JP2014013878A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一面上に電子部品を搭載したアイランドをモールド樹脂で封止するとともに、当該アイランドの他面をモールド樹脂より露出してなるモールドパッケージを、絶縁樹脂層を介して放熱部材に接続してなる電子装置において、熱伝導性および熱応力の緩和機能に優れ、放熱性および接続信頼性を確保するのに適した絶縁樹脂層を実現する。
【解決手段】絶縁樹脂層3の周辺部は、アイランド10の他面12の外郭よりはみ出してモールド樹脂30と放熱部材2の一面2aとを接合しており、絶縁樹脂層3の周辺部は、絶縁樹脂層3におけるアイランド10の他面12に位置する部位よりも厚い厚肉部3aとされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、一面上に電子部品を搭載したアイランドをモールド樹脂で封止するとともに、当該アイランドの他面をモールド樹脂より露出してなるモールドパッケージを、絶縁樹脂層を介して放熱部材に接続してなる電子装置に関する。
この種の一般的な電子装置におけるモールドパッケージは、一面と他面とが表裏の板面の関係にある板状のアイランドと、アイランドの一面上に搭載された電子部品と、アイランドの一面および電子部品を封止するモールド樹脂と、を有する。そして、アイランドの他面がモールド樹脂より露出した構成とされている。
さらに、この種の電子装置は、一面がアイランドの他面に対向して配置された放熱部材を備えている。そして、アイランドの他面と放熱部材の一面との間に電気絶縁性の樹脂よりなる絶縁樹脂層を介在させ、この絶縁樹脂層を介して、アイランドと放熱部材とを熱伝導可能な状態で接続している。
ここで、従来のこの種の電子装置においては、アイランドと放熱部材とを接続する絶縁樹脂層として、特許文献1に記載されているような、絶縁樹脂接着シート等が採用されている。
特開2011−216619号公報
ところで、この種の電子装置においては、放熱性および接続信頼性を確保するためには、絶縁樹脂層の膜厚制御が重要となる。たとえば温度サイクル等により、モールドパッケージと放熱部材との熱膨張係数差等に起因して熱応力が発生するが、絶縁樹脂層の膜厚の薄い箇所では、この熱応力によって、絶縁樹脂層内にクラックが発生することが懸念される。一方、膜厚の厚い箇所では、熱抵抗が大きくなり、放熱性が低下してしまう。
しかし、従来では、絶縁樹脂層の膜厚制御が難しく、絶縁樹脂層のうちの狙いの箇所において膜厚を薄くしたり、厚くしたりすることが困難である。そのため、上記したように、クラックの発生や熱抵抗の増加が生じ、放熱性および接続信頼性を確保することが難しいものとなっている。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、一面上に電子部品を搭載したアイランドをモールド樹脂で封止するとともに、当該アイランドの他面をモールド樹脂より露出してなるモールドパッケージを、絶縁樹脂層を介して放熱部材に接続してなる電子装置において、熱伝導性および熱応力の緩和機能に優れ、放熱性および接続信頼性を確保するのに適した絶縁樹脂層を実現することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、一面(11)と他面(12)とが表裏の板面の関係にある板状のアイランド(10)、アイランドの一面上に搭載された電子部品(20)、および、アイランドの一面および電子部品を封止するモールド樹脂(30)、を有し、アイランドの他面がモールド樹脂より露出しているモールドパッケージ(1)と、一面(2a)がアイランドの他面に対向して配置された放熱部材(2)と、アイランドの他面と放熱部材の一面との間に介在し、アイランドと放熱部材とを熱伝導可能な状態で接続する電気絶縁性の樹脂よりなる絶縁樹脂層(3)と、を備え、
絶縁樹脂層の周辺部は、アイランドの他面の外郭よりはみ出してモールド樹脂と放熱部材の一面とを接合しており、絶縁樹脂層の周辺部は、絶縁樹脂層におけるアイランドの他面に位置する部位よりも厚い厚肉部(3a)とされていることを特徴とする。
それによれば、絶縁樹脂層は、アイランドの他面に位置する薄い部位にて熱伝導に優れたものとされ、周辺部の厚肉部にて厚さを確保して熱応力を緩和することができる。特にアイランドの外郭に熱応力が集中しやすいので、アイランドの外郭の外側に厚肉部が存在することは、熱応力緩和の点で効果的である。よって、本発明によれば、熱伝導性および熱応力の緩和機能に優れ、放熱性および接続信頼性を確保するのに適した絶縁樹脂層を実現することができる。
ここで、請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の電子装置において、アイランド、モールド樹脂および放熱部材の少なくとも1つに、厚肉部に接触する角部(2c、10c、30c)が存在している場合には、この角部はR加工されたものであることが好ましい(図5、図6等参照)。
上述のように、絶縁樹脂層の厚肉部は、厚いものとすることで熱応力を緩和して接続信頼性を確保する部位であるが、この厚肉部に角部が接触していると、その角部に熱応力が集中しやすくなる。その点、本発明のように、当該角部をR加工されたものにすれば、そのような応力集中を低減できるから、好ましい。
また、請求項3に記載の発明のように、請求項1または請求項2に記載の電子装置においては、アイランドの他面が、当該アイランドの他面の周囲に対向するモールド樹脂の外面(31)よりも放熱部材の一面に向かって突出していることにより、絶縁樹脂層の周辺部が、厚肉部とされているものにできる(図1等参照)。
この場合、さらに、請求項4に記載の発明のように、アイランドの他面および当該アイランドの他面の周囲に位置するモールド樹脂の外面は、当該アイランドの他面の中央側を頂部とし、当該モールド樹脂の外面に向かって低くなるように放熱部材の一面に向かって突出する連続した曲面とされていることが好ましい(図4参照)。
それによれば、アイランドの他面とその周囲のモールド樹脂の外面との間に段差が生じていない。つまり、当該段差が生じている場合に比べて、当該段差における熱応力の集中を回避することができるから、熱応力緩和の点で望ましい。
本発明者は、さらに検討を進め、絶縁樹脂層に発生する応力の集中を緩和して絶縁樹脂層の剥離を防止するという点に関し、以下の発明を創出した。
すなわち、請求項6に記載の発明では、請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の電子装置において、放熱部材の一面のうち絶縁樹脂層の中央側に位置する部分は、絶縁樹脂層の周辺部に位置する部分よりもアイランドの他面に向かって突出する平坦面(201)とされており、放熱部材の一面のうち絶縁樹脂層の周辺部に位置する部分は、平坦面からテーパ状に低くなっていく傾斜面(202)とされており、絶縁樹脂層の周辺部は、平坦面側から傾斜面の傾斜に沿って肉厚となっていくものとされていることを特徴とする。
それによれば、上記傾斜面に沿って、絶縁樹脂層を肉厚とすることで、アイランドと放熱部材との線膨張係数差に起因して絶縁樹脂層に発生する応力の集中を緩和し、絶縁樹脂層の剥離を防止することができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(a)は本発明の第1実施形態にかかる電子装置の概略断面図であり、(b)は(a)中の上方から視た概略平面図である。 本発明の第2実施形態にかかる電子装置の概略断面図である。 本発明の第3実施形態にかかる電子装置の概略断面図である。 本発明の第4実施形態にかかる電子装置の概略断面図である。 (a)は本発明の第5実施形態にかかる電子装置の概略断面図であり、(b)は(a)中の丸で囲まれたA部の拡大図である。 (a)は本発明の第6実施形態にかかる電子装置の概略断面図であり、(b)は(a)中の丸で囲まれたB部の拡大図である。 (a)は本発明の第7実施形態にかかる電子装置の概略断面図であり、(b)は(a)中の上方から視た概略平面図である。 (a)は図7に示される放熱部材の概略断面図であり、(b)は(a)中の上方から視た概略平面図である。 (a)は本発明の第8実施形態にかかる電子装置の概略断面図であり、(b)は(a)中の上方から視た放熱部材2の一面2aの概略平面図である。 (a)は本発明の第9実施形態にかかる電子装置の概略断面図であり、(b)は(a)中の上方から視た放熱部材2の一面2aの概略平面図である。 本発明の第10実施形態にかかる電子装置の概略断面図である。 本発明の第11実施形態にかかる電子装置の概略断面図である。 本発明の第12実施形態にかかる電子装置の概略断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態にかかる電子装置について、図1を参照して述べる。なお、図1(b)では、モールド樹脂30を透過して当該モールド樹脂30の下側の構成要素を示すとともに、モールド樹脂30の外形は破線にて示してある。
本実施形態の電子装置は、たとえば自動車に搭載されるECU(電子制御ユニット)の一部を構成するものとして適用されるものであり、大きくは、ハーフモールドタイプのモールドパッケージ1と、このモールドパッケージ1を搭載する放熱部材2と、モールドパッケージ1と放熱部材2との間に介在し、これら両部材1、2を接合する絶縁樹脂層3とを備えて構成されている。
