JP2014014454A - トレー支持構造及びこれを備えたカート装置 - Google Patents

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里史 佐々木
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Abstract

【課題】簡易的な構造でありながら強固な構造とすることが可能なトレー支持構造及びこれを備えたカート装置を提供する。
【解決手段】トレー支持構造2は、互いに離間して立設された複数の支持体40それぞれに取り付けられた一対のレール61と、一対の該レール61に対してスライド可能に支持されるとともに、物品を収容可能なトレー80と、一対の前記レール61が前記支持体40に取り付けられた部分から離間した位置において、一対の該レール61を着脱可能に連結する連結部材とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、トレー支持構造及びカート装置に関するものである。
周知のように、オフィス、病院、公共施設等における執務空間においては、執務空間内の様々な場所に移動しながら執務を行う場合がある。この場合、物品を収容可能とされたカート装置を用い、執務者がカート装置と共に移動しながら執務が行われていた。
このようなカート装置としては、下記の特許文献1,2に記載のものが提案されている。これらのカート装置は、床面上を走行可能なキャスターが設けられたベースと、該ベースに立設された複数の支柱と、これら支柱に支持された天板と、複数の支柱間に設けられたレールと、該レールにスライド可能に支持されたトレーとを備えている。
上記のカート装置によれば、執務者がトレーに執務に必要な物品を整頓して収容することができるとともに、場所を移動しながら所望の場所にて当該物品を用いて執務を行うことが可能とされている。
特許第4345450号公報 特開2012−19900号公報
しかしながら、上記の特許文献1及び2に記載のカート装置では、トレー及び該トレーに収容された物品の荷重をレールで支持するところ、該レールが支柱から片持ち状に突出しているため上記荷重が大きな重量である場合には十分に支持することができず、レールが変形し、又は撓む等の問題点がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、簡易的な構造でありながら強固な構造とすることが可能なトレー支持構造及びこれを備えたカート装置を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係るトレー支持構造は、互いに離間して立設された複数の支持体それぞれに取り付けられた一対のレールと、一対の該レールに対してスライド方向にスライド可能に支持されるとともに、物品を収容可能なトレーと、一対の前記レールが前記支持体に取り付けられた部分から離間した位置において、一対の該レールを着脱可能に連結する連結部材とを備えることを特徴とする。
このように構成されたトレー支持構造では、連結部材により一対のレールが連結されるため、一対のレールが互いに連結される方向から反対方向に離間することが防止される。
また、連結部材は、レールに取り付けられた状態と、レールから取り外された状態のいずれの態様も、使用時にあわせて選択することが可能である。
よって、簡易的な構造でありながら強固な構造とすることができる。
また、前記レールは、前記トレーを第一位置から、前記レールから前記トレーが引き出された第二位置までスライド可能とされ、前記連結部材は、前記第一位置において、前記トレーの端部と当接可能とされていることが好ましい。
このように構成されたトレー支持構造では、第一位置においてトレーの端部と連結部材とは当接している。よって、トレーは第一位置よりもスライドさせることが規制されるため、トレーの位置決めが可能となり、使い勝手を良好とすることができる。
また、本発明に係るトレー支持構造は、前記レールは、前記トレーを第一位置から、前記レールから前記トレーが引き出された第二位置までスライド可能とされ、前記レールには、前記スライド方向の端部に前記連結部材を保持する保持部が形成され、該保持部は、第一位置において、前記トレーの端部と当接可能とされていてもよい。
このように構成されたトレー支持構造では、第一位置において、トレーの端部と保持部とは当接している。よって、トレーは第一位置よりもスライドさせることが規制されるため、トレーの位置決めが可能となり、使い勝手を良好とすることができる。
また、本発明に係るトレー支持構造は、前記連結部材には、一対の前記レールにそれぞれ連結される部分に係合部が形成され、前記レールには、前記係合部と係合可能な係合孔が穿設されていることが好ましい。
このように構成されたトレー支持構造では、レールに穿設された係合孔と、連結部材に形成された係合部とを係合することで、連結部材を一対のレールに対して連結させることができる。また、係合孔と係合部との係合を解除することで、連結部材を一対のレールから取り外すことができる。
また、本発明に係るトレー支持構造は、前記係合孔は、前記レールの前記スライド方向両側の端部に穿設されていることが好ましい。
このように構成されたトレー支持構造では、トレーをレールのスライド方向一方側、他方側又は両方から引き出すことができるとともに、強固な構造とすることができる。
また、本発明に係るカート装置は、上記のうちのいずれかに記載のトレー支持構造を備えることを特徴とする。
