JP2004315686A - 油化プラント及び廃棄プラスチック回収システム - Google Patents

油化プラント及び廃棄プラスチック回収システム Download PDF

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Hitoshi Itagaki
仁 板垣
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MATSUDA KENSETSU KK
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MATSUDA KENSETSU KK
Blest Co Ltd
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  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

【課題】必要とされる処理能力に合わせて容易に設計が可能な油化プラントを提供すること等。
【解決手段】先頭単位体31と複数の繰返単位体32と後尾単位体33とにより構成され、プラスチックを加熱により解重合させて分解ガスを生成する分解部3と、分解部3で生成した分解ガスを冷却して油を生成する油化部4と、を備えて油化プラント1を構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は加熱溶融したプラスチックを更に加熱して解重合させた後に冷却して油を生成するプラスチック油化プラントに関し、廃棄プラスチックから油を生成する油化プラントとして好適に用いられる。
【0002】
【従来の技術】
廃棄プラスチックから油を採集するための油化プラントが種々提案されているが、いずれも十分な分解が行われず実際上は実用的に操業しているプラントは存在しなかった。
【0003】
そこで、本件出願人は、先に、特開2000−16774において開示した小型かつシンプルな構造の逆熱勾配方式の油化プラントを開発し、実用化を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この油化プラントにおいては、1)油化プラントを設計する場合に、必要とされる処理能力を満足するように一から油化プラントの設計をしなければならなかった。また、2)油化プラントのメンテナンスが必ずしも容易ではなかった。また、3)家庭で生じた廃棄プラスチックを回収して油化プラントへ供給するためのシステムが確立されていなかった。
【0005】
本発明はかかる問題に鑑み為されたもので、その目的とするところは、1)必要とされる処理能力に合わせて容易に設計が可能な油化プラントを提供すること、2)メンテナンスが容易である油化プラントを提供すること、3)家庭で生じた廃棄プラスチックを効率よく回収して、油化プラントへ供給するための廃棄プラスチック回収システムを提供すること等にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る第1の油化プラントは、プラスチックを加熱により解重合させて分解ガスを生成する分解部と、前記分解部で生成した分解ガスを冷却して油を生成する油化部と、を備えた油化プラントにおいて、前記分解部は当該分解部を構成する複数の単位体を連結して形成され、前記分解部の少なくとも一部は同形状に形成された前記単位体である複数の繰返単位体を連結して形成されることにより構成される(請求項1)。
【0007】
この油化プラントにおいて、前記分解部は、当該分解部の先頭に配置される前記単位体である先頭単位体と、前記複数の繰返単位体と、当該分解部の後尾に配置される前記単位体である後尾単位体と、で構成され、前記先頭単位体及び前記繰返単位体は其々の長手方向を水平にして、前記先頭単位体が最上段となるように鉛直方向に積み重ねて連結され、前記後尾単位体は其の長手方向を鉛直方向に傾斜させて、前記鉛直方向に積み重ねられた最下段の繰返単位体に連結されることが良い(請求項2)。
【0008】
更に、この油化プラントにおいて、前記先頭単位体に排気口を設けることが良い(請求項3)。
【0009】
