JP6366197B2 - カート装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カート装置に関する。
オフィス等の執務空間で使用される什器には、例えば電子機器等の物品を載置するための棚板やトレー、ボックスなどのオプション部材を備え、このオプション部材が支柱に着脱可能に取り付けられてその高さ位置を変更できるように構成したものがある。また、オフィス、病院、公共施設等における執務空間内で移動しながら執務を行なう場合には、キャスターを備えるベースと、ベースに接続して立設された支柱(支持基体)と、支柱の上端部に取り付けられた天板と、支柱の中間部分に着脱可能に取り付けられた棚板などのオプション部材とを備え、走行可能に構成したカート装置(什器)が多用されている。
さらに、オプション部材の取付構造としては、支柱の取付面に上下方向に所定の間隔をあけて複数穿設された係止孔に、ブラケットの後端から後方に突出形成された係止爪を挿入して係止させて、支柱に片持ち状態で取り付けたブラケットにオプション部材を支持させるように構成したものがある。このオプション部材の取付構造においては、適宜選択した係止孔にブラケットの係止爪を係止させることで、その係止孔に応じた所望の高さ位置にオプション部材を着脱可能に取り付けることができる。
そして、このようなオプション部材の取付構造では、一般に、係止爪に突端側を下方に屈曲させて鉤状の引掛り部が形成され、物品を載置するなどしてオプション部材及びブラケットに上方から外力が作用した際に、係止孔に挿入した係止爪の突端側の引掛り部が引掛かり、且つブラケットの後端が支柱の取付面に当接することで、オプション部材を安定して支柱に支持させることができる。一方、上記のオプション部材の取付構造においては、係止爪が下方に屈曲する鉤状に形成されているため、オプション部材及びブラケットに下方から外力が作用すると、片持ち状態のブラケットの後端側の係止部分を中心にして上方に回動してしまい、オプション部材がガタついたり、係止爪の引掛り部の引掛かりが外れて係止爪が係止孔から引き抜け、オプション部材が脱落してしまうおそれがある。
これに対し、オプション部材の係止爪が係止している係止孔、もしくはその他の係止孔に抜け止め部材を挿入することによって、オプション部材の脱落、および取付時のガタつきを防止する構成が提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
実開昭61−25842号公報 実開昭63−131652号公報
しかしながら、上記の特許文献1、特許文献2に開示されたオプション部材の取付構造においては、係止爪を係止孔に挿入して係止させてオプション部材が所定位置に配設された後に、抜け止め部材を係止孔に挿入するという別操作が必要になる。
このため、オプション部材の取付位置を変更する際等、使用者がオプション部材を一時的に取り外し、再度オプション部材を所望の位置に取り付ける際に、ブラケットを移動させたり、ロック爪を回動させるというオプション部材の抜け止め操作(抜け止め機構の操作)を忘れてしまい、オプション部材の脱落やガタつきの発生を招くおそれがあった。
本発明は、オプション部材を安定的に支持することを可能にするカート装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、移動可能なベースと、前記ベースの中央部に立設された支持基体と、前記支持基体に取り付けられたブラケットと、前記ブラケットを介して前記支持基体に取り付けられたオプション部材と、を備え、前記支持基体は、筒状の外側支柱と、前記外側支柱の内側に上下方向に進退自在に配設された内側支柱と、を有し、前記外側支柱の上下方向に垂直な断面において、前記オプション部材の方向の外形寸法は、前記外側支柱の前記幅方向の外形寸法よりも大きく、前記外側支柱の前記幅方向に直交する前後方向を向く前面および後面のそれぞれにおいて前記内側支柱に対して前記幅方向の両側に、前記上下方向に沿って所定の間隔を隔てて複数の係止孔が開口しており、前記係止孔に係止することによって前記ブラケットを前記支持基体に片持ち状態で着脱可能に取り付けるように構成された係止爪が、前記ブラケットに設けられており、前記オプション部材は、前記ブラケットを前記支持基体から離間する方向にスライドさせることによって、前記ブラケットとともに前記支持基体から取り外し可能である。
上記のカート装置において、前記オプション部材は、前記支持基体に対する前記ブラケットの引き上げ操作および前記支持基体に対する前記ブラケットの前記支持基体から離間する方向へのスライド操作によって、前記ブラケットとともに前記支持基体から取り外し可能であってもよい。
上記のカート装置において、前記係止孔は、前記外側支柱の外周面に設けられた前記前面および前記後面のそれぞれに、前記幅方向に間隔を隔てて二個一対として設けられていてもよい。
上記のカート装置において、記外側支柱の前記幅方向の外形寸法は前記前後方向の外形寸法よりも大きくてもよい。
本発明によれば、オプション部材を安定的に支持することができる。
本発明の一実施形態に係るカート装置(什器)を示す斜視図である。 図1のX1−X1線矢視図であり、図2(a)が支持基体の断面図、図2(b)が支持基体の正面図を示す。 本発明の一実施形態に係るオプション部材の取付構造を示す側断面図である。 ブラケットおよび抜け止め機構を構成する部品を示す斜視展開図である。 オプション部材として棚板を取り付ける場合の構成を示す平面図および正面図である。 オプション部材としてトレーを取り付ける場合の構成を示す側断面図である。 オプション部材としてトレーを取り付ける場合の構成を示す平面図および正面図である。 抜け止め機構を示す三面図である。 スライドレバーをスライドさせたときの状態を示す平面図である。 ブラケットを着脱するときの流れを示す図である。 図10に続いてブラケットを着脱するときの流れを示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係るオプション部材の取付構造及びこれを備えた什器について説明する。ここで、本実施形態では、什器の一例として、カート装置を例に挙げる。また、本実施形態では、オプション部材が棚板であるものとして説明を行うが、本発明にかかるオプション部材は、トレーやボックスなどであってもよく、必ずしも棚板に限定しなくてもよい。
本実施形態のカート装置Aは、図1に示すように、最下部を構成するベース1と、このベース1から上方に延びて立設される支持基体2と、支持基体2の前後方向T1を向く取付面3に着脱可能に取り付けて設けられた複数の棚板(オプション部材)4と、支持基体2の上端部に取り付けて設けられた天板5と、天板5の後端部5a側に接続し、後方に突設された操作ハンドル6と、天板5の後端部5a側に接続し、後方に向かうに従い下方に傾斜して設けられた操作レバー7とを備えて構成されている。さらに、本実施形態のカート装置Aには、タブレットPCなどを備えた電子機器ユニット8が天板5の後端部5a側に着脱可能に接続して設けられている。
ここで、本実施形態において、図1の矢印T1で示す方向が「前後方向」であり、この「前後方向」に直交する図1の矢印T2で示す方向が「左右方向」あるいは「幅方向」とする。
ベース1は、中央部から4方向に放射状に延設され、中央部で基端部を互いに連結した4本の脚杆10と、これら脚杆10の先端部にそれぞれ取り付けられた4個のキャスター11とを備えて構成されている。また、各キャスター11は、脚杆10によって水平軸周りに回転可能に支持されるとともに、鉛直軸周りにも旋回可能に支持されている。これにより、ベース1を最下部に備えたカート装置Aは、床面の上を任意の方向に走行可能とされている。
支持基体2は、図1に示すように、筒状に形成され、下端部をベースの中央部に接続して立設された外側支柱12と、この外側支柱12の上端側から内部空洞に下端部側を嵌合し、外側支柱12の内部空洞から上下方向T3に進退自在に配設された内側支柱13とを備えて構成することもできる。また、外側支柱12は、図2に示すように、アルミ等が一体成形されてなる断面略長円形状で筒状のアウター14と、このアウター14に取り付けられる4つの被取付金具15とを備えている。
そして、断面略長円形状のアウター14は、棚板4が装着される側の前面14aと、その反対側の後面14bが、上下方向に連続する帯状の平面をなしている。この前面14a、後面14bには、それぞれ、その幅方向両側に、それぞれ、内側に凹み、上下方向T3に延びる装着溝16が形成されている。すなわち、このアウター14には前方側と後方側に2つずつ、計4つの装着溝16が形成されている。
被取付金具15は、装着溝16に嵌め込み可能な幅を有した金属からなる断面略U字状の棒状部材で、その長手方向に所定の間隔をあけて、略矩形状の係止孔17が複数貫通形成されている。これにより、アウター14の前面14a、後面14bには、幅方向に間隔を隔てて二個一対の係止孔17が、上下方向に沿って所定の間隔を隔てて開口した構成となっている。
