JP2013545622A - 脱落防止装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、制動時に締付具(12a)および/または工具(14a)が主軸(16a)から脱落するのを回避するための、伝動ユニット(18a;18b)を含む脱落防止装置に関する。前記脱落防止装置はとりわけ、手持ち式工作機械脱落防止装置である。ここでは、前記脱落防止装置が少なくとも1つのアンバランス補償ユニット(20a,20b)を含み、このアンバランス補償ユニットは、動作中の前記伝動ユニット(18a;18b)のアンバランスを少なくとも軽減するように設けられた構成を提案する。

Description

制動時に締付具および/または工具が主軸から脱落するのを回避するための、伝動ユニットを含む脱落防止装置は、すでに公知となっている。
発明の開示
本発明は、制動時に締付具および/または工具が主軸から脱落するのを回避するための、伝動ユニットを含む脱落防止装置に関する。前記脱落防止装置はとりわけ、手持ち式工作機械脱落防止装置である。
ここでは、前記脱落防止装置が少なくとも1つのアンバランス補償ユニットを有し、このアンバランス補償ユニットは、動作中の前記伝動ユニットのアンバランスを少なくとも軽減するように設けられた構成を提案する。ここでは、「締付具」とはとりわけ、伝動ユニットに軸方向に工具を締め付けるように設けられた、主軸にねじ止めするかまたは取り外すための締付ナットまたは締付フランジを指すこととする。「伝動ユニット」とは、ここではとりわけ、出力部から、とりわけ手持ち式工作機械から、工具へ力および/またはトルクを伝達するように設けられたユニットを指すこととする。このことと関連して、「設ける」とはとりわけ、特別に構成されていることを意味することとする。ここでは、「制動」とはとりわけ、たとえばモータへの電流供給の遮断時に主軸の惰性回転が有利には少なくとも十分に阻止できるように制動装置を用いて主軸を制動する手持ち式工作機械の動作を指し、とりわけ、そのように主軸を制動する、手持ち式工作機械の主軸の動作を指すこととする。制動時には、とりわけ円盤形工具等である工具の質量慣性モーメントにより、主軸に固定された当該工具と、脱落防止装置と、当該工具を当該主軸に緊締するための締付ナットとの相対運動が生じる。工具と締付ナットとのこのような相対運動により、この締付ナットが緩んで主軸から脱落してしまうことがある。本発明の脱落防止装置により、上述のように締付ナットが主軸から脱落するのを回避することができ、ひいては、有利には工具が主軸から外れるのを回避することができる。「アンバランス補償ユニット」とは、ここではとりわけ、物体の質量分布を補償することによって、とりわけ回転軸を中心とする物体の質量分布を補償することによって、振動を、とりわけ回転軸を中心とする当該物体の回転によって引き起こされる振動を、少なくとも十分に低減するように、とりわけ少なくとも実質的に相殺するように設けられたユニットを指すこととする。本発明の上述の実施形態の脱落防止装置により、動作時とりわけ回転時の振動を、有利には少なくとも実質的に阻止することができる。さらに、上述のような振動によって引き起こされる回転部品の摩耗も、有利には小さく抑えることができる。このように回転部品の摩耗が小さく抑えられることにより、本発明の脱落防止装置を含む部品および/または手持ち式工作機械の寿命を長くすることができる。
さらに、前記アンバランス補償ユニットが、前記伝動ユニットの伝動部材に可動に支承された少なくとも1つのアンバランス補償部材を有する構成を提案する。ここでは、「アンバランス補償部材」とはとりわけ、回転軸における回転体の質量分布を変化および/または影響することにより、アンバランスによって生じた力を低減できるように、とりわけ相殺できるように所期のように構成された部材を指すこととする。特に有利には、前記アンバランス補償ユニットは、前記伝動ユニットの伝動部材に可動に支承された複数のアンバランス補償部材を有する。主軸に固定される円盤状の工具が異なる場合、複数のアンバランス補償部材はそれぞれ、目下の工具の回転によって引き起こされるアンバランスと、目下の工具の直径と、使用されているアンバランス補償部材の寸法とりわけ半径と、当該アンバランス補償部材の密度とに依存する。ここで、「・・・に支承されている」という表現は、とりわけ空間的な配置を定義することとする。有利には、1つの前記アンバランス補償部材は、1平面で見たときに、前記伝動部材の少なくとも2面によって覆われており、とりわけ少なくとも3面によって覆われている。また、アンバランスを軽減するために、摩擦接続的および/または形状接続的および/または材料接続的な結合を用いて前記アンバランス補償部材が前記伝動部材に成形されることにより、前記アンバランス補償部材が前記伝動部材に固定的に結合されるようにした構成も可能である。前記伝動部材は、有利には金属材料から形成されている。このことによって有利には、特に伝動部材の製造時に、小さい公差を遵守できるようになり、このことによって、前記アンバランス補償ユニットが確実に動作するのを保証できるようになる。前記伝動部材は、当業者が有利であると考える別の材料から形成することも可能である。アンバランスを軽減とりわけ相殺するために、1つまたは複数の可動のアンバランス補償部材と、1つまたは複数の固定のアンバランス補償部材とを組み合わせることも可能である。有利には、本発明の脱落防止装置のコンパクトな構成を実現することができる。