モールドパッケージ1は、一面11と他面12とが表裏の板面の関係にある板状のアイランド10と、アイランド10の一面11上に搭載された電子部品20と、アイランド10の一面11および電子部品20を封止するモールド樹脂30と、を有し、アイランド11の他面12がモールド樹脂30より露出しているものである。
アイランド10は、Cuや42アロイ等の導電性金属よりなるものであり、ここでは典型的な形状として矩形板状をなす。アイランド10の一面11上には、はんだやAgペースト等よりなるダイボンド材40を介して、電子部品20が搭載されており、ダイボンド材40によって電子部品20はアイランド10に接合され固定されている。
電子部品20は、アイランド10に搭載されるものであればよく、表面実装部品よりなる、典型的には、電子部品20は、パワー素子、ICチップやチップコンデンサ等よりなる。このような電子部品20は、たとえば、モールドパッケージ1に設けられた図示しないリード端子等に対してモールド樹脂30内にてワイヤボンディングされ電気的に接続されている。
そして、モールド樹脂30は、エポキシ樹脂等の典型的なモールド材料よりなり、たとえば金型を用いたトランスファーモールド法等により成形されたものである。また、絶縁樹脂層3は、アイランド10と放熱部材2とを熱伝導可能な状態で接続する電気絶縁性の樹脂よりなるもので、たとえばエポキシ樹脂やシリコーン樹脂等の接着剤やシート等よりなる。
放熱部材2は、モールドパッケージ1を搭載する一面2aを有し、当該放熱部材2の一面2a上に、絶縁樹脂層3を介してモールドパッケージ1が搭載されている。この放熱部材2は、モールドパッケージ1からの熱を放熱するものであり、たとえばアルミニウム(Al)や銅(Cu)等の金属よりなる筺体や、ヒートシンク、あるいは配線基板等よりなるものである。
このような本実施形態の電子装置において、絶縁樹脂層3の周辺部3aは、アイランド10の他面12の外郭よりはみ出している。具体的に、ここでは、絶縁樹脂層3は、アイランド10よりも一回り大きい矩形板状をなすことで、その周辺部がアイランド10の他面12の外郭よりはみ出している。
そして、この絶縁樹脂層3の周辺部3aは、モールド樹脂30と放熱部材2の一面2aとを接合している。さらに言うならば、絶縁樹脂層3の周辺部3aは、アイランド10の他面12の外周に位置し且つ放熱部材2の一面2aに対向するモールド樹脂30の外面31と、これに対向する放熱部材2の一面2aとを接合、固定している。
そして、この絶縁樹脂層3の周辺部3aは、絶縁樹脂層3におけるアイランド10の他面12に位置する部位よりも厚い厚肉部3aとされている。ここでは、厚肉部3aは、アイランド10の他面12の外郭を取り囲む矩形額縁状のパターンをなし、その内周における絶縁樹脂層3の部位は、厚肉部3aよりも薄い部位とされている。
ここでは、アイランド10の他面12が、当該アイランド10の他面12の周囲に位置するモールド樹脂の外面31よりも放熱部材2の一面2aに向かって突出している。そして、このアイランド10の他面12の突出により、絶縁樹脂層3の周辺部3aが、上記した厚肉部3aとされている。
言い換えれば、モールド樹脂30の外面31を、アイランド10の他面12よりも凹んだものとすることにより、この凹んだモールド樹脂30の外面31とこれに対向する放熱部材2の一面2aとの間に介在する絶縁樹脂層3の周辺部3aを、上記した厚肉部3aとしている。
ここでは、図1に示されるように、アイランド10の他面12とモールド樹脂30の外面31とは段差を有して凹凸を構成している。このようなアイランド10がモールド樹脂30から突出している構成は、モールド樹脂30成型の金型成形により実現することができる。
このような周辺部が厚肉部3aとされ、その内周が薄肉とされた本実施形態の絶縁樹脂層3は、モールドパッケージ1と放熱部材2の一面2aとの間に絶縁樹脂層3を介在させ、モールドパッケージ1を放熱部材2の一面2aに押し付けることにより形成される。
ところで、本実施形態によれば、絶縁樹脂層3は、アイランド10の他面12に位置する薄い部位にて熱伝導に優れたものとされ、周辺部の厚肉部3aにて厚さを確保して熱応力を緩和することができる。特にアイランド10の外郭に熱応力が集中しやすいので、アイランド10の外郭の外側に厚肉部3aが存在することは、熱応力緩和の点で効果的である。