操作ハンドル6は、天板5の下面の後端部5a側から後方に突出する一対の取付バー6bと、一対の取付バー6bの先端部同士を互いに接続して左右方向T2に延びる操作バー6aとを備えて形成されている。操作ハンドル6は、図1に示すように、執務者がこれを把持して操作することによりカート装置Aを所定の方向へ走行させるためのものである。
操作レバー7は、外側支柱12の内部にスライド可能に設けられた内側支柱13を任意の位置でスライド不能にロックするためのものである。すなわち、執務者が、この操作レバー7を操作すると、支持基体2の内部に設けられた図示しないロック機構による内側支柱13のロックまたはロック解除が切り替わり、内側支柱13のスライド移動が制御されて、支持基体2の高さの調節が行なえる。
図1に示したように、本実施形態の棚板(オプション部材)4は、略平板状に形成され、その上面4aが執務に用いる各種の物品を載置する物品載置面とされている。そして、この棚板4は、後述するような本実施形態の棚板の取付構造Bにより、支持基体2の取付面3に取り付けられたブラケット20により支持されている。
図3に示すように、本実施形態の棚板の取付構造Bは、支持基体2の取付面3に、上下方向T3に間隔をあけて穿設された複数の係止孔17と、棚板4を支持するブラケット20に設けられ、係止孔17に挿入して係止させてブラケット20を片持ち状態で着脱可能に取り付けるための係止爪22と、係止孔17に係止した係止爪22が係止孔17から外れて抜け出すことを防止するための抜け止め機構23とを備えて構成されている。
図4に示すように、本実施形態のブラケット20は、略矩形板状のベース部材24と、ベース部材24の幅方向両側に設けられた二枚一対のサイドプレート25、25とを備えている。このとき、一対のサイドプレート25、25は、左右方向T2の間隔を、アウター14の前面14a、後面14bにそれぞれ形成された係止孔17、17同士の間隔と同等にして配設されている。
ベース部材24は、矩形板状のプレート部24aと、プレート部24aの周囲四辺からプレート部24aの表面に直交する方向(後方)に立ち上がるリブ(立ち上がり壁部)24bとからなる。
さて、図5に示すように、このベース部材24には、棚板支持ブラケット40を介して棚板4が支持されている。
棚板支持ブラケット40は、平面視コ字状で、ベース部材24のプレート部24aにボルト41等によって固定され、プレート部24aから幅方向両側に延びたプレート状の固定部40aと、固定部40aの幅方向両端部から直交する方向に、ベース部材24から離間するよう延びた一対のアーム部40b、40bとを有している。
この棚板支持ブラケット40の固定部40aおよびアーム部40b、40b上に、ロ字状の支持フレーム42が載置される。
図3、図5に示すように、棚板4は、その外周部に、上方に立ち上がる枠部4bを有し、この枠部4bの上端部は逆J字状をなした折り返し部4cとされている。この折り返し部4cを支持フレーム42上に載置することで、棚板4が支持フレーム42および棚板支持ブラケット40を介してブラケット20のベース部材24に支持されている。
ここでは、ブラケット20に棚板4を設ける構成としたが、棚板4以外のオプション部材を支持基体2に取り付けるために用いることもできる。具体例をあげれば、図6、図7に示すように、ブラケット20に、トレー(オプション部材)60を設けることもできる。このトレー60は、ブラケット20のベース部材24にボルト61等によって固定される固定プレート部62と、固定プレート部62の下端からベース部材24の表面に直交し、かつ操作突起28b側に延びる底板部63と、底板部63の先端からベース部材24と平行に立ち上がる前壁部64とからなる断面略U字状とされている。
さて、図4に示したように、サイドプレート25、25は、プレート部24aと一体に設けられている。各サイドプレート25は、プレート部24aから、リブ24bが形成された側とは反対側に向けて、プレート部24aに直交する方向に延びて形成されている。各サイドプレート25は、プレート部24aの表面と平行に形成された突き当たり面25aを複数個所に有している。また、各サイドプレート25には、突き当たり面25aよりもプレート部24aから離間する側に突出する略L字状(鉤状)の係止爪22が形成されている。これにより、ブラケット20には、幅方向に間隔を隔てて二個一対の係止爪22、22が形成されている。各係止爪22は、プレート部24a側から直交する方向に延びる延出部22aと、延出部22aの先端部から延出部22aに直交する方向に延びる直交部22bとを有し、直交部22bには、突き当たり面25aと対向する側に、突き当たり面25aと平行な対向面22cが形成されている。ここで、突き当たり面25aと対向面22cとの間隔は、被取付金具15の板厚とほぼ等しくなるよう形成されている。また、係止爪22の板厚は、被取付金具15に形成された係止孔17の幅よりもわずかに小さくなるよう形成されている。
このような係止爪22は、直交部22bの延びる方向において、複数(本実施形態では2つ)が同列に配置されている。
また、各サイドプレート25において、ベース部材24が設けられている側には、ベース部材に対し、係止爪22において延出部22aから直交部22bが延びる方向と同じ側(ブラケット20を支持基体2の取付面3に取り付けた状態で下方側)に、ベース部材24のリブ24bに沿う受け部27が形成されている。
各サイドプレート25と、ベース部材24において、受け部27が形成された側とは反対側に位置するリブ24bとは、プレート部24aに直交する同一面内に位置するよう形成され、これがブラケット20の上面20aを形成している。
抜け止め機構23は、スライドレバー28と、付勢部材29とから構成され、スライドレバー28が、ブラケット20の上面20aにおいて、プレート部24aの表面に直交する方向(前後方向T1)に沿ってスライド可能に設けられている。
図4、図8に示すように、スライドレバー28は、ブラケット20の上面20aに沿うよう形成されたベース部28aと、ベース部28aの一端側に設けられ、ブラケット20の上面20aから直交して離間する方向に突出形成された操作突起28bとを有している。ここで、操作突起28bは、前後方向T1において、ベース部28aの中心部から端部に向かうにしたがい、ベース部28aからの突出高さが漸次高くなる断面三角形状をなしている。ここで、オプション部材が棚板4である場合、ブラケット20に近接する側においては、折り返し部4cが、スライドレバー28の操作突起28bを覆うように配置することもできる。これにより、棚板4が取り付けられている間は、操作突起28bが操作できないようになっている。
また、ベース部28aの他端側には、その幅方向(左右方向T2)両側に、係止爪22と同じ方向に向けて突出する一対の係合突起28dが形成されている。
ベース部28aにおいて、ブラケット20の上面20aに対向する側には、付勢部材29を収容する収容凹部28cが形成されている。
付勢部材29は、ベース部材24のプレート部24aに固定される固定プレート部29aと、固定プレート部29aから直交する方向に延びる折り曲げ部29bと、折り曲げ部29bにおいて固定プレート部29aから離間した側で、固定プレート部29aと平行な方向に立ち上がるばね部29cとからなる、クランク状の断面形状を有している。
固定プレート部29aは、ベース部材24のプレート部24aに、ビス等により固定されている。
ばね部29cは、折り曲げ部29bから、幅方向(左右方向T2)両側に延びるよう形成されている。このばね部29cは、スライドレバー28の収容凹部28cの幅方向のほぼ全域にわたって延びるよう設けられている。そして、ばね部29cは、その両端部が収容凹部28c内に形成されたボス35と収容凹部28cの内壁面との間に挟み込まれている。
このような抜け止め機構23においては、平常時、収容凹部28c内で付勢部材29のばね部29cは平板状に延びた状態となっている。
そして、この状態から、スライドレバー28を、前後方向T1に沿って、ベース部材24に対し、係合突起28d側からベース部材24側に向けて(この方向を前方とここで称し、反対方向を後方と称する)スライドさせると、図9(a)に示すように、収容凹部28c内で付勢部材29のばね部29cが弾性変形する。このとき、ばね部29cは、中央部の折り曲げ部29bに連結された部分に対し、その幅方向両側が、スライドレバー28のスライド方向に沿って弾性変形する。この状態で、ばね部29cは、スライドレバー28をベース部材24側から係合突起28dに向けて後方に付勢している。この状態からスライドレバー28のスライドを解放することにより、図9(b)に示すように、ばね部29cの付勢力によってスライドレバー28は元の位置に復帰する。
上記構成からなる本実施形態の棚板の取付構造Bにおいて、カート装置Aの支持基体2に棚板4を取り付ける場合には、まず、図10(a)に示すように、棚板4が取り付けられたブラケット20のサイドプレート25、25の各係止爪22を、支持基体2の被取付金具15に形成された任意の係止孔17、17に挿入する。