有利には、前記アンバランス補償部材は転がり部材として形成される。有利には、このアンバランス補償部材はボールとして形成されている。主軸に固定される工具の直径が約125mmである場合、前記アンバランス補償ユニットは有利には、少なくとも6を上回る数のボールを有し、とりわけ約7〜12個のボールを有する。主軸に固定される工具の直径が約230mmである場合、前記アンバランス補償ユニットは有利には、少なくとも4を上回る数のボールを有し、とりわけ約5〜9個のボールを有する。このことにより、前記アンバランス補償部材は有利には、前記伝動ユニットの回転時に自然にバランス位置に移動することができる。したがって基本的には、条件が変化しても前記バランス位置は自動的にこの条件に合わせて変化する。また、アンバランス補償部材を、当業者が有利であると考える別の形状で形成することも可能であり、たとえば円板等として形成することも可能である。前記アンバランス補償部材を転がり部材として形成することにより、特に有利には、低摩擦性のアンバランス補償ユニットを実現することができる。さらに、前記アンバランス補償部材は有利には、アンバランスにより生成された力に依存して、これに対応する質量分布を、当該アンバランスの補償のために生成することもできる。
さらに、前記転がり部材が少なくとも、前記伝動部材と一体で形成された移動路において案内される構成を提案する。「一体」とはとりわけ、少なくとも材料接続的に結合されていることを意味することとし、たとえば溶接プロセス、接着プロセス、たとえば単一成分射出成形法または多成分射出成形法等である射出成形プロセスによって結合され、および/または、当業者が有利であると考える別の手法によって結合され、および/または、有利には一体で、たとえば1つの材料から成形されていることを意味することとする。特に有利には、前記移動路が前記伝動ユニットの回転軸を中心として同心となるように配置される。前記移動路はとりわけ、ボールとして形成された前記アンバランス補償部材の半径に対応する凹部および/または陥入部を前記伝動部材に形成することにより実現される。また、1つより多くの移動路を、とりわけ4つの移動路を前記伝動部材に設けることにより、ボールとして形成された前記アンバランス補償部材が前記移動路の少なくとも4面によって包囲されるようにすることも可能である。このようにして、前記伝動部材において前記アンバランス補償部材を有利に案内することが可能となる。
有利には、前記アンバランス補償部材は、前記伝動部材の周方向に延在するU字形の溝に可動に支承される。この周方向は、有利には、前記伝動ユニットの回転軸に対して垂直である平面内に延在する。その際に有利なのは、前記溝が前記伝動部材の回転軸と同心に延在することである。このようにして、前記伝動部材に前記アンバランス補償部材を構造的に簡単に組み込むことが可能となる。
さらに、前記アンバランス補償ユニットが、前記溝を封止するように形成された封止部材を有する構成を提案する。ここでは「封止部材」とは、とりわけ、封止される部材に対応する幾何学的形状を有し少なくとも部分的に封止作用を有する部材を指すこととする。前記封止部材は、有利には金属材料から形成されている。また、前記封止部材をプラスチックから、とりわけ繊維強化プラスチックから形成するか、または焼結材料等から形成することも可能である。特に有利なのは、たとえば接着結合、とりわけレーザ溶接による溶接接合等の材料接続的な結合により、前記封止部材を伝動部材表面に取り付けるか、または伝動部材に挿入することである。また、前記封止部材を摩擦接続的および/または形状接続的に前記溝に、たとえばフランジ形成および/またはプレス嵌めによって設置することも可能である。その際には、摩擦接続的および/または形状接続的な結合部は有利には、封止機能を実現できるように形成される。侵入してくる汚染物から前記溝を保護するために、とりわけ前記封止部材および溝のコンタクト領域に追加的なシール部材を設けることも可能である。前記溝は前記封止部材と組み合わされて、とりわけ、前記アンバランス補償部材を収容するための円環状の空洞を形成する。有利には前記溝を、とりわけ、前記シール部材とともに形成された前記空洞を、侵入してくる汚染物から保護することができるので、有利には、アンバランス補償ユニットが機能できることを格段に保証することができる。
有利には、前記封止部材は円環状に形成されている。このことにより、前記封止部材による前記溝の封止を特に有利に実現することができる。さらに、プラスチックから形成し、円環状に成形することによって、有利には、前記溝と前記封止部材とを組み合わせることによって形成される前記円環状の空洞を封止するための追加的なシール部材を省略することもできる。前記封止部材は、たとえば前記溝にプレス嵌めすることにより、とりわけ前記溝の収容領域にプレス嵌めすることにより保持することができ、この封止部材は有利には、侵入してくる汚染物から前記溝を保護することができる。
さらに、前記アンバランス補償ユニットが少なくとも1つのダンパ部材を含む構成を提案する。このダンパ部材は、前記伝動部材の溝内に配置される。前記減衰部材は、有利にはダンパ液とされる。前記ダンパ部材をエラストマから、または、当業者が有利であると考えられる別の材料から形成することも可能である。前記ダンパ部材をエラストマから形成する場合には、このダンパ部材が前記アンバランス補償部材の移動路を成す。このようなダンパ部材により、特に有利には、前記アンバランス補償部材の応答特性を緩和させることが可能となり、このことによって、とりわけ前記アンバランス補償部材がボールとして形成されている場合、アンバランスを補償するための転がりを少なくとも部分的に減速および/または緩和させることができる。さらに有利には、運動中の前記アンバランス補償部材の振動を減衰させることもできる。
