JP2014002125A - 検査方法及び検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被検査体の各種欠陥を精度良く検出する。
【解決手段】輝度が周期的に変化する光を照射して被検査体の画像を撮像し(ステップS1)、撮像された画像からその周期的な輝度変化を取得する(ステップS2)。そして、取得された輝度変化の振幅値、平均値、下限値及び位相値を算出し(ステップS3)、算出された振幅値、平均値、下限値及び位相値を用いて被検査体の欠陥を検出する(ステップS4)。振幅値、平均値、下限値及び位相値を用いることで、被検査体の各種欠陥を精度良く検出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、検査方法及び検査装置に関する。
被検査体の検査技術として、基板表面や塗装表面に光を照射し、その表面を撮像した画像から欠陥を検出する技術が知られている。
例えば、縞パターンの光を用い、その位相を変化させて照射した被検査体表面の画像を撮像し、その画像の輝度変化の振幅値を利用して欠陥を検出する技術が知られている。
また、明視野照明と暗視野照明を複合した照明を用いて被検査体に光を照射し、その表面を撮像した画像から欠陥を検出する技術も知られている。
特開2009−168454号公報 特開2012−083239号公報 特開平09−265536号公報
被検査体には、その種類によって、キズやブツ等の凹凸、汚れ、塗料のはじき等で生じる表面の歪み、塗料のムラ等、各種欠陥が存在し得る。
これまでの検査技術では、いずれか特定の種類の欠陥を検出することはできても、被検査体に存在し得る上記のような各種欠陥を精度良く検出することが困難であった。
本発明の一観点によれば、被検査体に、輝度が周期的に変化する光を照射して、前記被検査体の画像を撮像する工程と、撮像された前記画像から、前記画像の周期的な輝度変化を取得する工程と、取得された前記輝度変化の振幅値、平均値、下限値及び位相値を算出する工程と、算出された前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値を用いて、前記被検査体の欠陥を検出する工程とを含む検査方法が提供される。
また、本発明の一観点によれば、上記のような検査を行う検査装置が提供される。
開示の技術によれば、輝度が周期的に変化する光が照射された被検査体を撮像した画像の輝度変化の振幅値、平均値、下限値及び位相値を用いることで、被検査体の各種欠陥を精度良く検出することが可能になる。
被検査体の欠陥の説明図である。 検査方法の説明図である。 検査方法の一例を示す図である。 検査装置の一例を示す図である。 被検査体に照射する光の一例を示す図である。 光が照射された被検査体の画像の一例を示す図である。 画像から取得される輝度変化の一例を示す図である。 欠陥と輝度変化の関係の説明図(その1)である。 欠陥と輝度変化の関係の説明図(その2)である。 欠陥と輝度変化の関係の説明図(その3)である。 欠陥と輝度変化の関係の説明図(その4)である。 欠陥種と評価値の関係の説明図である。 検査装置の構成例を示す図である。 検査装置の処理フローの一例を示す図(その1)である。 検査装置の処理フローの一例を示す図(その2)である。 検査装置に用いるコンピュータのハードウェアの構成例を示す図である。
まず、被検査体の欠陥について説明する。
ここでは、板材や樹脂成形品等の表面に顔料等を含む塗料を塗布した塗膜層(ベース層)と、その表面を艶出し等のためにコーティングする透明なコーティング層(クリア層)とを設けたものを被検査体の例とし、このような被検査体に生じ得る欠陥について説明する。
図1は被検査体の欠陥の説明図である。尚、図1(A)〜(D)には、欠陥を有する被検査体の要部断面を模式的に図示している。
図1(A)〜(D)に示すように、被検査体10は、所定部材の表面に設けられたベース層11、及びそのベース層11の表面に設けられたクリア層12を有する。
このような被検査体10には、図1(A)に示すような、クリア層12にできたキズ13a、ブツ13bが存在し得る。図1(A)には一例として、キズ13aとブツ13bの両方を図示している。キズ13aは、クリア層12に何らかの物体が接触、衝突することでクリア層12が削れて生じる欠陥である。ブツ13bは、ベース層11の表面に異物(図示せず)が付着した状態でクリア層12が塗布される等して生じる欠陥である。
また、被検査体10には、図1(B)に示すような、クリア層12の表面に付着した汚れ13cが存在し得る。汚れ13cは、被検査体10の作製途中や作製後に、クリア層12に何らかの物体が接触する等して生じる欠陥である。
このほか、被検査体10には、図1(C)に示すような、ベース層11にできた塗装のムラ13dが存在し得る。ムラ13dは、塗装の濃い部分と薄い部分とができることで生じる欠陥である。
更に、被検査体10には、図1(D)に示すような、クリア層12にできた歪み13eが存在し得る。歪み13eは、クリア層12のベース層11上でのはじき等で生じる表面の波状の欠陥である。
上記のような欠陥が存在し得る被検査体10の検査方法として、例えば、次の図2に示すようなものがある。
図2は検査方法の説明図である。
図2に示す方法では、照明装置20aによって所定の光を被検査体10に照射し、その光が照射された被検査体10の画像をカメラ等の撮像装置30aによって撮像する。照明装置20aからは、例えば、正弦波の輝度分布を有する2次元パターン光(縞パターン光)40aを照射する。照明装置20aから照射された縞パターン光40aは、被検査体10で反射されて撮像装置30aの受光部に結像され、縞パターン光40aが照射された被検査体10の画像が撮像される。
被検査体10の検査時には、照射する縞パターン光40aの位相を変化させて(例えばπ/2ずつ変化させ)、被検査体10の画像を撮像する。そして、撮像された画像を用い、縞パターン光40aが照射された被検査体10の輝度変化を取得し、その輝度変化の振幅値を算出する。欠陥の有無によって縞パターン光40aの反射特性が異なり、それにより、振幅値が異なってくることから、算出した振幅値を用いて、欠陥(例えば図2の欠陥13)を検出する。
