JP2014011943A - 電力変換装置 - Google Patents

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【課題】導電部材から発生する電磁放射を要因とする機器の誤動作を防止する。
【解決手段】半導体モジュール50と冷却器40とを備える構造体SBと、コンデンサCと、半導体モジュール50とコンデンサCとを電気的に接続するバスバーB(導電部材)と、半導体モジュール50を制御する制御基板10と、構造体SB、コンデンサC、バスバーB、制御基板10を内部に収納するケース60とを備える電力変換装置1において、構造体SBと冷却器40の冷却部位41とは、制御基板10から見て同一方向、かつ、横並びに配置され、導電部材(バスバーBや端子Ct)と制御基板10との間には、導電部材からの電磁放射を遮断する遮断部21が配置される。この構成によれば、制御基板10との間に備える遮断部21は導電部材からの電磁放射を遮断するので、電磁放射を要因とする制御基板10の誤動作を防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、構造体、電子部品、導電部材、ケースを備える電力変換装置に関する。
従来では、発熱部品から発生した熱を冷却接続管へ効果的に逃がすことができると共に、冷却接続管を固定する部品を少なくすることを目的とする電力変換装置に関する技術の一例が開示されている(例えば特許文献1を参照)。この電力変換装置のリアクトルレスインバータでは、リアクトルレスによるデッドスペースにコンデンサを配置させ、半導体モジュールとコンデンサが同一平面上に配置された構成を提案している。
特開2010−124523号公報
しかし、コンデンサと半導体モジュールの上部には、制御基板が配置され、コンデンサと半導体モジュールを繋ぐバスバ締結部からの電磁放射ノイズの伝播による基板誤動作が懸念される。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、電磁放射源である導電部材から発生する電磁放射を要因とする機器の誤動作を防止できる電力変換装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、半導体モジュールと冷却器とを備える構造体と、コンデンサと、前記半導体モジュールと前記コンデンサとを電気的に接続する導電部材と、前記半導体モジュールを制御する制御基板と、前記構造体、前記コンデンサ、前記バスバー、前記制御基板を内部に収納するケースとを備える電力変換装置において、前記構造体と前記冷却器とは、前記制御基板から見て同一方向、かつ、横並びに配置され、前記導電部材と前記制御基板との間には、前記導電部材からの電磁放射(電磁波)を遮断する遮断部(21)が配置されることを特徴とする。
この構成によれば、制御基板との間に備える遮断部は、導電部材からの電磁放射を遮断する。よって、電磁放射を要因とする制御基板の誤動作を防止することができる。
なお「半導体モジュール」は、制御基板から出力される信号に基づいて制御される半導体部品(例えばスイッチング素子,半導体ダイオード,IC,LSI等)のみで構成してもよく、半導体部品と非半導体部品(例えば抵抗器,コイル,コンデンサ等)とを組み合わせて構成してもよい。「構造体」の構成は、冷却器によって半導体モジュールを冷却する構造であれば任意である。「コンデンサ」は、一部または全部をキャパシタで代用してもよい。「導電部材」は電気的に接続できる部材であれば任意であり、例えばバスバーや銅線等を含む。「制御基板」は制御対象を制御可能に構成され、半導体部品および非半導体部品のうちで一方または双方を備える。制御対象は構造体に含まれる半導体モジュールであるが、他の制御対象(例えば構造体に含まれない半導体モジュールや、ECU等の制御装置など)を含めてもよい。「遮断」には遮蔽を含む。
第2の発明は、前記遮断部は前記構造体と前記電子部品との間に配置されることを特徴とする。この構成によれば、導電部材からの電磁放射を遮断して、制御基板の誤動作をより確実に防止することができる。
