JP2014009798A - 球面排気管継手 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動車の加減速やエンジンの回転等に基づく振動に起因する上流側排気管及び下流側排気管の相対角変位及び相対回転変位並びに軸方向の相対変位及びせん断方向の相対変位を許容することができて、しかも、コンパクト化を図れて排気系システムに対する取付位置の自由度を確保することができる球面排気管継手を提供すること。
【解決手段】球面排気管継手1は、凸球面体7と、アウタケース14と、シール体17及び20と、径方向においてアウタケース14の円筒部9並びにシール体17及び20間に介在されている弾性支持体21及び22と、X方向においてアウタケース14の環状部12及び13並びにシール体17及び20間の夫々に介在されている弾性支持体23及び24とを具備している。
【選択図】図1
【解決手段】球面排気管継手1は、凸球面体7と、アウタケース14と、シール体17及び20と、径方向においてアウタケース14の円筒部9並びにシール体17及び20間に介在されている弾性支持体21及び22と、X方向においてアウタケース14の環状部12及び13並びにシール体17及び20間の夫々に介在されている弾性支持体23及び24とを具備している。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車の排気管に使用される球面排気管継手に関する。
自動車のエンジンの排気ガスは、自動車本体(シャーシ)などに配置された排気管に導かれて大気中に排出されるが、この排気管はエンジンのトルク反力及び慣性力などにより繰り返し曲げ応力を受ける。したがって、エンジンの振動が排気管吊架具を伝わって車室内にもたらされたり、あるいは騒音の原因になるばかりでなく、排気管の疲労折損などの不具合を生じる危険がある。この問題点を解決するために、例えば特許文献1から7においては、互いに摺動自在に直接的に又は緩衝部材を介して間接的に接している球面部を夫々有している相対回転可能なインナケース及びアウタケースを具備した球面排気管継手が提案されており、斯かる球面排気管継手を排気管の所要箇所に配置して応力を吸収させるなどの手段が講じられている。
ところで、斯かる球面排気管継手では、エンジンの回転等に基づく振動に起因する上流側排気管及び下流側排気管に相対角変位及び相対回転変位を許容することができるが、自動車の加減速やエンジンの回転等に基づく振動に起因する上流側排気管及び下流側排気管の軸方向の相対変位及び軸方向に直交する方向(せん断方向)の相対変位を許容することができない結果、自動車本体に振動が伝わって運転者等に不快感を与えて乗り心地のよい自動車を提供し得ない虞がある。
また、例えば蛇腹構造を用いた排気管継手では、上流側排気管及び下流側排気管の軸方向の相対変位及び軸方向に直交する方向(せん断方向)の相対変位を許容することができるが、上流側排気管及び下流側排気管の相対回転変位の許容量が少なく、また軸方向に長いために設置自由度の向上を図り難く、しかも、蛇腹構造の放熱面積が広くなるために排気ガスの温度低下を招き易くなる結果、下流側に設置される排気ガス浄化装置の浄化効率の低下を招来する虞がある。
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、自動車の加減速やエンジンの回転等に基づく振動に起因する上流側排気管及び下流側排気管の相対角変位及び相対回転変位並びに軸方向の相対変位及びせん断方向の相対変位を許容することができて、しかも、コンパクト化を図れて排気系システムに対する取付位置の自由度を確保することができる球面排気管継手を提供することにある。
本発明の球面排気管継手は、上流側排気管及びこの上流側排気管の管端部に対向して配置された管端部を有した下流側排気管のうちの一方の排気管の管端部に固着されている凸球面を有した環状の凸球面体と、上流側排気管及び下流側排気管のうちの他方の排気管の管端部に固着されていると共に径方向において凸球面体に隙間をもって対面している円筒部及びこの円筒部の軸方向における両端に径方向内側に伸びて形成された一対の環状部を具備しているアウタケースと、凸球面体の凸球面に摺動自在に接触している凹球面を有していると共にアウタケースに対して隙間をもって配されている上流側の環状の第一のシール体と、凸球面体の凸球面に摺動自在に接触している凹球面を有していると共にアウタケースに対して隙間をもって配されている下流側の環状の第二のシール体と、径方向においてアウタケースの円筒部並びに第一及び第二のシール体間に介在されていると共に径方向において第一及び第二のシール体を弾性支持している環状の第一の弾性支持体と、軸方向においてアウタケースの一対の環状部並びに第一及び第二のシール体間の夫々に介在されていると共に軸方向において第一及び第二のシール体を弾性支持している一対の第二の弾性支持体とを具備しており、第一の弾性支持体及び一対の弾性支持体のうちの少なくとも一つの弾性支持体は、上流側排気管及び下流側排気管の内部を外気から遮断するように配されている。
