JP2014001569A - 接合金具及びこの接合金具を用いた建築工法 - Google Patents
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Abstract
【課題】接合剛性を高めるとともに引き抜き強度を向上でき、工期短縮や品質の向上、及び産業廃棄物の削減を図ることができる建築用の接合金具を提供する。
【解決手段】第1の固定金具2は、第1の被接合部材1における側枠部の内側に固定される第1の固定部2aと、この第1の固定部の両端から立設され、第1の被接合部材の下枠部1bに形成された嵌合穴1cに挿入される第1の嵌合部2bと、この第1の嵌合部に形成された一対の第1の貫通孔とを備え、第2の固定金具5は、第2の被接合部材4における第1の被接合部材との接合面上に固定される第2の固定部5aと、この第2の固定部の両端から立設され、嵌合穴に挿入される第2の嵌合部5bと、この第2の嵌合部に設けられ、第1の貫通孔に対応する一対の第2の貫通孔とを備え、ドリフトピン7を第1、第2の貫通孔に挿通して第1、第2の被接合部材とを接合することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】第1の固定金具2は、第1の被接合部材1における側枠部の内側に固定される第1の固定部2aと、この第1の固定部の両端から立設され、第1の被接合部材の下枠部1bに形成された嵌合穴1cに挿入される第1の嵌合部2bと、この第1の嵌合部に形成された一対の第1の貫通孔とを備え、第2の固定金具5は、第2の被接合部材4における第1の被接合部材との接合面上に固定される第2の固定部5aと、この第2の固定部の両端から立設され、嵌合穴に挿入される第2の嵌合部5bと、この第2の嵌合部に設けられ、第1の貫通孔に対応する一対の第2の貫通孔とを備え、ドリフトピン7を第1、第2の貫通孔に挿通して第1、第2の被接合部材とを接合することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、接合金具及びこの接合金具を用いた建築工法に関するもので、例えば、枠組み壁工法で用いられる耐力壁と土台を接合する接合金具として用いられるものである。
従来、枠組材に構造用合板などの面材を緊結して壁と床を作り、適切な壁の配置を行ったうえで壁と床を一体化し、剛性の高い壁式の構造を形成する枠組み壁工法が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
枠組み壁工法では、構造躯体ハーフパネル(躯体壁柱と外周面材を工場制作)を現場へ配送し、上記以外は全て現場制作にて建築する方法がある(現場組立)。この工法において、床と壁の接合方法としては、釘またはスクリュービスにて接合を行う(枠組み壁工法告示に基づく)のが一般的である。同工法では、構造躯体完了後は、残り作業は全て現場施工となるため、現場にて電気配線工事を行い、壁内に断熱材を充填する作業が発生する。そして、内装壁及び天井に石膏ボードなどの張付を行った後、仕上げ工程作業を実施している。
上記枠組み壁工法による住宅は、建物にかかる荷重が壁全体に分散して伝えられ、耐震性に優れている。また、枠組材が火の回りを遅らせるため耐火性の高い構造である。更に、断熱性を向上させることができ、暖房や冷房の効率が高い省エネ住宅であることなど、その性能の高さが注目されている。
この枠組み壁工法に使用される木材は国際規格材であり、しかもその種類が少なく、施工の熟練度によりバラツキを生じやすい複雑な継手や仕口を排除し、接合のほとんどが釘やスクリュービスなどの金物で接合され、施工に関する性能が標準化あるいは単純化されているなど、合理的な工法である。
しかも、軸組工法などに比べて施工が容易であるため施工ミスが少なく、施工が短期間で済む(工期が短い)という長所がある。また、工期が短縮できることから建築コストも削減でき、住宅の販売価格の低価格化も期待できる。