よって、本実施形態によれば、一面11上に電子部品20を搭載したアイランド10をモールド樹脂30で封止するとともに、当該アイランド10の他面12をモールド樹脂30より露出してなるモールドパッケージ1を、絶縁樹脂層3を介して放熱部材2に接続してなる電子装置において、熱伝導性および熱応力の緩和機能に優れ、放熱性および接続信頼性を確保するのに適した絶縁樹脂層3を実現することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態にかかる電子装置について、図2を参照して、上記第1実施形態との相違点を中心に述べることとする。
図2に示されるように、本実施形態では、さらに、放熱部材2の一面2aのうちアイランド10の他面12の周囲に対向する部位は、アイランド10の他面12に正対する部位に比べて凹んだ凹部2bとされている。ここでは、放熱部材2の一面2aにおける凹部2bは段差を有して凹んでいる。
ここでは、この凹部2bは、矩形のアイランド10の他面12の外側に対応する部位にて矩形枠状の平面パターンとなるように形成されている。それにより、絶縁樹脂層3の厚肉部3aは、この凹部2bの深さの分、上記第1実施形態に比べて更に厚くなったものとされている。
このような放熱部材2の一面2aにおける凹部2bは、たとえば放熱部材2の一面2aに対して、金型等を用いたプレス加工や、エッチング加工や、切削加工や、レーザ加工等を施すことにより形成できる。
そして、本実施形態によっても、絶縁樹脂層3は、アイランド10の他面12に位置する薄い部位にて熱伝導に優れたものとされ、厚肉部3aにて厚さを確保して熱応力を緩和することができる。そのため、熱伝導性および熱応力の緩和機能に優れ、放熱性および接続信頼性を確保するのに適した絶縁樹脂層3を実現することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態にかかる電子装置について、図3を参照して述べる。本実施形態は、上記第2実施形態において、モールドパッケージ1側の構成を一部変形したものであり、ここでは、この変形部分を中心に述べることとする。
図3に示されるように、本実施形態においても、放熱部材2の一面2aのうちアイランド10の他面12の周囲に対向する部位を、アイランド10の他面12に正対する部位に比べて凹んだ凹部2bとすることにより、絶縁樹脂層3の周辺部を厚肉部3aとして構成している。
ここで、上記第2実施形態では、上記第1実施形態と同様、モールドパッケージ1側にてアイランド10の他面12をモールド樹脂30の外面31よりも突出させていたが、本第3実施形態では、アイランド10の他面12とその周囲のモールド樹脂30の外面31とを同一平面としている。
この場合でも、放熱部材2の一面2aにおける凹部2bにより、絶縁樹脂層3の周辺部が厚肉部3aとされるため、絶縁樹脂層3は、アイランド10の他面12に位置する薄い部位にて熱伝導に優れたものとされ、厚肉部3aにて厚さを確保して熱応力を緩和することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態にかかる電子装置について、図4を参照して、上記第1実施形態にとの相違点を中心に述べることとする。
上記第1実施形態では、上記図1に示されるように、アイランド10の他面12がモールド樹脂30の外面31よりも段差を有して突出していることにより、絶縁樹脂層3の周辺部が厚肉部3aとされていた。
それに対して、本実施形態では、図4に示されるように、アイランド10の他面12およびその周囲に位置するモールド樹脂30の外面31は、当該両面12、31が段差を持たずに連続した凸曲面とされている。つまり、この凸曲面は、アイランド10の他面12の中央側を頂部とし、モールド樹脂30の外面31に向かって低くなるように放熱部材2の一面2aに向かって突出する連続した曲面である。
このような凸曲面は、アイランド10に対してプレス加工や切削加工等を行うとともに、モールド時の金型形状を調整することにより、形成できることは言うまでもない。このような凸曲面とすることで、図4に示されるように、絶縁樹脂層3の周辺部は厚肉部3aとされ、上記同様、熱伝導性および熱応力の緩和機能に優れ、放熱性および接続信頼性を確保するのに適した絶縁樹脂層3を実現できる。
ここで、上記第1実施形態の構成においては、アイランド10の他面12とその周囲のモールド樹脂30の外面31との間に段差が生じている。それに対して、本実施形態によれば、アイランド10の他面12とその周囲のモールド樹脂30の外面31との間に段差が生じていない。そのため、当該段差における熱応力の集中を回避することができるから、熱応力緩和の点で望ましい。