本発明の球面排気管継手によれば、自動車の加減速やエンジンの回転等に基づく振動に起因する上流側排気管及び下流側排気管の相対角変位及び相対回転変位並びに軸方向の相対変位及びせん断方向の相対変位を許容することができて、しかも、コンパクト化を図れて排気系システムに対する取付位置の自由度を確保することができる。
また、本発明の球面排気管継手では、第一の弾性支持体及び一対の第二の弾性支持体に弾性支持される第一及び第二のシール体の夫々の凹球面が、凸球面体の凸球面に向かって径方向及び軸方向において弾性付勢されることになる結果、自動車の加減速やエンジンの回転等に基づく自動車本体の振動に起因して例えば第一及び第二のシール体等に各部材に経時劣化が生じても当該各部材間に隙間を生じさせることなく、当該各部材同士が衝突し、異音が発生する虞をなくすことができ、しかも、上流側排気管及び下流側排気管の相互の捻り方向を含む揺動の等方性を確保することができ、その上、例えばアウタケースの径方向外側にボルト、ナット及びコイルスプリング等からなる連結手段を設置する必要をなくすことができて部品点数の低減及びコンパクト化を図れ、球面排気管継手の低廉化や自動車の排気系システムに対する取付位置の自由度を拡大することができる。加えて、本発明の球面排気管継手によれば、上述の構成を具備しているために、上流側排気管及び下流側排気管に相対角変位及び相対回転変位が生じても、スティクスリップ等に基づく異音を発生させないで運転者等に不快感を与えない極めて乗り心地のよい自動車とし得、第一シール体及び第二シール体を正常位置に保持できて排気ガスの漏洩もなく、しかも、製造を容易にし得る。
本発明の球面排気管継手では、第一の弾性支持体は、一対設けられており、当該一対の第一の弾性支持体のうちの一方は、アウタケースの円筒部及び第一のシール体間に介在されており、当該一対の弾性支持体のうちの他方は、アウタケースの円筒部及び第二のシール体間に介在されていてもよく、斯かる場合には、一対の第一の弾性支持体は、軸方向において互いに対向して配されていてもよく、また、弾性を有した金属リング又は金属Oリングからなり、第一及び第二のシール体の外周面に夫々嵌着されていると共にアウタケースの円筒部の内周面に接触していてもよい。
また、本発明の球面排気管継手では、第一の弾性支持体は、径方向に関してアウタケースの円筒部の内周面に接触しているアウタケース接触面並びに径方向に関して第一及び第二のシール体の外周面の夫々に接触している一対のシール体接触面が形成されている弾性を有した弾性円筒体を具備していてもよく、斯かる場合には、弾性円筒体のアウタケース接触面は、アウタケースの円筒部の内周面に向かって凸曲面状であってもよく、弾性円筒体のアウタケース接触面は、軸方向に直交する方向に伸びる線であって第一及び第二のシール体の回転球芯を通る前記線において線対称であってもよい。また、第一のシール体の外周面には、軸方向において第二のシール体に向かって径方向内側に傾斜している傾斜面が形成されており、弾性円筒体の一対のシール体接触面のうちの一方は、第一のシール体の傾斜面に相補的な形状を有していると共に当該傾斜面に接触しており、第二のシール体の外周面には、軸方向において第一のシール体に向かって径方向内側に傾斜している傾斜面が形成されており、弾性円筒体の一対のシール体接触面のうちの他方は、第二のシール体の傾斜面に相補的な形状を有していると共に当該傾斜面に接触していてもよく、弾性円筒体の一対のシール体接触面は、軸方向に直交する方向に伸びる線であって第一及び第二のシール体の回転球芯を通る前記線において線対称であってもよい。第一及び第二のシール体の外周面の夫々に上述の傾斜面が形成され、且つ、一対のシール体接触面が前記傾斜面の夫々に相補的な形状を有していると共に当該傾斜面に夫々接触している場合には、上流側排気管及び下流側排気管の軸方向及び径方向における相対変位において第一の弾性支持体及び第二の弾性支持体の双方に第一及び第二のシール体の弾性支持を分担させることができる。
本発明の球面排気管継手では、一対の第二の弾性支持体のうちの一方は、アウタケースの一方の環状部及び第一のシール体間の軸方向隙間に配されており、一対の第二の弾性支持体のうちの他方は、アウタケースの他方の環状部及び第二のシール体間の軸方向隙間に配されていてもよい。一方の第二の弾性支持体は、第一のシール体に軸方向隙間をもって対面しているアウタケースの一方の環状部の環状内面に接触しており、前記一方の環状部の環状内面に軸方向隙間をもって対面している第一のシール体の環状端面には、当該一方の第二の弾性支持体の一部が軸方向において嵌挿された凹部が形成されており、他方の第二の弾性支持体は、第二のシール体に軸方向隙間をもって対面しているアウタケースの他方の環状部の環状内面に接触しており、前記他方の環状部の環状内面に軸方向隙間をもって対面している第二のシール体の環状端面には、当該他方の第二の弾性支持体の一部が軸方向において嵌挿された凹部が形成されていてもよい。