電力変換装置の第1構成例を模式的に示す垂直断面図である。 電力変換装置の第1構成例を模式的に示す水平断面図である。 遮断部の配置例を模式的に示す平面図である。 電力変換装置の回路構成例を示す模式図である。 ケースを含む第1構成例を模式的に示す垂直断面図である。 電力変換装置の第2構成例を模式的に示す垂直断面図である。 電力変換装置の第3構成例を模式的に示す垂直断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお、特に明示しない限り、「接続する」という場合には電気的に接続することを意味する。各図は、本発明を説明するために必要な要素を図示し、実際の全要素を図示しているとは限らない。上下左右等の方向を言う場合には、図面の記載を基準とする。「端子」には、リード、電極、ピン等を適用してもよい。「電子部品」は電気部品とも呼ぶ。
本形態は図1〜図6を参照しながら説明する。図1は図2に示すI−I線の断面図を示す。図2は図1に示すII−II線の断面図を示す。図3は図1に示す矢印D1方向から見た部分平面図を示す。図4は図1に示すIV−IV線の断面図を示す。図1および図2に示す電力変換装置1は、制御基板10,加圧部材30,冷却器40,半導体モジュール50,ケース60,コンデンサC,バスバーBなどを有する。具体的にはケース60の内部に、構造体SB,コンデンサC,バスバーB,制御基板10などを収納する。図1および図2では遮断部21の構成を分かり易くするためにケース60を図示しないが、当該ケース60の構成例については後述する(図4を参照)。
制御基板10は、ECU80(外部装置;図5を参照)から伝達されるトルク指令値T*や回転指令値N*などの指令に基づいて、制御対象の作動を制御する機能を担う。制御対象は、例えば一以上の半導体モジュール50に備えるスイッチング素子や、他のECU、他の制御装置等が該当する。制御基板10は主にプリント基板であり、半導体素子11や所要の実装部品を有する。半導体素子11は、集積回路(例えばゲート回路,IC,LSI等)やワンチップマイコン等が該当する。所要の実装部品は、例えば抵抗器,コンデンサ,コイル,ダイオード等が該当する。本形態では、フレーム20の片側端部に制御基板10を配置する。なお制御基板10の形態は任意であり、構造(片面基板,両面基板,多層基板等)や、実装法(エッチングレジスト,ソルダーレジスト,永久レジスト,層間接続,スルーホール実装,表面実装等)などを問わない。
フレーム20は所定形状の構造物であって、コンデンサCや構造体SBなどを収納する機能を担う。通電に伴って発生する電磁放射(電磁波)を遮断する材料(例えば金属や導電性樹脂等)で形成される。このフレーム20は、例えば遮断部21,仕切部材22,固定部23,支持部24などを有する。遮断部21や仕切部材22などについては図1と図2に示す。固定部23や支持部24などについては図4に示す。
遮断部21は、後述するバスバーBや端子Ctへの通電に伴って発生する電磁放射(電磁波)を遮断する機能を担う。そのため、遮断部21は制御基板10と導電部材(バスバーBや端子Ct)との間に配置される。特に、制御基板10に備える半導体素子11に対応する部位に遮断部21を配置するとよい。言い換えれば、通電に伴って上記導電部材から発生する電磁放射を遮断する位置に配置する。仕切部材22は、後述する構造体SB(冷却器40および半導体モジュール50)とコンデンサCとを仕切る機能を担う。遮断部21および仕切部材22について、本形態ではそれぞれ平板形状に形成してL字状に一体化し、さらにフレーム20の一部として形成(一体化)する。
遮断部21は仕切部材22に対してリブのように作用するので、仕切部材22の剛性を高めることができる。仕切部材22の剛性を一定とする場合には、図6に示すように仕切部材22の厚みを薄くすることができる。よって、図6に示すフレーム20の幅L2は、図1に示す幅L1よりも小さい(L2<L1)。
加圧部材30は、仕切部材22と後述する積層体との間に配置されて加圧する部材である。具体的には、板バネ、つるまきバネ、ゴム(樹脂)などを用いる。少なくとも積層体を加圧すればよく(図1の矢印D3を参照)、反作用で仕切部材22を加圧してもよい(図1の矢印D2を参照)。積層体は加圧部材30で加圧されると、半導体モジュール50と冷却部位41との接触が密接になって冷却効率が高まる。また、フレーム20内における冷却器40の位置が固定化されて安定する。
冷却器40は、通電に伴って発熱する半導体モジュール50を冷却する機能を担う。この冷却器40は、半導体モジュール50を冷却する部位である冷却部位41や、後述する流体が入出流する管路42などを有する。半導体モジュール50の数をn(n≧1で任意)と仮定すれば、冷却部位41の数は(n+1)である。半導体モジュール50と冷却部位41は交互に積層するので、「積層体」に相当する。本形態では、半導体モジュール50の数を「6」とし、冷却部位41の数を「7」とする。
