JP2014009981A - 流体計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、計測流路それぞれにおいて個々に計測した個別流量の結果のみから誤った計測結果の個別流量を判定することができる流体計測装置を提供する。
【解決手段】
本発明のガス計測装置は、流体が流れ込む流入口と流体が流出する流出口とを備え、流入口から流出口を流通する流体の流量を求める。流入口と流出口との間において並列して設けられた複数の計測流路と、複数の計測流路に設けられ、この計測流路を流通する流体の流量を求める流量測定部61a〜61eと、流量測定部61a〜61eそれぞれによって求められた流量の平均値を求める平均流量演算部92と、平均流量演算部92によって求められた平均値と、流量測定部61a〜61eによって求められた流量それぞれとの関係を表す指標値を取得し、この指標値が所定値以上となるか否か判定する流量比較部93とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、流路中を流れる流体の流速を測定し、該流速から流体の体積流量を計算して流体の使用量を計測する流体計測装置に関するものである。
現在、一般のガス需要家宅には、計量室を通過する回数でガスの流量を計測する膜式ガスメータが取り付けられている。膜式ガスメータは、計測原理上、比較的大容量の計量室を設けるためのスペースが必要なため、さらなる小型化が困難であった。
そこで、ガスメータの小型化を実現するものとして、近年では超音波式ガスメータが開発されている。超音波式ガスメータでは、ガスが流れる流路の上流と下流とに超音波センサ(送受波器)を設け、流路に流れるガスの流速を超音波の到達時間で計測し、ガスの流速からガスの体積流量を計算してガスの使用量を計量している。このように、超音波式ガスメータは、流量を計測するための流路さえ設ければガスの使用量を計量できる仕組みであるため、小型化が容易である。
また、一般のガス需要家用ではなく、工場など多量のガスを消費する施設において、ガスの使用量を計測できるガスメータの開発も求められている。このような多量のガス使用量を計測できるガスメータとして、例えば、互いに並列に接続される複数の計測流路を設け、計測流路毎に一対の超音波センサを配設し、個々の計測流路における流量を測定してそれらの総和を全体の流量とする流体計測装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、このように複数の計測流路ごとに一対の超音波センサを配設し、個々の計測流路における流量を測定し全体の流量を求める構成の計測装置の場合、計測流路のうち、いずれか1つでも正常に流量が計測できないような異常が生じた場合、全体の流量を正しく求めることができなくなってしまうという問題がある。
そこで、複数の計測流路において個々に流量を計測する流量計測手段と、複数の計測流路を流れる流体の総流量を計測する総流量計測手段とを備え、総流量と個々の流路の流量との差から異常が生じている計測流路を特定する流体計測装置が提案されている(例えば、特許文献2)。
特開平11−287676号公報 特許第4174878号明細書
しかしながら、上述のような従来技術は、複数の計測流路において個々に計測した流量の結果のみから異常が生じている計測流路を特定することができないという問題がある。すなわち、特許文献2に開示された流体計測装置では、異常が生じている計測流路を特定するためには、流体の総流量を計測する総流量計測手段をさらに備える必要がある。
ここで、大容量の流体を一つの流路で流通させるためには径(断面積)の大きい流路を準備する必要がある。そして、大容量の流体の流量を一対の超音波センサによって測定する場合、径の大きな流路に一対の超音波センサを配設することとなり、超音波センサ間の距離が大きくなる。このため、発生させる超音波の音圧レベルを大きくするなど、一対の超音波センサ間において超音波の送受信を好適に行なうことができるようにするための工夫が必要となりコストがかかる。
本発明は、複数の流路において個々に計測した個別流量の結果のみから誤った計測結果の個別流量を判定することができる流体計測装置を提案する。
本発明のある形態に係る流体計測装置は、上記した課題を解決するために、流体が流れ込む流入口と該流体が流出する流出口とを備え、該流入口から該流出口を流通する流体の流量を求める流体計測装置であって、前記流入口と前記流出口との間において並列して設けられた複数の計測流路と、前記複数の計測流路に設けられ、該計測流路を流通する流体の流量である個別流量を求める個別流量測定手段と、前記個別流量測定手段それぞれによって求められた個別流量の平均値を求める平均流量演算手段と、前記平均流量演算手段によって求められた前記平均値と、前記個別流量測定手段によって求められた個別流量それぞれとを比較した比較結果において、基準値との差が所定値以上となるか否か判定する比較判定手段と、を備える。
