JP2014004902A - 鞍乗り型車両用エンジンにおける遮熱構造 - Google Patents
鞍乗り型車両用エンジンにおける遮熱構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014004902A JP2014004902A JP2012141347A JP2012141347A JP2014004902A JP 2014004902 A JP2014004902 A JP 2014004902A JP 2012141347 A JP2012141347 A JP 2012141347A JP 2012141347 A JP2012141347 A JP 2012141347A JP 2014004902 A JP2014004902 A JP 2014004902A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine body
- engine
- saddle
- type vehicle
- head cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Abstract
【課題】複数のエンジン本体構成部品が結合されて成るエンジン本体が車体フレームに支持され、エンジン本体の外方に機能部品が配置される鞍乗り型車両用エンジンにおいて、重量増加を抑えるとともにエンジン本体の周囲の部品の配置上の自由度を狭めることがないようにしてエンジン本体から機能部品への熱影響を低減する。
【解決手段】複数のエンジン本体構成部品のうち相互に結合される2つの特定のエンジン本体構成部品35,36間に介装されるガスケット124Aに、それらの特定のエンジン本体構成部品35,36の結合部126からエンジン本体32の外表面に沿って延出する延出部124bが、機能部品122,123およびエンジン本体32間に介在するようにして一体に形成される。
【選択図】 図6
【解決手段】複数のエンジン本体構成部品のうち相互に結合される2つの特定のエンジン本体構成部品35,36間に介装されるガスケット124Aに、それらの特定のエンジン本体構成部品35,36の結合部126からエンジン本体32の外表面に沿って延出する延出部124bが、機能部品122,123およびエンジン本体32間に介在するようにして一体に形成される。
【選択図】 図6
Description
本発明は、鞍乗り型車両用エンジンに関し、特に複数のエンジン本体構成部品が結合されて成るエンジン本体が車体フレームに支持され、該エンジン本体の外方に機能部品が配置される鞍乗り型車両用エンジンにおいて、エンジン本体から機能部品側に及ぶ熱の影響を低減するための遮熱構造の改良に関する。
車体フレームに、エンジン本体と、該エンジン本体の上方に配置される機能部品としての燃料タンクとが支持され、燃料タンクに対するエンジン本体からの熱影響を低減するために、エンジン本体および燃料タンク間に遮熱板が配置され、車体フレームの一部を構成する左右一対のリヤフレームに遮熱板が取付けられるようにしたものが、特許文献1で知られている。
ところが上記特許文献1で開示されるものでは、遮熱板が車幅方向に離れて配置される左右一対のリヤフレームに取付けられる構成であるために、遮熱板が大型化することで遮熱板自体の重量が大きなものとなってしまい、特にレイアウトスペースが制限され易い鞍乗り型車両にあっては、遮熱板だけでなく、その周囲の他の部品の配置自由度も制限されてしまう。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、重量増加を抑えるとともにエンジン本体の周囲の部品の配置上の自由度を狭めることがないようにしてエンジン本体から機能部品への熱影響を低減し得るようにした鞍乗り型車両用エンジンにおける遮熱構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、複数のエンジン本体構成部品が結合されて成るエンジン本体が車体フレームに支持され、該エンジン本体の外方に機能部品が配置される鞍乗り型車両用エンジンにおいて、複数の前記エンジン本体構成部品のうち相互に結合される2つの特定のエンジン本体構成部品間に介装されるガスケットに、それらの特定のエンジン本体構成部品の結合部から前記エンジン本体の外表面に沿って延出する延出部が、前記機能部品および前記エンジン本体間に介在するようにして一体に形成されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、複数の前記機能部品のうちエンジン本体側に支持される機能部品を支持するようにして前記エンジン本体に取付けられるステーの一部が、前記延出部の前記エンジン本体とは反対側の面に沿って配置されることを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記ステーを取り付けるためのボス部が、前記延出部に形成される挿通孔に挿通されるようにして前記エンジン本体の外面に突設されることを第3の特徴とする。
本発明は、第3の特徴の構成に加えて、前記ステーが、その一部を前記挿通孔内に没入させるように形成されることを第4の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記延出部の一部が、前記ステーおよび前記エンジン本体の外面間に挟持されることを第5の特徴とする。
本発明は、第1〜第5の特徴の構成のいずれかに加えて、前記延出部の外縁部に、前記エンジン本体側に向けて突出するリブが一体に設けられることを第6の特徴とする。
