JP2014015151A - 運搬台車 - Google Patents

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JP2014015151A JP2012154796A JP2012154796A JP2014015151A JP 2014015151 A JP2014015151 A JP 2014015151A JP 2012154796 A JP2012154796 A JP 2012154796A JP 2012154796 A JP2012154796 A JP 2012154796A JP 2014015151 A JP2014015151 A JP 2014015151A
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Abstract

【課題】運搬対象物の落下を容易に防止することができる運搬台車を提供する。
【解決手段】運搬台車1が、複数の車輪11が設けられた土台部10と、土台部10から車輪11と反対側に延びる支柱部20と、支柱部20に設けられ、水平方向に延びる軸部30と、を備えている。軸部30は、運搬対象物2を支持している。軸部30は、運搬対象物2がセットされるセット部31と、セット部31にセットされた運搬対象物2の移動を規制するストッパ部32と、を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、運搬台車に関し、とりわけ、運搬対象物の落下を防止する機能を有する運搬台車に関する。
例えば特許文献1に記載された運搬台車が、従来より知られている。この特許文献1に記載された運搬台車について、図7を参照して説明する。図7は、特許文献1に記載された運搬台車の構成を示す概略側面図である。図7に示すように、運搬台車は、複数の車輪511が設けられた土台部510と、当該土台部510の後端から鉛直上方に立ち上がり、手押し操作用の把手部512を固定する一対の把手部固定アーム516と、前記土台部510の下面に設けられ、先端に引留具515を有する荷掛ベルト514を巻出し及び巻取り可能な巻取装置513と、を備えている。
複数の運搬対象物502が土台部510上に積載されると、荷掛ベルト514が複数の運搬対象物502の周りに沿って巻出されて、当該荷掛ベルト514の引留具515が把手部512に係止される。これにより、運搬中に、運搬対象物502が荷崩れしたり落下することを防止することができる。
特開平11−165641号公報
しかしながら、従来の運搬台車では、手動で荷掛ベルト514を巻出して、当該荷掛ベルト514の引留具515を把手部512に係止していたため、煩雑である。また、作業者が当該作業を行うことを忘れてしまうと、運搬対象物502が荷崩れしたり落下してしまう、というおそれがあった。
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、運搬対象物の落下を容易に防止することができる運搬台車を提供することである。
本発明は、複数の車輪が設けられた土台部と、前記土台部から前記車輪と反対側に延びる支柱部と、前記支柱部に設けられ、水平方向に延びる軸部と、を備え、前記軸部は、運搬対象物を支持し、前記軸部は、運搬対象物がセットされるセット部と、前記セット部にセットされた前記運搬対象物の移動を規制するストッパ部と、を有していることを特徴とする運搬台車である。
本発明によれば、セット部にセットされた運搬対象物の移動がストッパ部により規制されるため、運搬対象物の落下を容易に防止することができる。
好ましくは、前記ストッパ部は、前記軸部の軸芯に対して突出及び引込み自在になっている。このような態様によれば、ストッパ部を軸部の軸芯に対して突出させることで、セット部にセットされた運搬対象物の移動を規制することができる。また、ストッパ部を軸部の軸芯に対して引込ませることで、運搬対象物をセット部にセットする作業及び運搬対象物をセット部から取外す作業を容易に行うことができる。
更に、好ましくは、運搬台車には、前記車輪の回転を抑制する可動のロック部が設けられており、前記ロック部が前記車輪の回転を抑制している状態を解除されると、前記ストッパ部が前記セット部にセットされた前記運搬対象物の移動を規制している状態にさせられる。このような形態によれば、ロック部が車輪の回転を抑制している状態を解除されると、ストッパ部がセット部にセットされた運搬対象物の移動を規制している状態に自動的になるため、運搬中における運搬対象物の落下を自動で防止することができる。