本発明は以上に説明したように構成され、総流量を計測することなく複数の計測流路における異常の有無を判定することができるという効果を奏する。
本実施の形態のガス計測装置における流量計測処理に係る構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るガス計測装置の要部構成を示す模式図である。 本実施の形態に係るガス計測装置において主制御部記憶装置に記憶される流量データテーブルの一例を示す図である。 本実施の形態に係るガス計測装置におけるガス流量計側処理の処理フローの一例を示すフローチャートである。
本発明の第1の態様によれば、流体が流れ込む流入口と該流体が流出する流出口とを備え、該流入口から該流出口を流通する流体の流量を求める流体計測装置であって、前記流入口と前記流出口との間において並列して設けられた複数の計測流路と、前記複数の計測流路に設けられ、該計測流路を流通する流体の流量である個別流量を求める個別流量測定手段と、前記個別流量測定手段それぞれによって求められた個別流量の平均値を求める平均流量演算手段と、前記平均流量演算手段によって求められた前記平均値と、前記個別流量測定手段によって求められた個別流量それぞれとの関係を表す指標値を取得し、該指標値が所定値以上となるか否か判定する比較判定手段と、を備える。
上記した構成によると、個別流量測定手段と平均流量演算手段とを備えるため、各流路で測定された流量である個別流量の平均値を求めることができる。
ここで、この平均値は、当該流体計測装置を流通する流体の流量に応じて変化するが、並列して設けられている計測流路それぞれを流通する個別流量との比較においては一定の関係を示す。
例えば、並列して設けられている計測流路が全て略同寸法の形状である場合、個別流量の平均値と各流路を流通する流体の個別流量とは略一致するという関係になる。このような関係の場合、指標値として前記平均値と前記個別流量それぞれとの差分値を利用することができる。
つまり、指標値として例えば、前記平均値と前記個別流量との差分値とすると、正常に個別流量が取得された場合、この個別流量についての指標値が0または0に近似した値(0を基準にその近傍の範囲の値)となる。
また、仮に並列して設けられている流路の寸法がそれぞれ異なる形状である場合であっても、各計測流路で測定された個別流量の平均値と各計測流路を流通する個別流量との関係はほぼ一定の関係を示す。このような関係の場合、例えば指標値を、前記平均値と前記個別流量との比の値とすると、正常に個別流量が取得された場合、この個別流量についての指標値が前記比の値と一致するか、その比の値に近似する値となる。
逆に前記平均値と前記各流路を流通する個別流量とから求められる指標値が所定値以上となる場合は、個別流量の計測結果に誤りが生じているといえる。
なお、所定値は、正常な個別流量であるとみなすことができる、指標値のばらつきの範囲であって、例えば各計測流路における設計誤差、各計測流路における流量の計測誤差などを考慮して設定できる値である。また、このように所定値を設定することで誤って計測された流量のみを特定することができる。
したがって、本発明の第1の態様に係る流体計測装置は、上記したように比較判定手段を備え、前記平均値と前記各流路を流通する個別流量との関係を示す指標値が所定値以上となるか否か判定することができるため、誤って計測された流量の有無を判定することができる。
よって、本発明に係る流体計測装置は、計測流路それぞれにおいて個々に計測した個別流量の結果のみから誤った計測結果の個別流量を判定することができるという効果を奏する。
また、本発明の第2の態様によれば、本発明の第1の態様の構成において、前記比較判定手段によって前記所定値以上であると判定された個別流量を除く残余の個別流量に基づき、前記流入口から前記流出口を流通する流体の流量を求める総流量演算手段を備えるように構成されていてもよい。
上記した構成によると総流量演算手段を備えるため、所定値以上であると判定された流量を除いて、それ以外の流量から前記流入口から前記流出口を流通する流体の総流量を求めることができる。
また、本発明の第3の態様によれば、本発明の第1の態様または第2の態様の構成において、前記比較判定手段は、前記指標値として、前記平均値と前記個別流量それぞれとの差分値を求め、この差分値が所定値以上となるか否か判定するように構成されていてもよい。
ここで、平均値と個別流量との差分値とは、平均値から個別流量を差し引いた値の絶対値として求めることができる。
また、本発明の第4の態様によれば、本発明の第1の態様または第2の態様の構成において、前記比較判定手段は、前記指標値として、前記平均値と前記個別流量それぞれとの比の値を求め、この比の値が所定値以上となるか否か判定するように構成されていてもよい。