本発明は、第1〜第6の特徴の構成のいずれかに加えて、クランクケース、シリンダボディ、シリンダヘッドおよびヘッドカバーをエンジン本体構成部品とした前記エンジン本体と、前記クランクケースで回転自在に支承されるクランクシャフトおよび後輪間に設けられる伝動装置を収容するようにして前記クランクケースに連設されるとともに該クランクケースから後方に延出される伝動ケースとが、前記クランクケースの前部に結合される前記シリンダボディが有するシリンダボアの軸線を前上がりに傾斜させるようにして車体フレームに揺動自在に支承され、前記クランクシャフトに同軸に連結される冷却ファンからの冷却風を導くシュラウドが、前記ヘッドカバーを外部に露出させるようにして前記シリンダボディおよび前記シリンダヘッドを囲繞するように形成され、前記特定のエンジン本体構成部品である前記シリンダヘッドおよび前記ヘッドカバー間に介在する前記ガスケットに、前記ヘッドカバーの外表面の一部を覆うようにして前記延出部が一体に形成されることを第7の特徴とする。
本発明は、第7の特徴の構成に加えて、前記延出部が、前記ヘッドカバーの前端部まで延出され、前記ステーの前端部が前記延出部の前端部よりも前方に配置されることを第8の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第8の特徴の構成のいずれかに加えて、前記機能部品が前記エンジン本体の上方に配置され、前記延出部が前記エンジン本体の上部外表面の一部を覆うように配置されることを第9の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、エンジン本体を構成する複数のエンジン本体構成部品のうち相互に結合される2つの特定のエンジン本体構成部品間に介装されるガスケットに延出部が一体に形成され、その延出部が機能部品およびエンジン本体間に介在しているので、機能部品側にエンジン本体からの熱影響が及ぶのを専用部品を用いることなく抑制することができ、エンジン本体の周囲の部品の配置上の自由度を狭めることがないようにしてエンジン本体から機能部品への熱影響を低減することが可能となる。しかも延出部は2つの特定のエンジン本体構成部品の結合部から延出するものであり、エンジン本体の外表面に沿わせることが容易であり、延出部を必要以上に大きくすることなく充分な遮熱効果が得られるので、重量増加も抑えることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、機能部品を支持するようにしてエンジン本体に取付けられるステーの一部が、延出部のエンジン本体と反対側の面に沿うので、延出部のばたつきを抑えることができる。
本発明の第3の特徴によれば、ステーを取り付けようにエンジン本体の外面に突設されるボス部が、延出部の挿通孔に挿通されるので、延出部の位置ずれを防止することができる。
本発明の第4の特徴によれば、ステーの一部が挿通孔内に没入することで、延出部の位置ずれをより一層効果的に防止することができる。
本発明の第5の特徴によれば、ステーおよびエンジン本体の外面間に延出部の一部が挟持されるので、延出部の位置ずれをより一層効果的に防止することができる。
本発明の第6の特徴によれば、延出部の外縁部に一体に設けられるリブがエンジン本体側に向けて突出するので、延出部の剛性を確保するとともに、延出部の外縁側の重量を増大することで延出部のばたつきを防止することできる。またリブがエンジン本体の外面に当接することで、延出部の内面およびエンジン本体の外面間に断熱空間を確保することができ、遮熱効果をより一層高めることができる。
本発明の第7の特徴によれば、エンジン本体が伝動ケースとともにシリンダ軸線を前上がりに傾斜させるようにして車体フレームに揺動自在に支承され、クランクシャフトに同軸に連結される冷却ファンからの冷却風を導くシュラウドが、エンジン本体のうちシリンダボディおよびシリンダヘッドを囲繞するのでシリンダボディおよびシリンダヘッドに対応する部分から機能部品への熱影響を低減し、シュラウドから露出したヘッドカバーについては、シリンダヘッドおよびヘッドカバー間に介在するガスケットにヘッドカバーの外表面の一部を覆うようにして延出部が一体に形成されるので、ヘッドカバーから機能部品への熱影響を低減することができる。しかもヘッドカバーはシュラウドで覆われていないので、ヘッドカバーの着脱が容易であり、ヘッドカバー内の整備も容易に行うことができる。また延出部はエンジン本体の揺動支持部側に設けられることになるので、延出部をヘッドカバーの外表面に沿わせた状態に保っておくことが容易であり、遮熱効果を高めることができる。
本発明の第8の特徴によれば、ヘッドカバーの前端部まで延出部が延出され、ステーの前端部が延出部の前端部よりも前方にあるので、延出部の後端すなわちガスケットの後端をシリンダヘッドおよびヘッドカバーで挟持するとともに、延出部の前端部のばたつきをステーで規制することができ、延出部を安定して配置することができる。
さらに本発明の第9の特徴によれば、機能部品がエンジン本体の上方に配置されるので、機能部品およびエンジン本体間に熱がこもり易くなるが、延出部がエンジン本体の上部外表面の一部を覆うので、機能部品への熱影響を効果的に低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお以下の説明で前後、上下および左右は、自動二輪車に乗車した乗員から見た方向を言うものとする。
本発明の第1の実施の形態について図1〜図7を参照しながら説明すると、先ず図1において、スクータ型自動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク11ならびに該フロントフォーク11に連結される操向ハンドル12を操向可能に支承するヘッドパイプ13と、該ヘッドパイプ13から後下がりに延びるダウンチューブ14と、車幅方向に延びてダウンチューブ14の後端に固着されるクロスメンバ15と、該クロスメンバ15の左右両側に前端が固着されて後上がりに延びる左右一対のリヤフレームパイプ16…とを備える。
