JP2014007413A - 基板処理方法および基板処理装置 - Google Patents

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【課題】注入された不純物の活性化を行いつつ、その不純物の剥離を防止することができる基板処理方法および基板処理装置を提供する。
【解決手段】不純物を注入した半導体ウェハーをチャンバー内に搬入し、フラッシュランプから0.1ミリセカンド以上100ミリセカンド以下の照射時間にて閃光照射を行い、半導体ウェハーの表面を瞬間的に800℃以上1300℃以下に昇温する。そして、フラッシュ光を照射してから5秒以内に半導体ウェハーの周辺に酸素ガスを導入する。極めて短時間の昇温であるため、不純物の熱拡散を抑制しつつ活性化を行うことができる。また、フラッシュ光を照射してから5秒以内に酸素ガスを導入すれば、フラッシュ加熱の熱が半導体ウェハーの表面に残留しているため、その表面に極めて薄い酸化膜が形成され、これが後続の洗浄処理時に保護膜として機能して不純物の剥離を防止することができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、不純物を注入した半導体基板に対して光を照射して加熱処理を行う基板処理方法および基板処理装置に関する。
従来より、不純物(イオン)注入後の半導体ウェハーの不純物活性化工程においては、ハロゲンランプを使用したランプアニール装置が一般的に使用されていた。このようなランプアニール装置においては、半導体ウェハーを、例えば、1000℃ないし1100℃程度の温度に加熱(アニール)することにより、半導体ウェハーの不純物活性化を実行している。そして、このような熱処理装置においては、ハロゲンランプより照射される光のエネルギーを利用することにより、毎秒数百度程度の速度で基板を昇温する構成となっている。
一方、近年、半導体デバイスの高集積化が進展し、ゲート長が短くなるにつれて接合深さも浅くすることが望まれている。しかしながら、毎秒数百度程度の速度で半導体ウェハーを昇温する上記ランプアニール装置を使用して半導体ウェハーの不純物活性化を実行した場合においても、半導体ウェハーに打ち込まれたボロンやリン等の不純物が熱によって深く拡散するという現象が生ずることが判明した。このような現象が発生した場合においては、接合深さが要求よりも深くなり過ぎ、良好なデバイス形成に支障が生じることが懸念される。
このため、キセノンフラッシュランプ(以下、単に「フラッシュランプ」とするときにはキセノンフラッシュランプを意味する)を使用して半導体ウェハーの表面にフラッシュ光を照射することにより、不純物が注入された半導体ウェハーの表面のみを極めて短時間(数ミリセカンド以下)に昇温させる技術が提案されている(例えば、特許文献1)。キセノンフラッシュランプの放射分光分布は紫外域から近赤外域であり、従来のハロゲンランプよりも波長が短く、シリコンの半導体ウェハーの基礎吸収帯とほぼ一致している。よって、キセノンフラッシュランプから半導体ウェハーにフラッシュ光を照射したときには、透過光が少なく半導体ウェハーを急速に昇温することが可能である。また、数ミリセカンド以下の極めて短時間のフラッシュ光照射であれば、半導体ウェハーの表面近傍のみを選択的に昇温できることも判明している。このため、キセノンフラッシュランプによる極短時間の昇温であれば、不純物を深く拡散させることなく、不純物活性化のみを実行することができるのである。
特開2007−005532号公報
通常、上述のような不純物の活性化処理が終了した後、レジスト膜等を除去するため半導体ウェハーの表面洗浄処理を行う。しかしながら、浅い接合を実現するべく、不純物は半導体ウェハーの極表層のみに注入されている。このため、表面洗浄処理を行ったときに不純物の注入層が異物とともに半導体ウェハーから剥離されることがあった。
図11は、従来の半導体ウェハーの表面近傍における洗浄前後の不純物濃度分布を示す図である。同図の横軸は半導体ウェハーの表面からの深さを示し、縦軸は不純物の濃度を示している。図11に示すように、表面洗浄処理によって半導体ウェハーの表層から多量の不純物が取り去れており、洗浄後はほとんど不純物が残留していない。このように、不純物が剥離されると、半導体デバイスとして機能しなくなるという問題が生じる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、注入された不純物の活性化を行いつつ、その不純物の剥離を防止することができる基板処理方法および基板処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、不純物を注入した半導体基板の処理を行う基板処理方法において、不純物を注入した半導体基板の周辺にシリコンと反応する反応性ガスを導入するガス導入工程と、前記半導体基板に0.1ミリセカンド以上100ミリセカンド以下の照射時間にて光を照射して前記半導体基板を加熱する光照射工程と、を備え、前記半導体基板に光を照射してから5秒以内に前記反応性ガスを前記半導体基板の周辺に導入することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る基板処理方法において、前記半導体基板に光を照射してから所定時間経過後に前記半導体基板の周辺雰囲気を不活性ガスにて置換することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る基板処理方法において、前記光照射工程は、前記半導体基板の表面を800℃以上1300℃以下に加熱することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかの発明に係る基板処理方法において、前記反応性ガスとの反応によって前記半導体基板の表面に形成された膜を前記半導体基板に電極形成を行う前に剥離することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの発明に係る基板処理方法において、前記反応性ガスは、シリコンと反応して酸化膜を形成する酸化性ガスを含むことを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの発明に係る基板処理方法において、前記反応性ガスは、シリコンと反応して窒化膜を形成する窒化性ガスを含むことを特徴とする。