ところで、上述したように枠組み壁工法における耐力壁と床の接合は、告示に基づき釘の打ち込み、またはスクリュービス止めによる接合などの方法が主なものである。しかし、釘やスクリュービスによる接合方法では、例えば、地震などの影響で緩みが生じると耐力強度が低下する要因となる。
このような問題を解決するために、上記した特許文献1では、土台から上方に突出するアンカーボルトと竪枠に取り付けたホールダウン金物とを連結し、竪枠をアンカーボルトに緊結するために用いる枠組壁工法用竪枠緊結金物が記載されている。
この特許文献1の技術では、ベースプレート部の表面に先端雄ネジ部が突出するアンカーボルトをナットで締結固定するとともに、端根太の上に合板を敷設してその上方に取り付けた竪枠に設けられたホールダウン金物に、内側面プレート部の連結ボルトをナットで締結固定している。そして、これらのナットを締め上げることにより、竪枠を緊結金物を介してアンカーボルトに強固に緊結固定する。
一方、特許文献2には、壁の縦材を、土台と床根太と床面材からなる床に接合するに際し、縦材の側面にホールダウン金物の側板を固定し、土台から突出し、床面材を貫通する連結部材をホールダウン金物の水平板に挿通して該水平板に上下両方から緊結するとともに、連結部材の中間部に該連結部材を軸直角方向から支える座屈止め部材を床の床根太の側面に設けた縦材の接合構造が記載されている。
これらの特許文献1、2に記載されている技術によれば、釘やスクリュービスによる接合方法に比べて耐力強度を向上できるものの、ナットで締結する必要があるために施工に時間がかかり、工期短縮という観点ではまだ改良の余地がある。
本発明は、上記のような事情に鑑みて創出されたもので、その目的とするところは、被接合部材どうしの接合剛性を高めるとともに引き抜き強度を向上でき、工期短縮や品質の向上、及び産業廃棄物の削減を図ることができる建築用の接合金具及びこの接合金具を用いた建築工法を提供することにある。
本発明に係る接合金具は、枠状の第1の被接合部材に固定された第1の固定金具と、第2の被接合部材に固定された第2の固定金具とをドリフトピンで接合する接合金具であって、前記第1の固定金具は、前記第1の被接合部材における側枠部の内側に固定される第1の固定部と、この第1の固定部の両端から立設され、前記第1の被接合部材の下枠部に形成された嵌合穴に挿入される第1の嵌合部と、この第1の嵌合部に形成された一対の第1の貫通孔とを備え、前記第2の固定金具は、前記第2の被接合部材における前記第1の被接合部材との接合面上に固定される第2の固定部と、この第2の固定部の両端から立設され、前記嵌合穴に挿入される第2の嵌合部と、この第2の嵌合部に設けられ、前記第1の貫通孔に対応する一対の第2の貫通孔とを備え、前記ドリフトピンは、前記第1の被接合部材の下枠部の前記嵌合穴に対応する位置に設けられた第3の貫通孔から、前記第1、第2の固定金具の前記第1、第2の貫通孔に挿通されることで、上述した課題を解決した。
また、前記第1の固定金具は、板状の金属板の両端が折曲されて立設され、底部の一部を前記第1の固定部、底部の他の部分と立設した両端の幅広部を前記第1の嵌合部として用い、この幅広部に一対の前記第1の貫通孔が形成されたものであることで、同じく上述した課題を解決した。
更に、前記第1の固定部は、前記第1の被接合部材の側枠部内側にスクリュービスで固定されることで、同じく上述した課題を解決した。
また、前記第2の固定金具は、板状の金属板の両端が折曲されて立設され、底部を前記第2の固定部、立設した両端を前記第2の嵌合部として用い、この第2の嵌合部に一対の前記第2の貫通孔が形成されたものであることで、同じく上述した課題を解決した。
加えて、前記第2の固定部は、前記第2の被接合部材の上面にスクリュービスで固定されることで、同じく上述した課題を解決した。