また、図4に示されるように、本実施形態では、放熱部材2の一面2aにおいて、アイランド10の他面12の中央側に対向する部位を頂部とし、その周辺に向かって低くなるように突出する凸曲面としている。そのため、絶縁樹脂層3の中央部をより薄いものとして放熱性を向上させ、周辺部をより厚い厚肉部3aとして熱応力緩和機能を向上させている。
しかしながら、本実施形態では、モールドパッケージ1側は上記凸曲面構成を採用しつつ、放熱部材2の一面2aは、図4中の破線に示されるように、上記図1と同様の平坦面でもよい。その場合でも、モールドパッケージ1の凸曲面によって絶縁樹脂層3の厚薄構成を実現でき、それによる上記同様の効果が発揮される。
また、本実施形態において、放熱部材2の一面2aは、図4のような凸曲面でも、平坦面でもよいが、これらいずれの場合でも、上記第2実施形態(図2参照)と同様、放熱部材2の一面2aのうちアイランド10の他面12の周囲に対向する部位に、凹部2bを形成してもよい。
この場合は、さらに当該凹部2bにより絶縁樹脂層3における厚肉部3aの厚さの増加が実現され、厚肉部3aによる熱応力緩和の効果が期待できる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態にかかる電子装置について、図5を参照して述べる。本電子装置は、上記第2実施形態に示した電子装置(図2参照)を一部変形したものである。
すなわち、本電子装置においても、図5(a)に示されるように、アイランド10の他面12がモールド樹脂30の外面31よりも段差を有して突出しており、且つ、放熱部材2の一面2aにおいて段差を有して凹んだ凹部2bを設けることにより、絶縁樹脂層3の周辺部が厚肉部3aとされている。
このような構成の場合、図5(b)に示されるように、アイランド10および放熱部材2には、絶縁樹脂層3の厚肉部3aに接触する角部10c、2cが存在する。アイランド10の角部10cは、アイランド10の他面12の外郭に位置する角部10cであり、放熱部材2の角部2cは、凹部2bの角部2cである。
そして、本実施形態では、図5(b)に示されるように、これらアイランド10の角部10cおよび放熱部材2の角部2cは、ともにR加工されたものとされている。このようなR加工された角部2c、10cは、プレス加工、エッチング加工、切削加工等により形成される。
上述のように、絶縁樹脂層3の厚肉部3aは、厚いものとすることで熱応力を緩和して接続信頼性を確保する部位であるが、この厚肉部3aに角部2c、10cが接触していると、当該角部に熱応力が集中しやすくなる。その点、本実施形態のように、当該角部2c、10cをR加工されたものにすれば、そのような応力集中を低減しやすくなる。
なお、本実施形態においては、アイランド10の角部10cおよび放熱部材2の角部2cは、ともにR加工されたものとされていたが、必要に応じて、これら両角部2c、10cのうちのいずれか一方のみ、R加工されたものとしてもよい。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態にかかる電子装置について、図6を参照して、上記第1実施形態にとの相違点を中心に述べることとする。
上記第1実施形態では、放熱部材2の一面2a全体を平坦面とし、アイランド10の他面12をモールド樹脂30の外面31よりも突出させることで、絶縁樹脂層3の周辺部を厚肉部3aとした。
これに対して、本実施形態では、さらにアイランド10の他面12とその周囲のモールド樹脂30の外面31とを同一平面としている。しかし、本実施形態では、図6に示されるように、絶縁樹脂層3の周辺部をモールド樹脂30の外郭の外側まではみ出させ、モールド樹脂30の端部の側面まで絶縁樹脂層3を這い上がらせた構成としている。そして、この這い上がった周辺部を厚肉部3aとしている。
この場合も、絶縁樹脂層3の周辺部が厚肉部3aとされるため、絶縁樹脂層3は、アイランド10の他面12に位置する薄い部位にて熱伝導に優れたものとされ、厚肉部3aにて厚さを確保して熱応力を緩和することができる。
さらに、本実施形態では、好ましい形態として、図6(b)に示されるように、絶縁樹脂層3の厚肉部3aに接触しているモールド樹脂30の外郭の角部30cを、R加工されたものとしている。この場合、当該角部30cに熱応力が集中しにくくなり、厚肉部3aによる熱応力緩和の点で望ましい。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態にかかる電子装置について、図7、図8を参照して、上記第1実施形態との相違点を中心に述べることとする。