有利には、前記伝動ユニットは、前記主軸と取り外し可能に結合できるように構成される。「取り外し可能」とは、ここではとりわけ、前記伝動ユニットの機能が、とりわけ第1の伝動部材と第2の伝動部材との相対運動が、分離された状態でも維持される、当該伝動ユニットと前記主軸との結合解除を指すこととする。前記伝動ユニットが取り外し可能であることにより、特に有利には、本発明の脱落防止装置の高いフレキシビリティを実現することができ、ひいては幅広い使用領域を実現することができる。
本発明はさらに、本発明の脱落防止装置を備えた手持ち式工作機械にも関し、とりわけアングルグラインダに関する。このことにより、有利には、動作時の振動が小さい手持ち式工作機械を実現することができる。ひいては、このことによって高い操作快適性を実現することができる。
図面を参照した以下の記載から、他の利点を導き出すことができる。図面には本発明の実施例が示されており、図面、明細書および特許請求の範囲の開示内容には、数多くの特徴の組み合わせが含まれている。当業者であれば、これらの特徴を目的に応じて単独で採用したり、有利な別の組み合わせにまとめて採用することができる。
本発明の脱落防止装置を備えた手持ち式工作機械を示す概略図である。 主軸に取り付けられた本発明の脱落防止装置を備えた、図1の手持ち式工作機械の主軸の細部を示す概略図である。 本発明の脱落防止装置を工具側から見た細部図である。 本発明の脱落防止装置を機器側から見た細部図である。 図3の線V‐Vに沿って切断したときの、本発明の脱落防止装置を開けた状態の断面の細部を示す斜視図である。 図3の線V‐Vに沿って切断したときの、本発明の脱落防止装置を開けた状態の断面の別の細部を示す斜視図である。 図3の線V‐Vに沿って切断したときの、本発明の別の択一的な脱落防止装置を開けた状態の同様の断面の細部を示す斜視図である。
実施例の説明
図1に、本発明の脱落防止装置10aを備えアングルグラインダ40aとして構成された手持ち式工作機械42aを概略的に示す。この構成では、前記脱落防止装置10aは手持ち式工作機械脱落防止装置として構成されている。アングルグラインダ40aは、保護フードユニット44aと、手持ち式工作機械ケーシング46aと、主把持部48aとを含み、この主把持部48aは、工具14aと反対側50aにおいて、アングルグラインダ40aの主延在方向52aの方向に延在する。前記手持ち式工作機械ケーシング46aは、モータ(図中には詳細に示されていない)を収容するためのモータケーシング54aと、変速機(図中には詳細に示されていない)を支承するための変速機ケーシング56aとを含む。前記変速機ケーシング56aには付加的把持部58aが設けられている。この付加的把持部58aは、アングルグラインダ40aの主延在方向52aに対して横方向に延在する。
図2は、脱落防止装置10aを備えアングルグラインダ40aとして構成された手持ち式工作機械42aの主軸16aの細部を概略的に示しており、前記脱落防止装置10aは主軸16aに設けられている。前記主軸16aは前記変速機ケーシング56a(同図には詳細に示されていない)から、前記主延在方向52aに対して実質的に垂直に延在する。前記主軸16aには、締付具12aおよび/または工具14aが当該主軸16aから脱落するのを回避するために前記脱落防止装置10aが取り付けられている。前記締付具12aは締付ナット60aとして形成されており、前記工具14aは切断盤62aとして形成されている。また、前記工具14aを研削盤または研磨盤とすることも可能である。前記主軸16aは外周面に、前記脱落防止装置10aを収容するために2つの平面部64aを有する。これらの平面部64aは直径方向に配置されていることにより、2エッジ形状66aを成す。図2には、前記平面部64aのうち1つのみを示す。前記主軸16aの外周面は、当該主軸16aの回転軸68aに対して実質的に垂直に延在する平面に配置される。前記主軸16aは、アングルグラインダ40aの変速機とモータとによって、回転軸68aを中心として回転するように駆動される。前記変速機およびモータは、図中には示されていない。前記アングルグラインダ40aの動作時には、前記主軸16aは前記アングルグラインダ40aから見て時計回りに回転するように駆動される。その際には、前記脱落防止装置10aも、取り付けられた状態では同様に時計回りに回転するように駆動される。
脱落防止装置10aは、固定フランジ70aとして形成された伝動ユニット18aを含み、この伝動ユニット18aは、前記主軸16aに取り外し可能に結合できるように構成されている。前記伝動ユニット18aは、第1の伝動部材26aと、当該第1の伝動部材26aに対して相対運動可能な第2の伝動部材72aとを含む(図3および4)。前記脱落防止装置10aが取り付けられた状態では、トルクを伝動するために、第1の伝動部材26aは前記主軸16aに形状接続的に結合されている。こうするために、前記第1の伝動部材26aは連動輪郭74aを有し、この連動輪郭74aは、前記主軸16aの2エッジ形状66aに対応するように形成されている(図4)。また、前記主軸16aは前記第1の伝動部材26aを固定するための領域において円錐形に形成されており、前記第1の伝動部材26aは、この円錐形の形状に対応する収容開口を有することにより、取付後の状態では、前記主軸16aと第1の伝動部材26aとの間に円錐座が形成されるようにすることも可能である。