また、本発明の第5の態様によれば、本発明の第3または第4の態様の構成において、前記所定値は、前記平均流量演算手段によって求められた前記平均値に応じて設定される値であってもよい。
また、本発明の第6の態様によれば、本発明の第1から第5の態様のいずれかの構成において、前記平均流量演算手段は、前記流量測定手段によって計測流路それぞれで求めた前記個別流量のうち、最大値および最小値となる個別流量を除いて、前記平均値を求めるように構成されていてもよい。
上記した構成によると、最大値および最小値となる個別流量それぞれを除いて平均値を求める。ここで、計測流路でそれぞれ求められた個別流量にもし誤りを含む場合、この最大値および最小値となる個別流量それぞれが、誤った計測結果となる個別流量となる。したがって、平均流量演算手段は、誤った個別流量を除いて平均値を求めることができ、平均値をより正確なものとすることができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は対応する構成部材には同一の参照符号を付して、その説明については省略する。
(ガス計測装置)
まず、図1および図2を参照して本実施の形態に係るガス計測装置(流体計測装置)1の構成について説明する。図1は、本実施の形態のガス計測装置1における流量計測処理に係る構成を示すブロック図である。図2は、本実施の形態に係るガス計測装置1の要部構成を示す模式図である。
本実施の形態に係るガス計測装置1は、ガス配管の途中に設置されて、消費されるガス流量(ガス使用量)を求める超音波式ガスメータである。なお、ガス計測装置1は、このような超音波式ガスメータに限定されるものではない。例えば、電子的な検出原理を利用したフローセンサ、あるいはフルイディック方式等の瞬時流量計によってガス流量を求めるように構成されていてもよい。
ガス計測装置1は図2に示すように、流路ユニット2、上流側超音波センサ4a〜4e、下流側超音波センサ5a〜5e、補助制御部6a〜6e、流入口7、流出口8、主制御部9、電池10、表示部11、および保安用センサ12を備えてなる構成である。なお、ここでガスは、流入口7から流出口8に向かって流路ユニット2内を一方向に流れるものとする。
流入口7は、ガス供給側のガス配管からガスがガス計測装置1に流れ込む入り口である。本実施の形態に係るガス計測装置1では、その上面に流入口7が設けられ、ガス供給側のガス配管と流路ユニット2とをつなぐように構成されている。
流出口8は、ガス計測装置1からガス消費側のガス配管にガスが流れ出る出口である。本実施の形態に係るガス計測装置1では、その上面に流出口8が設けられ、ガス消費側のガス配管と流路ユニット2とをつなぐように構成されている。
流路ユニット2は、需要者に供給するガスが流れる断面が矩形を成す筒状の管である。流路ユニット2は、図1に示すように、遮断弁3、入口バッファ21、複数の計測流路22a〜22e、および出口バッファ23を備えてなる構成である。
計測流路22a〜22eは、消費されるガスの流量(ガス計測装置1を流通するガスの流量)を計測するための流路である。本実施形態では、計測流路22a〜22eそれぞれの径(断面積)は同じとなるように構成されている。なお、計測流路22a〜22eをそれぞれ区別して説明する必要が無い場合は、単に計測流路22と称するものとする。
流路ユニット2は、これら複数の計測流路22a〜22eよりも上流側において入口バッファ21を備え、下流側において出口バッファ23をそれぞれ備えている。入口バッファ21、複数の計測流路22a〜22e、および出口バッファ23はそれぞれ連通しており、本実施の形態に係るガス計測装置1では入口バッファ21と出口バッファ23との間を流通するガスの流量を計測流路22a〜22eそれぞれで計測するように構成されている。すなわち、本実施の形態に係るガス計測装置1では、入口バッファ21と出口バッファ23との間に並列に配置された全ての流路(計測流路22a〜22e)でそれぞれ流通するガスの流量(個別流量)を計測する構成となっている。
また本実施の形態に係るガス計測装置1は、流路ユニット2の上流(入口バッファ21よりも上流側)に遮断弁3を備えている。遮断弁3は、例えば、ガス計測装置1からガス消費側に配置されるガス機器(不図示)までの間でガス漏れなどの異常が検出された場合、あるいは、外部からの流路ユニット2の遮断要求等に応じて、流路ユニット2の流路を塞ぎ、ガスの流れを遮断するものである。遮断弁3は、主制御部9からの制御指示に基づき、流入口7と入口バッファ21との間の流路を塞いだり、開放したりすることができる。この遮断弁3は、流路ユニット2の流路を塞ぐための弁体(不図示)と、該弁体の動力源であるステッピングモータ(不図示)とを備えた構成であり、より具体的には、以下のようにして流路ユニット2の流路を塞いだり、開放したりする。