上述の一対の第二の弾性支持体の夫々は、例えばコイルスプリング、ウエイブスプリング(コイルドウエイブスプリングを含む)等のスプリングからなっていてもよく、一対の第二の弾性支持体の夫々がウエイブスプリングからなる場合には、例えば一般のコイルスプリングに比べて全長を短くすることができ、しかも、ウエイブスプリングに接触する相手部材への付勢力を円周方向においてより均一に伝達し得る。
本発明の球面排気管継手では、第一及び第二のシール体の夫々の回転球芯は、互いに同一であってもよく、これらの回転球芯を通る線であって軸方向に直交する方向に伸びた線において線対称であってもよく、また、当該線において軸対称であってもよい。
本発明の球面排気管継手では、アウタケースは、軸方向における一端で前記他方の排気管の管端部に固着された第一のアウタケースと、軸方向における一端で第一のアウタケースの軸方向における他端に連結されていると共に軸方向における他端が凸球面体又は前記一方の排気管に対して径方向の隙間をもって配されている第二のアウタケースとを具備していてもよく、斯かる場合には、球面排気管継手の組み立てを容易にし得る。第一のアウタケースの他端及び第二のアウタケースの一端には、夫々互いに螺合している螺合部が形成されており、第二のアウタケースは、第一のアウタケースに対する円周方向における相対回転において当該第一のアウタケースに対して軸方向に移動するように配設されていてもよく、斯かる場合には、球面排気管継手の組み立てにおいて螺合部の螺合調整を行うことにより第一のアウタケース及び第二のアウタケースの軸方向における相互位置を調整することができ、これにより、主に一対の第二の弾性支持体に対するプリロードの調整を容易ならしめ、また、球面排気管継手の使用によって第一のシール体、第二のシール体等に経時劣化が生じた際にも前記プリロードの再調整を行うことで、第一のシール体及び第二のシール体の凹球面の凸球面体の凸球面に対する接触状態並びに第一のシール体及び第二のシール体によるガスシールを良好な状態に保ち得る一方、第二のアウタケースが第一のアウタケースに対して軸方向に不動となるように、第一のアウタケースの他端及び第二のアウタケースの一端は、溶接されていても、ボルト及びナットによって連結されていてもよい。
本発明の球面排気管継手では、凸球面体は、外周面が凸球面からなる中空環状本体と、この中空環状本体の内周面によって画成された断熱用隙間とを具備していてもよく、前記断熱用隙間には、断熱材が配されていてもよく、斯かる場合には、上流側排気管及び下流側排気管側から凸球面体、第一及び第二のシール体、第一及び一対の第二の弾性支持体並びにアウタケースへの熱の伝達を遮断することができて、各部材の熱による劣化を低減することができる。
本発明の球面排気管継手では、凸球面体の凸球面と第一及び第二のシール体の凹球面とのうちの少なくとも一方は、固体潤滑剤を含む潤滑すべり層の露出面であってもよい。固体潤滑剤としては、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、二硫化モリブデン又は窒化ホウ素などを好ましい例として挙げることができる。
本発明の球面排気管継手では、第一及び第二のシール体は、膨張黒鉛、雲母または石綿等の耐熱材と、金属細線から形成された金網からなる補強材とを圧縮成形してなり、耐熱材が金網からなる補強材の隙間に配されてなっていてもよい。
本発明によれば、自動車の加減速やエンジンの回転等に基づく振動に起因する上流側排気管及び下流側排気管の相対角変位及び相対回転変位並びに軸方向の相対変位及びせん断方向の相対変位を許容することができて、しかも、コンパクト化を図れて排気系システムに対する取付位置の自由度を確保することができる球面排気管継手を提供し得る。
次に本発明の実施の形態を、図に示す好ましい例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら例に何等限定されないのである。
図1から図3において、本例の球面排気管継手1は、エンジン側に連結された上流側排気管2及び上流側排気管2の管端部3に対向して配置された管端部4を有して大気側に連結された下流側排気管5のうちの一方の排気管、本例では上流側排気管2の管端部3に固着されている凸球面6を有した円環状の凸球面体7と、上流側排気管2及び下流側排気管5のうちの他方の排気管、本例では下流側排気管5の管端部4に固着されていると共に径方向において凸球面6に隙間8をもって対面している円筒部9及び円筒部9の軸方向としてのX方向における両端10及び11に径方向内側に伸びて形成された一対の円環状の環状部12及び13を具備しているアウタケース14と、凸球面体7の凸球面6に摺動自在に接触している凹球面15を有していると共に回転球芯Oに対して上流側に位置しており且つアウタケース14に対して隙間16をもって配されている円環状のシール体17と、凸球面体7の凸球面6に摺動自在に接触している凹球面18を有していると共に回転球芯Oに対して下流側に位置しており且つアウタケース14に対して隙間19をもって配されている円環状のシール体20と、径方向においてアウタケース14の円筒部9並びにシール体17及び20間に介在されていると共に径方向においてシール体17及び20を弾性支持している円環状の弾性支持体、本例では一対の弾性支持体21及び22と、X方向においてアウタケース14の環状部12及び13並びにシール体17及び20間の夫々に介在されていると共にX方向においてシール体17及び20を弾性支持している一対の弾性支持体23及び24とを具備している。
凸球面体7は、外周面が凸球面6からなる中空環状本体31と、中空環状本体31の内周面32によって画成された円環状の断熱用隙間33とを具備している。断熱用隙間33には、断熱材(図示せず)が配されていてもよい。
円環状の中空環状本体31は、例えば図1及び図3に示すように、その下流側の一端34で上流側排気管2の管端部3に一体的に連結されており、その上流側の他端35で上流側排気管2の外周面36に接合されている。ここで、他端35は、外周面36に溶接等により固着されていてもよく、また、外周面36に摺動自在に接触していてもよく、更にまた、外周面36に対して隙間をもって配されていてもよい。
中空環状本体31は、径方向外側に向かって凸状に湾曲されてなり、上流側排気管2の管端部3が径方向外側に折り返されることによって形成されていてもよい。
中空環状本体31は、本例では図1及び図3に示すように、その一端34で上流側排気管2の管端部3に一体的に連結されているが、これに代えて、例えば図5に示すように、他端35が管端部3に一体的に連結されていてもよく、斯かる場合には、一端34に一体的に連結されていると共に中空環状本体31の径方向内側において管端部3に向かってX方向に伸びた円筒部37が形成されている。このように、中空環状本体31は、図1及び図3に示す形態においても、また、図5に示す形態においても、パイプ状に形成されている。
アウタケース14は、X方向における一端41で下流側排気管5の管端部4に固着された第一のアウタケース43(以下、アウタケース43と称する。)と、X方向における一端44でアウタケース43のX方向における他端42に連結されていると共にX方向における他端45が凸球面体7に対して径方向の隙間47をもって配されている第二のアウタケース46(以下、アウタケース46と称する。)とを具備している。
アウタケース43は、例えば図3に示すように、下流側排気管5の管端部4に溶接等により内周縁51が固着されている上述の環状部13と、環状部13に外周縁52に一体的に連結されていると共に上流側に向かってX方向に伸びた円筒部53とを具備している。円筒部53の内周面54は、凸球面6に対して径方向の隙間8をもって配されている。
アウタケース46は、例えば図3に示すように、内周縁61が凸球面体7に対して径方向の隙間47をもって配されている上述の環状部12と、環状部12の外周縁62に一体的に連結されていると共に下流側に向かってX方向に伸びた円筒部63と、円筒部63に一体的に連結されていると共にアウタケース43の円筒部53に重ね合わされる大径円筒部64とを具備している。円筒部63の内周面65は、凸球面6に対して径方向の隙間8をもって配されている。尚、円筒部53及び63並びに大径円筒部64は、円筒部9を構成している。
アウタケース43の他端42及びアウタケース46の一端44は、本例ではレーザー溶接によって連結されているが、これに代えて、例えば図6の(a)に示すように、アウタケース43の他端42及びアウタケース46の一端44には、夫々互いに螺合している螺合部71及び72が形成されており、アウタケース46は、アウタケース43に対する円周方向における相対回転において当該アウタケース43に対してX方向に移動するように配設されていてもよい。螺合部71は、円筒部53の上流側の端部55における外周面56に形成された雄ねじ及び雌ねじのうちの一方からなっていてもよく、螺合部72は、大径円筒部64の内周面66に形成された雄ねじ及び雌ねじのうちの他方からなっていてもよい。斯かる場合には、球面排気管継手1の組み立てにおいて螺合部71及び72の螺合調整を行うことによりアウタケース43及びアウタケース46のX方向における相互位置を調整することができ、これにより、主に弾性支持体23及び24に対するプリロードの調整を容易ならしめ、また、球面排気管継手1の使用によってシール体17及び20等に経時劣化が生じた際にも前記プリロードの再調整を行うことで、シール体17及び20の凹球面15及び18の凸球面体7の凸球面6に対する接触状態並びにシール体17及び20によるガスシールを良好な状態に保ち得る。尚、前記螺合調整によるプリロードの再調整を行わない場合には、球面排気管継手1の組み立てにおける螺合部71及び72の初期の螺合調整後にアウタケース43の他端42及びアウタケース46の一端44を溶接等により固着してもよい。
また、アウタケース43及び46は、本例ではレーザー溶接によって連結されているが、これに代えて、例えば図6の(b)に示すように、アウタケース43の他端42及びアウタケース46の一端44の夫々にフランジ73及び74を形成し、当該フランジ73及び74をボルト75及びナット76により締結することによってアウタケース43及び46を連結してもよい。
膨張黒鉛、雲母または石綿等の耐熱材、本例では主として膨張黒鉛からなる耐熱材と、金属細線から形成された金網からなる補強材とを圧縮成形してなり、耐熱材が金網からなる補強材の隙間に配されてなるシール体17は、円環状であって断面矩形状であると共に内周面に凹球面15が形成されているシールリング81と、弾性支持体21が嵌着されるようにシールリング81の外周面82に形成された環状凹部83と、シールリング81の環状部12の環状内面84に軸方向隙間85をもって対面している環状端面86に形成されていると共に弾性支持体23の一部が嵌挿された凹部87とを具備している。凹球面15は、凸球面体7の凸球面6に摺動自在であって気密に接触していると共に固体潤滑剤を含む潤滑すべり層の露出面からなる。
膨張黒鉛、雲母または石綿等の耐熱材、本例では主として膨張黒鉛からなる耐熱材と、金属細線から形成された金網からなる補強材とを圧縮成形してなり、耐熱材が金網からなる補強材の隙間に配されてなるシール体20は、円環状であって断面矩形状であると共に内周面に凹球面18が形成されているシールリング91と、弾性支持体22が嵌着されるようにシールリング91の外周面92に形成された環状凹部93と、シールリング91の環状部13の環状内面94に軸方向隙間95をもって対面している環状端面96に形成されていると共に弾性支持体24の一部が嵌挿された凹部97とを具備している。凹球面18は、凸球面体7の凸球面6に摺動自在であって気密に接触していると共に固体潤滑剤を含む潤滑すべり層の露出面からなる。
シール体17及び20の夫々は、回転球芯Oが互いに同一であり、回転球芯Oを通る線であってX方向に直交する方向に伸びた線99において線対称であり、軸対称でもある。凸球面6は、本例では、凹球面15及び18に対して相補的な形状を有している。
弾性支持体21及び22は、弾性を有した金属Oリング101及び102からなり、シール体17及び20の外周面に形成された環状凹部83及び93に夫々嵌着されている。金属Oリング101は、アウタケース14の円筒部9及びシール体17間に介在されていると共にアウタケース43の円筒部53の内周面54に接触しており、金属Oリング101は、アウタケース14の円筒部9及びシール体20間に介在されていると共にアウタケース46の円筒部63の内周面65に接触している。金属Oリング101及び102は、X方向において互いに対向して配されている。斯かる弾性支持体21及び22は、アウタケース14並びにシール体17及び20に気密に接触しており、上流側排気管2及び下流側排気管5の内部を外気から遮断している。
弾性支持体23及び24の夫々は、スプリングからなり、本例ではウエイブスプリングからなる。斯かるウエイブスプリングは、円周方向において波形に形成されている。弾性支持体23、アウタケース14の環状部12及びシール体17間の軸方向隙間85に配されており、シール体17の環状端面86に軸方向隙間85をもって対面している環状部12の環状内面84に接触しており、その一部がシール体17に形成された凹部87に嵌挿されている。弾性支持体24、アウタケース14の環状部13及びシール体20間の軸方向隙間95に配されており、シール体20の環状端面96に軸方向隙間95をもって対面している環状部13の環状内面94に接触しており、その一部がシール体20に形成された凹部97に嵌挿されている。
以上の球面排気管継手1では、上流側排気管2と下流側排気管5との間の角変位方向Aの相対的な揺動及び上流側排気管2と下流側排気管5との間の捩り方向(回転方向)Bの相対的な揺動や上流側排気管2及び下流側排気管5のX方向の相対変位並びにせん断方向の相対変位は、凸球面体7の凸球面6とシール体17の凹球面15及びシール体20の凹球面18との摺動によって等方性をもって許容される。
本例の球面排気管継手1によれば、上流側排気管2及び上流側排気管2の管端部3に対向して配置された管端部4を有した下流側排気管5のうちの一方の排気管、本例では上流側排気管2の管端部3に固着されている凸球面6を有した環状の凸球面体7と、上流側排気管2及び下流側排気管5のうちの他方の排気管、本例では下流側排気管5の管端部4に固着されていると共に径方向において凸球面体7に隙間8をもって対面している円筒部9及び円筒部9のX方向における両端10及び11に径方向内側に伸びて形成された一対の環状部12及び13を具備しているアウタケース14と、凸球面体7の凸球面6に摺動自在に接触している凹球面15を有していると共にアウタケース14に対して隙間16をもって配されている上流側の環状のシール体17と、凸球面体7の凸球面6に摺動自在に接触している凹球面18を有していると共にアウタケース14に対して隙間19をもって配されている下流側の環状のシール体20と、径方向においてアウタケース14の円筒部9並びにシール体17及び20間に介在されていると共に径方向においてシール体17及び20を弾性支持している環状の弾性支持体21及び22と、X方向においてアウタケース14の環状部12及び13並びにシール体17及び20間の夫々に介在されていると共にX方向においてシール体17及び20を弾性支持している一対の弾性支持体23及び24とを具備しており、弾性支持体21及び22並びに弾性支持体23及び24のうちの少なくとも一つの弾性支持体は、上流側排気管2及び下流側排気管5の内部を外気から遮断するように配されているために、自動車の加減速やエンジンの回転等に基づく振動に起因する上流側排気管2及び下流側排気管5の相対角変位及び相対回転変位並びにX方向の相対変位及びせん断方向の相対変位を許容することができて、しかも、コンパクト化を図れて排気系システムに対する取付位置の自由度を確保することができる。