また、上記課題を解決するため、本発明に係る第2の油化プラントは、プラスチックを加熱により解重合させて分解ガスを生成する分解部と、前記分解部で生成した分解ガスを冷却して油を生成する油化部と、を備えた油化プラントにおいて、前記分解部は、長手方向に分割面を有する2又は複数の分解筒部材を前記分割面で突き合わせ、締結具により固定して形成された筒状の分解筒と、前記分解筒の周囲に配設された加熱手段と、前記分解筒内に配設された搬送手段と、を備えて構成されることが良い(請求項4)。
【0010】
また、上記第1の油化プラントにおいて、前記単位体は、長手方向に分割面を有する2又は複数の分解筒部材を前記分割面で突き合わせ、締結具により固定して形成された筒状の分解筒と、前記分解筒の周囲に配設された加熱手段と、前記分解筒内に配設された搬送手段と、を備えて構成されることが良い(請求項5)。
【0011】
また、上記課題を解決するため、本発明に係る廃棄プラスチック回収システムは、ユーザにより回収された廃棄プラスチックの重量に応じて所定のポイントを発行するポイント発行手段と、前記発行されたポイントを示すポイント情報を、前記ユーザを示すユーザ情報と関連付けて記憶装置に記憶するポイント記憶手段と、前記記憶されたポイント情報に基づいて、当該ポイント情報に関連付けられた前記ユーザ情報が示す特定のユーザに対して金品を交付する金品交付手段と、を備えて構成される(請求項6)。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態の一例について、図面を参照して説明する。以下、(1)油化プラント、(2)廃棄プラスチック回収システム、の順に説明する。
【0013】
(1)油化プラント
図1は、本発明の実施形態に係る油化プラントの全体構成を示す正面図であり、図2は、同油化プラントの左側面図である。図1及び図2に示すように、油化プラント1は、廃棄プラスチックを分解部3へ供給する供給部2と、供給されたプラスチックを加熱により解重合させて分解ガスを生成する分解部3と、分解部3で生成した分解ガスを冷却して油を生成する油化部4と、分解部3で分解ガスとならなかったプラスチック残渣を回収する残渣回収部5と、を備えて構成される。
【0014】
(1−1)供給部
供給部2は、廃棄プラスチックを定量供給する定量供給装置(図示せず)に接続された供給配管21と、供給配管21を介して定量供給される廃棄プラスチックを受け入れるホッパー22と、を備えて構成される。
【0015】
このように構成された供給部2は、定量供給装置から供給配管21を介して定量的に供給された廃棄プラスチックをホッパー22で受け入れ、分解部3へ供給する。このとき、分解部3へ供給する廃棄プラスチックの量は定量供給装置により調整される。
【0016】
(1−2)分解部
分解部3は、先頭に位置する先頭単位体31と、中央に位置する複数の繰返単位体32と、後尾に位置する後尾単位体33と、で構成される。
【0017】
先頭単位体31及び繰返単位体32は、其々の長手方向が水平に配置され、且つ、先頭単位体31が最上部となるように鉛直方向に積み重ねて配置される。また、後尾単位体33は、傾斜状態で、先頭単位体31及び繰返単位体32に並列させて配置される。このように配置することで分解部3の設置スペースを小さくでき、ひいては油化プラント1全体の少スペース化につながる。
【0018】
以上のように配置された先頭単位体31、繰返単位体32及び後尾単位体33は、連結間34で連結され、一本の処理路を形成する。具体的には、先頭単位体31の終端側(図1の右側)と上段の繰返単位体32Aの始端側(図1の右側)、上段の繰返単位体32Aの終端側(図1の左側)と中段の繰返単位体32Bの始端側(図1の左側)、中段の繰返単位体32Bの終端側(図1の右側)と下段の繰返単位体32Cの始端側(図1の右側)、下段の繰返単位体32Cの終端側(図1の左側)と後尾繰返単位体33の始端側(図1の左側)が、其々連結管34で連結され、先頭単位体31の始端側から後尾繰返単位体33の終端側までの一本の処理炉が形成される。
【0019】
ここで、図1に示した油化プラント1では繰返単位体32の個数が3個であるが、これに限られず、繰返単位体32の個数は、後述するように油化プラント1に要求される処理能力に応じて決定される。なお、複数の繰返単位体32は、互いに同一形状に形成される。
