JP2014000681A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 テープ幅の異なるテープ部材の高さを一定としてテープ部材を左右にずれないように規制しつつテープ部材のセットを容易とする。
【解決手段】 筐体と、前記筐体内に設けられ、シャフト71と、前記シャフト71に取り付けられ、前記シャフト71に対して直交する方向に所定の径を有し、長尺状のテープ部材の幅方向両端を規制する一対の第1ガイド部72と、前記一対の第1ガイド部72より前記シャフト71の外側に取り付けられ、前記第1ガイド部72の所定の径より長い径を有する一対の第2ガイド部73と、を有し、前記筐体に対して、前記シャフト71と直交する方向に移動自在なローラ可動部材50と、を備えることを特徴とする印刷装置。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ラベルプリンタなどのロールテープに印刷を行う印刷装置に関するものである。
今日、キーボードから入力され、或いは他の機器から受けた文字データなどに基づいてテープ部材に文字列などを印刷することにより、任意のラベルを作成する印刷装置がある。
このような印刷装置には、文字等を印刷するテープ部材を収納可能とすると共に、文字等の印刷手段や表示ディスプレイ及び入力キーボードを備えた印刷装置とするものや、表示ディスプレイや入力キーボードを有することなく、テープ部材を収納すると共にサーマルヘッド等の印刷手段を備え、送り出しローラ等によってテープを送り出しつつ印刷を行う印刷装置など、種々の形式のものがある。
そして、この印刷装置では、例えば6mm幅、12mm幅、18mm幅、36mm幅等のテープ幅の異なるテープ部材を使用可能とするものも、今日では数多く使用されている。
また、これらの印刷装置では、テープ部材がテープの幅方向にずれることを防止し、印刷及び搬送に際してテープ部材を所定の位置を保持してロールから引き出しつつ移送するためにテープ幅に合わせたガイドローラが用いられることが多い(例えば特許文献1)。
特開2000―247509号公報
テープ幅の異なるテープ部材を使用可能な印刷装置は、テープ幅の異なるテープ部材を左右にずれないように規制してテープ部材をセットすることが困難となることが多く、また、幅の異なるテープ部材の高さを一定とすることも困難であり、異なるテープ幅のテープ部材を排出口から確実に排出するようにセットするには手数を要していた。
本発明に係る印刷装置の一態様は、筐体と、前記筐体内に設けられ、シャフトと、前記シャフトに取り付けられ、前記シャフトに対して直交する方向に所定の径を有し、長尺状のテープ部材の幅方向両端を規制する一対の第1ガイド部と、前記一対の第1ガイド部より前記シャフトの外側に取り付けられ、前記第1ガイド部の所定の径より長い径を有する一対の第2ガイド部と、を有し、前記筐体に対して、前記シャフトと直交する方向に移動自在なローラ可動部材と、を備えることを特徴とする。
本発明は、テープ部材の左右両端位置を規制する第1や第2のガイド部を当該ガイド部やシャフトの軸方向と交わる方向に移動可能に支持しているため、テープ幅の異なるテープ部材の高さを一定として保持することができる。
本発明に係る印刷装置の外観を示す斜視図。 本発明に係る印刷装置の上蓋を開いた状態を示す斜視図。 本発明に係る印刷装置の断面側面を示す模式図。 本発明に係る印刷装置のプリンターユニットの概要を示す斜視図。 本発明に係る印刷装置のローラ可動部材を示す斜視図。 本発明に係る印刷装置の側面図。 本発明に係る印刷装置のガイドローラとテープ部材との関係を示す図。 本発明に係る印刷装置のガイドローラの移動によるテープ部材の保持状態を示す図。 本発明に係る印刷装置の他の実施例を示す外観斜視図。 本発明に係る印刷装置の他の実施例を示す側面模式図。 本発明に係る印刷装置のその他の実施例を示す平面模式図。 本発明に係る印刷装置のその他の実施例を示す側面模式図。 本発明に係る印刷装置のテープ幅検出機構を示す模式図。 本発明に係る印刷装置のローラ可動部材の位置と駆動制御の例を示す図。
本発明に係る印刷装置10は、図1に示したように、略直方体形状の筐体本体部11とこの筐体本体部11の上部を覆う上蓋部13とによる筐体の内部にプリンターユニットを内蔵するものである。