このように構成されたカート装置では、簡易的な構造でありながら強固な構造とすることができる。
本発明に係るトレー支持構造及びこれを備えたカート装置によれば、連結部材により一対のレールが連結されるため、一対のレールが連結される方向から反対方向に離間することが防止される。また、連結部材は、レールに取り付けられた状態と、レールから取り外された状態のいずれの態様もとることが可能である。よって、簡易的な構造でありながら強固な構造とすることができる。
本発明の第一実施形態に係るカート装置の斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るカート装置を構成するトレー支持構造を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るカート装置を構成するトレー支持構造の要部を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態に係るカート装置を構成するトレー支持構造の要部を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態に係るカート装置を構成するトレー支持構造の要部を示す上面図である。 本発明の第二実施形態に係るカート装置を構成するトレー支持構造の要部を示す断面図である。 本発明の第三実施形態に係るカート装置を構成するトレー支持構造の要部を示す斜視図である。 本発明の第三実施形態に係るカート装置を構成するトレー支持構造の要部を示す上面図である。 本発明の第四実施形態に係るカート装置を構成するトレー支持構造の要部を示す斜視図である。 本発明の第四実施形態に係るカート装置を構成する連結部材を示す斜視図である。 本発明の第四実施形態に係るカート装置を構成するトレー支持構造の要部を示す断面図である。 本発明の第五実施形態に係るカート装置を構成するトレー支持構造の要部を示す斜視図である。
(カート装置)
以下、本発明の第一実施形態に係るカート装置について説明する。
図1に示すように、カート装置1は、床面F上に設けられるベース体10と、該ベース体10から立設された一対の支持体40と、一対の該支持体40に支持された天板50と、一対の該支持体40間に設けられ物品を収容可能なトレー支持構造2とを備えている。
執務者は、例えば病院等の執務空間において、カート装置1の天板50及びトレー支持構造2に物品を載置した状態で、天板50に設けられた操作ハンドル51を把持して操作力を与えることで、床面F上でカート装置1を移動させることが可能となっている。
ここで、執務者が操作ハンドル51部と対向するように位置して、操作ハンドル51を押す側となる図1の左奥側をカート装置1の前側とし、操作ハンドル51を引く側となる図1の右手前側をカート装置1の後側とする。また、図1に示す紙面の左手前側から右奥側に向かう方向を左右方向と称する。
(ベース体)
ベース体10は、互いに左右方向に離間して前後方向に向かって配設された一対の脚部材11と、一対の該脚部材11を左右方向に連結する連結杆(不図示)とを有している。
脚部材11の前端及び後端の下面には、床面Fに直交する鉛直軸回りに旋回可能なキャスター13がそれぞれ設けられている。このキャスター13により、カート装置1は前後方向及び左右方向に移動可能とされている。
連結杆の上方には、上面が床面Fと平行な状態となるとともに略矩形状に形成され物品を載置可能とされた固着載置部20が固着されている。この固着載置部20は、脚部材11の前端にも固着されている。
(支持体)
支持体40は互いに左右方向に離間した一対で構成され、それぞれの支持体40は脚部材11の前後方向の中央よりも後方から立設されている。
支持体40における対向する面、すなわち支持体40の左右方向内側の面には、上下方向に離間して複数のスリット(不図示)が形成されている。このスリットには、後述するトレー支持構造2が係止されている。
(天板)
天板50は、上面が床面Fと平行な状態となるとともに略矩形状に形成され、支持体40に支持されている。そして、上面は薬品等の物品が載置可能であり、又はカルテ等の記載が可能な作業台として使用することができる。この天板50の後側には、操作ハンドル51が設けられている。
操作ハンドル51は、天板50の後部の左右両側から後方に向かって突設された一対のハンドル取付部51aと、一対の該ハンドル取付部51aを連結するハンドル本体51bとを有している。執務者は、該ハンドル本体51bを把持することで、カート装置1を床面F上に移動させることができる。
また、天板50の上面には、ワイヤー部材52が設けられている。ワイヤー部材52は、線状に形成されたワイヤー本体53と、該ワイヤー本体53を天板50に固定する固定部材54とを有している。
ワイヤー本体53は、天板50の上方の前縁に配設される前ワイヤー53aと、該前ワイヤー53aの両端から屈曲して形成された一対の側ワイヤー53bとを有している。
固定部材54は、前ワイヤー53aの略中央に設けられた前固定部54aと、側ワイヤー53bの端部に設けられた側固定部54bとを有している。前固定部54aは前ワイヤー53aに係合されるとともに下端が天板50に固定され、側固定部54bは側ワイヤー53bに係合されるとともに下端が天板50に固定されている。
ワイヤー本体53が固定部材54により天板50に固定されることにより、執務者が操作ハンドル51を把持してカート装置1を移動させても、該天板50に載置された物品の落下が防止される。