【0020】
次に、先頭単位体31、繰返単位体32及び後尾単位体33の詳細について説明する。図3(A)は先頭単位体31の構成を示す斜視図であり、図3(B)は繰返単位体32及び後尾単位体33の構成を示す斜視図である。
【0021】
図3(A)に示すように、先頭単位体31は、プラスチックを収容する分解筒301Aと、分解筒301A中のプラスチックを加熱する電熱ヒータ302と、分解筒301Aの熱の放出を防止する断熱体303と、断熱材303を保持する外筒304と、分解筒301A内のプラスチックを搬送するリードスクリュー305と、分解筒301A内のガス(水蒸気)を排気する排気管306と、を備えて構成される。
【0022】
分解筒301Aは、断面の外形がホームベース形、内形が前方後円形となる円筒を長手方向に分割した分解筒部材301Aa,301Abとで構成され、当該分解筒部材301Aa,301Abをボルト等の締結具Tで固定して形成される。したがって、分解筒301Aは、分解組み立てが可能となり、油化プラント1となった後のメンテナンスが容易になる。更に、分解筒301Aには、その終端側に、連結間34を接続するためのフランジ部307が配設される(図5参照)。
【0023】
また、図3(B)に示すように、繰返単位体32及び後尾単位体33は、プラスチックを収容する分解筒301Bと、分解筒301B中のプラスチックを加熱する電熱ヒータ302と、分解筒301Bの熱の放出を防止する断熱体303と、断熱材303を保持する外筒304と、分解筒301B内のプラスチックを搬送するリードスクリュー305と、を備えて構成される。
【0024】
分解筒301Bは、断面の外形が六角形、内形が円形となる円筒を長手方向に分割した分解筒部材301Ba,301Bbとで構成され、当該分解筒部材301Ba,301Bbをボルト等の締結具Tで固定して形成される。したがって、分解筒301Bは、分解組み立てが可能となり、油化プラント1となった後のメンテナンスが容易になる。更に、分解筒301Bには、その始端側及び終端側(後尾単位体33においては始端側のみ)に、連結間34を接続するためのフランジ部307が配設される(図4参照)。
【0025】
図4は、先頭単位体31、繰返単位体32及び後尾単位体33の連結構造を示した図である。
【0026】
図4に示すように、先頭単位体31、繰返単位体32及び後尾単位体33は、その分解筒301A,301Bに設けられたフランジ部7を連結管34に挿入し、ボルト等の締結具Tで固定され連結される。連結管34とフランジ部307の間には、気密性を保つためにシリコン製のパッキンPが配設される。このように、先頭単位体31、繰返単位体32及び後尾単位体33の連結部は、分解組み立てが可能となり、油化プラント1となった後のメンテナンスが容易になる。
【0027】
なお、先頭単位体31、繰返単位体32及び後尾単位体33は、以上の構造に替えて図5に示す構造であってもよい。図5(A)は先頭単位体、繰返単位体及び後尾単位体の他の構成を示す断面図であり、(B)は型成形された電熱ヒータを示す斜視図である。
【0028】
図5(A)に示すように、先頭単位体31、繰返単位体32及び後尾単位体33は、プラスチックを収容する円筒状の分解筒301Cと、分解筒301B中のプラスチックを加熱する電熱ヒータ302aと、電熱ヒータ302aを保持するヒータ保持部材308と、分解筒301Cの熱の放出を防止する断熱体303と、断熱材303を保持する外筒304と、分解筒301C内のプラスチックを搬送するリードスクリュー305と、を備えて構成される。
【0029】
図5(B)に示すように、電熱ヒータ302aは断面が半円状となるように型成形される。そして、この電熱ヒータ302aは、2個の対応するヒータ保持部材308の保持用凹部にそれぞれ嵌め込まれ、当該2個のヒータ保持部材308を締結具Tで固定することにより装着される。
【0030】