すなわち、主制御部9からの制御指示に応じて、遮断弁3におけるステッピングモータが有するステータのコイル(不図示)に位相差を持ったパルス状電流が印加される。そして、この電流の印加によりステッピングモータのロータ(不図示)が正回転する。このロータの正回転により弁体が弁座(不図示)側に前進し、流路を塞ぐ。これにより、ガス計測装置1においてガスの流れを遮断することができる。逆に、流路を開放させる場合は、遮断弁3においてステッピングモータを逆回転させ、これにより弁座から弁体が離れるように構成されている。
上流側超音波センサ4a〜4eおよび下流側超音波センサ5a〜5eは、相互に超音波を送受信するものである。上流側超音波センサ4a〜4eならびに下流側超音波センサ5a〜5eは計測流路22a〜22eそれぞれに設けられている。なお、上流側超音波センサ4a〜4eそれぞれを特に区別して説明する必要がない場合は、単に上流側超音波センサ4と称する。同様に、下流側超音波センサ5a〜5eを特に区別して説明する必要がない場合は、単に下流側超音波センサ5と称するものとする。
また、これら上流側超音波センサ4と下流側超音波センサ5との組は、それぞれ各計測流路22に対応づけて設けられている補助制御部6a〜6eからの制御指示に応じて駆動するように構成されている。補助制御部6a〜6eについても、特に区別して説明する必要がない場合は、単に補助制御部6と称するものとする。
すなわち、上流側超音波センサ4は、計測流路22における上流側の側壁に、下流側超音波センサ5は計測流路22における下流側の側壁に、両者が対向するように設けられている。そして、主制御部9から補助制御部6を介して、上流側超音波センサ4に駆動信号(制御信号)が入力されると、上流側超音波センサ4は超音波を下流側超音波センサ5に向かって出力する。上流側超音波センサ4から出力した超音波は、計測流路22内を下流側に向かって斜め下方向に進み、下流側超音波センサ5に向かって伝搬する。逆に、主制御部9から補助制御部6を介して、下流側超音波センサ5に駆動信号が入力されると、この下流側超音波センサ5は超音波を上流側超音波センサ4に向かって出力する。下流側超音波センサ5から出力した超音波は、計測流路22内を上流側に向かって斜め上方向に進み、上流側超音波センサ4に向かって伝搬する。そして、それぞれの超音波の到達時間を、補助制御部6が計測し、到達時間の差から流路ユニット2を流れるガスの流速を求める。そして、補助制御部6は求めた流速に流路ユニット2の断面積等をかけあわせて流量を求める。補助制御部6は、ガス流量を求めると、この求めたガス流量を主制御部9に通知する。
主制御部9は、ガス計測装置1の各部における各種動作の制御を行うものであり、「各部の制御処理」として例えば以下のように動作する。すなわち、ガス計測装置1は、自装置よりも下流側においてガス漏れなどの異常の発生の有無を検知する保安用センサ12を備えている。そして、主制御部9は、保安用センサ12による検知結果からガス漏れなどの異常の発生の有無を判定したり、外部から流路の遮断指示を受信したか否か判定したりする。そして、ガス漏れなどの異常が発生していると判定した場合、あるいは遮断指示を受信したと判定した場合、主制御部9は遮断弁3に電流を印加して上述したように流路ユニット2の流路を塞ぐように制御する。また、主制御部9は、表示部11において消費したガスの流量など様々な情報を表示するように制御することもできる。表示部11は、例えば、CRTまたは液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、あるいは有機ELディスプレイなどによって実現できる。
また、主制御部9は、「ガス流量計測処理」として、各補助制御部6から通知を受けたガス流量に基づき、誤った測定結果となる計測流路22の有無を判定し、誤った測定結果となる計測流路22がある場合、この計測流路22の測定結果を除いて、全体の総流量を求めることもできる。本実施の形態に係るガス計測装置1における「ガス流量計測処理」についての詳細は後述する。
なお、上記した補助制御部6は、例えば、超音波計測用のLSI(Large Scale Integration)によって実現できる。この超音波計測用LSIは、超音波測定を可能とするアナログ回路と、超音波の伝搬時間を計測する動作をシーケンシャルで行うデジタル回路とから構成される。一方、主制御部9は、例えば、CPUによって実現できる。
(ガス流量計測処理に係る構成)
ここで、本実施の形態に係るガス計測装置1における「ガス流量計測処理」に係る構成について図1を参照してより具体的に説明する。
図1に示すように補助制御部6a〜6eそれぞれは、「ガス流量計測処理」に係る構成として、流量測定部(個別流量測定手段)61a〜61eを備える。なお、流量測定部61a〜61eそれぞれを特に区別して説明する必要が無い場合は、単に流量測定部61と称するものとする。
