JP2014000497A - ロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置 - Google Patents

ロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014000497A
JP2014000497A JP2012135879A JP2012135879A JP2014000497A JP 2014000497 A JP2014000497 A JP 2014000497A JP 2012135879 A JP2012135879 A JP 2012135879A JP 2012135879 A JP2012135879 A JP 2012135879A JP 2014000497 A JP2014000497 A JP 2014000497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crushing tooth
tooth
crushing
main body
roll crusher
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012135879A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5603374B2 (ja
Inventor
Tomohiro Ichimaru
知浩 一丸
Keisuke Kishikawa
恵介 岸川
Susumu Matsuo
進 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakayama Iron Works Ltd
Original Assignee
Nakayama Iron Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nakayama Iron Works Ltd filed Critical Nakayama Iron Works Ltd
Priority to JP2012135879A priority Critical patent/JP5603374B2/ja
Publication of JP2014000497A publication Critical patent/JP2014000497A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5603374B2 publication Critical patent/JP5603374B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

【課題】解砕歯をロータ本体に固定する固定部材をロータ本体から迅速に取り外すことを可能にしたロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置を提供する。
【解決手段】油圧供給口に油圧を供給すると、ピストンがスプリングを圧縮しながら上方に摺動し、平座金77、球面座金78、ナット62を介して引き抜き軸6を上方に移動し、コッタ34を解砕歯固定孔23から引き抜く。コッタ34は、ロールクラッシャー1の稼働時に圧縮力を受けて変形しているが、油圧力によって大きな引き抜き力をコッタ34に付与するため、コッタ34を解砕歯固定孔23から引き抜くことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンクリート、アスファルトを破砕するロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置に関する。さらに詳しくは、解砕歯をロータ本体に固定する固定部材をロータ本体から取り外して、摩耗した解砕歯をロータ本体から迅速に取り外すことを可能にしたロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置に関する。
コンクリートやアスファルト等の廃材が、道路、コンクリート構造物等の補修、建て替えなどにより排出される。従来、これら廃材は、産業廃棄物として処理され埋め立てられることが多かったが、最近は環境破壊を防止するために再利用が行なわれるようになってきている。その再利用は、コンクリート等の廃材を破砕、解砕することで行われるが、この破砕作業のためにロールクラッシャーが使用されている。このロールクラッシャーには破砕のための複数種類の破砕歯(解砕歯、誘導歯、摩砕歯)が取り付けられている。
破砕歯のうちの解砕歯は、ロールクラッシャーの本体の一部をなすロータ本体の外周に複数個配置され、ロータ本体の穴内に嵌め込まれ、各々コッタ(固定部材)で固定されている。このコッタは通常テーパー面を有し、解砕歯に対し楔効果で締め付け固定(例えば、特許文献1参照)している。また、摩耗に伴う解砕歯の取り付け、取り外しを容易にするために、解砕歯側接触面とロータ本体の穴壁側接触面とが、平行な形状を有するコッタ(例えば、特許文献2参照)を採用し、コッタを取り外し易くしたロールクラッシャーも開発されている。
