JP2014010567A - 保安装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】いずれの系の発振器が異常となったかを判断し、且つ異常系発振器の出力を切り離し、正常系発振器から出力供給するような切り替え制御を行うことか可能な保安装置を提供する。
【解決手段】自系発振器1と、自系発振器1の出力を計測する計測器5と、他系発振器16の出力を計測する自系内に持つ計測器6と、2つの計測器の結果を比較するための基準となる基準発振器31の出力を計測する共通系計測器4を備え、同構成の発振器、及び計測器を2系統持つ2重系構成の制御装置A系、B系を備えた保安装置であって、自系発振器1の出力を計測する計測器5の計測結果12と、他系発振器16の出力を計測する計測器6の計測結果13と、2つの計測器結果を比較するため基準となる基準発振器31の出力を計測する共通系計測器4の計測結果11を比較する比較/状態表示7、22により、発振器の異常検出を可能にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道保安装置のような、安全に現場機器を制御する保安装置に関する。
信号灯や転てつ機を制御する鉄道保安装置では、装置の故障が重大事故につながる可能性がある。従って、鉄道保安装置では装置が故障した場合においても、装置全体を安全側に制御するフェールセーフな構成が不可欠となる。ここで、「フェールセーフ」とは、部品等の故障により、重大事故を招くような危険側制御とならいことをいう。危険側制御にならないようにするため、部品故障を確実に検出する回路を付加することにより、安全側制御となるような構成としている。
汎用的なシステムにおいては、1つの発振器により、CPUやIO、及びその周辺回路を動作させる構成が一般的である。しかし、1つの発振器により、CPUやIO、及びその周辺回路を動作させる構成の場合、発振器が故障し発振停止に至らず出力周波数が変動した場合、動作してしまう可能性がある。発振器がこのような故障をすると、確実な故障検出が不可能となる。
この問題を解決するため、2重系構成であるというメリットを活かした、図10のような構成がある。A系のクロック信号8はA系の発振器1の出力からA系のCPU3、A系側のA系計測器5、B系側のA系計測器20に接続される。同様に、B系側もB系クロック信号23はB系の発振器16の出力からB系のCPU18、B系側のB系計測器21、A系側のB系計測器6に接続される。A系の比較/状態表示7では、A系側のA系計測器5の計測結果とA系側のB系計測器13の計測結果を比較し、この2つの計測結果が一致していれば発振器は正常、異なっていればいずれかの発振器は異常と判断することができる。比較結果はA系のステータス信号14としてA系のCPU3へ報告する。B系側も同様な方法で計測結果を比較する。この処理を定期的に実施することで、発振器に異常がないことを高精度に監視することが可能となる。
これにより、A系の比較/状態表示7、B系の比較/状態表示22ではA系、及びB系の状態の相互監視も行えるため、A系のエラー信号15を用いてB系側へ常時状態を伝達しておく。また、B系の状態も常時監視し、状態監視の一つとすることができる。A系のクロック信号8をB系側のA系計測器20へ供給することで余分な部品を使用せずに、A系の発振器1とは独立したクロック信号が使用できるという、多重系ならではのメリットがある。ここまでの構成はB系もA系と同様であるため、B系の説明は省略する。
しかし、この方法ではA系、又はB系いずれの発振器が異常となったかが不明である。また、異常が検出された場合、もう一方の正常な発振器も含め、システムを停止することになり、システムの稼働時間が短縮されてしまうという問題がある。
これらの問題に対し、特許文献1のような方式が提案されている。特許文献1には、システムクロックは運用系クロック分配装置ならびに予備系クロック分配装置に分岐して供給され、これらの内部で断を監視しバッファからシステムクロックラインに択一的に出力され、クロック分配装置は、逓倍器でシステムクロックをn逓倍したものを断検出回路に供給してシステムクロックの半周期の長さを基準として断の監視を行い、断が検出されたときにはバッファ制御回路が他系への切り替えを行わせ、正常なシステムクロックを出力させるクロック分配システムが記載されている。
