JP2014008815A - リザーブタンクの支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラケットの重量を軽量化することができるリザーブタンクの支持構造を提供すること。
【解決手段】作動液が充填されるリザーブタンク2は、ブラケット3によって車体11側固定されている。ブラケット3は、リザーブタンク2の車両固定時における上下方向の中間部位2aを支持する支持部3bを有している。支持部3bは、リザーブタンク2の車両固定時における上下方向の移動を規制する上下動規制部3cを有している。リザーブタンク2は、ブラケット3に形成された被締結部3fに締結具4によって締結される締結部22eと、締結部22eから離間した位置で締結部22eを中心として回動するのを規制する回動規制部22gと、リザーブタンク2の側面2bから径方向外側に向けて突出し、締結部22e側から回動規制部22gにかけて周方向に延びる延出部22fと、を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、車両のエンジンルーム内に配置されるリザーブタンク(「ブレーキリザーバタンク」ともいう)等をブラケットによって車体に支持させるリザーブタンクの支持構造に関する。
従来、特許文献1に開示されているように、ブレーキ液が充填されるリザーブタンク(ブレーキリザーバタンク)は、ブラケット(保持ブラケット)を介してエンジンルームの内壁面のボディに取り付けられている。
特許文献1に記載のブラケットには、リザーブタンクの下面に取り付けられて略水平方向に延びる底壁部と、この底壁部の両端部から上方に延設された左右一対の側壁部と、一方の側壁部から略鉛直方向に延びて車体に固定される突片と、が設けられている。そして、ブラケットの突片は、ボルト及びナットによって、リザーブタンクに形成された係止部に締結されている。
ブラケットとリザーブタンクの取り付け時には、ボルトの雄ねじ部に螺着されるナットが回動操作されることにより、ナットとブラケットの係止部との間に作用する摩擦力に応じて、リザーブタンクの底面部を下方に移動させる回転モーメントが作用される。この回転モーメントによって、リザーブタンクの底面部がブラケットの底壁部に圧接される方向に供回りするため、リザーブタンクをブラケットの底壁部に安定した状態に保持させることができるようになっている。
図8は、従来のリザーブタンクを示す斜視図である。図9は、従来のリザーブタンクの取り付け状態を示す分解斜視図である。図10は、従来のリザーブタンクの取り付け状態を示す要部拡大概略斜視図である。
図8に示す従来のリザーブタンク200は、ホース500と、マスタシリンダ600と、負圧ブースタ(図示省略)と、によってブレーキアセンブリを構成している。リザーブタンク200は、エンジンルーム100内の内壁110にボルト締めされたブラケット300の載設部310上に載設することによって支えられている。リザーブタンク200は、樹脂製のタンク本体210と、タンク本体210の開口部を塞ぐキャップ220と、から主に形成されている。
図9に示すように、タンク本体210の下面側には、車幅方向に向けて突出形成され、ボルト挿入孔231が形成された車体固定用の固定片230と、ブラケット300の載設部310に形成された係止孔340に係合する回り止め用の係止爪部240と、不図示のタンク液量センサのコネクタが接続されるカプラ部250と、が形成されている。
カプラ部250は、リザーブタンク200内の液量を検出する液量センサ(図示省略)を設置する都合上、タンク本体210の最下面部に設置することが多くなっているので、タンク本体210の下面部に形成されている。
ブラケット300は、前記係止孔340を有し、平らに形成された載設部310と、リザーブタンク200の固定片230を車体に固定するためのボルト700(図8参照)が挿入されるボルト挿入孔321を有するタンク締結片320と、エンジンルーム100(図10参照)内の内壁110にボルト締めするための一対の前記ボルト700(図8参照)がそれぞれ取り付けられるボルト挿設部331を有する取付部330と、が形成された金属製板材からなる。
リザーブタンク200は、載設部310上に載置して、載設部310の先端側に形成されたタンク締結片320を固定片230にボルト締めして固定し、ブラケット300の基端部に形成された取付部330のボルト挿設部331を、エンジンルーム100の内壁110にボルト締めすることによって固定されている。
図10に示すように、ブラケット300の下方には、種々のケーブルやホースが配置されている。ハイブリッド車や電気自動車においては、高圧の電源ケーブル400が、車両前方向からブラケット300の下方に潜り込むように車両前後方向に向けて配線されている場合がある。