第2の伝動部材72aは円板形に形成されており、切断盤62aとして形成された工具14aを当接させるための当接面76aを有する。さらに、前記第2の伝動部材72aは、工具14aを収容するために設けられた環状の折り返し78aを有する(図3および5)。こうするために工具14aは、穿孔として形成された中央開口を有する(図中に詳細に示されていない)。工具14aを取り付けるためには、この中央開口を第2の伝動部材72aの折り返し78aに嵌めることにより、工具14aが第2の伝動部材72aの当接面76aに当接するようにする。その際には、前記第2の伝動部材72aの当接面76aと、前記工具14aの、当該当接面76aに当接する側とに、付着コーティング(図中には詳細に示されていない)が設けられており、これにより、前記第2の伝動部材72aの当接面76aと、前記工具14aの、当該当接面76aに当接する側との摩擦が大きくなるようにされる。また、前記当接面76aと、当該当接面76aに当接する工具14aの側とが、相互に対応する傾斜路状の幾何学的形状を有し、これらが相互に係合する構成も可能である。当接面76aと、当該当接面76aに当接する工具14aの側との摩擦を大きくする手段を、当業者が有利であると考える別の手段とすることも可能であり、また、当接面76aの形状と、当該当接面76aに当接する工具14aの側の形状とを、当業者が有利であると考える別の形状とすることも可能である。
工具14aの取付時には、工具14aの中央開口を主軸16aに嵌め、既に当該主軸16aに取り付けられた、脱落防止装置10aの伝動ユニット18aの第2の伝動部材72aの当接面76aに当該工具14aが当接するまで、当該工具14aを軸方向80aにスライドさせる。次に、締付ナット60aとして形成された締付具12aの雌ねじ部(図中には詳細に示されていない)を、主軸16aのねじ部82aに螺合させる。その際には、工具14aは伝動ユニット18aとともに主軸16aに締め付けられ、伝動ユニット18aは第1の伝動部材26aで主軸16aに押しつけられる。締付具12aと伝動ユニット18aとの間で工具14aを主軸16aに締め付けることにより、アングルグラインダ40aの動作時には、主軸16aから工具14aへトルクを伝達させることができる。アングルグラインダ40aの動作時には、工具14aは当該アングルグラインダ40aから見て時計回りに回転するように駆動される。アングルグラインダ40aの動作時には、工具14aが回転することにより、かつ、締付具12aと当該締付具12aに当接する当該工具14aの側との摩擦によって、主軸16aのねじ部82aのピッチと当該締付具12aの雌ねじ部とにより、締付具12aの締付力が維持されることを保証し続けることができる。
アングルグラインダ40aはさらに、たとえば電流供給の遮断によってアングルグラインダ40aがスイッチオフされる過程において主軸16aの惰性回転を回避するための制動装置(図中には詳細に示されていない)も有する。このスイッチオフ過程中に、アングルグラインダ40aは制動動作に切り替えられ、制動装置によって主軸16aが制動される。制動時には、工具14aは質量慣性に起因して時計回りないしは主軸16aの回転軸68aを中心としてさらに動き続けるので、工具14aと主軸16aと伝動ユニット18aと締付具12aとの間にトルク差が生じる。このトルク差により、工具14aと伝動ユニット18aと締付具12aとが相対運動し、締付具12aと慣性を有する工具14aとの摩擦により、締付具12aは、アングルグラインダ40aの動作中に形成される回転方向とは逆方向に、工具14aと一緒に回転し、このことにより、締付具12aの雌ねじ部のピッチと主軸16aのねじ部82aのピッチとによって生成されたねじ部の応力は緩くなってしまう。このことにより、締付具12aは主軸16aのねじ部82aのねじ山全長の最後まで緩み、締付具12aは工具14aとともに主軸16aから脱落してしまう。
締付具12aおよび/または工具14aの脱落を回避するために、固定フランジ70aとして形成された伝動ユニット18aは、制動時に第1の伝動部材26aと第2の伝動部材72aとの第1の相対運動を第2の相対運動に変える運動変換ユニット84aを有する(図5)。この構成では、第1の伝動部材26aと第2の伝動部材72aとの第1の相対運動は、回転軸68aを中心とする回転運動であり、第1の伝動部材26aと第2の伝動部材72aとの第2の相対運動は、軸方向80aに沿った並進運動である。第1の伝動部材26aと第2の伝動部材72aとの間の回転運動は、制動時に工具14aと伝動ユニット18aとの間に生じるトルク差によって生じるものである。工具14aが回転すると、当該工具14aと第2の伝動部材72aの当接面76aとの間に生じる摩擦により、第2の伝動部材72aも連動して回転する。その際には、第1の伝動部材26aは連動輪郭74aにより、主軸16aの2エッジ形状66aに形状接続的に結合されている。その際には前記第2の伝動部材72aは、容器状に形成された第1の伝動部材26a内に可動に支承されている。第2の伝動部材72aは、周方向34aに可動でありかつ軸方向80aに可動であるように、第1の伝動部材72a内に支承されている。