上記したように解砕歯はコッタによりロータ本体に固定されるが、解砕歯は破砕作業中に磨耗が生じるので、新しい解砕歯と交換する必要がある。特にロータ外周に飛び出して配置されている解砕歯は破砕時に大きな打撃力を受け、大塊の破砕原料を破砕するメインの破砕歯であり、そのため摩耗も多く、交換を要するケースも多い。又、ロータ本体と解砕歯やコッタの隙間にダスト、微粉が詰まり固まってしまうため、取り外しが容易ではない。さらに、解砕歯のロータ取り付け部分やコッタは、破砕時に大きな打撃力や圧縮力を受けて変形するため、取り外し作業が容易でなく、取り外しに大きな工数を要している。従って、解砕歯の取り付け、取り外しを容易にすることが、ロールクラッシャーの稼動効率を向上させる上で大きな課題になっている。
特許第3888419号公報 特開2006−55750号公報
本発明の目的は、解砕歯をロータ本体に固定する固定部材をロータ本体から迅速に取り外すことを可能にしたロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置を提供することにある。
前記課題は以下の手段によって解決される。
すなわち、本発明1のロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置は、
回転駆動される円筒状のロータ本体と、
前記ロータ本体の外周に形成された複数の解砕歯固定孔と、
前記解砕歯固定孔内に挿入された解砕歯と、
前記解砕歯固定孔と前記解砕歯との間に挿入され、前記解砕歯固定孔内に前記解砕歯を固定するための固定部材を備えたロールクラッシャーにおいて、
前記ロータ本体の外周に載置可能な解砕歯取り外し装置本体と、
前記固定部材に形成された第1継手と、
移動可能に前記解砕歯取り外し装置本体に支承され、前記第1継手と連結固定するたために一端に第2継手が形成された引き抜き軸と、
前記解砕歯取り外し装置本体に取り付けられ、前記固定部材を前記解砕歯固定孔から引き抜く方向の力を前記引き抜き軸に付与するための直線駆動手段と、
前記解砕歯取り外し装置本体に取り付けられ、前記ロータ本体に対して前記解砕歯取り外し装置本体の載置位置を調整可能な複数の調整ボルトとを備えたものであることを特徴とする。
本発明2のロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置は、本発明1において、前記第1継手は前記固定部材に形成された雌ねじで、前記引き抜き軸は前記雌ネジの中心軸線に平行に配置されたものであり、前記第2継手は前記雌ねじにねじ込み可能な雄ねじであり、前記調整ボルトは、前記引き抜き軸の中心軸線と前記前記雌ねじの中心軸線が同心になるように調整するものであり、前記雌ねじは、前記固定部材を前記ロータ本体に固定するための固定ボルトが挿入されるボルト孔に形成されていることを特徴とする。
本発明3のロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置は、本発明1又は2において、前記直線駆動手段は、流体圧シリンダであり、前記流体圧シリンダの軸心には、前記引き抜き軸が挿通される中空の貫通孔が形成されていることを特徴とする。
本発明4のロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置は、本発明2において、前記調整ボルトは、前記雌ねじの中心軸線に対して平行及び直交する方向に前記解砕歯取り外し装置本体を調整可能であることを特徴とする。
本発明5のロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置は、本発明4において、前記雌ねじの中心軸線に対して傾斜した方向に前記解砕歯取り外し装置本体を調整可能で、その先端が前記解砕歯に当接する調整ボルトをさらに備えたことを特徴とする。
本発明のロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置は、直線駆動手段によって大きな引き抜き力を固定部材に付与するため、解砕歯固定孔から固定部材を容易に引き抜くことができる。また、ロータ本体に対して、解砕歯取り外し装置本体の載置位置を調整可能な複数の調整ボルトを配置したので、解砕歯取り外し装置本体の姿勢を最適に調整できるので、固定部材を解砕歯固定孔から円滑に引き抜きができる。
本発明を適用したロールクラッシャーの平面図である。 図1のロータの断面図である。 本発明の第1の実施の形態の解砕歯取り外し装置をロータに載置した状態を示す縦断面図である。 図3のA−A断面図である。 図3の油圧シリンダ近傍の拡大縦断面図である。 (a)は解砕歯をロータ本体に取り付けた状態を示す解砕歯近傍の拡大縦断面図、(b)は(a)の平面図である。 コッタをロータ本体に固定するボルトを取り外した状態を示す解砕歯近傍の拡大縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態の解砕歯取り外し装置をロータに載置した状態を示す縦断面図である。
以下、本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明を適用したロールクラッシャーの平面図である。ロールクラッシャー1は中心軸線が互いに平行になるように配置された2つのロータ(第1ロータ11、第2ロータ12)を備え、図示しない架台上に脚部を介して搭載されている。ロールクラッシャー1は、上下が開放された四角形で箱状の機枠13を有し、この機枠13に前述の第1ロータ11及び第2ロータ12が取り付けられている。
