JP2014001314A - 分解油回収装置 - Google Patents
分解油回収装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014001314A JP2014001314A JP2012137246A JP2012137246A JP2014001314A JP 2014001314 A JP2014001314 A JP 2014001314A JP 2012137246 A JP2012137246 A JP 2012137246A JP 2012137246 A JP2012137246 A JP 2012137246A JP 2014001314 A JP2014001314 A JP 2014001314A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cracked oil
- oil recovery
- tank
- aqueous solution
- recovery tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
Landscapes
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
Abstract
【解決手段】不純物を含むプラスチックを熱分解する熱分解槽と、前記熱分解で発生するガス状の生成物を冷却する冷却部と、前記冷却部において冷却された分解油を回収する分解油回収槽と、前記熱分解槽に設けられた付着部と、を有し、前記付着部は、アルカリ水溶液または水を含んでいるものであることを特徴とする分解油回収装置を提供することにより上記課題を解決する。
【選択図】 図2
Description
第1の実施の形態における分解油回収装置について、図2に基づき説明する。本実施の形態における分解油回収装置は、熱分解槽110、加熱部120、第1の配管140、冷却部150、第2の配管160、分解油回収槽170を有しており、熱分解槽110内の上部には金属等により形成された付着部130が設けられている。付着部130は、アルカリ水溶液を含んだグラスウール、金属ウール、金属メッシュ等により形成されている。アルカリ水溶液としては、水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化カリウム(KOH)、水酸化カルシウム(Ca(OH)2)等の水酸化化合物が好ましいが、アルカリ水溶液に代えて水(H2O)等を用いてもよい。
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態における分離油回収装置は、図3に示されるように、分解油回収槽270に溜まっているアルカリ水溶液182を付着部130に供給する構造のものである。
ところで、分解油回収槽270において溜まっているアルカリ水溶液182は、熱分解槽110より気化等した後に回収されたものであるため、所望のpH値とは異なるpH値となっている場合がある。このため、図4に示されるように、分解油回収槽270は、隔壁296、開閉弁297及びpHセンサ298が設けられているものであってもよい。図4に示される分解油回収槽270において、アルカリ剤280は最も底部に設けられており、隔壁296及び開閉弁297は、アルカリ剤280が設けられている領域とアルカリ水溶液182が溜まっている領域との境界に設けられている。また、pHセンサ298は、アルカリ水溶液182が溜まっている領域に設けられており、pHセンサ298及び開閉弁297は制御部299に接続されている。よって、本実施の形態においては、pHセンサ298により分解油回収槽270に溜まったアルカリ水溶液182のpH値を検出し、検出されたアルカリ水溶液182のpH値に基づき、開閉弁297の開閉を制御部299による制御により行なう。これにより、分解油回収槽270に溜まったアルカリ水溶液182を所望のpH値にすることができる。
比較例1について説明する。本比較例では、図5に示される分解油回収装置を用いた。この分解油回収装置は、アルカリ水溶液を含む付着部を有しないものであり、この分解油回収装置について、図5に基づき説明する。この分解油回収装置は、熱分解槽910、加熱部920、第1の配管940、冷却部950、第2の配管960、分解油回収槽970を有しており、分解油回収槽970において溜まった分解油980はフィルタ990を介して回収されるものである。尚、冷却部950は水冷式であり、分解油回収槽970においては、熱分解槽910において発生した気化したガス状の生成物に含まれていた臭素を含む化合物981も溜まる。
次に、実施例1について説明する。本実施例は、図2に示される第1の実施の形態に対応する実施例であり、冷却部150は水冷式のものである。
次に、実施例2について説明する。本実施例は、図3に示される第2の実施の形態に対応する実施例であり、冷却部150は水冷式のものである。
(付記1)
不純物を含むプラスチックを熱分解する熱分解槽と、
前記熱分解で発生するガス状の生成物を冷却する冷却部と、
前記冷却部において冷却された分解油を回収する分解油回収槽と、
前記熱分解槽に設けられた付着部と、
を有し、
前記付着部は、アルカリ水溶液または水を含んでいるものであることを特徴とする分解油回収装置。
(付記2)
前記付着部は、グラスウール、金属ウールにアルカリ水溶液または水を含有するものであることを特徴とする付記1に記載の分解油回収装置。
(付記3)
前記アルカリ水溶液は、水酸化化合物の水溶液であることを特徴とする付記1または2に記載の分解油回収装置。
(付記4)
前記アルカリ水溶液は、(NaOH)、(KOH)、(Ca(OH)2)のうちの1または2以上の水溶液であることを特徴とする付記1または2に記載の分解油回収装置。
(付記5)
前記分解油回収槽と前記熱分解槽とは接続管により接続されており、
前記分解油回収槽に溜まっているアルカリ水溶液または水が、前記接続管を介し前記付着部に供給されるものであることを特徴とする付記1から4のいずれかに記載の分解油回収装置。
(付記6)
前記分解油回収槽に溜まっているアルカリ水溶液または水が、前記接続管に接続されたポンプにより前記付着部に供給されるものであることを特徴とする付記5に記載の分解油回収装置。
(付記7)
前記分解油回収槽においては、前記アルカリ水溶液と前記分解油との間にフィルタが設けられていることを特徴とする付記5または6に記載の分解油回収装置。
(付記8)
前記分解油回収槽内には、アルカリ剤が入れられていることを特徴とする付記1から7のいずれかに記載の分解油回収装置。
(付記9)
前記アルカリ剤は、(NaOH)、(KOH)、(Ca(OH)2)のうちの1または2以上を含むものであることを特徴とする付記8に記載の分解油回収装置。
(付記10)
前記分解油回収槽には、前記分解油回収槽に溜まった前記アルカリ水溶液のpHを検出するpHセンサが設けられていることを特徴とする付記1から9のいずれかに記載の分解油回収装置。
(付記11)
前記分解油回収槽内には、アルカリ剤が入れられており、
前記分解油回収槽には、前記分解油回収槽に溜まった前記アルカリ水溶液のpHを検出するpHセンサが設けられており、
前記pHセンサにおいて検出されたpH値に基づき、前記アルカリ水溶液に前記分解油回収槽内に入れられているアルカリ剤の供給を制御する制御部が設けられていることを特徴とする付記1から9のいずれかに記載の分解油回収装置。
120 加熱部
130 付着部
140 第1の配管
150 冷却部
160 第2の配管
170 分解油回収槽
180 分解油
182 アルカリ水溶液
190 フィルタ
270 分解油回収槽
280 アルカリ剤
291 フィルタ
292 ポンプ
293 接続管
294 接続管
295 噴霧部
Claims (6)
- 不純物を含むプラスチックを熱分解する熱分解槽と、
前記熱分解で発生するガス状の生成物を冷却する冷却部と、
前記冷却部において冷却された分解油を回収する分解油回収槽と、
前記熱分解槽に設けられた付着部と、
を有し、
前記付着部は、アルカリ水溶液または水を含んでいるものであることを特徴とする分解油回収装置。 - 前記アルカリ水溶液は、水酸化化合物の水溶液であることを特徴とする請求項1に記載の分解油回収装置。
- 前記分解油回収槽と前記熱分解槽とは接続管により接続されており、
前記分解油回収槽に溜まっているアルカリ水溶液または水が、前記接続管を介し前記付着部に供給されるものであることを特徴とする請求項1または2に記載の分解油回収装置。 - 前記分解油回収槽内には、アルカリ剤が入れられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の分解油回収装置。
- 前記分解油回収槽には、前記分解油回収槽に溜まった前記アルカリ水溶液のpHを検出するpHセンサが設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の分解油回収装置。
- 前記分解油回収槽内には、アルカリ剤が入れられており、
前記分解油回収槽には、前記分解油回収槽に溜まった前記アルカリ水溶液のpHを検出するpHセンサが設けられており、
前記pHセンサにおいて検出されたpH値に基づき、前記アルカリ水溶液に前記分解油回収槽内に入れられているアルカリ剤の供給を制御する制御部が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の分解油回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012137246A JP5962245B2 (ja) | 2012-06-18 | 2012-06-18 | 分解油回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012137246A JP5962245B2 (ja) | 2012-06-18 | 2012-06-18 | 分解油回収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014001314A true JP2014001314A (ja) | 2014-01-09 |
JP5962245B2 JP5962245B2 (ja) | 2016-08-03 |
Family
ID=50034794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012137246A Active JP5962245B2 (ja) | 2012-06-18 | 2012-06-18 | 分解油回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5962245B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09279155A (ja) * | 1995-11-22 | 1997-10-28 | Hitachi Zosen Corp | 廃プラスチック油化装置 |
JPH10195451A (ja) * | 1996-12-27 | 1998-07-28 | Takashi Tachibana | 廃プラスチックの溶融・熱分解方法、その溶融・熱分解 槽及び廃プラスチックの油化方法 |
JPH11140460A (ja) * | 1997-09-05 | 1999-05-25 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | プラスチック類の熱分解方法および装置ならびにこれに用いる脱塩素剤 |
JP2004035851A (ja) * | 2002-07-08 | 2004-02-05 | Miike Iron Works Co Ltd | 油化装置 |
JP2004315686A (ja) * | 2003-04-17 | 2004-11-11 | Blest:Kk | 油化プラント及び廃棄プラスチック回収システム |
JP2008163254A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Kenzo Takahashi | 連続式廃プラスチック油化装置 |
-
2012
- 2012-06-18 JP JP2012137246A patent/JP5962245B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09279155A (ja) * | 1995-11-22 | 1997-10-28 | Hitachi Zosen Corp | 廃プラスチック油化装置 |
JPH10195451A (ja) * | 1996-12-27 | 1998-07-28 | Takashi Tachibana | 廃プラスチックの溶融・熱分解方法、その溶融・熱分解 槽及び廃プラスチックの油化方法 |
JPH11140460A (ja) * | 1997-09-05 | 1999-05-25 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | プラスチック類の熱分解方法および装置ならびにこれに用いる脱塩素剤 |
JP2004035851A (ja) * | 2002-07-08 | 2004-02-05 | Miike Iron Works Co Ltd | 油化装置 |
JP2004315686A (ja) * | 2003-04-17 | 2004-11-11 | Blest:Kk | 油化プラント及び廃棄プラスチック回収システム |
JP2008163254A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Kenzo Takahashi | 連続式廃プラスチック油化装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5962245B2 (ja) | 2016-08-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9315735B2 (en) | System and method for producing a consistent quality syngas from diverse waste materials with heat recovery based power generation, and renewable hydrogen co-production | |
CN101479020B (zh) | 气体调整系统 | |
JP5091280B2 (ja) | 有機高分子混合物を熱分解する基材分類回収方法およびその装置 | |
CN102449123B (zh) | 有机废物的气化方法和装置 | |
JP2010274259A (ja) | 廃プリント配線板を熱分解する基材回収方法およびその装置 | |
CN104479756A (zh) | 一种废弃印刷线路板的水蒸气气化分离装置及方法 | |
WO2012127291A1 (en) | Recycling method and treatment device for battery pack | |
CN106734067A (zh) | 一种低碳高效的废电路板全资源化清洁回收方法 | |
CN203764635U (zh) | 一种熔融盐热解固体废弃物的装置 | |
CN103253633B (zh) | 氯酸盐电解尾气回收氢气方法 | |
JP5817993B2 (ja) | フッ素含有廃棄物の処理方法およびフッ素含有廃棄物の処理装置 | |
JP5962245B2 (ja) | 分解油回収装置 | |
TWI289644B (en) | Method and apparatus for treating waste | |
JP2011184673A (ja) | 混在廃プラスチックの熱分解方法及び混在廃プラスチックの熱分解装置 | |
JP5803779B2 (ja) | 分解油回収装置及び分解油製造方法 | |
JP5678810B2 (ja) | 分解油製造方法及び分解油回収装置 | |
CN107274952B (zh) | 中低放射性核废料的处理系统及具有其的发电系统 | |
JP2010189700A (ja) | 金属混合プラスチック廃棄物を熱分解し金属を回収する方法とその装置 | |
JP2012207123A (ja) | 廃プラスチックからの分解油回収装置 | |
RU2018103169A (ru) | Устройство и система для металлургического передела лома и способ металлургического передела лома | |
JP2009051867A (ja) | 医療系プラスチック廃棄物等の処理方法及び処理装置 | |
JP5772419B2 (ja) | 油化装置及び油化方法 | |
JP5772503B2 (ja) | 油化装置及び油化方法 | |
JP6276723B2 (ja) | 有害発泡ポリスチレン廃棄物処理方法及び有害発泡ポリスチレン廃棄物処理装置 | |
KR101055456B1 (ko) | 알루미늄 드로스와 가연성 폐기물을 이용한 합성가스의 제조장치 및 그 제조방법. |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150319 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160309 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160315 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160511 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160531 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160613 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5962245 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |