JP4324909B2 - トールワゴン - Google Patents

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本発明は、キャスターを備えた移動式のワゴンにおいて、収納部を多段式とし、しかも上段の収納部を引き出したときに、該上段の収納部に重心のバランスを失うような重量物が収納されている場合であっても、ワゴンが転倒しないようにしたトールワゴンに関するものである。
多段式の収納部を備えた収納具としては、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載されたようなものがある。特許文献1に記載された発明は、図4に示す通りであって、キャスター1を底面に有する移動式のキャビネット(ワゴン)2に関するものである。このキャビネット2は、内部の収納空間3の下方側に下部引出4を有し、上方側に上部引出5を有している。下部引出4の前方側底面にはキャスター1が取り付けられており、下部引出4を同図に示すように大きく引き出したときに、キャビネット2がバランスを崩さないようにしている。そして、上下の引出4及び5の各前板4A,5Aは、収納状態において同一平面となるように設計されており、上部引出5のみを又は下部引出4のみをそれぞれ個別に引き出すことができるようになされている。
一方、特許文献2に記載された発明は、図5に示す通りであって、その背面側を壁面へ密着配置された洗面化粧台6の技術に関するものである。この洗面化粧台6は、収納空間7内にキャスター1によって移動自在なワゴン8を配設している。そして、ワゴン8の前板8Aの背面側で、収納空間7内におけるワゴン8の収納部9の上方に、上部引出10を配設し、ワゴン8が収納空間7内へ格納されている状態にあっては、上部引出10の前板10Aはワゴン8の前板8Aの後ろに隠れて外部から見えないようになっている。
特開2003−111621号公報 特開2002−165652号公報
ところが、特許文献1に記載された発明は、上下の引出4及び5が単独で引き出せるようになっているため、上部引出5のみを引き出したときに、この上部引出5内の収納物の重量が重たい場合に、キャビネット2の全体の重量バランスが崩れ、キャビネット2が前面側に転倒する虞があり、危険であった。
一方、特許文献2にあっては、下方のワゴン8が移動式であるため、ワゴン8が収納空間7から外部へ移動しているときに、上部引出10を引き出しと、上記特許文献1の場合と同じように、洗面化粧台6の全体の重量バランスが崩れ、洗面化粧台6が壁面に対して固定されていない状態ではやはり前面側へ転倒する虞があった。
本発明は従来の前記課題に鑑みてこれを改良除去したものであって、多段式の収納部を有するワゴンにおいて、いずれの収納部を引き出したときであってもワゴンに転倒の虞のない技術を提供せんとするものである。
而して、前記課題を解決するために本発明が採用した請求項1の手段は、キャスター付きワゴン本体と、ワゴン本体に引き出し方向へ案内されつつワゴン本体から引き出されるキャスター付き下段引出と、ワゴン本体から引き出せる上段引出とを備え、下段引出の前板の上半部の背面側に、上段引出の前板を対向配置したことを特徴とするトールワゴンである。
本発明が採用した請求項2の手段は、キャスター付きワゴン本体と、ワゴン本体に引き出し方向へ案内されつつワゴン本体から引き出されるキャスター付き下段引出と、ワゴン本体から引き出せる上段引出とを備え、上段引出の前板に、下段引出の前板の背面側に係合する部分を設けたことを特徴とするトールワゴンである。
本発明が採用した請求項3の手段は、上段引出が多段式になっている請求項1に記載のトールワゴンである。
前記請求項1の発明にあっては、キャスター付きの下段引出を使用する場合は、これを単独で引き出せばよい。下段引出は、キャスターを有しているため、下段引出自体が床面と直接接合しており、下段引出に重量物が収納されている場合であっても、ワゴン本体の重量バランスが崩れるというようなことはない。一方、上段の引出は、その前板が下段引出の前板の背面側に配置されているため、上段の引出を引き出す場合は、必ず下段の引出を引き出した後に引き出さなければならない。そのため、仮に上段の引出に重量物が収納されているような場合であっても、下段の引出がワゴン本体の支えとなり、決してワゴン本体が転倒するようなことはない。
請求項2の発明は、上段引出の前板に、下段引出の前板の背面側に係合する部分を設けたことで、上段引出を引き出す場合は、先に下段引出が引き出されるようにしている。従って、この発明の場合も、請求項1の発明と同様に、仮に上段引出に重量物が収納されているような場合であっても、下段引出がワゴン本体の支えとなり、決してワゴン本体が転倒するようなことはない。