流量測定部61は、上流側超音波センサ4および下流側超音波センサ5により得られた上述の超音波の到達時間の差から計測流路22を流れるガスの流速を求め、この求めた流速と計測流路22の断面積等に基づき計測流路22を流れたガスの単位時間あたりの流量を求める。上流側超音波センサ4と下流側超音波センサ5とこの流量測定部61とによって、本発明の個別流量測定手段を実現する。
ところで、本実施形態では2秒ごとに上流側超音波センサ4と下流側超音波センサ5との間で相互に超音波を複数回送受信するように構成されている。このため、本実施の形態に係るガス計測装置1では、2秒ごとにガスの流量変化を確認する構成となる。
主制御部9は、「ガス流量計測処理」に係る構成として、流量取得部91、平均流量演算部(平均流量演算手段)92、流量比較部(比較判定手段)93、総流量演算部(総流量演算手段)94、および主制御部記憶装置95を備えてなる構成である。
流量取得部91は、各計測流路22で計測されたガス流量を受け付けると、主制御部記憶装置95に流量データテーブル71として記憶するものである。流量データテーブル71は、例えば、図3に示すように各計測流路22においてそれぞれ計測された流量が対応付けられている。図3は本実施の形態に係るガス計測装置1において主制御部記憶装置95に記憶される流量データテーブル71の一例を示す図である。
すなわち、計測流路22aを流通したガスの流量を求めたとき例えばQaであったとする。この場合、図3に示すように計測流路22aと、このQaとが対応関係が取れるように流量データテーブル71に格納される。同様に、計測流路22b〜22eについても、これらの計測流路22b〜22eで計測されたガスの流量Qb〜Qeが対応づけられ記憶される。
なお、主制御部記憶装置95は読み書き可能なRAMまたはEEPROMなどの半導体記憶装置によって実現できる。
平均流量演算部92は、主制御部記憶装置95に記憶された流量データテーブル71を参照して、各計測流路22a〜22eで計測された流量Qa〜Qeの平均値を求めるものである。計測流路22a〜22eは並列して配置され、これらの径(断面積)は同様であるため、基本的には、各計測流路22a〜22eで計測された流量Qa〜Qeは略同様な値となる。ただし、計測流路22に設けられた上流側超音波センサ4、下流側超音波センサ5、および補助制御部6のいずれかの動作に異常が生じ、正確に流量が計測できず誤計測される場合がある。
そこで、平均流量演算部92は、上述した誤計測された流量など、計測された流量Qa〜Qeの中で大きく外れた値となる流量を除くために、流量Qa〜Qeの中で最大値と最小値とを除く流量値を足し合わせて平均値を求める。そして、平均流量演算部92は、求めた平均値を流量比較部93に渡す。
流量比較部93は、平均流量演算部92によって求められた流量の平均値と、流量測定部61で求められた計測流路22を流通する流量との関係を示す指標値を求め、この指標値が所定値以上であるか否か判定するものである。より具体的には、流量比較部93は、平均流量演算部92によって求められた平均値と主制御部記憶装置95に流量データテーブル71として記憶されている各流量データとに基づき、指標値として両者の差分値をそれぞれ求める。そして、流量比較部93は、求めた差分値(指標値)それぞれが所定値以上であるか否か判定する。この判定した結果、指標値が所定値以上となる流量があった場合、この流量は誤計測された流量であると判定する。逆に所定値よりも小さい場合、この流量は誤計測されたものではないと判定する。
本実施形態では、基本的には、計測流路22a〜22eすべて同じ寸法であるため、正しく計測流路22を流通する流量が計測されている場合は、この流量と平均値とから求められる指標値は、0または0から所定値までの範囲に含まれる値となる。なお、この所定値は、各計測流路22a〜22eの製作誤差や、上流側超音波センサ4、下流側超音波センサ5、および補助制御部6による流量の計測誤差等に起因して生じる計測流路22a〜22eそれぞれで実際に流通する流量のばらつきを考慮して設定されることが好ましい。
総流量演算部94は、流量比較部93による比較結果に基づき、ガス計測装置1を流通するガスの総流量を求めるものである。本実施の形態に係るガス計測装置1では、入口バッファ21と出口バッファ23との間に並列に配置された全ての流路でそれぞれ流通するガスの流量を計測する構成であった。
そこで、総流量演算部94は、流量比較部93による比較結果において誤計測された流量が無いと判定されている場合、各計測流路22a〜22eそれぞれを流通するガス流量を足し合わせて総流量を求める。
