JP2014007332A - ウエーハの加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ウエーハに加工品質の悪化を引き起こすことなくDAF付きチップを形成可能なウエーハの加工方法を提供することである。
【解決手段】 交差する複数の分割予定ラインが設定されたウエーハの加工方法であって、ウエーハの裏面に紫外線の照射によって硬化する接着シートを貼着し、該接着シート上に粘着シートを貼着するシート貼着ステップと、該シート貼着ステップを実施した後、ウエーハの表面側からウエーハを完全切断する深さに切削ブレードを切り込ませるとともに該切削ブレードで該分割予定ラインに沿ってウエーハのみを完全切断しウエーハを個々のチップへと分割する切削ステップと、該切削ステップを実施した後、ウエーハの表面側から紫外線を照射して隣接するチップ間の該接着シートを硬化させて該チップに沿って破断させる紫外線照射ステップと、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、ウエーハの加工方法に関し、特に裏面に接着シートが貼着されたチップを形成するウエーハの加工方法に関する。
半導体デバイス製造プロセスにおいては、複数のICやLSI等の半導体デバイスが表面に形成された半導体ウエーハを個々のチップへと分割することで半導体デバイスが形成される。
分割された半導体デバイスは、金属製基板(リードフレーム)やテープ基板等にダイボンディングされ、これらの金属製基板やテープ基板が分割されることで個々の半導体チップが製造される。こうして製造された半導体チップは、携帯電話やパソコン等の各種電気機器に広く使用されている。
半導体デバイスを基板上にダイボンディングするには、基板上の半導体デバイス搭載位置に半田やAu‐Si共晶、樹脂ペースト等の接着剤を供給してその上に半導体デバイスを載置して接着する方法が用いられている。
近年では、例えば特開2000−182995号公報に開示されているように、予め半導体ウエーハの裏面にDAF(ダイアタッチフィルム)と称される接着シートを接着しておく方法が広く採用されている。
即ち、DAFが接着された半導体ウエーハを個々のチップへと分割することで、接着シートが裏面に装着された半導体チップを形成する。その後、半導体チップ裏面のDAFを介して基板上にダイボンディングすることで、使用する接着剤を最小限とし、また半導体チップの搭載エリアを最小にできるというメリットがある。
特開2000−182995号公報
ところが、DAFを切削ブレードで切削すると、切削ブレードに目詰まりが生じて切削不良が発生し、ウエーハにクラックが発生したり、チッピングが大きく多量に発生する等の加工品質の悪化を引き起こす。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ウエーハに加工品質の悪化を引き起こすことなくDAF付きチップを形成可能なウエーハの加工方法を提供することである。
本発明によると、交差する複数の分割予定ラインが設定されたウエーハの加工方法であって、ウエーハの裏面に紫外線の照射によって硬化する接着シートを貼着し、該接着シート上に粘着シートを貼着するシート貼着ステップと、該シート貼着ステップを実施した後、ウエーハの表面側からウエーハを完全切断する深さに切削ブレードを切り込ませるとともに該切削ブレードで該分割予定ラインに沿ってウエーハのみを完全切断しウエーハを個々のチップへと分割する切削ステップと、該切削ステップを実施した後、ウエーハの表面側から紫外線を照射して隣接するチップ間の該接着シートを硬化させて該チップに沿って破断させる紫外線照射ステップと、を備えたことを特徴とするウエーハの加工方法が提供される。
好ましくは、ウエーハの加工方法は、紫外線照射ステップを実施した後、裏面に接着シートが貼着されたチップを粘着シート上からピックアップするピックアップステップを更に備えている。
本発明のウエーハの加工方法によると、紫外線照射によって硬化する接着シートを用い、切削ステップでは切削ブレードで接着シートまで切り込まずウエーハのみを切削して個々のチップに分割し、切削溝を介して紫外線を照射して接着シートを硬化して破断させるため、切削ブレードに目詰まりが生じることがなく、ウエーハにクラックが発生したり、チッピングが大きく多量に発生する等の加工品質の悪化を引き起こすことが防止される。
半導体ウエーハの表面に表面保護テープを貼着する様子を示す斜視図である。 研削ステップを示す斜視図である。 シート貼着ステップを示す断面図である。 切削ステップを示す一部断面側面図である。 紫外線照射ステップを示す断面図である。 ピックアップステップを示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、本発明の加工方法の加工対象となる半導体ウエーハ11の表面側斜視図が示されている。半導体ウエーハ(以下ウエーハと略称することがある)11は、例えば厚さが700μmのシリコンウエーハから成っており、表面11aに複数の分割予定ライン(ストリート)13が格子状に形成されているとともに、該複数の分割予定ライン13によって区画された各領域にそれぞれIC、LSI等のデバイス15が形成されている。
このように構成されたウエーハ11は、デバイス15が形成されているデバイス領域17と、デバイス領域17を囲繞する外周余剰領域19をその表面11aに備えている。また、ウエーハ11の外周には、シリコンウエーハの結晶方位を示すマークとしてのノッチ21が形成されている。
本発明のウエーハの加工方法では、半導体ウエーハ11の表面11aに形成されたデバイス15を保護するために、図1に示すように、ウエーハ11の表面11aに表面保護テープ23が貼着される。表面保護テープ23に替えて、ガラス又はシリコンウエーハ等からなる保護部材をウエーハ11の表面11aに配設するようにしてもよい。
ウエーハ11の表面11aに表面保護テープ23を貼着した後、ウエーハ11の裏面11bを研削してウエーハ11を所定の厚み(例えば100μm)に薄化する研削ステップを実施する。