前記運動変換ユニット84aは、とりわけ回転運動である前記第1の相対運動によって、軸方向80aに沿って前記第2の伝動部材72aを第1の伝動部材26aに対して相対的に動かすように設けられた往復動ユニット86aとして形成されている。前記往復動ユニット86aは、前記第1の伝動部材26aと一体を成すように形成された第1の往復動部材88aを有する。この第1の往復動部材88aは傾斜路状に形成されている。さらに、前記往復動ユニット86aは第2の往復動部材90aを有し、前記第1の伝動部材26aに対する第2の伝動部材72aの第1の相対運動ないしは回転運動が生じると、前記第2の往復動部材86aは第1の往復動部材88aと協働して、前記第1の伝動部材26aに対する第2の伝動部材72aの第2の相対運動ないしは並進運動を生じさせる。第2の往復動部材90aも傾斜路状に形成されており、第2の伝動部材72aと一体を成すように形成されている(図6)。第2の伝動部材72aは、総じて3つの第2の往復動部材90a,92a,94aを有する。第1の伝動部材26aは総じて3つの第1の往復動部材88a,96a,98aを有し、これらの第1の往復動部材88a,96a,98aは、第2の伝動部材72aの3つの第2の往復動部材90a,92a,94aに対応する。また、第1の伝動部材26aおよび第2の伝動部材72aに設ける往復動部材88a,90a,92a,94a,96a,98aの数を3つより増減することも可能である。当業者であれば、要求に応じて、第1の伝動部材26aおよび第2の伝動部材72aに設けられる往復動部材88a,90a,92a,94a,96a,98aの数を、有利であると考えられる数に決定することができる。
各第1の往復動部材88a,96a,98aは、第1の伝動部材26aの円環上に、主軸16aの収容用に第1の伝動部材26aに設けられた中央開口100aを中心とした、30°〜60°の角度領域にそれぞれ沿って、360°均等に分布されて延在する。ここでは、中央開口100aは位置決め穴として形成されている。第1の往復動部材88a,96a,98aは勾配を有し、この勾配は、内側面102a上に位置する開始点から、当該内側面102aに平行な平面内に位置する終了点の方向に延在する。第1の伝動部材26aが取り付けられた状態では、前記終了点が位置する平面は、主軸16aから、取り付けられた工具14aの方向に、内側面102aから離れた位置にくる。
各第2の往復動部材90a,92a,94aは、第2の伝動部材72aの円環上に、主軸16aの収容用に第2の伝動部材72aに設けられた中央開口104aを中心とした、30°〜60°の角度領域にそれぞれ沿って、360°均等に延在する(図6)。伝動ユニット18aの組立後の状態では、第2の往復動部材90a,92a,94aは第1の伝動部材26aの内側面102aの方向を向いている。前記第2の往復動部材90a,92a,94aは、前記第1の往復動部材88a,96a,98aに対応する勾配を有する。ここでは、第1の往復動部材88a,96a,98aの勾配および第2の往復動部材90a,92a,94aの勾配は、主軸16aのねじ部82aないしは締付具12aの雌ねじ部の勾配に等しいかまたは大きくすることができる。工具14aが締付された状態では、前記第2の往復動部材90a,92a,94aは第1の往復動部材88a,96a,98aに当接する。制動時に主軸16aが制動することにより、第2の伝動部材72aが第1の伝動部材26aに対して相対的に回転すると、前記第2の往復動部材90a,92a,94aは前記第1の往復動部材88a,96a,98aに嵌まる。このようにして、前記軸方向80aに沿って、第1の伝動部材26aに対する第2の伝動部材72aの相対的な軸方向往復運動が生じる。この軸方向往復運動により、工具14aおよび締付具12aの方向に締付力が生じ、これにより、締付具12aおよび/または工具14aが主軸16aから脱落するのを防止することができる。
前記脱落防止装置10aは、前記第1の伝動部材26aと前記第2の伝動部材72aとの第1の相対運動、ないしは、前記第1の伝動部材26aに対する前記第2の伝動部材72aの相対的な回転を制限するように設けられた少なくとも1つの当接部材106aを含む(図5)。この当接部材106aは、前記第2の伝動部材72aの方を向く側174aに形成された、前記第1の伝動部材26aの内側面102aに配置されている。その際には第2の伝動部材72aは、伝動ユニット18aが組み立てられた状態では前記当接部材106aを収容するように設けられた少なくとも1つの凹入部108aを有する(図6)。前記脱落防止装置10aは総じて、前記第1の伝動部材26aと一体を成すように形成された当接部材108a,110a,112aを3つ、および、前記第2の伝動部材72aと一体を成すように形成された凹入部108a,114a,116aを3つ有する。また、前記当接部材および前記凹入部108a,114a,116aの設置数を3つより多くするかまたは少なくすることも可能である。当業者であれば要件に応じて、当接部材106a,110a,112aの数および凹入部108a,114a,116aの数を幾つにしたら有利であるかを、決定することができる。
前記3つの当接部材106a,110a,112aは、第1の伝動部材26aの円環形状に沿って360°均等に分布されており、相互に離隔されて配置され、かつ、当該第1の伝動部材26aの3つの第1の往復動部材88a,96a,98aから離隔されて配置されている。さらに、前記3つの当接部材106a,110a,112aは、前記軸方向80aに沿って軸方向に延在している。この軸方向の寸法は、伝動ユニット18aが組み立てられた状態では前記3つの当接部材106a,110a,112aが少なくとも前記第2の伝動部材72aの3つの凹入部108a,114a,116a内に入り込むように選択される。前記3つの凹入部108a,114a,116aは、前記第2の伝動部材72aの円環形状に360°均等に分布され、各凹入部108a,114a,116aはそれぞれ、15°〜30°の角度領域に沿って延在しており、相互に離隔されて配置され、かつ、第2の伝動部材72aの中央開口104aの周囲にある第2の往復動部材90a,92a,94aから離隔されて配置されている。