特開2004−64344号公報
背景技術で記述した問題に対して多重系構成であることを利用したクロック発振器の高精度な異常発振検出は可能であるが、A系、又はB系いずれの発振器が異常となったかが不明である。また、異常が検出された場合、もう一方の正常な発振器も含め、システムを停止することになり、システムの稼働時間も問題となる。
上記課題を解決するため、本発明は、発振器の異常検出後には、いずれの系の発振器が異常となったかを判断し、且つ異常系発振器の出力を切り離し、正常系発振器から出力供給するような切り替え制御を行い、システム稼働時間を延長することか可能な保安装置を提供することを目的とする。
本発明の保安装置は、1つの自系発振器と、前記自系発振器の出力を計測する計測器と、他系発振器の出力を計測する自系内に持つ計測器と、前記2つの計測器の結果を比較するための基準となる基準発振器の出力を計測する共通系計測器を備え、同構成の発振器、及び計測器を2系統持つ2重系構成の制御装置を備えた保安装置であって、
前記自系発振器の出力を計測する計測器の計測結果と、他系発振器の出力を計測する自系内に持つ計測器の計測結果と、前記2つの計測器結果を比較するため基準となる基準発振器の出力を計測する共通系計測器の計測結果を比較することにより、発振器の異常検出を可能にしたことを特徴とする。
本発明によれば、発振器の異常検出後に、いずれの系の発振器が異常となったかを判断し、且つ異常系発振器の出力を切り離し、正常系発振器から出力供給するような切り替え制御を行い、システム稼働時間を延長することが可能となる。
本発明の実施例1の保安装置の概要を示すための図である。 本発明の実施例1の保安装置の状態及び動作を説明するための図である。 本発明の実施例1の保安装置の状態及び動作を説明するための図である。 本発明の実施例1の保安装置の状態及び動作を説明するための図である。 本発明の実施例1の保安装置の状態及び動作を説明するための図である。 本発明の実施例2の保安装置の概要を示すための図である。 本発明の実施例2の保安装置の状態及び動作を説明するための図である。 本発明の実施例2の保安装置の状態及び動作を説明するための図である。 本発明の実施例2の保安装置の状態及び動作を説明するための図である。 従来技術を示すための図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。本発明の実施の形態の保安装置では、1つの自系発振器と、前記自系発振器の出力を計測する計測器と、他系発振器の出力を計測する自系内に持つ計測器と、前記2つの計測器の結果を比較するための基準となる基準発振器の出力を計測する共通系計測器を備え、同構成の発振器、及び計測器を2系統持つ2重系構成の制御装置を備えた保安装置であって、前記自系発振器の出力を計測する計測器の計測結果と、他系発振器の出力を計測する自系内に持つ計測器の計測結果と、前記2つの計測器結果を比較するため基準となる基準発振器の出力を計測する共通系計測器の計測結果を比較することにより、発振器の異常検出を可能にし、更に、2つ以上の別な他系発振器の出力を計測する自系内に持つ2つ以上の別な計測器を備え、同構成の発振器、及び計測器を多重系分持つ多重系構成の制御装置を備えており、前記自系発振器の出力を計測する計測器の計測結果と、自系以外の全系発振器出力を計測する自系内に持つ計測器の計測結果と、基準発振器の出力を計測する計測器の計測結果を比較することにより、発振器の異常検出を可能にすることが好ましい。本実施の形態によれは、三重系以上の多重系構成の制御装置を備えた保安装置においても、発振器の異常検出後に、いずれの系の発振器が異常となったかを判断することが可能となる。
また、本発明の実施の形態では、前記自系発振器に接続された自系及び他系のクロック信号切替スイッチ、及び、前記他系発振器に接続された自系及び他系のクロック信号切替スイッチを備えており、いずれの系の発振器が異常となったかを判断して、該当する系のクロック信号切替スイッチの切替制御を行うことが望ましい。本実施の形態によれば、自系のクロック信号切替スイッチ、及び、他系のクロック信号切替スイッチにより、発振器が異常となった系の発振器の切替制御を行うことができる。