この場合、好ましくは、前記ロック部が前記車輪の回転を抑制している状態になると、前記ストッパ部が前記セット部にセットされた前記運搬対象物の移動を規制している状態を解除させられる。このような形態によれば、運搬対象物をセット部にセットする際や運搬対象物をセット部から取外す際等に、ロック部が車輪の回転を抑制すると、ストッパ部が運搬対象物の移動を規制している状態が自動的に解除される。このため、運搬対象物をセット部にセットする作業や運搬対象物をセット部から取外す作業等を行いやすい状態に自動でさせることができる。
例えば、前記ロック部は、一対の車輪の回転を抑制する一対のロック部材と、前記ロック部材同士を連結する連結軸と、前記連結軸をロック位置に移動させるロック手段と、前記連結軸を解除位置に移動させる解除手段と、前記連結軸を前記ロック位置または前記解除位置で保持する保持手段と、を有しており、前記ロック手段は、前記連結軸を前記ロック位置に移動させることにより、各ロック部材が各々の対応する車輪の回転を抑制している状態にさせるようになっており、前記解除手段は、前記連結軸を前記解除位置に移動させることにより、各ロック部材が各々の対応する車輪の回転を抑制している状態を解除させるようになっている。
好ましくは、前記ストッパ部は、コイルと当該コイル内に設けられた可動鉄心とを有するソレノイドであり、運搬台車は、前記ソレノイドの前記コイルに通電させて前記可動鉄心を突出位置に位置させ、前記ソレノイドの前記コイルに通電させないようにさせて前記可動鉄心を引込位置に位置させるスイッチ手段を更に備える。これにより、運搬対象物の落下を簡易な機構で防止することができる。
また、好ましくは、前記ストッパ部は、前記セット部にセットされた前記運搬対象物の移動を前記軸部の先端側から規制するようになっている。この場合、運搬対象物が軸部の先端側から落下することを簡易な機構で防止することができる。
本発明によれば、セット部にセットされた運搬対象物の移動がストッパ部により規制されるため、運搬対象物の落下を容易に防止することができる。
図1は、本発明の一実施の形態における運搬台車の概略斜視図である。 図2は、軸部の軸芯を通る鉛直断面における当該軸部を示す概略断面図である。 図3は、ロック部を説明するための図であって、ロック部が車輪の回転を抑制している状態を解除されている状態を示す概略斜視図である。 図4は、図3に対応する図であって、ロック部が車輪の回転を抑制している状態を示す概略斜視図である。 図5は、図3に対応する図であって、解除手段によりロック部が車輪の回転を抑制している状態を解除される機構を説明するための概略斜視図である。 図6は、図1におけるロック部の他の例を示す概略背面図である。 図7は、特許文献1に記載された運搬台車の構成を示す概略側面図である。
《構成》
以下、図面を参照して、本発明の一実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態における運搬台車1の概略斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態の運搬台車1は、複数の車輪11(11a〜11d)が設けられた土台部10と、土台部10から車輪11と反対側(図1では上方)に延びる支柱部20と、当該支柱部20に設けられ、水平方向に延びる軸部30と、を備えている。土台部10、支柱部20及び軸部30には、金属や樹脂等を用いることができ、本実施の形態では、加工性に優れた一般構造用圧延部材を用いている。
本実施の形態の土台部10は、一方側の前輪11aと一方側の後輪11cとを回転自在に支持する一方車輪支持部材12と、他方側の前輪11bと他方側の後輪11dとを回転自在に支持する他方車輪支持部材13と、一方車輪支持部材12の後端と他方車輪支持部材13の後端とを連結する連結部材14と、を有している。
支柱部20は、連結部材14の中央領域から鉛直上方に延びる軸部材で構成されている。また、支柱部20には、金属板21を介して軸部30が溶接されている。金属板21により、支柱部20と軸部30との間の接合面積を広く確保することができるため、軸部30を堅牢に固定することができる。
図1に示すように、軸部30は、運搬対象物2を支持している。運搬対象物2としては、種々の形態が想定され得るが、中空空間を有する運搬対象物を用いることが好ましい。この場合、運搬対象物2の中空空間に軸部30を通すことにより、軸部30が運搬対象物2を支持することができるため、運搬対象物2の外面が運搬台車に接触しない状態で、運搬作業を行うことができる。本実施の形態では、運搬対象物2の一例として、塗工対象物として広く用いられ得る中空のロール状の原反を用いている。とりわけ、中空のロール状の原反は、比較的大径で重量が大きいため、当該原反の運搬作業に労力を要する。加えて、当該原反の外周に運搬台車1が接触することは好ましくない。このため、本実施の形態の運搬台車1は、運搬対象物2として中空のロール状の原反を運搬するのに適している。
