JP5746241B2 - 家具 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、衣類等を収納するのに便利な引き出し式収納ケースや、物を載置する棚などの家具に関するものである。
従来から、支柱と、この支柱を介して水平状態に設ける板体とを組み立てた構成の組み立て本体部を備えた家具(引き出し式収納ケースや棚)が提案されている。
この家具における組み立て本体部は、支柱の支柱端部を板体に設けた係合凹部に差し込み係合して組み立てる構成であり、即ち、この組み立て本体部は、梱包や搬送の利便性が考慮されて組み立て式に設けられている。
ところで、この従来から提案される支柱と板体との連結構造は、支柱端部を係合凹部に差し込み係合した際、一方に設けた係止凸部が他方に設けた被係止凹部に係脱不能に係止する、所謂はめ殺し連結構造であり、よって、例えば板体に対して支柱を前後左右の位置を誤って連結した場合や、組み立て状態の組み立て本体部を一時的に仕舞いたい場合など、組み立て状態から分解したい要求が生じた場合に対応することができず、仮に、例えばドライバーなどを連結部分に差し込んで強引に係止状態を解除させて分解できたとしても、この分解作業は容易ではなく、しかも、この連結部位を破損させてしまう問題があった。
そこで、従来においても、この問題を解消すべく、例えば実開平2−82929号に開示されるような、支柱と板体とを着脱自在とした連結構造が種々提案されている。
実開平2−82929号公報
本発明は、前述したような支柱を板体に対して着脱自在とした連結構造について更なる研究開発を進め、その結果、極めて商品価値の高い画期的な家具を開発した。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
平断面視コ字状若しくは筒状にして中空部11を有する支柱3と、この支柱3を介して水平状態に設ける板体2とを組み立てた構成の組み立て本体部5を備えた家具において、前記組み立て本体部5の組み立てに際して、前記支柱3の支柱端部6とこの支柱端部6と差し込み係合する前記板体2に設けた係合部7とを差し込み係合する構成とし、前記支柱端部6と前記係合部7とを差し込み係合した際、前記板体2に設けた係止片9が抜け止め係止する被係止部8を前記支柱3に設けるか、若しくは、前記支柱3に設けた係止片9が抜け止め係止する被係止部8を前記板体2に設け前記係止片9は、前記支柱端部6と前記係合部7とを差し込み係合することに伴って倒れ動した後に弾性変形により復帰動して前記被係止部8に抜け止め係止する構成であり、前記係止片9の先端部9aに指を掛けて手前に引き操作若しくは奥側に押し操作してこの係止片9を倒れ動することで、前記被係止部8に対する抜け止め係止状態を解除し得るように構成し、前記支柱3の中空部11内への指入れを許容する指入れ部10を前記支柱3に設け、この中空部11内へ入れた指を前記係止片9の先端部9aに指掛けすることにより前記係止片9を手前に引き操作若しくは奥側に押し操作し得るように構成したことを特徴とする家具に係るものである。
また、前記支柱端部6,前記係合部7のいずれか一方を凸状部とし、他方をこの凸状部と差し込み係合する凹状部とし、前記支柱端部6と前記係合部7とを差し込み係合した際、互いに重合する壁部6C,7B夫々のうちの一方に前記被係止部8を設け、他方に前記係止片9を設けたことを特徴とする請求項1記載の家具に係るものである。
また、前記支柱3を、平断面視コ字状の支柱本体3Aの上下先端部のうちの少なくとも一方の先端部に平断面視逆コ字状若しくは筒状の前記支柱端部6を設けた構成とし、この支柱端部6を構成する壁部6Cの差し込み方向先端縁部6aよりも基端側に位置する基端側縁部6bを前記被係止部8としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の家具に係るものである。
また、前記係合部7を、前記板体2若しくは前記支柱3の一端部に筒状部を設けて前記支柱端部6を差し込み係合する構成とし、前記支柱端部6を前記係合部7に差し込み係合した際、前記被係止部8を有する前記支柱端部6の壁部6Cに重合状態となる係合部7の壁部7Bに前記係止片9を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の家具に係るものである。
また、前記係止片9は、前記係合部7の壁部7Bに複数のスリット13を並設してこのスリット13間の部位を倒れ動自在に設けた構成であり、前記係止片9の先端部9aを前記係合部7の開口縁部7aから突出状態に設けて、この係止片9の先端部9aに指を掛けて引き操作若しくは押し操作してこの係止片9を倒れ動するように構成したことを特徴とする請求項記載の家具に係るものである。