前記当接部材106a,110a,112aは第1の伝動部材26aと第2の伝動部材72aとの回転を、前記凹入部108a,114a,116aの寸法と当該当接部材106a,110a,112aの寸法とによって決定される角度領域に制限する。これにより、たとえば工具の交換時に締付具12aを所望のように緩めることができる。動作時に前記締付具12aが回転方向に回転すると、前記第2の伝動部材72aは、前記第1の伝動部材26aの当接部材106a,110a,112aが前記第2の伝動部材72aの凹入部108a,114a,116aの縁部領域118a,120a,122aに当接するまで、前記第1の伝動部材26aに対して相対的に回転する。前記当接部材106a,110a,112aが前記凹入部108a,114a,116aに当接することにより、ないしは当接していることにより、前記第2の伝動部材72aは前記第1の伝動部材26aに固定的に結合される。締付具12aを取り外し方向に回すことにより生成されたトルクは、主軸16aの2エッジ形状66aにおいて前記連動輪郭74aによって受け止められ、前記締付具12aを緩めて主軸16aから取り外すことができる。
前記脱落防止装置10aはさらに、前記第1の伝動部材26aと前記第2の伝動部材72aとが第1の相対運動をするときの摩擦を低減するための潤滑材を収容する少なくとも1つの潤滑材収容スペース124aを有する。この潤滑材収容スペース124aは、潤滑材ポケット126aによって形成される。前記第2の伝動部材72aの中央開口104aを中心とする円環に沿って、総じて複数の潤滑材ポケット126aが均等に、相互に離隔されて配置されている(図6)。前記潤滑材ポケット126aは、前記第2の伝動部材72aの、当接面76aと反対側128aに配置されている。さらに、傾斜路状の前記第1の往復動部材88a,96a,98aと、傾斜路状の前記第2の往復動部材90a,92a,94aとにも、同様に潤滑材ポケット(同図では詳細に示されていない)が配置されており、これによって、第1の伝動部材26aに対して相対的に第2の伝動部材72aが回転するときに傾斜路状の第1の往復動部材88a,96a,98aが傾斜路状の第2の往復動部材90a,92a,94aの表面において摺動するときに生じる摩擦抵抗が少なくなるようにされる。
さらに、前記第1の伝動部材26aは軸受部材130aを有し、この軸受部材130aは、第1の伝動部材26aの内側面102aに設けられた円環状の凹入部132aに配置されている。この軸受部材130aは、ここでは滑り軸受として形成されている。また、上記実施形態に代わる択一的な実施形態では、前記軸受部材130aを転がり軸受とすることも可能である。前記円環状の凹入部132a内にも、潤滑材を収容するための複数の潤滑材ポケット(図中には詳細に示されていない)が、相互に均等な間隔を置いて配置されている。
前記伝動ユニット18aはさらに、第1のシール部材134aと第2のシール部材136aとを有し、これらのシール部材は、伝動ユニット18aに外部環境から塵埃が侵入するのを防止し、かつ、内部から潤滑材が流出するのを回避するように設けられている。ここでは、第1のシール部材134aは第1の伝動部材26aの第1の溝138a内に配置されており、第2のシール部材136aは当該第1の伝動部材26aの第2の溝140a内に配置されている(図5)。前記第1の溝138aは前記第1の伝動部材26aの側面142aに設けられている。この側面142aは、前記第1の伝動部材26aの内側面102aに対して実質的に垂直に延在し、かつ、前記内側面102aに対して平行な平面内に延在する、前記第2の伝動部材72aの方を向いた当該第1の伝動部材26aの全周面に延在する。前記第2の溝140aは、中央開口100aを包囲する円筒部146aの、前記側面142aの方を向いた側面144aに設けられている。前記第1のシール部材134aは前記第1の溝138a内に正確な位置決めで押し込まれ、第2のシール部材136aは前記第2の溝140a内に正確な位置決めで押し込まれる。
前記第2の伝動部材72aは、前記第1の伝動部材26aの第1の溝138aに対応する第1のシール部材収容部148aを有する。前記第1のシール部材収容部148aは、前記第2の伝動部材72aの外周面上に設けられており、全外周に沿って延在する。第2の伝動部材72aの外周は、前記当接面76aに対して平行な平面内にある。その際には、前記第1のシール部材収容部148aは軸方向80aに沿って延在しており、この軸方向の長さは、前記軸方向80aに沿った前記第1のシール部材134aの長さより大きい。このことにより、第1の伝動部材26aに対して第2の伝動部材72aが軸方向に相対的に往復運動したときにシール機能が保証される。
前記第2の伝動部材72aはさらに、前記第1の伝動部材26aの第2の溝140aに対応する第2のシール部材収容部150aを有する。前記第2のシール部材収容部150aは前記第2の伝動部材72aの中央開口104aの内側面152aに設けられており、この第2のシール部材収容部150aは、中央開口104aの全周に沿って延在する。前記中央開口104aの周縁は、前記第2の伝動部材72aの当接面76aに平行な平面内にある。前記第2のシール部材収容部150aは軸方向80aに沿って延在しており、この軸方向の長さは、前記軸方向80aに沿った前記第2のシール部材136aの長さより大きい。このことによっても、第1の伝動部材26aに対して第2の伝動部材72aが軸方向に相対的に往復運動したときにシール機能が保証される。第1のシール部材134aと第2のシール部材136aとを用いることにより、前記第1の伝動部材26aと前記第2の伝動部材72aとが相互に結合され、軸方向に固定される。
脱落防止装置10aはさらに、アンバランス補償ユニット20aも有する。このアンバランス補償ユニット20aは、前記伝動ユニット18aが主軸16aに取り付けられた状態において前記アングルグラインダ40aの動作中に前記伝動ユニット18aのアンバランスを軽減するように設けられている。回転軸68aを中心として工具14aおよび/または脱落防止装置10aが回転すると、このアンバランスによって振動が発生する。この振動は、前記アンバランス補償ユニット20aによって低減され、有利には相殺される。このアンバランス補償ユニット20aは、ここでは複数のアンバランス補償部材22a,24aを有し、これらのアンバランス補償部材22a,24aは、前記伝動ユニット18aの第1の伝動部材26aに可動に支承されている(図中では、作図上の都合により、アンバランス補償部材のうち2つのみを示している)。前記アンバランス補償部材22a,24aは、第1の伝動部材26aの周方向34aに延在するU字形の溝36aに可動に支承されている。前記溝36aは、前記第1の伝動部材26aの周方向34aに、360°にわたって延在する。
前記アンバランス補償部材22a,24aは転がり部材28a,30aとして形成されている。前記転がり部材28a,30aは、前記第1の伝動部材26aと一体を成すように形成された移動路32aにおいて案内される。この移動路32aはここでは、第1の伝動部材26aの溝36a内に位置する。さらに、前記移動路32aもまた、溝36a内において周方向34aに360°にわたって延在する。アンバランス補償ユニット20aはさらに、前記溝36aを封止および/または密閉するように設けられた封止部材38aを有する。前記封止部材38aは円環状に形成されている。さらに、前記封止部材38aは取り付けられた状態では、前記第1の伝動部材26aの内側面102aに対して平行な平面内に配置されている。前記第1の伝動部材26aは、前記封止部材を収容するために収容領域154aを有する。この収容領域154aは、伝動ユニット18aが組み立てられた状態では、前記溝36aの、工具14aの方を向いた側156aに位置する。その際には前記収容領域は、前記溝の、2つの相互に対向する階段状の段部158a,160aによって形成されている。前記収容領域を、当業者が有利であると考える別の構成にすることも可能である。
このようにして、封止部材38aによって封止された溝36aは円環状の空洞を成し、この空洞内に、アンバランス補償部材22a,24aが配置されることとなる。この円環状の空洞内部において、前記アンバランス補償部材22a,24aが移動路32aによって周方向34aに案内されて動くことができる。前記アンバランス補償部材22a,24aは静止状態では、周方向34aに200°未満の角度領域に沿って、前記円環状の空洞内において実質的に相互に当接して位置するように構成されている。この円環状の空洞にはさらに、前記アンバランス補償ユニット20aの減衰部材が充填されている。この減衰部材は減衰液とされている。この減衰部材は、前記アンバランス補償部材22a,24aの振動を減衰し、脱落防止装置10aが回転軸68aを中心として回転を開始したときに前記アンバランス補償部材22a,24aの応答が遅延するように設けられている。アングルグラインダ40aの動作開始時に脱落防止装置10aが回転を開始するとき、前記アンバランス補償部材22a,24aは前記円環状の空洞内においてバランス位置をとるまで周方向34aに動く。動作中には、前記アンバランス補償部材22a,24aはたとえば、工具14aの損傷によって生じるアンバランスおよび/または製造に起因するアンバランスを相殺する。その際には、前記アンバランス補償部材22a,24aはバランス位置において、前記アンバランスに抗する力を生成する。このアンバランスに抗する力は、可動のアンバランス補償部材22a,24aによって脱落防止装置10aの質量分布が変化することにより生成される。
図7に、上述の実施例に代わる択一的な第2の実施例を示す。実質的に同一の部品、構成および機能には、基本的に同一の符号を付している。各実施例間で区別するため、各実施例の符号には文字aおよびbを追加している。以下の説明では基本的に、図1〜6に示した第1の実施例との相違点のみを説明しており、同一の部品、構成および機能については、図1〜6の第1の実施例の説明を参照することができる。
図7は、図3の線V‐Vに沿って切断したときの、本発明の別の択一的な脱落防止装置10bを開けた状態の同様の断面の細部を示す斜視図である。脱落防止装置10bはここでは、図1に示されたアングルグラインダ44aの主軸16bに取り付けることができる。脱落防止装置10bは伝動ユニット18bを有し、この伝動ユニット18bは、取り外し可能に主軸16bに結合することができる。前記伝動ユニット18bは、第1の伝動部材26bと、当該第1の伝動部材26bに対して相対運動可能な第2の伝動部材72bとを含む。前記伝動ユニット18bはさらに、往復動ユニット86bとして構成された運動変換ユニット84bを含み、この運動変換ユニット84bは、制動動作中に前記第1の伝動部材26bと前記第2の伝動部材72bとの第1の相対運動の少なくとも一部を第2の相対運動に変えるように設けられている。
