0.30mol)およびアセトン37.6gを仕込んだ。−1℃で攪拌しながら、滴下ロートより4−メトキシフェノールのアセトン溶液を約2時間かけて滴下した後、さらに2時間攪拌を続けた。その後、反応温度を室温までゆっくりと上昇させながら一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、4,5−ビス(4−メトキシフェノキシ)−3,6−テトラフルオロフタロニトリル39.15g(収率63.9%)
を得た。
200mlの四つ口セパラブルフラスコに合成例16で得られた4,5−ビス(4−メトキシフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル 20.4g(0050mol)、フッ化カリウム3.20g(0.055mol)、およびアセトン99.7gを仕込み、さらに滴下ロートに2,6−ジメチルフェノール7.40g(0.060mol)およびアセトン7.4gを仕込んだ。室温で攪拌しながら、滴下ロートより2,6−ジメチルフェノールのアセトン溶液を約2時間かけて滴下した後、40℃に昇温して一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、4,5−ビス(4−メトキシフェノキシ)−3−フルオロー6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリル20.9g(4,5−ビス(4−メトキシフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルに対する収率78.9%)を得た。
200mlの四つ口セパラブルフラスコに合成例3で合成した4,5−ビス(4−メトキシカルボニルフェノキシ))−3,6−ジフルオロフタロニトリル 11.6g(0.025mol)、フッ化カリウム3.2g(0.055mol)、およびアセトン30gを仕込み、さらに滴下ロートに4−メトキシフェノール6.3g(0.051mol)およびアセトン45.0gを仕込んだ。室温で攪拌しながら、滴下ロートより4−メトキシフェノールのアセトン溶液を約2時間かけて滴下した後、40℃に昇温して一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、4,5−ビス(4−メトキシカルボニルフェノキシ)−3,6−ビス(4−メトキシフェノキシ)フタロニトリル13.7g(4,5−ビス(4−メトキシカルボニルフェノキシ))−3,6−ジフルオロフタロニトリルに対する収率81.3%)を得た。
200mlの四つ口セパラブルフラスコに合成例1で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル19.33g(0.040mol)、フッ化カリウム2.79g(0.048mol)、およびアセトン77.7gを仕込み、さらに滴下ロートに2−フェニルフェノール7.22g(0.042mol)およびアセトン7.22gを仕込んだ。室温で攪拌しながら、滴下ロートより2−フェニルフェノールのアセトン溶液を約2時間かけて滴下した後、40℃に昇温して一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2−フェニルフェノキシ)フタロニトリル20.9g(4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルに対する収率82.4%)を得た。
200mlの四つ口セパラブルフラスコに3−ニトロフタロニトリル6.9g(0.040mol)、サリチル酸メチル6.8g(0.044mol)、炭酸カリウム11.06g(0.080mol)、およびアセトニトリル27.8gを仕込み、60℃で一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、3−(2−メトキシカルボニルフェノキシ)フタロニトリル10.3g(3−ニトロフタロニトリルに対する収率92.8%)を得た。
500mlの四つ口セパラブルフラスコに3−ニトロフタロニトリル17.3g(0.10mol)、2−クロロフェノール13.6g(0.105mol)、炭酸カリウム16.6g(0.12mol)、およびアセトニトリル69.3gを仕込み、60℃で一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、3−(2−クロロフェノキシ)フタロニトリル27.8/g(3−ニトロフタロニトリルに対する収率91.7%)を得た
[合成例22]3−(2,6−ジクロロフェノキシ)フタロニトリルの合成
500mlの四つ口セパラブルフラスコに3−ニトロフタロニトリル15.0g(0.087mol)、2,6−ジクロロフェノール15.7g(0.095mol)、炭酸カリウム23.9g(0.17mol)、およびアセトニトリル60.0gを仕込み、60℃で一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、3−(2,6−ジクロロフェノキシ)フタロニトリル17.5g(3−ニトロフタロニトリルに対する収率69.9%)を得た。
500mlの四つ口セパラブルフラスコに3−ニトロフタロニトリル15.0g(0.087mol)、2,6−ジメチルフェノール11.2g(0.091mol)、炭酸カリウム23.9g(0.17mol)、およびアセトニトリル60.0gを仕込み、60℃で一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、3−(2,6−ジフェノキシメチル)フタロニトリル17.5g(3−ニトロフタロニトリルに対する収率69.9%)を得た。
200mlの四つ口セパラブルフラスコに3−ニトロフタロニトリル13.8g(0.08mol)、4−シアノフェノール10.1g(0.084mol)、炭酸カリウム13.3g(0.096mol)、およびアセトニトリル55.4gを仕込み、60℃で一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、3−(4−シアノフェノキシ)フタロニトリル19.3g(3−ニトロフタロニトリルに対する収率98.2%)を得た。