また、平断面視コ字状若しくは筒状にして中空部11を有する複数の支柱3を上下に連結して成る連結支柱3’と、この連結支柱3’を介して水平状態に設ける板体2とを組み立てた構成の組み立て本体部5を備えた家具において、前記組み立て本体部5の組み立てに際して、前記下方の支柱3の支柱端部6とこの支柱端部6と差し込み係合する上方の支柱3に設けた係合部7とを差し込み係合する構成とし、前記支柱端部6と前記係合部7とを差し込み係合した際、前記上方の支柱3に設けた係止片9が抜け止め係止する被係止部8を前記下方の支柱3に設けるか、若しくは、前記下方の支柱3に設けた係止片9が抜け止め係止する被係止部8を前記上方の支柱3に設け、前記係止片9は、前記支柱端部6と前記係合部7とを差し込み係合することに伴って倒れ動した後に弾性変形により復帰動して前記被係止部8に抜け止め係止する構成であり、前記係止片9の先端部9aに指を掛けて手前に引き操作若しくは奥側に押し操作してこの係止片9を倒れ動することで、前記被係止部8に対する抜け止め係止状態を解除し得るように構成し、前記支柱3の中空部11内への指入れを許容する指入れ部10を前記支柱3に設け、この中空部11内へ入れた指を前記係止片9の先端部9aに指掛けすることにより前記係止片9を手前に引き操作若しくは奥側に押し操作し得るように構成したことを特徴とする家具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、差し込み係合した支柱と板体との分解、若しくは、差し込み係合した下方の支柱と上方の支柱との分解を確実に行うことができ、しかも、この分解が極めて簡単な操作で行えることになるなど、極めて商品価値の高い画期的な家具となる。
また、本発明においては、係止片の先端部に指を掛けて引き操作若しくは押し操作した際に、この指を掛けるに障害となる物がない構造が確実に得られ、差し込み係合した支柱と板体との分解、若しくは、差し込み係合した下方の支柱と上方の支柱との分解が極めて簡単な操作で行えることになるなど、極めて商品価値の高い画期的な家具となる。
また、請求項記載の発明においては、差し込み係合する支柱端部と係合部の各部位を利用して被係止部と係止片とを具備する構造であるから、前述した作用効果を発揮する構造が効率良く得られることになるなど、極めて商品価値の高い画期的な家具となる。
また、請求項記載の発明においては、支柱は軽量でコスト安な構造であり、この支柱の支柱端部を利用して被係止部を具備する構造であるから、前述した作用効果を発揮する構造が効率良く得られることになるなど、極めて商品価値の高い画期的な家具となる。
また、請求項記載の発明においては、板体若しくは支柱の一端部に設ける筒状部から成る係合部を利用して係止片を具備する構造であるから、前述した作用効果を発揮する構造が効率良く得られることになるなど、極めて商品価値の高い画期的な家具となる。
また、請求項記載の発明においては、係止片が極めて簡易な構造で得られ、しかも、この係止片を倒れ動させる操作が極めて良好に行えることになるなど、極めて商品価値の高い画期的な家具となる。
実施例1を示す斜視図である。 実施例1の要部を示す分解斜視図である。 実施例1の要部を示す部分断面図である。 実施例1の要部を示す平断面図である。 実施例1の要部の説明断面図である。 実施例1の要部の動作説明図である。 実施例1の要部の説明断面図である。 実施例1の要部を示す分解斜視図である。 実施例1の要部を示す平面図である。 実施例1の要部の説明断面図である。 実施例1の要部の動作説明図である。 実施例2を示す斜視図である。 実施例2の要部を示す斜視図である。 実施例2の要部を示す分解斜視図である。 実施例2の要部を示す分解斜視図である。 実施例2の要部の説明図である。 実施例2の要部の説明図である。 実施例2の要部の説明図である。 実施例2の要部を示す斜視図である。 実施例2の要部を示す斜視図である。 実施例2の要部の説明断面図である。 実施例2の要部の説明断面図である。 実施例2の要部を示す斜視図である。 実施例2の要部を示す斜視図である。 実施例2の要部を示す斜視図である。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
組み立て本体部5の組み立てに際して、支柱3の支柱端部6とこの支柱端部6と差し込み係合する板体2に設けた係合部7とを差し込み係合、若しくは、下方の支柱3の支柱端部6とこの支柱端部6と差し込み係合する上方の支柱3に設けた係合部7とを差し込み係合する。
具体的には、支柱端部6と係合部7とを差し込み係合した際、板体2に設けた係止片9は、支柱端部6と係合部7とを差し込み係合することに伴って倒れ動した後に弾性変形により復帰動して、支柱3に設けた被係止部8に抜け止め係止するか、若しくは、支柱3に設けた係止片9は、支柱端部6と係合部7とを差し込み係合することに伴って倒れ動した後に弾性変形により復帰動して、板体2に設けた被係止部8に抜け止め係止するか、若しくは、上方の支柱3に設けた係止片9は、支柱端部6と係合部7とを差し込み係合することに伴って倒れ動した後に弾性変形により復帰動して、下方の支柱3に設けた被係止部8に抜け止め係止するか、若しくは、下方の支柱3に設けた係止片9は、支柱端部6と係合部7とを差し込み係合することに伴って倒れ動した後に弾性変形により復帰動して、上方の支柱3に設けた被係止部8に抜け止め係止する。
つまり、支柱端部6と係合部7とを差し込み係合する差し込み操作に伴って、支柱3と板体2との抜け止め状態の差し込み連結、若しくは、下方の支柱3と上方の支柱3との抜け止め状態の差し込み連結が完了する。
また、例えば、組み立て本体部5の組み立て時に支柱3を板体2に対して前後左右の位置を誤って連結した場合や、組み立て状態の組み立て本体部5を一時的に仕舞いたい場合など、差し込み係合した支柱3と板体2とを分解、若しくは、差し込み係合した下方の支柱3と上方の支柱3とを分解する必要が生じた場合、係止片9の先端部9aに指を掛けて引き操作若しくは押し操作してこの係止片9を倒れ動することで、被係止部8に対する抜け止め係止状態は解除し、この状態で支柱端部6と係合部7とを引き離すことで、差し込み係合した支柱3と板体2との分解、若しくは、下方の支柱3と上方の支柱3との分解が完了する。