そして、この筐体の前端に文字等が印刷されたテープ部材91が排出される排出口21を有し、筐体本体部11の内部に印刷機構を備え且つテープロール90を収納可能とし、パーソナルコンピュータやラベル作成用の文字入力装置からの文字列等の印刷データを受けるプラグ端子23を筐体本体部11の側面に有する印刷装置10である。
この印刷装置10は、図2及び図3に示すように、上蓋部13の内側先端近傍にサーマルヘッド33やカッター31を有し、図1に示した排出口21から排出されたテープ部材91を排出口21の位置でテープカット機構とするカッター31を用いて破断できるようにされている。
また、上蓋部13の内側に設けたサーマルヘッド33の位置に対向する位置の筐体本体部11には、プラテンローラ47を有してサーマルヘッド(印刷ヘッド)33とプラテンローラ47で印刷機構を形成し、このサーマルヘッド33とプラテンローラ47とで挟持した感熱紙テープをプラテンローラ47で送り出しつつ、文字や記号、模様などの印刷をサーマルヘッド33により行っている。
このプラテンローラ47は、筐体本体部11に収納されたプリンターユニット40に設けられており、プリンターユニット40は、図4に示すように、シャーシ41の左右側板にテープロール90の軸部97を受けるロールガイド溝43を有すると共にプラテンローラ47や補助ローラ48を左右側板の間に有し、この各ローラの駆動機構もシャーシ41に固定するように備えるものである。
このプリンターユニット40は、金属板のシャーシ41を用いており、ロールテープ収納部45を形成すると共にプラテンローラ47、プラテンローラ47と連動して回転する補助ローラ48、排出口21の近くで長尺状のテープ部材91の幅方向両端を規制するガイドローラ51等を有し、駆動機構と共にこの駆動機構や印刷機構を制御する制御部を有するものである。
そしてロールテープ収納部45は、プリンターユニット40の奥側に形成され、左右の側板には上方が開口したU字形状のロールガイド溝43が形成され、テープコア95の軸部97の両端をロールガイド溝43で支持し、ロールガイド溝43の近辺には側板の内側にガイドリブ44を有し、テープコア95における本体部96の両端をガイドリブ44に接触させてテープロール90の位置を定めるようにしている。
また、補助ローラ48は、テープコア95に巻かれた感熱紙テープ等のテープ部材91をテープロール90から引き出す際、テープ部材91が使用されてテープロール90の径が小さくなっても、テープ部材91のプラテンローラ47への引き込み角が大きく変化することなく、テープロール90から引き出されたテープ部材91に適宜の張力が働くようにして、ロール状に巻かれたテープ部材91をプラテンローラ47と共同して引き出すものである。
この文字等が印刷されるテープ部材91は、一面に剥離可能な弱粘着性の粘着剤が塗布された合成紙であって、粘着剤が塗布された面と逆の面には剥離コーティングが施され、テープコア95の本体部96にこのテープ部材91を巻回しているものである。
また、プリンターユニット40の前端には、テープ部材91をプリンターユニット40の中央に案内するガイドローラ51が設けられており、このガイドローラ51は、中央シャフト部(シャフト)71の両側に第1ガイド部72を、両第1ガイド部72の外側に第2ガイド部73を、両第2ガイド部73の外側にリング部74を有するものである。
このガイドローラ51は、図5に示すローラ可動部材50に組み込まれてガイドローラ51がプリンターユニット40の上方前端に取り付けられるものである。
このローラ可動部材50は、長尺板状のアーム部53と、該アーム部53と平行に配置される板状の補助支持板57を板状の連結板55でアーム部53に接続するものであり、アーム部53の一端を拡大部54として連結板55の端部を拡大部54と補助支持板57に接続しているものである。
そして、連結板55の上方にガイドローラ51を配置するようにして拡大部54と補助支持板57とによりガイドローラ51の両端を回転自在に支持するものである。
このガイドローラ51は、ローラ軸の中央を中央シャフト部(シャフト)71とし、この中央シャフト部71の長さL1を当該印刷装置10で使用するテープ幅の最も細いテープ部材91のテープ幅と一致させており、中央シャフト部71の両端位置に中央シャフト部71よりも直径を大きくした円柱状の第1ガイド部72を中央シャフト部71と同軸に配置するようにローラ軸であるシャフトに取り付け、この第1ガイド部72よりも直径を大きくした円柱状の第2ガイド部73を各第1ガイド部72の外側に第1ガイド部72と同軸として配置するようにシャフトに取り付け、この各第2ガイド部73は、その外側に第2ガイド部73よりも直径の大きな円板状のリング部74を備えるものである。