また、請求項7の発明は、不純物を注入した半導体基板の加熱処理を行う基板処理装置において、前記半導体基板を収容するチャンバーと、前記チャンバー内にて前記半導体基板を保持する保持手段と、前記チャンバー内にシリコンと反応する反応性ガスを導入するガス導入手段と、前記保持手段に保持された前記半導体基板に0.1ミリセカンド以上100ミリセカンド以下の照射時間にて光を照射する光照射手段と、前記チャンバー内に前記反応性ガスを導入するタイミングを制御するガス導入制御手段と、を備え、前記ガス導入制御手段は、前記半導体基板に光を照射してから5秒以内に前記反応性ガスを前記チャンバー内に導入するように前記ガス導入手段を制御することを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項7の発明に係る基板処理装置において、前記反応性ガスは、シリコンと反応して酸化膜を形成する酸化性ガスを含むことを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項7の発明に係る基板処理装置において、前記反応性ガスは、シリコンと反応して窒化膜を形成する窒化性ガスを含むことを特徴とする。
請求項1から請求項6の発明によれば、不純物を注入した半導体基板の周辺にシリコンと反応する反応性ガスを導入するとともに、その半導体基板に0.1ミリセカンド以上100ミリセカンド以下の照射時間にて光を照射して当該半導体基板を加熱するため、不純物の熱拡散を抑制しつつ活性化を行うことができるとともに、半導体基板の表面に薄い保護膜が形成されて不純物の剥離を防止することもできる。
特に、請求項2の発明によれば、半導体基板に光を照射してから所定時間経過後に半導体基板の周辺雰囲気を不活性ガスにて置換するため、保護膜の過度な成長を抑制することができる。
特に、請求項4の発明によれば、反応性ガスとの反応によって半導体基板の表面に形成された膜を半導体基板に電極形成を行う前に剥離するため、保護膜が電極形成の障害となるのを防止することができる。
また、請求項7から請求項9の発明によれば、不純物を注入した半導体基板を収容するチャンバー内にシリコンと反応する反応性ガスを導入するとともに、その半導体基板に0.1ミリセカンド以上100ミリセカンド以下の照射時間にて光を照射するため、不純物の熱拡散を抑制しつつ活性化を行うことができるとともに、半導体基板の表面に薄い保護膜が形成されて不純物の剥離を防止することもできる。
本発明に係る基板処理装置の構成を示す側断面図である。 図1の基板処理装置のガス路を示す断面図である。 保持部の構成を示す断面図である。 ホットプレートを示す平面図である。 図1の基板処理装置の構成を示す側断面図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 半導体ウェハーに対する処理フローの一部を示すフローチャートである。 基板処理装置における半導体ウェハーの処理手順の一例を示すフローチャートである。 保護膜を形成した半導体ウェハーの表面近傍における洗浄前後の不純物濃度分布を示す図である。 基板処理装置における半導体ウェハーの処理手順の他の例を示すフローチャートである。 従来の半導体ウェハーの表面近傍における洗浄前後の不純物濃度分布を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<1.第1実施形態>
まず、本発明に係る基板処理装置の全体構成について概説する。図1は、本発明に係る基板処理装置1の構成を示す側断面図である。基板処理装置1は基板として略円形の半導体ウェハーWにフラッシュ光(閃光)を照射してその半導体ウェハーWを加熱するランプアニール装置である。
基板処理装置1は、半導体ウェハーWを収容する略円筒形状のチャンバー6と、複数のフラッシュランプFLを内蔵するランプハウス5と、を備える。また、基板処理装置1は、チャンバー6およびランプハウス5に設けられた各動作機構を制御して半導体ウェハーWの熱処理を実行させる制御部3を備える。
チャンバー6は、ランプハウス5の下方に設けられており、略円筒状の内壁を有するチャンバー側部63、および、チャンバー側部63の下部を覆うチャンバー底部62によって構成される。また、チャンバー側部63およびチャンバー底部62によって囲まれる空間が熱処理空間65として規定される。熱処理空間65の上方は上部開口60とされており、上部開口60にはチャンバー窓61が装着されて閉塞されている。
チャンバー6の天井部を構成するチャンバー窓61は、石英により形成された円板形状部材であり、ランプハウス5から出射されたフラッシュ光を熱処理空間65に透過する石英窓として機能する。チャンバー6の本体を構成するチャンバー底部62およびチャンバー側部63は、例えば、ステンレススチール等の強度と耐熱性に優れた金属材料にて形成されており、チャンバー側部63の内側面の上部のリング631は、光照射による劣化に対してステンレススチールより優れた耐久性を有するアルミニウム(Al)合金等で形成されている。
また、熱処理空間65の気密性を維持するために、チャンバー窓61とチャンバー側部63とはOリングによってシールされている。すなわち、チャンバー窓61の下面周縁部とチャンバー側部63との間にOリングを挟み込むとともに、クランプリング90をチャンバー窓61の上面周縁部に当接させ、そのクランプリング90をチャンバー側部63にネジ止めすることによって、チャンバー窓61をOリングに押し付けている。
チャンバー底部62には、保持部7を貫通して半導体ウェハーWをその下面(ランプハウス5からの光が照射される側とは反対側の面)から支持するための複数(本実施の形態では3本)の支持ピン70が立設されている。支持ピン70は、例えば石英により形成されており、チャンバー6の外部から固定されているため、容易に取り替えることができる。
チャンバー側部63は、半導体ウェハーWの搬入および搬出を行うための搬送開口部66を有し、搬送開口部66は、軸662を中心に回動するゲートバルブ185により開閉可能とされる。チャンバー側部63における搬送開口部66とは反対側の部位には熱処理空間65に処理ガスを導入するガス導入路81が接続されている。ガス導入路81の一端はチャンバー側部63の内部に形成されるガス導入バッファ83に接続され、他端はガス供給源88に連通接続されている。ガス導入路81の経路途中にはガスバルブ82および流量調整弁85が介挿されている。ガス供給源88は、窒素ガス(N)、ヘリウムガス(He)、アルゴンガス(Ar)等の不活性ガス、または、酸素ガス(O)、アンモニアガス(NH)等の反応性ガスをガス導入路81に送給する。ガス供給源88は、これらのガスを択一的に、または、混合して供給する。また、搬送開口部66には熱処理空間65内の気体を排出する排出路86が形成され、ガスバルブ87を介して図示省略の排気機構に接続される。
図2は、チャンバー6をガス導入バッファ83の位置にて水平面で切断した断面図である。図2に示すように、ガス導入バッファ83は、図1に示す搬送開口部66の反対側においてチャンバー側部63の内周の約1/3に亘って形成されている。ガスバルブ82を開放することによって処理ガスはガス供給源88からガス導入路81に送給されてガス導入バッファ83へと導かれ、複数のガス供給孔84から熱処理空間65内へと供給される。処理ガスの供給流量は流量調整弁85によって定められる。また、ガスバルブ87を開放することによって熱処理空間65内の雰囲気は排出路86から排気される。これによって、熱処理空間65に図2の矢印AR4にて示すような処理ガスの気流が形成される。
図1に戻り、基板処理装置1は、チャンバー6の内部において半導体ウェハーWを水平姿勢にて載置して保持しつつフラッシュ光照射前にその保持する半導体ウェハーWの予備加熱を行う略円板状の保持部7と、保持部7をチャンバー6の底面であるチャンバー底部62に対して昇降させる保持部昇降機構4と、を備える。図1に示す保持部昇降機構4は、略円筒状のシャフト41、移動板42、ガイド部材43(本実施の形態ではシャフト41の周りに3本配置される)、固定板44、ボールネジ45、ナット46およびモータ40を有する。チャンバー6の下部であるチャンバー底部62には保持部7よりも小さい直径を有する略円形の下部開口64が形成されており、ステンレススチール製のシャフト41は、下部開口64を挿通して、保持部7(厳密には保持部7のホットプレート71)の下面に接続されて保持部7を支持する。
移動板42にはボールネジ45と螺合するナット46が固定されている。また、移動板42は、チャンバー底部62に固定されて下方へと伸びるガイド部材43により摺動自在に案内されて上下方向に移動可能とされる。また、移動板42は、シャフト41を介して保持部7に連結される。
モータ40は、ガイド部材43の下端部に取り付けられる固定板44に設置され、タイミングベルト401を介してボールネジ45に接続される。保持部昇降機構4により保持部7が昇降する際には、駆動部であるモータ40が制御部3の制御によりボールネジ45を回転し、ナット46が固定された移動板42がガイド部材43に沿って鉛直方向に移動する。この結果、移動板42に固定されたシャフト41が鉛直方向に沿って移動し、シャフト41に接続された保持部7が図1に示す半導体ウェハーWの受渡位置と図5に示す半導体ウェハーWの処理位置との間で滑らかに昇降する。
移動板42の上面には略半円筒状(円筒を長手方向に沿って半分に切断した形状)のメカストッパ451がボールネジ45に沿うように立設されており、仮に何らかの異常により移動板42が所定の上昇限界を超えて上昇しようとしても、メカストッパ451の上端がボールネジ45の端部に設けられた端板452に突き当たることによって移動板42の異常上昇が防止される。これにより、保持部7がチャンバー窓61の下方の所定位置以上に上昇することはなく、保持部7とチャンバー窓61との衝突が防止される。
また、保持部昇降機構4は、チャンバー6の内部のメンテナンスを行う際に保持部7を手動にて昇降させる手動昇降部49を有する。手動昇降部49はハンドル491および回転軸492を有し、ハンドル491を介して回転軸492を回転することより、タイミングベルト495を介して回転軸492に接続されるボールネジ45を回転して保持部7の昇降を行うことができる。
チャンバー底部62の下側には、シャフト41の周囲を囲み下方へと伸びる伸縮自在のベローズ47が設けられ、その上端はチャンバー底部62の下面に接続される。一方、ベローズ47の下端はベローズ下端板471に取り付けられている。べローズ下端板471は、鍔状部材411によってシャフト41にネジ止めされて取り付けられている。保持部昇降機構4により保持部7がチャンバー底部62に対して上昇する際にはベローズ47が収縮され、下降する際にはべローズ47が伸張される。そして、保持部7が昇降する際にも、ベローズ47が伸縮することによって熱処理空間65内の気密状態が維持される。
図3は、保持部7の構成を示す断面図である。保持部7は、半導体ウェハーWよりも大きな径の略円板状を有する。保持部7は、半導体ウェハーWを予備加熱(いわゆるアシスト加熱)するホットプレート(加熱プレート)71、および、ホットプレート71の上面(保持部7が半導体ウェハーWを保持する側の面)に設置されるサセプタ72を有する。保持部7の下面には、既述のように保持部7を昇降するシャフト41が接続される。サセプタ72は石英(あるいは、窒化アルミニウム(AIN)等であってもよい)により形成され、その上面には半導体ウェハーWの位置ずれを防止するピン75が設けられる。サセプタ72は、その下面をホットプレート71の上面に面接触させてホットプレート71上に設置される。これにより、サセプタ72は、ホットプレート71からの熱エネルギーを拡散してサセプタ72上面に載置された半導体ウェハーWに伝達するとともに、メンテナンス時にはホットプレート71から取り外して洗浄可能とされる。
ホットプレート71は、ステンレススチール製の上部プレート73および下部プレート74にて構成される。上部プレート73と下部プレート74との間には、ホットプレート71を加熱するニクロム線等の抵抗加熱線76が配設され、導電性のニッケル(Ni)ロウが充填されて封止されている。また、上部プレート73および下部プレート74の端部はロウ付けにより接着されている。
図4は、ホットプレート71を示す平面図である。図4に示すように、ホットプレート71は、保持される半導体ウェハーWと対向する領域の中央部に同心円状に配置される円板状のゾーン711および円環状のゾーン712、並びに、ゾーン712の周囲の略円環状の領域を周方向に4等分割した4つのゾーン713〜716を備え、各ゾーン間には若干の間隙が形成されている。また、ホットプレート71には、支持ピン70が挿通される3つの貫通孔77が、ゾーン711とゾーン712との隙間の周上に120°毎に設けられる。