一方、総流量演算部94は、流量比較部93による比較結果において誤計測された流量があると判断されている場合、誤計測された流量と判断された計測流路22の計測結果を使わない。総流量演算部94は、誤って計測されたと判断した計測結果の代わりに、計測流路22a〜22eの流路の断面積が同じであるため、すでに平均流量演算部92によって求めた平均値を利用する。
(ガス流量計測処理の処理フロー)
次に、上記した構成を有するガス計測装置1における「ガス流量計側処理」の処理フローの一例について図4を参照して説明する。図4は、本実施の形態に係るガス計測装置1におけるガス流量計側処理の処理フローの一例を示すフローチャートである。
まず、ガス計測装置1と繋がっているガス機器等によってガスの利用が開始される。なお、このとき遮断弁3は流路ユニット2の流路を開状態としているものとする。
ガスの利用が開始されると、流入口7から入ってきたガスは、入口バッファ21を通じて計測流路22a〜22eそれぞれに分かれて出口バッファ23に向かって流れる。各補助制御部6a〜6eでは、流量測定部61a〜61eが、上流側超音波センサ4a〜4eと下流側超音波センサ5a〜5eとによって測定した超音波の到達時間の差から、計測流路22a〜22eを流れるガスの流速を求める。そして求めた各流速から、各計測流路22a〜22eにおける各ガスの流量を算出する(ステップS11)。そして、各補助制御部6a〜6eそれぞれは、計測流路22a〜22eを流通するガスの流量を求めると、求めた流量の値を主制御部9に通知する。
主制御部9では、各計測流路22a〜22eを流通するガスの流量の通知を流量取得部91が受けつけ、流量データテーブル71として主制御部記憶装置95に記憶させる。このように、主制御部記憶装置95に流量データテーブル71が記憶されると、平均流量演算部92が、この流量データテーブル71を参照して各計測流路22a〜22eを流通したガスの流量の平均値を求める(ステップS12)。なお、平均流量演算部92は、計測されたガスの流量の平均値を求める際、流量データテーブル71に記録されている各流量の中から最大値と最小値となる値をそれぞれ除いて平均値を求める。
このように、主制御部9において平均流量演算部92によって計測された流量の平均値を求めると、流量比較部93は、この平均値と、各計測流路22a〜22eを流通した流量とから指標値を取得し、この指標値が所定値以上か否かによって誤計測された流量の有無を判定する(ステップS13)。すなわち、流量比較部93は、平均流量演算部92によって求められた流量の平均値と、主制御部記憶装置95に記憶されている流量データテーブル71を参照して各計測流路22a〜22eで計測されたガスの流量Qa〜Qeとの差分値(指標値)を求め、この差分値(指標値)が所定値以上であるか否か比較する。そして、この比較した結果、指標値が所定値以上となる流量があった場合、流量比較部93は、この流量は誤計測された流量であると判定する(ステップS13において「YES」)。逆に、比較した結果、指標値それぞれが所定値よりも小さくなる場合、流量比較部93は誤計測された流量は無いと判定する(ステップSS13において「NO」)。
ステップS13において「YES」の場合、総流量演算部94は、誤計測された流量の値を除いてガス計測装置1を流通するガスの総流量を求める(ステップS14)。すなわち、総流量演算部94は、各計測流路22a〜22eで計測された流量を足し合わせていくが、誤計測されたと判断された計測流路22の計測結果(流量)については、その計測結果を用いず、代わりにすでに求めたガス流量の平均値を利用する。
一方、ステップS13において「NO」の場合、総流量演算部94は、各計測流路22a〜22eで計測された流量を足し合わせて総流量を求める(S15)。
(効果)
以上のように、本実施の形態に係るガス計測装置1は、主制御部9が流量比較部93を備えるため、各計測流路22a〜22eにおけるガス流量の計測結果に誤計測が含まれているか否か判定することができる。また、主制御部9が総流量演算部94を備えるため、誤計測された流量を含む場合であっても、その計測結果を除外して、当該ガス計測装置1を流通するガスの総流量を求めることができる。
(流量比較部による比較方法の変形例)
(比較方法の変形例1)
上記したように本実施の形態に係るガス計測装置1の流量比較部93では、各計測流路22a〜22eにおいて計測された流量の最大値と最小値とを除く平均値と、各計測流路22a〜22eで計測された各流量との間の差分値を指標値としてそれぞれ求め、これら指標値が所定値以上であるか否かによって、流量の計測結果に誤りがあるか否かを判定する構成であった。ここで所定値は、固定値であってもよいし、ガス計測装置1を流通するガスの流量、例えば、計測流路22それぞれで計測された流量の平均値に応じて変動する値であってもよい。
(比較方法の変形例2)