上記第1実施形態では、モールドパッケージ1側にてアイランド10の他面12をモールド樹脂30の外面31よりも突出させていたが、本実施形態では、上記第3実施形態と同様に、アイランド10の他面12とその周囲のモールド樹脂30の外面31とを同一平面としている。
さらに、本実施形態では、放熱部材2の一面2aのうち絶縁樹脂層3の中央側に位置する部分は、絶縁樹脂層3の周辺部に位置する部分よりもアイランド10の他面12に向かって突出する平坦面201とされている。
ここで、平坦面201は、アイランド10の他面12の中央部分に対応する位置にあり、アイランド10の他面12と実質的に平行な面である。また、図7、図8に示される例では、この平坦面201の平面形状は、4個の角部がR形状とされた矩形をなすものとされている。
そして、放熱部材2の一面2aのうち絶縁樹脂層3の周辺部に位置する部分は、平坦面201からテーパ状に低くなっていく傾斜面202とされている。これによって、絶縁樹脂層3の周辺部は、傾斜面202の傾斜に沿って連続的に肉厚となっていくものとされている。
言いかえれば、本実施形態では、これら平坦面201および傾斜面202により、放熱部材2の他面2aは断面台形に突出したものとされている。それにより、絶縁樹脂層30は、当該台形の上辺に相当する中央側の平坦面201の部分では薄肉とされ、当該台形の左右の斜辺に相当する傾斜面202では、厚肉部3aとされている。
そして、アイランド10の他面12の外郭は、傾斜面202の高低方向の途中部分に位置している。そのため、本実施形態においても、絶縁樹脂層3の周辺部は、アイランド10の他面12の外郭よりはみ出してモールド樹脂30と放熱部材2の一面2aとを接合しており、絶縁樹脂層3の周辺部は、アイランド10の他面12に位置する部位よりも厚い厚肉部3aとされている。
このような放熱部材2における平坦面201および傾斜面202の構成は、放熱部材2の一面2aにエッチングや切削あるいはプレス等の加工を施すことにより、形成することができる。
そして、本実施形態によっても、絶縁樹脂層3は、アイランド10の他面12に位置する薄い部位にて熱伝導に優れたものとされ、周辺部の厚肉部3aにて厚さを確保して熱応力を緩和することができる。そのため、本実施形態によれば、熱伝導性および熱応力の緩和機能に優れ、放熱性および接続信頼性を確保するのに適した絶縁樹脂層3を実現することができる。
さらに、本実施形態によれば、上記傾斜面202に沿って、絶縁樹脂層3を肉厚とすることで、アイランド10と放熱部材2との線膨張係数差に起因して絶縁樹脂層3に発生する応力の集中を緩和できる。そのため、アイランド10や放熱部材2に対する絶縁樹脂層3の剥離を防止することができる。
また、平坦面201の面積としては、平坦面201の部分では絶縁樹脂層3を薄いものとして放熱性を確保するという点から、放熱に必要な面積以上であることが望ましい。さらに、平坦面201の面積としては、上記絶縁樹脂層3に発生する応力が、絶縁樹脂層3の強度を上回らない程度の面積以下であることが望ましい。
また、傾斜面202の傾斜角度としては、平坦面201と傾斜面202とにより構成される角部に、上記応力の過度な集中が発生しないように規定することが必要である。さらに、平坦面201における放熱部材2の厚さについては、上記応力に耐えうる必要な厚さを確保することも重要である。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態は、上記第7実施形態を一部変形したものである。本実施形態にかかる電子装置について、図9を参照して、上記第7実施形態との相違点を中心に述べることとする。なお、図9(b)では、比較のために、アイランド10の外形を破線にて参照的に示してある。
上記第7実施形態において、平坦面201に位置する絶縁樹脂層3の薄肉部分では、厚肉部3aに比べて、上記アイランド10と放熱部材2との線膨張係数差に起因して絶縁樹脂層3に発生する応力が大きくなる。そのため、平坦面201が広くなると、当該応力も大きいものとなる。
そこで、平坦面201の面積を小型化することが望まれるが、放熱性を考慮すると、単純に小型化することは望ましくない。そこで、本実施形態では、図9に示されるように、アイランド10直下の平坦面201を複数個に分割し、この複数個の平坦面201によって、アイランド10を支持するようにする。
これによれば、アイランド10の放熱性を確保しつつ、個々の平坦面201が小型化され、絶縁樹脂層3の薄肉部分の面積も小型化されたものとなるので、上記応力を低減できる。そのため、アイランド10や放熱部材2に対する絶縁樹脂層3の剥離を防止するという点で、好ましいものとなる。
(第9実施形態)