このように振幅値を用いて欠陥を検出する場合、検出可能な欠陥としては、比較的拡散反射が起こり易い欠陥や比較的急峻な傾斜部が存在する欠陥、例えば上記のキズ13aやブツ13bが挙げられる。また、振幅値を用いて検出可能な欠陥としては、その有無によって反射率が変化する欠陥、例えば上記の汚れ13cも挙げられる。しかし、例えば上記のベース層11にできる塗装のムラ13d、クリア層12の比較的広範囲にわたる歪み13eといった欠陥は、その有無による振幅値の変化が見え難く、振幅値を用いて検出することが困難な場合がある。そのため、このように振幅値を用いて欠陥を検出する方法では、被検査体10に存在する欠陥の検出漏れが起きる可能性がある。
更に、上記のようにして振幅値を用いて欠陥を検出する方法の場合、検出された欠陥の種類の判別、例えば、キズ13aやブツ13bといった欠陥と汚れ13cの欠陥との判別までは、演算により自動で行うことは困難である。
被検査体10に存在し得る欠陥の検出を自動で行おうとした場合、キズ13a、ブツ13b、汚れ13c、ムラ13d、歪み13eといった各種欠陥を、過剰検出や検出漏れを抑えて、精度良く検出できることが望まれる。更に、欠陥の種類に応じて検査基準(良品、不良品の判定基準等)が異なる場合、検出された欠陥について、その種類が精度良く判別できることが望まれる。
尚、検査方法の別例として、明視野照明、暗視野照明を用いる方法もある。この方法では、用いる照明の選択により、キズ13aやブツ13b、汚れ13c、ムラ13dといった異なる種類の欠陥を検出、判別することも可能である。しかし、歪み13eのような欠陥は、照明の配置角度に検出感度が依存するため、検出し難い場合もある。また、複数種の照明を用意し、欠陥の種類に応じて照明が選択されるため、検査装置が複雑化したり検査工程が煩雑になったりする可能性がある。
そこで、以下に示すような検査方法及び検査装置を用いて、被検査体10の欠陥の検出を行う。
図3は検査方法の一例を示す図である。また、図4は検査装置の一例を示す図、図5は被検査体に照射する光の一例を示す図、図6は光が照射された被検査体の画像の一例を示す図である。
被検査体10の検査には、図4に示すように、所定の光を被検査体10に照射する照明装置(照明部)20、及び照明装置20から光が照射された被検査体10の画像を撮像する撮像装置(撮像部)30が用いられる。
照明装置20は、図5に示すように、正弦波の輝度分布を有する縞パターン光(2次元パターン光)40を照射する。照明装置20には、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置を用い、このような表示装置に映し出した縞パターン光40を被検査体10に照射するようにすることができる。また、照明装置20には、プロジェクタとスクリーンを用い、プロジェクタによってスクリーンに縞パターン光40を投影し、スクリーンで反射された縞パターン光40を被検査体10に照射するようにすることもできる。
撮像装置30には、例えば、デジタルカメラが用いられる。照明装置20から照射された縞パターン光40は、被検査体10で反射されて撮像装置30の受光部に結像される。これにより、縞パターン光40が照射された被検査体10の画像が撮像装置30で撮像される。照明装置20と撮像装置30は、例えば、照明装置20から照射された縞パターン光40が、被検査体10を通して撮像装置30の受光部に正反射して結像されるように配置される。
照明装置20から照射する縞パターン光40は、その位相を、例えば図5(A)〜(D)に示すように変化させる。図5(A)〜(D)には、位相をπ/2ずつ変化させた縞パターン光40を例示している。このように位相を変化させた縞パターン光40が、照明装置20から被検査体10に順に照射され、これらの縞パターン光40が照射された被検査体10の画像が、それぞれ撮像装置30によって撮像される。
被検査体10の画像の一例を図6に示す。図5(A)〜(D)のように位相をπ/2ずつ変化させた縞パターン光40を照射した被検査体10の画像10aがそれぞれ取得される。所定の(例えば図6の点線z上の)画素或いは画素群に着目すると、その画素或いは画素群では、図5(A)〜(D)のような位相がπ/2ずつずれた縞パターン光40が順に照射されることで、輝度が周期的に変化する。
被検査体10の検査では、まず、このように位相を変化させた縞パターン光40を、照明装置20から被検査体10に照射し、位相を変化させた縞パターン光40を照射する度に、被検査体10の画像を撮像装置30で撮像する。即ち、被検査体10に、輝度が周期的に変化する光を照射し、被検査体10の画像を撮像する(図3;ステップS1)。そして、撮像された画像から、その所定画素について、周期的な輝度変化を取得する(図3;ステップS2)。
図7は画像から取得される輝度変化の一例を示す図である。
図7には、被検査体10に照射された縞パターン光40の位相θと、縞パターン光40が照射された被検査体10の画像の所定画素における輝度Iとの関係の一例を図示している。位相θが0、π/2、π、3π/2の4種の縞パターン光40が照射された被検査体10の各画像の所定画素における輝度IをそれぞれI1、I2、I3、I4とする。この例では、所定画素において、輝度IがI1からI2に増加した後、I3、I4と順に減少する。このような輝度変化を、被検査体10について撮像された画像(この例では4枚の画像)の各画素について取得する。
尚、図7には便宜上、所定画素に対応する被検査体10の所定箇所に欠陥がある時の輝度変化の一例を実線aで、同じ所定箇所に欠陥がない時(正常品)の輝度変化の一例を点線bで、それぞれ図示している。
次いで、各画素について取得される輝度変化から、図7に示すような振幅値A、平均値B、下限値C及び位相値Dの各評価値を、次のような式(1)〜(4)に従って算出する(図3;ステップS3)。
Figure 2014002125
Figure 2014002125
Figure 2014002125
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このようにして算出された振幅値A、平均値B、下限値C及び位相値Dの各評価値を用いて、被検査体10に存在する欠陥を検出し(図3;ステップS4)、検出された欠陥の種類を判別する(図3;ステップS5)。
ここで、振幅値A、平均値B、下限値C及び位相値Dの各評価値に基づく欠陥の検出、種類の判別について説明する。
欠陥の検出、種類の判別に当たっては、各画素に対応する被検査体10の箇所に欠陥がない時(正常品)の輝度変化について、同様に振幅値、平均値、下限値及び位相値の各値を算出しておく。即ち、欠陥がない時の輝度変化(上記図7の点線)について、位相θが0、π/2、π、3π/2の時の輝度Iをそれぞれ求め、それらの輝度Iから、上記の式(1)〜(4)に従い、振幅値A0、平均値B0、下限値C0及び位相値D0の各値(設定値)を算出しておく。
欠陥の検出、種類の判別は、例えば、これらの各設定値(A0,B0,C0,D0)と、上記の各評価値(A,B,C,D)との差分の絶対値|A−A0|(=P)、|B−B0|(=Q)、|C−C0|(=R)及び|D−D0|(=S)を算出し、算出したこれらの値に基づいて行う。
図8から図11は欠陥と輝度変化の関係の説明図、図12は欠陥種と評価値の関係の説明図である。尚、図8から図11において、(A)は検査の様子を模式的に示す図、(B)は検査で取得される輝度変化の一例を示す図である。また、図12には、各欠陥種(キズやブツ、汚れ、ムラ、歪み)について、評価値(A,B,C,D)と設定値(A0,B0,C0,D0)の間に有意な差が現れるものを○で、必ずしも有意な差が現れないものを×で、それぞれ示している。
尚、評価値及び設定値の検出限界は、クリア層12での反射光とベース層11での反射光の強度比、並びに、撮像装置30のダイナミックレンジ、及び照明装置20から照射する縞パターン光40のパターンと表示位置によって決定される。
まず、図8を参照し、被検査体10に存在する欠陥がキズ13aやブツ13bである場合について説明する。キズ13aやブツ13bは、比較的急峻な傾斜を持った凹部や凸部としてクリア層12に存在する。図8(A)には、一例として、クリア層12にキズ13aが存在している場合を図示している。図8(A)に示すように、照明装置20から照射される縞パターン光40は、そのような凹凸形状を有するキズ13aやブツ13bで拡散反射され易い。そのため、撮像装置30に入射する光量が、キズ13aやブツ13bのない正常品の場合よりも減少し、得られる輝度変化が小さくなる。従って、図8(B)に示すように、被検査体10(実線a)は、正常品(点線b)に対して、振幅値と下限値に有意な差が現れる(図12)。尚、平均値、位相値については、キズ13aやブツ13bの有無によって必ずしも有意な差が現れるとは限らない(図12)。
続いて、図9を参照し、被検査体10に存在する欠陥が汚れ13cである場合について説明する。図9(A)に示すように、被検査体10のクリア層12に汚れ13cがある場合には、その汚れ13cの箇所で照明装置20から照射される縞パターン光40の反射率が低下する。ベース層11での明るさの変化には、必ずしも違いは生じない。汚れ13cの場合、図9(B)に示すように、被検査体10(実線a)は、正常品(点線b)に対して、振幅値と平均値に有意な差が現れる(図12)。下限値と位相値については、汚れ13cの有無によって必ずしも有意な差が現れるとは限らない(図12)。
続いて、図10を参照し、被検査体10に存在する欠陥が塗装のムラ13dである場合について説明する。図10(A)に示すように、被検査体10のベース層11に塗装のムラ13dがある場合、撮像装置30で撮像される画像(画素)に現れる輝度変化は、照明装置20から照射される縞パターン光40の、ベース層11での明るさの変化とみなせる。そのため、図10(B)に示すように、被検査体10(実線a)は、正常品(点線b)に対して、平均値と下限値に有意な差が現れる(図12)。尚、振幅値、位相値については、塗装のムラ13dの有無によって必ずしも有意な差が現れるとは限らない(図12)。
続いて、図11を参照し、被検査体10に存在する欠陥が歪み13eである場合について説明する。図11(A)に示すように、被検査体10のクリア層12に歪み13eがある場合には、その歪み13eの有無により、照明装置20から照射される縞パターン光40の反射角度が違ってくる。そのため、図11(B)に示すように、被検査体10(実線a)は、正常品(点線b)に対して、位相値に有意な差が現れる(図12)。尚、振幅値、平均値、下限値については、歪み13eの有無によって必ずしも有意な差が現れるとは限らない(図12)。
このように、被検査体10の欠陥がキズ13aやブツ13bの場合には、図12に示すように、|A−A0|と|C−C0|が一定の値を有するようになる。被検査体10の欠陥が汚れ13cの場合には、図12に示すように、|A−A0|と|B−B0|が一定の値を有するようになる。被検査体10の欠陥が塗装のムラ13dの場合には、図12に示すように、|B−B0|と|C−C0|が一定の値を有するようになる。被検査体10の欠陥が歪み13eの場合には、図12に示すように、|D−D0|が一定の値を有するようになる。
欠陥の検出の際には、例えば、|A−A0|、|B−B0|、|C−C0|及び|D−D0|の各算出値について、予め閾値を設定しておく。そして、各算出値と各閾値とをそれぞれ比較し、算出値が閾値を上回る場合には被検査体10と正常品との間に有意な差が現れている(欠陥がある)と判定し、算出値が閾値を下回る場合には被検査体10と正常品との間に有意な差が現れていない(欠陥がない)と判定する。このようにすることで、被検査体10のキズ13aやブツ13b、汚れ13c、ムラ13d、歪み13eのいずれの欠陥についても、その有無を判別することができる。