図10(b)に示すように、各係止爪22の延出部22aと直交部22bを各係止孔17に挿入していくと、スライドレバー28の係合突起28dの先端面28fは、被取付金具15の表面に突き当たる。ブラケット20をさらに押し込んでいくと、図9(a)に示すように、収容凹部28c内で付勢部材29のばね部29cが弾性変形し、スライドレバー28は、ブラケット20に対し、係合突起28d側からベース部材24側に向けて前方に相対的に移動する。この状態で、ばね部29cは、スライドレバー28を、ベース部材24側から係合突起28dに向けて後方に付勢している。
図11(a)に示すように、ブラケット20をさらに押し込んでいくと、サイドプレート25の突き当たり面25aが被取付金具15の表面に突き当たった時点で、ブラケット20のそれ以上の押し込み動作が規制される。この状態で、各係止爪22の直交部22bは係止孔17の奥に入り込み、平面視した状態で被取付金具15の背面側に位置している。
次いで、図11(b)に示すように、ブラケット20を、被取付金具15に押し付けた状態のまま、下方に移動させる。すると、各係止爪22の直交部22bが各係止孔17の下方において被取付金具15の背面側に入り込む。これにより、係止爪22の延出部22aが各係止孔17の下端に突き当たった時点で、ブラケット20の下方への移動が規制される。この状態で、係止爪22の直交部22bの対向面22cとサイドプレートの突き当たり面25aとで、被取付金具15を挟み込んだ状態となり、ブラケット20のガタつきが押さえられる。
また、この状態で、各係止孔17には、係止孔17に挿入された延出部22aの上方に隙間が形成される。すると、スライドレバー28は、付勢部材29のばね部29cによって、係合突起28dに接近する方向に付勢されているため、係止孔17の上方に隙間が形成されることでスライドレバー28の付勢力が解放される。これにより、この隙間に、スライドレバー28が挿入され、係合突起28dが係止孔17の上端に突き当たるようになっている。
これにより、ブラケット20を上方に移動させることができなくなり、ブラケット20に取り付けられた棚板4やトレー60が不用意に脱落したりガタついたりすることがない。
棚板4やトレー60を取り外すときには、まず、図11(b)に示した状態から、図11(a)に示すように、スライドレバー28の操作突起28bを、支持基体2から離間する方向(前方)に引張操作する。
すると、スライドレバー28は、付勢部材29のばね部29cが弾性変形することによって前記方向にスライドし、これに伴い、係止孔17から係合突起28dが引き抜かれる。
この状態で、図10(b)に示すように、ブラケット20を上方に引き上げる。すると、係合突起28dは先端面28fが被取付金具15に突き当たった状態となり、係止孔17から引き抜かれた状態を維持する。
その状態のまま、ブラケット20を、係止爪22の延出部22aが係止孔17の上端に突き当たるまで、さらに引き上げる。
続いて、図10(a)に示すように、ブラケット20を支持基体2から離間する方向(前方)にスライドさせることにより、係止爪22が係止孔17から引き抜かれ、支持基体2からの取り外しが完了する。
上述したような構成によれば、棚板4やトレー60を支持基体2に取り付けるときには、係止孔17にブラケット20の各係止爪22を挿入する動作のみで、スライドレバー28の係合突起28dが付勢部材29のばね部29cの付勢力によって係止孔17に自動的に挿入される。
これにより、特に操作を行うことなく、棚板4やトレー60を確実に支持基体2に固定することができ、抜け止め部材の取付忘れ等によって棚板4やトレー60の取付状態が不安定となったり、棚板4やトレー60が不要に脱落するのを防ぐことができる。
また、スライドレバー28には、その上部に操作突起28bが設けられているため、棚板4やトレー60を支持基体2から取り外す時には、スライドレバー28のスライド操作をユーザが容易に行うことができ、操作性に優れる。
さらに、ブラケット20に棚板4を取り付けた状態にて、棚板4の外周部に設けられた折り返し部4cが、スライドレバー28の操作突起28bを覆うように配置されている。これにより、棚板4が取り付けられている間は、操作突起28bが操作できないようになっており、不用意に棚板4およびブラケット20が支持基体2から外れるのを防ぐことができる。