流体には、例えば自然流体(空気,水,アンモニア等)、不凍液(エチレングリコールを混入した水等)、冷媒(フロリナート等のフッ化炭素冷媒や、メタノール等のアルコール系冷媒、アセトン等のケトン系冷媒など)などが該当する。図2では、流体を流す方向の一例を矢印D4と矢印D5で示す。なお周囲環境に応じて半導体モジュール50の温度が低いとき、冷却部位41や管路42に流す流体の温度によっては、半導体モジュール50を加熱(加温)することができる。
半導体モジュール50は、スイッチング素子や還流用のダイオード等を予め接続した部品(パッケージ)であって、接続用の端子を有する(図1〜図5を参照)。必要に応じて、スイッチング素子を駆動するための駆動回路を含めてもよい。本形態では、6つの半導体モジュール50をフレーム20の所定部位に収納する。すなわち三相(例えばU相,V相,W相)で電力変換を行い、回転電機70に出力する(図5を参照)。本形態の回転電機70には、電動機と発電機の機能を持ち合わせる電動発電機(図5では「MG」で示す)を適用する。半導体モジュール50と冷却器40とは「構造体SB」に相当する。
コンデンサCは「電子部品」に相当し、電圧変動(脈動)を抑制して電圧を安定化する機能を担う。本形態では、コンデンサCを上記積層体の積層方向における一方の端部側(図1と図2では左側)に配置する。バスバーBは、コンデンサC(具体的にはコンデンサCの端子Ct)と半導体モジュール50との接続に用いる。バスバーBや端子Ctは「導電部材」に相当する。
上述したコンデンサCと構造体SB(すなわち半導体モジュール50および冷却器40)は、制御基板10から見て同一方向、かつ、横並びに配置される(図2および図3を参照)。コンデンサCと構造体SBとの間には、コンデンサCの端子CtとバスバーBとの接続(接合や固定等)を行うための空間を確保する必要がある。接合による接続は、接合機(例えば超音波溶接機やスポット溶接機等)や、ハンダ付け機などにより行う。固定による接続は、固定部材(例えばボルトやネジ等のような締結部材)を用いて行う。この空間ではバスバーBや端子Ctへの通電に伴って電磁放射が発生するものの、図3に示すように当該電磁放射を遮断するように遮断部21を配置する。言い換えれば、バスバーBや端子Ct等の導電部材から発生する電磁放射は、フレーム20の一部分、遮断部21、仕切部材22、コンデンサC、ケース60の一部分で囲まれる空間内に封じ込められる。
図4に示すケース60は、制御基板10、フレーム20、冷却器40、半導体モジュール50、コンデンサC、バスバーBなどを内部に収納する機能を担う。電磁放射による内外への影響を抑制するために、電磁放射を吸収しやすい材料(金属等)で形成される。ケース60の形態は任意であるが、本形態では蓋体61とケース本体62とで構成する。蓋体61とケース本体62との接触面はシールするとよい。
ケース本体62は一面が開口する箱状の部材であり、開口部を蓋体61で閉塞する。閉塞方法は任意であるが、本形態では固定部材63(例えばボルトとナット等)で固定することで閉塞する。ケース本体62は、フレーム20を固定するための台座部62a,62bなどを有する。フレーム20は、固定部23や支持部24などを有する。固定部23には制御基板10を固定し、支持部24には端子台65を固定する。バスバーBは、アッセンブリ64を介して固定される。アッセンブリ64はフレーム20に固定される。
上述のように構成された電力変換装置1は、図5の回路図に示すような接続が行われる。電力変換装置1は、電力源Eb(例えばバッテリや燃料電池等)から供給される電力を変換して回転電機70に出力する機能を担う。6つの半導体モジュール50に含まれるスイッチング素子(Q)およびダイオード(D)については区別し易くするために「1」から「6」までの添字符号(番号)を付加している。6つの半導体モジュール50は、相(U相,V相,W相)ごとに2つずつ用いられる。
U相は、スイッチング素子Q1,Q4やダイオードD1,D4などで構成される。V相は、スイッチング素子Q2,Q5やダイオードD2,D5などで構成される。W相は、スイッチング素子Q3,Q6やダイオードD3,D6などで構成される。U相のスイッチング素子Q1,Q4、V相のスイッチング素子Q2,Q5、W相のスイッチング素子Q3,Q6は、それぞれ直列接続されてハーフブリッジを構成する。ハーフブリッジの各接続点と回転電機70とは、接続線によって相ごとに接続される。ダイオードD1〜D6は、それぞれ対応するスイッチング素子Q1〜Q6の入力端子(例えばドレイン端子等)と出力端子(例えばソース端子等)との間に並列接続される。これらのダイオードD1〜D6は、いずれもフリーホイールダイオードとして機能する。制御基板10は、対応するスイッチング素子Q1〜Q6の制御端子(例えばゲート端子等)に制御信号Scを出力する。この制御信号ScにはPWM(パルス幅変調)信号等を含む。