また、キズ13aやブツ13b、汚れ13c、ムラ13d、歪み13eのいずれの欠陥も、|A−A0|、|B−B0|、|C−C0|及び|D−D0|の各算出値の、有意な差の現れる算出値の組み合わせが異なる。従って、|A−A0|、|B−B0|、|C−C0|及び|D−D0|を用いることで、検出された欠陥の種類を判別することができる。
以下、検査装置及び検査方法の実施形態の一例について、詳細に説明する。
まず、検査装置の構成について説明する。
図13は検査装置の構成例を示す図である。
図13に示す検査装置100は、照明部110、撮像部120、格納部130、取得部140、算出部150、検出部160、判別部170、良否判定部180、及び制御部190を有している。
照明部110は、正弦波の輝度分布を有する縞パターン光40を被検査体10に照射する。照明部110は、例えば、LCD等の表示装置、或いはプロジェクタ及びスクリーンを含む。照明部110は、LCD等の表示装置によって縞パターン光40を照射し、或いはプロジェクタによってスクリーンに縞パターン光40を投影し、スクリーンで反射された縞パターン光40を被検査体10に照射する。
照明部110から照射される縞パターン光40は、その位相が制御される。縞パターン光40の位相は、制御部190によって制御される。制御部190は、縞パターン光40の位相を2π/n(nは3以上の自然数、例えばnは4又は3)ずつ変化させる。照明部110からは、位相がそれぞれ2π/nだけ異なるn種の縞パターン光40が、被検査体10に照射される。
撮像部120は、照明部110によって縞パターン光40が照射された被検査体10の画像を撮像する。撮像部120は、例えば、カメラを含む。照明部110から照射された縞パターン光40が、被検査体10で反射されて撮像部120の受光部に結像され、縞パターン光40が照射された被検査体10の画像が撮像部120で撮像される。
撮像部120は、位相が2π/n(n≧3)ずつ変化されたn種の縞パターン光40が被検査体10に照射される度にn回、被検査体10の画像を撮像する。所定位相の縞パターン光40が照射された被検査体10の、撮像部120による撮像(所定タイミングでの撮像)は、制御部190によって制御される。
格納部130は、撮像部120で撮像された被検査体10の画像のデータを格納する。また、格納部130には、上記の振幅値A0、平均値B0、下限値C0及び位相値D0の各設定値、並びに、|A−A0|、|B−B0|、|C−C0|及び|D−D0|の各閾値が格納される。このほか、格納部130には、欠陥の検出、種類の判別後、被検査体10の良、不良を判定するための閾値が格納されてもよい。
取得部140は、撮像部120で撮像され、格納部130に格納された被検査体10の画像のデータを用い、その画像の各画素について、輝度変化(縞パターン光40の位相と輝度の関係)を取得する。
算出部150は、取得部140で取得された各画素の輝度変化を用い、それぞれの輝度変化について、その振幅値A、平均値B、下限値C及び位相値Dの各評価値を算出する。算出部150は、例えば、n=4であれば、上記の式(1)〜(4)に従い、輝度変化の振幅値A、平均値B、下限値C及び位相値Dをそれぞれ算出する。また、算出部150は、例えば、n=3であれば、次のような式(5)〜(6)に従い、輝度変化の振幅値A、平均値B、下限値C及び位相値Dをそれぞれ算出する。
Figure 2014002125
Figure 2014002125
Figure 2014002125
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検出部160は、算出部150で算出された評価値(A,B,C,D)と、格納部130に格納された設定値(A0,B0,C0,D0)及び閾値を用い、被検査体10の画像の各画素について、欠陥の有無を検出する。検出部160は、各画素について、評価値(A,B,C,D)と設定値(A0,B0,C0,D0)を用いて|A−A0|、|B−B0|、|C−C0|及び|D−D0|を算出し、各算出値をそれぞれの閾値と比較する。そして、閾値を上回る算出値がある場合、その画素(当該画素に対応する被検査体10の箇所)に欠陥が存在すると判定する。尚、この時、欠陥の種類は必ずしも判別されない。
判別部170は、検出部160で検出された欠陥の種類を判別する。上記のように、被検査体10のキズ13aやブツ13b、汚れ13c、ムラ13d、歪み13eと、|A−A0|、|B−B0|、|C−C0|、|D−D0|の各算出値との間には、図12に示したような関係がある。即ち、欠陥の種類によって、有意な差の現れる算出値の組み合わせが異なる。このことを利用し、判別部170は、各画素について、|A−A0|、|B−B0|、|C−C0|及び|D−D0|の算出値と、それらのうち有意な差の現れている算出値の組み合わせから、欠陥の種類を判別する。
良否判定部180は、検出部160での欠陥の検出結果、判別部170での欠陥の種類の判別結果を用い、被検査体10が良品であるか、不良品であるかを判定する。
例えば、良否判定部180は、検出された欠陥が、被検査体10を製品として出荷する際に許容される程度のものか否かを、欠陥の種類毎に設定した閾値等を用いて、判定する。或いはまた、良否判定部180は、各画素について得られた知見から、被検査体10上における欠陥の範囲、種類を特定し、その範囲、種類が、被検査体10を製品として出荷する際に許容される程度のものか否かを、閾値等を用いて、判定する。
尚、このような良否判定に用いる閾値は、予め設定し、格納部130に格納しておくことができる。良否判定部180は、検出部160での欠陥の検出結果、判別部170での欠陥の種類の判別結果、及び格納部130に格納された閾値を用いて、上記のような良否判定の処理を実行する。
上記の取得部140、算出部150、検出部160、判別部170及び良否判定部180での各データ処理、演算処理は、制御部190によって制御される。
続いて、上記のような構成を有する検査装置100の処理フローについて説明する。
図14及び図15は検査装置の処理フローの一例を示す図である。
検査に当たっては、まず、被検査体10、照明部110及び撮像部120が、所定の配置関係となるように配置される。
検査装置100は、照明部110によって所定位相の縞パターン光40を被検査体10に照射する(図14;ステップS11)。
検査装置100は、所定位相の縞パターン光40が照射された被検査体10の画像を撮像部120によって撮像する(図14;ステップS12)。撮像された画像のデータは、格納部130に格納される。
検査装置100は、所定のn回(n≧3)、撮像部120による撮像が行われたか否かを判定する(図14;ステップS13)。
検査装置100は、撮像回数がn回に満たない場合には、照明部110によって照射する縞パターン光40の位相を2π/n変化させる処理(位相切替え)を行う(図14;ステップS14)。
検査装置100は、このようにして位相を2π/n変化させた縞パターン光40を、照明部110によって被検査体10に照射し(ステップS11)、その時の画像を撮像部120によって撮像する(ステップS12)。
検査装置100は、ステップS11〜S14の処理を、撮像回数がn回になるまで繰り返す。
次いで、検査装置100は、取得部140により、得られたn枚の画像のデータを用い、その画像の各画素について、輝度変化(縞パターン光40の位相と輝度の関係)を取得する(図14;ステップS15)。
次いで、検査装置100は、算出部150により、取得部140で取得された各画素の輝度変化を用い、それぞれの輝度変化について、振幅値A、平均値B、下限値C及び位相値Dの各評価値を算出する(図14;ステップS16)。例えば、n=4であれば、上記の式(1)〜(4)に従い、n=3であれば、上記の式(5)〜(8)に従い、振幅値A、平均値B、下限値C及び位相値Dの各評価値を算出する。
次いで、検査装置100は、検出部160により、算出部150で算出された各評価値(A,B,C,D)、格納部130に格納された設定値(A0,B0,C0,D0)及び閾値を用い、各画素について、欠陥の有無を検出する(図14;ステップS17)。検査装置100は、各画素について、|A−A0|、|B−B0|、|C−C0|及び|D−D0|を算出し、各算出値をそれぞれの閾値と比較し、閾値を上回る算出値があるか否かによって欠陥の有無を判定する。
次いで、検査装置100は、判別部170により、検出部160で検出された欠陥の種類を判別する(図14;ステップS18)。判別部170によって欠陥の種類を判別する処理フローの一例を図15に示す。
欠陥の種類の判別では、まず、検査装置の判別部170が、検出部160で得られた欠陥の検出結果を示す情報(|A−A0|、|B−B0|、|C−C0|及び|D−D0|の各算出値がそれぞれの閾値を上回るか否かを示す情報(欠陥検出結果情報))を取得する(図15;ステップS21)。
次いで、判別部170は、取得された欠陥検出結果情報を2値化して表現する処理を実行する(図15;ステップS22)。例えば、判別部170は、|A−A0|、|B−B0|、|C−C0|及び|D−D0|の各算出値について、閾値を上回る(欠陥がある)場合は“1”と表現し、閾値を下回る(欠陥がない)場合は“0”と表現する処理を実行する。
このような2値化処理後、図12に示したような知見に基づき、判別部170において欠陥の種類を判別する処理が実行される。
|A−A0|=P、|B−B0|=Q、|C−C0|=R、|D−D0|=Sとすると、判別部170は、まず、P=1,Q=0,R=1,S=0([P,Q,R,S]=[1,0,1,0])となっているか否かを判定する(図15;ステップS23)。このようにP=1,Q=0,R=1,S=0となっている場合には、検出された欠陥をキズ13aやブツ13bと判別する。
P=1,Q=0,R=1,S=0となっていない場合には、判別部170は、P=1,Q=1,R=0,S=0([P,Q,R,S]=[1,1,0,0])となっているか否かを判定する(図15;ステップS24)。このようにP=1,Q=1,R=0,S=0となっている場合には、検出された欠陥を汚れ13cと判別する。
P=1,Q=1,R=0,S=0となっていない場合には、判別部170は、P=0,Q=1,R=1,S=0([P,Q,R,S]=[0,1,1,0])となっているか否かを判定する(図15;ステップS25)。このようにP=0,Q=1,R=1,S=0となっている場合には、検出された欠陥を塗装のムラ13dと判別する。
P=0,Q=1,R=1,S=0となっていない場合には、判別部170は、P=0,Q=0,R=0,S=1([P,Q,R,S]=[0,0,0,1])となっているか否かを判定する(図15;ステップS26)。このようにP=0,Q=0,R=0,S=1となっている場合には、検出された欠陥を歪み13eと判別する。
検査装置100は、判別部170においてこのステップS21〜S26のような処理を実行することで、検出部160で検出された欠陥の種類を判別する(ステップS18)。
図14に戻り、検査装置100は、このような欠陥の種類を判別する処理の終了後、良否判定部180により、検査した被検査体10の良、不良を判定する(図14;ステップS19)。
以上説明したような検査装置及び検査方法によって、被検査体10の各種欠陥を、過剰検出や検出漏れを抑えて、精度良く検出することができ、更に、検出された欠陥の種類を判別することができる。また、このような欠陥の検出、種類の判別を、自動的に行うことができる。
尚、以上の説明では、欠陥の検出、種類の判別に、振幅値A、平均値B、下限値C及び位相値Dの4種の評価値を用いる場合を例にして述べたが、更に別の評価値を用いて、欠陥の検出、種類の判別を行うこともできる。例えば、次の式(9)に示すような上限値E、式(10)に示すようなコントラストFを用いることもできる。
Figure 2014002125
Figure 2014002125
例えば、振幅値A、平均値B、下限値C及び位相値Dのうち、下限値Cに替えて式(9)の上限値Eを用いることができる。上限値Eは、欠陥が汚れ13cの場合に、正常品との間に有意な差が現れる。このような上限値Eを用いた場合にも、下限値Cを用いた上記の例と同様にして、欠陥の検出、種類の判別を行うことができる。尚、振幅値A、平均値B、下限値C及び位相値Dに加えて、式(9)の上限値Eを用いることもできる。
また、例えば、振幅値A、平均値B、下限値C及び位相値Dのいずれかに替えて、或いは振幅値A、平均値B、下限値C及び位相値Dに加えて、式(10)のコントラストFを用いることができる。コントラストFは、欠陥がキズ13aやブツ13bの場合、汚れ13cの場合、及び塗装のムラ13dの場合に、正常品との間に差が現れる。このようなコントラストFを用いても、欠陥の検出、種類の判別を行うことができる。
また、このような上限値EやコントラストFに限らず、画像の各画素の輝度を評価値の1つに加えて、欠陥の検出、種類の判別を行ってもよい。
以上の説明では、被検査体10として、ベース層11及びクリア層12を有するものを用いた場合を例にしたが、上記の検査装置及び検査方法によって検査が可能な被検査体は、このようなものに限定されない。例えば、表面にベース層11のみが設けられクリア層12を含まないものや、ベース層11及びクリア層12を設けていない基板や樹脂成形品等に対しても、上記の検査装置及び検査方法が適用可能である。
上記の検査装置及び検査方法は、携帯電話等の携帯端末、パーソナルコンピュータ等の情報端末、その他各種電子機器の検査に適用可能である。例えば、各種電子機器の作製(製造、組み立て)後に、上記の検査装置及び検査方法を用いて、作製された電子機器(上記の被検査体10に相当)の外観検査を実施する。これにより、電子機器の欠陥を精度良く検出、判別し、良否判定を精度良く行って、優れた品質の電子機器を出荷することが可能になる。
また、以上述べたような検査装置の処理機能は、コンピュータを用いて実現することができる。
図16は検査装置に用いるコンピュータのハードウェアの構成例を示す図である。
検査装置に用いられるコンピュータ200は、プロセッサ201によって装置全体が制御される。プロセッサ201には、バス209を介してRAM(Random Access Memory)202と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ201は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ201は、例えばCPU(central processing unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はPLD(Programmable Logic Device)である。また、プロセッサ201は、CPU、MPU、DSP、ASIC、PLDのうち、2種以上を組み合わせたものであってもよい。
RAM202は、コンピュータ200の主記憶装置として使用される。RAM202には、プロセッサ201に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM202には、プロセッサ201による処理に必要な各種データが格納される。
バス209に接続される周辺機器としては、HDD(Hard Disk Drive)203、グラフィック処理装置204、入力インタフェース205、光学ドライブ装置206、機器接続インタフェース207及びネットワークインタフェース208がある。
HDD203は、コンピュータ200の補助記憶装置として使用される。HDD203には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、及び各種データが格納される。尚、補助記憶装置としては、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置204には、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置やLCD等のモニタ211が接続される。グラフィック処理装置204は、プロセッサ201からの命令に従って、画像をモニタ211の画面に表示させる。
入力インタフェース205には、キーボード212とマウス213とが接続される。入力インタフェース205は、キーボード212やマウス213から送られてくる信号をプロセッサ201に送信する。尚、マウス213は、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボール等がある。
光学ドライブ装置206は、レーザ光等を利用して、光ディスク214に記録されたデータの読み取りを行う。光ディスク214は、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された可搬型の記録媒体である。光ディスク214には、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等がある。
機器接続インタフェース207は、コンピュータ200に周辺機器を接続するための通信インタフェースである。例えば、機器接続インタフェース207には、メモリ装置215やメモリリーダライタ216を接続することができる。メモリ装置215は、機器接続インタフェース207との通信機能を搭載した記録媒体である。メモリリーダライタ216は、メモリカード217へのデータの書き込み又はメモリカード217からのデータの読み出しを行う装置である。メモリカード217は、カード型の記録媒体である。
ネットワークインタフェース208は、ネットワーク210に接続されている。ネットワークインタフェース208は、ネットワーク210を介して、他のコンピュータ又は通信機器との間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、検査装置の処理機能を実現することができる。
コンピュータ200は、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、検査装置の処理機能を実現する。コンピュータ200に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。例えば、コンピュータ200に実行させるプログラムをHDD203に格納しておくことができる。プロセッサ201は、HDD203内のプログラムの少なくとも一部をRAM202にロードし、プログラムを実行する。また、コンピュータ200に実行させるプログラムを、光ディスク214、メモリ装置215、メモリカード217等の可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、例えばプロセッサ201からの制御により、HDD203にインストールされた後、実行可能となる。また、プロセッサ201が可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
以上説明した実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 被検査体に、輝度が周期的に変化する光を照射して、前記被検査体の画像を撮像する工程と、
撮像された前記画像から、前記画像の周期的な輝度変化を取得する工程と、
取得された前記輝度変化の振幅値、平均値、下限値及び位相値を算出する工程と、
算出された前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値を用いて、前記被検査体の欠陥を検出する工程と
を含むことを特徴とする検査方法。
(付記2) 前記欠陥を検出する工程は、
算出された前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値を、それぞれについて設定された設定値と比較する工程と、
前記各設定値との比較結果に基づいて、前記欠陥を検出する工程と
を含むことを特徴とする付記1に記載の検査方法。
(付記3) 前記各設定値は、前記欠陥のない被検査体に輝度が周期的に変化する光を照射して撮像された画像から取得される輝度変化の振幅値、平均値、下限値及び位相値であることを特徴とする付記2に記載の検査方法。
(付記4) 算出された前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値と前記各設定値との比較結果に基づいて、検出された前記欠陥の種類を判別する工程を含むことを特徴とする付記2又は3に記載の検査方法。
(付記5) 算出された前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値と前記各設定値とを比較し、前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値と前記各設定値との間に一定の差が存在するものの組み合わせ又は一定の差が存在しないものの組み合わせに基づいて、検出された前記欠陥の種類を判別することを特徴とする付記4に記載の検査方法。
(付記6) 前記輝度変化を取得する工程では、撮像された前記画像から、前記画像の各画素について周期的な前記輝度変化を取得し、
前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値を算出する工程では、前記各画素について前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値を算出し、
前記被検査体の欠陥を検出する工程では、前記各画素について算出された前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値を用いて、前記被検査体の欠陥を検出することを特徴とする付記1乃至5のいずれかに記載の検査方法。
(付記7) 前記画像を撮像する工程では、正弦波の輝度分布を有する2次元パターン光を照射する照明を用い、前記2次元パターン光の位相を2π/nずつ変化させることによって前記被検査体に前記光を照射し、変化させた前記位相毎に、前記画像を撮像することを特徴とする付記1乃至6のいずれかに記載の検査方法。
(付記8) 被検査体に、輝度が周期的に変化する光を照射する照明部と、
前記光が照射された前記被検査体の画像を撮像する撮像部と、
撮像された前記画像から、前記画像の周期的な輝度変化を取得する取得部と、
取得された前記輝度変化の振幅値、平均値、下限値及び位相値を算出する算出部と、
算出された前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値を用いて、前記被検査体の欠陥を検出する検出部と
を含むことを特徴とする検査装置。
(付記9) 前記検出部は、前記算出部で算出された前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値を、それぞれについて設定された設定値と比較し、前記各設定値との比較結果に基づいて、前記欠陥を検出することを特徴とする付記8に記載の検査装置。
(付記10) 前記算出部で算出された前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値と前記各設定値との比較結果に基づいて、検出された前記欠陥の種類を判別する判別部を含むことを特徴とする付記9に記載の検査装置。
(付記11) 前記取得部は、前記撮像部で撮像された前記画像から、前記画像の各画素について周期的な前記輝度変化を取得し、
前記算出部は、前記各画素について前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値を算出し、
前記検出部は、前記各画素について算出された前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値を用いて、前記被検査体の欠陥を検出することを特徴とする付記8乃至10のいずれかに記載の検査装置。
(付記12) 前記照明部は、正弦波の輝度分布を有する2次元パターン光を照射し、前記2次元パターン光の位相を2π/n(nは3以上の自然数)ずつ変化させ、
前記撮像部は、前記光として前記2次元パターン光が照射された前記被検査体の前記画像を、変化させた前記位相毎に撮像することを特徴とする付記8乃至11のいずれかに記載の検査方法。
(付記13) 電子機器を準備する工程と、
準備された前記電子機器に、輝度が周期的に変化する光を照射して、前記電子機器の画像を撮像する工程と、
撮像された前記画像から、前記画像の周期的な輝度変化を取得する工程と、
取得された前記輝度変化の振幅値、平均値、下限値及び位相値を算出する工程と、
算出された前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値を用いて、前記電子機器の欠陥を検出する工程と
を含むことを特徴とする電子機器の製造方法。
(付記14) 検査装置を制御するコンピュータに、
前記検査装置の照明部によって、被検査体に、輝度が周期的に変化する光を照射し、
前記検査装置の撮像部によって、前記光が照射された前記被検査体の画像を撮像し、
前記検査装置の取得部によって、撮像された前記画像から、前記画像の周期的な輝度変化を取得し、
前記検査装置の算出部によって、取得された前記輝度変化の振幅値、平均値、下限値及び位相値を算出し、
前記検査装置の検出部によって、算出された前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値を用いて、前記被検査体の欠陥を検出する
処理を実行させることを特徴とする検査プログラム。
10 被検査体
10a 画像
11 ベース層
12 クリア層
13 欠陥
13a キズ
13b ブツ
13c 汚れ
13d ムラ
13e 歪み
20,20a 照明装置
30,30a 撮像装置
40,40a 縞パターン光
100 検査装置
110 照明部
120 撮像部
130 格納部
140 取得部
150 算出部
160 検出部
170 判別部
180 良否判定部
190 制御部
200 コンピュータ
201 プロセッサ
202 RAM
203 HDD
204 グラフィック処理装置
205 入力インタフェース
206 光学ドライブ装置
207 機器接続インタフェース
208 ネットワークインタフェース
209 バス
210 ネットワーク
211 モニタ
212 キーボード
213 マウス
214 光ディスク
215 メモリ装置
216 メモリリーダライタ
217 メモリカード

Claims (8)

  1. 被検査体に、輝度が周期的に変化する光を照射して、前記被検査体の画像を撮像する工程と、
    撮像された前記画像から、前記画像の周期的な輝度変化を取得する工程と、
    取得された前記輝度変化の振幅値、平均値、下限値及び位相値を算出する工程と、
    算出された前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値を用いて、前記被検査体の欠陥を検出する工程と
    を含むことを特徴とする検査方法。
  2. 前記欠陥を検出する工程は、
    算出された前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値を、それぞれについて設定された設定値と比較する工程と、
    前記各設定値との比較結果に基づいて、前記欠陥を検出する工程と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の検査方法。
  3. 前記各設定値は、前記欠陥のない被検査体に輝度が周期的に変化する光を照射して撮像された画像から取得される輝度変化の振幅値、平均値、下限値及び位相値であることを特徴とする請求項2に記載の検査方法。
  4. 算出された前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値と前記各設定値との比較結果に基づいて、検出された前記欠陥の種類を判別する工程を含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の検査方法。
  5. 算出された前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値と前記各設定値とを比較し、前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値と前記各設定値との間に一定の差が存在するものの組み合わせ又は一定の差が存在しないものの組み合わせに基づいて、検出された前記欠陥の種類を判別することを特徴とする請求項4に記載の検査方法。
  6. 被検査体に、輝度が周期的に変化する光を照射する照明部と、
    前記光が照射された前記被検査体の画像を撮像する撮像部と、
    撮像された前記画像から、前記画像の周期的な輝度変化を取得する取得部と、
    取得された前記輝度変化の振幅値、平均値、下限値及び位相値を算出する算出部と、
    算出された前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値を用いて、前記被検査体の欠陥を検出する検出部と
    を含むことを特徴とする検査装置。
  7. 前記検出部は、前記算出部で算出された前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値を、それぞれについて設定された設定値と比較し、前記各設定値との比較結果に基づいて、前記欠陥を検出することを特徴とする請求項6に記載の検査装置。
  8. 前記算出部で算出された前記振幅値、前記平均値、前記下限値及び前記位相値と前記各設定値との比較結果に基づいて、検出された前記欠陥の種類を判別する判別部を含むことを特徴とする請求項7に記載の検査装置。
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