車体フレームFにおける両リヤフレームパイプ16…の前端部にはブラケット17が設けられる。このブラケット17にはユニットスイングエンジンUEの前部がリンク機構18を介して上下に揺動可能に支承されており、該ユニットスイングエンジンUEの後部右側に配置される後輪WRがユニットスイングエンジンUEの後部に軸支される。また前記両リヤフレームパイプ16…のうち左側のリヤフレームパイプ16およびユニットスイングエンジンUEの後部間にはリヤクッションユニット19が設けられる。
前記ユニットスイングエンジンUEの上方には収納ボックス20が配置され、該収納ボックス20の後方には燃料タンク21が配置されており、収納ボックス20および燃料タンク21は前記リヤフレームパイプ16…で支持される。
車体フレームFは、合成樹脂製の車体カバー22で覆われるものであり、この車体カバー22は、前記ヘッドパイプ13を前方から覆うフロントカバー23と、運転者の足の前方を覆うようにして前記フロントカバー23に連なるレッグシールド24と、ライダーの足を載せるべくレッグシールド24の下部に連なるステップフロア25と、ステップフロア25に連なって車体後部を両側から覆うサイドカバー26とを備え、サイドカバー26上には、収納ボックス20および燃料タンク21を上方から開閉可能として覆うタンデム型の乗車用シート27が設けられる。
図2において、ユニットスイングエンジンUEは、後輪WRの前方に配置される強制空冷式単気筒の4サイクルであるOHC型のエンジンEと、該エンジンEおよび前記後輪WR間に設けられる伝動装置Tとで構成される。
前記エンジンEのエンジン本体32は、複数のエンジン本体構成部品が結合されて成るものであり、この実施の形態では、エンジン本体構成部品であるクランクケース33、シリンダボディ34、シリンダヘッド35およびヘッドカバー36が結合されてエンジン本体32が構成される。
後輪WRの回転軸線と平行な回転軸線を有するクランクシャフト28を回転自在に支承する前記クランクケース33の前部に、前記クランクシャフト28に連接されるピストン29を摺動自在に嵌合せしめるシリンダボア30を有するシリンダボディ34が結合され、前記ピストン29の頂部を臨ませる燃焼室31を前記シリンダボディ34との間に形成するシリンダヘッド35が前記シリンダボディ34に結合され、ヘッドカバー36がシリンダボディ34と反対側でシリンダヘッド35に結合される。このエンジン本体32の自動二輪車への搭載時に前記シリンダボア30の軸線すなわちシリンダ軸線Cはほぼ水平となるまでわずかに前上がりに傾斜している。
クランクケース33は、前記シリンダボア30の軸線すなわちシリンダ軸線Cを含むとともに前記クランクシャフト28の軸線に直交する平面で結合される左および右ケース半体33a,33bから成り、クランクシャフト28は両ケース半体33a,33bで回転自在に支承される。而してクランクシャフト28および左ケース半体33a間にはボールベアリング37が介装され、クランクシャフト28および右ケース半体33b間にはボールベアリング38が介装される。
シリンダヘッド35には、前記クランクシャフト28の軸線に沿う一端側(この実施の形態では右端側)で外部に開放するようにして前記燃焼室31の外方に配置されるエアジャケット39が形成されるとともに、前記燃焼室31に先端部を臨ませる点火プラグ41を取付けるためのプラグ取付け孔40が前記エアジャケット39内に開口するようにして設けられる。
前記シリンダヘッド35の上部側面には前記燃焼室31に通じ得る吸気ポート(図示せず)が設けられ、該シリンダヘッド35の下部側面には前記燃焼室31に通じ得る排気ポート(図示せず)が設けられる。
前記シリンダヘッド35および前記ヘッドカバー36間には、前記吸気ポートおよび前記排気ポートをそれぞれ開閉する吸気弁および排気弁を開閉駆動する動弁装置44が収容され、この動弁装置44が備えるカムシャフト45は、前記クランクシャフト28と平行な軸線を有して前記シリンダヘッド35で回転自在に支承されており、前記クランクシャフト28の回転動力が調時伝動手段46を介して前記カムシャフト45に伝達される。
前記調時伝動手段46は、前記ボールベアリング37よりも外方で前記クランクシャフト28に固定される駆動スプロケット47と、前記カムシャフト45の左端部に固定される被動スプロケット48と、前記駆動スプロケット47および前記被動スプロケット48に巻き掛けられる無端状のカムチェーン49とを備え、前記クランクケース33の左ケース半体33a、前記シリンダボディ34および前記シリンダヘッド35には、前記カムチェーン49を走行させるカムチェーン通路50が形成される。
図1に注目して、後輪WRの左側でユニットスイングエンジンUEの上方に配置されるエアクリーナ51と、該エアクリーナ51に上流端が接続される気化器52とを含む吸気装置53が前記吸気ポートに連なるようにして前記シリンダヘッド35の上部側面に接続され、シリンダヘッド35の下部側面には、前記排気ポートに通じる排気管54の上流端が接続され、この排気管54の下流端は後輪WRの右側に配置される排気マフラー55に接続される。
前記クランクシャフト28の左端部は、前記伝動装置Tを介して後輪WRの車軸57に連動、連結され、前記クランクシャフト28の右端部には、発電機58および冷却ファン59が連結される。
クランクケース33には、後輪WRの左側方に配置されるようにして前記クランクケース33から後方に延出される伝動ケース61が連結される。この伝動ケース61は、前記クランクケース33の左ケース半体33aに一体に連設されて後方に延設されるケース主体62と、該ケース主体62との間に変速機室65を形成して前記ケース主体62に左側から締結される左側カバー63と、前記ケース主体62との間にギヤ室66を形成して前記ケース主体62の右側後部に締結される右側カバー64とで構成され、後輪WRの車軸57は、前記ケース主体62の後部および右側カバー64に回転自在に支承される。
図3を併せて参照して、前記変速機室65と、前記カムチェーン通路50との間で前記クランクケース33の左ケース半体33aおよび前記クランクシャフト28間には、環状のオイルシール68が介装される。このオイルシール68の外周を前記クランクシャフト28の軸方向外方から支持するようにして前記左ケース半体33aの外面にオイルシールセットプレート69が複数のボルト70…で締結される。
また前記駆動スプロケット47の近傍で前記カムチェーン49の弛み側にはチェーンテンショナ71が噛合されており、このチェーンテンショナ71はテンショナピボット72で回転自在に支承される。
前記テンショナピボット72は、前記カムチェーン通路50および前記変速機室65間で前記左ケース半体33aに液密に嵌合される大径軸部72aと、前記カムチェーン通路50を横断して前記左ケース半体33aに先端部を嵌合させるようにしつつ前記大径軸部72aに同軸に連なる小径軸部72bとを有し、前記チェーンテンショナ71は前記小径軸部72bで回転自在に支持される。
前記オイルシールセットプレート69には、前記テンショナピボット72の大径軸部72aに軸方向外方から当接して該テンショナピボット72の前記左ケース半体33aからの離脱を阻止する支持板部69aが一体に形成されており、このオイルシールセットプレート69で前記テンショナピボット72の前記左ケース半体33aからの離脱を阻止することによって、前記テンショナピボット72の前記左ケース半体33aからの離脱を阻止するための専用の部品を不要として部品点数の低減に寄与することができる。
前記伝動装置Tは、前記変速機室65に収容されるVベルト式の無段変速機76と、該無段変速機76および車軸57間に設けられて前記ギヤ室66に収容される減速ギヤ機構77とで構成される。
前記無段変速機76は、前記クランクシャフト28の左端部に設けられるドライブプーリ79と、クランクシャフト28と平行な軸線を有して前記ケース主体62の後部および右側カバー64に回転自在に支承される伝動軸80に遠心クラッチ81を介して装着されるドリブンプーリ82と、ドライブプーリ79およびドリブンプーリ82に巻掛けられる無端状のVベルト83とを備える従来周知のものである。
而してドライブプーリ79は、クランクシャフト28に固着されたランププレート84と前記ドライブプーリ79との間に浮動状態で収容される複数のウエイトローラ85…が、クランクシャフト28の回転数増大に応じて該クランクシャフト28の半径方向外方に移動するのに応じて、Vベルト83への接触半径を大きくするように作動する。
一方、ドリブンプーリ82は、ドライブプーリ79へのVベルト83の接触半径が大きくなるにつれて、該Vベルト83の接触半径が小さくなるように作動し、それによりクランクシャフト28および前記伝動軸80間でのクランクシャフト28の回転に応じた無段変速が行なわれることになる。
前記減速ギヤ機構77は、前記伝動軸80および前記車軸57間に設けられて前記ギヤ室66に収納されるものであり、無段変速機76における前記伝動軸80の回転動力が前記減速ギヤ機構77で減速されて後輪WRの車軸57に伝達される。
前記減速ギヤ機構77の一部を構成して前記車軸57に固定される被動ギヤ105の外周には、回転数センサ106の先端が近接して対向配置されるものであり、この回転数センサ106を取り付けるための取付け孔107が、前記車軸57および前記被動ギヤ105の半径方向に沿う軸線を有して、前記伝動ケース61における右側カバー64の後部に設けられ、その取付け孔107に外部から挿入される前記回転数センサ106がねじ部材108によって前記右側カバー64の後部外面に締結される。
ところで前記回転数センサ106は、従来では伝動ケース61のケース主体62に取付けられるのが一般的であったが、ケース主体62は、クランクケース33の左ケース半体33aと一体であって、ただでさえ製作に時間がかかるものであるのに対して、製作時間が比較的短くてすむ右側カバー64に取付け孔107との加工を施すようにすることで、伝動ケース61全体が完成するまでの時間をトータルでみて短縮することができ、生産性が向上することになる。
前記伝動ケース61における左側カバー63にはキック軸86が回転自在に支承されており、該キック軸86の外端にキックペダル87(図1参照)が設けられる。また前記左側カバー63の内面側で、キック軸86およびクランクシャフト28間には、キックペダル87の踏込み操作に応じたキック軸86の動力をクランクシャフト28に伝達可能としたキック式始動装置88が設けられる。
前記発電機58は、クランクケース33における右ケース半体33bの外方でクランクシャフト28の右端部に固定されるロータ90と、該ロータ90で囲繞されるようにして前記右ケース半体33bに固定されるステータ91とで構成される。
前記冷却ファン59は、前記発電機58のロータ90に複数のボルト92…によって固定される基部93に、複数の羽根94,94…が突設されて成る。
前記冷却ファン59からの冷却風を導くシュラウド95が、前記エンジン本体32のうち前記ヘッドカバー36を外部に露出させるようにして前記シリンダボディ34および前記シリンダヘッド35を囲繞するように形成されており、冷却ファン59から吐出される強制空冷用の空気がシュラウド内95内を流通することによってエンジン本体32のシリンダボディ34およびシリンダヘッド35が冷却され、シリンダボディ34およびシリンダヘッド35の外面には複数の冷却フィン34a…,35a…がそれぞれ突設される。
図4を併せて参照して、前記シュラウド95は、前記冷却ファン59を覆うファンカバー96と、前記シリンダボディ34および前記シリンダヘッド35を囲繞して前記ファンカバー96に連設されるシュラウド主部97とから成り、シュラウド主部97は、前記シリンダボディ34および前記シリンダヘッド35を上方から覆う上部シュラウド半体98と、前記シリンダボディ34および前記シリンダヘッド35を下方から覆う下部シュラウド半99とが、前記シリンダ軸線Cおよび前記クランクシャフト28の軸線を含む平面PLに沿う結合部100で相互に結合されて成り、前記冷却ファン59からの冷却風を前記シリンダヘッド35のエアジャケット39側に向けて導くように形成される。また前記シリンダヘッド35の下方で前記シュラウド95のシュラウド主部97における下部シュラウド半体99には、前記シュラウド95から外部に冷却風を排出するための排風口104が形成され、この排風口104は右側方に向けて開口する。
前記ファンカバー96には、前記冷却ファン59側に向けて外部から空気を吸引するための吸引口101を形成する吸引筒102が、前記クランクシャフト28と同軸に設けられ、その吸引口101にはルーバー103が設けられる。
前記クランクケース33における右ケース半体33bの前記冷却ファン59側の側壁には、外側方および前方に開放する凹部110が形成され、該凹部110には、前記発電機58およびオイルポンプ111が収容される。
図3に注目して、前記クランクケース33における右ケース半体33bには、ポンプケース112がカバー板113を前記右ケース半体33bとの間に挟むようにして締結されており、前記オイルポンプ111は、前記ポンプケース112および前記カバー板113間に形成されるポンプ室114内に、相互に噛合するアウターロータ115およびインナーロータ116が収容されて成り、前記ポンプケース112を液密にかつ回転自在に貫通するポンプ軸117に前記インナーロータ116が固定される。
前記クランクシャフト28および前記ポンプ軸117との間には伝動ギヤ機構118が設けられており、この伝動ギヤ機構118を収容するギヤ室119が、前記右ケース半体33bと、右ケース半体33bに締結されるカバー部材120とで形成される。
而して前記クランクシャフト28は前記ギヤ室119を貫通するものであり、前記ギヤ室119に関して前記ボールベアリング38と反対側で前記右ケース半体33bおよび前記クランクシャフト28間に環状のシール部材121が介装される。
ところで、前記エンジン本体32を構成する複数のエンジン本体構成部品であるクランクケース33、シリンダボディ34、シリンダヘッド35およびヘッドカバー36のうち特定のエンジン本体構成部品であるシリンダヘッド35およびヘッドカバー36間にはガスケット124Aが介装される。
一方、前記ヘッドカバー36を含むエンジン本体32の上方には、図1で示すように、上方に凹む凹部20aを底部に有する前記収納ボックス20がエンジン本体32から及ぶ熱の影響を低減するための遮熱対象の機能部品として配置される。また前記吸気装置53における気化器52には、前記エンジン本体32におけるヘッドカバー36の上方に中間部が配置される機能部品としてのチョークケーブル122およびスロットルケーブル123が接続されており、前記チョークケーブル122は、その一部が前記凹部20a内を通るように配索される。
図5〜図7を併せて参照して、前記ガスケット124Aは、前記シリンダヘッド35および前記ヘッドカバー36間に挟まれるようにして無端状に連なる略矩形状のガスケット主部124aと、そのガスケット主部124aの周方向1箇所から外側方に延びる延出部124bとを一体に有し、可撓性を有するゴム等の材料によって形成される。
前記ガスケット主部124aには、前記ヘッドカバー36側に向けて突出する突部124cが全周にわたって突設されており、前記ヘッドカバー36の前記シリンダヘッド35に対する結合面には前記突部124cを嵌合させる凹部125が無端状に連なって設けられる。
前記延出部124bの前記ガスケット主部124aへの連結部は、シリンダヘッド35およびヘッドカバー36の結合部126から前記延出部124bが前記エンジン本体32の外表面に沿って延出するようにして略直角に屈曲されるものであり、前記延出部124bは、エンジン本体32の外方(この実施の形態では上方)に配置される機能部品である前記収納ボックス20、前記チョークケーブル122および前記スロットルケーブル123と、前記エンジン本体32との間に介在するように配置される。
しかも前記収納ボックス20は前記ヘッドカバー36を含むエンジン本体32の上方に配置され、前記チョークケーブル122および前記スロットルケーブル123は、前記エンジン本体32における前記ヘッドカバー36の上方を通るように配置されるものであり、前記延出部124bは、前記ヘッドカバー36の上部外表面の一部を覆うようにして前記ガスケット主部124aに一体に連設され、前記ヘッドカバー36の前端部まで延出される。
前記エンジン本体32における前記ヘッドカバー36の前端上部には、前記収納ボックス20、前記チョークケーブル122および前記スロットルケーブル123のうち前記エンジン本体32側に支持される前記チョークケーブル122および前記スロットルケーブル123を支持するステー127が取付けられており、このステー127の一部が、前記延出部124bの前記ヘッドカバー36とは反対側の面に沿って配置される。
前記ステー127を取り付けるためのボス部128が、前記エンジン本体32におけるヘッドカバー36の前端上部外面に一体に設けられており、前記延出部124bに形成される挿通孔130Aに前記ボス部128が挿通される。
前記ステー127は、前記ボス部128に前方から当接されるとともに前記ボス部128に螺合されるボルト129で前記ボス部128に取付けられる取付け板部127aと、該取付け板部127aに略直角に連なって前方に延びるとともに前記延出部124bの前記ヘッドカバー36とは反対側の面に沿って延びる挟持板部127bと、前記チョークケーブル122および前記スロットルケーブル123を弾発的に挟んで支持するようにして前記挟持板部127bの前端に連なる支持部127cとを一体に有し、ステー127の前端部すなわち前記支持部127cは前記延出部124bの前端部よりも前方に配置される。しかも該ステー127の一部、この実施の形態では前記挟持板部127bの前記取付け板部127a側の端部が、前記ガスケット124Aの前記延出部124bに形成される前記挿通孔130Aに没入される。