[合成例25]4−(2,6−ジクロロフェノキシ)フタロニトリルの合成
500mlの四つ口セパラブルフラスコに4−ニトロフタロニトリル20.0g(0.116mol)、2,6−ジクロロフェノール20.9g(0.127mol)、炭酸カリウム31.9g(0.231mol)、およびアセトニトリル80.0gを仕込み、60℃で一晩攪拌した。反応液をろ過し、ロータリーエバポレーターでろ液からアセトンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により、4−(2,6−ジクロロフェノキシ)フタロニトリル25.8g(4−ニトロフタロニトリルに対する収率77.2%)を得た。
[実施例1][ZnPc−{α―(2,6−(CH3)2PhO)2F6}{β―(2,5−Cl2PhO)8}]の合成
200mlの四つ口フラスコに合成例1で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル4.86g(0.010mol)、合成例9で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリル5.88g(0.010mol)、ヨウ化亜鉛(II)1.76g(0.0055mol)、ベンゾニトリル16.1gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、反応液をフタロシアニン化合物の理論収量の20倍に相当するメタノール(221.2g)中に滴下して結晶を析出させ、吸引ろ過後ウェットケーキを得た。得られたケーキを再度、フタロシアニン化合物の理論収量の10倍量に相当するメタノール(110.6g)で撹拌洗浄し、吸引ろ過した。得られたケーキを真空乾燥機を用いて、90℃で24時間乾燥後、目的物9.99gを得た(4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルと4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリルに対する収率90.3%)。
100mlの四ツ口フラスコに合成例1で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル7.29g(0.015mol)、合成例9で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリル8.8g、塩化バナジウム(III) 1.30g(0.0083モル)、1,2,4−トリメチルベンゼン 24.17gおよびベンゾニトリル 2.63gを仕込み、170℃でMガス(窒素と酸素の混合ガス、酸素濃度7体積%)を液相部に吹き込みながら、攪拌下18時間、反応させた。反応終了後、反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物14.82g(4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルと4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリルに対する収率89.2%)を得た。
200mlの四つ口フラスコに合成例1で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル4.00g(0.0082mol)、合成例9で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリル7.26g(0.0123mol)、ヨウ化亜鉛(II)1.81g(0.0057mol)、ベンゾニトリル16.89gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物10.66gを得た(4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルと4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリルに対する収率92.0%)。
200mlの四つ口フラスコに合成例1で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル3.00g(0.0062mol)、合成例9で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリル8.47g(0.0144mol)、ヨウ化亜鉛(II)1.81g(0.0057mol)、ベンゾニトリル17.21gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物10.88gを得た(4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルと4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリルに対する収率92.2%)。
あ 200mlの四つ口フラスコに合成例1で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル2.43g(0.0050mol)、合成例9で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリル8.82g(0.015mol)、ヨウ化亜鉛(II)1.76g(0.0050mol)、ベンゾニトリル16.88gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物10.71gを得た(4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルと4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリルに対する収率92.6%)。