請求項3の発明は、上段引出が多段式になっている。これは使用時の便宜を図ったものである。基本的な作用効果については、前記請求項1の発明の場合と同じである。
以下に、本発明の構成を図面に示す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りである。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るトールワゴン11の縦断面側面図である。同図に示す如く、トールワゴン11は、キャスター12を底面に有するワゴン本体13と、ワゴン本体13内の収納空間14に格納され、引き出し方向へ案内されつつワゴン本体13から引き出されるキャスター12を前部側底面に有する下段引出15と、ワゴン本体13内の収納空間14の上部側に配設され、ワゴン本体13から引き出される上段引出16とで構成されている。そして、前記上段引出16は、その前板16Aが、下段引出15の前板15Aの上半部の背面側になるように配設されている。
従って、上下の引出15及び16がワゴン本体13の収納空間14に格納された状態にあっては、下段引出15の前板15Aのみが外部から見え、上段引出の前板16A及び上段引出16の全体は下段引出15の前板15Aの背面側に隠れて見えないようになっている。
次に、このように構成されたトールワゴン11の使用態様について説明する。下段引出15の使用は、単独使用ができるようになっている。すなわち、下段引出15の前板15Aは、上段引出16の前板16Aの前面側に位置しており、下段引出15の引き出し動作に際して、上段引出16の前板16Aが干渉するようなことはなく、引き出しは自由である。また下段引出15は、キャスター12をその底面の前部側(図1の左側)に有しているため、キャスター12が床面上を滑走して引き出され、下段引出15は床面に支持された状態で引き出されることになる。従って、下段引出15に重量物が収納されている場合であっても、ワゴン本体13の重量バランスが崩れるというようなことはない。
一方、上段引出16は、前述した通り、その前板16Aが下段引出15の前板15Aの背面側に位置するように配置されているため、上段引出16を引き出す場合は、必ず下段引出15を引き出した後に引き出さなければならない。このように上段引出16の使用は、必ず下段引出15を引き出した後にしか行えないように構成している。そのため、上段引出16を引き出した状態では、下段引出15は図1の実線で示す状態になり、底面前部側のキャスター12が床面に接してワゴン本体13の全体の支えとなり、極めて安定した状態となる。
またこの上段引出16を引き出した状態では、仮に上段引出16に重量物が収納されているような場合であっても、上段引出16は下段引出15のキャスター12とワゴン本体13のキャスター12との間に位置するようになり、これらのキャスター12によって安定した支持状態が得られる。つまり、上段引出16に重量物が収納されている状態で上段引出16を引き出した場合でも、ワゴン本体13がバランスを失って転倒するようなことはない。
図2は本発明の第2の実施の形態に係るトールワゴン17を示す側面図である。同図に示す如く、この実施の形態にあっては、ワゴン本体18内の収納空間19に下段引出20と上段引出21とが上下二段に配設され、それぞれが引き出し自在に格納されている。また下段引出20の前板20Aと、上段引出21の前板21Aとは同一平面となるように配置されている。而して、上段引出21の前板21Aの下部には、下段引出20の前板20Aの上半部背面側に当接し得る係合突出部21Bが形成されている。
なお、ワゴン本体18と下段引出20の底面側には、前記第1の実施の形態の場合と同じようにキャスター12が取り付けられている。
このように構成されたトールワゴン17にあっては、上下の段の引出20及び21が収納空間19に収納されている状態では、それぞれの引出20及び21の前板20A,21Aは、ワゴン本体18の前面側で同一平面を構成すべく上下に整列して存在している。そして、この実施の形態の場合も下段の引出20は、単独での使用が可能であり、上段引出21とは別に、独立して引き出し自在である。