特開2006−264429号公報(段落0025、0029、図1及び図2)
しかし、特許文献1に記載のリザーブタンクの支持構造の場合は、ブラケット(保持ブラケット)とリザーブタンクとが締結される箇所が、係止部の一箇所のみとなっている。
このため、車両が走行中に旋回した場合等に、リザーブタンクが、ナットの締結点を軸として、ブラケットの底壁部から離れる方向の回転モーメントが発生するので、その回転モーメントによってリザーブタンクが回動するおそれがあった。
また、ブラケットの突片は、リザーブタンクの中間付近に配置されるので、ブラケットに底壁部を形成する場合、左右一対の側壁部が必須構成となる。このため、ブラケットは、側壁部が底壁部の左右両側に形成されている分だけ、重量が重くなり、ブラケット全体の重さが重くなるという問題点があった。
また、図8〜図10に示す従来のリザーブタンク200は、固定片230が、タンク本体210の側面に突出形成され、係止爪部240が、タンク本体210の下面に形成されている。このため、リザーブタンク200をブラケット300によって車体に固定する際、固定片230と係止爪部240が、側面視して離れた位置にあって、同一平面に形成されていないので、リザーブタンク200を予め設定された所定位置に取り付けるのに、位置決め精度を出し難いという問題点があった。
また、ブラケット300は、リザーブタンク200の係止爪部240及びカプラ部250(図9参照)がタンク本体210の下面部に形成されていることによって、係止爪部240及びカプラ部250の形状に合わせて形成する必要があるため、全体の形状が複雑化するという問題点があった。
ブラケット300は、載設部310にリザーブタンク200を載置してリザーブタンク200の重量を載設部310全体で支える構造になっているので、載設部310の面積が広く、ブラケット3全体が大型化するという問題点があった。
そこで、本発明は、ブラケットの重量を軽量化することができるリザーブタンクの支持構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係るリザーブタンクの支持構造は、作動液が充填されるリザーブタンクをブラケットで車体側に固定するリザーブタンクの支持構造であって、前記ブラケットは、前記リザーブタンクの車両固定時(固定状態)における上下方向の中間部位を支持する支持部を有し、前記支持部は、前記リザーブタンクの車両固定時(固定状態)における上下方向の移動を規制する上下動規制部を有することを特徴とする。
かかる構成によれば、リザーブタンクの支持構造は、車両走行時や組み付け時、ブレーキフルード注入時等にリザーブタンクによる上下方向の荷重が負荷されたとしても、上下動規制部によりリザーブタンクの車両固定時(固定状態)における上下方向の移動が規制されているため、リザーブタンクが上下方向に移動したり、ガタついたりするのを防止することができる。
また、ブラケットは、従来のような底壁部を設けなくても、リザーブタンクを支持することができるので、底壁部がない分だけ、ブラケットの重量を軽量化することができる。
さらに、ブラケットは、リザーブタンクの車両固定時(固定状態)における上下方向の中間部位を支持部で支持することにより、回転モーメントを受けた場合、リザーブタンクの上面や下面を支持する場合と比較して、回転中心からの距離が短いので、リザーブタンクの回転モーメントを小さくすることができる。このため、ブラケットは、回転モーメントが小さい分だけ、必要以上に補強して強度を向上させる必要がないので、ブラケットの形状を簡素化してブラケットの重量を軽量化することができる。
また、前記リザーブタンクは、前記ブラケットに形成された被締結部に締結具によって締結される締結部と、前記締結部から離間した位置で当該締結部を中心として回動するのを規制する回動規制部と、前記リザーブタンクの側面から径方向外側に向けて突出し、前記締結部側から前記回動規制部にかけて周方向に延びる延出部と、を備え、前記支持部は、前記リザーブタンクの側面に沿って形成され、前記延出部の下面を支持する下面支持部を有することが好ましい。
かかる構成によれば、ブラケットは、リザーブタンクの重量を、締結部及び延出部で支持することができるので、リザーブタンクの下面全体で支えた場合と比較して、リザーブタンクの重量を支える面積が小さくて済む。このため、ブラケットは、面積が小さくなった分だけ、ブラケットを小型化して重量を削減することができるので、リザーブタンクの支持構造を軽量化することができる。
また、ブラケットは、車両旋回時等にリザーブタンクによる横方向の荷重(遠心力)が発生したとしても、リザーブタンクが回動規制部により締結部を中心として回動するのを規制することができるため、リザーブタンクを移動することなくしっかりと保持することができる。