一方のバスバーBは、スイッチング素子Q1,Q2,Q3の各入力端子とコンデンサC(例えばプラス側の端子Ct)との接続に用いられる。他方のバスバーBは、スイッチング素子Q4,Q5,Q6の各出力端子とコンデンサC(例えばマイナス側の端子Ct)との接続に用いられる。バスバーBや端子Ctへの通電に伴って発生する電磁放射は、遮断部21や仕切部材22によって遮蔽される。
上述した実施の形態によれば、以下に示す各効果を得ることができる。
(1)電力変換装置1において、構造体SBとコンデンサCとは、制御基板10から見て同一方向、かつ、横並びに配置され、バスバーB(導電部材)と制御基板10との間には、バスバーBからの電磁放射を遮断する遮断部21が配置される構成とした(図1,図2を参照)。この構成によれば、制御基板10との間に備える遮断部21は、バスバーBからの電磁放射を遮断する。よって、電磁放射を要因とする制御基板10(特に半導体素子11のような制御素子)の誤動作を防止することができる。
(2)遮断部21は、構造体SBとコンデンサC(電子部品)との間に配置される構成とした(図1,図2を参照)。構造体SBとコンデンサCとの間には、コンデンサCの端子CtとバスバーBとの接続(接合)を行うための空間を確保する必要がある。この構成によれば、当該空間に遮断部21が配置されるので、バスバーBからの電磁放射を遮断して、制御基板10の誤動作をより確実に防止することができる。
(3)遮断部21は、構造体SBとコンデンサCとの間を仕切る仕切部材22に形成される構成とした(図1,図2を参照)。この構成によれば、遮断部21は仕切部材22のリブとして作用するので、仕切部材22の剛性を高めることができる。剛性が一定ならば仕切部材22の厚みを薄くすることができ、フレーム20(ひいては電力変換装置1全体)の体格を小さく抑えることができる。
(4)仕切部材22は、ケース60に収納されるフレーム20に形成される構成とした(図1,図2を参照)。この構成によれば、仕切部材22はフレーム20の一部であり、当該フレーム20の橋梁のように形成されるので、フレーム20全体の剛性を高めることができる。剛性が一定ならば22を含めたフレーム20の厚みを薄くすることができ、電力変換装置1全体の体格を小さく抑えることができる。
(5)構造体SBは、半導体モジュール50と冷却部位41を交互に積層した積層体であり、積層体の積層方向における一方の端部側にコンデンサCが配置され、仕切部材22と積層体との間に配置され、少なくとも積層体を加圧する加圧部材30を有する構成とした(図1,図2を参照)。この構成によれば、加圧部材30は積層体を加圧して、半導体モジュール50と冷却部位41との接触を密接にして冷却効率を高めることができる。
(6)加圧部材30は、フレーム20に固定される構成とした(図1,図2を参照)。この構成によれば、積層体や遮断部21への加圧を確実に行うことができる。
(7)フレーム20は、ケース60に固定される構成とした(図4を参照)。この構成によれば、フレーム20がケース60に固定されることで、遮断部21や仕切部材22の剛性を高めることができる。
〔他の実施の形態〕
以上では本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は当該形態に何ら限定されるものではない。言い換えれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。例えば、次に示す各形態を実現してもよい。