また、球面排気管継手1では、弾性支持体21及び22並びに弾性支持体23及び24に弾性支持されるシール体17及び20の夫々の凹球面15及び18が、凸球面体7の凸球面6に向かって径方向及びX方向において弾性付勢されることになる結果、自動車の加減速やエンジンの回転等に基づく自動車本体の振動に起因して例えばシール体17及び20等に各部材に経時劣化が生じても当該各部材間に隙間を生じさせることなく、当該各部材同士が衝突し、異音が発生する虞をなくすことができ、しかも、上流側排気管2及び下流側排気管5の相互の捻り方向を含む揺動の等方性を確保することができ、その上、例えばアウタケース14の径方向外側にボルト、ナット及びコイルスプリング等からなる連結手段を設置する必要をなくすことができて部品点数の低減及びコンパクト化を図れ、球面排気管継手1の低廉化や自動車の排気系システムに対する取付位置の自由度を拡大することができる。加えて、球面排気管継手1によれば、上述の構成を具備しているために、上流側排気管2及び下流側排気管5に相対角変位及び相対回転変位が生じても、スティクスリップ等に基づく異音を発生させないで運転者等に不快感を与えない極めて乗り心地のよい自動車とし得、シール体17及び20を正常位置に保持できて排気ガスの漏洩もなく、しかも、製造を容易にし得る。
球面排気管継手1によれば、弾性支持体23及び24の夫々がウエイブスプリングからなるために、例えば一般のコイルスプリングに比べて全長を短くすることができ、しかも、ウエイブスプリングに接触する相手部材への付勢力を円周方向においてより均一に伝達し得る。
球面排気管継手1によれば、凸球面体7は、外周面が凸球面6からなる中空環状本体31と、中空環状本体31の内周面32によって画成された断熱用隙間33とを具備しているために、上流側排気管2及び下流側排気管5側から凸球面体7、シール体17及び20、弾性支持体21から24並びにアウタケース14への熱の伝達を遮断することができて、各部材の熱による劣化を低減することができる。
本例の球面排気管継手1は、主に図1から図3に示すように構成されているが、これに代えて例えば図4に示すように構成されてもよい。図4に示す球面排気管継手111は、上述の凸球面体7と、アウタケース14aと、シール体17a及び20aと、弾性支持体115と、上述の弾性支持体23及び24とを具備しており、斯かる球面排気管継手111においても上述同様の作用効果を奏し得る。
下流側排気管5の管端部4に固着されていると共に径方向において凸球面体7に隙間8をもって対面している円筒部9a及び円筒部9aのX方向における両端10a及び11aに径方向内側に伸びて形成された一対の円環状の環状部12a及び13aを具備しているアウタケース14aは、X方向における一端41aで下流側排気管5の管端部4に固着された第一のアウタケース43a(以下、アウタケース43aと称する。)と、X方向における一端44aでアウタケース43aのX方向における他端42aに連結されていると共にX方向における他端45aが凸球面体7に対して径方向の隙間47aをもって配されている第二のアウタケース46a(以下、アウタケース46aと称する。)とを具備している。
アウタケース43aは、下流側排気管5の管端部4に溶接等により内周縁51aが固着されている上述の環状部13aと、環状部13aに外周縁52aに一体的に連結されていると共に上流側に向かってX方向に伸びた円筒部53aとを具備している。円筒部53aの内周面54aは、凸球面6に対して径方向の隙間8をもって配されている。
アウタケース46aは、内周縁61aが凸球面体7に対して径方向の隙間47aをもって配されている上述の環状部12aと、環状部12aの外周縁62aに一体的に連結されていると共に下流側に向かってX方向に伸びており且つアウタケース43の円筒部53に重ね合わされる円筒部63aとを具備している。円筒部63aの内周面65aは、凸球面6に対して径方向の隙間8をもって配されている。尚、円筒部53a及び63aは、円筒部9aを構成しており、円筒部53aは、円筒部63aよりも大径であり、その内周面54aにおいて円筒部63aの外周面112に接触している。
アウタケース43aの他端42a及びアウタケース46aの一端44aは、上記同様に溶接されていてもよく、螺合していてもよく、また、ボルト及びナットにより締結されていてもよい。
凸球面体7の凸球面6に摺動自在に接触している凹球面15aを有していると共に回転球芯Oに対して上流側に位置しており且つアウタケース14aに対して隙間16aをもって配されている円環状のシール体17aは、シール体17から環状凹部83を除いて傾斜面113を加えた構成と同様である。傾斜面113は、シール体17aの外周面82aに形成されており、X方向においてシール体20aに向かって径方向内側に傾斜している。
凸球面体7の凸球面6に摺動自在に接触している凹球面18aを有していると共に回転球芯Oに対して下流側に位置しており且つアウタケース14aに対して隙間19aをもって配されている円環状のシール体20aは、シール体20から環状凹部93を除いて傾斜面114を加えた構成と同様である。傾斜面114は、シール体20aの外周面92aに形成されており、X方向においてシール体17aに向かって径方向内側に傾斜している。
径方向においてアウタケース14aの円筒部9a並びにシール体17a及び20a間に介在されていると共に径方向においてシール体17a及び20aを弾性支持している円環状の一つの弾性支持体115は、径方向に関してアウタケース14aの円筒部9aの内周面、ここでは内周面65aに接触しているアウタケース接触面116並びに径方向に関してシール体17a及び20aの外周面82a及び92aの夫々に接触している一対のシール体接触面117及び118が形成されている弾性を有した弾性円筒体119を具備している。アウタケース接触面116は、内周面65aに向かって凸曲面状であり、線99において線対称であり、そのX方向における中央部において内周面65aに接触している。シール体接触面117及び118は、線99において線対称であり、シール体接触面117は、傾斜面113に相補的な形状を有していると共に当該傾斜面113に接触しており、シール体接触面118は、傾斜面114に相補的な形状を有していると共に当該傾斜面114に接触している。
1 球面排気管継手
2 上流側排気管
3、4 管端部
5 下流側排気管
7 凸球面体
14、14a アウタケース
17、17a、20、20a シール体
21、22、23、24、115 弾性支持体
2 上流側排気管
3、4 管端部
5 下流側排気管
7 凸球面体
14、14a アウタケース
17、17a、20、20a シール体
21、22、23、24、115 弾性支持体
Claims (24)
- 上流側排気管及びこの上流側排気管の管端部に対向して配置された管端部を有した下流側排気管のうちの一方の排気管の管端部に固着されている凸球面を有した環状の凸球面体と、上流側排気管及び下流側排気管のうちの他方の排気管の管端部に固着されていると共に径方向において凸球面体に隙間をもって対面している円筒部及びこの円筒部の軸方向における両端に径方向内側に伸びて形成された一対の環状部を具備しているアウタケースと、凸球面体の凸球面に摺動自在に接触している凹球面を有していると共にアウタケースに対して隙間をもって配されている上流側の環状の第一のシール体と、凸球面体の凸球面に摺動自在に接触している凹球面を有していると共にアウタケースに対して隙間をもって配されている下流側の環状の第二のシール体と、径方向においてアウタケースの円筒部並びに第一及び第二のシール体間に介在されていると共に径方向において第一及び第二のシール体を弾性支持している環状の第一の弾性支持体と、軸方向においてアウタケースの一対の環状部並びに第一及び第二のシール体間の夫々に介在されていると共に軸方向において第一及び第二のシール体を弾性支持している一対の第二の弾性支持体とを具備しており、第一の弾性支持体及び一対の弾性支持体のうちの少なくとも一つの弾性支持体は、上流側排気管及び下流側排気管の内部を外気から遮断するように配されている球面排気管継手。
- 第一の弾性支持体は、一対設けられており、当該一対の第一の弾性支持体のうちの一方は、アウタケースの円筒部及び第一のシール体間に介在されており、当該一対の第一の弾性支持体のうちの他方は、アウタケースの円筒部及び第二のシール体間に介在されている請求項1に記載の球面排気管継手。
- 一対の第一の弾性支持体は、軸方向において互いに対向して配されている請求項2に記載の球面排気管継手。
- 一対の第一の弾性支持体は、弾性を有した金属リングからなり、第一及び第二のシール体の外周面に夫々嵌着されていると共にアウタケースの円筒部の内周面に接触している請求項2又は3に記載の球面排気管継手。
- 一対の第一の弾性支持体は、弾性を有した金属Oリングからなり、第一及び第二のシール体の外周面に夫々嵌着されていると共にアウタケースの円筒部の内周面に接触している請求項2又は3に記載の球面排気管継手。
- 第一の弾性支持体は、径方向に関してアウタケースの円筒部の内周面に接触しているアウタケース接触面並びに径方向に関して第一及び第二のシール体の外周面の夫々に接触している一対のシール体接触面が形成されている弾性を有した弾性円筒体を具備している請求項1に記載の球面排気管継手。
- 弾性円筒体のアウタケース接触面は、アウタケースの円筒部の内周面に向かって凸曲面状である請求項6に記載の球面排気管継手。
- 弾性円筒体のアウタケース接触面は、軸方向に直交する方向に伸びる線であって第一及び第二のシール体の回転球芯を通る前記線において線対称である請求項7に記載の球面排気管継手。