また、前記リザーブタンクは、円筒状に形成され、上端に作動液を注入する開口部を有する円筒部を備え、前記回動規制部及び前記延出部は、前記円筒部に形成されると共に、前記回動規制部は、前記円筒部の側面から径方向外側に向けて突出形成された凸部を有し、前記ブラケットは、前記下面支持部に形成され、前記凸部に嵌合される凹部を備えることが好ましい。
かかる構成によれば、ブラケットは、凹部が、リザーブタンクの凸部に嵌合されることによって、リザーブタンクの円筒部に対し、ブラケットが締結部を中心に回動しようとするのを抑制することができる。このため、リザーブタンクは、締結部を一つ設けるだけで、ブラケットで支持することができるので、リザーブタンク及びブラケットの形状を簡素化することができると共に、リザーブタンク及びブラケットを車体に取り付ける取付作業を簡略化することができる。
また、前記凸部は、前記リザーブタンクを前記ブラケットを介在して前記車体に取り付けた際に、前記円筒部の車両後方側に配置され、前記ブラケットは、前記車体側の車両前後方向に延びる縦壁部に固定される車体側固定部と、前記車体側固定部から前記リザーブタンクの車両前方側の面より車両後方側に向けて延び、車両水平方向に面を形成する水平面部と、を備え、前記被締結部は、前記水平面部の車両前方側端部に形成され、前記水平面部は、前記下面支持部と前記凹部とを有し、前記下面支持部は、前記円筒部の車両後方側の半周以下の領域で前記延出部を支持するように設けられていることが好ましい。
かかる構成によれば、ブラケットは、リザーブタンクに取り付ける際に、凸部と凹部を嵌合させつつ、リザーブタンクの延出部の下面を支持する状態に、円筒部の周部にブラケットの下面支持部を嵌め込むことにより、リザーブタンクを支持することができる。このため、ブラケットは、リザーブタンクに取り付ける取付作業が行ない易く、作業性に優れている。
また、前記リザーブタンクは、樹脂で形成され、前記ブラケットは、金属製の板状部材で構成されると共に、前記リザーブタンクを固定した前記ブラケットを車体側に取り付けた際に、前記リザーブタンクの車両前方側に開放空間が形成されるように配置されることが好ましい。
かかる構成によれば、リザーブタンクは、ブラケットによって車体に取り付けられた際に、リザーブタンクの車両前方側に開放空間が形成される。このため、万が一車両が前面衝突をした場合に、リザーブタンクの車両前方向に配置されている車載物が車両後方側に移動したとしても、その車載物が、樹脂製のリザーブタンクに接触することで、金属製の板状部材で構成されるブラケットと衝突するのが回避されるので、車載物が破損するのを抑制することができる。
本発明は、ブラケットの重量を軽量化することができるリザーブタンクの支持構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係るリザーブタンクの支持構造の一例を示す図であり、リザーブタンクの取り付け状態を示す車両のエンジンルームの概略斜視図である。 図1の要部拡大図である。 本発明の実施形態に係るリザーブタンクの支持構造の一例を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るリザーブタンクの支持構造の一例を示す斜視図である。 リザーブタンクの延出部を示す一部断面を有する要部拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係るリザーブタンクの支持構造の一例を示す分解斜視図である。 リザーブタンクにブレーキフルード真空充填治具を取り付けたときの状態を示す斜視図である。 従来のリザーブタンクを示す斜視図である。 従来のリザーブタンクの取り付け状態を示す分解斜視図である。 従来のリザーブタンクの取り付け状態を示す要部拡大概略斜視図である。
次に、図1〜図7を参照して本発明の実施形態に係るリザーブタンクの支持構造の一例を説明する。以下、便宜上、車両1の進行方向を「前」、後退方向を「後」、車幅方向を「左」、「右」として説明する。まず、リザーブタンク2及びブラケット3を説明する前に、このブラケット3が取り付けられる車両1及び車体11について説明する。
≪車両の構成≫
図1に示すように、車両1は、車体11の前部にエンジンルーム12を有する自動車であり、そのエンジンルーム12内に、リザーブタンク2を支持するブラケット3が取り付けられている。
なお、車両1は、リザーブタンク2が搭載された自動車であればよく、車両1の型式等は特に限定されない。つまり、車両1は、乗用車以外にバスやトラックや作業車等であってもよい。以下、車体11の前部にエンジンルーム12を配置したボンネット形の左ハンドルの乗用車タイプのハイブリッド車を例に挙げて、リザーブタンク2及びブラケット3を説明する。