上述した実施の形態では、遮断部21および仕切部材22について、本形態ではそれぞれ平板形状に形成してL字状に一体化し、さらにフレーム20の一部として形成する構成とした(図1,図2,図3,図5,図6を参照)。この形態に代えて、図7に示すように遮断部21をフレーム20の壁面まで延伸する構成としてもよい。L字状以外の形状(例えばJ字状やコ字状等)で一体化してもよい。遮断部21および仕切部材22のうちで一方または双方の形状を、平板形状以外の非平板形状(例えば湾曲形状を含む曲面形状や、凹凸形状等)に形成する構成としてもよい。遮断部21と仕切部材22とを別体に形成してもよい。遮断部21および仕切部材22のうちで一方または双方を、フレーム20とは別体に形成してもよい。遮断部21を制御基板10(半導体素子11とは反対側の面)に固定する構成としてもよい。いずれの構成にせよ、遮断部21は導電部材と制御基板10との間に備えられるので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、コンデンサC(端子Ct)と半導体モジュール50との接続に用いる導電部材として、バスバーBを用いる構成とした(図1,図2,図3,図5,図6を参照)。この形態に代えて、電気伝導率(導電率)の高い材料で形成される導線(銅線やアルミニウム線等)を用いてもよい。いずれも電気伝導体であり、通電に伴って電磁放射が発生する。この電磁放射は遮断部21によって遮断されるので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、遮断部21はバスバーBや端子Ct(導電部材)と制御基板10との間に配置する構成とした(図1,図2を参照)。この形態に代えて、構造体SBとコンデンサC(電子部品)との間であって、バスバーBや端子Ctの一部または全部を覆うように配置する構成としてもよい。バスバーBや端子Ctを「覆う」形態は任意である。すなわち、制御基板10に対する電磁放射の伝播が不能(誤動作しない程度の低減を含む)であれば、材料・形状・構造等を問わない。この構成であっても、電磁放射を要因とする制御基板10(特に半導体素子11のような制御素子)の誤動作を防止できる。
上述した実施の形態では、電圧変動(脈動)を抑制して電圧を安定化する部品としてコンデンサCを用いる構成とした(図1,図2,図3,図5,図6を参照)。この形態に代えて、コンデンサCの一部または全部をキャパシタで代用してもよい。キャパシタを用いても電圧変動を抑制して電圧を安定化することができるので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、フレーム20(ケース60)に収納する電子部品として、コンデンサCを適用する構成とした(図1,図2,図3,図5,図6を参照)。この形態に代えて(あるいは併用して)、リアクトル(コイル)を適用する構成としてもよい。体格が大きく、バスバーBとの接続は構造体SBとの間で行う点は、上述した実施の形態と同じである。よって、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、フレーム20とケース60とを別体で形成する構成とした(図1,図2,図3,図5,図6を参照)。この形態に代えて、フレーム20とケース60とを一体成形する構成としてもよい。例えば、図4に示すフレーム20とケース本体62とを一体成形する。すなわち、ケース本体62に対して、フレーム20の一部または全部を一体成形する。部品点数が少なくなって電力変換装置1の製造工程を簡略化できるとともに、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、半導体モジュール50はスイッチング素子と半導体ダイオードのみで構成した(図5を参照)。この形態に代えて、半導体部品(例えばスイッチング素子,半導体ダイオード,IC,LSI等)と非半導体部品(例えば抵抗器,コイル,コンデンサ等)とを組み合わせて構成してもよい。半導体部品と非半導体部品とを組み合わせた半導体モジュールであっても電力変換を行えるので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、半導体モジュール50に含まれるスイッチング素子を制御対象として制御基板10を用いる構成とした(図1,図2,図3,図5,図6を参照)。この形態に代えて、他の制御対象(例えば構造体に含まれない半導体モジュールや、ECU等の制御装置など)を含めてもよい。バスバーBや端子Ct(導電部材)と制御基板10との間に遮断部21を配置するので、バスバーBや端子Ctからの電磁放射を遮断する。よって、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、電磁放射源であるバスバーBや端子Ct(導電部材)から発生する電磁放射の影響を受け得る機器として、制御基板10を適用する構成とした(図1,図2,図3,図5,図6を参照)。