次にこの第1の実施の形態の作用について説明すると、エンジン本体32を構成する複数のエンジン本体構成部品のうち相互に結合される2つの特定のエンジン本体構成部品であるシリンダヘッド35およびヘッドカバー36間に介装されるガスケット124Aに、シリンダヘッド35およびヘッドカバー36の結合部126からエンジン本体32の外表面に沿って延出する延出部124bが、機能部品である収納ボックス20、チョークケーブル122およびスロットルケーブル123と、前記エンジン本体32との間に介在するようにして一体に形成されるので、前記収納ボックス20、前記チョークケーブル122および前記スロットルケーブル123側にエンジン本体32からの熱影響が及ぶのを専用部品を用いることなく抑制することができ、エンジン本体32の周囲の部品の配置上の自由度を狭めることがないようにしてエンジン本体32から前記収納ボックス20、前記チョークケーブル122および前記スロットルケーブル123への熱影響を低減することが可能となる。しかも延出部124bはシリンダヘッド35およびヘッドカバー36の結合部126から延出するものであり、エンジン本体32の外表面に沿わせることが容易であり、延出部124bを必要以上に大きくすることなく充分な遮熱効果が得られるので、重量増加も抑えることができる。
また前記チョークケーブル122および前記スロットルケーブル123を支持するようにしてエンジン本体32のヘッドカバー36に取付けられるステー127の一部が、前記延出部124bの前記エンジン本体32とは反対側の面に沿って配置されるので、延出部124bのばたつきを抑えることができる。
また前記ステー127を取り付けるためのボス部128が、前記延出部124bに形成される挿通孔130Aに挿通されるようにして前記ヘッドカバー36の外面に突設されるので、延出部124bの位置ずれを防止することができ、前記ステー127が、その一部を前記挿通孔130A内に没入させるように形成されるので、延出部124bの位置ずれをより一層効果的に防止することができる。
また前記延出部124bの外縁部に、エンジン本体32のヘッドカバー36側に向けて突出するリブ124dが一体に設けられるので、延出部124bの剛性を確保するとともに、延出部124bの外縁側の重量を増大することで延出部124bのばたつきを防止することできる。またリブ124dがエンジン本体32におけるヘッドカバー36の外面に当接することで、延出部124bの内面およびヘッドカバー36の外面間に断熱空間131を確保することができ、遮熱効果をより一層高めることができる。
ところでエンジン本体32と、該クランクケース33に連設されて後方に延びる伝動ケース61とが、シリンダボディ34が有するシリンダボア30の軸線Cを前上がりに傾斜させるようにして車体フレームFに揺動自在に支承され、クランクシャフト28に同軸に連結される冷却ファン59からの冷却風を導くシュラウド95が、ヘッドカバー36を外部に露出させるようにしてシリンダボディ34およびシリンダヘッド35を囲繞するように形成されるので、シリンダボディ34およびシリンダヘッド35に対応する部分から前記収納ボックス20、前記チョークケーブル122および前記スロットルケーブル123への熱影響を低減し、シュラウド95から露出したヘッドカバー36については、シリンダヘッド35およびヘッドカバー36間に介在するガスケット124Aにヘッドカバー36の外表面の一部を覆うようにして延出部124bが一体に形成されるので、ヘッドカバー36から前記収納ボックス20、前記チョークケーブル122および前記スロットルケーブル123への熱影響を低減することができる。しかもヘッドカバー36はシュラウド95で覆われていないので、ヘッドカバー36の着脱が容易であり、ヘッドカバー36内の整備も容易に行うことができる。また延出部124bはエンジン本体32の揺動支持部側に設けられることになるので、延出部124bをヘッドカバー36の外表面に沿わせた状態に保っておくことが容易であり、遮熱効果を高めることができる。
また前記延出部124bが、前記ヘッドカバー36の前端部まで延出され、前記ステー127の前端部が前記延出部124bの前端部よりも前方に配置されるので、延出部124bの後端すなわちガスケット124Aの後端をシリンダヘッド35およびヘッドカバー36で挟持するとともに、延出部124bの前端部のばたつきをステー127で規制することができ、延出部124bを安定して配置することができる。
さらに前記収納ボックス20、前記チョークケーブル122および前記スロットルケーブル123が前記エンジン本体32におけるヘッドカバー36の上方に配置されるので、前記収納ボックス20、前記チョークケーブル122および前記スロットルケーブル123およびヘッドカバー36間、特にこの第1の実施の形態では収納ボックス20の底部の凹部20aに熱がこもり易くなるが、前記延出部124bが前記ヘッドカバー36の上部外表面の一部を覆うように配置されるので、前記収納ボックス20、前記チョークケーブル122および前記スロットルケーブル123への熱影響を効果的に低減することができる。
本発明の第2の実施の形態について図8を参照しながら説明するが、上記第1の実施の形態に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
エンジン本体32のシリンダヘッド35およびヘッドカバー36間にはガスケット124Bが介装されており、このガスケット124Bは、上記第1の実施の形態と同様に、シリンダヘッド35およびヘッドカバー36間に挟まれるガスケット主部124aと、そのガスケット主部124aの周方向1箇所から外側方に延びる延出部124bとを一体に有して可撓性を有するゴム等の材料によって形成される。
前記延出部124bには、前記ヘッドカバー36の前端上部外面に一体に設けられるボス部128を挿通させる挿通孔130Bが形成されており、この挿通孔130Bは、その前縁は前記ボス部128の前側面に近接するようにして第1の実施の形態の挿通孔130Aよりも小さく形成される。
エンジン本体32側に支持される機能部品であるチョークケーブル122およびスロットルケーブル123を支持するステー127は、前記ボス部128に取付けられるものであり、上記第1の実施の形態と同様に、前記ボス部128に前方から当接されるとともにボルト129で該ボス部128に取付けられる取付け板部127aと、該取付け板部127aに略直角に連なって前方に延びるとともに前記延出部124bの前記ヘッドカバー36とは反対側の面に沿って延びる挟持板部127bと、前記チョークケーブル122および前記スロットルケーブル123を弾発的に挟んで支持するようにして前記挟持板部127bの前端に連なる支持部127cとを一体に有しており、ステー127における前記挟持板部127bの前記取付け板部127a側の端部と、前記ヘッドカバー36の外面との間に前記ガスケット124Bにおける前記延出部124bの一部が挟持される。
この第2の実施の形態によれば、ステー127およびヘッドカバー36の外面間にガスケット124Bにおける前記延出部124bの一部が挟持されるので、延出部124bの位置ずれをより一層効果的に防止することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば遮熱の対象となる機能部品は、前記収納ボックス20、前記チョークケーブルおよび前記スロットルケーブル122に限定されるものではなく、燃料タンク等の他の部品を遮熱の対象となる機能部品としてもよい。
20・・・機能部品である収納ボックス
28・・・クランクシャフト
30・・・シリンダボア
32・・・エンジン本体
33・・・エンジン本体構成部品であるクランクケース
34・・・エンジン本体構成部品であるシリンダボディ
35・・・特定のエンジン本体構成部品であるシリンダヘッド
36・・・特定のエンジン本体構成部品であるヘッドカバー
59・・・冷却ファン
61・・・伝動ケース
95・・・シュラウド
122・・・機能部品であるチョークケーブル
123・・・機能部品であるスロットルケーブル
124A,124B・・・ガスケット
124b・・・延出部
124d・・・リブ
126・・・結号部
127・・・ステー
128・・・ボス部
130A,130B・・・挿通孔
C・・・シリンダボアの軸線
E・・・エンジン
F・・・車体フレーム
T・・・伝動装置
WR・・・後輪
28・・・クランクシャフト
30・・・シリンダボア
32・・・エンジン本体
33・・・エンジン本体構成部品であるクランクケース
34・・・エンジン本体構成部品であるシリンダボディ
35・・・特定のエンジン本体構成部品であるシリンダヘッド
36・・・特定のエンジン本体構成部品であるヘッドカバー
59・・・冷却ファン
61・・・伝動ケース
95・・・シュラウド
122・・・機能部品であるチョークケーブル
123・・・機能部品であるスロットルケーブル
124A,124B・・・ガスケット
124b・・・延出部
124d・・・リブ
126・・・結号部
127・・・ステー
128・・・ボス部
130A,130B・・・挿通孔
C・・・シリンダボアの軸線
E・・・エンジン
F・・・車体フレーム
T・・・伝動装置
WR・・・後輪
Claims (9)
- 複数のエンジン本体構成部品(33,34,35,36)が結合されて成るエンジン本体(32)が車体フレーム(F)に支持され、該エンジン本体(32)の外方に機能部品(20,122,123)が配置される鞍乗り型車両用エンジンにおいて、複数の前記エンジン本体構成部品(33〜36)のうち相互に結合される2つの特定のエンジン本体構成部品(35,36)間に介装されるガスケット(124A,124B)に、それらの特定のエンジン本体構成部品(35,36)の結合部から前記エンジン本体(32)の外表面に沿って延出する延出部(124b)が、前記機能部品(20,122,123)および前記エンジン本体(32)間に介在するようにして一体に形成されることを特徴とする鞍乗り型車両用エンジンにおける遮熱構造。
- 複数の前記機能部品(20,122,123)のうちエンジン本体(32)側に支持される機能部品(122,123)を支持するようにして前記エンジン本体(32)に取付けられるステー(127)の一部が、前記延出部(124b)の前記エンジン本体(32)とは反対側の面に沿って配置されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両用エンジンにおける遮熱構造。
- 前記ステー(127)を取り付けるためのボス部(128)が、前記延出部(124b)に形成される挿通孔(130A,130B)に挿通されるようにして前記エンジン本体(32)の外面に突設されることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両用エンジンにおける遮熱構造。
- 前記ステー(127)が、その一部を前記挿通孔(130A)内に没入させるように形成されることを特徴とする請求項3記載の鞍乗り型車両用エンジンにおける遮熱構造。
- 前記延出部(124b)の一部が、前記ステー(127)および前記エンジン本体(32)の外面間に挟持されることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両用エンジンにおける遮熱構造。
- 前記延出部(124b)の外縁部に、前記エンジン本体(32)側に向けて突出するリブ(124d)が一体に設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両用エンジンにおける遮熱構造。
- クランクケース(33)、シリンダボディ(34)、シリンダヘッド(35)およびヘッドカバー(36)をエンジン本体構成部品とした前記エンジン本体(32)と、前記クランクケース(33)で回転自在に支承されるクランクシャフト(28)および後輪(WR)間に設けられる伝動装置(T)を収容するようにして前記クランクケース(33)に連設されるとともに該クランクケース(33)から後方に延出される伝動ケース(61)とが、前記クランクケース(33)の前部に結合される前記シリンダボディ(34)が有するシリンダボア(30)の軸線(C)を前上がりに傾斜させるようにして車体フレーム(F)に揺動自在に支承され、前記クランクシャフト(28)に同軸に連結される冷却ファン(59)からの冷却風を導くシュラウド(95)が、前記ヘッドカバー(36)を外部に露出させるようにして前記シリンダボディ(34)および前記シリンダヘッド(35)を囲繞するように形成され、前記特定のエンジン本体構成部品である前記シリンダヘッド(35)および前記ヘッドカバー(36)間に介在する前記ガスケット(124A,124B)に、前記ヘッドカバー(36)の外表面の一部を覆うようにして前記延出部(124b)が一体に形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両用エンジンにおける遮熱構造。
- 前記延出部(124b)が、前記ヘッドカバー(36)の前端部まで延出され、前記ステー(127)の前端部が前記延出部(124b)の前端部よりも前方に配置されることを特徴とする請求項7記載の鞍乗り型車両用エンジンにおける遮熱構造。
- 前記機能部品(20,122,123)が前記エンジン本体(32)の上方に配置され、前記延出部(124b)が前記エンジン本体(32)の上部外表面の一部を覆うように配置されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両用エンジンにおける遮熱構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012141347A JP2014004902A (ja) | 2012-06-22 | 2012-06-22 | 鞍乗り型車両用エンジンにおける遮熱構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012141347A JP2014004902A (ja) | 2012-06-22 | 2012-06-22 | 鞍乗り型車両用エンジンにおける遮熱構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014004902A true JP2014004902A (ja) | 2014-01-16 |
Family
ID=50103055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012141347A Pending JP2014004902A (ja) | 2012-06-22 | 2012-06-22 | 鞍乗り型車両用エンジンにおける遮熱構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014004902A (ja) |
-
2012
- 2012-06-22 JP JP2012141347A patent/JP2014004902A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7546818B2 (en) | Internal combustion engine with wind exhaust duct and vehicle mounted with internal combustion engine | |
JP5924769B2 (ja) | 強制空冷式エンジンにおける冷却構造 | |
US9163552B2 (en) | Water cooled internal combustion engine for vehicle | |
JP4732375B2 (ja) | 強制空冷式内燃機関 | |
JP3908983B2 (ja) | 自動二輪車用強制空冷式エンジン | |
JP2007177676A (ja) | 機関状態を検出するセンサを備える空冷式内燃機関 | |
JP7006240B2 (ja) | ウォータポンプの配置構造 | |
JP2010084518A (ja) | 空冷式内燃機関 | |
JP5862412B2 (ja) | 鞍乗り型車両用水冷式内燃機関 | |
JP4999582B2 (ja) | 自動二輪車用パワーユニットの変速機ケース冷却構造 | |
JP2014004902A (ja) | 鞍乗り型車両用エンジンにおける遮熱構造 | |
JP5261537B2 (ja) | 排風ダクトを備える内燃機関が搭載された車両 | |
JP6251594B2 (ja) | 鞍乗型車両のvベルト式無段変速機 | |
JP3652696B2 (ja) | 車両用ラジエータ装置 | |
JP6203661B2 (ja) | 鞍乗型車両のvベルト式無段変速機 | |
JP6242712B2 (ja) | 鞍乗型車両のvベルト式無段変速機 | |
CN221820164U (zh) | 鞍乘型车辆的动力单元 | |
JP7022219B2 (ja) | 内燃機関 | |
JP7019831B2 (ja) | 内燃機関 | |
JP4970171B2 (ja) | 車両用ブローバイガス換気装置 | |
JP6576866B2 (ja) | 鞍乗型車両の空冷式内燃機関 | |
JP2019105238A (ja) | エンジン | |
JP2006103497A (ja) | 自動二輪車のパワーユニット | |
WO2017168616A1 (ja) | 鞍乗り型車両用空冷式内燃機関 | |
JP5841733B2 (ja) | 鞍乗型車両の駆動モータユニットの冷却構造 |