<車体の構成>
図1に示すように、車体11は、自動車の骨格を形成する不図示の骨格フレームと、パネルボディと、から主に構成されている。この車体11には、車室の前方に、フード(図示省略)によって上部開口部が開閉される前記エンジンルーム12が形成されている。
エンジンルーム12は、エンジンENG、モータ(図示省略)、パワードライブユニットPDU(Power Drive Unit)等を収納する空間であり、内側の縦壁部12aと、フード(図示省略)と、を備えて中空状に形成されている。エンジンルーム12内には、エンジンENGを駆動させて車両1を走行させるのに必要な周辺機器である補機が配置されている。なお、エンジンルーム12は、エンジンENGとモータ(図示省略)の両方を配置してもよく、また、モータのみを配置したモータルームでもあってもよい。
図2に示すように、縦壁部12aは、例えば、ブラケット3が取り付けられる被取付部である。この縦壁部12aは、エンジンルーム12内の左右の側壁12b,12bと、エンジンルーム12と車室とを仕切る隔壁12cと、エンジンルーム12の前側の壁を形成するフロントグリル(図示省略)と、から形成されている。
側壁12b,12bは、不図示の左右一対のサイドメンバ(図示省略)に固定されたホイールハウジングや、ダンパハウジング等の金属製パネル材によって形成されている。
隔壁12cは、前記左右のサイドメンバと、このサイドメンバに直交して配置されたクロスメンバ(図示省略)と、に固定されたダッシュパネル等の金属製パネル材からなる。
<リザーブタンクの構成>
図3に示すように、リザーブタンク2は、ブレーキに用いられるブレーキフルード(作動油)を貯溜しておくためのタンクである。リザーブタンク2は、樹脂製のタンク本体21と、タンク本体21の開口部22cを塞ぐ樹脂製のキャップ24と、から主に構成されている。リザーブタンク2は、ブレーキフルードをその供給先であるブレーキマスタシリンダ(図示省略)に供給するときに、エアの吸い込みを防止するために、エンジンルーム12内において、ブレーキマスタシリンダ(図示省略)より高い位置に配置されている。
図3に示すように、タンク本体21は、例えば、上側に配置されタンク本体21の上側部位を形成する上ケース22と、下側に配置されタンク本体21の下側部位を形成する下ケース23と、を接合して一体化された樹脂製容器からなる。
上ケース22は、リザーブタンク2の上側半体を形成するケース体であり、リザーブタンク2の下側半体を形成する下ケース23の開口を上側から蓋をした状態に接合されている。この上ケース22には、それぞれ後記する蓋状部22aと、円筒部22bと、開口部22cと、取付片22dと、締結部22eと、延出部22fと、回動規制部22gと、凸部22hと、ブラケット挿入部22iと、ブラケット支持部22jと、が一体形成されている。
蓋状部22aは、容器形状の下ケース23の開口(図示省略)を閉塞するように配置される略蓋形状の部位であり、略水平に形成されている。蓋状部22aの上面には、円筒部22bと、取付片22dと、ブラケット支持部22jと、が形成されている。
円筒部22bは、蓋状部22aから上方に向けて突設された円筒形状の部位であり、上端に開口部22cが形成され、開口部22cの外周縁部に、キャップ24の雌ねじ部が螺合する雄ねじ部が形成されている。円筒部22bの外周部下端には、取付片22dと、延出部22fと、回動規制部22gとが、外方向に向かって突出形成されている。
開口部22cは、リザーブタンク2内にブレーキフルードを注入する注入口であり、リザーブタンク2の円筒部22bの最上端に形成されている。
取付片22dは、タンク本体21よりも外側の位置に締結部22eを配置するための突出片であり、細長い厚板状部材からなる。取付片22dは、円筒部22bの前側寄り下端部から蓋状部22a上を介して蓋状部22a上よりも外側の左方向(エンジンルーム12(図2参照)の側壁12b方向)へ突出形成されている。取付片22dの先端部には、ブラケット3を車体11に固定するための締結部22eが形成されている。
締結部22eは、取付片22dにブラケット3を固定するための締結具4が挿入される貫通孔からなり、この締結部22eの下側にブラケット3の被締結部3fが固定される。
延出部22fは、ブラケット3の下面支持部3dの上面を保持する突出片であり、円筒部22bから径方向外側に向けて突出形成された略庇形状(略鍔形状)の厚板材からなる。延出部22fは、円筒部22bの外周部左側の取付片22dの脇から円筒部22bの車両後方側に亘って周方向に円弧状に延設されて、平面視して略扇形状に形成されている。換言すると、延出部22fは、リザーブタンク2の側面2bから径方向外側に向けて突出し、締結部22e側から回動規制部22gにかけて周方向に延びている。
