JP2013545730A5 - - Google Patents

Claims (11)

1. 神経因性疼痛及び／又は神経因性疼痛症候群の治療において使用するための化合物であって、
   前記化合物は、化学式：
   又は、化学式：
   で示されるマロノニトリルアミド化合物、又は、その薬学的に許容される塩、溶媒和物、互変異性体若しくは立体異性体である化合物。
2. 請求項１に記載の化合物において、
   前記化合物の互変異性体は、ケト型又はエノール型の２−シアノ−３−オキソ−Ｎ−[４−（トリフルオロメチル）フェニル]−６−ヘプチンアミドである化合物。
3. 請求項１又は２に記載の化合物において、
   前記化合物の立体異性体は、Ｒ鏡像異性体又はＳ鏡像異性体である化合物。
4. 請求項１〜３のいずれか１項に記載の化合物において、
   前記化合物は、末梢の及び／又は主に末梢の神経因性疼痛、又は、中枢の及び／又は主に中枢の神経因性疼痛の治療において使用される化合物。
5. 請求項４に記載の化合物において、
   前記主に末梢の神経因性疼痛は、以下の神経因性疼痛の種類から選ばれる種類であるか、及び／又は以下の病因群から選ばれる病因を有し、
   −全身性疾患、
   −薬物誘発性病変、
   −外傷性症候群及び絞扼性神経障害、
   −神経根及び後神経節における病変、
   −ＨＩＶ感染後の神経障害、
   −ヘルペス感染後の神経痛、
   −神経根引き抜き損傷、
   −脳神経病変、
   −頭蓋神経痛、
   −神経因性癌疼痛、
   −幻肢痛、
   −末梢神経、神経叢及び神経根の圧迫、
   −腫瘍随伴性末梢神経障害及び神経節障害、
   −癌治療による合併症、
   −複合性局所疼痛症候群、
   −Ｉ型病変、
   −ＩＩ型病変、
   前記主に中枢の神経因性疼痛は、
   −主に視床の脳病変、
   −梗塞、
   −視床や脳幹を圧迫する脳の腫瘍又は膿瘍、
   −多発性硬化症、
   −頭痛症候群、
   −脳手術、
   −脊髄障害、
   −脊髄損傷、
   −脊髄手術、
   −虚血性病変、
   −前脊髄動脈症候群、
   −ワレンベルグ症候群、
   −脊髄空洞症、
   などの病因群から選ばれる病因を有するタイプのものである化合物。
6. 請求項１〜３のいずれか１項に記載の化合物において、
   前記神経因性疼痛症候群は、帯状疱疹後神経痛、神経根引き抜き損傷、疼痛を伴う外傷性単神経障害、疼痛を伴う多発性神経障害、中枢性疼痛症候群、術後痛症候群、複合性局所疼痛症候群、及び／又は、片頭痛若しくは片頭痛の痛みである化合物。
7. 請求項１〜３のいずれか１項に記載の化合物において、
   前記神経因性疼痛は、脊髄損傷及び／又は脊髄挫傷に起因する中枢性疼痛症候群である化合物。
8. 請求項１〜７のいずれか１項に記載の化合物において、
   前記神経因性疼痛は、慢性神経因性疼痛である化合物。
9. 請求項１〜８のいずれか１項に記載の化合物において、
   前記化合物は、神経系の損傷後に始まって、１ｍｇ／ｂｏｄｙ〜１０ｇ／ｂｏｄｙの１日投与量で投与される化合物。
10. 神経因性疼痛及び／又は神経因性疼痛症候群の治療において使用するための医薬組成物であって、
    前記医薬組成物は、請求項１〜３のいずれか１項に記載の化合物を、遊離形態で又は薬学的に許容される塩若しくは生理機能性誘導体の形態で、薬学的に許容される希釈剤又は担体とともに含み、
    前記神経因性疼痛は、請求項４〜８のいずれか１項に記載の神経因性疼痛及び／又は神経因性疼痛症候群である医薬組成物。
11. 請求項１０に記載の医薬組成物において、
    前記化合物は、化学式：
    を有する化合物、又は、その薬学的に許容される塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体である医薬組成物。