6つのゾーン711〜716のそれぞれには、相互に独立した抵抗加熱線76が周回するように配設されてヒータが個別に形成されており、各ゾーンに内蔵されたヒータにより各ゾーンが個別に加熱される。保持部7に保持された半導体ウェハーWは、6つのゾーン711〜716に内蔵されたヒータにより加熱される。また、ゾーン711〜716のそれぞれには、熱電対を用いて各ゾーンの温度を計測するセンサ710が設けられている。各センサ710は略円筒状のシャフト41の内部を通り制御部3に接続される。
ホットプレート71が加熱される際には、センサ710により計測される6つのゾーン711〜716のそれぞれの温度が予め設定された所定の温度になるように、各ゾーンに配設された抵抗加熱線76への電力供給量が制御部3により制御される。制御部3による各ゾーンの温度制御はPID(Proportional,Integral,Derivative)制御により行われる。ホットプレート71では、半導体ウェハーWの熱処理(複数の半導体ウェハーWを連続的に処理する場合は、全ての半導体ウェハーWの熱処理)が終了するまでゾーン711〜716のそれぞれの温度が継続的に計測され、各ゾーンに配設された抵抗加熱線76への電力供給量が個別に制御されて、すなわち、各ゾーンに内蔵されたヒータの温度が個別に制御されて各ゾーンの温度が設定温度に維持される。なお、各ゾーンの設定温度は、基準となる温度から個別に設定されたオフセット値だけ変更することが可能とされる。
6つのゾーン711〜716にそれぞれ配設される抵抗加熱線76は、シャフト41の内部を通る電力線を介してプレート電源98(図6参照)に接続されている。プレート電源98から各ゾーンに至る経路途中において、プレート電源98からの電力線は、マグネシア(マグネシウム酸化物)等の絶縁体を充填したステンレスチューブの内部に互いに電気的に絶縁状態となるように配置される。なお、シャフト41の内部は大気開放されている。
次に、ランプハウス5は、チャンバー6の上方に設けられている。ランプハウス5は、筐体51の内側に、複数本(本実施形態では30本)のキセノンフラッシュランプFLからなる光源と、その光源の上方を覆うように設けられたリフレクタ52と、を備えて構成される。また、ランプハウス5の筐体51の底部にはランプ光放射窓53が装着されている。ランプハウス5の床部を構成するランプ光放射窓53は、石英により形成された板状部材である。ランプハウス5がチャンバー6の上方に設置されることにより、ランプ光放射窓53がチャンバー窓61と相対向することとなる。ランプハウス5は、チャンバー6内にて保持部7に保持される半導体ウェハーWにランプ光放射窓53およびチャンバー窓61を介してフラッシュランプFLからフラッシュ光を照射することにより半導体ウェハーWを加熱する。
複数のフラッシュランプFLは、それぞれが長尺の円筒形状を有する棒状ランプであり、それぞれの長手方向が保持部7に保持される半導体ウェハーWの主面に沿って(つまり水平方向に沿って)互いに平行となるように平面状に配列されている。よって、フラッシュランプFLの配列によって形成される平面も水平面である。複数のフラッシュランプFLの配列によって形成される平面の平面エリアは少なくとも保持部7に保持される半導体ウェハーWよりも大きい。
キセノンフラッシュランプFLは、その内部にキセノンガスが封入されその両端部にコンデンサーに接続された陽極および陰極が配設された棒状のガラス管(放電管)と、該ガラス管の外周面上に付設されたトリガー電極とを備える。キセノンガスは電気的には絶縁体であることから、コンデンサーに電荷が蓄積されていたとしても通常の状態ではガラス管内に電気は流れない。しかしながら、トリガー電極に高電圧を印加して絶縁を破壊した場合には、コンデンサーに蓄えられた電気がガラス管内に瞬時に流れ、そのときのキセノンの原子あるいは分子の励起によって光が放出される。このようなキセノンフラッシュランプFLにおいては、予めコンデンサーに蓄えられていた静電エネルギーが0.1ミリセカンドないし100ミリセカンドという極めて短い光パルスに変換されることから、連続点灯の光源に比べて極めて強い光を照射し得るという特徴を有する。フラッシュランプFLの発光時間は、フラッシュランプFLに電力供給を行うランプ電源99(図6参照)のコイル定数によって調整することができる。
また、リフレクタ52は、複数のフラッシュランプFLの上方にそれら全体を覆うように設けられている。リフレクタ52の基本的な機能は、複数のフラッシュランプFLから出射されたフラッシュ光を保持部7の側に反射するというものである。リフレクタ52はアルミニウム合金板にて形成されており、その表面(フラッシュランプFLに臨む側の面)はブラスト処理により粗面化加工が施されて梨地模様を呈する。このような粗面化加工を施しているのは、リフレクタ52の表面が完全な鏡面であると、複数のフラッシュランプFLからの反射光の強度に規則パターンが生じて半導体ウェハーWの表面温度分布の均一性が低下するためである。
制御部3は、基板処理装置1に設けられた上記の種々の動作機構を制御する。図6は、制御部3の構成を示すブロック図である。制御部3のハードウェアとしての構成は一般的なコンピュータと同様である。すなわち、制御部3は、各種演算処理を行うCPU31、基本プログラムを記憶する読み出し専用のメモリであるROM32、各種情報を記憶する読み書き自在のメモリであるRAM33および制御用ソフトウェアやデータなどを記憶しておく磁気ディスク34をバスライン39に接続して構成されている。
また、バスライン39には、チャンバー6内にて保持部7を昇降させる保持部昇降機構4のモータ40、フラッシュランプFLに電力供給を行うランプ電源99、チャンバー6内への処理ガスの給排を行うガスバルブ82,87、流量調整弁85、搬送開口部66を開閉するゲートバルブ185およびホットプレート71のゾーン711〜716への電力供給を行うプレート電源98等が電気的に接続されている。制御部3のCPU31は、磁気ディスク34に格納された制御用ソフトウェアを実行することにより、これらの各動作機構を制御して、半導体ウェハーWの加熱処理を進行する。
さらに、バスライン39には、表示部35および入力部36が電気的に接続されている。表示部35は、例えば液晶ディスプレイ等を用いて構成されており、処理結果やレシピ内容等の種々の情報を表示する。入力部36は、例えばキーボードやマウス等を用いて構成されており、コマンドやパラメータ等の入力を受け付ける。装置のオペレータは、表示部35に表示された内容を確認しつつ入力部36からコマンドやパラメータ等の入力を行うことができる。なお、表示部35と入力部36とを一体化してタッチパネルとして構成するようにしても良い。
