JP2013540224A - 熱機械に関する改良 - Google Patents

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Abstract

外部熱源及び外部ヒートシンクを有する熱機械であって、高温の一対のシリンダー及びディスプレーサの組合せ(15)及び低温の一対のシリンダー及びディスプレーサの組合せ(16)を有するスターリング機関として構成することができ、有利には、二対の高温の前記組合せ(15)及び二対の低温の前記組合せ(16)が備えられ、互いに直角に配置されている、熱機械。高温及び低温のディスプレーサと結合する機構(20)が、ケーシング(21)内に収容され、そして、ディスプレーサの運動を真の正弦曲線になるように制御する。機構(20)から離れた作動流体空間内の圧力及びケーシング(21)内の圧力が監視されて比較され、その後、ケーシング内の圧力が作動流体空間内の作動流体の最低圧力よりもわずかに下になるように制御される。高温の複数のディスプレーサ及び低温の複数のディスプレーサにそれぞれ結合している2つの機構(20)の相対位相が調節可能である(28、29、30、31、及び図4)。
【選択図】図4

Description

本発明は、外部熱源及び外部ヒートシンクと共に動作するように配置された熱機械に関し、そして、そのような熱機械を運転する方法に関する。限定的ではないが、特に、本発明は(下記で定義される)スターリング機関に関し、しかしながら、本発明の様々な特徴は、その他の往復ディスプレーサ機械への用途をも見出すことができる。
以下、本発明は、主としてスターリングサイクルに近似するサイクルで動作する熱機関に関して記載し、そして、そのような機関を「スターリング機関」と呼ぶが、本発明はそのような機関に限定されるものではないと理解される。さらに、スターリング機関と記載した時、実際のスターリング機関は正確にスターリングサイクルで動作できるものではないと理解される。
スターリング機関は外部熱源からの熱に由来する熱機関である。しばしば、スターリング機関は外燃機関の形式で実施されるが、他の処理からの廃熱、又は同位体、太陽等からの熱のように、他の熱源を使用することもできる。スターリング機関は、作動流体の周期的な圧縮と拡張により、熱エネルギーの機械的作用への正味の変換が行われるような方法で動作する。熱源(通常は燃焼プロセス)から高温のディスプレーサ及びシリンダーの組合せ内の作動流体への熱の移動は、作動流体から低温のディスプレーサ及びシリンダーの組合せ内のヒートシンクへの熱の移動と同様に、ディスプレーサ及びシリンダーの組合せの壁を通じて起こる。
普通は、ディスプレーサは、シリンダー内に形成された穴内で作用する慣習的な円形ピストンの形式で実施されるが、ディスプレーサは、ダイアフラムのような他の形式で実施することもできる。便宜上、この明細書を通して、シリンダー内を摺動するピストンの形式のディスプレーサを有する機関について記載しているが、用語「ピストン」は広く解釈されるべきであり、他の種類のディスプレーサをも含むものであると理解される。機関は、ディスプレーサの往復運動を引き起こす機構を含み、そして、普通は、前記機構は回転出力軸を有し、それにより、機関から機械的エネルギーを引き出すことができる。
スターリング機関において、作動流体は通常、より低温のピストン及びシリンダーの組合せ内で圧縮され、より高温のピストン及びシリンダーの組合せ内で拡張される気体であり、圧縮及び拡張はシリンダー内のピストンの運動により行われる。ピストンは、ピストンの必要な往復運動を達成する為に、関連するクランク軸に連結され、そして、しばしば慣習的なクランク軸が採用されるが、これらは不利になることがある。クランク軸は、所定の作動流体の変位の為に、比較的大きな体積内に収容される必要があるから、クランクケースが加圧された時に構造上の問題の原因となる。また、クランク軸を有するピストン運動は理想的とは言えず、ピストンの真の正弦曲線運動を引き起こすことができる偏心機構等の、要素を接続し、回転及び往復させる為の他の種類の機構により、性能向上を達成することができる。そのような機構は本発明の特定の実施形態において採用されている。