この際、この係止片9の先端部9aに指を掛けて引き操作若しくは押し操作する際、この係止片9の先端部9aを操作する指の指入れを許容する指入れ部10が支柱3に設けられており、よって、係止片9の先端部9aへ指を掛ける際、及び、係止片9の先端部9aに指を掛けて行う引き操作若しくは押し操作の際に、指掛け操作の妨げ(障害)となるものがなく、極めて抜け止め状態の解除操作が簡易に行えることになる。
従って、差し込み係合した支柱3と板体2との分解、若しくは、差し込み係合した下方の支柱3と上方の支柱3との分解を簡易に且つ確実に行うことができる。
本発明の具体的な実施例1について図面に基づいて説明する。
本実施例は、支柱3と、この支柱3を介して上下位置に水平状態に設ける複数の板体2とを組み立てた構成の組み立て本体部5を備えた家具において、組み立て本体部5の組み立てに際して、支柱3の支柱端部6とこの支柱端部6と差し込み係合する板体2に設けた係合部7とを差し込み係合する構成とし、支柱端部6と係合部7とを差し込み係合した際、板体2に設けた係止片9が抜け止め係止する被係止部8を支柱3に設けるか、若しくは、支柱3に設けた係止片9が抜け止め係止する被係止部8を板体2に設け、係止片9は、支柱端部6と係合部7とを差し込み係合することに伴って倒れ動した後に弾性変形により復帰動して被係止部8に抜け止め係止する構成であり、係止片9の先端部9aに指を掛けて引き操作若しくは押し操作してこの係止片9を倒れ動することで、被係止部8に対する抜け止め係止状態を解除し得るように構成し、係止片9の先端部9aを引き操作若しくは押し操作する指の指入れを許容する指入れ部10を支柱3に設けたものである。
本実施例では、家具として、図1に図示したように支柱3を介して板体2(受板2)の上部に板体2(天板2)を夫々水平状態に設けた構成の組み立て本体部5と、この組み立て本体部5の受板2と天板2との間に引き出し自在に設けた引き出しケース1とから成る引き出し式収納ケースを採用しており、支柱3の支柱端部6と、この支柱端部6と差し込み係合する受板2,天板2の少なくとも一方に設けた係合部7とを差し込み係合して本体部5を組み立てる構成とし、支柱端部6と係合部7とを差し込み係合した際、受板2,天板2の少なくとも一方若しくは支柱3に設けた係止片9が抜け止め係止する被係止部8を支柱3若しくは受板2,天板2の少なくとも一方に設けている。尚、家具としては後述する実施例2の棚や、テーブルや椅子でも良いなど、本実施例の特性を発揮する構成であれば適宜採用し得るものである。
以下、本実施例に係る構成各部について詳細な説明をする。
引き出しケース1は、図1に図示したように適宜な合成樹脂製の部材で一体成形したものであり、夫々方形板状の正面部,底面部,左側面部,右側面部及び背面部とから成り、方形状の上方開口部を有する箱状体である。
また、引き出しケース1は、組み立て本体部5の正面開口部から引き出し自在に収納し得るように構成されている。
組み立て本体部5は、図1に図示したように適宜な合成樹脂製の部材で成形したものであり、前後左右のコーナー部に配される4本の支柱3を介して受板2(板体)の上部に天板2(板体)を夫々水平状態に設けた構成であり、この組み立て本体部5の受板2と天板2との間に引き出しケース1を引き出し自在に設けた構成である。尚、組み立て本体部5は金属製や木製でも良く、また、本実施例では一段構成の組み立て本体部5に一つの引き出しケース1を収納する構造としたが、支柱3を介して受板2を上下複数段設け且つ支柱3を介して最上段の受板2の上部に天板2を設けた複数段構成の組み立て本体部に複数の引き出しケース1を収納する構造としても良く、また、この組み立て本体部5を構成する受板2(板体)は、本実施例では中央をくり貫いた枠状としているが、この構成でなくても良く、その他、例えば格子状や桟状や網状でも良い。
本実施例では、支柱3の支柱端部6と、この支柱端部6と差し込み係合する受板2に設けた係合部7とを差し込み係合して組み立て本体部5を組み立てる構成とし、支柱端部6と係合部7とを差し込み係合した際、受板2に設けた係止片9が抜け止め係止する被係止部8を支柱3に設けている。
尚、本実施例で説明する支柱3と受板2との連結構造Aを、支柱3と天板2との連結構造にも採用しても良く、或いは、支柱3と天板2との連結構造のみに当該連結構造Aを採用しても良い。
また、本実施例は、支柱端部6,係合部7のいずれか一方を凸状部とし、他方をこの凸状部と差し込み係合する凹状部とし、支柱端部6と係合部7とを差し込み係合した際、互いに重合する壁部6C,7B夫々のうちの一方に係止片9を設け、他方に被係止部8を設けている。
具体的には、図2に図示したように支柱3を、内方に開口する平断面視コ字状(平断面視C字状と平断面視U字状を含む)にして中空の支柱本体3Aの上下先端部のうちの少なくとも一方の先端部(下先端部)に外方に開口する平断面視逆コ字状(平断面視逆C字状と平断面視逆U字状を含む)の支柱端部6を設けた構成としている。
この支柱端部6は、凸状部として後述する凹状部としての係合部7に差し込み係合するように構成されており、この支柱端部6における差し込み方向の先端縁部6aよりも基端側に位置する基端側縁部6bを被係止部8としている。尚、本書面で言うコ字状とは、前述したようにC字状やU字状も含む広義の意味であり、中空構造となる凹形状のものであれば良い。
支柱3について更に説明すると、支柱本体3Aは、組み立て本体部5を組み立てた際に該組み立て本体部5の側面部を成す外方壁部3aと、この外方壁部3aの左右両端部と直交状態に連設して該外方壁部3aの内方に突出する左右の側方壁部3b,3cとを有する内方に開口する平断面視コ字状体である。尚、支柱本体3A及び支柱端部6は筒状体(平断面視方形状の筒状体)でも良い。
また、支柱本体3Aの下先端部としての支柱端部6は、前述したように外方に開口する平面視逆コ字状であり、即ち、左右の側方壁部3b,3c夫々の下端に延設した延設側方壁部6A,6Bの内方縁部間に内方壁部6Cを架設状態に設けた構成であり、この内方壁部6Cの下端は差し込み方向先端縁部としての先端縁部6aに設定され、この先端縁部6aよりも基端側に位置する基端側縁部6bは後述する係止片9が係止する被係止部8に設定されている。
尚、支柱本体3が筒状体の場合には、壁部に貫通孔から成る開口部を設けてこの開口縁を被係止部8として構成し、また、この被係止部8を後述する受板2,天板2の少なくとも一方に設けた場合には、この支柱3(支柱端部6)に係止片9を設けた構造とする。
また、支柱3は、前述したように支柱本体3Aが平断面視コ字状体であることから、この支柱3の差し込み方向先端部としての支柱端部6よりも基端側位置に中空部11を有し、この中空部11は、平断面視コ字状部の一方向(内方向)に開口する開口部12により開口しており、係止片9の先端部9aを引き操作する指の指入れを許容する指入れ部10として構成されている。尚、前述したように支柱本体3が筒状体の場合には、壁部に設けた開口部により中空部11は開口し、係止片9の先端部9aを引き操作する指の指入れを許容する指入れ部10として構成する。
この指入れ部10を具備することで、係止片9の先端部9aへの指を掛けること、及び、係止片9の先端部9aへ掛けた指を引き操作することは何ら支障なく極めて良好に行えることになる。
また、本実施例は、差し込み係合した支柱3と受板2,天板2の少なくとも一方との抜け止め係止構造(被係止部8及び後述する係止片9)を、組み立て本体部5の内側部(支柱端部6及び係合部7夫々の内側部)に設けた構造であり、即ち、組み立て本体部5に引き出しケース1を収納した際には隠れる構造であるから極めて体裁が良いことになる。
尚、支柱3(支柱本体3A)は中空でない無垢の構造でも良く、この場合、支柱端部6とこの支柱端部6よりも基端側位置に設ける指入れ部10を設ける部位のみを中空とする。
受板2(板体2)は、図1に図示したように適宜な合成樹脂製の部材で成形した方形板状体であり、この受板2の中央部位はくり貫かれて開口し、更に、この受板2の前後左右の各コーナー部夫々には支柱3の支柱端部6を差し込み係合する凹状部としての係合部7が設けられている。
具体的には、この係合部7は、受板2のコーナー部の上面部に平面視方形状の筒状部を突設して構成されており、組み立て本体部5を組み立てた際に該組み立て本体部5の側面部側に位置する外方壁部7Aと、この外方壁部7Aの内方に対向する内方壁部7Bとを有しており、更に、この外方壁部7A及び内方壁部7Bの左右端部間に前方壁部7C及び後方壁部7Dを有するものである。尚、係合部7は、受板2のコーナー部の上面部から没入した構造でも良い。
また、本実施例では、この係合部7の壁部に係止片9を設けるとともに、この係止片9の先端部9aを係合部7の開口縁部7aから突出状態に設けて、この係止片9の先端部9a(縁部)に指を掛けて押引操作してこの係止片9を内外方向に倒れ動するように構成している。
具体的には、支柱端部6を係合部7に差し込み係合した際、係合部7の内方壁部7Bには支柱端部6の内方壁部6Cが重合状態となる構成であり、この係合部7の内方壁部7Bに支柱端部6の内方壁部6Cに設けた被係止部8に係止する係止片9を設けている。
この係止片9は、内方壁部7Bの上端部中央位置に該内方壁部7Bの開口縁部7aに開口する一対のスリット13を所定間隔を介して設けて、このスリット13間の部位を合成樹脂製故の弾性変形により内外方向に倒れ動自在に設けたものであり、この係止片9の先端内面部には被係止部8に係止する係止突部9bが設けられている。
また、この係止片9は、支柱端部6と係合部7とを差し込み係合した際、支柱端部6の内方壁部6Cを乗り上がることに伴って倒れ動した後に弾性変形により復帰動して内方壁部6Cの基端側縁部6b(被係止部8)に係止突部9bが抜け止め係止する構成である。
また、係止片9の先端部9aは、係合部7の開口縁部7aから上方に突出するように設けられ、この先端部9aに指を掛けて引き操作することで倒れ動するように構成し、この先端部9aを操作して係止片9を倒れ動することで、被係止部8に対する抜け止め係止状態を解除し得るように構成されている。
また、係止突部9bが設けられる係止片9の先端部9aの内面は、テーパー面9a’に設定されており、このテーパー面9a’は、支柱端部6と係合部7とを差し込み係合する際、支柱端部6の先端部6aが摺動する面であり、係止片9が支柱端部6の内方壁部6Cを良好に乗り上がるように構成されている。
尚、本実施例では、支柱端部6を係合部7に差し込むことで差し込み係合する構造としたが、係合部7を支柱端部6に差し込むことで差し込み係合する構造でも良く、また、係合部7に被係止部8を設けるとともに、支柱端部6に被係止部8に係止する係止片9を設けても良く、また、係止片9における被係止部8に対する抜け止め係止状態の解除は、係止片9の先端部9aの引き操作により行われる構成としたが、後述する実施例2のように係止片9の先端部9aの押し操作により行われる構成としても良い。