本発明の第9実施形態は、上記第7実施形態を一部変形したものである。本実施形態にかかる電子装置について、図10を参照して、上記第7実施形態との相違点を中心に述べることとする。なお、図10(b)では、アイランド10の外形を参照的に破線にて示してある。
図10に示されるように、本実施形態では、上記第7実施形態において、1個のモールドパッケージ1中に複数個のアイランド10が2次元的に設けられたものである。そして、個々のアイランド10について、上記第7実施形態と同様、放熱部材2の一面2aには、平坦面201および傾斜面202が形成されている。
この場合も、個々のアイランド10について、絶縁樹脂層3は、アイランド10の他面12に位置する薄い部位にて熱伝導に優れたものとされ、周辺部の厚肉部3aにて厚さを確保して熱応力を緩和することができる。また、本実施形態によっても、上記応力の集中を緩和できるため、アイランド10や放熱部材2に対する絶縁樹脂層3の剥離を防止することができる。
(第10実施形態)
本発明の第10実施形態は、上記第7実施形態を一部変形したものである。本実施形態にかかる電子装置について、図11を参照して、上記第7実施形態との相違点を中心に述べることとする。
本実施形態では、上記第7実施形態に示される電子装置において、アイランド10の他面12と放熱部材2の一面2aとの間に、さらに、電気絶縁性のセラミック基板100を介在させたものである。このセラミック基板100は、アルミナ等よりなるもので、アイランド10と放熱部材2との間の電気絶縁性をより向上させるという目的で設けられている。
これにより、絶縁樹脂層3は、アイランド10の他面12とセラミック基板100との間およびセラミック基板100と放熱部材2の一面2aとの間に介在することになるが、絶縁樹脂層3における薄い部分および厚肉部3aの構成は、上記実施形態と同様、維持されている。そのため、本実施形態においても、上記第7実施形態による効果は、変わることなく発揮される。
(第11実施形態)
本発明の第11実施形態は、上記第8実施形態を一部変形したものである。本実施形態にかかる電子装置について、図12を参照して、上記第8実施形態との相違点を中心に述べることとする。
本実施形態では、上記第8実施形態に示される電子装置において、アイランド10の他面12と放熱部材2の一面2aとの間に、さらに、上記セラミック基板100を介在させたものである。この場合においても、絶縁樹脂層3における薄い部分および厚肉部3aの構成は、維持されているため、上記第8実施形態による作用効果は、変わることなく発揮される。
(第12実施形態)
本発明の第12実施形態は、上記第9実施形態を一部変形したものである。本実施形態にかかる電子装置について、図13を参照して、上記第9実施形態との相違点を中心に述べることとする。
本実施形態では、上記第9実施形態に示される電子装置において、アイランド10の他面12と放熱部材2の一面2aとの間に、さらに、上記セラミック基板100を介在させたものである。この場合においても、絶縁樹脂層3における薄い部分および厚肉部3aの構成は、維持されているため、上記第9実施形態による作用効果は、変わることなく発揮される。
(他の実施形態)
なお、上記図1〜図5に示される電子装置では、絶縁樹脂層3は、アイランド10の外郭よりはみ出しているがモールド樹脂30の外郭の内側に位置していた。ここで、これら図1〜図5に示される電子装置においても、上記図6に示されるように、絶縁樹脂層3は、モールド樹脂30の外郭の外側まではみ出してもよい。そして、この場合も、モールド樹脂30の外郭の角部30cをR加工されたものにすることが望ましい。
また、上述したが、熱応力緩和の点から、上記図1〜図6に示した各実施形態おいて、絶縁樹脂層3の厚肉部3aに接触する、アイランド10の角部、モールド樹脂30の角部30c、あるいは放熱部材2の凹部2bの角部は、全部あるいは一部がR加工されていることが望ましい。
また、上記各実施形態において、アイランド10の平面形状は上記した矩形以外にも、四角以外の多角形、円形、それ以外の不定形の板状でもよい。また、上記第1〜第6の各実施形態においても、アイランド10の一面11上の電子部品20は複数個でもよい。また、1個のモールドパッケージ1中に複数個のアイランド10が2次元的に設けられていてもよい。
また、上記第1〜第6の各実施形態においても、上記第10〜第12実施形態のように、絶縁樹脂層3中に電気絶縁性のセラミック基板100を介在させてもよいことはもちろんである。
また、上記第7実施形態〜第12実施形態においては、モールドパッケージ1側にてアイランド10の他面12とその周囲のモールド樹脂30の外面31とを同一平面としていたが、上記第1実施形態(上記図1等参照)のように、アイランド10の他面12をモールド樹脂30の外面31よりも突出させてもよい。
この場合でも、放熱部材2の一面2aにおける平坦面201と傾斜面202の構成により、絶縁樹脂層3の周辺部が厚肉部3aとされるため、絶縁樹脂層3は、アイランド10の他面12に位置する薄い部位にて熱伝導に優れたものとされ、厚肉部3aにて厚さを確保して熱応力を緩和することができる。
また、上記第7実施形態〜第12実施形態においても、上記図6に示されるように、絶縁樹脂層3は、モールド樹脂30の外郭の外側まではみ出してもよい。そして、この場合も、モールド樹脂30の外郭の角部30cをR加工されたものにすることが望ましいことはもちろんである。
また、上記第7〜第12実施形態の電子装置においても、熱応力緩和の点から、アイランド10、モールド樹脂30および放熱部材2の少なくとも1つにおいて、厚肉部3aに接触する角部が存在する場合には、上記図5に示されるように、当該角部をR加工されたものとしてもよい。
また、上記した各実施形態同士の組み合わせ以外にも、上記各実施形態は、可能な範囲で適宜組み合わせてもよく、また、上記各実施形態は、上記の図示例に限定されるものではない。
1 モールドパッケージ
2 放熱部材
2a 放熱部材の一面
3 絶縁樹脂層
3a 絶縁樹脂層の厚肉部
10 アイランド
11 アイランドの一面
12 アイランドの他面
20 電子装置
30 モールド樹脂
201 平坦面
202 傾斜面

Claims (6)

  1. 一面(11)と他面(12)とが表裏の板面の関係にある板状のアイランド(10)、前記アイランドの一面上に搭載された電子部品(20)、および、前記アイランドの一面および前記電子部品を封止するモールド樹脂(30)、を有し、前記アイランドの他面が前記モールド樹脂より露出しているモールドパッケージ(1)と、
    一面(2a)が前記アイランドの他面に対向して配置された放熱部材(2)と、
    前記アイランドの他面と前記放熱部材の一面との間に介在し、前記アイランドと前記放熱部材とを熱伝導可能な状態で接続する電気絶縁性の樹脂よりなる絶縁樹脂層(3)と、を備え、
    前記絶縁樹脂層の周辺部は、前記アイランドの他面の外郭よりはみ出して前記モールド樹脂と前記放熱部材の一面とを接合しており、
    前記絶縁樹脂層の周辺部は、前記絶縁樹脂層における前記アイランドの他面に位置する部位よりも厚い厚肉部(3a)とされていることを特徴とする電子装置。
  2. 前記アイランド、前記モールド樹脂および前記放熱部材の少なくとも1つには、前記厚肉部に接触する角部(2c、10c、30c)が存在しており、この角部はR加工されたものであることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記アイランドの他面が、当該アイランドの他面の周囲に対向する前記モールド樹脂の外面(31)よりも前記放熱部材の一面に向かって突出していることにより、前記絶縁樹脂層の周辺部が、前記厚肉部とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子装置。
  4. 前記アイランドの他面および当該アイランドの他面の周囲に位置する前記モールド樹脂の外面は、当該アイランドの他面の中央側を頂部とし、当該モールド樹脂の外面に向かって低くなるように前記放熱部材の一面に向かって突出する連続した曲面とされていることを特徴とする請求項3に記載の電子装置。
  5. 前記放熱部材の一面のうち前記アイランドの他面の周囲に位置する部位は、前記アイランドの他面に正対する部位に比べて凹んだ凹部(2b)とされていることにより、前記絶縁樹脂層の周辺部が、前記厚肉部とされていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電子装置。
  6. 前記放熱部材の一面のうち前記絶縁樹脂層の中央側に位置する部分は、前記絶縁樹脂層の周辺部に位置する部分よりも前記アイランドの他面に向かって突出する平坦面(201)とされており、
    前記放熱部材の一面のうち前記絶縁樹脂層の周辺部に位置する部分は、前記平坦面からテーパ状に低くなっていく傾斜面(202)とされており、
    前記絶縁樹脂層の周辺部は、前記平坦面側から前記傾斜面の傾斜に沿って肉厚となっていくものとされていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電子装置。
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