上記の構成以外にも基板処理装置1は、半導体ウェハーWの熱処理時にフラッシュランプFLおよびホットプレート71から発生する熱エネルギーによるチャンバー6およびランプハウス5の過剰な温度上昇を防止するため、様々な冷却用の構造を備えている。例えば、チャンバー6のチャンバー側部63およびチャンバー底部62には水冷管(図示省略)が設けられている。また、ランプハウス5は、内部に気体流を形成して排熱するための気体供給管55および排気管56が設けられて空冷構造とされている(図1,5参照)。また、チャンバー窓61とランプ光放射窓53との間隙にも空気が供給され、ランプハウス5およびチャンバー窓61を冷却する。
次に、半導体ウェハーWの処理手順について説明する。図7は、半導体ウェハーWに対する処理フローの一部を示すフローチャートである。シリコンの半導体ウェハーWの表面にフォトリソグラフィー技術を用いてパターンを形成し、必要な領域にボロン(B)等の不純物を注入する(ステップS1)。不純物の注入はイオン打ち込み法によって実行される。注入された不純物は基板処理装置1での光照射熱処理(アニール処理)によって活性化される(ステップS2)。なお、基板処理装置1における半導体ウェハーWの光照射熱処理についてはさらに後述する。
基板処理装置1でのアニール処理が終了した半導体ウェハーWには洗浄処理が行われる(ステップS3)。ここでの洗浄処理は、いわゆるRCA洗浄処理であり、アンモニア水+過酸化水素水からなるSC1(Standard Clean 1)洗浄液や塩酸+過酸化水素水からなるSC2(Standard Clean 2)洗浄液を用いて半導体ウェハーWから異物を除去する。その後、電極形成(ステップS5)がなされるのであるが、本実施形態においては電極形成を行う前に半導体ウェハーWの表面に形成された保護膜の剥離処理を行っている(ステップS4)。この剥離処理についても後述する。
図8は、基板処理装置1における半導体ウェハーWの処理手順を示すフローチャートである。図8に示す半導体ウェハーWの処理手順は、制御部3が基板処理装置1の各動作機構を制御することによって実行される。
まず、保持部7が図5に示す処理位置から図1に示す受渡位置に下降する(ステップS20)。「処理位置」とは、フラッシュランプFLから半導体ウェハーWに光照射が行われるときの保持部7の位置であり、図5に示す保持部7のチャンバー6内における位置である。また、「受渡位置」とは、チャンバー6に半導体ウェハーWの搬出入が行われるときの保持部7の位置であり、図1に示す保持部7のチャンバー6内における位置である。基板処理装置1における保持部7の基準位置は処理位置であり、処理前にあっては保持部7は処理位置に位置しており、これが処理開始に際して受渡位置に下降するのである。
保持部7はチャンバー6に固定設置された支持ピン70に対して昇降するものであり、図1に示すように、保持部7が受渡位置にまで下降するとチャンバー底部62に近接し、支持ピン70の先端が保持部7を貫通して保持部7の上方に突出する。
次に、保持部7が受渡位置に下降した後、ガスバルブ82が開かれてガス供給源88からチャンバー6の熱処理空間65内に不活性ガス(本実施形態では、窒素ガス)が供給される。それと同時に、ガスバルブ87が開かれて熱処理空間65内の気体が排気される(ステップS21)。チャンバー6に供給された窒素ガスは、熱処理空間65においてガス導入バッファ83から図2中に示す矢印AR4の方向へと流れ、排出路86およびガスバルブ87を介してユーティリティ排気により排気される。また、チャンバー6に供給された窒素ガスの一部は、べローズ47の内側に設けられる排出口(図示省略)からも排出される。
続いて、ゲートバルブ185が開いて搬送開口部66が開放され、装置外部の搬送ロボットにより搬送開口部66を介して半導体ウェハーWがチャンバー6内に搬入され、複数の支持ピン70上に載置される(ステップS22)。なお、半導体ウェハーWの搬入時におけるチャンバー6への窒素ガスのパージ量は流量調整弁85によって約40リットル/分とされている。
半導体ウェハーWがチャンバー6内に搬入されると、ゲートバルブ185により搬送開口部66が閉鎖される。そして、保持部昇降機構4により保持部7が受渡位置からチャンバー窓61に近接した処理位置にまで上昇する(ステップS23)。保持部7が受渡位置から上昇する過程において、半導体ウェハーWは支持ピン70から保持部7のサセプタ72へと渡され、サセプタ72の上面に載置・保持される。保持部7が処理位置にまで上昇するとサセプタ72に保持された半導体ウェハーWも処理位置に保持されることとなる。
ホットプレート71の6つのゾーン711〜716のそれぞれは、各ゾーンの内部(上部プレート73と下部プレート74との間)に個別に内蔵されたヒータ(抵抗加熱線76)により所定の温度まで加熱されている。保持部7が処理位置まで上昇して半導体ウェハーWが保持部7と接触することにより、その半導体ウェハーWはホットプレート71に内蔵されたヒータによって予備加熱されて温度が次第に上昇する(ステップS24)。
この処理位置にて約60秒間の予備加熱が行われ、半導体ウェハーWの温度が予め設定された予備加熱温度T1まで上昇する。予備加熱温度T1は、半導体ウェハーWに添加された不純物が熱により拡散する恐れのない、200℃ないし600℃程度、好ましくは350℃ないし550℃程度とされる。また、保持部7とチャンバー窓61との間の距離は、保持部昇降機構4のモータ40の回転量を制御することにより任意に調整することが可能とされている。
また、処理位置にて半導体ウェハーWの予備加熱が行われているときに、チャンバー6の熱処理空間65に酸素ガスが導入される(ステップS25)。すなわち、ガス供給源88からガス導入路81を経由して熱処理空間65に酸素ガスが供給される。このときに、酸素ガスのみを供給しても良いし、酸素ガスを窒素ガスに混合した混合ガスとして供給するようにしても良い。いずれの場合であっても、熱処理空間65に供給される酸素ガスは極微量であり、具体的には処理位置の保持部7に保持された半導体ウェハーWの周辺雰囲気中の酸素濃度が100ppm〜10%となるように制御部3がガスバルブ82および流量調整弁85を制御する。また、酸素ガスを導入するときには排気のガスバルブ87は閉止しておく。