(トレー支持構造)
図1及び図2に示すように、トレー支持構造2は、支持体40に設けられた一対のレール61と、一対の該レール61を着脱可能に連結する連結部材90と、一対のレール61に対して前後方向(スライド方向)にスライド可能に支持されるトレー80とを備えている。このトレー支持構造2は、上下方向に離間して複数設けられ、本実施形態では3個設けられている。
レール61は、前後方向に向かって延在するレール本体62と、該レール本体62の後部外側面に形成された係止体75とを有している。この係止体75が支持体40に形成されたスリットに係止されることで、レール61は支持体40に取り付けられている。
図3に示すように、レール本体62は、トレー80が載置されるレール載置部63と、該レール載置部63から立設されたレール立設部64と、該レール立設部64から屈曲して形成されたレール上壁部65とを有している。
レール載置部63には、前後方向の両端に上下方向に向かって貫通する係合孔63a,63bが穿設されている。
連結部材90は線状部材で構成され、左右方向に延在して、その両端には下方に向かって屈曲された係合部91が形成されている。
この連結部材90の係合部91は、レール61に穿設された係合孔63aに上方から下方に向かって挿通されることで、該係合孔63aに係合されている。なお、当該係合を解除して、係合部91が係合孔63bに上方から下方に向かって挿通されることで、該係合部91は該係合孔63bにも係合可能とされている。
このように、連結部材90は、係止体75から離間した位置、すなわちレール61の前端において、一対のレール61を連結している。
図2に示すように、トレー80は、上方が開放された箱状部材であり、底部をなすトレー底壁部81と、該トレー底壁部81から立設された前後一対のトレー前壁部82及びトレー後壁部83と、該トレー前壁部82とトレー後壁部83とを連結する一対のトレー側壁部84とを有している。
このトレー側壁部84がレール載置部63の上面に載置され、前方に収容される第一位置から後方に引き出される第二位置までの前後方向にスライド可能とされている。そして、第一位置において、トレー80のトレー前壁部82が連結部材90に当接している。
図1に示すように、この状態において、トレー80の支持体40に対する前方への突出長さ寸法Q1は、トレー80の支持体40に対する後方への突出長さ寸法Q2よりも大きく設定された片持ち状態とされている。
このように構成されたカート装置1では、連結部材90により一対のレール61が連結されるため、一対のレール61が互いに左右方向外側に向かって離間することが防止される。よって、簡易な構造でありながらレール61として強固な構造とすることができる。
特に、本実施形態のような片持ち状態においては、レール61の前部に作用する力を、連結部材90及び一対のレール61で一体として負担することができるため、トレー80に収容された物品を安定的に支持することができる。
また、レール61に穿設された係合孔63aと、連結部材90の形成された係合部91とを係合することで、連結部材90を一対のレール61に対して連結させることができる。そして、係合孔63aと係合部91との係合を解除することで、連結部材90を一対のレール61から取り外すことができる。よって、執務者は、連結部材90の取り付け、取り外しを容易に行うことができる。
例えば、通常時は連結部材90を設けないシンプルな構成とし、トレー80に重い物品を収容する場合には連結部材90で一対のレール61を連結して強固な構成とする等、適宜使用態様を変更することができるため使い勝手を良好とすることができる。
また、第一位置においてトレー80のトレー前壁部82が連結部材90に当接して、トレー80は位置決めされて当該当接した位置よりも前方への移動が規制されている。よって、トレー80がレール61の前方から落下する虞がない。さらに、トレー80の前方への移動を規制する部材を別個設ける必要がないため、簡素な構成でありながら、カート装置1としての使い勝手を向上させることができる。
また、連結部材90の係合部91は、レール61に穿設された係合孔63a及び63bのいずれにも係合可能である。よって、カート装置1の使用態様に応じて、係合部91を係合孔63bに係合させて、一対のレール61の後部を連結部材90で連結し、前方からトレー80を引き出すこともできるため、使い勝手を良好とすることができる。
(第二実施形態)
以下、本発明の第二実施形態に係るカート装置201について、図4、図5及び図6を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態におけるカート装置201では、連結部材90が係合孔263aに係合された状態において、該連結部材90を保持する保持部261がレール載置部63の前端に設けられている。
保持部261は、レール載置部63の前部において前方に向かうにしたがってその上面が下方に向かうように傾斜して形成された傾斜部266と、該傾斜部266の前部から前方に向かって延出する延出保持部267とを有している。さらに、保持部261は、延出保持部267から立設された立設保持部262と、該立設保持部262の上端から屈曲して形成された屈曲保持部263と、該屈曲保持部263の端部から垂下するように形成された屈曲垂下部264とを有している。
この屈曲垂下部264の下端と傾斜部266の上面との間には、挿通空間264cが形成されている。