一方、上段引出21は、これを引き出すと、その前板21Aの下部側に形成された係合突出部21Bが下段引出20の前板20Aの背面側に接合係止し、上段引出21の引き出しは、下段引出20の引き出し動作を伴うようになる。そのため、前記第1の実施の形態の場合と同じように、上段引出21を引き出した状態では、上段引出21は下段引出20のキャスター12とワゴン本体18のキャスター12との間に位置するようになり、これらのキャスター12によって安定した支持状態が得られる。つまり、上段引出21に重量物が収納されている状態で上段引出21を引き出した場合でも、ワゴン本体18がバランスを失って転倒するようなことはない。
図3は本発明の第3の実施の形態に係るトールワゴン22を示す斜視図である。同図に示す如く、このトールワゴン22は、ワゴン本体23内の収納空間24に下段引出25及び上段引出26を引き出し自在に取り付け、上段引出26の前板26Aが下段引出25の前板25Aの背面側に位置するように配設している。そして、下段引出25の前板25Aのうち、上段引出26の前板26Aの把手26Bの領域に相当する部分に切欠凹部27を形成し、下段引出前板25Aの両端側に、上段引出前板26Aの前面側へ当接することのできる係合突出部28,28を設けている。
このように構成された第3の実施の形態に係るトールワゴン22では、把手26Bを持って上段引出26を手前側へ引き出すと、その前板26Aが下段引出前板25Aに設けた係合突出部28,28の背面側に接合し、下段引出25を一体的且つ同時に引き出すようになる。下段引出25はその底面の前部側にキャスター12を有しており、床面に直接支持されているので、上段引出26に重量物が収納されている状態であっても、ワゴン本体23がバランスを失って転倒するようなことはない。
把手25Bを持って下段引出25を手前側へ引き出した場合は、この下段引出25のみを単独で引き出すことが可能である。
ところで、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、適宜の変更が可能である。例えば、図1に示す第1の実施の形態において、収納空間14が下段引出15の上方に大きく空いているような場合には、上段の引出を多段式に構成することも可能である。その場合に、これらの各上段引出の全ての前板が下段引出15の前板15Aの背面側に位置するようにすればよい。これは、図3に示す実施の形態の場合も同じである。
一方、図2に示す実施の形態において、上段引出を多段式にし、各上段引出の前板下部に下位の上段引出の前板背面側に接合し得る係合突出部を設けるようにすれば、これらの上段引出の引き出しに際し、下段引出の引き出しを同時に行うようになり、同様の作用効果を得ることが可能である。
本発明の上下の引出の構成は、独立して移動できるワゴンタイプの家具以外にも、キッチンキャビネットや洗面化粧台、その他の固定式のキャビネットへ適用することも可能である。
本発明の第1の実施の形態に係るトールワゴンの縦断面側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るトールワゴンの側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るトールワゴンの斜視図である。 特許文献1に記載されたキャビネットの縦断面側面図である。 特許文献2に記載された洗面化粧台の縦断面側面図である。
符号の説明
11…トールワゴン、12…キャスター、13…ワゴン本体、14…収納空間、15… 下段引出、15A…下段引出前板、16…上段引出、16A…上段引出前板、17…ト ールワゴン、18…ワゴン本体、19…収納空間、20…下段引出、20A…下段引出 前板、21…上段引出、21A…上段引出前板、21B…係合突出部、22…トールワ ゴン、23…ワゴン本体、24…収納空間、25…下段引出、25A…下段引出前板、 26…上段引出、26A…上段引出前板、27…切欠凹部、28…係合突出部

Claims (3)

  1. キャスター付きワゴン本体と、ワゴン本体に引き出し方向へ案内されつつワゴン本体から引き出されるキャスター付き下段引出と、ワゴン本体から引き出せる上段引出とを備え、下段引出の前板の上半部の背面側に、上段引出の前板を対向配置したことを特徴とするトールワゴン。
  2. キャスター付きワゴン本体と、ワゴン本体に引き出し方向へ案内されつつワゴン本体から引き出されるキャスター付き下段引出と、ワゴン本体から引き出せる上段引出とを備え、上段引出の前板に、下段引出の前板の背面側に係合する部分を設けたことを特徴とするトールワゴン。
  3. 上段引出が多段式になっている請求項1に記載のトールワゴン。
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