第1ロータ11、第2ロータ12は互いに平行に配置され、第1ロータ11、第2ロータ12に、各々、後記する3種類の破砕歯が設けられている。第1ロータ11、第2ロータ12は、それぞれ機枠13に設けられた電動機14の回転駆動力が、スプロケットホイール15a、15b、15c、15d、チェーン15eを介して回転駆動される。また、機枠13上にはホッパー16が設けられ、原料の受け入れ口となっている。ロールクラッシャー1は概略このような構造を有し、コンクリート等の原料はホッパー16に投入され、第1ロータ11、第2ロータ12の回転に伴なう破砕歯の挟み込みで破砕され、機枠13の下方向に落下するようになっている。破砕された被破砕物は、機枠13の下部に設けられたコンベア17により回収される。
図2は図1のロータの断面図である。ロータは第1ロータ11と第2ロータ12の2つのロータで構成されるが、基本構造はどちらも同じであるので一方のロータについて説明する。駆動軸21は、電動機14の回転駆動力がスプロケットホイール15a、15b、15c、15d、チェーン15eを介して回転駆動される。この駆動軸21に円筒状のロータ本体22が固定されている。
ロータ本体22の外周面221には3種類の破砕歯、即ち、解砕歯31、誘導歯32、摩砕歯33(図4参照)が取り付けられている。解砕歯31、誘導歯32は、図2に示すように等角度間隔又は不等角度間隔に突出して配置されている。解砕歯31は、主に大塊の破砕原料を楔効果により噛み込み破砕するための歯である。誘導歯32は、主に原料を圧縮破砕するための歯である。摩砕歯33は、外周に鋸歯状の凹凸が形成され、原料が転がらないようにしたり、原料を少しずつ削るための歯である。
解砕歯31は、図2に示すようにロータ本体22の外周面221に等角度間隔に配置され、第1の実施の形態では90度間隔に4個配置されている。この解砕歯31は3種の破砕歯の中では最も飛び出している歯である。誘導歯32は、解砕歯31の間に、ロータ本体22の外周面221に90度間隔に4個配置されている。この誘導歯32は解砕歯31よりも飛び出し高さが低く形成され、ロータ本体22の外周面221に溶接によって強固に固定されている。図4に示すように、摩砕歯33は、解砕歯31、誘導歯32の両隣り(ロータ本体22の軸方向の両隣り)に、ロータ本体22の外周に45度間隔に8個配置されている。この摩砕歯33は飛び出し高さが最も低く形成され、ロータ本体22の外周面221に溶接によって強固に固定されている。
図6(a)は解砕歯31をロータ本体22に取り付けた状態を示す解砕歯31近傍の拡大縦断面図、図6(b)は図6(a)の平面図である。解砕歯31は、解砕歯31をロータ本体22に取り付けて固定したとき、ロータ本体22の外周面221から露出する露出部が異形の形をなしている。解砕歯31の楔面31aは鈍角の楔角αを有し、正転(図2、図6の矢印Pで示す時計方向の回転)時に原料に接触し、主に楔効果(原料への食い込み)により破砕、粉砕するものである。楔面31aの背面31bには、この楔面31aと概略45度の角度をなす面取り部が形成されている。
露出部の下面側には、一体に突出したスカート部31cが形成され、ロータ本体22の外周面221を覆っている。スカート部31cの裏面31dは円筒面であり、この裏面31dはロータ本体22の外周面221と実質的に同一の曲率の曲面に形成されている。スカート部31cは、ロータ本体22の外周面221を覆って、原料等が接触して生じる外周面221の摩耗を防ぐためのものである。
ロータ本体22には、解砕歯31とコッタ34とのための長方体状の窪みである解砕歯固定孔23が形成されている。解砕歯31の挿入部31eは、ロータ本体22に形成された解砕歯固定孔23に挿入されて固定されている。解砕歯固定孔23の一側面231(図6(a)の右側面)は、他側面232(図6(a)の左側面)に対して勾配をつけた傾斜面に形成されている。解砕歯31の挿入部31eが解砕歯固定孔23に挿入されると、この解砕歯固定孔23の一側面231と解砕歯31の前面31fの傾斜面が一致し接触する。この状態でコッタ34を挿入し解砕歯31をロータ本体22に固定する。
すなわち、コッタ34の固定孔接触面34aは解砕歯固定孔23の他側面232と、コッタ34の解砕歯接触面34bは解砕歯31の挿入部31eの背面31gと接し、コッタ34は解砕歯31を固定する。第1の実施の形態のコッタ34は、解砕歯31の背面31gに接する解砕歯接触面34bと、解砕歯固定孔23の他側面232と接触する固定孔接触面34aが平行に形成されている。
固定ボルト35を解砕歯固定孔23の底部にねじ込み、ロータ本体22にコッタ34は固定される。図7は摩耗した解砕歯31を交換するために、固定ボルト35をコッタ34から取り外した状態を示す拡大縦断面図である。コッタ34には、固定ボルト35が挿入されるボルト孔34cの上部に、ボルト孔34cと同心上に雌ねじ36が形成されている。雌ねじ36は、ざぐり孔34dの底面から図7の下方に向かって形成されている。