図5に示すように、回動規制部22gは、締結部22eから離間した位置に配置されて、リザーブタンク2に取り付けられたブラケット3が、締結部22eを中心として回動するのを規制するための部位であり、延出部22fの車両後方向側の下面に形成されている。この回動規制部22gは、円筒部22bの後側の側面2bから径方向外側(前後方向)に向けて突出形成された凸部22hからなる。
回動規制部22g(凸部22h)は、延出部22fとブラケット支持部22jとの間の空間を二分するように区画形成された厚板状の仕切り壁からなり、延出部22f及びブラケット支持部22jに一体形成されている。
ブラケット挿入部22iは、ブラケット3の下面支持部3dが挿入されて保持される空間であり、蓋状部22a及びブラケット支持部22jと、延出部22fとの間に形成されている。ブラケット挿入部22iは、平面視して延出部22fの下面に形成されている。
ブラケット支持部22jは、ブラケット挿入部22iに挿入されたブラケット3の下面を支持する部位であり、蓋状部22aから上方向に突出した段差状部位からなる。このブラケット支持部22jの上面中央部には、円筒部22bに対して、回動規制部22g(凸部22h)が車両前後方向に向けて延設されている。
図6に示すように、下ケース23は、ブレーキフルードを収容する容器状のケースであり、下面近傍の右側側面に形成されたカプラ部23aと、下面近傍の車両後方向側側面に形成された一対のチューブ接続部23b,23cと、を有する。
カプラ部23aは、コネクタ6が接続される電気接続部である。
チューブ接続部23b,23cは、一端がマスタシリンダ(図示省略)に接続されたチューブ7,8の他端が接続される接続部であり、下ケース23にそれぞれ一体形成された略円筒状の突起からなる。
キャップ24は、開口部22cを開閉する閉塞部材であり、平面視して略円形に形成されている。
≪ブラケットの構成≫
図6に示すように、ブラケット3は、リザーブタンク2を車体11に固定するための固定部材であり、金属製の板状部材をプレス加工して形成されている。図3に示すように、ブラケット3には、それぞれ後記する水平面部3aと、支持部3bと、上下動規制部3cと、下面支持部3dと、凹部3eと、被締結部3fと、車体側固定部3gと、段差部3hと、補強用折曲部3i,3j,3kと、補強用凹部3lと、固定具挿入孔3mと、ピン設置孔3nと、が一体形成されると共に、固定具31及び位置決めピン32が取り付けられる。
図4に示すように、ブラケット3は、正面視して水平に形成された水平面部3aと、水平面部3aの左側端部から垂下した状態に折曲形成された車体側固定部3gと、を略L字状に形成した金属製板部材からなる。
このブラケット3は、支持部3bをブラケット挿入部22iに挿入して、被締結部3fを締結具4で締結部22eに締結することによって、リザーブタンク2のタンク首元部位(リザーブタンク2の車両固定時(固定状態)における上下方向の中間部位2a)を支える首吊り構造すると共に、車体側方向の側部の車体側固定部3gに形成された固定具挿入孔3mとピン設置孔3nとの二箇所を、固定具31及び位置決めピン32で側壁12b(図6参照)に支持させることにより、車体11に二点支持される。このようにして、ブラケット3は、リザーブタンク2の下面に配置されないように形成されている。
図6に示すように、ブラケット3は、リザーブタンク2を固定したブラケット3を車体11側に取り付けた際に、リザーブタンク2の車両前方側に開放空間S(図2参照)が形成されるように配置される。
なお、ブラケット3が取り付けられる部位は、車体11の壁状部位であれば、特に限定されない。以下、エンジンルーム12内の縦壁部12a(内壁)に取り付けた場合を例に挙げて説明する。
図3に示すように、水平面部3aは、ブラケット3に略水平に形成された部位であり、リザーブタンク2に取り付けた際に、上ケース22の水平な蓋状部22a上に配置される。水平面部3aは、側面視して車体側固定部3gの上部前端部からリザーブタンク2の車両前方側の面より車両後方側に向けて水平に形成されると共に、また、背面視して車体側固定部3gの上部前端部(リザーブタンク2の左端部)から円筒部22bの中央部に亘って水平に形成されている。この水平面部3aには、支持部3bと、上下動規制部3cと、下面支持部3dと、凹部3eと、被締結部3fと、段差部3hと、補強用折曲部3i,3jと、補強用凹部3lと、が形成されている。
支持部3bは、リザーブタンク2の車両固定時(固定状態)における上下方向の中間部位2aを支持する部位であって、延出部22fの下面を支持する部位である。支持部3bは、リザーブタンク2の円筒部22bの側面2b及び延出部22fに沿って、平面視して円弧形状に形成されている。支持部3bは、上下動規制部3cと、凹部3eとからなり、円筒部22bの外周下端部を略首吊り状態に支持する部位である。