図1に示すように、軸部30は、支柱部20から水平方向に延びる中空の丸棒39と、当該丸棒39に設けられ、運搬対象物2がセットされるセット部31と、セット部31にセットされた運搬対象物2の移動を規制するストッパ部32と、を有している。セット部31には、運搬対象物2がセットされるべき位置を示すけがき線が設けられていてもよいし、運搬対象物2の損傷を防止すべくゴム等の弾性部材が設けられていてもよい。
次に、ストッパ部32について、図2を参照して説明する。図2は、軸部30の軸芯を通る鉛直断面における当該軸部30を示す概略断面図である。図2に示すように、ストッパ部32は、中空の丸棒39内に設けられており、軸部30の軸芯に対して突出及び引込み自在になっている。ストッパ部32は、コイル34と当該コイル34内に設けられた可動鉄心35とを有するソレノイド33として構成されている。可動鉄心35は、セット部31にセットされた運搬対象物2の移動を規制する小径鉄心35aと、当該小径鉄心35aより大径な大径鉄心35bと、により構成されている。
また、ソレノイド33は、図2に示すように、コイル34の周りを覆うと共に、当該コイル34を保持するカバー部材36と、当該カバー部材36の底面に、当該底面の外周に沿って等間隔に4つ設けられた固定部37と、を有している。各固定部37には、ねじ孔37bが設けられている。丸棒39に設けられた4つの貫通孔39bをそれぞれ貫通する4つのボルト38が、4つのねじ孔37bにそれぞれ螺合されている。
可動鉄心35は、コイル34が通電されている際に突出位置に位置し、コイル34が通電されていない際に引込位置に位置するようになっている。このため、図2に示すように、丸棒39及びカバー部材36には、小径鉄心35aが通過可能な通過孔39aおよび通過孔36aがそれぞれ設けられている。ここで、カバー部材36の通過孔36aの径は、小径鉄心35aの外径より大きく、大径鉄心35bの外径より小さい。このため、大径鉄心35bは、通過孔36aを通過することができず、可動鉄心35は、カバー部材36内に保持されるようになっている。
また、ソレノイド33は、丸棒39において、セット部31よりも先端側に配置されている。このため、ストッパ部32は、セット部31にセットされた運搬対象物2の移動を軸部30の先端側から規制するようになっている。
一方、本実施の形態の土台部10には、車輪11の回転を抑制する可動のロック部40が設けられている。このロック部40について、図3乃至図5を参照しながら詳細に説明する。図3乃至図5は、ロック部40を説明するための概略斜視図である。
図3乃至図5に示すように、本実施の形態のロック部40は、一対の後輪11c、11dの回転を抑制するロック部材41と、各々のロック部材41同士を一体に連結する連結軸42と、連結軸42をロック位置に移動させるロック手段43と、連結軸42を解除位置に移動させる解除手段44と、連結軸42をロック位置または解除位置で保持する保持手段46と、を有している。
保持手段46は、屈曲孔462をそれぞれ有する一対の連結軸保持部材461を有しており、一対の屈曲孔462を連結軸42が貫通している。各屈曲孔462は、L字状になっており、連結軸42をロック位置または解除位置に案内するようになっている。保持手段46は、後述するように、連結軸42を付勢するバネ部材463を有している。また、一対の連結軸保持部材461の前部は、土台部10の連結部材14に回動自在に支持されており、後述するように、一対の連結軸保持部材461の後部は、保持部材連結軸443により一体に連結されている。
ロック手段43は、作業者により押圧されるロックバー432と、当該ロックバー432と連結軸42とを連結する連結バー431と、を含んでいる。ロックバー432は、土台部10の連結部材14に連結されたバネ部材463により付勢されている。図3に示す状態からロックバー432が作業者により下方に押圧されることにより、連結軸42が、屈曲孔462内を下方に案内されて図4に示すロック位置に移動させられるようになっている。そして、図4に示す状態において、連結軸42がロックバー432を介してバネ部材463によって付勢されることにより、ロック位置に保持されるようになっている。このような機構により、ロック手段43は、連結軸42をロック位置に移動させることにより、各ロック部材41が各々の対応する車輪11の回転を抑制している状態にさせるようになっている。