また、本発明の実施の形態によれば、異常発振検出後、いずれの系の発振器が異常となったかを判断し、且つ、異常系の発振器を前記制御装置から切離し、正常系の発振器より発振供給を可能とするため、発振器の異常時の安全性を確保することが可能となる。
以下、本発明の実施例1の保安装置について図1〜図5を用いて説明する。本発明の「保安装置」の定義は、図1に示す構成のものである。
図1は、本発明の実施例1の保安装置の概要を示している。図1において、A系の発振器1の出力は、A系のクロック切替スイッチ2、B系のクロック切替スイッチ17のそれぞれに接続される。A系の発振器1からA系のクロック切替スイッチ2を介したA系のクロック信号9は、A系のCPU3、A系側のA系計測器5、B系側のA系計測器20に接続される。
同様に、B系の発振器16の出力も、A系のクロック切替スイッチ2、B系のクロック切替スイッチ17のそれぞれに接続する。B系の発振器16からB系のクロック切替スイッチ17を介したB系のクロック信号24は、B系のCPU18、B系側のB系計測器21、A系側のB系計測器6に接続される。これらとは別にA系、及びB系にも属さない共通系として、共通系の発振器31を用意し、その出力は各系でA系側の共通系計測器4、B系側の共通系計測器19に接続される。
A系の比較/状態表示7では、A系側のA系計測器5の計測結果、A系側のB系計測器6の計測結果、及び、A系側の共通系計測器4の計測結果を比較し、いずれの系の発振器が異常であるかを判断し、A系のステータス信号14としてA系のCPU3へ報告する。同時に、A系のクロック切替スイッチ2の切替制御信号の役割を担うことも可能である。
また、A系の比較/状態表示7ではB系の状態を監視することも可能であるため、A系のエラー信号15を用いてB系側へ常時状態を伝達しておく。また、同構成であるB系側からもB系のエラー信号30としてB系の状態を常時監視し、ステータスの一つとする。
上記の説明では、A系側のA系計測器5の計測結果と、A系側のB系計測器6と、A系側の共通系計測器4の計測結果、これらの比較方法をハードウェアにより実施するように表記しているが、A系のCPU3からA系側のA系計測器5、A系側のB系計測器6、A系側の共通系計測器4へ対し、A系のCPUアクセス信号10で参照可能とすることで、ソフトウェアによる判定も可能である。
次に、A系のクロック切替スイッチ2、及び、B系のクロック切替スイッチ17の状態及び動作について説明する。上記のA系のクロック切替スイッチ2、及び、B系のクロック切替スイッチ17の状態はA系の発振器1、B系の発振器16、及び、共通系の発振器31の状態により、下記の4つのケースが考えられる。下記以外のケースは2重異常(2つ以上の異常)と考えられることから、異常検出の対象外とする。
(1)全系発振器正常
(2)A系発振器異常
(3)B系発振器異常
(4)共通系発振器異常
(1)全系発振器正常の状態について
A系の発振器1、B系の発振器16、共通系の発振器31共に正常である場合、A系側で計測するA系側のA系計測器5の計測結果と、A系側のB系計測器6の計測結果、及び、A系側の共通系計測器4の計測結果の3つの計測結果は全て同一であるということになる。同様に、B系側で計測するB系側のB系計測器21の計測結果と、B系側のA系計測器20の計測結果、及び、B系側の共通系計測器19の計測結果の3つの計測結果は全て同一であるということになる。
よって、A系のクロック切替スイッチ2、B系のクロック切替スイッチ17は、図2のような状態となる。
(2)A系発振器異常の状態について
A系の発振器1が異常となった場合、A系側で計測するA系側のB系計測器6の計測結果とA系側の共通系計測器4の計測結果は同一になるが、A系側のA系計測器5の計測結果とは異なるということになる。よって、比較/上体表示7では、A系の発振器1が異常であると判断し、A系のステータス信号14として、A系のCPU3への異常報告、及び、A系のクロック切替スイッチ2の切替制御が行われる。また、B系に対し、A系のエラー信号15を用いてエラーであることを報告する。
一方、B系側でも、B系側で計測するB系側のB系計測器21の計測結果とB系側の共通系計測器19の計測結果は同一になるが、B系側のA系計測器20の計測結果とは異なるということになる。よって、比較/上体表示7では、A系の発振器1が異常であると判断するが、自系の発振器ではないためB系のCPU18への異常報告、及び、B系のクロック切替スイッチ17の切替制御は行われない。比較/上体表示22では、B系よりB系のエラー信号30としてエラーであることが報告される。このスイッチの状態を、図3で示している。