係合孔263aは、レール載置部63における保持部261よりも左右方向外側に形成された貫通孔である。この係合孔263aは、前後方向に長い長孔とされている。
次に、上記のように構成された係合孔263aに係合部91を係合させる動作及び当該係合を解除する動作について説明する。
図5に二点鎖線で示すように、連結部材90の係合部91を係合孔263aの後部に挿通させる。
この状態から、連結部材90を前方に移動させると、屈曲垂下部264が連結部材90により押圧され弾性変形して、挿通空間264cが大きくなって連結部材90が挿通空間264c内に配設される。
次に、図6に示すように、連結部材90をさらに前方に移動させると、連結部材90は屈曲垂下部264、屈曲保持部263、立設保持部262及び延出保持部267で保持されるとともに、係合部91は係合孔263aに係合される。
この状態から、連結部材90に後方向きの力を加える。ここで、所定の大きさ未満の力を加えた場合には、連結部材90が挿通空間264cを通過することはない。一方、所定の大きさ以上の力を加えた場合には、屈曲垂下部264が弾性変形して、挿通空間264cが大きくなって連結部材90が挿通空間264cを通過する。
そして、連結部材90を上方に移動させると、係合部91と係合孔263aとの係合が解除される。
また、上記に示す連結部材90が保持部261で保持されるとともに、係合部91が係合孔263aに係合され、第一位置においてトレー80のトレー前壁部82が保持部261の屈曲垂下部264に当接している。
このように構成されたカート装置201では、連結部材90は上方への移動が屈曲保持部263により規制され、下方への移動が延出保持部267により規制されている。また、前方への移動が立設保持部262により規制され、後方への移動が傾斜部266及び屈曲垂下部264により規制されている。よって、連結部材90の位置を規制した状態で、一対のレール61を連結することができる。
(第三実施形態)
以下、本発明の第三実施形態に係るカート装置301について、図7及び図8を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態におけるカート装置301では、連結部材390の端部に屈曲して形成された屈曲係合部392がレール載置部63の下面と係合することで、該連結部材390の上方への移動が規制されている。
連結部材390の両端には、下方に向かって屈曲された係合部391が形成されている。この係合部391の端部には、左右方向外側に向かって屈曲された屈曲係合部392が形成されている。
レール載置部63は、左右方向に向かって延出する第一延出壁部361と、該第一延出壁部361から前方に向かって形成された第二延出壁部362と、該第二延出壁部362から左右方向内側に向かって形成された第三延出壁部363と、該第三延出壁部363の端部から後方に向かって形成された第四延出壁部364とを有している。
この第一延出壁部361、第二延出壁部362、第三延出壁部363及び第四延出壁部364で囲まれた部分が、係合孔363aとされている。また、第一延出壁部361と第四延出壁部364との間は、第一挿通空間363cとされている。
また、第二延出壁部362には、左右方向内側に向かって突出する係合凸部369が形成されている。この係合凸部369と対向する第四延出壁部364との間は、第二挿通空間369cとされている。
次に、上記のように構成された係合孔363aに係合部391を係合させる動作及び当該係合を解除する動作について説明する。
図8に二点鎖線で示すように、連結部材390の係合部391を第一挿通空間363cを通過させて、該係合部391を係合孔363aの後部に配設する。
この状態から、連結部材390を前方に移動させると、係合凸部369が係合部391により押圧され弾性変形して、第二挿通空間369c大きくなって係合部391が第二挿通空間369cを通過する。
そして、係合部391が係合孔363aの前部に配設されるとともに、屈曲係合部392は第二延出壁部362の下面に係合される。
この状態から、連結部材390に後方向きの力を加える。ここで、所定の大きさ未満の力を加えた場合には、係合部391が第二挿通空間369cを通過することはない。一方、所定の大きさ以上の力を加えた場合には、係合凸部369が弾性変形して、第二挿通空間369cが大きくなって係合部391が第二挿通空間369cを通過する。これにより、係合部391と係合孔363aとの係合が解除される。
そして、係合部391を係合孔393aの後部まで移動させた状態で、連結部材390を上方に移動させると、連結部材390が係合孔363aから取り外される。
このように構成されたカート装置301では、連結部材390の屈曲係合部392と第二延出壁部362との係合により、該連結部材390の上方への移動が規制されるとともに、連結部材390と第四延出壁部364との係合により、該連結部材390の下方への移動が規制される。さらに、係合部391と第三延出壁部363との係合により、連結部材390の前方への移動が規制されるとともに、係合部391と係合凸部369との係合により連結部材390の後方への移動が規制される。よって、連結部材390の位置を規制した状態で、一対のレール61を連結することができる。
(第四実施形態)