解除手段44は、作業者により押圧される解除ペダル441と、一対の連結軸保持部材461の後部同士を一体に連結する保持部材連結軸443と、当該保持部材連結軸443と解除ペダル441とを連結するペダル連結バー442と、を含んでいる。更に、解除手段44は、一対の連結軸保持部材461の上部を一体に連結する保持部材連結板445を含んでおり、当該保持部材連結板445は、土台部10の連結部材14にバネ部材446を介して支持されている。図4に示す状態から解除ペダル441が作業者により下方に押圧されることにより、連結軸保持部材461の後部が下方に回動されると共に、連結軸42が、屈曲孔462内を上方に案内され、図5に示す中間位置に移動させられるようになっている。続いて、バネ部材463の弾性力により、連結軸42が、屈曲孔462内を前方に案内されて図3に示す解除位置の方に移動させられるようになっている。その後、作業者による解除ペダル441の押圧が解除されると、バネ部材446の弾性力により、連結軸保持部材461の後部が上方に回動されて、連結軸42が、図3に示す解除位置に移動させられるようになっている。このような機構により、解除手段44は、連結軸42を解除位置に移動させることにより、各ロック部材41が各々の対応する車輪11の回転を抑制している状態を解除させるようになっている。また、図3に示す状態において、連結軸42がロックバー432を介してバネ部材463によって付勢されることにより、解除位置に保持されるようになっている。
また、図1に示すように、本実施の形態の運搬台車1は、スイッチ手段50を更に備えている。スイッチ手段50は、いわゆるリレー回路として構成されている。スイッチ手段50は、図1に示すように、入力側電源54に接続された入力側回路と出力側電源55に接続された出力側回路とを含むリレースイッチ51を有している。図3乃至図5に示すように、リレースイッチ51の入力側に、土台部側接点板52が接続されており、ロック部40の連結軸42に、土台部側接点板52と接触するロック部側接点板53が設けられている。図1に示すように、リレースイッチ51の出力側には、ソレノイド33のコイル34が接続されている。
前述したように、連結軸42が図3に示す解除位置にある場合、ロック部40が車輪11の回転を抑制している状態を解除されている。このとき、ロック部側接点板53は、土台部側接点板52と接触している状態であり、リレー回路の入力側に通電がなされる。この場合、スイッチ手段50は、リレー回路の出力側にあるソレノイド33のコイル34に通電させ可動鉄心35を突出位置に位置させるようになっている。すなわち、ロック部40が車輪11の回転を抑制している状態を解除されると、スイッチ手段50により、ストッパ部32がセット部31にセットされた運搬対象物2の移動を規制している状態にさせられるようになっている。
一方、前述したように、連結軸42が図4に示すロック位置にある場合、ロック部40が車輪11の回転を抑制している状態である。このとき、ロック部側接点板53は、土台部側接点板52と接触していない状態であり、リレー回路の入力側に通電がなされない。この場合、スイッチ手段50は、リレー回路の出力側にあるソレノイド33のコイル34に通電させず可動鉄心35を引込位置に位置させるようになっている。すなわち、ロック部40が車輪11の回転を抑制している状態になると、スイッチ手段50により、ストッパ部32がセット部31にセットされた運搬対象物2の移動を規制している状態を解除されるようになっている。
《作用・効果》
次に、以上のような構成からなる本実施の形態の作用について、図を参照しながら説明する。
先ず、運搬対象物2をセット部31にセットする際には、図3に示す状態からロックバー432が作業者により下方に押圧されることにより、連結軸42が、屈曲孔462内を下方に案内されて図4に示すロック位置に移動させられる。これにより、各ロック部材41が、各々の対応する車輪11の回転を抑制している状態になる。このとき、ロック部側接点板53は、土台部側接点板52と接触していない状態であるため、ソレノイド33のコイル34に通電がなされず、可動鉄心35が自動的に引込位置に位置する。その後、運搬対象物2がセット部31にセットされる。このとき、可動鉄心35が引込位置に位置する、すなわち、ストッパ部32が運搬対象物の移動を規制している状態が解除されているため、運搬対象物2をセット部31にセットする作業を容易に行うことができる。