また、本実施形態の計測流路22a〜22eは、同じ径(断面積)となる流路であるがこれに限定されるものではない。例えば、径(断面積)がそれぞれ異なる計測流路22a〜22eであってもよい。このように計測流路22a〜22eそれぞれの径(断面積)がそれぞれ異なる場合、流量比較部93は以下のように各計測流路22a〜22eで計測された流量から指標値を求め、計測された流量に誤りがあるか否か判定するように構成してもよい。
すなわち、本実施の形態に係るガス計測装置1では、計測流路22に所定流量のガスを流したときの、該計測流路22、1本あたりに流れるガス流量の平均値と、各計測流路22に流れる各ガス流量との関係を示す比の値に適切なマージンを持たせた値を所定値(不図示)として予め記憶させておく。
例えば、計測流路22a〜22eそれぞれに流れるガス流量の平均値が100Lであり、計測流路22aに実際に流れるガス流量が10Lの場合、両者の関係(10:1)を示す比の値にマージンを持たせた値を所定値として記憶しておく。このときのマージンは、各計測流路22a〜22eの製作誤差や、上流側超音波センサ4、下流側超音波センサ5、および補助制御部6による流量の計測誤差等を考慮して設定されることが好ましい。
そして、実際の流量計測に際して、流量比較部93は、各計測流路22a〜22eで計測された流量の平均値と、各計測流路22a〜22eそれぞれで計測された流量との関係を示す比の値を指標値として取得する。そして、流量比較部93は、この取得した指標値が所定値以上となるか否か確認する。
そして、流量比較部93は、指標値が所定値以上となる場合、その計測流路22で計測された流量は誤りであると判定する。
(総流量演算部による総流量算出方法の変形例)
(総流量算出方法の変形例1)
また、上記したように、本実施の形態に係るガス計測装置1の主制御部9が備える総流量演算部94では、各計測流路22a〜22eそれぞれで計測された流量を足し合わせてガス計測装置1を流通するガスの総流量を求める構成であった。また、各計測流路22a〜22eにおいて計測された流量において誤計測された流量を含む場合、誤計測された流量の代わりに、その誤計測された流量を除く他の流量の平均値を用いて総流量を求める構成であった。
しかしながら総流量の求め方は上記した方法に限定されるものではない。
例えば、本実施形態の計測流路22a〜22eは、同じ径(断面積)となる流路である。そこで、総流量演算部94は、誤計測された流量を除く他の流量それぞれについて平均値を算出する。そして、総流量演算部94は算出した平均値に計測流路22の本数をかけて総流量を求めてもよい。例えば、本実施形態では図1に示すように計測流路22の数は5本であるため、上述したように算出した平均値に5を掛けて総流量を求める。
(総流量算出方法の変形例2)
また、本実施の形態に係るガス計測装置1は、上述したように2秒おきに、各計測流路22で流通するガスの流量が計測される構成である。そこで、この計測結果の履歴を流量データテーブル71として主制御部記憶装置95に記憶させておく。そして、総流量演算部94は、計測結果が誤りであると判断された計測流路22がある場合、その計測流路22において2秒前に計測された流量(誤計測されたものではないと判定されている流量)を、誤計測された流量の代わりに用いて総流量を求める構成であってもよい。
すなわち、ガス計測装置1を流通するガスの総流量を求める場合、総流量演算部94は、誤計測されていないと判定されたガスの流量はそのまま足し合わせるとともに、誤計測されたと判定された流量については、その流量の代わりに2秒前に計測されたガスの流量を足し合わせ総流量を求める。
(総流量算出方法の変形例3)
また、本実施形態の計測流路22a〜22eは、同じ径(断面積)となる流路であったが、これに限定されるものではなく径(断面積)がそれぞれ異なる構成であってもよい。このように、径(断面積)がそれぞれ異なる計測流路22a〜22eとなる場合、総流量演算部94は以下のようにしてガス計測装置1を流通するガスの総流量を求める構成とすることができる。
すなわち、ガス計測装置1において事前に所定の総流量となるガスを流し、このときの所定の総流量と、各計測流路22を流通するガス流量との関係を示す係数データを予め求め、主制御部記憶装置95において各計測流路2と対応付けて記憶させておく。この係数データは例えば、所定の総流量をQ(total)とし、各計測流路22を流通する流量をそれぞれQ(a)、Q(b)、Q(c)・・・としたとき、Q(total)/Q(a)、Q(total)/Q(b)、Q(total)/Q(c)・・・として求めることができる。
そして、各計測流路22において実際にガス流量を求め、上述したように流量比較部93が誤計測されたガス流量の有無を判定する。そして、誤計測されたガス流量であると判定された計測流路22以外の他の計測流路22で計測された流量と係数データとから、総流量演算部94が、他の計測流路22それぞれについて総流量を算出する。そして、総流量演算部94は、他の計測流路22それぞれで算出した総流量の平均値を求め、得られた値をガスの総流量と決定する。