図3は本発明の第1の実施の形態の解砕歯取り外し装置をロータに載置した状態を示す縦断面図、図4は図3のA−A断面図、図5は図3の油圧シリンダ近傍の拡大縦断面図である。上記したように固定ボルト35をコッタ34から取り外した後、図3から図5に示すように、ロータ本体22の外周に解砕歯取り外し装置4を載置する。解砕歯取り外し装置4は、板材を溶接して成形した解砕歯取り外し装置本体5、引き抜き軸6、油圧シリンダ7、4本の調整ボルト81、82、83、84で構成されている。
解砕歯取り外し装置本体5は、鋼板を溶接して成形されている。すなわち、図3から図5に示すように、解砕歯取り外し装置本体5は、水平な上板51、水平な下板52、垂直な側板53、54を溶接して成形されている。上板51の上面には、球面座金71を介して油圧シリンダ7が取り付けられている。上板51と下板52に、各々調整ボルト81、82が上下方向に調整可能にねじ込まれている。また、側板53と側板54に、各々調整ボルト83、84が水平方向に調整可能にねじ込まれている。
図5の断面図に示すように、油圧シリンダ7は、スプリング戻し型の単動油圧シリンダであり、上記引き抜き軸6が挿通される中空の貫通孔が形成されている。すなわち、油圧シリンダ7は、シリンダチューブ72、芯金73、ピストン74、ピストン受け75、スプリング76で構成されている。ピストン74は、シリンダチューブ72のシリンダ室721と芯金73の外周面731との間に上下方向に摺動可能に嵌合している。
ピストン受け75は、シリンダ室721にシリンダ室721の上側からねじ込まれて固定され、このピストン受け75とピストン74との間にはスプリング76が介挿され、スプリング76がピストン74に常時下向きの付勢力を付与している。シリンダチューブ72の下端近傍には、ピストン74の下端面側のシリンダ室721に圧油を供給する油圧供給口722が形成されている。芯金73、ピストン74には、各々中空の貫通孔732、741が形成され、中空の貫通孔732、741に上記引き抜き軸6の上部が挿通されている。
引き抜き軸6の上端は、ピストン74の中空の貫通孔741を超えて上方に延び、引き抜き軸6の上端の雄ねじ61にナット62をねじ込み、平座金77と球面座金78を介して、ピストン74の上端面に引き抜き軸6を載置している。引き抜き軸6の下端(一端)には、上記したコッタ34の雌ねじ36にねじ込み可能な雄ねじ63が形成されている。
上記した引き抜き軸6の中心軸線とコッタ34の雌ねじ36の中心軸線が同心になるように、4本の調整ボルト81、82、83、84を調整して、ロータ本体22に対して解砕歯取り外し装置本体5の載置位置を調整する。すなわち、解砕歯31の端面31hに調整ボルト81の先端を当接させる。また、誘導歯32の面取り部321に調整ボルト82の先端を当接させる。誘導歯32の面取り部321は、摩耗して丸くなっている。2本の調整ボルト81、82を調整すると、図3の紙面に平行な平面内で、解砕歯取り外し装置本体5を調整することができる。
また、図4に示すように、解砕歯31の一方の側面31i(ロータ本体22の軸方向に直交する面)に調整ボルト83の先端を当接させる。また、解砕歯31の他方の側面31jに調整ボルト84の先端を当接させる。2本の調整ボルト83、84を調整すると、図4で見て、雌ねじ36の中心軸線に直交する方向に解砕歯取り外し装置本体5を調整することができる。
4本の調整ボルト81、82、83、84を調整して、引き抜き軸6の中心軸線とコッタ34の雌ねじ36の中心軸線を同心にした後、引き抜き軸6を時計方向に回転して、引き抜き軸6の下端の雄ねじ63をコッタ34の雌ねじ36にねじ込む。油圧シリンダ7及び引き抜き軸6は、球面座金71及び球面座金78を介して解砕歯取り外し装置本体5に支持されている。従って、引き抜き軸6の中心軸線が雌ねじ36の中心軸線に対して多少傾斜していても、球面座金71及び球面座金78が傾斜して、その傾斜を吸収することができる。
油圧供給口722に油圧を供給すると、ピストン74がスプリング76を圧縮しながら上方に摺動し、平座金77、球面座金78、ナット62を介して引き抜き軸6を上方に移動し、コッタ34を解砕歯固定孔23から引き抜く。コッタ34は、ロールクラッシャー1の稼働時に圧縮力を受けて変形しているが、油圧力によって大きな引き抜き力をコッタ34に付与するため、解砕歯固定孔23からコッタ34を容易に引き抜くことができる。
〔解砕歯取り外し装置の第2の実施の形態〕
図8は本発明の第2の実施の形態の解砕歯取り外し装置4Aをロータに載置した状態を示す縦断面図である。第2の実施の形態の解砕歯取り外し装置4Aは、調整ボルト81の調整方向を変更した例である。
図8に示すように、本発明の第2の実施の形態の解砕歯取り外し装置4Aは、解砕歯取り外し装置本体5の水平な上板51の右端に、下方に向かって傾斜した折り曲げ部511が形成され、この折り曲げ部511に調整ボルト81がねじ込まれている。従って、調整ボルト81は、右上から左下に向かって傾斜した方向に調整可能(雌ねじ36の中心軸線に対して傾斜した方向)で、傾斜した方向から調整ボルト81の先端を解砕歯31に当接させている。その他の構造は、上記した第1の実施の形態と全く同一形状である。