この形態に代えて、ケース60に収納可能な他の機器を適用する構成としてもよい。他の機器は、例えばワンチップマイコン、半導体モジュール、制御機器などが該当する。他の機器を適用する構成であっても、バスバーBや端子Ctからの電磁放射を遮断部21が遮断する。よって、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、制御基板10が指令を受ける外部装置として、ECU80を適用する構成とした(図4を参照)。この形態に代えて、ECU以外の他の制御装置を適用する構成としてもよい。他の制御装置は、例えばコンピュータや、制御基板10と通信(有線・無線を問わない)可能に接続される通信機器(制御機器)などが該当する。指令を出力する外部装置が相違するに過ぎないので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、電力変換装置1の出力対象を回転電機70としたが(図5を参照)、電動機や電力系統等を出力対象としてもよい。また図5の回路構成では、複数(6つ)の半導体モジュール50によってインバータを構成したが、さらに一以上の半導体モジュール50を追加してコンバータを備える構成としてもよい。一以上の半導体モジュール50からなるコンバータのみを備える構成としてもよい。単に出力対象や回路構成が相違するに過ぎないので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、半導体モジュール50を冷却するにあたって流体を流す冷却器40を備える構成とした(図1,図2,図3,図5,図6を参照)。この形態に代えて(あるいは併用して)、他の冷却器(例えば空冷を行う冷却フィンを有する冷却器等)を備える構成としてもよい。冷却方法の相違に過ぎないので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
1 電力変換装置
10 制御基板
20 フレーム
21 遮断部
22 仕切部材
40 冷却器(構造体)
41 冷却部位
50 半導体モジュール(構造体)
60 ケース
B バスバー(導電部材)
C コンデンサ(電子部品)
Ct 端子(導電部材)

Claims (7)

  1. 半導体モジュールと冷却器とを備える構造体と、電子部品と、前記半導体モジュールと前記電子部品とを電気的に接続する導電部材と、前記半導体モジュールを制御する制御基板と、前記構造体、前記電子部品、前記導電部材、前記制御基板を内部に収納するケースとを備える電力変換装置において、
    前記構造体と前記電子部品とは、前記制御基板から見て同一方向、かつ、横並びに配置され、
    前記導電部材と前記制御基板との間には、前記導電部材からの電磁放射を遮断する遮断部(21,23)が配置されることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記遮断部は、前記構造体と前記電子部品との間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記遮断部は、前記構造体と前記電子部品との間を仕切る仕切部材(22)に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。
  4. 前記仕切部材は、前記ケースに収納されるフレーム(20)に形成されることを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 前記構造体は、前記半導体モジュールと前記冷却部位を交互に積層した積層体であり、
    前記積層体の積層方向における一方の端部側に前記電子部品が配置され、
    前記仕切部材と前記積層体との間に配置され、少なくとも前記積層体を加圧する加圧部材(30)を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  6. 前記加圧部材は、前記フレームに固定されることを特徴とする請求項4または5に記載の電力変換装置。
  7. 前記フレームは、前記ケースに固定されることを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載の電力変換装置。
JP2012149446A 2012-07-03 2012-07-03 電力変換装置 Active JP5896233B2 (ja)

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