前記往復動ユニット86bは、前記第1の伝動部材26bと一体を成すように形成された傾斜路状の第1の往復動部材88bを有する。この往復動ユニット86bは総じて3つの第1の往復動部材88b,96b,98bを有し、これらの第1の往復動部材88b,96b,98bは前記第1の伝動部材26bと一体を成すように形成されている。さらに、前記往復動ユニット86bは少なくとも1つの第2の往復動部材90bを有し、この第2の往復動部材90bは、前記第2の伝動部材72bの、当接面76bと反対側の面128bに設けられている。前記往復動ユニット86bは、総じて3つの第2の往復動部材90b,92b,94bを有する。これらの第2の往復動部材90b,92b,94bは転がり部材162b,164b,166bとして形成されている。これらの転がり部材162b,164b,166bは、前記第2の伝動部材72bの、前記当接面76bと反対側の面128bに設けられた凹入部168b,170b,172b内に配置されている。これらの凹入部168b,170b,172bは前記第2の伝動部材72bに、円環に沿って均等に分布され、相互に離隔されて配置されている。前記第2の伝動部材72bの転がり部材162b,164b,166bは、第1の伝動部材26bの傾斜路状の第1の往復動部材88b,96b,98bに対応している。また、上述の構成に代わる択一的な実施形態では、前記第1の往復動部材88b,96b,98bが前記第2の伝動部材72bと一体を成すように形成され、前記転がり部材162b,164b,166bが前記第1の伝動部材26bに設けられる構成も可能である。
アングルグラインダ40bの制動時に主軸16bが制動することにより第1の伝動部材26bに対して第2の伝動部材72bが相対的に回転すると、前記転がり部材162b,164b,166bは前記傾斜路状の第1の往復動部材88b,96b,98bに沿って転がり落ち、このことによって、第1の伝動部材26bに対して第2の伝動部材72bが相対的に、軸方向80bに往復運動する。
脱落防止装置10bはさらに、アンバランス補償ユニット20bも有する。このアンバランス補償ユニット20bは、前記伝動ユニット18bが主軸16bに取り付けられた状態において前記アングルグラインダ40bの動作中に前記伝動ユニット18bのアンバランスを軽減するように設けられている。回転軸68bを中心として工具14bおよび/または脱落防止装置10bが回転すると、このアンバランスによって振動が発生する。この振動は、前記アンバランス補償ユニット20bによって低減され、有利には相殺される。このアンバランス補償ユニット20bは、ここでは複数のアンバランス補償部材22b,24bを有し、これらのアンバランス補償部材22b,24bは、前記伝動ユニット18bの第1の伝動部材26bに可動に支承されている(図中では、作図上の都合により、アンバランス補償部材のうち2つのみを示している)。転がり部材28b,30bとして形成された前記アンバランス補償部材22b,24bは、第1の伝動部材26bの周方向34bに延在するU字形の溝36bに可動に支承されている。前記溝36bは、前記第1の伝動部材26bの周方向34bに沿って、360°にわたって延在する。このようにして、前記アンバランス補償部材22b,24bはアンバランスを相殺するように前記溝内において転がり、当該溝内において周方向34bに動くことができる。

Claims (10)

  1. 制動動作中に主軸(16a)から締付具(12a)および/または工具が脱落するのを回避するための、とりわけ手持ち式工作機械用脱落防止装置である脱落防止装置であって、
    少なくとも1つの伝動ユニット(18a,18b)を有する脱落防止装置において、
    動作中に前記伝動ユニット(18a,18b)のアンバランスを少なくとも軽減するように設けられたアンバランス補償ユニット(20a,20b)を有する
    ことを特徴とする脱落防止装置。
  2. 前記アンバランス補償ユニット(20a;20b)は、前記伝動ユニット(18a;18b)の伝動部材(26a;26b)に可動に支承された少なくとも1つのアンバランス補償部材(22a,24a;22b,24b)を有する、
    請求項1記載の脱落防止装置。
  3. 前記アンバランス補償部材(22a,24a;22b,24b)は転がり部材(28a,30a;28b,30b)として形成されている、
    請求項2記載の脱落防止装置。
  4. 前記転がり部材(28a,30a;28b,30b)は少なくとも、前記伝動部材(26a;26b)と一体を成すように形成された移動路(32a;32b)内で案内されるように構成されている、
    請求項3記載の脱落防止装置。
  5. 前記アンバランス補償部材(22a,24a;22b,24b)は、前記伝動部材(26a;26b)の周方向(34a;34b)に延在するU字形の溝(36a;36b)内に可動に支承されている、
    請求項1から4までのいずれか1項記載の脱落防止装置。
  6. 前記アンバランス補償ユニット(20a;20b)は、前記溝(36a;36b)を封止するように設けられた封止部材(38a;38b)を有する、
    請求項5記載の脱落防止装置。
  7. 前記封止部材(38a;38b)は円環状に形成されている、
    請求項6記載の脱落防止装置。
  8. 前記アンバランス補償ユニット(20a;20b)は、前記伝動部材(26a;26b)の前記溝(36a;36b)内に配置された少なくとも1つの減衰部材を含む、
    請求項5記載の脱落防止装置。
  9. 前記伝動ユニット(18a,18b)は、取り外し可能に前記主軸(16a)に結合できるように構成されている、
    請求項1から8までのいずれか1項記載の脱落防止装置。
  10. 請求項1から9までのいずれか1項記載の脱落防止装置を備えた、とりわけアングルグラインダである手持ち式工作機械。
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