また、支持基体2の幅方向両側において、それぞれ係止孔17に係止爪22を挿入し、係止爪22と係止孔17との間に係合突起を挿入することによって、棚板4を安定して支持し、ガタつきを確実に抑えることができる。
また、スライドレバー28は、幅方向両側に二個一対のばね部29cを備えているので、スライド部材28のスライド動作を安定的なものとすることができる。
以上、本発明に係るオプション部材の取付構造(棚板の取付構造)及びこれを備えたカート装置の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、ブラケット20に棚板4やトレー60を設ける構成としたが、棚板4やトレー60以外のオプション部材を支持基体2に取り付けるために用いることができるのは言うまでもない。
また、本実施形態では、カート装置Aに具備される棚板、トレー、ボックスなどのオプション部材の取付構造Bについて説明を行ったが、本発明の什器をカート装置Aに限定する必要はなく、本発明にかかるオプション部材の取付構造は、家具やパーティション壁など、あらゆる什器に、棚板やトレー、ボックスなどのオプション部材を取り付けるための構造として適用可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
1 ベース
2 支持基体
3 取付面
4 棚板(オプション部材)
4a 上面
4b 枠部
4c 折り返し部
5 天板
6 操作ハンドル
7 操作レバー
8 電子機器ユニット
10 脚杆
11 キャスター
12 外側支柱
13 内側支柱
14 アウター
15 被取付金具
16 装着溝
17 係止孔
20 ブラケット
22 係止爪
22a 延出部
22b 直交部
22c 対向面
23 抜け止め機構
24 ベース部材
24a プレート部
24b リブ(立ち上がり壁部)
25 サイドプレート
25a 突き当たり面
27 受け部
28 スライドレバー
28a ベース部
28b 操作突起
28c 収容凹部
28d 係合突起
28f 先端面
29 付勢部材
29a 固定プレート部
29c ばね部
40 棚板支持ブラケット
40a 固定部
40b アーム部
41 ボルト
42 支持フレーム
60 トレー(オプション部材)
62 固定プレート部
63 底板部
64 前壁部

Claims (4)

  1. 移動可能なベースと、
    前記ベースの中央部に立設された支持基体と、
    前記支持基体に取り付けられたブラケットと、
    前記ブラケットを介して前記支持基体に取り付けられたオプション部材と、
    を備え、
    前記支持基体は、
    筒状の外側支柱と、
    前記外側支柱の内側に上下方向に進退自在に配設された内側支柱と、を有し、
    前記外側支柱の上下方向に垂直な断面において、前記オプション部材の方向の外形寸法は、前記外側支柱の前記幅方向の外形寸法よりも大きく、
    前記外側支柱の前記幅方向に直交する前後方向を向く前面および後面のそれぞれにおいて前記内側支柱に対して前記幅方向の両側に、前記上下方向に沿って所定の間隔を隔てて複数の係止孔が開口しており、
    前記係止孔に係止することによって前記ブラケットを前記支持基体に片持ち状態で着脱可能に取り付けるように構成された係止爪が、前記ブラケットに設けられており、
    前記オプション部材は、前記ブラケットを前記支持基体から離間する方向にスライドさせることによって、前記ブラケットとともに前記支持基体から取り外し可能である
    カート装置。
  2. 請求項1に記載のカート装置であって、
    前記オプション部材は、前記支持基体に対する前記ブラケットの引き上げ操作、および前記支持基体に対する前記ブラケットの前記支持基体から離間する方向へのスライド操作によって、前記ブラケットとともに前記支持基体から取り外し可能である
    カート装置。
  3. 請求項1または2に記載のカート装置であって、
    前記係止孔は、前記外側支柱の外周面に設けられた前記前面および前記後面のそれぞれに、前記幅方向に間隔を隔てて二個一対として設けられている
    カート装置。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載のカート装置であって、
    前記外側支柱の前記幅方向の外形寸法は前記前後方向の外形寸法よりも大きい
    カート装置。
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