上下動規制部3cは、リザーブタンク2が上下方向に移動するのを規制する部位であり、延出部22fの下面と、ブラケット支持部22jの上面とにそれぞれ当接した状態でブラケット挿入部22iに挿入されて、リザーブタンク2を支持する。上下動規制部3cは、水平面部3aの一段下がった段差部3hの右側前縁部位から右側前縁部位(円筒部22b側)に亘って形成され、平面視して円弧状に形成されている。
下面支持部3dは、ブラケット3をリザーブタンク2に取り付けた際に、延出部22fの下面に密着するように配置されて、リザーブタンク2を支持する部位であり、リザーブタンク2において、円筒部22bの車両後方側の半周以下の領域で延出部22fを支持するように設けられている。下面支持部3dは、支持部3bにおいて、凹部3eの両側に形成されている。
凹部3eは、ブラケット3をリザーブタンク2に取り付けた際に、凸部22hが嵌合されて、ブラケット3が被締結部3fを中心として回転方向(矢印b方向)へ回動するのを阻止したり、左右方向へガタついたりするのを阻止するための部位である。凹部3eは、下面支持部3dの車両後方側の位置に形成されている。
図3に示すように、被締結部3fは、リザーブタンク2の締結部22eに挿入された締結具4が螺着される部位であり、雌ねじからなる。被締結部3fは、水平面部3aの車両前方側端部に形成されて、水平面部3aが形成されている同一平面において、凹部3eから離れた反対側の位置に形成されている。
図6に示すように、車体側固定部3gは、車体11側のエンジンルーム12の車両前後方向に延びる縦壁部12aに固定される部位であり、水平面部3aの左側前端部から下方に向けて突出するように折曲形成されて、舌片状に形成されている。車体側固定部3gの下端部には、固定具挿入孔3m及びピン設置孔3nが形成されている。
図3に示すように、段差部3hは、水平面部3aの右側端部中央から左側端部中央に亘って、水平面部3aの円弧状の中心線に略沿って段差状に折曲形成された部位であり、その段差状の折曲部位が、補強用の稜線を形成している。
補強用折曲部3i,3j,3kは、ブラケット3の縁部を直角に折曲形成して補強した部位であり、ブラケット3の周縁の複数個所に形成されている。
補強用折曲部3iは、水平面部3aの外縁部を下方向に向けて折曲形成した部位であり、水平面部3aにおいて、車両後方側右端部から車体側固定部3gの車両後方側上端部に亘って形成されている。
補強用折曲部3jは、ブラケット3の先端部を上方向及び左方向に向けて直角に折曲形成した部位であり、水平面部3aから車体側固定部3gに亘って前端部に形成されている。補強用折曲部3jの上側の水平部位は、取付片22dの前端部が当接するように配置されている。
補強用折曲部3kは、車体側固定部3gの車両後方側の縁部を右方向に向けて直角に折曲形成した部位である。
補強用凹部3lは、ブラケット3を断面視して凹溝状に形成して補強した部位であり、車体側固定部3gの中央部位から水平面部3aに亘って形成されている。
図6に示すように、固定具挿入孔3mは、ブラケット3を車体11に固定する固定具31が挿入される孔であり、車体側固定部3gの略中央部に形成されている。固定具挿入孔3mの近傍の下側(先端側)には、ピン設置孔3nが形成されている。なお、固定具挿入孔3mは、固定具挿入孔3mに挿入してブラケット3をエンジンルーム12内の縦壁部12aに固定する固定具31の位置を位置調整可能にするために、前後方向に若干長い長孔に形成されていることが好ましい。
ピン設置孔3nは、ブラケット3を車体11に固定する際の位置決め部材となる位置決めピン32が取り付けられる孔である。
固定具31は、ブラケット3を車体11の縦壁部12aに固定するためのボルトであり、ブラケット3の固定具挿入孔3mを介して車体11の雌ねじ部12dに螺着される。
位置決めピン32は、基端部がピン設置孔3nに取り付けられ、先端部が車体11のピン挿入孔12eに挿入される。
≪ブレーキフルード真空充填治具の構成≫
図7に示すように、ブレーキフルード真空充填治具9は、リザーブタンク2にブレーキフルード(ブレーキオイル)を注入する際に使用される装置であり、リザーブタンク2の延出部22fに載置して係止される連結部91を有している。
≪作用≫
次に、図1〜図7を参照して、本発明の実施形態に係るリザーブタンクの支持構造の作用を、リザーブタンク2を車体11に取り付けるときの取付手順と共に説明する。
まず、図3及び図6を参照して、リザーブタンク2をエンジンルーム12の側壁12bに取り付ける場合を説明する。