200mlの四つ口フラスコに合成例1で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル4.86g(0.010mol)、合成例10で得られた3,6−ビス(4−メトキシフェノキシ)−4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)フタロニトリル5.88g(0.010mol)、ヨウ化亜鉛(II)1.76g(0.0055mol)、ベンゾニトリル16.11gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物10.63gを得た(4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルと3,6−ビス(4−メトキシフェノキシ)−4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)フタロニトリルに対する収率96.1%)
[実施例7][ZnPc−{α―(4−CH3OPhO)4.8F3.2}{β―(2,5−Cl2PhO)8}]の合成
200mlの四つ口フラスコに合成例1で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル4.86g(0.010mol)、合成例10で得られた3,6−ビス(4−メトキシフェノキシ)−4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)フタロニトリル8.82g(0.015mol)、ヨウ化亜鉛(II)2.19g(0.0069mol)、ベンゾニトリル20.53gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物12.56gを得た(4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルと3,6−ビス(4−メトキシフェノキシ)−4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)フタロニトリルに対する収率89.2%)。
200mlの四つ口フラスコに合成例1で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル3.00g(0.0062mol)、合成例11で得られた3,6−ビス(2,6−ジクロロフェノキシ)−4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)フタロニトリル4.46g(0.062mol)、ヨウ化亜鉛(II)1.08g(0.0034mol)、ベンゾニトリル11.18gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物7.02gを得た(4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルと3,6−ビス(2,6−ジクロロフェノキシ)−4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)フタロニトリルに対する収率91.7%)
[実施例9][ZnPc−{α―(2−ClPhO)4F4}{β―(2,5−Cl2PhO)8}]の合成
200mlの四つ口フラスコに合成例1で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル3.00g(0.0062mol)、合成例12で得られた3,6−ビス(2−クロロフェノキシ)−4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)フタロニトリル4.22g(0.062mol)、ヨウ化亜鉛(II)1.08g(0.0034mol)、ベンゾニトリル10.84gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物6.73gを得た(4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルと3,6−ビス(2−クロロフェノキシ)−4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)フタロニトリルに対する収率90.7%)
[実施例10][ZnPc−{α−(2,6−(CH3)2PhO)2.4F5.6}{β−(2,5−Cl2PhO)4.8(2−CH3PhO)3.2}]の合成
200mlの四つ口フラスコに合成例2で得られた4,5−ビス(2−メチルフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル3.00g(0.0080mol)、合成例9で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリル7.03g(0.012mol)、ヨウ化亜鉛(II)1.75g(0.0055mol)、ベンゾニトリル15.1gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物7.26gを得た(4,5−ビス(2−メチルフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルと4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリルに対する収率70.1%)。
200mlの四つ口フラスコに合成例3で得られた4,5−ビス(4−メトキシカルボニルフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル3.00g(0.0065mol)、合成例9で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリル5.70g(0.0097mol)、ヨウ化亜鉛(II)1.42g(0.0044mol)、ベンゾニトリル13.1gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物4.82gを得た(4,5−ビス(4−メトキシカルボニルフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルと4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリルに対する収率53.8%)。