その他、前記第1の被接合部材は、枠組み壁工法用の耐力壁の枠体であり、前記第2の被接合部材は、枠組み壁工法用の床であり、前記第1の固定部は、前記耐力壁の枠体における側枠部の内側に固定され、前記嵌合部は、前記枠体における下枠部に形成された前記嵌合穴に挿入され、前記第2の固定部は、前記床の上部に固定されることで、同じく上述した課題を解決した。
また、一端が前記耐力壁の枠体における側枠部の内側に埋設されて固定され、他端に係止フックが形成されたパネル枠引き寄せ金具と、前記耐力壁の枠体における側枠部の前記パネル枠引き寄せ金具に対応する位置に設けられ、前記係止フックを収容する収容穴と、この収容穴に対応する前記枠体の側枠部に挿通された係止ピンとを更に具備し、隣接する耐力壁が前記パネル枠引き寄せ金具と前記係止ピンとで接合されることで、同じく上述した課題を解決した。
更に、前記耐力壁の枠体における一方の側枠部の外面に形成された有底の第1の固定穴内の底面に固定される第1の固定部と、この第1の固定部から立設され、且つ前記第1の固定部と同一方向に折曲され、前記枠体の一方の側面から所定の角度を持って突出する第1の係止部とを有する第1のパネル枠引き寄せ金具と、前記耐力壁の枠体における他方の側枠部の外面に形成された有底の第2の固定穴内の底面に固定される第2の固定部と、この第2の固定部から立設され、且つ前記第2の固定部と同一方向に折曲され、前記枠体の他方の側面から所定の角度を持って突出する第2の係止部とを有する第2のパネル枠引き寄せ金具とを更に具備し、隣接する耐力壁の対向する前記第1または第2のパネル枠引き寄せ金具で、隣接する耐力壁どうしが係止されることで、同じく上述した課題を解決した。
この他、本発明に係る建築工法は、枠組み壁工法用の起立した耐力壁と床とを接合する建築工法であって、耐力壁の枠体における側枠部の内側に第1の固定部材の固定部を固定し、この固定部の両端から立設した嵌合部を、前記枠体の下枠部に形成された嵌合穴に挿入配置し、断熱材を挟むように前記耐力壁の外面材、内面材の張り付けを行って耐力壁を制作する第1の工程と、床の上部に第2の固定部材の固定部を固定する第2の工程と、前記第2の固定部材における第2の固定部の両端から立設された立設部に、前記枠体の下枠部に形成された嵌合穴を挿入する第3の工程と、前記枠体の下枠部の前記嵌合穴に対応する位置に設けられた第3の貫通孔から、前記第1、第2の貫通孔にドリフトピンを挿入して床と耐力壁とを接合する第4の工程とを具備し、前記第1、第2の工程は工場で実施し、前記第3、第4の工程は建築現場で実施することで、同じく上述した課題を解決した。
また、前記第1の工程は、係止フックが形成されたパネル枠引き寄せ金具の一端を前記耐力壁の枠体における側枠部の内側に埋設して固定する工程と、前記耐力壁の枠体における側枠部のパネル枠引き寄せ金具に対応する位置に前記係止フックを収容する収容穴を形成する工程と、この収容穴に対応する前記枠体の側枠部に係止ピンを設ける工程とを更に具備し、前記第3の工程において、更に前記係止フックを隣接する耐力壁の係止ピンに係止することで、同じく上述した課題を解決した。
更に、前記第1の工程は、固定部と、この固定部から立設され、且つ前記固定部と同一方向に折曲され、前記枠体の一方の側面から所定の角度を持って突出する係止部とを有するパネル枠引き寄せ金具の前記固定部を、前記耐力壁の枠体における側枠部の外面に形成された有底の固定穴内の底面に固定する工程を更に備え、前記第3の工程において、更に前記パネル枠引き寄せ金具の係止部を、隣接する耐力壁パネル枠引き寄せ金具の係止部に係止することで、同じく上述した課題を解決した。
上記のような構成の接合金具によれば、第1、第2の固定金具をドリフトピンで接合できるので、現場での金物取り付けや、ボルト締めといった作業がなく、ドリフトピンの叩き込みのみで構造体が組みあがる。この結果、施工を簡単化して、建築工期全体の日数の短縮が図れる。また、釘やスクリュービスを用いて接合する工法に比べて耐震強度が向上でき、地震に対しても安心できる強固な建築物を構築できる。
更に、第1の固定金具を板状の金属板を折曲して形成することで、接合金具の低コスト化を図ることができる。
また、第1の固定部は、第1の被接合部材の側枠部内側にスクリュービスで固定できる。
加えて、第2の固定金具を板状の金属板を折曲して形成することで、接合金具の低コスト化を図ることができる。
また、第2の固定部は、第2の被接合部材の上面にスクリュービスで固定できる。
この他、上記接合金具は、枠組み壁工法において、耐力壁と床との接合に用いることができる。
また、パネル枠引き寄せ金具を設け、隣り合う耐力壁を接合することで耐震性をより高くできる。
更に、一対のパネル枠引き寄せ金具を隣接する耐力壁の対応する位置に設け、隣り合う耐力壁を接合することで耐震性をより高くできる。
また、上記のような建築工法によれば、枠組み壁工法において、工場生産比率を高める(壁パネルをフルパネル化する)ことで、現場での施工を少なくして合理化でき、品質の向上や現場で残材及び廃棄物の発生を抑制して産業廃棄物の削減も図れる。その結果、施工を簡単化して、建築工期全体の日数の短縮が図れる。工期の短縮は、建築コストの削減にも寄与し、戸建て住宅の低コスト化と普及も図れる。
加えて、パネル枠引き寄せ金具を予め設け、隣り合う耐力壁を接合することで、耐震性をより向上できる。
また、一対のパネル枠引き寄せ金具を予め設け、隣り合う耐力壁を接合することで、耐震性をより向上できる。
以下に、図面を参照して、本発明を実施するための形態を説明する。
図1乃至図3は、それぞれ本発明の第1の実施形態に係る接合金具について説明するためのもので、図1は現場での組立工程の要部を示す斜視図、図2は第1の固定金具と耐力壁の枠体の構成を示す斜視図、図3は第2の固定金具と床の構成を示す斜視図である。この実施形態では、接合金具を枠組み壁工法で用いられる耐力壁と床を接合するために用いる場合を例に取って説明する。
図2に示すように、耐力壁の枠体(外枠、第1の被接合部材)1の側枠部1aの下部には、第1の固定金具2の固定部2aがスクリュービス(皿頭スクリューネジ)3−1〜3−3により固定される。この固定金具2は、固定部2aの両端から板状の嵌合部2bが立設されている。本例では、固定金具2を板状の金属板の両端を折曲して形成しており、底部の一部を固定部2a、底部の他の部分と立設した両端の幅広部を嵌合部2bとして用いる。嵌合部2bは、枠体1の側枠部1aの下端から下に突出して固定されており、この嵌合部2bが上記枠体1の下枠部1bに形成された嵌合穴(ほぞ穴)1cに挿入される。
上記嵌合部2bには、ドリフトピンを挿通するための貫通孔2c、2dが形成されている。また、これら貫通孔2c、2dに対応する、上記ほぞ穴1cが形成された枠体1の下枠部1bにおける側面にも貫通孔1d、1eが形成されている。
更に、図3に示すように、床4(第2の被接合部材)の上面4aには、第2の固定金具5における第2の固定部5aがスクリュービス(皿頭スクリューネジ)6−1〜6−3により固定される。この固定金具5は、固定部5aの両端から板状の嵌合部5bが立設されている。本例では、固定金具5を板状の金属板の両端を折曲して形成しており、底部を固定部5a、立設した両端を嵌合部5bとして用いる。この嵌合部5bは上記枠体1の下枠部1bに形成されたほぞ穴1c(固定金具2の嵌合部2bの内側)に挿入される。この嵌合部5bには、上記貫通孔1d、1e及び貫通孔2c、2dにそれぞれ対応する位置に、ドリフトピンを挿通するための貫通孔5c、5dが形成されている。
上述したような固定金具2、5の枠体1や床4への取り付けは、工場にて行う。また、図示を省略するが、上記枠体1内に断熱材を挟むように、石膏ボードや合板などの外面材、内面材の張り付けを行って耐力壁を制作する。この際、各固定金具2、5の固定位置は予め定めた位置に設定する。また、固定金具2、5における嵌合部2b、5bのサイズを例えば40mm幅とし、ほぞ穴1cのサイズを、例えば、41mm幅にすることで、横方向の捩れを修正できる。