この場合は、図3に示す位置決めピン32は、予めブラケット3のピン設置孔3nに取り付けておく。まず初めに、ブラケット3の凹部3eを凸部22hに係合させると共に、下面支持部3dをブラケット挿入部22iに挿入する。すると、下面支持部3dは、上面が延出部22fの下面に密着し、下面がブラケット支持部22jの上面に密着して、延出部22fとブラケット支持部22jとの間に支持される。
次に、締結具4を締結部22eに挿入して雄ねじ部を被締結部3fに螺着し、リザーブタンク2にブラケット3を取り付ける。
ブラケット3は、凸部22hに係合される凹部3eと、締結部22eに固定される被締結部3fとが、水平面部3aの同一平面に形成されていることにより、高さ方向の寸法に左右されないため、リザーブタンク2への組付精度が向上されて、所定位置に正確に取り付けることが可能となる。
続いて、図6に示すように、ブラケット3の位置決めピン32をエンジンルーム12(図1参照)の側壁12bの基準位置となるピン挿入孔12eに挿入する。その後、固定具31を固定具挿入孔3m(図3参照)に挿入して縦壁部12aに位置合わせして螺着させる。これにより、ブラケット3の縦壁部12aへの取り付けが完了する。
このようにしてエンジンルーム12(図1参照)内の縦壁部12aに固定されたブラケット3及びリザーブタンク2は、1本の締結具4と、1本の固定具31との合計2本の少ないボルト等で固定されるため、取付作業の作業工数が少なく、短時間に車体11の取り付けることができる。
また、このようにしてリザーブタンク2を保持するブラケット3は、リザーブタンク2の車両固定時(固定状態)における上下方向の中間部位2aの側面2bを保持して下面を保持していないので、リザーブタンク2の下面を保持しない分、全体を小型化して軽量化することができると共に、簡素な形状にすることができる。
図6に示すように、カプラ部23aは、リザーブタンク2の右側側面に形成されていることにより、カプラ部23aの下方にブラケット3が配置されていないため、コネクタ6をエンジンルーム12内の右側方向から容易に差し込み易く、接続作業の作業性を向上させることができる。また、カプラ部23aは、コネクタ6を接続する接続作業を行なう際に、カプラ部23aとコネクタ6の結合状態を視認する視認性がよく、周辺に邪魔になる部材がないため、手入れが容易であり、組み付けも容易で、メンテナンス性に優れている。
次に、図7を主に参照しながらリザーブタンク2にブレーキフルード(作動液)を注入する場合を説明する。
この場合は、まず、ブラケット3、締結具4及び固定具31によって車体11に固定されたリザーブタンク2からキャップ24を取り外す。次に、リザーブタンク2の延出部22fの上部に、ブレーキフルード真空充填治具9の連結部91を載置すると共に、開放した開口部22cの周縁にブレーキフルード真空充填治具9の供給口(図示省略)を係合させて、図7に示すように、ブレーキフルード真空充填治具9をリザーブタンク2上にセットする。そして、ブレーキフルード真空充填治具9を用いてブレーキフルードを開口部22c(図3参照)からリザーブタンク2の内に注入する。
注入後は、リザーブタンク2からブレーキフルード真空充填治具9を取り外し、開口部22cにキャップ24(図1参照)を外嵌させる。
このようにして、リザーブタンク2の上にブレーキフルード真空充填治具9を載置してブレーキフルードの注入作業を行った場合には、リザーブタンク2、ブレーキフルード真空充填治具9及びブレーキフルードの荷重Wが延出部22fにかかる。この場合、リザーブタンク2は、ブレーキフルード真空充填治具9等の荷重Wを受け止める延出部22fが、円筒部22bのブラケット3側の周縁部下端に沿って円周方向に延設されているので、荷重Wをしっかりと受け止めて、応力を緩和させることができる。
延出部22fは、上下方向に延設された円筒部22bの下端部に形成されていることにより、ブレーキフルード真空充填治具9の連結部91の腕の部位が円筒部22bによって支持されるため、ブレーキフルード真空充填治具9を安定した状態に支持することができる。
また、延出部22fに負荷されたブレーキフルード真空充填治具9等の荷重Wは、延出部22fの下面にブラケット3の支持部3bの上面が密着しているので、延出部22fを介してブラケット3にかかるため、ブラケット3で効率よく受け止めることができる。
図7に示すように、ブラケット3は、左右方向の長さL2がリザーブタンク2の左右方向の長さL1よりも短く、従来のブラケット300(図8〜図10参照)の左右方向の長さと比較して約半分の長さに形成されている。このため、ブラケット3にブレーキフルード真空充填治具9等の荷重Wが負荷されても、ブラケット3は、左右方向の長さL2が短いので、固定具31で車体11に固定された車体側固定部3gにかかるモーメントが小さく、また、支持部3bがリザーブタンク2の中間部位2aを保持しているため、荷重W及びリザーブタンク2をしっかりと受け止めることができる。