200mlの四つ口フラスコに合成例4で得られた4,5−ビス(4−ニトロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル3.00g(0.0068mol)、合成例9で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリル6.04g(0.0103mol)、ヨウ化亜鉛(II)1.50g(0.0047mol)、ベンゾニトリル13.56gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物6.87gを得た(4,5−ビス(4−ニトロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルと4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリルに対する収率73.8%)。
200mlの四つ口フラスコに合成例5で得られた4,5−ビス(4−ブロモフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル3.00g(0.0059mol)、合成例9で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリル5.23g(0.0089mol)、ヨウ化亜鉛(II)1.30g(0.0041mol)、ベンゾニトリル12.40gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物6.15gを得た(4,5−ビス(4−ブロモフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルと4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリルに対する収率72.6%)。
200mlの四つ口フラスコに合成例6で得られた4,5−ビス(3−シアノフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル3.00g(0.0075mol)、合成例14で得られた4,5−ビス(4−シアノフェノキシ)−3−フルオロー6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリル5.99g(0.0113mol)、ヨウ化亜鉛(II)1.65g(0.0052mol)、ベンゾニトリル13.49gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物5.5gを得た(4,5−ビス(3−シアノフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルと4,5−ビス(4−シアノフェノキシ)−3−フルオロー6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリルに対する収率59.2%)。
200mlの四つ口フラスコに合成例6で得られた4,5−ビス(3−シアノフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル3.00g(0.0075mol)、合成例15で得られた3,4,5,6−テトラ(4−メトキシフェノキシ)フタロニトリル4.64g(0.0075mol)、ヨウ化亜鉛(II)1.32g(0.0041mol)、ベンゾニトリル11.47gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物5.72gを得た(4,5−ビス(3−シアノフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルと3,4,5,6−テトラ(4−メトキシフェノキシ)フタロニトリルに対する収率72.5%)。
200mlの四つ口フラスコに合成例4で得られた4,5−ビス(4−ニトロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル3.00g(0.0075mol)、合成例17で得られた4,5−ビス(4−メトキシフェノキシ)−3−フルオロー6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリル5.24g(0.0103mol)、ヨウ化亜鉛(II)1.50g(0.0047mol)、ベンゾニトリル12.36gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物6.73gを得た(4,5−ビス(4−ニトロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルと4,5−ビス(4−メトキシフェノキシ)−3−フルオロー6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリルに対する収率79.1%)。
200mlの四つ口フラスコに合成例5で得られた4,5−ビス(4−ブロモフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル2.30g(0.0045mol)、合成例18で得られた4,5−ビス(4−メトキシカルボニルフェノキシ)−3,6−ビス(4−メトキシフェノキシ)フタロニトリル3.06g(0.0045mol)、ヨウ化亜鉛(II)0.80g(0.0025mol)、ベンゾニトリル8.04gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物4.49gを得た(4,5−ビス(4−ブロモフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルと4,5−ビス(4−メトキシカルボニルフェノキシ)−3,6−ビス(4−メトキシフェノキシ)フタロニトリルに対する収率81.6%)。
200mlの四つ口フラスコに合成例8で得られた4−(2−クロロフェノキシ)−5−(4−メトキシカルボニルフェノキシ)3,6−ジフルオロフタロニトリル2.03g(0.0052mol)、合成例9で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリル3.07g(0.0052mol)、ヨウ化亜鉛(II)0.92g(0.0029mol)、ベンゾニトリル8.05gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物4.32gを得た(4−(2−クロロフェノキシ)−5−(4−メトキシカルボニルフェノキシ)3,6−トリフルオロフタロニトリルと4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリルに対する収率78.0%)。
200mlの四つ口フラスコに合成例1で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリル4.86g(0.010mol)、合成例19で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2−フェニルフェノキシ)フタロニトリル6.36g(0.010mol)、ヨウ化亜鉛(II)1.76g(0.0055mol)、ベンゾニトリル16.84gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物8.57gを得た(4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3,6−ジフルオロフタロニトリルと4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2−フェニルフェノキシ)フタロニトリルに対する収率74.3%)。
200mlの四つ口フラスコに上記で得られた合成例9で得られた4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリル30.0g(0.0510mol)、ヨウ化亜鉛(II)4.48g(0.0140mol)、ベンゾニトリル45.0gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物26.73gを得た(4,5−ビス(2,5−ジクロロフェノキシ)−3−フルオロ−6−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリルに対する収率86.7%)。
(ポリイミド樹脂中での分光特性測定)
ネオプリムL−3430(三菱ガス化学社製、50μm厚)8部にジメチルアセトアミド(DMAc)100部を加え、120℃で1時間攪拌し、溶解させた。この溶液6.063gに上記で得られたフタロシアニン化合物(A)または比較例1のフタロシアニン化合物15mgを加え、混合、溶解して樹脂塗料液を調整した。得られた樹脂塗料液をスピンコーターでガラス板状に塗布し120度で20分間乾燥させた(乾燥後膜厚:3μm)。得られたコーティングガラス板の吸収スペクトルを分光光度計(島津製作所製:UV−1800)で測定した。その結果を以下の表1にまとめた。
上記で得られたフタロシアニン化合物(A)または比較例1のフタロシアニン化合物0.100gに(株)日本触媒社製アクリル系バインダーポリマー1.48gおよびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(以下、PGMEAと略す)2.58g、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート0.350g、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)社製(IRGACURE369)0.024gを加え、溶解、混合して、樹脂塗料液を調製した。得られた樹脂塗料液をスピンコーターでガラス板に塗布し、100℃にて20分間乾燥させた後、さらに230℃にて20分間、加熱処理した(乾燥後膜厚:3μm)。得られたコーティングガラス板の吸収スペクトルを分光光度計(島津製作所製:UV−1800)にて測定し以下の表2にまとめた。
[参考例1][ZnPc−{α−(2−(COOCH3)PhO)4H4}{β−H8}]の合成
200mlの四つ口フラスコに上記で得られた合成例20で得られた3−(2−メトキシカルボニルフェノキシ)フタロニトリル4.17g(0.0150mol)、ヨウ化亜鉛(II)1.32g(0.0041mol)、ベンゾニトリル16.70gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物2.00gを得た(3−(2−メトキシカルボニルフェノキシ)フタロニトリルに対する収率45.0%)。
200mlの四つ口フラスコに上記で得られた合成例20で得られた3−(2−メトキシカルボニルフェノキシ)フタロニトリル4.00g(0.0144mol)、塩化銅(I)0.39g(0.0040mol)、ジエチレングリコールモノメチルエーテル9.33gを仕込み、180℃で撹拌しながら10時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物2.94gを得た(3−(2−メトキシカルボニルフェノキシ)フタロニトリルに対する収率69.5%)。
200mlの四つ口フラスコに上記で得られた合成例21で得られた3−(2−クロロフェノキシ)フタロニトリル10.19g(0.040mol)、ヨウ化亜鉛(II)3.51g(0.011mol)、ベンゾニトリル23.8gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物2.74gを得た(3−(2−クロロフェノキシ)フタロニトリルに対する収率25.3%)。
200mlの四つ口フラスコに上記で得られた合成例22で得られた3−(2,6−ジクロロフェノキシ)フタロニトリル2.3g(0.0080mol)、ヨウ化亜鉛(II)0.70g(0.0022mol)、ベンゾニトリル13.1gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物0.80gを得た(3−(2,6−ジクロロフェノキシ)フタロニトリルに対する収率32.8%)。
200mlの四つ口フラスコに上記で得られた合成例22で得られた3−(2,6−ジクロロフェノキシ)フタロニトリル4.00g(0.0144mol)、塩化銅(I)0.38g(0.0038mol)、ジエチレングリコールモノメチルエーテル9.33gを仕込み、180℃で撹拌しながら10時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物3.22gを得た(3−(2,6−ジクロロフェノキシ)フタロ
ニトリルに対する収率76.3%)。
200mlの四つ口フラスコに上記で得られた合成例23で得られた3−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリル3.72g(0.015mol)、ヨウ化亜鉛(II)1.32g(0.0041mol)、ベンゾニトリル14.90gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物2.59gを得た(3−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリルに対する収率65.4%)。
200mlの四つ口フラスコに上記で得られた合成例23で得られた3−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリル4.00g(0.0161mol)、塩化銅(I)0.44g(0.0044mol)、ジエチレングリコールモノメチルエーテル9.33gを仕込み、180℃で撹拌しながら10時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物2.87gを得た(3−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリルに対する収率67.44%)。
200mlの四つ口フラスコに上記で得られた合成例24で得られた3−(4−シアノフェノキシ)フタロニトリル8.0g(0.0326mol)、ヨウ化亜鉛(II)2.86g(0.0090mol)、ベンゾニトリル18.6gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物3.6gを得た(3−(2,6−ジメチルフェノキシ)フタロニトリルに対する収率47.3%)。
200mlの四つ口フラスコに合成例22で得られた3−(2,6−ジクロロフェノキシ)フタロニトリル2.5g(0.0086mol)、合成例23で得られた4−(2,6−ジクロロフェノキシ)フタロニトリル2.5g(0.0086mol)、ヨウ化亜鉛(II)1.1g(0.0048mol)、ベンゾニトリル7.5gを仕込み、160℃で撹拌しながら24時間反応させた。反応終了後、実施例1と全く同様の操作を行い、目的物4.2gを得た(3−(2,6−ジクロロフェノキシ)フタロニトリルと4−(2,6−ジクロロフェノキシ)フタロニトリルに対する収率79.2%)
[評価]
上記で得られたフタロシアニン化合物(B)について、フタロシアニン(A)の評価方法と同様にして、ポリイミド中の分光特性を測定し、その結果を表3にまとめた。また、フタロシアニン(A)の評価方法と同様にして、アクリル樹脂中での分光特性を測定し、その結果を表4にまとめた。
(2種の色素を混合してのポリイミド中での分光特性測定)
ネオプリムL−3430(三菱ガス化学社製、50μm厚)8部にDMAc100部を加え、120℃で1時間攪拌し、溶解させた。この溶液6.063gにフタロシアニン化合物(A)およびフタロシアニン化合物(B)を表5に記載の重量比で総量が15mgになるように量り取った色素混合物を、、混合、溶解して樹脂塗料液を調整した。得られた樹脂塗料液をスピンコーターでガラス板状に塗布し120度で20分間乾燥させた。得られたコーティングガラス板の吸収スペクトルを分光光度計(島津製作所製:UV−1800)で測定した。その結果を以下の表5にまとめた。
(2種の色素を混合してのアクリル樹脂中での分光特性測定)
フタロシアニン化合物(A)およびフタロシアニン化合物(B)を表6に記載の重量比で総量が0.100gになるように量り取り、(株)日本触媒社製アクリル系バインダーポリマー1.48gおよびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(以下、PGMEAと略す)2.58g、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート0.350g、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)社製(IRGACURE369)0.024gを加え、溶解、混合して、樹脂塗料液を調製した。得られた樹脂塗料液をスピンコーターでガラス板に塗布し、100℃にて20分間乾燥させた後、さらに230℃にて20分間、加熱処理した。得られたコーティングガラス板の吸収スペクトルを分光光度計(島津製作所製:UV−1800)にて測定し以下の表6にまとめた。
2 バレル、
3 赤外線カットフィルター、
4 ホルダー、
5 カバーガラス、
6 センサー。
Claims (3)
- 下記式(1):
で表わされる置換基(a)、または下記式(3):
で表わされる置換基(b)を表わし、
Z1、Z4、Z5、Z8、Z9、Z12、Z13、およびZ16は、それぞれ独立して、フッ素原子または下記式(3’):
で表わされる置換基(b’)を表わし、
Z1およびZ4をユニット1、Z5およびZ8をユニット2、Z9およびZ12をユニット3、Z13およびZ16をユニット4とした場合に、ユニット1〜4のいずれか1〜3個がユニットを構成する置換基のいずれもがフッ素原子であり、かつ、残りのユニットが、ユニットを構成する置換基のいずれもが置換基(b’)である、またはユニットを構成する置換基のいずれかが置換基(b’)であり、他方がフッ素原子であり、
Mは金属、金属酸化物または金属ハロゲン化物を表わす。)で示されるフタロシアニン化合物(A)。 - 前記Z2、Z3、Z6、Z7、Z10、Z11、Z14、およびZ15のうち少なくとも2個は、前記置換基(a)である、請求項1に記載のフタロシアニン化合物(A)。
- 前記フタロシアニン化合物(A)の最大吸収波長に対して5〜50nm短い最大吸収波長を有するフタロシアニン化合物(B)を含み、前記フタロシアニン化合物(B)の最大吸収波長での吸光度に対するサブピークでの吸光度の割合が0.4以下である、フタロシアニン組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012154026A JP5914223B2 (ja) | 2012-07-09 | 2012-07-09 | フタロシアニン化合物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012154026A JP5914223B2 (ja) | 2012-07-09 | 2012-07-09 | フタロシアニン化合物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014015542A true JP2014015542A (ja) | 2014-01-30 |
JP5914223B2 JP5914223B2 (ja) | 2016-05-11 |
Family
ID=50110531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012154026A Active JP5914223B2 (ja) | 2012-07-09 | 2012-07-09 | フタロシアニン化合物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5914223B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016031574A1 (ja) * | 2014-08-29 | 2016-03-03 | 富士フイルム株式会社 | 組成物、硬化膜、パターン形成方法、カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法、固体撮像素子および画像表示装置 |
WO2017028652A1 (zh) * | 2015-08-18 | 2017-02-23 | 杭州海康机器人技术有限公司 | 一种镜头、摄像机、包裹检测系统和图像处理方法 |
US10564320B2 (en) | 2017-05-17 | 2020-02-18 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Compound, photosensitive resin composition including the same, and color filter |
JP7451906B2 (ja) | 2018-09-10 | 2024-03-19 | 三菱ケミカル株式会社 | 着色樹脂組成物、カラーフィルタ、及び画像表示装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61152769A (ja) * | 1984-12-26 | 1986-07-11 | Tdk Corp | フタロシアニン化合物 |
JPH06228533A (ja) * | 1993-02-04 | 1994-08-16 | Nippon Shokubai Co Ltd | 新規含フッ素フタロシアニン化合物、その製造方法、それを含む近赤外線吸収材料およびそれらを含む光記録媒体 |
JP2001106689A (ja) * | 1999-07-30 | 2001-04-17 | Nippon Shokubai Co Ltd | フタロシアニン化合物およびその製造方法ならびにこれを用いてなる近赤外吸収色素 |
JP2008050599A (ja) * | 2006-07-28 | 2008-03-06 | Nippon Shokubai Co Ltd | フタロシアニン化合物 |
JP2009051896A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 着色硬化性組成物 |
JP2011094127A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-05-12 | Nippon Shokubai Co Ltd | 熱線吸収材 |
-
2012
- 2012-07-09 JP JP2012154026A patent/JP5914223B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61152769A (ja) * | 1984-12-26 | 1986-07-11 | Tdk Corp | フタロシアニン化合物 |
JPH06228533A (ja) * | 1993-02-04 | 1994-08-16 | Nippon Shokubai Co Ltd | 新規含フッ素フタロシアニン化合物、その製造方法、それを含む近赤外線吸収材料およびそれらを含む光記録媒体 |
JP2001106689A (ja) * | 1999-07-30 | 2001-04-17 | Nippon Shokubai Co Ltd | フタロシアニン化合物およびその製造方法ならびにこれを用いてなる近赤外吸収色素 |
JP2008050599A (ja) * | 2006-07-28 | 2008-03-06 | Nippon Shokubai Co Ltd | フタロシアニン化合物 |
JP2009051896A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 着色硬化性組成物 |
JP2011094127A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-05-12 | Nippon Shokubai Co Ltd | 熱線吸収材 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016031574A1 (ja) * | 2014-08-29 | 2016-03-03 | 富士フイルム株式会社 | 組成物、硬化膜、パターン形成方法、カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法、固体撮像素子および画像表示装置 |
CN106661342A (zh) * | 2014-08-29 | 2017-05-10 | 富士胶片株式会社 | 组合物、硬化膜、图案形成方法、彩色滤光器、彩色滤光器的制造方法、固态摄影元件以及图像显示装置 |
CN106661342B (zh) * | 2014-08-29 | 2019-07-16 | 富士胶片株式会社 | 组合物、硬化膜、图案形成方法、彩色滤光器及其制造方法、固态摄影元件及图像显示装置 |
WO2017028652A1 (zh) * | 2015-08-18 | 2017-02-23 | 杭州海康机器人技术有限公司 | 一种镜头、摄像机、包裹检测系统和图像处理方法 |
US10386632B2 (en) | 2015-08-18 | 2019-08-20 | Hangzhou Hikrobot Technology Co., Ltd | Lens, camera, package inspection system and image processing method |
US10564320B2 (en) | 2017-05-17 | 2020-02-18 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Compound, photosensitive resin composition including the same, and color filter |
JP7451906B2 (ja) | 2018-09-10 | 2024-03-19 | 三菱ケミカル株式会社 | 着色樹脂組成物、カラーフィルタ、及び画像表示装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5914223B2 (ja) | 2016-05-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101661088B1 (ko) | 광학 필터, 고체 촬상 장치 및 카메라 모듈 | |
JP7200985B2 (ja) | 光学フィルター、カメラモジュールおよび電子機器 | |
TWI633342B (zh) | Light selective transmission filter, resin sheet and solid-state imaging element | |
KR101969612B1 (ko) | 광학 필터 및 이 광학 필터를 이용한 고체 촬상 장치 및 카메라 모듈 | |
KR102020917B1 (ko) | 코어-쉘 염료, 이를 포함하는 감광성 수지 조성물 및 컬러필터 | |
JP6752202B2 (ja) | 有機着色顔料と赤外線吸収色素を含む顔料分散液、着色樹脂組成物および光学フィルター | |
JP2014028950A (ja) | 組成物およびカラーフィルタ | |
JP2013011869A (ja) | カラーフィルター用色素、該色素を用いた着色樹脂組成物及び該樹脂組成物からなるカラーフィルター | |
JP5914223B2 (ja) | フタロシアニン化合物 | |
JP6243107B2 (ja) | 光選択透過フィルター、その基材及び用途 | |
JP6317067B2 (ja) | 光選択透過フィルター、樹脂シート及び固体撮像素子 | |
JP6174426B2 (ja) | 光選択透過フィルター形成用樹脂組成物及びその用途 | |
JP2010077408A (ja) | フタロシアニン化合物 | |
JP2011197669A (ja) | カラーフィルタ組成物 | |
KR102558721B1 (ko) | 고체 촬상 소자용 조성물, 적외선 차폐막 및 고체 촬상 소자 | |
JP6054649B2 (ja) | 光選択透過フィルター形成用樹脂組成物及びその用途 | |
CN113292807A (zh) | 树脂组合物、化合物、基材、光学滤波器、固体摄像装置及光学传感器装置 | |
JP6016507B2 (ja) | フタロシアニン化合物およびこれを含む赤外線カットフィルター | |
JP7505259B2 (ja) | 光学フィルターおよびその用途 | |
JP2022189736A (ja) | 組成物、光学部材および光学部材を備えた装置 | |
KR102721867B1 (ko) | 수지 조성물 및 이를 이용한 표시장치 | |
TWI803701B (zh) | 光學感測器用組成物 | |
KR20220075465A (ko) | 수지 조성물 및 이를 이용한 표시장치 | |
KR20220090399A (ko) | 코어-쉘 염료, 이를 포함하는 감광성 수지 조성물, 감광성 수지막, 컬러필터 및 cmos 이미지센서 | |
JP2023541420A (ja) | コア-シェル染料、これを含む感光性樹脂組成物、感光性樹脂膜、カラーフィルタ、およびcmosイメージセンサー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150205 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150910 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151006 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151028 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160315 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160404 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5914223 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |