JPH10121956A - 自動車排気管用可撓性継手 - Google Patents

自動車排気管用可撓性継手

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JPH10121956A
JPH10121956A JP28919096A JP28919096A JPH10121956A JP H10121956 A JPH10121956 A JP H10121956A JP 28919096 A JP28919096 A JP 28919096A JP 28919096 A JP28919096 A JP 28919096A JP H10121956 A JPH10121956 A JP H10121956A
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exhaust pipe
bellows tube
cylindrical portion
diameter cylindrical
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特性についての方向性をなくすことができ、
取り付け作業を簡単にすることができ、容易に設計通り
の所望の特性を発揮させることができる自動車排気排気
管用可撓性継手を提供すること。 【解決手段】 自動車排気管用可撓性継手1は、排気管
2に一端側4が固定されてなるフランジ手段6と、排気
管3に一端側7が固定されてなるフランジ手段10と、
両排気管2及び3の連結角が変化自在であってかつ両排
気管2及び3が軸方向に互いに相対的に近接離反自在と
なるように、両排気管2及び3を互いに連結するベロー
ズチューブ13と、空間9においてベローズチューブ1
3と同心にかつベローズチューブ13を取り囲んで配さ
れたコイルばね14及び15を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車エンジンか
らの排気ガスを外部に導く排気管を、当該排気管間の連
結角が変位自在であって排気管が相対的に互いに近接離
反自在となるように、連結するための可撓性継手に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の継手として
は、例えば、特開平7−259552号公報に記載され
たものが知られている。本公報に記載の継手は、排気ガ
ス漏れを防止すると共にエンジン側及びテールパイプ側
排気系のそれぞれの排気管を、その連結角が変化自在と
なりかつそれが互いに相対的に近接離反自在となるよう
に、互いに連結するベローズチューブを具備し、さらに
ベローズチューブの所定以上の伸縮を弾性的に規制して
両排気管を弾性的に連結するためのコイルばねも具備し
ている。
【0003】ところで上記の継手では、コイルばねが円
周方向に等間隔に離散的に互いに独立に配されているた
めに、両排気管は、コイルばね方向においては当該コイ
ルばねにより比較的強く拘束されて、それら間の互いの
相対的な曲げは抑制される一方、その他の方向における
両排気管の相対的な曲げは比較的容易となる。
【0004】このように曲げの容易性に関して方向性が
あると、車体への取り付け状態に応じて継手の特性が異
なることとなり、設計通りの所望の特性を得るために
は、取り付け状態を予め特定しなければならず、車体へ
の組み付け作業が面倒になる。
【0005】また上記の継手では、コイルばねの設置、
取り付けのために、比較的多くの空間を要し、小型にす
ることが困難である上に、コイルばね及びこれに並置さ
れたワイヤメッシュシートなどからなる弾性円筒体が露
出して配されるために、泥水等を被り易く、これによる
腐食の虞もある。
【0006】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、特性についての方
向性をなくすことができ、取り付け作業を簡単にするこ
とができ、容易に設計通りの所望の特性を発揮させるこ
とができる自動車排気排気管用可撓性継手を提供するこ
とにある。
【0007】本発明の他の目的は、小型に形成すること
ができ、しかも泥水による腐食等の虞を少なくし得る自
動車排気管用可撓性継手を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、エンジン側排気系の排気管及びテールパイプ側排気
系の排気管のうちの一方に一端側が固定され、他端側が
自由端とされてなる第一のフランジ手段と、エンジン側
排気系の排気管及びテールパイプ側排気系の排気管のう
ちの他方に一端が固定されており、他端が第一のフラン
ジ手段によって囲まれる空間に自由端とされて配されて
なる第二のフランジ手段と、エンジン側排気系とテール
パイプ側排気系との両排気管の連結角が変化自在であっ
てかつ両排気管が軸方向に互いに相対的に近接離反自在
となるように、両排気管を互いに連結するべく、エンジ
ン側排気系の排気管に固定される一端及びテールパイプ
側排気系の排気管に固定される他端をそれぞれ有する可
撓性のベローズチューブと、第一のフランジ手段によっ
て囲まれる空間において、第一のフランジ手段の一端側
及び第二のフランジ手段の他端側間であってベローズチ
ューブと同心にかつベローズチューブを取り囲んで配さ
れた第一のコイルばねと、第一のフランジ手段によって
囲まれる空間において、第一のフランジ手段の他端側及
び第二のフランジ手段の他端側間であってベローズチュ
ーブと同心にかつベローズチューブを取り囲んで配され
た第二のコイルばねとを具備した自動車排気管用可撓性
継手によって達成される。
【0009】本発明の自動車排気管用可撓性継手は、第
一のフランジ手段によって囲まれる空間において、第一
のフランジ手段の一端側及び第二のフランジ手段の他端
側間であってベローズチューブと同心にかつベローズチ
ューブを取り囲んで配されており、ワイヤメッシュシー
トを圧縮して形成した第一の弾性円筒体と、第一のフラ
ンジ手段によって囲まれる空間において、第一のフラン
ジ手段の他端側及び第二のフランジ手段の他端側間であ
ってベローズチューブと同心にかつベローズチューブを
取り囲んで配されており、ワイヤメッシュシートを圧縮
して形成した第二の弾性円筒体とを更に具備していて
も、また、ベローズチューブ内であってベローズチュー
ブと同心に配されており、エンジン側排気系の排気管に
固定される一端とテールパイプ側排気系の排気管に固定
されるベローズチューブの他端の近傍に配されている他
端とを有するインナーパイプを更に具備していてもよ
い。
【0010】上記の自動車排気管用可撓性継手におい
て、第二のフランジ手段の他端側の第一及び第二のコイ
ルばねが着座する部位は、ベローズチューブの軸方向中
間位置に対応した位置に配されていることが、ベローズ
チューブの端部に早期の亀裂等を生じさせることなし
に、耐久性を向上させる観点において、極めて好まし
い。
【0011】本発明においては、第一のフランジ手段
は、その一端側に、小径円筒部と、小径円筒部から径方
向外側に一体的に延設されて、第一のコイルばねの一端
が着座した環状の一方のばね座部とを具備し、その中間
部に、第一及び第二のコイルばねを囲繞した大径円筒部
を具備し、その他端側に、大径円筒部から径方向内側に
一体的に延設されて、第二のコイルばねの一端が着座し
た環状の他方のばね座部を具備していてもよく、また、
第一のフランジ手段は、分割可能な一対のフランジ構成
体と、この一対のフランジ構成体を互いに連結する連結
手段とを具備し、一方のフランジ構成体が、前記小径円
筒部と、前記一方のばね座部と、この一方のばね座部か
ら軸方向に一体的に延設された前記大径円筒部の半分
と、この大径円筒部の半分から一体的に径方向外側に延
設された一方の環状部とを具備し、他方のフランジ構成
体が、大径円筒部の残りの半分と、前記他方のばね座部
と、大径円筒部の残りの半分から一体的に径方向外側に
延設された他方の環状部とを具備して構成され、連結手
段は、互いに対面する両環状部において一対のフランジ
構成体を互いに連結していてもよい。
【0012】第二のフランジ手段は、小径の円筒部と、
この小径の円筒部から径方向外側に一体的に延設された
環状部と、この環状部から軸方向に一体的に延設された
大径円筒部と、この大径円筒部から径方向外側に一体的
に延設されて、両コイルばねの他端が着座する環状のば
ね座部とを具備していてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明及びその実施の形態
を、図に示す好ましい実施例に基づいて更に詳細に説明
する。なお、本発明はこれら実施例に何等限定されない
のである。
【0014】
【実施例】図1及び図2において、本例の自動車排気管
用可撓性継手1は、エンジン側排気系の排気管2及びテ
ールパイプ側排気系の排気管3のうちの一方、本例では
排気管2に一端側4が溶接等により固定され、他端側5
が自由端とされてなるフランジ手段6と、排気管2及び
3のうちの他方、本例では排気管3に一端側7が溶接等
により固定されており、他端側8がフランジ手段6によ
って囲まれる空間9に自由端とされて配されてなるフラ
ンジ手段10と、両排気管2及び3の連結角が変化自在
であってかつ両排気管2及び3が軸方向に互いに相対的
に近接離反自在となるように、両排気管2及び3を互い
に連結するべく、排気管2に溶接等により固定される一
端11及び排気管3に同じく溶接等により固定される他
端12をそれぞれ有する可撓性のベローズチューブ13
と、空間9において、フランジ手段6の一端側4及びフ
ランジ手段10の他端側8間であってベローズチューブ
13と同心にかつベローズチューブ13を取り囲んで配
されたコイルばね14と、空間9において、フランジ手
段6及び10のそれぞれの他端側5及び8間であってベ
ローズチューブ13と同心にかつベローズチューブ13
を取り囲んで配されたコイルばね15と、空間9におい
て、フランジ手段6の一端側4及びフランジ手段10の
他端側8間であってベローズチューブ13と同心にかつ
ベローズチューブ13を取り囲んで配されており、ワイ
ヤメッシュシートを圧縮して形成した弾性円筒体16
と、空間9において、フランジ手段6の他端側5及びフ
ランジ手段10の他端側8間であってベローズチューブ
13と同心にかつベローズチューブ13を取り囲んで配
されており、ワイヤメッシュシートを圧縮して形成した
弾性円筒体17と、ベローズチューブ13内であってベ
ローズチューブ13と同心に配されており、排気管2に
溶接等により固定される一端18と排気管3に固定され
るベローズチューブ13の他端12の近傍に配されてい
る他端19とを有するインナーパイプ20とを具備して
いる。
【0015】フランジ手段6は、その一端側4に、小径
円筒部31と、小径円筒部31から径方向外側に一体的
に延設されて、コイルばね14の一端32が着座した環
状の一方のばね座部33とを具備し、その中間部に、コ
イルばね14及び15を囲繞した大径円筒部34を具備
しており、その他端側5に、大径円筒部34から径方向
内側に一体的に延設されて、コイルばね15の一端35
が着座した環状の他方のばね座部36を具備している。
フランジ手段6は、小径円筒部31において排気管2に
溶接等により固定されており、ばね座部36において自
由端とされている。
【0016】また、本例のフランジ手段6は、分割可能
な一対のフランジ構成体41及び42と、一対のフラン
ジ構成体41及び42を互いに連結する連結手段43と
を具備しており、一方のフランジ構成体41は、小径円
筒部31と、ばね座部33と、ばね座部33から軸方向
に一体的に延設された大径円筒部34の半分44と、大
径円筒部の半分44から一体的に径方向外側に延設され
た一方の環状部45とを一体的に具備しており、他方の
フランジ構成体42は、大径円筒部34の残りの半分4
6と、他方のばね座部36と、大径円筒部の残りの半分
46から一体的に径方向外側に延設された他方の環状部
47とを一体的に具備している。
【0017】連結手段43は、互いに対面する両環状部
45及び47において一対のフランジ構成体41及び4
2を互いに連結しており、一対のボルト51とこれらの
それぞれに螺合した一対のナット52とを具備してい
る。
【0018】フランジ手段10は、小径の円筒部61
と、小径の円筒部61から径方向外側に一体的に延設さ
れた環状部62と、環状部62から軸方向に一体的に延
設された大径円筒部63と、大径円筒部63から径方向
外側に一体的に延設されて、両コイルばね14及び15
のそれぞれの他端64及び65が着座する環状のばね座
部66とを具備している。フランジ手段10は、円筒部
61において排気管3に溶接等により固定されており、
ばね座部66において自由端とされている。
【0019】フランジ手段10の他端側8のコイルばね
14及び15が着座する部位は、すなわちコイルばね1
4及び15の他端64及び65が着座するばね座部66
は、ベローズチューブ13の軸方向中間位置に対応した
位置に配されている。
【0020】ベローズチューブ13は、金属製であっ
て、単一金属層からなり、その肉厚は本例では0.2m
mであるが、これに限定されず、例えば0.1mmから
0.5mm程度であってもよく、より好ましくは0.1
5mmから0.25mmの範囲である。この例では上記
のように可撓性ベローズチューブ13は単一金属層(一
枚)からなるが、2層又は3層から形成されていてもよ
い。
【0021】コイルばね14及び15のそれぞれは軸方
向に圧縮されて配されている。振動減衰体として機能す
る弾性円筒体16及び17は、金網細線、例えばスチー
ルワイヤを織ったり編んだりして形成されたワイヤメッ
シュシートを捲回して円筒体にし、この円筒体を所望の
弾性力が残る程度まで軸方向に圧縮して形成したもので
あって、用いる金属細線の径としては、0.1mmから
0.5mmを、より好ましくは0.1mmから0.3m
mの範囲である。所望の弾性力が残る金属細線の円筒体
の圧縮の程度は、細線の弾性特性にもよるが、当該圧縮
は、得られた弾性円筒体16及び17の密度(かさ密
度)が0.5g/cm3 から5g/cm3で、好ましく
は、1g/cm3 から2.5g/cm3 になる程度まで
でなされる。なお、種々の弾性力をもった弾性円筒体1
6及び17を予め準備しておき、これらを適宜選択して
継手1に適用して機械的共振特性を調節し、これにより
継手1を介する振動が最も又は好ましい程度まで減衰さ
れるようにしてもよい。なお、図1及び図2の例では、
コイルばね14及び15の外側に弾性円筒体16及び1
7が配されているが、これとは逆に弾性円筒体16及び
17の外側にコイルばね14及び15を配してもよい。
【0022】排気管2は、例えばエンジンの排気マニホ
ールド等に接続され、排気管3は排気ガスコンバータや
マフラー等を介してテールパイプに接続される。
【0023】以上の継手1では、エンジンの作動による
ロール方向の振動の相対的な角度変位、換言すれば揺動
が排気管2及び3間に生じると、この相対的角度変位
は、フランジ手段6及び10間にも生じてコイルばね1
4及び15を伸縮させる。コイルばね14及び15の伸
縮によりロール方向の相対的な角度変位は吸収されて、
排気管2から排気管3への角度変位の伝達は抑制され
る。ベローズチューブ13もまたこの角度変位では容易
に伸縮し、排気管2から排気管3への角度変位を伝達し
ない。したがって継手1は排気管2及び3間の連結部の
気密性を保持してロール方向の相対的な振動を十分に減
衰させることができる。またロール方向に直交する方向
の相対的な角度変位も、コイルばね14及び15を伸縮
させ、この伸縮によりロール方向に直交する方向の相対
的な角度変位は吸収されて、排気管2から排気管3への
角度変位の伝達は抑制される。
【0024】一方、エンジンの作動による軸方向の相対
的振動、すなわち軸方向の互いの接近離反が排気管2及
び3間に生じると、この相対的振動は、フランジ手段6
及び10間にも生じてコイルばね14及び15を伸縮さ
せ、このコイルばね14及び15の伸縮により吸収さ
れ、したがって排気管2から排気管3への軸方向の振動
の伝達は抑制される。ベローズチューブ13もまたこの
振動では容易に伸縮し、排気管2から排気管3への振動
を伝達しない。したがって継手1は排気管2及び3間の
連結部の気密性を保持して軸方向の相対的振動もまた十
分に減衰させることができる。
【0025】継手1では、コイルばね14及び15のそ
れぞれがベローズチューブ13と同心にかつベローズチ
ューブ13を取り囲んで配されているため、上記の角度
変位の抑制効果は、方向性がなく、いずれの角度方向の
変位に対しても同等に生じ、したがって継手1の車体へ
の取り付けに際して、方向性を考慮することなしに行な
うことができ、作業が極めて簡単となり、また、コイル
ばね14及び15のそれぞれが空間9に配されているた
め、小型のものとなり、コンパクトに車体に装着するこ
とができる。
【0026】加えて、継手1では、機械的減衰体(ダン
パー)として機能する弾性円筒体16及び17が設けら
れているため、継手1の機械的共振特性をなだらかにす
ることができ、機械的共振現象に基づくフランジ6及び
10間に生じる振動をいち早く減衰させることができ、
しかも、弾性円筒体16及び17が、コイルばね14及
び15と同様に、ベローズチューブ13と同心にかつベ
ローズチューブ13を取り囲んで配されているため、そ
の効果の方向性をもなくし得る。更に継手1内では、排
気管2から排気管3への排気ガスはインナーパイプ20
に案内されつつ流れ、ベローズチューブ13へは高温の
排気ガスが直接接触しなく、したがって高温の排気ガス
によるベローズチューブ13の早期の劣化を防ぐことが
でき、加えて高速排気ガス流によるベローズチューブ1
3自体の振動も防ぐことができる。
【0027】そして継手1に跳ねかけられる水、汚泥等
は、フランジ手段6により阻止される結果、弾性円筒体
16及び17並びにベローズチューブ13に水汚泥等が
直接かかることを防ぐことができ、弾性円筒体16及び
17の劣化、サーマルショック等によるベローズチュー
ブ13における亀裂、孔等の発生を防ぎ得る。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、特性につ
いての方向性をなくすことができ、取り付け作業を簡単
にすることができ、容易に設計通りの所望の特性を発揮
させることができ、また、小型に形成することができ、
しかも泥水による腐食の虞を少なくし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による好ましい一実施例の一部破断側面
図である。
【図2】図1に示すII−II線断面図である。
【符号の説明】
1 自動車排気管用可撓性継手 2、3 排気管 6、10 フランジ手段 13 ベローズチューブ 14、15 コイルばね

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン側排気系の排気管及びテールパ
    イプ側排気系の排気管のうちの一方に一端側が固定さ
    れ、他端側が自由端とされてなる第一のフランジ手段
    と、エンジン側排気系の排気管及びテールパイプ側排気
    系の排気管のうちの他方に一端が固定されており、他端
    が第一のフランジ手段によって囲まれる空間に自由端と
    されて配されてなる第二のフランジ手段と、エンジン側
    排気系とテールパイプ側排気系との両排気管の連結角が
    変化自在であってかつ両排気管が軸方向に互いに相対的
    に近接離反自在となるように、両排気管を互いに連結す
    るべく、エンジン側排気系の排気管に固定される一端及
    びテールパイプ側排気系の排気管に固定される他端をそ
    れぞれ有する可撓性のベローズチューブと、第一のフラ
    ンジ手段によって囲まれる空間において、第一のフラン
    ジ手段の一端側及び第二のフランジ手段の他端側間であ
    ってベローズチューブと同心にかつベローズチューブを
    取り囲んで配された第一のコイルばねと、第一のフラン
    ジ手段によって囲まれる空間において、第一のフランジ
    手段の他端側及び第二のフランジ手段の他端側間であっ
    てベローズチューブと同心にかつベローズチューブを取
    り囲んで配された第二のコイルばねとを具備した自動車
    排気管用可撓性継手。
  2. 【請求項2】 第一のフランジ手段によって囲まれる空
    間において、第一のフランジ手段の一端側及び第二のフ
    ランジ手段の他端側間であってベローズチューブと同心
    にかつベローズチューブを取り囲んで配されており、ワ
    イヤメッシュシートを圧縮して形成した第一の弾性円筒
    体と、第一のフランジ手段によって囲まれる空間におい
    て、第一のフランジ手段の他端側及び第二のフランジ手
    段の他端側間であってベローズチューブと同心にかつベ
    ローズチューブを取り囲んで配されており、ワイヤメッ
    シュシートを圧縮して形成した第二の弾性円筒体とを更
    に具備した請求項1に記載の自動車排気管用可撓性継
    手。
  3. 【請求項3】 第二のフランジ手段の他端側の第一及び
    第二のコイルばねが着座する部位は、ベローズチューブ
    の軸方向中間位置に対応した位置に配されている請求項
    1又は2に記載の自動車排気管用可撓性継手。
  4. 【請求項4】 ベローズチューブ内であってベローズチ
    ューブと同心に配されており、エンジン側排気系の排気
    管に固定される一端とテールパイプ側排気系の排気管に
    固定されるベローズチューブの他端の近傍に配されてい
    る他端とを有するインナーパイプを更に具備する請求項
    1から3のいずれか一項に記載の自動車排気管用可撓性
    継手。
  5. 【請求項5】 第一のフランジ手段は、その一端側に、
    小径円筒部と、小径円筒部から径方向外側に一体的に延
    設されて、第一のコイルばねの一端が着座した環状の一
    方のばね座部とを具備しており、その中間部に、第一及
    び第二のコイルばねを囲繞した大径円筒部を具備してお
    り、その他端側に、大径円筒部から径方向内側に一体的
    に延設されて、第二のコイルばねの一端が着座した環状
    の他方のばね座部を具備している請求項1から4のいず
    れか一項に記載の自動車排気管用可撓性継手。
  6. 【請求項6】 第一のフランジ手段は、分割可能な一対
    のフランジ構成体と、この一対のフランジ構成体を互い
    に連結する連結手段とを具備しており、一方のフランジ
    構成体は、前記小径円筒部と、前記一方のばね座部と、
    この一方のばね座部から軸方向に一体的に延設された前
    記大径円筒部の半分と、この大径円筒部の半分から一体
    的に径方向外側に延設された一方の環状部とを具備して
    おり、他方のフランジ構成体は、大径円筒部の残りの半
    分と、前記他方のばね座部と、大径円筒部の残りの半分
    から一体的に径方向外側に延設された他方の環状部とを
    具備しており、連結手段は、互いに対面する両環状部に
    おいて一対のフランジ構成体を連結している請求項5に
    記載の自動車排気管用可撓性継手。
  7. 【請求項7】 第二のフランジ手段は、小径の円筒部
    と、この小径の円筒部から径方向外側に一体的に延設さ
    れた環状部と、この環状部から軸方向に一体的に延設さ
    れた大径円筒部と、この大径円筒部から径方向外側に一
    体的に延設されて、両コイルばねの他端が着座する環状
    のばね座部とを具備している請求項1から6のいずれか
    一項に記載の自動車排気管用の可撓性継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20020044781A (ko) * 2000-12-06 2002-06-19 류정열 자동차 배기관용 디커플러

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