次に、このように構成された分解部3の温度制御について説明する。分解部3の筒状体301内の温度は、先頭単位体31の始端側から後尾単位体33の終端側にかけて、徐々に高温となるように制御される。例えば、先頭単位体31の終端側で150℃、上段の繰返単位体31Aの終端側で250℃、中段の繰返単位体32Bの終端側で350℃、下端の繰返単位体32Cの終端側で450℃、後尾単位体33の終端側で550℃に制御される。以上の温度制御は、温度制御装置で電熱ヒータ302の温度を制御することにより行われる。
【0031】
以上のように構成された分解部3は、供給部2から供給されるプラスチックを先頭単位体31の始端側から後尾単位体33の終端側までリードスクリュー305で搬送しながら加熱し、当該プラスチックを解重合させて分解ガスを発生させる。
【0032】
なお、リードスクリュー305によるプラスチックの送り速度の制御方法は、次の2通りが考えられる。
【0033】
▲1▼第1の制御方法は、分解部3の各温度域での滞留時間を一定にするように送り速度を調節する方法である。即ち、50〜150℃領域を30分で搬送し、次いで150〜250℃領域を30分で搬送し、・・、最後に450〜550℃を30分で搬送する、ように送り速度を調節する。この場合、プラスチックを投入してから油化するまでの時間がほぼ一定(例えば、2.5時間)となる。なお、これによれば、繰返単位体32の個数の多い油化プラント1ほど、搬送速度が速くなる。
【0034】
▲2▼第2の制御方法は、繰返単位体32の個数に限らず、搬送速度を一定とする方法である。即ち、何れの油化プラント1においても、例えば、搬送速度を2m/時間と一定とする。なお、これによれば、繰返単位体32の個数の多い油化プラント1ほど、プラスチックを投入してから油化するまでの時間が長くなる。
【0035】
(1−3)油回収部
油回収部4は、後尾単位体33の筒状体301Bの終端側上部に接続され分解ガスを搬送する回収配管41と、回収配管41の中間部に配設されて分解ガス中の塩素を取り除くための脱塩素装置42と、脱塩素された分解ガスを冷却して油とするコンデンサー43と、油を回収する油回収タンク44とを備えて構成される。
【0036】
脱塩素装置42は、分解ガスに含まれる塩化水素ガスを除去するためのもので、例えば、分解ガスに苛性ソーダ等のアルカリ性の溶液をシャワーして中和により塩化水素ガスを除去回収する装置など公知の脱塩素装置を用いることができる。更に、塩化水素ガスを吸収捕捉する炭素浸透液等を使用することも可能である。
【0037】
コンデンサー43は、高温の分解ガスを冷却により液化して油化させるもので、公知のコンデンサーを用いることができる。
【0038】
以上のように構成された油回収部4では、先ず、回収配管41で後尾単位体33の筒状体301Bの終端付近に滞留する分解ガスが取り出され、次いで、この分解ガスは脱塩素装置42で塩化水素が除去された後に、コンデンサー43で冷却されて油となり、油回収タンク44で回収される。
【0039】
(1−4)残渣回収部
残渣回収部5は、後尾単位体33の筒状体301Bの終端側下方に接続されてガス化されなかったプラスチック残渣を取り出して搬送する残渣回収配管51と、残渣回収配管51の中間部に配設されるバルブ52と、プラスチック残渣を回収する残渣タンク53とを備えて構成される。
【0040】
バルブ52は、残渣回収配管51の始端側(筒状体301に接続される側)から終端側(残渣タンク53が位置する側)にプラスチック残渣を送り出すとともに、残渣回収配管51の終端側開口部から流入する空気が筒状体301内に流入するのを防止する役割を果たす。
【0041】
残渣タンク53は、プラスチック残渣を回収するためのタンクであり、内部に水がはってあり、当該水中にプラスチック残渣を回収する網が設置されている。なお、残渣回収配管51の終端は、水中に入っておらず、水上に位置している。これによれば、水面に浮遊しているプラスチック残渣によって残渣回収配管51の終端部を詰まらせることはない。
【0042】
以上のように構成された残渣回収部5は、後尾単位体33のリードスクリュー305で終端側まで搬送されたプラスチック残渣を残渣回収配管51で取り出し、バルブ52では筒状体301内への外気の流入を防ぎつつプラスチック残渣を残渣回収配管51の終端側に送り出し、残渣タンク53で当該プラスチック残渣を回収する。したがって、分解筒51への外気の流入を防止し、また、残渣回収配管51の終端開口が残渣回収タンク53の水面に浮遊するプラスチック残渣で詰まることもないので、安全かつ確実にプラスチック残渣を回収することができる。
【0043】
(1−5)油化プラント1の設計方法
次に、油化プラント1の設計方法を説明する。
【0044】
油化プラント1は、要求される処理能力を満足するように、繰返単位体32の個数を決定し、設計される。即ち、前述したように分解部3は先頭単位体31と複数の繰返単位体32と後尾単位体33とで構成され、また、複数の繰返単位体32は同寸法に形成されるので、繰返単位体32の連結個数を変更することにより容易に油化プラント1の処理能力を変更することができる。
【0045】
以下、油化プラントの設計手順の具体例を、図6を用いて説明する。図6は、油化プラントの設計手順を示すフロー図である。
【0046】
先ず、油化プラント1を設置する地域の世帯数等に基づいて、廃棄プラスチックの発生量を予測する(ステップ:S1)。例えば、1世帯当たり0.5kg/日の廃棄プラスチックが発生し、油化プラント1を設置する地域の世帯数が1000世帯である場合、廃棄プラスチックの発生量は0.5ton/日(15ton/月)となる。
【0047】
次いで、油化プラント1が必要とする処理能力を決定する(ステップ:S2)。例えば、油化プラント1の稼働時間を8時間/日、稼働率を70%、稼動日数を20日/月とした場合、15ton/月のプラスチックを処理するためには、0.14ton/時間の処理能力が必要とされる。更に、廃棄プラスチックの発生量の変動等を考慮して、油化プラント1が必要とする処理能力は0.2ton/時間と決定される。
【0048】
次いで、油化プラント1の繰返単位体32の個数を決定する(ステップ:S3)。例えば、繰返単位体32に直径0.2m、長さ4mの分解筒301Bを用いる場合は、分解筒301の体積が約0.10mとなり、分解筒301内に収容されるプラスチックのかさ比重を0.5ton/mとすると、繰返単位体32のプラスリック収容量は約0.05tonとなる。また、同様に、先頭単位体31、後尾単位体33のプラスチック収容量を、伴に0.05tonとする。
【0049】
更に、廃棄プラスチックから分解ガスを生成するまでの処理時間を1.25時間とすると、0.2ton/時間の処理能力を得るためには1.25時間で0.25tonのプラスチックを処理する必要があり、油化プラント1全体で必要とされるプラスチック収容量は0.25tonとなる。
【0050】
そして、油化プラント1全体での必要プラスチック収容量である0.25tonから、先頭単位体31の収容量0.5tonと、後尾単位体33の収容量の0.5tonを差し引くと、繰返単位体32での必要収容量0.15tonが求まる。前述のように、繰返単位体32の1個の収容量は0.5tonであるので、繰返単位体32の個数は3と決定される。
【0051】
このように、繰返単位体32の個数により油化プラント1の処理能力を調整するようにしたので、必要とされる処理能力の油化プラントを容易に設計することができる。また、要求される処理能力に関係なく、繰返単位体32を前もって用意しておくことができるので、前述のようにして油化プラント1の設計が完了し次第、直ちに油化プラント1の組立てに掛かることができ、油化プラント1の設置までを短納期で行なうことができる。
【0052】
(2)廃棄プラスチック回収システム
以下に示す実施形態は、スーパーマーケットにおける廃棄プラスチックの回収に、本発明の廃棄プラスチック回収システムを適用した実施形態である。
【0053】
(2−1)システム構成
図7は、プラスチック回収システム500の全体構成を示すシステム構成図である。
【0054】
図7に示すように、廃棄プラスチック回収システム500は、スーパーマーケットの屋外に配置され、プラスチックの回収量に応じてポイントを発行するプラスチック回収装置510と、プラスチック回収装置510で発行されたポイントをユーザ単位で管理する管理サーバ520と、管理サーバ502で蓄積されたポイントに応じて割引処理を行なう複数のレジ530と、で構成される。
【0055】
図8は、プラスチック回収装置510、管理サーバ520及びレジ530の概略構成を示すブロック図である。
【0056】
図8に示すように、プラスチック回収装置510は、当該プラスチック回収装置510に設けられた廃棄プラスチック投入口から投入された廃棄プラスチックの重量を測定する重量測定部511と、ユーザを識別するための識別カードに記録された識別情報を読み取るユーザ識別部512と、重量測定部511で測定した廃棄プラスチックの重量をポイント数に換算し、当該ポイント数を示すポイント情報をユーザ識別部511で識別したユーザ情報に関連付けて管理サーバ520に送信する処理を行なうマイコン513と、管理サーバ520に対する情報の送受信を行なう送受信部514と、ユーザに対する所定の指示を表示する表示部515と、を備えて構成される。なお、プラスチック回収装置510は、これらの他に、ハウジング516と、投入口517と、粉砕機518と、乾燥機519と、を備えるが、これについては後述する。
【0057】
また、管理サーバ520は、プラスチック回収装置510から受信したポイント情報を当該ポイント情報に関連付けられたユーザ情報毎に集計して記憶部512に記憶させる処理を行なうと伴に、レジ530からのポイント照会要求に応じて対応するユーザのポイント情報を記憶部512から読み出してレジ530に送信する処理を行なうマイコン521と、ポイント情報を記憶する記憶部522と、プラスチック回収装置510及びレジ530に対しる情報の送受信を行なう送受信部523と、で構成される。
【0058】
また、レジ530は、通常のレジ機能の他に、識別カードに記録された識別情報を読み取るユーザ識別部531と、ユーザ識別部531で識別されたユーザ情報に対応するポイント照会要求を管理サーバ520に対して行なうと伴に、管理サーバ520から送信されたポイント情報に応じて買い物料金を割り引く処理をするマイコン532と、管理サーバに対する情報の送受信を行なう送受信部533と、で構成される。
【0059】
(2−2)処理手順
次にプラスチック回収システムの処理手順について図9及ぶ図10を用いて説明する。
【0060】
(2−2−1)プラスチック回収時における処理手順
図9は、プラスチック回収時における処理手順を示すフローチャートである。
【0061】
図9に示すように、先ず、プラスチック回収装置510のユーザ識別部512でユーザの識別カードを読み取り、ユーザ情報の読み取りを行なう(ステップ:S11)。
【0062】
次いで、当該ユーザにより投入口から投入されたプラスチックの重量を、重量測定部511で測定する(ステップ:S12)。
【0063】
次いで、マイコン513は、重量測定部511で測定されたプラスチック重量に予め設定されたポイント係数を乗じて、ポイント数を算出する(ステップ:S13)。例えば、プラスチック10gで1ポイントとする場合、ポイント係数は0.1となり、500gのプラスチックが投入された場合、500g×0.1=50ポイントとして、ポイント数を算出する。
【0064】
次いで、マイコン513は、算出されたポイント数を示すポイント情報を、ステップS11で読み取ったユーザ情報と関連付ける(ステップ:S14)。
【0065】
次いで、マイコン513は、ステップS14でユーザ情報と関連付けられたポイント情報を、送受信部514を介して管理サーバ520に送信する(ステップ:S15)。
【0066】
次いで、管理サーバ520のマイコン521は、送受信部523を介して、ユーザ情報と関連付けられたポイント情報を受信し、当該ポイント情報を記憶部522に記憶させる(ステップ:S16)。
【0067】
そして表示部515に処理が終了した旨の表示がなされ、プラスチック回収時における処理を終了する。
【0068】
(2−2−2)買い物時における処理手順
図10は、買い物時における処理手順を示すフローチャートである。
【0069】
図10に示すように、先ず、レジ530のユーザ識別部531でユーザの識別カードを読み取り、ユーザ情報の読み取りを行なう(ステップ:S21)。
【0070】
次いで、マイコン532は、ステップS21で読み取ったユーザ情報を送受信部533管理サーバ520に送信し、ポイント照会の指示を行なう(ステップ:S22)。
【0071】
次いで、ポイント照会の指示を受けた管理サーバ520のマイコン521は、送信されたユーザ情報に対応するポイント情報を記憶部522から読み出す(ステップ:S23)。
【0072】
次いで、管理サーバ520のマイコン521は、ステップS23で読み出したポイント情報を、送受信部522を介してレジ530に送信する(ステップ:S24)。
【0073】
次いで、レジ530のマイコン532は、送受信部533を介して受信したポイント情報に従って、当該ユーザのポイント数を特定し、これに応じて買い物料金の割引を行なう(ステップ:S25)。例えば、1ポイントで1円を割り引く場合では、ユーザのポイント数×1円分だけ、買い物の合計金額から差し引いて代金を請求することになる。
【0074】
次いで、レジ530のマイコン532は、使用したポイント数を示すポイント情報を、送受信部533を介して、管理サーバ520に送信する(ステップ:S26)。
【0075】
次いで、管理サーバ520のマイコン521は、送受信部523を介して、使用されたポイント数を示すポイント情報を受信し、記憶部522に記憶されたポイント情報に含まれるポイント数から当該使用されたポイント数を減じる処理を実行し(ステップ:S27)、買い物時における処理を終了させる。
【0076】
この廃棄プラスチック回収システムによれば、廃棄プラスチックの回収量に応じて買い物時の料金を割り引くので、ユーザに対してプラスチック回収のインセンティブを与え、ひいては廃棄プラスチックの回収を促進することになる。
【0077】
なお、以上の買い物時における処理は、前述のプラスチック回収時における処理と時間的に連続して行なわれなくてもよい。例えば、前述のようにプラスチック回収時にはポイントを蓄積しておき、該当ユーザが次に買い物時等の蓄積したポイントの使用を望む時に、上述の買い物時の処理を実行すればよい。
【0078】
(2−3)プラスチック回収装置
図11は、プラスチック回収装置510の外観を示す斜視図である。
【0079】
図11に示すように、プラスチック回収装置510は、前述の構成の他、ハウジング516と、廃棄プラスチック投入するための投入口517と、投入された廃棄プラスチック粉砕するための粉砕機518と、粉砕後のプラスチックを乾燥させる乾燥機519と、を備える。
【0080】
このように構成されたプラスチック回収装置510は、投入口517から投入されたプラスチックを、前述したように、重量測定部511で重量を測定した後に、粉砕機518でプラスチックを粉砕し、更に、乾燥機519でプラスチックを乾燥させる。このように、プラスチック回収装置510で粉砕及び乾燥されたプラスチックは、スーパーマーケット裏手等に設置された油化プラント1まで、コンベアRにより搬送され、油化プラント1で油化される。なお、このように生成された油により発電機を運転して発電し、当該電力を油化プラント1、プラスチック回収装置510、スーパーマーケットの照明等に用いることにより省エネルギーを達成できる。
【0081】
本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、様々に変形又は変更することが可能である。
【0082】
【発明の効果】
本発明の油化プラントによれば、分解部を構成する繰返単位体の個数を、当該油化プラントに要求される処理能力を満たすべく決定することにより、容易に油化プラントの設計をすることができる。
【0083】
また、本発明の油化プラントによれば、分解部における分解筒を構成する部材の接合を解くことにより、容易に分解部内部をメンテナンスすることができる。
【0084】
また、本発明の廃棄プラスチック回収システムによれば、廃棄プラスチックの回収量に応じて金品を交付するので、ユーザに対してプラスチック回収のインセンティブを与え、ひいては廃棄プラスチックの回収を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る油化プラントの全体構成を示す正面図である。
【図2】実施形態に係る油化プラントの全体構成を示す左側面図である。
【図3】(A)は先頭単位体の構成を示す斜視図であり、(B)は繰返単位体及び後尾単位体の構成を示す斜視図である。
【図4】実施形態に係る先頭単位体、繰返単位体及び後尾単位体の連結構造を示した図である。
【図5】(A)は先頭単位体、繰返単位体及び後尾単位体の他の構成を示す断面図であり、(B)は型成形された電熱ヒータを示す斜視図である。
【図6】実施形態に係る油化プラントの設計手順を示すフロー図である。
【図7】実施形態に係るプラスチック回収システムの全体構成を示すシステム構成図である。
【図8】実施形態に係るプラスチック回収装置、管理サーバ及びレジの概略構成を示すブロック図である。
【図9】実施形態に係るプラスチック回収時における処理手順を示すフローチャートである。
【図10】実施形態に係る買い物時における処理手順を示すフローチャートである。
【図11】実施形態に係るプラスチック回収装置の外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 油化プラント
2 供給部
3 分解部
4 油回収部
5 残渣回収部
21 供給配管
22 ホッパー
31 先頭単位体
32 繰返単位体
33 後尾単位体
34 連結管
301 分解筒
301A,301B 分解筒部材
302 電熱ヒータ
303 断熱材
304 外筒
305 リードスクリュー
306 排気管
307 フランジ部
41 回収配管
42 脱塩素装置
43 コンデンサー
44 油回収タンク
51 残渣回収配管
52 バルブ
53 残渣タンク
500 プラスチック回収システム
510 プラスチック回収装置
520 管理サーバ
530 レジ

Claims (6)

  1. プラスチックを加熱により解重合させて分解ガスを生成する分解部と、
    前記分解部で生成した分解ガスを冷却して油を生成する油化部と、
    を備えた油化プラントにおいて、
    前記分解部は当該分解部を構成する複数の単位体を連結して形成され、
    前記分解部の少なくとも一部は同形状に形成された前記単位体である複数の繰返単位体を連結して形成されることを特徴とする油化プラント。
  2. 請求項1に記載の油化プラントにおいて、
    前記分解部は、当該分解部の先頭に配置される前記単位体である先頭単位体と、前記複数の繰返単位体と、当該分解部の後尾に配置される前記単位体である後尾単位体と、で構成され、
    前記先頭単位体及び前記繰返単位体は其々の長手方向を水平にして、前記先頭単位体が最上段となるように鉛直方向に積み重ねて連結され、前記後尾単位体は其の長手方向を鉛直方向に傾斜させて、前記鉛直方向に積み重ねられた最下段の繰返単位体に連結されることを特徴とする油化プラント。
  3. 請求項2に記載の油化プラントにおいて、
    前記先頭単位体に排気口を設けたことを特徴とする油化プラント。
  4. プラスチックを加熱により解重合させて分解ガスを生成する分解部と、
    前記分解部で生成した分解ガスを冷却して油を生成する油化部と、
    を備えた油化プラントにおいて、
    前記分解部は、長手方向に分割面を有する2又は複数の分解筒部材を前記分割面で突き合わせ、締結具により固定して形成された筒状の分解筒と、前記分解筒の周囲に配設された加熱手段と、前記分解筒内に配設された搬送手段と、を備えて構成されることを特徴とする油化プラント。
  5. 請求項1に記載の油化プラントにおいて、
    前記単位体は、長手方向に分割面を有する2又は複数の分解筒部材を前記分割面で突き合わせ、締結具により固定して形成された筒状の分解筒と、前記分解筒の周囲に配設された加熱手段と、前記分解筒内に配設された搬送手段と、を備えて構成されることを特徴とする油化プラント。
  6. ユーザにより回収された廃棄プラスチックの重量に応じて所定のポイントを発行するポイント発行手段と、
    前記発行されたポイントを示すポイント情報を、前記ユーザを示すユーザ情報と関連付けて記憶装置に記憶するポイント記憶手段と、
    前記記憶されたポイント情報に基づいて、当該ポイント情報に関連付けられた前記ユーザ情報が示す特定のユーザに対して金品を交付する金品交付手段と、
    を備えたことを特徴とする廃棄プラスチック回収システム。
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