尚、左右のリング部74の内側間の距離L3は当該印刷装置10で使用するテープ幅の最も太いテープ部材91のテープ幅と一致させており、左右の第1ガイド部72の外側端距離L2は、当該印刷装置10で使用するテープ部材91の内のテープ幅が中間のテープ部材91のテープ幅と一致させている。
そして、このアーム部53の拡大部54と補助支持板57には取付穴61を有し、図4に示したように、プリンターユニット40の前方上部に固定する揺動軸49の両端を取付穴61に貫通させ、アーム部53を揺動可能としてローラ可動部材50をプリンターユニット40のシャーシ41に取り付けるものである。
また、このアーム部53は、拡大部54と対向する端部の近傍に操作ボタン58を有し、この操作ボタン58は厚肉円板形状とされてアーム部53の側方に突出するものである。
更に、操作ボタン58の近傍には、板状のバネ部材63をアーム部53に取り付けており、このバネ部材63は、一端がアーム部53に固定され、他端は自由端とされると共に自由端側の側面に突起部65を有するものである。
従って、この突起部65は、バネ部材63の弾力性によりアーム部53の側面から所定の距離を保ち、外力が加わるとアーム部53の側面に接するようにアーム部53との距離を可変とされるものである。
このように、ローラ可動部材50は、アーム部53の拡大部54と補助支持板57とに設けた取付穴61にシャーシ41へ固定する揺動軸49を貫通させてローラ可動部材50を筐体内のシャーシ41に取り付けているため、拡大部54と補助支持板57とにより両端を支持したガイドローラ51を揺動軸49と平行とし、且つ、揺動軸49を中心に回動させるように軸方向と交わる方向に移動させてガイドローラ51の筐体内での高さを変化させることができる。
また、ガイドローラ51はその中央を中央シャフト部71とし、中央シャフト部71の両側に第1ガイド部72として中央シャフト部71よりも直径が大きな短円柱部を配置し、中央シャフト部71の長さL1を当該印刷装置10で使用するテープ部材91として最も幅の小さな細いテープ部材91のテープ幅と合わせているため、最も細いテープ部材91を中央シャフト部71で支持すると共に第1ガイド部72でテープ部材91の左右両端の位置を規制して印刷されたテープ部材91を排出口21から筐体の外部に排出することができる。
そして、両第1ガイド部72の外側には各々第1ガイド部72よりも直径の大きな短円柱部としての第2ガイド部73が配置され、第1ガイド部72の外側端距離L2を当該印刷装置10で使用するテープ部材91の内のテープ幅が中間のテープ部材91のテープ幅と一致させているため、中間幅のテープ部材91の左右両端近辺を第1ガイド部72で支持すると共に第2ガイド部73によりテープ部材91の左右両端の位置を規制して印刷されたテープ部材91を排出口21から筐体の外部に排出することができる。
更に、両第2ガイド部73の外側には各々第2ガイド部73よりも直径の大きなリング部74が配置され、両リング部74の内側間の距離L3を当該印刷装置10で使用するテープ幅の最も太いテープ部材91のテープ幅と一致させているため、最大幅のテープ部材91の左右両端近辺を第2ガイド部73で支持すると共にリング部74によりテープ部材91の左右両端の位置を規制して印刷されたテープ部材91を排出口21から筐体の外部に排出することができる。
このように、ガイドローラ51は、中央シャフト部71のローラ軸径よりも軸径を階段状に順次外側を大きくする短円柱状のガイド部を備えて幅の異なるテープ部材91の両端を規制するようにして幅の異なるテープ部材91を支持するものであるから、テープ部材91の幅方向の中心をガイドローラ51の中央と合わせるようにしてガイドローラ51の上に置くだけで、排出口21の近くでテープ部材91を所定の位置に保持することができる。
そして、この印刷装置10の筐体本体部11の側面には、図6に示すように、操作ボタン58を突出可能とする円弧状の溝部25を側壁15に有し、この溝部25の円弧中心を筐体本体部11内に収納するシャーシ41に設けた揺動軸49の延長上に位置させているものである。
尚、この溝部25の近辺には、使用可能なテープ幅として、例えば9mmのテープ部材91や12mm幅のテープ部材91に合わせる位置を示す数字、18mm幅のテープ部材91に合わせる位置を示す数字を表示している。
また、筐体本体部11の側壁15の内側面には、図示しないが操作ボタン58を溝部25に沿って移動させることにより、操作ボタン58を当該溝部25の一端、中央、他端に位置させたとき、アーム部53のバネ部材63に設けた突起部65が挿入される窪みを設け、突起部65を筐体本体部11の側壁15内面に設けた窪みに挿入してアーム部53を所定位置に固定可能とすると共にクリック感を生じさせる様にしている。
従って、図6に示す操作ボタン58を溝部25に沿って強く移動させると、図5に示すローラ可動部材50のアーム部53を揺動軸49を中心に回動させ、簡単な操作でガイドローラ51の位置を、揺動軸49を中心に回動させるように移動させることができ、筐体本体部11内でのガイドローラ51の高さ位置を僅かに変化させることができる。
このため、図4に示すように、幅の広いテープ部材91(例えば18mm幅テープ)を使用するときは、図7に示す溝部25の一番高い位置に操作ボタン58を位置させることによりガイドローラ51の位置を低くし、直径の大きな第2ガイド部73でテープ部材91の両端部を支持し、図8に示すように、テープ部材91の支持高さをプラテンローラ47によるテープ部材91の支持高さと合わせることができる。
また、テープ幅の細い例えば9mm幅のテープ部材91は、中央シャフト部71で支持されるものであり、操作ボタン58の位置を溝部25の最下位の位置としてガイドローラ51の位置を高くすることにより、直径が第1ガイド部72や第2ガイド部73よりも小さなシャフト71でテープ部材91を支持するに際し、テープ部材91の支持高さを変えることなく、ガイドローラ51によるテープ部材91の支持高さをプラテンローラ47によるテープ部材91の支持高さに合わせることができる。
そして、例えば12mm幅のテープ部材91を使用するときは、操作ボタン58の位置を溝部25の中間(12の数字位置)に位置させると、テープ部材91の両端部を支持する第1ガイド部72は、図8に示したように、ガイドローラ51の高さを中間位置とすることにより、ガイドローラ51(第1ガイド部72)によるテープ部材91の支持高さをプラテンローラ47によるテープ部材91の支持高さと合わせることができる。
このように、操作ボタン58の位置を移動させてアーム部53を揺動軸49を中心に回動させてアーム部53の傾きを変えることにより、中央シャフト部71や第1ガイド部72で幅の異なるテープ部材91を支持するに際し、排出口21の直近内側でテープ部材91の高さを常に一定として種々のテープ幅のテープ部材91を支持すると共に、テープ部材91の左右両端をリング部74又は直径の大きなガイド部により支持して異なるテープ幅のテープ部材91を常にガイドローラ51の中央に位置させることができる。
そして、図4に示すように、新たなテープ部材91をセットするに際し、ロールテープ収納部45にテープロール90を挿入し、ロール状のテープ部材91を引き出して、印刷機構を構成するプラテンローラ47及びガイドローラ51の上にテープ部材91を載せて、排出口21の位置にテープ部材91の端部を位置させて、図2に示す上蓋部13を閉じるのみで、容易にテープ部材91をセットすることができる。
尚、図5および図6に示すような、アーム部53に操作ボタン58を設けることなく、且つ、筐体本体部11の側壁15に溝部25を設けることなく、上蓋部13を開いた状態でアーム部53の拡大部54や補助支持板57などのガイドローラ51の端部を指で掴み、直接にガイドローラ51を揺動軸49を中心に移動させて高さを調整するようにすることもある。
また、ガイドローラ51の高さを調整するように移動させるためにアーム部53を回動させるに際し、アーム部53に設けた操作ボタン58によりアーム部53を直接に回動操作する場合に限ることなく、図9に示すように、筐体本体部11の前面の側壁15にスライドボタン81を設けてアーム部53を回動させることもある。
このスライドボタン81は、図10に示すように、裏面に棒状突起83を有し、この棒状突起83を筐体本体部11の前面の側壁15を貫通させ、筐体本体部11の側壁15の内側に配置する支持板85と板状のスライドボタン81とにより筐体本体部11の側壁15を挟持することにより側壁15に沿って上下移動可能に側壁15に取り付けるものである。
更に、この支持板85からは水平方向に可動部材87が延設され、この可動部材87をローラ可動部材50のアーム部53の端部と接触係合させ、スライドボタン81ひいては可動部材87を上下移動させることによりアーム部53の端部を上下移動させてアーム部53を回動させることができるものである。
このように、揺動軸49からガイドローラ51までの距離の長さよりも長いアーム部53を回動させるようにスライドボタン81を上下移動させることにより、ガイドローラ51の上下移動距離よりも大きな上下移動距離としたスライドボタン81を操作することとなるため、僅かなガイドローラ51の上下移動を容易且つ確実に行って正確に移動させることができる。
なお、スライドボタン81または筐体本体部11の側壁15にスライドボタン81を所定位置で停止させる窪みを設け、筐体本体部11の側壁15またはスライドボタン81の裏面に突起を有する樹脂製のバネ形状部を設けておき、バネ形状部の突起を窪みに係合させてスライドボタン81の所定位置でクリック感を生じさせるようにしている。
そして、このローラ可動部材50のアーム部53を作動させるに際しては、手動式に限ることなく、電動式とすることもある。
この場合は、図11に示すように、筐体本体部11内に収納するプリンターユニット40のシャーシ41の側壁外面に駆動モータ100やウォームギア103を設けると共に、ロールガイド溝43の位置にテープ幅センサ121を設けるものである。
この駆動モータ100は、図12に示すように、台座ブロック101によりプリンターユニット40のシャーシ41の側面に固定され、モータ軸にウォームギア103と回転板105を有するものであり、この回転板105は複数のスリットを備えるものであって、このスリットを検出可能なフォトセンサを回転数検出器107として有するものである。
また、ウォームギア103と噛合して回転するウォームホイール111もシャーシ41の側面に有するものであり、ウォームホイール111の回転に従って回転するギア部113をアーム部53の端部に設けるものである。
このギア部113は、図12に示したように、揺動軸49を貫通させるアーム部53の取付穴61を円弧中心とする円弧形状とされ、ウォームホイール111の回転に合わせて円弧中心を回転中心として移動することによりアーム部53を回動させるものである。
更に、アーム部53の端部近傍においてアーム部53の中心線上の位置には突出部59を有し、この突出部59と接触可能とされる第1位置検出器115及び第2位置検出器117をシャーシ41に取り付けているものである。
この第1位置検出器115(SW−A)は、ガイドローラ51を一番低くする位置にアーム部53が位置するとき(突出部59が一番高い位置にあるときで、テープ幅が18mmの場合)に突出部59を検知してオン状態とされるものであり、第2位置検出器117(SW−B)はガイドローラ51を一番高くする位置にアーム部53が位置するとき(突出部59が一番低い位置にあるときで、テープ幅が9mmの場合)に突出部59を検知してオン状態とされるものである。
また、図13の(A)に示すようなテープ幅センサ121は、距離センサを用いているものであり、固定フレーム123を用いてシャーシ41に固定され、図4に示すロールガイド溝43に挿入されたテープコア95の位置に対応して配置される。
そして、図13の(B−1)乃至(B−3)に示すように、テープコア95の軸部97には識別壁99を形成し、又は、図13の(B−4)に示すように識別壁99を設けずにテープコア95の軸部97に貫通孔を設けたパイプ状の軸部97とするものであり、この識別壁99の位置をテープコア95に巻回するテープ部材91のテープ幅によって定めておくことにより、識別壁99までの距離によりテープ幅を検出可能とするものである。
そして、図14に示すように、テープ幅センサ121により検出したテープ幅と第1位置検出器115(SW−A)及び第2位置検出器117(SW−B)のオン状態により駆動モータ100の回転及び停止制御を行うものである。
即ち、例えばテープ幅が最大の18mmである場合、第1位置検出器115(SW−A)がオン状態であれば駆動モータ100を駆動することなく、第1位置検出器115及び第2域検出器がオフ状態であれば、回転検出器により駆動モータ100の回転数を検出しつつ左方向にギア(ウォームホイール111)を回転させてアーム部53が右方向にθ1だけ回転するように駆動モータ100を駆動させる、または、第1位置検出器115がオン状態となるまで駆動モータ100を駆動するものであり、第2位置検出器117(SW−B)がオン状態であれば左方向にギアを回転させてアーム部53がθ1+θ2だけ右に回転するように駆動モータ100を駆動させる、または、第1位置検出器115がオン状態となるまで駆動モータ100を駆動するものである。
また、検出したテープ幅が中間幅の12mmであれば、第1位置検出器115及び第2位置検出器117が共にオフ状態であれば駆動モータ100を駆動することなく、第1位置検出器115(SW−A)がオン状態であればギアを右方向に回転させてθ1だけ左にアーム部53が回転するように駆動モータ100を駆動させ、第2位置検出器117(SW−B)がオン状態であればギアを左方向に回転させてθ2だけ右にアーム部53が回転するように駆動モータ100を駆動させる。
そして、検出したテープ幅が最小幅の9mmであれば、第2位置検出器117(SW−B)がオン状態であれば駆動モータ100を駆動することなく、第1位置検出器115及び第2位置検出器117が共にオフ状態であればギアを右方向に回転させてθ2だけ左にアーム部53が回転するように駆動モータ100を駆動させ、第1位置検出器115(SW−A)がオン状態であればギアを右方向に回転させてθ1+θ2だけ左にアーム部53が回転するように駆動モータ100を駆動させるものである。尚、テープ幅が9mmである場合、第2位置検出器117(SW−B)がオフ状態であれば第2位置検出器117(SW−B)がオン状態になるまで駆動モータ100を駆動してアーム部53を左に回転させることもある。
尚、テープ幅センサ121を有することなく、テープ幅設定スイッチを筐体の側面等に設け、このスイッチを手動操作することにより駆動モータ100を駆動させてアーム部53を所定位置とし、ガイドローラ51の高さを決定することもある。
このように、駆動モータ100を用いてアーム部53を回動させるようにすれば、自動で、または、簡単なスイッチ操作で、テープ幅の異なるテープ部材91の高さを揃えてガイドローラ51により支持することができる。
また、図5に示したガイドローラ51は、中央シャフト部71の両側に第1ガイド部72と第2ガイド部73を設けて3種類のテープ幅に対応するようにしているも、第2ガイド部73よりも直径の大きな短円柱部であるガイド部を更に設けることにより、より多くのテープ幅のテープ部材91に対応する印刷装置10とすることもある。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の最初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 筐体と、
前記筐体内に設けられ、シャフトと、前記シャフトに取り付けられ、前記シャフトに対して直交する方向に所定の径を有し、長尺状のテープ部材の幅方向両端を規制する一対の第1ガイド部と、前記一対の第1ガイド部より前記シャフトの外側に取り付けられ、前記第1ガイド部の所定の径より長い径を有する一対の第2ガイド部と、を有し、前記筐体に対して、前記シャフトと直交する方向に移動自在なローラ可動部材と、
を備えることを特徴とする印刷装置。
[2] 前記テープ部材を収納するテープ収納部と、前記テープ部材から引き出されたテープ部材に印刷を行う印刷ヘッドと、前記印刷されたテープ部材を切断するカッターと、を前記筐体内に備えることを特徴とする前記[1]に記載の印刷装置。
[3] 前記第1ガイド部および前記第2ガイド部は円柱形状を有し、階段的に外側のガイド部の外径を順次大きくすることを特徴とする前記[1]または前記[2]に記載の印刷装置。
[4] 前記シャフトは、前記印刷ヘッドと、前記テープ部材を前記筐体から排出する排出口と、の間に配置されていることを特徴とする前記[2]または前記[3]に記載の印刷装置。
[5] 前記ローラ可動部材は、アーム部を有し、
前記シャフトは、前記アーム部の一端に回転自在に取り付けられ、前記アーム部は、前記シャフトの軸と平行に設けられた揺動軸により、揺動されることを特徴とする前記[1]乃至前記[4]の何れかに記載の印刷装置。