また、本実施例は、図8〜11に図示したように支柱3と天板2との連結構造は、支柱3と受板2との連結構造と別構造としており、即ち、天板2の下面部の4つのコーナー部に設けた係合部17に被係止部18を設け、この被係止部18に係止する係止片19を支柱本体3Aの上方先端部としての支柱端部16に設けている。
具体的には、被係止部18は、凹状の係合部17の内壁面に突出する突状部を設けて構成されており、一方、係止片19は、支柱端部16を構成する外方壁部16Cの上端部中央位置に一対のスリット20を設けて外内方向に倒れ動自在に設けて構成されている。
従って、支柱端部16を係合部17に差し込み係合した際、この支柱端部16を係合部17に差し込み係合することに伴って倒れ動した後に弾性変形により復帰動して被係止部18に抜け止め係止することになり、また、係止片19の根元部分を指で押し操作して倒れ動することで、被係止部18に対する抜け止め係止状態を解除し得るように構成されている。
また、係止片19の外表面は鉛直面でなく外方に傾斜して外方壁部16C外表面よりも外側に突出しており、この構成から、支柱端部16を係合部17に差し込み係合することに伴って倒れ動した後に復帰動する際、強い弾性変形を生じて被係止部18に対する係止片19の係止がより強固に行われることになる。
本実施例は上述のように構成したから、支柱3の支柱端部6を受板2の係合部7に差し込み係合した際、受板2に設けた係止片9が、この支柱端部6を係合部7に差し込み係合することに伴って内方に倒れ動した後に弾性変形により外方へ復帰動して、支柱3に設けた被係止部8に抜け止め係止する。つまり、支柱端部6を係合部7に差し込み係合する差し込み操作に伴って、支柱3と受板2との抜け止め状態の差し込み連結が完了する(図5,6,7参照)。
この差し込み係合した支柱3と受板2とを分解する必要が生じた場合、係止片9の先端部9aに指を掛けて引き操作してこの係止片9を内方へ倒れ動することで、被係止部8に対する抜け止め係止状態は解除し、この状態で支柱端部6と係合部7とを引き離すことで、差し込み係合した支柱3と受板2との分解が完了する。
この際、この係止片9の先端部9aに指を掛けて引き操作若しくは押し操作する際、この係止片9の先端部9aを操作する指の指入れを許容する指入れ部10が支柱3に設けられており、よって、係止片9の先端部9aへ指を掛ける際、及び、係止片9の先端部9aに指を掛けて行う引き操作の際に、指が当たってその操作の妨げ(障害)となるものがなく、極めて抜け止め状態の解除操作が簡易に行えることになる。
また、支柱3の支柱端部16を天板2の係合部17に差し込み係合した際、支柱端部16に設けた係止片19が、この支柱端部16を係合部17に差し込み係合することに伴って内方に倒れ動した後に弾性変形により外方に復帰動して、天板2(係合部17)に設けた被係止部18に抜け止め係止する。つまり、支柱端部16を係合部17に差し込み係合する差し込み操作に伴って、支柱3と天板2との抜け止め状態の差し込み連結が完了し(図10参照)、支柱3と天板2との抜け止め状態を解除する際には係止片19の外面を押圧して被係止部18に対する係止状態を解除し、この状態で支柱端部16と係合部17とを引き離すことで、差し込み係合した支柱3と天板2との分解が完了する。
よって、本実施例によれば、本体部5を容易に組み立てることができ、しかも、差し込み係合した支柱3と受板2及び天板2とを簡易に且つ確実に分解することができる。
本発明の具体的な実施例2について図面に基づいて説明する。
本実施例は、複数の支柱3を上下に連結して成る連結支柱3’と、この連結支柱3’を介して水平状態に設ける板体2とを組み立てた構成の組み立て本体部5を備えた家具において、組み立て本体部5の組み立てに際して、支柱3の支柱端部6とこの支柱端部6と差し込み係合する板体2に設けた係合部7とを差し込み係合、若しくは、下方の支柱3の支柱端部6とこの支柱端部6と差し込み係合する上方の支柱3に設けた係合部7とを差し込み係合する構成とし、支柱端部6と係合部7とを差し込み係合した際、板体2に設けた係止片9が抜け止め係止する被係止部8を支柱3に設けるか、若しくは、支柱3に設けた係止片9が抜け止め係止する被係止部8を板体2に設けるか、若しくは、上方の支柱3に設けた係止片9が抜け止め係止する被係止部8を下方の支柱3に設けるか、若しくは、下方の支柱3に設けた係止片9が抜け止め係止する被係止部8を上方の支柱3に設け、係止片9は、支柱端部6と係合部7とを差し込み係合することに伴って倒れ動した後に弾性変形により復帰動して被係止部8に抜け止め係止する構成であり、係止片9の先端部9aに指を掛けて引き操作若しくは押し操作してこの係止片9を倒れ動することで、被係止部8に対する抜け止め係止状態を解除し得るように構成し、係止片9の先端部9aを引き操作若しくは押し操作する指の指入れを許容する指入れ部10を支柱3に設けたものである。
本実施例では、家具として、図12に図示したように複数の支柱3を上下に連結して成る連結支柱3’と、この連結支柱3’を介して上下位置に水平状態に設ける複数の板体2とを組み立てた構成の組み立て本体部5を備えた物品載置用の棚を採用している。
以下、本実施例に係る構成各部について詳細な説明をする。
組み立て本体部5は、図12に図示したように適宜な合成樹脂製の部材で成形したものであり、前後左右のコーナー部に配される4本の連結支柱3’を介して3枚の板体2を夫々水平状態に設けた構成である。尚、組み立て本体部5は金属製や木製でも良く、また、この組み立て本体部5を構成する連結支柱3’及び板体2の数は適宜変更し得るものであり、また、板体2は、例えば枠状や格子状や桟状や網状でも良い。