次に、運搬対象物2を運搬する際には、図4に示す状態から解除ペダル441が作業者により下方に押圧されることにより、連結軸保持部材461の後部が下方に回動されて、連結軸42が、屈曲孔462内を上方に案内されて図5に示す中間位置に移動させられる。続いて、バネ部材463の弾性力により、連結軸42が、屈曲孔462内を前方に案内されて図3に示す解除位置の方に移動させられる。その後、作業者による解除ペダル441の押圧が解除されると、バネ部材446の弾性力により、連結軸保持部材461の後部が上方に回動されて、連結軸42が、図3に示す解除位置に移動させられる。これにより、各ロック部材41が、各々の対応する車輪11の回転を抑制している状態が解除される。このとき、ロック部側接点板53は、土台部側接点板52と接触している状態であるため、ソレノイド33のコイル34に通電がなされ、ストッパ部32が運搬対象物2の移動を規制している状態に自動的になる。このため、運搬対象物2の落下を自動で防止することができる。とりわけ、本実施の形態によれば、セット部31が、運搬対象物2の移動を軸部30の先端側から規制するようになっているため、運搬対象物2が軸部30の先端側から落下することを簡易な機構で防止することができる。
次に、運搬対象物2をセット部31から取外す際には、図3に示す状態からロックバー432が作業者により下方に押圧されることにより、連結軸42が、屈曲孔462内を下方に案内されて図4に示すロック位置に移動させられる。これにより、各ロック部材41が、各々の対応する車輪11の回転を抑制している状態になる。このとき、ロック部側接点板53は、土台部側接点板52と接触していない状態であるため、ソレノイド33のコイル34に通電がなされず、ストッパ部32が運搬対象物の移動を規制している状態が自動的に解除される。このため、運搬対象物2をセット部31から取外す作業を容易に行うことができる。
以上のように、本実施の形態によれば、セット部31にセットされた運搬対象物2の移動がストッパ部32により規制されるため、運搬対象物2の落下を容易に防止することができる。
また、本実施の形態によれば、運搬対象物2をセット部31にセットする際や運搬対象物2をセット部31から取外す際等に、ロック部40が車輪11の回転を抑制すると、ストッパ部32が運搬対象物2の移動を規制している状態が自動的に解除される。このため、運搬対象物2をセット部31にセットする作業や運搬対象物2をセット部31から取外す作業等を行いやすい状態に自動でさせることができる。
また、本実施の形態によれば、ストッパ部32が、コイル34と当該コイル34内に設けられた可動鉄心35とを有するソレノイド33であり、運搬台車1は、ロック部40が車輪11の回転を抑制している状態を解除されている場合、可動鉄心35を突出位置に位置させ、ロック部40が車輪11の回転を抑制している状態である場合、可動鉄心35を引込位置に位置させるスイッチ手段50を更に備えるため、運搬対象物の落下を簡易な機構で自動で防止することができる。
一例として、本実施の形態の運搬台車1は、土台部10の水平方向の長さを600mm程度、支柱部20の上下方向の長さを1000mm程度、軸部30の水平方向の長さを400mm程度として、構成することができる。この場合、一例として、直径が200〜250mm程度、幅が300mm程度のロール状の原反が、運搬対象物2として適している。
ところで、運搬対象物2が軸部30の先端側から落下することを簡易な機構で防止するという点だけに着目すると、ストッパ部32がセット部31にセットされた運搬対象物2の移動を軸部30の先端側から規制する態様の方が、ストッパ部32が運搬対象物2の移動を支柱部20側から規制する態様よりも好ましい。ストッパ部32が運搬対象物2の移動を支柱部20側から規制する場合、例えば、運搬対象物2の支柱部20側に、突出位置にある可動鉄心35と係合する孔を設ける必要等が生じてしまう。
以上の実施の形態では、図3乃至図5に示すように、ロック部40のロック部材41が車輪11c、11dに当接することにより、車輪11c、11dの回転を抑制する例を示したが、本発明はこのような例に限定されない。図6に、ロック部の他の例を示す。図6に示す例では、連結部材14の中央領域の下面にロック部400が設けられている。ロック部400は、いわゆるハンマーロックとして構成されている。ロック部400は、連結部材14の中央部の下面に固定された固定部401と、床面との摩擦抵抗によって車輪11の回転を抑制する当接部402と、当該当接部402を固定部401に対して可動に支持する可動支持部403と、作業者による押圧によって当該可動支持部403を移動させるレバー404と、を有している。このような形態によっても、本実施の形態と同様な効果が得られ得る。