このように構成される場合、各計測流路22におけるガス流量の計測結果から、ガスの総流量をそれぞれ求めることができる。
(流路構成の変形例)
また、本実施の形態に係るガス計測装置1は、入口バッファ21と出口バッファ23との間に並列して形成された流路は、すべて、流通するガスの流量が計測できる計測流路22であった。しかしながら、このような構成に限定されるものではなく、並列して形成される複数流路のうち少なくとも2以上の流路が上流側超音波センサ4、下流側超音波センサ5、および補助制御部6が備えられた計測流路22となる構成であってもよい。
このように構成される場合、主制御部9では、流量取得部91が補助制御部6を備えた流路(計測流路22)からのみ、各計測流路22を流通したガス流量を取得し、流量データテーブル71を作成することとなる。
このため、平均流量演算部92で求められる平均値は、補助制御部6が備えられている流路(計測流路22)で計測された流量の平均値となり、流量比較部93で判定される誤計測の有無については補助制御部6が備えられている流路(計測流路22)についてということになる。
このような構成の場合、仮に計測流路22それぞれを流通するガス流量が求められたとしても、それらを足し合わせてもガス計測装置1を流通する総流量とはならない。
このため、総流量演算部94は、上述した「総流量算出方法の変形例3」と同様にして、流量比較部93によって誤計測であると判定されたガス流量を除く、他の計測流路22それぞれで測定されたガス流量から総流量をそれぞれ求める。そして、総流量演算部94は、求めた総流量の平均値を求め、得られた平均値を、ガス計測装置1を流通したガスの総流量と決定するように構成する。
なお、上記した実施形態ではガス使用量を計測するガス計測装置1を例に挙げて説明したが、計測対象はガスに限定されるものではなく、流体であればよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明の流体計測装置は、大容量のガスの流量を測定するために複数の流路を備え、この複数の流路それぞれを流通する流体の流量から流体の総流量を測定する流体計測装置に特に有用である。
1 ガス計測装置
2 流路ユニット
3 遮断弁
4a〜4e 上流側超音波センサ
5a〜5e 下流側超音波センサ
6a〜6e 補助制御部
7 流入口
8 流出口
9 主制御部
10 電池
11 表示部
12 保安用センサ
21 入口バッファ
22a〜22e 計測流路
23 出口バッファ
61a〜61e 流量測定部
71 流量データテーブル
91 流量取得部
92 平均流量演算部
93 流量比較部
94 総流量演算部
95 主制御部記憶装置

Claims (6)

  1. 流体が流れ込む流入口と該流体が流出する流出口とを備え、該流入口から該流出口を流通する流体の流量を求める流体計測装置であって、
    前記流入口と前記流出口との間において並列して設けられた複数の計測流路と、
    前記複数の計測流路に設けられ、該計測流路を流通する流体の流量である個別流量を求める個別流量測定手段と、
    前記個別流量測定手段それぞれによって求められた個別流量の平均値を求める平均流量演算手段と、
    前記平均流量演算手段によって求められた前記平均値と、前記個別流量測定手段によって求められた個別流量それぞれとの関係を表す指標値を取得し、該指標値が所定値以上となるか否か判定する比較判定手段と、を備える流体計測装置。
  2. 前記比較判定手段によって前記所定値以上であると判定された個別流量を除く残余の個別流量に基づき、前記流入口から前記流出口を流通する流体の流量を求める総流量演算手段を備える請求項1に記載の流体計測装置。
  3. 前記比較判定手段は、前記指標値として、前記平均値と前記個別流量それぞれとの差分値を求め、この差分値が所定値以上となるか否か判定する請求項1または2に記載の流体計測装置。
  4. 前記比較判定手段は、前記指標値として、前記平均値と前記個別流量それぞれとの比の値を求め、この比の値が所定値以上となるか否か判定する請求項1または2に記載の流体計測装置。
  5. 前記所定値は、前記平均流量演算手段によって求められた前記平均値に応じて設定される値である請求項3または4に記載の流体計測装置。
  6. 前記平均流量演算手段は、前記流量測定手段によって計測流路それぞれで求めた前記個別流量のうち、最大値および最小値となる個別流量それぞれを除いて、前記平均値を求める請求項1から5のいずれか1項に記載の流体計測装置。
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