本実施例では、組み立て本体部5の組み立てに際して、最上段の支柱3の支柱端部6とこの支柱端部6と差し込み係合する最上段の板体2に設けた係合部7とを差し込み係合、及び、下方の支柱3の支柱端部6とこの支柱端部6と差し込み係合する上方の支柱3の下先端部に設けた係合部7とを差し込み係合、及び、最下段の支柱3の下先端部に設けた係合部7とこの係合部7と差し込み係合する最下段の板体2に設けた被係合部7’とを差し込み係合する構成とし、支柱端部6と係合部7及び係合部7と被係合部7’とを差し込み係合した際、最上段の板体2に設けた係止片9が抜け止め係止する被係止部8を支柱3の上先端部に設け、更に、上方の支柱3の下先端部に設けた係止片9が抜け止め係止する被係止部8を下方の支柱3の上先端部に設け、更に、支柱3の下先端部に設けた係止片9が抜け止め係止する被係止部8を最下段の板体2に設けている。
また、本実施例は、支柱端部6,係合部7のいずれか一方(係合部7,被係合部7’のいずれか一方)を凸状部とし、他方をこの凸状部と差し込み係合する凹状部とし、支柱端部6と係合部7(係合部7と被係合部7’)とを差し込み係合した際、互いに重合する壁部6C,7B夫々のうちの一方に係止片9を設け、他方に被係止部8を設けている。
具体的には、図13〜15に図示したように支柱3を、内方に開口する平断面視コ字状(平断面視C字状と平断面視U字状を含む)にして中空の支柱本体3Aの上下先端部のうちの上先端部に片状の支柱端部6を設けた構成としている。
この支柱端部6は、凸状部として後述する凹状部としての係合部7に差し込み係合するように構成されており、この支柱端部6における差し込み方向の先端縁部6aよりも基端側位置の内面には内方(水平方向)へ向けてリブ21が突設され、このリブ21に貫通孔21aを形成してこの孔縁部6bを被係止部8としている。
支柱3について更に説明すると、支柱本体3Aは、図15に図示したように組み立て本体部5を組み立てた際に該組み立て本体部5の側面部を成す外方壁部3aと、この外方壁部3aの左右両端部と連設して該外方壁部3aの内方に突出する左右の側方壁部3b,3cとを有する内方に開口する平断面視コ字状体である。尚、支柱本体3A及び支柱端部6は筒状体(平断面視方形状の筒状体)でも良い。
また、支柱本体3Aの上先端部としての支柱端部6は、支柱本体3Aの上先端縁に平断面視が円弧形状となる片状の壁部6Cを突出状態に設けた構成であり、この壁部6Cの上端は差し込み方向先端縁部としての先端縁部6aに設定され、この先端縁部6aよりも基端側位置の内面にはリブ21が突設され、このリブ21に貫通孔21aを形成してこの孔縁部6bを被係止部8としている(図23参照)。
尚、支柱本体3が壁部を有する筒状体の場合には、この壁部に貫通して内方に開口する開口部を設けてこの開口縁を被係止部8として構成する。
また、支柱3は、支柱本体3Aの上下先端部のうちの下先端部に他の支柱3に設けた支柱端部6及び後述する板体2の差し込み連結部2Aと差し込み係合する凹状部としての係合部7が設けられている。
この係合部7は、支柱本体3Aの下先端部に平面視L字形状の筒状部を突設して構成されており、組み立て本体部5を組み立てた際に該組み立て本体部5の側面部側に位置する外方壁部7Aと、この外方壁部7Aの内方に対向する内方壁部7Bとを有しており、更に、この外方壁部7A及び内方壁部7Bの左右端部間に側壁部7C及び側壁部7Dを有するものである。
また、係合部7は板体2のコーナー部と合致した形状に形成されている。
また、本実施例では、この係合部7の壁部に係止片9を設けるとともに、この係止片9の先端部9aを係合部7の開口縁部7aから突出状態に設けて、この係止片9の先端部9aに指を掛けて押引操作してこの係止片9を内外方向に倒れ動するように構成している。
具体的には、支柱端部6を係合部7に差し込み係合した際、係合部7の内方壁部7Bには支柱端部6の壁部6Cが重合状態となる構成であり、この係合部7の内方壁部7Bに支柱端部6の壁部6Cに設けた被係止部8に係止する係止片9を設けている。
この係止片9は、内方壁部7Bの上端部中央位置に該内方壁部7Bの開口縁部7aに開口する一対のスリット13を所定間隔を介して設けて、このスリット13間の部位を合成樹脂製故の弾性変形により内外方向に倒れ動自在に設けたものであり、この係止片9の先端内面部には被係止部8に係止する係止突部9bが設けられている。
また、この係止片9は、支柱端部6と係合部7とを差し込み係合した際、支柱端部6のリブ21を乗り上がることに伴って倒れ動した後に弾性変形により復帰動して当該リブ21の貫通孔21aの孔縁(被係止部8)に係止突部9bが抜け止め係止する構成である。
また、係止片9の先端部9aは、係合部7の開口縁部7aから下方に突出するように設けられ、この先端部9aに指を掛けて押し操作することで倒れ動するように構成し、この先端部9aを操作して係止片9を倒れ動することで、被係止部8に対する抜け止め係止状態を解除し得るように構成されている。
また、係止突部9bが設けられる係止片9の先端部9aの内面は、テーパー面9a’に設定されており、このテーパー面9a’は、支柱端部6と係合部7とを差し込み係合する際、リブ21の貫通孔21aの孔縁が摺動する面であり、係止片9が支柱端部6のリブ21を良好に乗り上がるように構成されている。
従って、複数の支柱3を上下に配し、この上下に連結する支柱3のうち、下方の支柱3の上先端部に設けた支柱端部6を上方の支柱3の下先端部に設けた係合部7に差し込み係合して連結支柱3’を構成とすることができる。
尚、本実施例では、支柱端部6を係合部7に差し込むことで差し込み係合する構造としたが、係合部7を支柱端部6に差し込むことで差し込み係合する構造でも良く、また、係合部7に被係止部8を設けるとともに、支柱端部6に被係止部8に係止する係止片9を設けても良く、また、係止片9における被係止部8に対する抜け止め係止状態の解除は、係止片9の先端部9aの押し操作により行われる構成としたが、前述した実施例1のように係止片9の先端部9aの引き操作により行われる構成としても良い。
また、支柱3は、前述したように支柱本体3Aが平面視コ字状体であることから、この支柱3の差し込み方向先端部としての支柱端部6よりも基端側位置に中空部11を有し、この中空部11は、平断面視コ字状部の一方向(内方向)に開口する開口部12により開口しており、係止片9の先端部9aを押し操作する指の指入れを許容する指入れ部10として構成されている。尚、前述したように支柱本体3が筒状体の場合には、この筒状体の壁部に設けた開口部により中空部11は開口し、係止片9の先端部9aを押し操作する指の指入れを許容する指入れ部10として構成する。
この指入れ部10を具備することで、係止片9の先端部9aへの指を掛けること、及び、係止片9の先端部9aへ掛けた指を押し操作することは何ら支障なく極めて良好に行えることになる。
尚、支柱3(支柱本体3A)は中空でない無垢の構造でも良く、この場合、支柱端部6とこの支柱端部6よりも基端側位置に設ける指入れ部10を設ける部位のみを中空とする。
また、支柱3の係合部7には、後述する板体2に設ける被スライド係合部22に対してスライド係合するスライド係合部23が設けられている。
このスライド係合部23は、係合部7の左右位置にアリ溝形状の凹条部23aを設け、この左右の凹条部23a間にして係合部7の内面中央位置に左右一対の凸条部23bを設けて構成されており、板体2の被スライド係合部22に対して上方からスライド係合するように構成されている。
また、前述したように複数の支柱3同士を上下に連結して成る連結支柱3’には、複数の板体2が上下位置に所定間隔を介して多段状態に連結される。
即ち、最上段に配される板体2は連結支柱3’に係る最上段の支柱3の上先端部と連結され、中段に配される板体2は連結支柱3’に係る上下に連結する支柱3同士の連結部と連結され、最下段に配される板体2は連結支柱3’に係る最下段の支柱3の下先端部と連結される。尚、中段に配される板体2は一段でも複数段でも良い。
具体的には、最上段に配される板体2と、連結支柱3’に係る最上段の支柱3の上先端部との連結は、板体2に設けられる後述する第一連結部材24と支柱3の支柱端部6とを差し込み係合して連結する。
つまり、第一連結部材24と支柱3とにより板体2を挟持状態で支持連結するように構成されている。
中段に配される板体2と、連結支柱3’に係る上下に連結する支柱3同士の連結部との連結は、板体2に設けられる被スライド係合部22と上方の支柱3の係合部7に設けたスライド係合部23とをスライド係合するとともに、この上方の支柱3の係合部7と下方の支柱3の支柱端部6とを差し込み係合することで連結する。
つまり、上下の支柱3により板体2を挟持状態で支持連結するように構成されている。
最下段に配される板体2と、連結支柱3’に係る最下段の支柱3の下先端部との連結は、板体2に設けられる後述する第二連結部材25と支柱3の係合部7とを差し込み係合して連結する。
つまり、第二連結部材25と支柱3とにより板体2を挟持状態で支持連結するように構成されている。
第一連結部材24は、図12,24に図示したように適宜な合成樹脂製の部材で形成したものであり、板体2の被スライド係合部22にスライド係合するスライド係合部23(凹条部23a及び凸条部23b)を有し、更に、前述した支柱3の下先端部に設けた係合部7と同構造の係合部7が設けられている。
従って、第一連結部材24を最上段の板体2のコーナー部にスライド係合し、この状態で第一連結部材24の係合部に支柱3の支柱端部6と差し込み係合することで、係止片9と被係止部8との係止が行われ、最上段の板体2と支柱3との連結が完了する。
第二連結部材25は、図12,25に図示したように適宜な合成樹脂製の部材で形成したものであり、下部に接地部25aを有する基体の上面に前述した支柱3の下先端部に設けた係合部7と差し込み係合する前述した支柱端部6と同構造の被係合部7’(片状体25b)が設けられ、この被係合部7’(片状体25b)には被係止部8が設けられている。
従って、支柱3の係合部7を最下段の板体2のコーナー部にスライド係合し、この状態で支柱3の係合部7と第二連結部材25の被係合部7’(片状体25b)とを差し込み係合することで、係止片9と被係止部8との係止が行われ、最下段の板体2と支柱3との連結が完了する。
また、第二連結部材25にはキャスター26が着脱自在に装着し得る装着部25cが設けられている。
板体2は、図12,14に図示したように適宜な合成樹脂製の部材で成形した方形板状体であり、この板体2の前後左右の各コーナー部夫々には被スライド係合部22が設けられている。
この被スライド係合部22は、図14,17に図示したように板体2のコーナー周面部に設けた平面視L字状の凹所2a内に設けられており、この凹所2aの左右位置に設けられ前述したスライド係合部23の凹条部23aにスライド係合する凸条部22aと、この凸条部22a間の中央位置に設けられ前述したスライド係合部23の凸条部23bにスライド係合する左右一対のV溝状の凹条部22bとで構成されている。