(3)B系発振器異常の状態について
B系の発振器16が異常となった場合、A系側で計測するA系側のA系計測器5の計測結果とA系側の共通系計測器4の計測結果は同一になるが、A系側のB系計測器6の計測結果とは異なるということになる。よって、比較/上体表示7では、B系発振器1が異常であると判断するが、自系の発振器ではないため、A系のCPU3への異常報告、及び、A系のクロック切替スイッチ2の切替制御は行われない。比較/上体表示7では、B系よりB系のエラー信号30としてエラーであることが報告される。
B系側でもB系側で計測するB系側のA系計測器20の計測結果とB系側の共通系計測器19の計測結果は同一になるが、B系側のB系計測器21の計測結果とは異なるということになる。よって、比較/上体表示22では、B系の発振器16が異常であると判断し、B系のステータス信号29としてB系のCPU18への異常報告、及び、B系のクロック切替スイッチ17の切替制御が行われる。また、A系に対し、B系のエラー信号30を用いてエラーであることを報告する。このスイッチの状態を、図4で示している。
(4)共通系発振器異常の状態について
共通系の発振器31が異常となった場合、A系側で計測するA系側のA系計測器5の計測結果とA系側のB系計測器6の計測結果は同一になるが、A系側の共通系計測器4の計測結果とは異なるということになる。よって、比較/上体表示7では、共通系の発振器31が異常であると判断するが、自系の発振器ではないため、A系のCPU3への異常報告、及び、A系のクロック切替スイッチ2の切替制御は行われない。
同様に、B系側でも、B系側で計測するB系側のA系計測器20の計測結果とB系側のB系計測器21の計測結果は同一になるが、B系側の共通系計測器19の計測結果とは異なるということになる。よって、比較/上体表示22では、B系の発振器16が異常であると判断するが、自系の発振器ではないため、B系のCPU18への異常報告、及び、B系のクロック切替スイッチ17の切替制御は行われない。このスイッチの状態を、図5で示している。
この場合、A系の比較/状態表示7、及び、B系の比較/状態表示22による相互監視は、いずれもエラーにはならない。
以下、本発明の実施例2の保安装置について、図6を基本に図7〜図9を用いて説明する。発明の基本構成、基本的思想は、図1と同様である。
図6において、1系の発振器34の出力である1系のクロック信号41は、1系のクロック切替スイッチ35、2系のクロック切替スイッチ50、3系のクロック切替スイッチ65のそれぞれに接続される。各スイッチの初期状態(異常の無い状態)は、それぞれ自身の発振器34、49、64の出力をクロック供給源とするため、図6で示す状態となっている。
1系の発振器34から1系のクロック切替スイッチ35を介した1系のクロック信号42は、1系のCPU36、1系側の1系カウンタ37、2系側の1系カウンタ52、3系側の1系カウンタ67に接続される。同様に、2系の発振器49から2系のクロック切替スイッチ50を介した2系のクロック信号57は、2系のCPU51、1系側の2系カウンタ38、2系側の2系カウンタ53、3系側の2系カウンタ68に接続され、3系の発振器64から3系のクロック切替スイッチ65を介した3系のクロック信号72は、3系のCPU66、1系側の3系カウンタ39、2系側の3系カウンタ54、3系側の3系カウンタ69に接続される。
1系のステータス40では、1系側の1系カウンタ37でカウントされた1系の発振器34の出力カウント値である1系側1系カウンタステータス信号44、1系側の2系カウンタ38でカウントされた2系の発振器49の出力カウント値である1系側2系カウンタステータス信号45、及び、1系側の3系カウンタ39でカウントされた3系の発振器64の出力カウント値である1系側3系カウンタステータス信号46をそれぞれ比較する。
本実施例ではハードウェアにより比較しているが、1系のCPU36は、1系側の1系カウンタ37、1系側の2系カウンタ38、1系側の3系カウンタ39のそれぞれにアクセスを可能にすることで、カウンタ値をソフトウェアにより比較することも可能である。
実施例2における、異常発生時のクロック信号切替スイッチの状態、及びクロック信号の供給経路を図7〜9に示す。
3系の発振器64が異常となった場合の3系のクロック信号切替スイッチ65の状態、及び3系のクロック信号72のクロック供給方法を図7に示している。また、2系の発振器49が異常となった場合の2系のクロック信号切替スイッチ50の状態、及び2系のクロック信号57のクロック供給方法を図8に示している。また、1系の発振器34が異常となった場合の1系のクロック信号切替スイッチ35の状態、及び1系のクロック信号42のクロック供給方法を図9に示している。
1系の発振器34、2系の発振器49、3系の発振器64が全て正常であれば、1系側の1系カウンタ37でカウントされた1系の発振器34の出力カウント値である1系側の1系カウンタステータス信号44、1系側の2系カウンタ38でカウントされた2系の発振器49の出力カウント値である1系側の2系カウンタステータス信号45、及び、1系側の3系カウンタ39でカウントされた3系の発振器64の出力カウント値である1系側の3系カウンタステータス信号46の比較結果は全て一致するため、1系のステータス40は、すべての発振器が正常と判断する。
いずれかの系のカウント値が他の2系と異なると比較結果は不一致となり、1系のステータス40は異常と判断する。1系のステータス40で異常と判定されると1系のステータス40により、1系のステータス信号47を用いて1系のCPUへ異常報告をする。この異常報告と同時に、1系のクロック切替スイッチ制御信号48により、1系のクロック信号切替スイッチ35の切替制御が行われるが、1系の発振器34、2系の発振器49、3系の発振器64で異常となった系の発振器により、1系のクロック切替スイッチ35の切替方法が異なる。
例えば、1系の発振器34で異常を検出した場合、1系のクロック切替スイッチにより、1系の発振器34の出力から回路が切り放され、2系の発振器49よりクロック信号を供給する。この状態を、図9で示している。
実施例2では、2系の発振器49からクロック供給が行われる構成となっているが、異常の無い系の発振器であれば3系の発振器64からの供給でもよいことになる。2系の発振器49、又は3系の発振器64で異常を検出した場合、発振器の異常を検出するが、自系の発振器ではないため1系のクロック切替スイッチ35の切替制御は行わない。
以上、1系におけるクロック切替スイッチについて動作を説明したが、2系、及び3系に関しても同様な動作となる。例えば、2系の発振器49で異常を検出した場合、2系のクロック切替スイッチ50により、2系の発振器49の出力から回路を切り放し、3系の発振器64よりクロック信号を供給する。この状態を、図8で示している。
実施例2では、3系の発振器64からクロック供給が行われる構成となっているが、異常の無い系の発振器であれば1系の発振器34からの供給でもよいことになる。1系の発振器34、又は3系の発振器64で異常を検出した場合、発振器の異常を検出するが、自系の発振器ではないため、2系のクロック切替スイッチ50の切替制御は行わない。
3系の発振器64で異常を検出した場合も同様な動作になる。この状態を、図7で示している。
また、1系のステータス40、2系のステータス55、3系のステータス70では、それぞれ自系状態表示、及び自系状態を他系へ伝達する構成を持つ。これにより1/2系の系間相互接続79、2/3系の系間相互接続80、3/1系の系間相互接続81をすることで情報交換経路が構築されるため、系間相互監視が可能になる。これにより、系間異常状態を把握することが可能となる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分りやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手順等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、必ずしも製品に備えられる全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 A系の発振器
2 A系のクロック切替スイッチ
3 A系のCPU
4 A系側の共通系計測器
5 A系側のA系計測器
6 A系側のB系計測器
7 A系の比較/状態表示
8 A系のクロック信号
9 A系のクロック信号
10 A系のCPUアクセス信号
11 A系側の共通系計測器計測結果信号