以上の実施の形態では、図2に示すように、ストッパ部32が、ソレノイド33により構成されていて、電気信号に基づいて、軸部30の軸芯に対して突出及び引込み自在になっている例を示したが、本発明はこのような例に限定されない。ストッパ部32が、ワイヤ等の機械的機構に基づいて、軸部30の軸芯に対して突出及び引込み自在になっていてもよい。
なお、本願において、軸部が「水平方向に延びる」とは、軸部30に支持された運搬対象物2が、ストッパ部32により規制されない状態で、自然落下しない程度の水平度で延びることを意味する。
1 運搬台車
2 運搬対象物
10 土台部
11 車輪
14 連結部材
20 支柱部
21 金属板
30 軸部
31 セット部
32 ストッパ部
33 ソレノイド
34 コイル
35 可動鉄心
36 カバー部材
37 固定部
39 丸棒
40 ロック部
41 ロック部材
42 連結軸
43 ロック手段
432 ロックバー
44 解除手段
441 解除ペダル
443 保持部材連結軸
446 バネ部材
46 保持手段
461 連結軸保持部材
462 屈曲孔
463 バネ部材
400 ロック部
401 固定部
402 当接部
403 可動支持部
404 レバー
50 スイッチ手段
51 リレースイッチ
52 土台部側接点板
53 ロック部側接点板
54 入力側電源
55 出力側電源
502 運搬対象物
510 土台部
511 車輪
512 把手部
513 巻取装置
514 荷掛ベルト
515 引留具
516 把手部固定アーム

Claims (7)

  1. 複数の車輪が設けられた土台部と、
    前記土台部から前記車輪と反対側に延びる支柱部と、
    前記支柱部に設けられ、水平方向に延びる軸部と、
    を備え、
    前記軸部は、運搬対象物を支持し、
    前記軸部は、前記運搬対象物がセットされるセット部と、前記セット部にセットされた前記運搬対象物の移動を規制するストッパ部と、を有している
    ことを特徴とする運搬台車。
  2. 前記ストッパ部は、前記軸部の軸芯に対して突出及び引込み自在になっている
    ことを特徴とする請求項1に記載の運搬台車。
  3. 前記車輪の回転を抑制する可動のロック部が設けられており、
    前記ロック部が前記車輪の回転を抑制している状態を解除されると、前記ストッパ部が前記セット部にセットされた前記運搬対象物の移動を規制している状態にさせられる
    ことを特徴とする請求項2に記載の運搬台車。
  4. 前記ロック部が前記車輪の回転を抑制している状態になると、前記ストッパ部が前記セット部にセットされた前記運搬対象物の移動を規制している状態を解除させられる
    ことを特徴とする請求項3に記載の運搬台車。
  5. 前記ロック部は、
    一対の車輪の回転を抑制する一対のロック部材と、
    前記ロック部材同士を連結する連結軸と、
    前記連結軸をロック位置に移動させるロック手段と、
    前記連結軸を解除位置に移動させる解除手段と、
    前記連結軸を前記ロック位置または前記解除位置で保持する保持手段と、
    を有しており、
    前記ロック手段は、前記連結軸を前記ロック位置に移動させることにより、各ロック部材が各々の対応する車輪の回転を抑制している状態にさせるようになっており、
    前記解除手段は、前記連結軸を前記解除位置に移動させることにより、各ロック部材が各々の対応する車輪の回転を抑制している状態を解除させるようになっている
    ことを特徴とする請求項4に記載の運搬台車。
  6. 前記ストッパ部は、コイルと当該コイル内に設けられた可動鉄心とを有するソレノイドであり、
    前記ソレノイドの前記コイルに通電させて前記可動鉄心を突出位置に位置させ、前記ソレノイドの前記コイルに通電しないようにさせて前記可動鉄心を引込位置に位置させるスイッチ手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の運搬台車。
  7. 前記ストッパ部は、前記セット部にセットされた前記運搬対象物の移動を前記軸部の先端側から規制するようになっている
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の運搬台車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107757666A (zh) * 2017-11-29 2018-03-06 天津锦美碳材科技发展有限公司 一种适用于实验室小型锂电池涂布机的铜铝箔储运装置

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