[6] 前記筐体の本体部側面に露出する操作ボタンを有し、前記操作ボタンにより前記揺動軸を中心に前記アーム部を回動させることを特徴とする前記[5]に記載の印刷装置。
[7] 前記筐体の側壁にスライドボタンを有し、前記スライドボタンの移動により前記アーム部を回動させることを特徴とする前記[5]に記載の印刷装置。
[8] 駆動モータ及びギアを備え、前記ギアの回転により前記アーム部を回動させることを特徴とする前記[5]に記載の印刷装置。
10 印刷装置
11 筐体本体部 13 上蓋部
15 側壁 21 排出口
23 プラグ端子 25 溝部
31 カッター 33 サーマルヘッド(印刷ヘッド)
40 プリンターユニット 41 シャーシ
43 ロールガイド溝 44 ガイドリブ
45 ロールテープ収納部 47 プラテンローラ
48 補助ローラ 49 揺動軸
50 ローラ可動部材 51 ガイドローラ
53 アーム部 54 拡大部
55 連結板 57 補助支持板
58 操作ボタン 59 突出部
61 取付穴 63 バネ部材
65 突起部
71 中央シャフト部(シャフト) 72 第1ガイド部
73 第2ガイド部 74 リング部
81 スライドボタン 83 棒状突起
85 支持板 87 可動部材
90 テープロール 91 テープ部材
95 テープコア 96 本体部
97 軸部 99 識別壁
100 駆動モータ 101 台座ブロック
103 ウォームギア 105 回転板
107 回転検出器 111 ウォームホイール
113 ギア部 115 第1位置検出器
117 第2位置検出器 121 テープ幅センサ
123 固定フレーム

Claims (8)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に設けられ、シャフトと、前記シャフトに取り付けられ、前記シャフトに対して直交する方向に所定の径を有し、長尺状のテープ部材の幅方向両端を規制する一対の第1ガイド部と、前記一対の第1ガイド部より前記シャフトの外側に取り付けられ、前記第1ガイド部の所定の径より長い径を有する一対の第2ガイド部と、を有し、前記筐体に対して、前記シャフトと直交する方向に移動自在なローラ可動部材と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記テープ部材を収納するテープ収納部と、前記テープ部材から引き出されたテープ部材に印刷を行う印刷ヘッドと、前記印刷されたテープ部材を切断するカッターと、を前記筐体内に備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記第1ガイド部および前記第2ガイド部は円柱形状を有し、階段的に外側のガイド部の外径を順次大きくすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記シャフトは、前記印刷ヘッドと、前記テープ部材を前記筐体から排出する排出口と、の間に配置されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記ローラ可動部材は、アーム部を有し、
    前記シャフトは、前記アーム部の一端に回転自在に取り付けられ、前記アーム部は、前記シャフトの軸と平行に設けられた揺動軸により、揺動されることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の印刷装置。
  6. 前記筐体の本体部側面に露出する操作ボタンを有し、前記操作ボタンにより前記揺動軸を中心に前記アーム部を回動させることを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記筐体の側壁にスライドボタンを有し、前記スライドボタンの移動により前記アーム部を回動させることを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  8. 駆動モータ及びギアを備え、前記ギアの回転により前記アーム部を回動させることを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
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