図8に示すように、解砕歯31の楔面31a及び端面31hは、ロールクラッシャー1の稼働時に大きな打撃力を受けて摩耗し、半径方向外側に向かって凸のR面になっている。従って、右上から左下に向かって傾斜した方向から調整ボルト81の先端を解砕歯31の楔面31a及び端面31hに当接させると、摩耗した凸のR面に対してほぼ直交する方向から調整ボルト81の先端が当接する。その結果、調整ボルト81による解砕歯取り外し装置本体5の姿勢調整作業を円滑に行うことができる。
〔前記実施の形態以外の例〕
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されることはない。本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内での変更が可能なことはいうまでもない。例えば、前述した本発明の実施の形態では、引き抜き軸6に引き抜く方向の力を付与する直線駆動手段として油圧シリンダ7を使用しているが、空圧シリンダ、電動モータ等の他の駆動源であってもよい。また、前述した本発明の実施の形態では、スプリング戻し型の単動油圧シリンダを使用しているが、複動油圧シリンダであってもよい。
さらに、前述した本発明の実施の形態では、ボルト孔34cと同心上に雌ねじ36が形成されているが、ボルト孔34cの中心とは異なる位置に雌ねじを形成し、ロールクラッシャー1の通常の使用時には、雌ねじにゴミ等が入らないようにねじをねじ込んで塞いでもよい。また、引き抜き軸6とコッタ34との連結は、引き抜き軸6の一端に形成された雌ねじ36と、コッタ34に形成された雄ねじ63によるねじ連結構造であったが、バイオネット構造、ピン接合等の他の公知の連結構造を用いても良い。
1…ロールクラッシャー
6…引き抜き軸
11…第1ロータ
12…第2ロータ
13…機枠
14…電動機
15a、15b、15c、15d…スプロケットホイール
15e…チェーン
16…ホッパー
17…コンベア
21…駆動軸
22…ロータ本体
221…外周面
23…解砕歯固定孔
231…一側面
232…他側面
31…解砕歯
31a…楔面
31b…背面
31c…スカート部
31d…裏面
31e…挿入部
31f…前面
31g…背面
31h…端面
31i、31j…側面
32…誘導歯
321…面取り部
33…摩砕歯
34…コッタ
34a…固定孔接触面
34b…解砕歯接触面
34c…ボルト孔
34d…ざぐり孔
35…固定ボルト
36…雌ねじ
4…解砕歯取り外し装置
4A…解砕歯取り外し装置
5…解砕歯取り外し装置本体
51…上板
511…折り曲げ部
52…下板
53、54…側板
6…引き抜き軸
61…雄ねじ
62…ナット
63…雄ねじ
7…油圧シリンダ
71…球面座金
72…シリンダチューブ
721…シリンダ室
722…油圧供給口
73…芯金
731…外周面
732…中空の貫通孔
74…ピストン
741…中空の貫通孔
75…ピストン受け
76…スプリング
77…平座金
78…球面座金
81、82、83、84…調整ボルト

Claims (5)

  1. 回転駆動される円筒状のロータ本体と、
    前記ロータ本体の外周に形成された複数の解砕歯固定孔と、
    前記解砕歯固定孔内に挿入された解砕歯と、
    前記解砕歯固定孔と前記解砕歯との間に挿入され、前記解砕歯固定孔内に前記解砕歯を固定するための固定部材を備えたロールクラッシャーにおいて、
    前記ロータ本体の外周に載置可能な解砕歯取り外し装置本体と、
    前記固定部材に形成された第1継手と、
    移動可能に前記解砕歯取り外し装置本体に支承され、前記第1継手と連結固定するたために一端に第2継手が形成された引き抜き軸と、
    前記解砕歯取り外し装置本体に取り付けられ、前記固定部材を前記解砕歯固定孔から引き抜く方向の力を前記引き抜き軸に付与するための直線駆動手段と、
    前記解砕歯取り外し装置本体に取り付けられ、前記ロータ本体に対して前記解砕歯取り外し装置本体の載置位置を調整可能な複数の調整ボルトと
    を備えたものであることを特徴とするロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置。
  2. 請求項1に記載のロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置において、
    前記第1継手は前記固定部材に形成された雌ねじで、前記引き抜き軸は前記雌ネジの中心軸線に平行に配置されたものであり、
    前記第2継手は前記雌ねじにねじ込み可能な雄ねじであり、
    前記調整ボルトは、前記引き抜き軸の中心軸線と前記前記雌ねじの中心軸線が同心になるように調整するものであり、
    前記雌ねじは、前記固定部材を前記ロータ本体に固定するための固定ボルトが挿入されるボルト孔に形成されている
    ことを特徴とするロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置。
  3. 請求項1又は2に記載のロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置において、
    前記直線駆動手段は、流体圧シリンダであり、前記流体圧シリンダの軸心には、前記引き抜き軸が挿通される中空の貫通孔が形成されている
    ことを特徴とするロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置。
  4. 請求項2に記載のロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置において、
    前記調整ボルトは、前記雌ねじの中心軸線に対して平行及び直交する方向に前記解砕歯取り外し装置本体を調整可能である
    ことを特徴とするロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置。
  5. 請求項4に記載のロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置において、
    前記雌ねじの中心軸線に対して傾斜した方向に前記解砕歯取り外し装置本体を調整可能で、その先端が前記解砕歯に当接する調整ボルトをさらに備えた
    ことを特徴とするロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置。
JP2012135879A 2012-06-15 2012-06-15 ロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置 Active JP5603374B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012135879A JP5603374B2 (ja) 2012-06-15 2012-06-15 ロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012135879A JP5603374B2 (ja) 2012-06-15 2012-06-15 ロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014000497A true JP2014000497A (ja) 2014-01-09
JP5603374B2 JP5603374B2 (ja) 2014-10-08

Family

ID=50034202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012135879A Active JP5603374B2 (ja) 2012-06-15 2012-06-15 ロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5603374B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104338577A (zh) * 2014-10-10 2015-02-11 上海申重矿机科技有限公司 新型制砂机
WO2015055288A1 (de) * 2013-10-14 2015-04-23 Thyssenkrupp Industrial Solutions Ag Aufnahmeanordnung eines brechzahnes an einer brechwalze eines brechers
CN109909012A (zh) * 2019-04-10 2019-06-21 无锡市海骏液压机电设备有限公司 一种新型破碎机的破碎齿定位结构
CN110067144A (zh) * 2019-04-18 2019-07-30 中峰化学有限公司 一种装配式粉碎辊及木浆粉碎机
CN110356816A (zh) * 2019-06-26 2019-10-22 四川嘉泰莅坤智能科技有限公司 一种用于快消品输送托盘的位姿调整装置
WO2023159308A1 (en) * 2022-02-23 2023-08-31 Quadco Inc. Forestry mulching rotary cutting device

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107570258A (zh) * 2017-10-31 2018-01-12 王明法 一种谷物颗粒挤压破碎装置
CN111632690B (zh) * 2020-06-09 2021-06-18 泉州台商投资区源平信息技术有限公司 一种中灰防锈颜料生产用磨粉装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55138080U (ja) * 1979-03-19 1980-10-01
JPH11319595A (ja) * 1998-05-21 1999-11-24 Nakayama Iron Works Ltd 解砕機
JP2001334156A (ja) * 2000-05-29 2001-12-04 Nakayama Iron Works Ltd ロールクラッシャ
JP2003285278A (ja) * 2002-01-22 2003-10-07 Kinki:Kk 切断刃交換装置と交換方法
JP2004050095A (ja) * 2002-07-22 2004-02-19 Kinki:Kk 切断刃交換装置とその駆動装置と交換方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55138080U (ja) * 1979-03-19 1980-10-01
JPH11319595A (ja) * 1998-05-21 1999-11-24 Nakayama Iron Works Ltd 解砕機
JP2001334156A (ja) * 2000-05-29 2001-12-04 Nakayama Iron Works Ltd ロールクラッシャ
JP2003285278A (ja) * 2002-01-22 2003-10-07 Kinki:Kk 切断刃交換装置と交換方法
JP2004050095A (ja) * 2002-07-22 2004-02-19 Kinki:Kk 切断刃交換装置とその駆動装置と交換方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015055288A1 (de) * 2013-10-14 2015-04-23 Thyssenkrupp Industrial Solutions Ag Aufnahmeanordnung eines brechzahnes an einer brechwalze eines brechers
CN104338577A (zh) * 2014-10-10 2015-02-11 上海申重矿机科技有限公司 新型制砂机
CN109909012A (zh) * 2019-04-10 2019-06-21 无锡市海骏液压机电设备有限公司 一种新型破碎机的破碎齿定位结构
CN110067144A (zh) * 2019-04-18 2019-07-30 中峰化学有限公司 一种装配式粉碎辊及木浆粉碎机
CN110356816A (zh) * 2019-06-26 2019-10-22 四川嘉泰莅坤智能科技有限公司 一种用于快消品输送托盘的位姿调整装置
CN110356816B (zh) * 2019-06-26 2024-05-28 四川嘉泰莅坤智能科技有限公司 一种用于快消品输送托盘的位姿调整装置
WO2023159308A1 (en) * 2022-02-23 2023-08-31 Quadco Inc. Forestry mulching rotary cutting device

Also Published As

Publication number Publication date
JP5603374B2 (ja) 2014-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5603374B2 (ja) ロールクラッシャーの解砕歯取り外し装置
RU2555412C2 (ru) Дробильное тело и способ его изготовления
TW521005B (en) Roll crusher
JP5684048B2 (ja) 2軸ロールクラッシャ
JP2015521697A (ja) 解体及び建設の機器のための結合先端部材
EP3077117B1 (en) Tightening member, tightening device, jaw crusher, processing plant of mineral material and method for adjusting tightness of wear part
US6494394B1 (en) Intermediary face plate for saddle-back hammer tip
KR100909860B1 (ko) 롤크러셔
US20160367995A1 (en) Roller with Replaceable Edge Reinforcements
CN217856344U (zh) 辊式破碎机及用于辊式破碎机的改装套件
JP4344295B2 (ja) ロールクラッシャーの破砕歯固定装置
CN106948201B (zh) 一种基于柔性转子且物化碎浆的制浆设备
KR100931470B1 (ko) 골재 파쇄 햄머 크러셔
CN205659735U (zh) 破碎结构易拆装式物料破碎机
CN219092227U (zh) 一种破碎机转子
CN207478690U (zh) 粉碎机和废品处理用的方块型机械齿
CN108325593B (zh) 一种圆锥破碎机用衬板结构
JP5661882B2 (ja) 破砕機用回転刃、それを備える破砕機及び破砕機用回転刃の取付構造
JP5249235B2 (ja) 竪型衝撃式破砕機
CN213528929U (zh) 一种矿山机械榔头
CN103785507A (zh) 一种废电路板干式回收生产线用的锤式粉碎机
CN201454635U (zh) 砂石的喂料、振动及破碎装置
RU2033262C1 (ru) Валковая дробилка
GB2562881A (en) Studs for high pressure grinding rollers
CN202741194U (zh) 一种锤式破碎机及其转子

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140805

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5603374

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350