- 第一のシール体の外周面には、軸方向において第二のシール体に向かって径方向内側に傾斜している傾斜面が形成されており、弾性円筒体の一対のシール体接触面のうちの一方は、第一のシール体の傾斜面に相補的な形状を有していると共に当該傾斜面に接触しており、第二のシール体の外周面には、軸方向において第一のシール体に向かって径方向内側に傾斜している傾斜面が形成されており、弾性円筒体の一対のシール体接触面のうちの他方は、第二のシール体の傾斜面に相補的な形状を有していると共に当該傾斜面に接触している請求項6から8のいずれか一項に記載の球面排気管継手。
- 弾性円筒体の一対のシール体接触面は、軸方向に直交する方向に伸びる線であって第一及び第二のシール体の回転球芯を通る前記線において線対称である請求項6から9のいずれか一項に記載の球面排気管継手。
- 一対の第二の弾性支持体のうちの一方は、アウタケースの一方の環状部及び第一のシール体間の軸方向隙間に配されており、一対の第二の弾性支持体のうちの他方は、アウタケースの他方の環状部及び第二のシール体間の軸方向隙間に配されている請求項1から10のいずれか一項に記載の球面排気管継手。
- 一方の第二の弾性支持体は、第一のシール体に軸方向隙間をもって対面しているアウタケースの一方の環状部の環状内面に接触しており、前記一方の環状部の環状内面に軸方向隙間をもって対面している第一のシール体の環状端面には、当該一方の第二の弾性支持体の一部が軸方向において嵌挿された凹部が形成されており、他方の第二の弾性支持体は、第二のシール体に軸方向隙間をもって対面しているアウタケースの他方の環状部の環状内面に接触しており、前記他方の環状部の環状内面に軸方向隙間をもって対面している第二のシール体の環状端面には、当該他方の第二の弾性支持体の一部が軸方向において嵌挿された凹部が形成されている請求項11に記載の球面排気管継手。
- 一対の第二の弾性支持体の夫々は、スプリングからなる請求項1から12のいずれか一項に記載の球面排気管継手。
- 第一及び第二のシール体の夫々の回転球芯は、互いに同一である請求項1から13のいずれか一項に記載の球面排気管継手。
- 第一及び第二のシール体は、これらの回転球芯を通る線であって軸方向に直交する方向に伸びた線において線対称である請求項14に記載の球面排気管継手。
- 第一及び第二のシール体は、これらの回転球芯を通る線であって軸方向に直交する方向に伸びた線において軸対称である請求項14に記載の球面排気管継手。
- アウタケースは、軸方向における一端で前記他方の排気管の管端部に固着された第一のアウタケースと、軸方向における一端で第一のアウタケースの軸方向における他端に連結されていると共に軸方向における他端が凸球面体又は前記一方の排気管に対して径方向の隙間をもって配されている第二のアウタケースとを具備している請求項1から16のいずれか一項に記載の球面排気管継手。
- 第一のアウタケースの他端及び第二のアウタケースの一端には、夫々互いに螺合している螺合部が形成されており、第二のアウタケースは、第一のアウタケースに対する円周方向における相対回転において当該第一のアウタケースに対して軸方向に移動するように配設されている請求項17に記載の球面排気管継手。
- 第一アウタケースの他端及び第二アウタケースの一端は、溶接されている請求項17に記載の球面排気管継手。
- 第一アウタケースの他端及び第二アウタケースの一端は、ボルト及びナットによって連結されている請求項17に記載の球面排気管継手。
- 凸球面体は、外周面が凸球面からなる中空環状本体と、この中空環状本体の内周面によって画成された断熱用隙間とを具備している請求項1から20のいずれか一項に記載の球面排気管継手。
- 前記断熱用隙間には、断熱材が配されている請求項21に記載の球面排気管継手。
- 凸球面体の凸球面と第一及び第二のシール体の凹球面とのうちの少なくとも一方は、固体潤滑剤を含む潤滑すべり層の露出面である請求項1から22のいずれか一項に記載の球面排気管継手。
- 第一及び第二のシール体は、膨張黒鉛、雲母または石綿等の耐熱材と、金属細線から形成された金網からなる補強材とを圧縮成形してなり、耐熱材が金網からなる補強材の隙間に配されてなる請求項1から23のいずれか一項に記載の球面排気管継手。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012148959A JP2014009798A (ja) | 2012-07-02 | 2012-07-02 | 球面排気管継手 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107314180A (zh) * | 2017-09-04 | 2017-11-03 | 南通润邦重机有限公司 | 一种可调角度的气力输送用球形密封管道 |
-
2012
- 2012-07-02 JP JP2012148959A patent/JP2014009798A/ja active Pending
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CN107314180A (zh) * | 2017-09-04 | 2017-11-03 | 南通润邦重机有限公司 | 一种可调角度的气力输送用球形密封管道 |
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