12 A系側のA系計測器計測結果信号
13 A系側のB系計測器計測結果信号
14 A系のステータス信号
15 A系のエラー信号
16 B系の発振器
17 B系のクロック切替スイッチ
18 B系のCPU
19 B系側の共通系計測器
20 B系側のA系計測器
21 B系側のB系計測器
22 B系の比較/状態表示
23 B系のクロック信号
24 B系のクロック信号
25 B系のCPUアクセス信号
26 B系側の共通系計測器計測結果信号
27 B系側のA系計測器計測結果信号
28 B系側のB系計測器計測結果信号
29 B系のステータス信号
30 B系のエラー信号
31 共通系の発振器
32 共通系のクロック信号
34 1系の発振器
35 1系のクロック切替スイッチ
36 1系のCPU
37 1系側の1系カウンタ
38 1系側の2系カウンタ
39 1系側の3系カウンタ
40 1系のステータス
41 1系のクロック信号
42 1系のクロック信号
43 1系のCPUアクセス信号
44 1系側の1系カウンタステータス信号
45 1系側の2系カウンタステータス信号
46 1系側の3系カウンタステータス信号
47 1系のステータス信号
48 1系のクロック切替スイッチ制御信号
49 2系の発振器
50 2系のクロック切替スイッチ
51 2系のCPU
52 2系側の1系カウンタ
53 2系側の2系カウンタ
54 2系側の3系カウンタ
55 2系のステータス
56 2系のクロック信号
57 2系のクロック信号
58 2系のCPUアクセス信号
59 2系側の1系カウンタステータス信号
60 2系側の2系カウンタステータス信号
61 2系側の3系カウンタステータス信号
62 2系のステータス信号
63 2系のクロック切替スイッチ制御信号
64 3系の発振器
65 3系のクロック切替スイッチ
66 3系のCPU
67 3系側の1系カウンタ
68 3系側の2系カウンタ
69 3系側の3系カウンタ
70 3系のステータス
71 3系のクロック信号
72 3系のクロック信号
73 3系のCPUアクセス信号
74 3系側の1系カウンタステータス信号
75 3系側の2系カウンタステータス信号
76 3系側の3系カウンタステータス信号
77 3系のステータス信号
78 3系のクロック切替スイッチ制御信号
79 1/2系の系間相互監視信号
80 2/3系の系間相互監視信号
81 3/1系の系間相互監視信号

Claims (4)

  1. 1つの自系発振器と、前記自系発振器の出力を計測する計測器と、他系発振器の出力を計測する自系内に持つ計測器と、前記2つの計測器の結果を比較するための基準となる基準発振器の出力を計測する共通系計測器を備え、同構成の発振器、及び計測器を2系統持つ2重系構成の制御装置を備えた保安装置であって、
    前記自系発振器の出力を計測する計測器の計測結果と、他系発振器の出力を計測する自系内に持つ計測器の計測結果と、前記2つの計測器結果を比較するため基準となる基準発振器の出力を計測する共通系計測器の計測結果を比較することにより、発振器の異常検出を可能にしたことを特徴とする保安装置。
  2. 請求項1に記載の保安装置において、2つ以上の別な他系発振器の出力を計測する自系内に持つ2つ以上の別な計測器を備え、同構成の発振器、及び計測器を多重系分持つ多重系構成の制御装置を備えており、前記自系発振器の出力を計測する計測器の計測結果と、自系以外の全系発振器出力を計測する自系内に持つ計測器の計測結果と、基準発振器の出力を計測する計測器の計測結果を比較することにより、発振器の異常検出を可能にしたことを特徴とする保安装置。
  3. 請求項1または2に記載の保安装置において、前記自系発振器に接続された自系及び他系のクロック信号切替スイッチ、及び、前記他系発振器に接続された自系及び他系のクロック信号切替スイッチを備えており、いずれの系の発振器が異常となったかを判断して、該当する系のクロック信号切替スイッチの切替制御を行うことを特徴とする保安装置。
  4. 請求項1または2に記載の保安装置において、異常発振検出後、いずれの系の発振器が異常となったかを判断し、且つ、異常系の発振器を前記制御装置から切離し、正常系の発振器より発振供給を可能としたことを特徴とする保安装置。
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