このようにブラケット3は、小型軽量で、上下方向の荷重Wに対する強度を備えていることによって、ガタつくことなく、しっかりと側壁12bに固定することができると共に、ブレーキ液注入作業等に、支障をきたさない剛性を備えている。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
≪変形例≫
前記実施形態では、左ハンドルの車両1を例に挙げて説明したが、右ハンドルの車両1に場合、リザーブタンク2及びブラケット3を前記実施形態とは対称形状に形成して、エンジンルーム12内の対称位置にある右側の側壁12b等の縦壁部12aに取り付ければよい。
また、前記実施形態では、ブラケット3を設置する場所として、エンジンルーム12内の側壁12bを例に挙げて説明したが、ブラケット3を固定できる箇所であれば、エンジンルーム12内に係わらずエンジンルーム12以外の車体11の縦壁部12a等であっても構わない。
このように、ブラケット3は、どのような形式の車両1であっても、部品を車体11に取り付けるためのものとして適用することができる。
また、前記実施形態では、ブラケット3に取り付けられる補機の一例として、リザーブタンク2を例に挙げて説明したが、ブラケット3は、それ以外のクラッチリザーバ等のタンク類や機器類やその他の部品を保持するためのものであっても構わない。
1 車両
2 リザーブタンク
2a 中間部位
2b 側面
3 ブラケット
3a 水平面部
3b 支持部
3c 上下動規制部
3d 下面支持部
3e 凹部
3f 被締結部
3g 車体側固定部
4 締結具
11 車体
12a 縦壁部
22b 円筒部
22c 開口部
22e 締結部
22f 延出部
22g 回動規制部
22h 凸部
S 開放空間

Claims (5)

  1. 作動液が充填されるリザーブタンクをブラケットで車体側に固定するリザーブタンクの支持構造であって、
    前記ブラケットは、前記リザーブタンクの車両固定時における上下方向の中間部位を支持する支持部を有し、
    前記支持部は、前記リザーブタンクの車両固定時における上下方向の移動を規制する上下動規制部を有すること
    を特徴とするリザーブタンクの支持構造。
  2. 前記リザーブタンクは、前記ブラケットに形成された被締結部に締結具によって締結される締結部と、
    前記締結部から離間した位置で当該締結部を中心として回動するのを規制する回動規制部と、
    前記リザーブタンクの側面から径方向外側に向けて突出し、前記締結部側から前記回動規制部にかけて周方向に延びる延出部と、を備え、
    前記支持部は、前記リザーブタンクの側面に沿って形成され、前記延出部の下面を支持する下面支持部を有すること
    を特徴とする請求項1に記載のリザーブタンクの支持構造。
  3. 前記リザーブタンクは、円筒状に形成され、上端に作動液を注入する開口部を有する円筒部を備え、
    前記回動規制部及び前記延出部は、前記円筒部に形成されると共に、
    前記回動規制部は、前記円筒部の側面から径方向外側に向けて突出形成された凸部を有し、
    前記ブラケットは、前記下面支持部に形成され、前記凸部に嵌合される凹部を備えること
    を特徴とする請求項2に記載のリザーブタンクの支持構造。
  4. 前記凸部は、前記リザーブタンクを前記ブラケットを介在して前記車体に取り付けた際に、前記円筒部の車両後方側に配置され、
    前記ブラケットは、前記車体側の車両前後方向に延びる縦壁部に固定される車体側固定部と、
    前記車体側固定部から前記リザーブタンクの車両前方側の面より車両後方側に向けて延び、車両水平方向に面を形成する水平面部と、を備え、
    前記被締結部は、前記水平面部の車両前方側端部に形成され、
    前記水平面部は、前記下面支持部と前記凹部とを有し、
    前記下面支持部は、前記円筒部の車両後方側の半周以下の領域で前記延出部を支持するように設けられていること
    を特徴とする請求項3に記載のリザーブタンクの支持構造。
  5. 前記リザーブタンクは、樹脂で形成され、
    前記ブラケットは、金属製の板状部材で構成されると共に、前記リザーブタンクを固定した前記ブラケットを車体側に取り付けた際に、前記リザーブタンクの車両前方側に開放空間が形成されるように配置されること
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のリザーブタンクの支持構造。
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