JP2001300841A - グラインダーの防振装置 - Google Patents

グラインダーの防振装置

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JP2001300841A
JP2001300841A JP2000117895A JP2000117895A JP2001300841A JP 2001300841 A JP2001300841 A JP 2001300841A JP 2000117895 A JP2000117895 A JP 2000117895A JP 2000117895 A JP2000117895 A JP 2000117895A JP 2001300841 A JP2001300841 A JP 2001300841A
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JP
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grinder
grindstone
drive shaft
vibration
receiver
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JP2000117895A
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Akio Motoki
秋雄 元木
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Uryu Seisaku Ltd
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Uryu Seisaku Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グラインダーの回転部分の防振を、作業性を
損なうことなく簡易に実現でき、さらに、既存のグライ
ンダーにも適用できるグラインダーの防振装置を提供す
ること。 【解決手段】 砥石受け7の外周に駆動軸4と同心状の
リング形状の溝11aを備えた環状部材11を嵌挿する
とともに、このリング形状の溝11a内に、溝11a内
を自由に移動する複数個のバランスボール12を配設す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラインダーの防
振装置に関し、特に、グラインダーの回転部分の防振
を、作業性を損なうことなく簡易に実現でき、さらに、
既存のグラインダーにも適用できるグラインダーの防振
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属部材の研磨等の作業に、手持
ち式のグランインダーが汎用されている。この手持ち式
のグランインダーKは、例えば、図3(A)、図4
(A)及び図5(A)に示すように、各種形式のものが
あるが、いずれも基本的な構造として、エアーモータや
電動モータにて駆動され、軸受31によってケーシング
1に支持された出力軸2の先端に、傘歯車5,6を介し
て駆動される駆動軸4を配設し、この駆動軸4に砥石受
け7を駆動軸4と一体的に回転するように取り付け、円
盤状の砥石Gを、砥石受け7と、駆動軸4に螺合する砥
石当て金8との間に挟持し、砥石当て金8を締結するこ
とにより固定するようにしている。なお、このグランイ
ンダーKは、円盤状の砥石Gが磨耗すると、砥石当て金
8を緩めて外し、円盤状の砥石Gを、新しい砥石Gと交
換し、再び砥石当て金8を締結することにより固定する
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の手持
ち式のグラインダーKは、円盤状の砥石Gの製造時の精
度や使用による偏磨耗、さらに、砥石Gの取付状態によ
って、砥石G、砥石受け7及び砥石当て金8を含む回転
部分の重心が、駆動軸4の回転中心と一致しないことが
多く、このため、砥石Gが高速回転すると、振動が発生
するという問題があった。
【0004】この振動の大きさは、回転部分の重心と駆
動軸4の回転中心のずれ量、回転数等により異なるが、
いずれにしても、この振動がグラインダーKのケーシン
グ1に伝搬し、ケーシング1を把持している作業者に伝
わるため、ケーシング1を把持し、振動を抑制しようと
する作業者に大きな負担をかけるだけでなく、振動によ
って砥石Gに大きな衝撃力が加わり、砥石Gが破損する
といった事故を引き起こす危険があった。
【0005】これを防止するために、砥石Gの取付状態
を調整して、回転部分の重心と駆動軸4の回転中心のず
れ量を小さくし、振動を低減することも試みられている
が、円盤状の砥石Gは、使用によって偏磨耗するため、
砥石Gの取付状態の調整を度々行う必要があり、手数を
要するとともに、砥石Gの取付状態の調整によって振動
を低減することができない場合には、新しい砥石Gと交