上記のような構成の接合金具によれば、建築現場にて、図1に示すように床4の上面4aに固定した固定金具5上に、ほぞ穴1cを位置合わせして嵌合部5bを差し込んだ後、貫通孔1d、2c、5c、5d、2d、1eにドリフトピン7を挿入するだけで、床4上に耐力壁を接合できる。図4は、接合が終了した状態を示す斜視図である。図4に示すように、床4と耐力壁の枠体1は、固定金具2、5及びドリフトピン7によって強固に接合される。
図5は、上述した本発明の第1の実施形態に係る接合金具を用い、枠組み壁工法用の起立した耐力壁と床とを接合した状態を示す斜視図である。本例では、耐力壁の枠体1の下部両端に接合金具8−1、8−2を設け、耐力壁と床4を接合している。
このような構成の接合金具によれば、釘やスクリュービスを用いて建築現場で接合する従来の工法に比べて耐震強度が向上でき、地震に対しても安心できる強固な建築物を構築できる。また、建築現場での施工は、ほぞ穴1cと嵌合部5bを位置合わせして差し込んだ後、貫通孔1d、2c、5c、5d、2d、1eにドリフトピン7を叩き込んで挿入すれば良い。従って、現場での金物取り付けや、ボルト締めといった作業が不要であり、ドリフトピン7の叩き込みのみで構造体が組みあがる。
この結果、施工を簡単化して、建築工期全体の日数の短縮が図れる。そして、工期の短縮は、建築コストの削減にも寄与し、戸建て住宅の低コスト化と普及を図れる。また、枠組み壁工法において、工場生産比率を高める(壁パネルをフルパネル化する)ことで、現場での施工を少なくして合理化でき、品質の向上や現場で残材及び廃棄物の発生を抑制して産業廃棄物の削減も図れる。
図6及び図7は、それぞれ本発明の第2の実施形態に係る接合金具について説明するためのもので、図6は隣接する耐力壁どうしの接合金具として働くパネル枠引き寄せ金具を示す斜視図、図7はパネル枠引き寄せ金具を係止ピンへ係止して隣接する耐力壁を接合する動作を示す斜視図である。
図6に示すパネル枠引き寄せ金具9は、固定部9aと係止フック9bとを備えている。上記固定部9aは、耐力壁の枠体1における側枠部に形成された係止穴10の内側に埋設されて係止ピン(ドリフトピンでも良い)11で固定される。これによって、枠体1の側面から係止フック9bが突出した状態になる。
図7に示すように、隣接する耐力壁の枠体12の上記係止フック9bに対応する位置には、この係止フック9bを収容する収容穴12aが形成されている。この収容穴12aに対応する枠体12の側面には、係止ピン(ドリフトピンでも良い)13が挿通されている。
図8は、パネル枠引き寄せ金具9の係止ピン13への係止動作を順次示す正面図である。図8(a)図に示すように、パネル枠引き寄せ金具9側を少し高くし、(b)図に示すように係止フック9bを収容穴12aに挿入して、この係止フック9bを係止ピン13に引っ掛けながら(c)図に示すように耐力壁(枠体1)を下げる。その後、接合金具8−1、8−2を固定することで、図9に示すように、隣接する耐力壁間を接合し、床4に沿って耐力壁を連結していくことができる。
図10は、本発明の第1、第2の実施形態に係る接合金具を用い、枠組み壁工法用の起立した耐力壁と床4とを接合した状態を示す斜視図である。また、図11は、枠組み壁工法用の起立した二つの耐力壁と床4とを接合した状態を示す斜視図である。
図10に示すように、耐力壁(枠体1−1)と床4とを接合金具8−1、8−2を用いて接合した後、図11に示すように、この耐力壁にパネル枠引き寄せ金具9を用いて耐力壁どうし(枠体1−1と1−2)を係止し、接合金具8−3、8−4を用いて耐力壁(枠体1−2)と床4を更に接合する。同様な工程を順次繰り返すことにより、床4と複数の耐力壁を一体化できる。このように、隣り合う耐力壁を接合することで耐震性をより高くできる。
図12は、本発明の第2の実施形態の変形例について説明するための斜視図である。上述した第2の実施形態では、パネル枠引き寄せ金具9を枠体1の上部に1箇所設けたのに対し、パネル枠引き寄せ金具9−1、9−2を上部と下部の2箇所に設けている。
このような構成によれば、隣接する耐力壁間の接合強度をより向上できる。他の基本的な構成は、第2の実施形態と同様であるので、同一部分に同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図13は、本発明の第3の実施形態に係る接合金具について説明するためのもので、隣接する耐力壁どうしの接合金具として働くパネル枠引き寄せ金具の他の構成例を示す斜視図である。図13に示すパネル枠引き寄せ金具14−1〜14−6は、それぞれ固定部14aと係止部14bとを備えている。本例では、パネル枠引き寄せ金具14−1〜14−6を板状の金属板を折曲して形成しており、底部を固定部14a、固定部14aから立設するように折曲した後、更に水平方向に折曲した部分を係止部14bとして用いる。
図14及び図15に示すように、各パネル枠引き寄せ金具14−1〜14−6の固定部14aは、耐力壁の枠体1−1、1−2における側枠部の外面に形成された有底の固定穴15−1〜15−6内の底面にスクリュービス(皿頭スクリューネジ)16−1〜16−24で固定される。この際、図16に示すように、各パネル枠引き寄せ金具14−1〜14−3と14−4〜14−6は、上下方向に隣接する金具の開口部が左右交互になるように、且つ対向する金具の開口部が互いに左右逆向きになるように取り付けられる。また、各パネル枠引き寄せ金具14−1〜14−6の係止部14bは、枠体1−1、1−2の側面から所定の角度を持って突出した状態になる。
そして、図17(a)〜(c)に示すように、隣接する耐力壁の枠体1−1、1−2の例えば一対の金具14−1、14−4の係止部14bをずらして配置し(例えば枠体1−2側を少し高くし)、枠体1−2を押し下げて対向する係止部14bを噛み合わせると、図18に示すように隣接する耐力壁の枠体1−1、1−2が接合される。
図19は、本発明の第1、第3の実施形態に係る接合金具を用い、枠組み壁工法用の起立した二つの耐力壁と床4とを接合した状態を示す斜視図である。図19に示すように、耐力壁(枠体1−1)と床4とを接合金具8−1、8−2を用いて接合した後、パネル枠引き寄せ金具14−1〜14−6、14−7〜14−12を用いて耐力壁どうし(枠体1−1と1−2)を係止し、接合金具8−3、8−4を用いて耐力壁(枠体1−2)と床4を更に接合する。同様な工程を順次繰り返すことにより、床4と複数の耐力壁を一体化できる。このように、隣り合う耐力壁を接合することで耐震性をより高くできる。
なお、上記第3の実施形態では、パネル枠引き寄せ金具が耐力壁(枠体1−1)の側枠部の上部に3個、下部に3個設けられている場合を例に取って説明したが、3個ずつに限られるものではないことはもちろんであり、必要とする接合強度や金具の強度などに応じて設ける数を設定すれば良い。
上述したように、枠組み壁工法において、工場生産比率を高める(壁パネルをフルパネル化する)ことで、現場での施工を少なくして合理化でき、現場工期の短縮、品質の向上及び産業廃棄物の削減を図れる。また、釘やスクリュービスを用いる従来の工法より、更に耐震強度が向上でき、地震に対しても安心できる強固な建築物を構築できる。しかも、建築コストの削減にも寄与し、戸建て住宅の低コスト化と普及を図れる。
以上、説明したように、本発明の接合金具及びこの接合金具を用いた建築工法によれば、被接合部材どうしの接合剛性を高め、且つ従来の耐震強度より遥かに引き抜き強度を向上でき、工期短縮や品質の向上、及び産業廃棄物の削減を図ることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能なの事はもちろんである。
例えば、上記実施形態では枠組み壁工法を例に取って説明したが、接合金具は、軸組み木造建築、RC建築物、軽量鉄骨建築など、他の建築ユニット工法や他種建築構造にも適用可能である。また、建築以外の他の分野にも利用できる。
1、1−1、1−2 枠体(第1の被接合部材)
1a 側枠部
1b 下枠部
1c 嵌合穴(ほぞ穴)
1d、1e 貫通孔
2 固定金具(第1の固定金具)
2a 固定部
2b 嵌合部
2c、2d 貫通孔
3−1〜3−3 スクリュービス
4 床(第2の被接合部材)
4a 上面
5 固定金具(第2の固定金具)
5a 固定部
5b 嵌合部
5c、5d 貫通孔
6−1〜6−3 スクリュービス
7 ドリフトピン
8−1、8−2、8−3、8−4 接合金具
9、9−1、9−2 パネル枠引き寄せ金具
9a 固定部
9b 係止フック
10 係止穴
11、13 係止ピン
12 枠体
12a 収容穴
14−1〜14−12 パネル枠引き寄せ金具
14a 固定部
14b 係止部
15−1〜15−6 固定穴
16−1〜16−24 スクリュービス
1a 側枠部
1b 下枠部
1c 嵌合穴(ほぞ穴)
1d、1e 貫通孔
2 固定金具(第1の固定金具)
2a 固定部
2b 嵌合部
2c、2d 貫通孔
3−1〜3−3 スクリュービス
4 床(第2の被接合部材)
4a 上面
5 固定金具(第2の固定金具)
5a 固定部
5b 嵌合部
5c、5d 貫通孔
6−1〜6−3 スクリュービス
7 ドリフトピン
8−1、8−2、8−3、8−4 接合金具
9、9−1、9−2 パネル枠引き寄せ金具
9a 固定部
9b 係止フック
10 係止穴
11、13 係止ピン
12 枠体
12a 収容穴
14−1〜14−12 パネル枠引き寄せ金具
14a 固定部
14b 係止部
15−1〜15−6 固定穴
16−1〜16−24 スクリュービス
Claims (11)
- 枠状の第1の被接合部材に固定された第1の固定金具と、第2の被接合部材に固定された第2の固定金具とをドリフトピンで接合する接合金具であって、
前記第1の固定金具は、前記第1の被接合部材における側枠部の内側に固定される第1の固定部と、この第1の固定部の両端から立設され、前記第1の被接合部材の下枠部に形成された嵌合穴に挿入される第1の嵌合部と、この第1の嵌合部に形成された一対の第1の貫通孔とを備え、
前記第2の固定金具は、前記第2の被接合部材における前記第1の被接合部材との接合面上に固定される第2の固定部と、この第2の固定部の両端から立設され、前記嵌合穴に挿入される第2の嵌合部と、この第2の嵌合部に設けられ、前記第1の貫通孔に対応する一対の第2の貫通孔とを備え、
前記ドリフトピンは、前記第1の被接合部材の下枠部の前記嵌合穴に対応する位置に設けられた第3の貫通孔から、前記第1、第2の固定金具の前記第1、第2の貫通孔に挿通されることを特徴とする接合金具。 - 前記第1の固定金具は、板状の金属板の両端が折曲されて立設され、底部の一部を前記第1の固定部、底部の他の部分と立設した両端の幅広部を前記第1の嵌合部として用い、この幅広部に一対の前記第1の貫通孔が形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の接合金具。
- 前記第1の固定部は、前記第1の被接合部材の側枠部内側にスクリュービスで固定されることを特徴とする請求項1または2に記載の接合金具。
- 前記第2の固定金具は、板状の金属板の両端が折曲されて立設され、底部を前記第2の固定部、立設した両端を前記第2の嵌合部として用い、この第2の嵌合部に一対の前記第2の貫通孔が形成されたものであることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一つの項に記載の接合金具。
- 前記第2の固定部は、前記第2の被接合部材の上面にスクリュービスで固定されることを特徴とする請求項1乃至4いずれか一つの項に記載の接合金具。
- 前記第1の被接合部材は、枠組み壁工法用の耐力壁の枠体であり、
前記第2の被接合部材は、枠組み壁工法用の床であり、
前記第1の固定部は、前記耐力壁の枠体における側枠部の内側に固定され、
前記嵌合部は、前記枠体における下枠部に形成された前記嵌合穴に挿入され、
前記第2の固定部は、前記床の上部に固定されることを特徴とする請求項1乃至5いずれか一つの項に記載の接合金具。 - 一端が前記耐力壁の枠体における側枠部の内側に埋設されて固定され、他端に係止フックが形成されたパネル枠引き寄せ金具と、
前記耐力壁の枠体における側枠部の前記パネル枠引き寄せ金具に対応する位置に設けられ、前記係止フックを収容する収容穴と、この収容穴に対応する前記枠体の側枠部に挿通された係止ピンとを更に具備し、
隣接する耐力壁が前記パネル枠引き寄せ金具と前記係止ピンとで接合されることを特徴とする請求項6に記載の接合金具。 - 前記耐力壁の枠体における一方の側枠部の外面に形成された有底の第1の固定穴内の底面に固定される第1の固定部と、この第1の固定部から立設され、且つ前記第1の固定部と同一方向に折曲され、前記枠体の一方の側面から所定の角度を持って突出する第1の係止部とを有する第1のパネル枠引き寄せ金具と、
前記耐力壁の枠体における他方の側枠部の外面に形成された有底の第2の固定穴内の底面に固定される第2の固定部と、この第2の固定部から立設され、且つ前記第2の固定部と同一方向に折曲され、前記枠体の他方の側面から所定の角度を持って突出する第2の係止部とを有する第2のパネル枠引き寄せ金具とを更に具備し、
隣接する耐力壁の対向する前記第1または第2のパネル枠引き寄せ金具で、隣接する耐力壁どうしが係止されることを特徴とする請求項6に記載の接合金具。 - 枠組み壁工法用の起立した耐力壁と床とを接合する建築工法であって、
耐力壁の枠体における側枠部の内側に第1の固定部材の固定部を固定し、この固定部の両端から立設した嵌合部を、前記枠体の下枠部に形成された嵌合穴に挿入配置し、断熱材を挟むように前記耐力壁の外面材、内面材の張り付けを行って耐力壁を制作する第1の工程と、
床の上部に第2の固定部材の固定部を固定する第2の工程と、
前記第2の固定部材における第2の固定部の両端から立設された立設部に、前記枠体の下枠部に形成された嵌合穴を挿入する第3の工程と、
前記枠体の下枠部の前記嵌合穴に対応する位置に設けられた第3の貫通孔から、前記第1、第2の貫通孔にドリフトピンを挿入して床と耐力壁とを接合する第4の工程とを具備し、
前記第1、第2の工程は工場で実施し、前記第3、第4の工程は建築現場で実施することを特徴とする建築工法。 - 前記第1の工程は、係止フックが形成されたパネル枠引き寄せ金具の一端を前記耐力壁の枠体における側枠部の内側に埋設して固定する工程と、前記耐力壁の枠体における側枠部のパネル枠引き寄せ金具に対応する位置に前記係止フックを収容する収容穴を形成する工程と、この収容穴に対応する前記枠体の側枠部に係止ピンを設ける工程とを更に具備し、
前記第3の工程において、更に前記係止フックを隣接する耐力壁の係止ピンに係止することを特徴とする請求項9に記載の建築工法。 - 前記第1の工程は、固定部と、この固定部から立設され、且つ前記固定部と同一方向に折曲され、前記枠体の一方の側面から所定の角度を持って突出する係止部とを有するパネル枠引き寄せ金具の前記固定部を、前記耐力壁の枠体における側枠部の外面に形成された有底の固定穴内の底面に固定する工程を更に備え、
前記第3の工程において、更に前記パネル枠引き寄せ金具の係止部を、隣接する耐力壁パネル枠引き寄せ金具の係止部に係止することを特徴とする請求項9に記載の建築工法。
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JPH10317495A (ja) * | 1997-05-23 | 1998-12-02 | Kazuhiro Ishide | 木造建築物の継手金具 |
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