以下、本発明の第四実施形態に係るカート装置401について、図9、図10及び図11を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態におけるカート装置401では、連結部材490の端部に屈曲して形成された第二屈曲部493がレール載置部63の下面に形成された係合収容部461と係合することで、該連結部材490の上方への移動が規制されている。
連結部材490の両端には、後方に向かって屈曲された第一屈曲部491が形成されている。この第一屈曲部491の端部には下方に向かって屈曲された係合部492が形成されている。この係合部492の下端には後方に向かって屈曲された第二屈曲部493が形成されている。
レール載置部63には、上下方向に貫通する係合孔463aが形成され、その下面における係合孔463aよりも後方位置には前方に向かって開口された係合収容部461が形成されている。
このレール載置部63の前部の上面には第一屈曲部491が配設され、係合孔463aには係合部492が係合され、レール載置部63の下面には第二屈曲部493が配設され、該第二屈曲部493の端部が係合収容部461に挿通されている。
このように構成されたカート装置401では、連結部材490の第二屈曲部493が係合収容部461と係合することにより、該連結部材490の上方への移動が規制される。よって、連結部材490の位置を規制した状態で、一対のレール61を連結することができる。
(第五実施形態)
以下、本発明の第五実施形態に係るカート装置501について、図12を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態におけるカート装置501では、連結部材590は板状部材から形成されている。
連結部材590は板状部材で構成され、左右方向に延在して、その両端には下方に向かって屈曲された係合部591が形成されている。
レール載置部63には、連結部材590の断面形状に対応した係合孔563aが穿設されている。
このように構成されたカート装置501では、係合部591と係合孔563aとの係合面積を大きく確保することができるため、一対のレール61をより強固に連結することができる。
また、上述した実施の形態において示した動作手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記の実施形態において、連結部材90がレール61のレール上壁部65に設けられ、トレー80が前後方向にスライドさせた状態で、連結部材90とトレー80とが当接しない構成であってもよい。
この場合には、トレー80を前方、後方または両方へスライドさせて引き出すことができるため、使い勝手をさらに向上させることができる。
1…カート装置
2…トレー支持構造
40…支持体
61…レール
63a、63b…係合孔
80…トレー
90…連結部材
91…係合部

Claims (6)

  1. 互いに離間して立設された複数の支持体それぞれに取り付けられた一対のレールと、
    一対の該レールに対してスライド方向にスライド可能に支持されるとともに、物品を収容可能なトレーと、
    一対の前記レールが前記支持体に取り付けられた部分から離間した位置において、一対の該レールを着脱可能に連結する連結部材とを備えることを特徴とするトレー支持構造。
  2. 請求項1に記載のトレー支持構造において、
    前記レールは、前記トレーを第一位置から、前記レールから前記トレーが引き出された第二位置までスライド可能とされ、
    前記連結部材は、前記第一位置において、前記トレーの端部と当接可能とされていることを特徴とするトレー支持構造。
  3. 請求項1に記載のトレー支持構造において、
    前記レールは、前記トレーを第一位置から、前記レールから前記トレーが引き出された第二位置までスライド可能とされ、
    前記レールには、前記スライド方向の端部に前記連結部材を保持する保持部が形成され、
    該保持部は、第一位置において、前記トレーの端部と当接可能とされていることを特徴とするトレー支持構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のトレー支持構造において、
    前記連結部材には、一対の前記レールにそれぞれ連結される部分に係合部が形成され、
    前記レールには、前記係合部と係合可能な係合孔が穿設されていることを特徴とするトレー支持構造。
  5. 請求項4に記載のトレー支持構造において、
    前記係合孔は、前記レールの前記スライド方向両側の端部に穿設されていることを特徴とするトレー支持構造。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のトレー支持構造を備えることを特徴とするカート装置。
JP2012152887A 2012-07-06 2012-07-06 トレー支持構造及びこれを備えたカート装置 Pending JP2014014454A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015211844A (ja) * 2015-05-27 2015-11-26 株式会社イトーキ ナースカートのトレイ装置

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JP2015211844A (ja) * 2015-05-27 2015-11-26 株式会社イトーキ ナースカートのトレイ装置

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