約60秒間の予備加熱時間が経過した後、処理位置の保持部7に保持された半導体ウェハーWの周辺に酸素ガスが導入された状態にて制御部3の制御によりランプハウス5のフラッシュランプFLから半導体ウェハーWへ向けてフラッシュ光が照射される(ステップS26)。このとき、フラッシュランプFLから放射されるフラッシュ光の一部は直接にチャンバー6内の保持部7へと向かい、他の一部は一旦リフレクタ52により反射されてからチャンバー6内へと向かい、これらのフラッシュ光の照射により半導体ウェハーWのフラッシュ加熱が行われる。フラッシュ加熱は、フラッシュランプFLからの閃光照射により行われるため、半導体ウェハーWの表面温度を短時間で上昇することができる。
すなわち、ランプハウス5のフラッシュランプFLから照射されるフラッシュ光は、予め蓄えられていた静電エネルギーが極めて短い光パルスに変換された、照射時間が0.1ミリセカンド以上100ミリセカンド以下程度の極めて短く強い閃光である。そして、フラッシュランプFLからの閃光照射によりフラッシュ加熱される半導体ウェハーWの表面温度は、瞬間的に800℃以上1300℃以下程度の処理温度T2まで上昇し、半導体ウェハーWに注入された不純物が活性化された後、表面温度が急速に下降する。このように、基板処理装置1では、半導体ウェハーWの表面温度を極めて短時間で昇降することができるため、半導体ウェハーWに注入された不純物の熱による拡散を抑制しつつ不純物の活性化を行うことができる。なお、不純物の活性化に必要な時間はその熱拡散に必要な時間に比較して極めて短いため、0.1ミリセカンドないし100ミリセカンド程度の拡散が生じない短時間であっても活性化は完了する。
また、フラッシュ加熱によって、半導体ウェハーWの表面には薄い酸化膜が形成される。シリコンの酸化膜が形成される温度は800℃以上であるが、フラッシュランプFLの照射時間が0.1ミリセカンド以上100ミリセカンド以下と極めて短いため、半導体ウェハーWの表面温度が800℃以上となっている時間も極めて短い。このため、半導体ウェハーW周辺の酸素濃度にかかわらず、形成される酸化膜の厚さは約2nm程度のごく薄いものである。
フラッシュ加熱が終了して所定時間(数秒)が経過した時点で再びガス供給源88から熱処理空間65に窒素ガスを供給するとともに、排出路86から熱処理空間65内の酸素ガスを含む気体を排気する。これによって、熱処理空間65内の半導体ウェハーWの周辺雰囲気が窒素ガスにて置換される(ステップS27)。その結果、半導体ウェハーWの表面における酸化膜の成長が確実に停止する。
その後、保持部7が保持部昇降機構4により再び図1に示す受渡位置まで下降し、半導体ウェハーWが保持部7から支持ピン70へと渡される(ステップS28)。続いて、ゲートバルブ185により閉鎖されていた搬送開口部66が開放され、支持ピン70上に載置された半導体ウェハーWは装置外部の搬送ロボットにより搬出され、基板処理装置1における半導体ウェハーWのフラッシュ加熱処理(アニール処理)が完了する(ステップS29)。
以上のように、第1実施形態においては、不純物を注入した半導体ウェハーWの周辺に酸素ガスを導入した後にフラッシュランプFLから0.1ミリセカンド以上100ミリセカンド以下の照射時間にて閃光照射を行い、半導体ウェハーWの表面温度を瞬間的に800℃以上1300℃以下に昇温している。これにより、不純物の熱拡散を抑制しつつ活性化を行い、同時に半導体ウェハーWの表面にごく薄い酸化膜を形成している。
基板処理装置1におけるアニール処理が終了した半導体ウェハーWには洗浄処理(図7のステップS3)が行われるが、半導体ウェハーWの表面には酸化膜が形成されており、これが保護膜として機能するため、洗浄処理時の不純物の剥離を防止することができる。
図9は、保護膜を形成した半導体ウェハーWの表面近傍における洗浄前後の不純物濃度分布を示す図である。図11と同様に、図9の横軸は半導体ウェハーWの表面からの深さを示し、縦軸は不純物の濃度を示している。図9および図11は、SIMS(二次イオン質量分析)によって半導体ウェハーWの表面分析を行って得られた不純物の濃度プロファイルである。図9と図11とを対比すれば明らかなように、半導体ウェハーWの表面に保護膜(酸化膜)を形成することによって、洗浄処理時における不純物の剥離が顕著に抑制される。また、保護膜を形成した半導体ウェハーWについては洗浄前後でシート抵抗値の変動もなく、SIMSによる分析結果と整合する。
従来のように、ハロゲンランプを使用して1秒を超える照射時間にて光照射を行って半導体ウェハーWの温度を800℃以上に昇温しても表面に酸化膜を形成することは可能である。しかし、1秒を超えるような長時間の加熱を行うと不純物の熱拡散が生じて浅い接合が実現できないことは既述した通りである。さらに、1秒を超える長時間の加熱を行うと、酸化膜の厚さも第1実施形態にて形成される酸化膜よりも著しく厚くなる。酸化膜は半導体ウェハーW表面のシリコンを消費して成長するため、酸化膜が著しく厚くなると不純物も酸化膜中に取り込まれて半導体デバイスとしての機能が損なわれるという問題が生じる。
第1実施形態のように、不純物を注入した半導体ウェハーWの周辺に酸素ガスを導入した後にフラッシュランプFLから0.1ミリセカンド以上100ミリセカンド以下の照射時間にて閃光照射を行えば、不純物の熱拡散を抑制しつつ活性化ができるだけでなく、厚さ約2nm程度のごく薄い酸化膜を形成することができる。この程度の薄い酸化膜であれば、不純物の注入層はほとんど消費されないため、酸化膜中に取り込まれる不純物は極微量である。また、図9に示す通り、ごく薄い酸化膜であったとしても洗浄処理に対する保護膜としては十分に機能し、不純物の剥離を防止することができる。
但し、薄い酸化膜であったとしても電極形成(図7のステップS5)には障害となるため、その前に酸化膜の剥離処理を行う(図7のステップS4)。酸化膜の剥離処理は、ドライエッチングまたは5%程度の濃度のフッ酸溶液(HF)を用いたウェットエッチングによって行う。
<2.第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態の基板処理装置1の構成は第1実施形態と全く同じである。また、半導体ウェハーWに対する処理フローも第1実施形態の図7に示したのと同様である。第2実施形態が第1実施形態と相違するのは基板処理装置1における半導体ウェハーWの処理手順である。図10は、基板処理装置1における半導体ウェハーWの処理手順の他の例を示すフローチャートである。
図10のステップS120からステップS124までは図8のステップS20からステップS24までと同じである。すなわち、保持部7が図5に示す処理位置から図1に示す受渡位置に下降し(ステップS120)、熱処理空間65に対する窒素ガスの給排気が開始される(ステップS121)。そして、ゲートバルブ185が開いて搬送開口部66が開放され、半導体ウェハーWがチャンバー6内に搬入されて複数の支持ピン70上に載置される(ステップS122)。その後、ゲートバルブ185により搬送開口部66が閉鎖され、保持部7が受渡位置から処理位置にまで上昇する(ステップS123)。保持部7が受渡位置から上昇する過程において、半導体ウェハーWは支持ピン70から保持部7のサセプタ72へと渡され、ホットプレート71に内蔵されたヒータによって予備加熱される(ステップS124)。
処理位置にて約60秒間の予備加熱が行われ、半導体ウェハーWの温度が予め設定された予備加熱温度T1まで上昇する。予備加熱温度T1は、半導体ウェハーWに添加された不純物が熱により拡散する恐れのない、200℃ないし600℃程度、好ましくは350℃ないし550℃程度とされる。
第2実施形態においては、約60秒間の予備加熱時間が経過した後、保持部7が処理位置に位置したまま制御部3の制御によりランプハウス5のフラッシュランプFLから半導体ウェハーWへ向けてフラッシュ光が照射される(ステップS125)。このときには、保持部7に保持された半導体ウェハーWの周辺は窒素ガス雰囲気である。
第2実施形態では、処理位置の保持部7に保持された半導体ウェハーWにフラッシュ光を照射してから5秒以内に熱処理空間65に酸素ガスを導入する(ステップS126)。このときに、酸素ガスのみを供給しても良いし、酸素ガスを窒素ガスに混合した混合ガスとして供給するようにしても良い。いずれの場合であっても、第1実施形態と同様に、熱処理空間65に供給される酸素ガスは極微量であり、具体的には処理位置の保持部7に保持された半導体ウェハーWの周辺雰囲気中の酸素濃度が100ppm〜10%となるように制御部3がガスバルブ82および流量調整弁85を制御する。また、酸素ガスを導入するときには排気のガスバルブ87は閉止しておく。
ランプハウス5のフラッシュランプFLから照射されるフラッシュ光は、予め蓄えられていた静電エネルギーが極めて短い光パルスに変換された、照射時間が0.1ミリセカンド以上100ミリセカンド以下程度の極めて短く強い閃光である。そして、フラッシュランプFLからの閃光照射によりフラッシュ加熱される半導体ウェハーWの表面温度は、瞬間的に800℃以上1300℃以下程度の処理温度T2まで上昇し、半導体ウェハーWに注入された不純物が活性化された後、表面温度が急速に下降する。第1実施形態と同様に、基板処理装置1では、半導体ウェハーWの表面温度を極めて短時間で昇降することができるため、半導体ウェハーWに注入された不純物の熱による拡散を抑制しつつ不純物の活性化を行うことができる。
また、フラッシュ光を照射してから5秒以内であれば、フラッシュ加熱の熱が半導体ウェハーWの表面に残留している。このためフラッシュ光照射から5秒以内に半導体ウェハーWの周辺に酸素ガスを導入すれば、残留する熱によって半導体ウェハーWの表面に薄い酸化膜が形成される。形成される酸化膜の厚さは第1実施形態と同じく約2nm程度のごく薄いものである。
フラッシュ光照射から5秒を超えて経過してから酸素ガスを導入しても、半導体ウェハーWの表面温度が低下しすぎているため表面に酸化膜は成長しない。このため、酸化膜を形成するためにはフラッシュ光照射からなるべく短時間で半導体ウェハーWの周辺に酸素ガスを導入するのが好ましく、フラッシュ光の照射から5秒以内であれば酸化膜が形成可能であるが、2秒以内が望ましい。
その後、フラッシュ加熱が終了して所定時間(数秒)が経過した時点で再びガス供給源88から熱処理空間65に窒素ガスを供給するとともに、排出路86から熱処理空間65内の酸素ガスを含む気体を排気する。これによって、熱処理空間65内の半導体ウェハーWの周辺雰囲気が窒素ガスにて置換される(ステップS127)。その結果、半導体ウェハーWの表面における酸化膜の成長が確実に停止する。なお、第2実施形態においては、フラッシュ加熱が終了してから5秒を超えて経過した後に熱処理空間65を窒素ガスに置換する。
次に、保持部7が再び図1に示す受渡位置まで下降し、半導体ウェハーWが保持部7から支持ピン70へと渡される(ステップS128)。続いて、ゲートバルブ185により閉鎖されていた搬送開口部66が開放され、支持ピン70上に載置された半導体ウェハーWは装置外部の搬送ロボットにより搬出され、基板処理装置1における半導体ウェハーWのフラッシュ加熱処理が完了する(ステップS129)。
以上のように、第2実施形態においては、不純物を注入した半導体ウェハーWにフラッシュランプFLから0.1ミリセカンド以上100ミリセカンド以下の照射時間にて閃光照射を行った後、5秒以内に半導体ウェハーWの周辺に酸素ガスを導入している。このようにしても、不純物の熱拡散を抑制しつつ活性化ができるだけでなく、半導体ウェハーWの表面に厚さ約2nm程度のごく薄い酸化膜を形成することができる。この程度の薄い酸化膜であれば、不純物の注入層はほとんど消費されないため、半導体ウェハーWの表面から不純物が欠乏することは無い。また、上述の通り、約2nm程度のごく薄い酸化膜であったとしても洗浄処理に対する保護膜としては十分に機能し、不純物の剥離を防止することができる。
<3.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この発明はその趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記各実施形態においては、半導体ウェハーWの周辺に酸素ガスを導入していたが、これに限定されるものではなく、シリコンと反応して膜を形成する反応性ガスであれば良い。反応性ガスには、シリコンと反応して酸化膜を形成する酸化性ガスおよびシリコンと反応して窒化膜を形成する窒化性ガスが含まれる。酸化性ガスとしては、上記各実施形態にて述べた酸素ガスの他にオゾンガス(O)が含まれる。また、窒化性ガスとしては、アンモニアガス(NH)や二酸化窒素(NO)が含まれる。さらに、反応性ガスとしては、シラン(SiH)やジシラン(Si)であっても良い。第1実施形態と同様に不純物を注入した半導体ウェハーWの周辺にこれらの反応性ガスを導入した後にフラッシュランプFLから0.1ミリセカンド以上100ミリセカンド以下の照射時間にて閃光照射を行うことにより、または、第2実施形態と同様に不純物を注入した半導体ウェハーWに閃光照射を行った後、5秒以内にこれらの反応性ガスを導入することにより、半導体ウェハーWの表面には薄い保護膜を形成することができる。その結果、半導体ウェハーWに注入された不純物の熱による拡散を抑制しつつ不純物の活性化を行うことができ、しかも洗浄処理時の不純物の剥離を防止することができる。
また、上記各実施形態においては、窒素ガス等の不活性ガスと酸素ガス等の反応性ガスとを同じ経路にてチャンバー6に導入するようにしていたが、これらは異なる供給源から別経路にてそれぞれ供給するようにしても良い。
また、上記各実施形態においては、不活性ガスを窒素ガスとしていたが、これをアルゴンガスやヘリウムガスとしても良い。もっとも、プロセスのコスト上昇を抑制する観点からは窒素ガスを用いるのが好ましい。
また、光照射を行う光源としてはフラッシュランプFLに限定されるものではなく、0.1ミリセカンド以上100ミリセカンド以下の照射時間にて光照射が可能なものであれば良く、例えばレーザであっても良い。
また、第1実施形態ではフラッシュランプFLからの閃光照射の前に反応性ガスを導入し、第2実施形態では閃光照射から5秒以内に反応性ガスを導入していたが、フラッシュランプFLの閃光照射と同時に半導体ウェハーWの周辺に反応性ガスを導入するようにしても良い。
また、上記各実施形態においては、ランプハウス5に30本のフラッシュランプFLを備えるようにしていたが、これに限定されるものではなく、フラッシュランプFLの本数は任意の数とすることができる。また、フラッシュランプFLはキセノンフラッシュランプに限定されるものではなく、クリプトンフラッシュランプであっても良い。
また、上記各実施形態においては、ホットプレート71を含む保持部7からの伝熱によって半導体ウェハーWの予備加熱を行っていたが、チャンバー6の底部にハロゲンランプを設け、そのハロゲンランプからの光照射によって半導体ウェハーWの予備加熱を行うようにしても良い。
また、本発明に係る技術は、アモルファス化したソース・ドレイン領域に注入された不純物を活性化するときにも有効である。すなわち、パターンの微細化にともなって、ソース・ドレイン領域に予めゲルマニウム(Ge)等の重い不純物を打ち込んでアモルファス化することにより、ボロン等を浅く注入することが必須となっている。この場合に、酸化膜を形成した後にアモルファス化のための不純物打ち込みを行うと、ソース・ドレイン領域に酸素が入り込むという不都合が生じる。本発明に係る技術を適用すれば、ソース・ドレイン領域に注入したボロン等の不純物の活性化を行いつつ、その表面に酸化膜(または窒化膜)を形成することができ、その後の薬液洗浄によるソース・ドレイン領域の腐食を防ぐことができる。
また、本発明に係る技術は、シリコン膜が形成されたガラス基板に対して適用することもできる。
1 熱処理装置
3 制御部
4 保持部昇降機構
5 ランプハウス
6 チャンバー
7 保持部
60 上部開口
61 チャンバー窓
65 熱処理空間
71 ホットプレート
72 サセプタ
81 ガス導入路
82,87 ガスバルブ
83 ガス導入バッファ
85 流量調整弁
88 ガス供給源
FL フラッシュランプ
W 半導体ウェハー

Claims (9)

  1. 不純物を注入した半導体基板の処理を行う基板処理方法であって、
    不純物を注入した半導体基板の周辺にシリコンと反応する反応性ガスを導入するガス導入工程と、
    前記半導体基板に0.1ミリセカンド以上100ミリセカンド以下の照射時間にて光を照射して前記半導体基板を加熱する光照射工程と、
    を備え、
    前記半導体基板に光を照射してから5秒以内に前記反応性ガスを前記半導体基板の周辺に導入することを特徴とする基板処理方法。
  2. 請求項1記載の基板処理方法において、
    前記半導体基板に光を照射してから所定時間経過後に前記半導体基板の周辺雰囲気を不活性ガスにて置換することを特徴とする基板処理方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の基板処理方法において、
    前記光照射工程は、前記半導体基板の表面を800℃以上1300℃以下に加熱することを特徴とする基板処理方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の基板処理方法において、
    前記反応性ガスとの反応によって前記半導体基板の表面に形成された膜を前記半導体基板に電極形成を行う前に剥離することを特徴とする基板処理方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の基板処理方法において、
    前記反応性ガスは、シリコンと反応して酸化膜を形成する酸化性ガスを含むことを特徴とする基板処理方法。
  6. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の基板処理方法において、
    前記反応性ガスは、シリコンと反応して窒化膜を形成する窒化性ガスを含むことを特徴とする基板処理方法。
  7. 不純物を注入した半導体基板の加熱処理を行う基板処理装置であって、
    前記半導体基板を収容するチャンバーと、
    前記チャンバー内にて前記半導体基板を保持する保持手段と、
    前記チャンバー内にシリコンと反応する反応性ガスを導入するガス導入手段と、
    前記保持手段に保持された前記半導体基板に0.1ミリセカンド以上100ミリセカンド以下の照射時間にて光を照射する光照射手段と、
    前記チャンバー内に前記反応性ガスを導入するタイミングを制御するガス導入制御手段と、
    を備え、
    前記ガス導入制御手段は、前記半導体基板に光を照射してから5秒以内に前記反応性ガスを前記チャンバー内に導入するように前記ガス導入手段を制御することを特徴とする基板処理装置。
  8. 請求項7記載の基板処理装置において、
    前記反応性ガスは、シリコンと反応して酸化膜を形成する酸化性ガスを含むことを特徴とする基板処理装置。
  9. 請求項7記載の基板処理装置において、
    前記反応性ガスは、シリコンと反応して窒化膜を形成する窒化性ガスを含むことを特徴とする基板処理装置。
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