この研削ステップでは、図2に示すように、研削装置のチャックテーブル32でウエーハ11の表面11aに貼着された表面保護テープ23側を吸引保持し、ウエーハ11の裏面11bを露出させる。
図2において、研削ユニット34は、回転駆動されるスピンドル36と、スピンドル36の先端に固定されたホイールマウント38と、ホイールマウント38に複数のねじ42により着脱可能に装着された研削ホイール40とを含んでいる。研削ホイール40は、環状基台44の自由端部に複数の研削砥石46が固着されて構成されている。
この研削ステップでは、チャックテーブル32を矢印a方向に例えば300rpmで回転しつつ、研削ホイール40をチャックテーブル32と同一方向に、即ち矢印b方向に例えば6000rpmで回転させるとともに、図示しない研削ユニット送り機構を作動して研削砥石46をウエーハ11の裏面11bに圧接させる。
そして、切削ホイール40を所定の研削送り速度で下方に所定量研削送りして、ウエーハ11の裏面11bの研削を実施する。接触式又は非接触式の厚み測定ゲージでウエーハ11の厚みを測定しながら、ウエーハ11を所定の厚みに仕上げる。
研削ステップを実施した後、ウエーハ11の裏面11bにDAF(ダイアタッチフィルム)と称される接着シートを貼着し、更にその上に粘着シートを貼着するシート貼着ステップを実施する。
即ち、図3に示すように、ウエーハ11の裏面11bに紫外線の照射によって硬化するDAF29を貼着し、更にその上に粘着シート(ダイシングテープ)Tを貼着する。そして、粘着シートTの外周部を環状フレームFに貼着する。粘着シートTは紫外線の照射によって硬化しない粘着シートが好ましい。
シート貼着ステップを実施した後、図4に示すように、ウエーハ11の表面11a側からウエーハ11を完全切断する深さに切削ブレード56を切り込ませるとともに、切削ブレード56で分割予定ライン13に沿ってウエーハ11のみを完全切断しウエーハ11を個々のデバイスチップ27へと分割する分割ステップを実施する。
図4において、切削装置の切削ユニット52はモータにより高速回転(例えば30000rpm)されるスピンドル54と、スピンドル54の先端に装着された切削ブレード56を含んでいる。
この切削ステップを実施する前に、切削ブレード56と分割予定ライン13とを整列させるアライメントステップを実施するが、アライメントステップはよく知られたステップであるので本明細書ではその説明を省略する。
図4では、ウエーハ11を保持するチャックテーブルが省略されている。切削ステップでは、切削ブレード56を矢印A方向に高速回転させながらウエーハ11を完全切断する深さに切り込ませるとともに、図示しないチャックテーブルを紙面に垂直方向に加工送りすることにより、切削ブレード56で分割予定ライン13に沿ってウエーハ11のみを完全切断し、ウエーハ11を個々のデバイスチップ27へと分割する。ここで、「ウエーハのみ」には、DAF29を僅かに切削する形態も含むものとする。
チャックテーブルを割り出し送りしながら、第1の方向に伸長する分割予定ライン13に沿って次々と切削溝35を形成する。次いで、チャックテーブルを90度回転してから、第1の方向に直交する第2の方向に伸長する分割予定ライン13に沿ってウエーハ11を切削して切削溝35を形成する。
切削ステップを実施した後、図5に示すように、紫外線ランプ48からウエーハ11の表面11aに紫外線を照射する紫外線照射ステップを実施する。紫外線ランプ48はLEDから構成されるのが好ましい。LEDは発熱が少ないため、加熱によるDAF29の変質を防ぐことができる。
この紫外線照射ステップを実施すると、デバイスチップ27間の切削溝35を通して紫外線が紫外線硬化型DAF29に照射され、照射された部分33が硬化して収縮することでDAF29がデバイスチップ27に沿って破断される。切削溝35は十分広いので、紫外線を切削溝35を通して紫外線硬化型DAF29に確実に照射することができる。
紫外線照射ステップを実施した後、図6に示すように、裏面にDAF29が貼着されたデバイスチップ27をピックアップコレット50により粘着シートT上からピックアップするピックアップステップを実施する。
上述した実施形態のウエーハの加工方法によると、切削ブレード56でウエーハ11のみを完全切断し、切削溝35を通して紫外線をDAF29に照射して硬化させることよりデバイスチップ27に沿って破断させるため、切削ブレード56に目詰まりが生じることが防止される。また、ウエーハ11にクラックが発生したり、チッピングが大きく多量に発生する等の加工品質の悪化を引き起こすことが防止される。
11 半導体ウエーハ
11a 表面
11b 裏面
23 表面保護テープ
27 デバイスチップ
29 DAF(接着シート)
34 研削ユニット
40 研削ホイール
48 紫外線ランプ
50 ピックアップコレット
56 切削ブレード

Claims (2)

  1. 交差する複数の分割予定ラインが設定されたウエーハの加工方法であって、
    ウエーハの裏面に紫外線の照射によって硬化する接着シートを貼着し、該接着シート上に粘着シートを貼着するシート貼着ステップと、
    該シート貼着ステップを実施した後、ウエーハの表面側からウエーハを完全切断する深さに切削ブレードを切り込ませるとともに該切削ブレードで該分割予定ラインに沿ってウエーハのみを完全切断しウエーハを個々のチップへと分割する切削ステップと、
    該切削ステップを実施した後、ウエーハの表面側から紫外線を照射して隣接するチップ間の該接着シートを硬化させて該チップに沿って破断させる紫外線照射ステップと、
    を備えたことを特徴とするウエーハの加工方法。
  2. 前記紫外線照射ステップを実施した後、裏面に前記接着シートが貼着された前記チップを前記粘着シート上からピックアップするピックアップステップを更に備える請求項1記載のウエーハの加工方法。
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