また、この被スライド係合部22には、前述した支柱3の係合部7に設けたスライド係合部23がスライド係合し、更に、上側連結部材24に設けられるスライド係合部23がスライド係合する。
また、板体2は、被スライド係合部22に支柱3の係止部7及び上側連結部材24のスライド係合部23をスライド係合した際、板体2の外周面と、支柱3の係止部7及び上側連結部材24夫々の外周面とが面一状態となるように構成されている。
尚、本実施例では板体2を全て同構造(汎用品)とするために第一連結部材24及び第二連結部材25を設ける構成としたが、最上段に配される板体2のコーナー部に係止部7を一体成形し、最下段に配される板体2のコーナー部に片状体25bを一体成形しても良い。
その余は実施例1と同様である。
尚、本発明は、実施例1,2に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
2 板体
3 支柱
3’ 連結支柱
3A 支柱本体
5 組み立て本体部
6 支柱端部
6a 差し込み方向先端縁部
6b 基端側縁部
6C 壁部
7 係合部
7a 開口縁部
7B 壁部
8 被係止部
9 係止片
9a 先端部
10 指入れ部
11 中空部
12 開口部
13 スリット

Claims (6)

  1. 平断面視コ字状若しくは筒状にして中空部を有する支柱と、この支柱を介して水平状態に設ける板体とを組み立てた構成の組み立て本体部を備えた家具において、前記組み立て本体部の組み立てに際して、前記支柱の支柱端部とこの支柱端部と差し込み係合する前記板体に設けた係合部とを差し込み係合する構成とし、前記支柱端部と前記係合部とを差し込み係合した際、前記板体に設けた係止片が抜け止め係止する被係止部を前記支柱に設けるか、若しくは、前記支柱に設けた係止片が抜け止め係止する被係止部を前記板体に設け前記係止片は、前記支柱端部と前記係合部とを差し込み係合することに伴って倒れ動した後に弾性変形により復帰動して前記被係止部に抜け止め係止する構成であり、前記係止片の先端部に指を掛けて手前に引き操作若しくは奥側に押し操作してこの係止片を倒れ動することで、前記被係止部に対する抜け止め係止状態を解除し得るように構成し、前記支柱の中空部内への指入れを許容する指入れ部を前記支柱に設け、この中空部内へ入れた指を前記係止片の先端部に指掛けすることにより前記係止片を手前に引き操作若しくは奥側に押し操作し得るように構成したことを特徴とする家具。
  2. 前記支柱端部,前記係合部のいずれか一方を凸状部とし、他方をこの凸状部と差し込み係合する凹状部とし、前記支柱端部と前記係合部とを差し込み係合した際、互いに重合する壁部夫々のうちの一方に前記被係止部を設け、他方に前記係止片を設けたことを特徴とする請求項1記載の家具。
  3. 前記支柱を、平断面視コ字状の支柱本体の上下先端部のうちの少なくとも一方の先端部に平断面視逆コ字状若しくは筒状の前記支柱端部を設けた構成とし、この支柱端部を構成する壁部の差し込み方向先端縁部よりも基端側に位置する基端側縁部を前記被係止部としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の家具。
  4. 前記係合部を、前記板体若しくは前記支柱の一端部に筒状部を設けて前記支柱端部を差し込み係合する構成とし、前記支柱端部を前記係合部に差し込み係合した際、前記被係止部を有する前記支柱端部の壁部に重合状態となる係合部の壁部に前記係止片を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の家具。
  5. 前記係止片は、前記係合部の壁部に複数のスリットを並設してこのスリット間の部位を倒れ動自在に設けた構成であり、前記係止片の先端部を前記係合部の開口縁部から突出状態に設けて、この係止片の先端部に指を掛けて引き操作若しくは押し操作してこの係止片を倒れ動するように構成したことを特徴とする請求項記載の家具。
  6. 平断面視コ字状若しくは筒状にして中空部を有する複数の支柱を上下に連結して成る連結支柱と、この連結支柱を介して水平状態に設ける板体とを組み立てた構成の組み立て本体部を備えた家具において、前記組み立て本体部の組み立てに際して、前記下方の支柱の支柱端部とこの支柱端部と差し込み係合する上方の支柱に設けた係合部とを差し込み係合する構成とし、前記支柱端部と前記係合部とを差し込み係合した際、前記上方の支柱に設けた係止片が抜け止め係止する被係止部を前記下方の支柱に設けるか、若しくは、前記下方の支柱に設けた係止片が抜け止め係止する被係止部を前記上方の支柱に設け、前記係止片は、前記支柱端部と前記係合部とを差し込み係合することに伴って倒れ動した後に弾性変形により復帰動して前記被係止部に抜け止め係止する構成であり、前記係止片の先端部に指を掛けて手前に引き操作若しくは奥側に押し操作してこの係止片を倒れ動することで、前記被係止部に対する抜け止め係止状態を解除し得るように構成し、前記支柱の中空部内への指入れを許容する指入れ部を前記支柱に設け、この中空部内へ入れた指を前記係止片の先端部に指掛けすることにより前記係止片を手前に引き操作若しくは奥側に押し操作し得るように構成したことを特徴とする家具。
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