換しなければならず、費用がかかるという問題があっ
た。
【0006】なお、振動がグラインダーKのケーシング
1を把持している作業者に直接伝わることを防止するた
めに、作業者が防振装置を介してグラインダーKを把持
することも提案されているが、この方法は、グラインダ
ーKを直接把持することができないためグラインダーK
の取扱性が低下するだけでなく、砥石Gを含む回転部分
の振動を低減するものではないため、回転部分の振動に
よって砥石Gに大きな衝撃力が加わり、砥石Gが破損す
るといった事故を引き起こす危険性を解消することがで
きなかった。
【0007】本発明は、従来の手持ち式のグラインダー
の有する問題点に鑑み、グラインダーの回転部分の防振
を、作業性を損なうことなく簡易に実現でき、さらに、
既存のグラインダーにも適用できるグラインダーの防振
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のグラインダーの防振装置は、モータにて駆
動される駆動軸に砥石受けを介して円盤状の砥石を取り
付けるようにしたグラインダーの防振装置において、砥
石受けの外周に駆動軸と同心状のリング形状の溝を備え
た環状部材を嵌挿するとともに、前記リング形状の溝内
に、溝内を自由に移動する複数個のバランスボールを配
設したことを特徴とする。
【0009】このグラインダーの防振装置は、砥石受け
の外周に駆動軸と同心状のリング形状の溝を備えた環状
部材を嵌挿するとともに、このリング形状の溝内に、溝
内を自由に移動する複数個のバランスボールを配設する
ようにしているため、砥石を含む回転部分の重心が駆動
軸の回転中心と一致しない場合でも、回転部分が回転す
ることによって、環状部材に形成したリング形状の溝内
を自由に移動する複数個のバランスボールが、回転部分
の重心が駆動軸の回転中心と一致する位置に自然に移動
して平衡状態を維持するため、グラインダーの回転部分
が振動することを防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のグラインダーの防
振装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0011】図1〜図3は、本発明のグラインダーの防
振装置を適用したグラインダーの一実施例を示す。この
グラインダーKは、ケーシング1内に、エアーモータや
電動モータ等の駆動源を配設するとともに、軸受31に
よってケーシング1に支持された駆動源の出力軸2の先
端に、傘歯車5,6を介して駆動される駆動軸4を、軸
受32,33によってケーシング1に支持して配設し、
この駆動軸4に砥石受け7を駆動軸4と一体的に回転す
るように取り付け、円盤状の砥石Gを、砥石受け7と、
駆動軸4に螺合する砥石当て金8との間に挟持し、砥石
当て金8を締結することにより固定する、従来汎用され
ているグラインダーと同様の基本的構造を有している。
なお、軸受33には、フィルター部材9を配設し、ケー
シング1内を大気と導通するように構成している。
【0012】グラインダーKのケーシング1の後端部に
は、作業者が把持するハンドル部Hを延設し、ハンドル
部Hには駆動操作用レバーLを配設するようにする。
【0013】この場合において、砥石受け7は、駆動軸
4の外周面に形成した六角断面形状、スプライン形状等
の異形断面形状の嵌合部41と嵌合することにより、駆
動軸4と一体的に回転するように取り付けられる。
【0014】また、この砥石受け7との間で、円盤状の
砥石Gを挟持する、駆動軸4に螺合する砥石当て金8の
形状及び螺合方式は、本実施例に示す、駆動軸4の先端
に小径の雄ねじ部42を形成し、この雄ねじ部42に砥
石当て金8を直接螺合して固定する形式のほか、図4や
図5に示す変形実施例のように、駆動軸4の先端に雌ね
じ部43を形成し、この雌ねじ部43にボルトBを螺合
して砥石当て金8を固定する形式のもの等、任意の形状
及び螺合方式のものを採用することができる。
【0015】ところで、このグラインダーKにおいて
は、グラインダーKに取り付けられる円盤状の砥石Gの
製造時の精度や使用による偏磨耗、さらに、砥石Gの取
付状態によって、砥石G、砥石受け7及び砥石当て金8
を含む回転部分の重心が、駆動軸4の回転中心と一致し
ないために、グラインダーKの回転部分に発生する振動
を防止するために、防振装置10を配設するようにして
いる。
【0016】この防振装置10は、砥石受け7の外周に
駆動軸4と同心状のリング形状の溝11aを備えた環状
部材11を嵌挿するとともに、このリング形状の溝11
a内に、溝11a内を自由に移動する複数個、具体的に
は、数個〜十数個のバランスボール12を配設して構成
されている。なお、リング形状の溝11a内に配設した
バランスボール12が、溝11aから飛び出ないよう
に、溝11aの開口を蓋11bにて閉鎖するようにす
る。
【0017】この場合、環状部材11は、製作上等の理
由から、円筒状に形成した砥石受け7の外周に強嵌合す
ることにより、砥石受け7と一体的に回転するように取
り付けることが望ましいが、このほか、砥石受け7の外
周を六角断面形状、スプライン形状等の異形断面形状に
形成し、環状部材11を嵌合することにより、砥石受け
7と一体的に回転するように取り付けたり、砥石受け7
に遊嵌することにより、砥石受け7と相対的に回転する
ように取り付けることもでき、本発明は、これらの態様
を排除するものではない。
【0018】また、バランスボール12は、環状部材1
1に形成したリング形状の溝11a内を円滑に移動でき
る径に形成するとともに、全体として、グラインダーK
の回転部分の重心が駆動軸4の回転中心と一致する平衡
状態を維持できる重量を有するように構成する。
【0019】そして、この防振装置10は、砥石Gを含
む回転部分の重心が駆動軸4の回転中心と一致しない場
合でも、回転部分が回転することによって、環状部材1
1に形成したリング形状の溝11a内を自由に移動する
複数個のバランスボール12が、回転部分の重心が駆動
軸4の回転中心と一致する位置に自然に移動して平衡状
態を維持するため、グラインダーKの回転部分が振動す
ることを防止することができる。
【0020】また、防振装置10は、図1〜図3に示す
実施例のほか、図4や図5に示す変形実施例の場合で
も、砥石受け7の外周に環状部材11を嵌挿するように
して取り付けることができるため、砥石受け7の外周の
形状を加工することにより修正したり、砥石受け7を交
換するだけで、既存のグラインダーにも、大きな改造を
することなく容易に適用することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明のグラインダーの防振装置によれ
ば、砥石受けの外周に駆動軸と同心状のリング形状の溝
を備えた環状部材を嵌挿するとともに、このリング形状
の溝内に、溝内を自由に移動する複数個のバランスボー
ルを配設するようにしているため、砥石を含む回転部分
の重心が駆動軸の回転中心と一致しない場合でも、回転
部分が回転することによって、環状部材に形成したリン
グ形状の溝内を自由に移動する複数個のバランスボール
が、回転部分の重心が駆動軸の回転中心と一致する位置
に自然に移動して平衡状態を維持するため、グラインダ
ーの回転部分が振動することを防止することができる。
そして、このグラインダーの防振装置は、構造が簡単
で、かつ、グラインダーの重量を大きく増加させること
がないため、作業性を損なうことなくグラインダーの回
転部分の防振を簡易に実現することができ、これによ
り、回転部分の振動によって砥石に大きな衝撃力が加わ
り、砥石が破損するといった事故を引き起こす危険性を
解消することができ、さらに、既存のグラインダーに
も、大きな改造をすることなく容易に適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグラインダーの防振装置の一実施例を
示す要部の断面図である。
【図2】同防振装置を取り付けたグラインダーの全形を
示す一部を破断した正面図である。
【図3】グラインダーの一例を示し、(A)は本発明の
グラインダーの防振装置を取り付ける前の状態を、
(B)は取り付けた状態を示す説明図である。
【図4】異なる方式のグラインダーの一例を示し、
(A)は本発明のグラインダーの防振装置を取り付ける
前の状態を、(B)は取り付けた状態を示す説明図であ
る。
【図5】異なる方式のグラインダーの一例を示し、
(A)は本発明のグラインダーの防振装置を取り付ける
前の状態を、(B)は取り付けた状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
K グラインダー 1 ケーシング 2 出力軸 31,32,33 軸受 4 駆動軸 41 嵌合部 42 雄ねじ部 43 雌ねじ部 5,6 傘歯車 7 砥石受け 8 砥石当て金 9 フィルター部材 10 防振装置 11 環状部材 11a リング形状の溝 11b 蓋 12 バランスボール G 砥石 B ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにて駆動される駆動軸に砥石受け
    を介して円盤状の砥石を取り付けるようにしたグライン
    ダーの防振装置において、砥石受けの外周に駆動軸と同
    心状のリング形状の溝を備えた環状部材を嵌挿するとと
    もに、前記リング形状の溝内に、溝内を自由に移動する
    複数個のバランスボールを配設したことを特徴とするグ
    ラインダーの防振装置。
JP2000117895A 2000-04-19 2000-04-19 グラインダーの防振装置 Pending JP2001300841A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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