高温及び低温のピストン及びシリンダーの組合せの間を移動する作動流体の為の再生器を採用することにより、スターリング機関の効率を改善することができることは周知である。再生器は、各々のピストン及びシリンダーの組合せの高温室及び低温室の間の作動流体の経路において、機関の内部に配置された一時的な熱貯蔵である。再生器は、最大及び最低サイクル温度の間の温度で、システム全体の熱を内部に保持し、そうしないと、熱は周囲環境に失われてしまう。この方法により、熱効率は、これらのサイクルの最大及び最低温度により定義される限界値に近づくことができる。
再生器が熱効率を増加させるので、低温及び高温のピストン及びシリンダーの組合せに結合する所定の組の熱交換器の為の機関からのより高い機械的出力が可能になる。反対に、スターリング機関内に再生器を組み込むことに関連する損失も存在し、これらの損失は重大になりえる。再生器はピストン及びシリンダーの組合せの死容積を増加し、そして、再生器を通過する作動流体の為のポンプ損失も存在する。注意して設計された場合、再生器はそれでも、全体として、システムの全体効率を増加することができる。
スターリング機関は大体200年前から知られているが、そのような機関の非常に限定的な商業的利用しか存在しておらず、そして、それらはしばしば珍しいものとみなされている。スターリング機関に関連する問題には、高度に加圧された作動流体を採用しない限り起こる出力密度の欠如と、特にクランク空間が加圧されていない時に、滑りシールが使用されると、そして作動流体の圧力が高くなるにつれてより重要になる密閉問題と、構造重量と、加圧された場合のクランク空間内の体積変化と、構造によるそしてクランクケース流体による高温のピストン及びシリンダーの組合せから低温のピストン及びシリンダーの組合せへの熱短絡と、制御性の欠如、特に出力需要の変化への迅速な応答の欠如と、幅広い範囲の回転速度において機関が動作できないことと、自己作動能力及び可逆性の欠如と、が含まれる。さらに、スターリング機関は同程度の内燃機関に比べてより多くの熱を周囲環境に廃棄する必要があり、そして、このことがより高い資本費用、重量及び工学的複雑性の原因となる。
スターリング機関の研究により、従来の設計は特に3つの問題に苦しんでいることが明らかになった。これらの問題の内最も重要な問題は、特に作用空間(シリンダー内のクランク機構から離れたピストン側の空間)からクランク空間内への、機関のシールを通過した作動流体の漏れである。漏れを減少させる為にクランク空間を加圧することが知られているが、その結果、ピストンの往復運動により引き起こされるクランク空間内のポンプ損失が起こる。スターリング機関の漏れ問題は、内燃機関の漏れ問題とは区別されるものである。なぜなら、内燃機関のそれぞれの作業サイクルにおいては、出力サイクル毎に新たな作動流体を充填することの導入により、機関内の状態が効果的にリセットされ、そして、サイクル内のどんな漏れの結果もそのサイクルだけに限定される。漏れの結果が次のサイクルには持ち越されないので、次の作用サイクルの作動条件に悪影響を与えない。一方、作動流体の固定された充填が行われる外部熱機関においては、作動流体の漏れのような通常動作のどんな有害な影響も通常動作内で補填されることは無いので、悪影響が蓄積される。このことが、機関の性能の急速な低下の原因となる。機関の可使時間にわたる進行性の磨耗が漏れに関連する問題を著しく悪化させる。
本発明は、既存の外燃熱機関の上記周知の問題を考慮した上での、周知の形式のスターリング機関の研究及び開発に起因するものである。出発点として、本出願人による以前の出願であるWO96/23991号公報(EP0807219Bとして特許取得)に記載された機構が、スターリング機関として動作可能なように、開発され、その過程で、本発明の概念及び特定の実施形態に関する以下の記載から明らかになるであろう、機構の更なる特徴及び改善が実現された。
本発明の1つの側面によると、外部熱源及び外部ヒートシンクと共に動作する熱機械であって、前記熱機械が、
−共通の第1の取付具に備えられ、第1の複数のシリンダー内に形成された対向する第1の複数の穴に作用する第1の一対のディスプレーサと、
−第1の一対のディスプレーサの間の体積を取り囲む第1のケーシングと、
−共通の第2の取付具に備えられ、第2の複数のシリンダー内に形成された対向する第2の複数の穴に作用する第2の一対のディスプレーサと、
−第2の一対のディスプレーサの間の体積を取り囲む第2のケーシングと、
−第1及び第2の取付具を相互接続する機構であって、第1及び第2の対のディスプレーサの間の位相角を維持するように配置された機構と、
−複数のディスプレーサの取付具から離れた側の複数のシリンダー内の空間により規定される作動流体室と、を有し、
前記複数のケーシング内及び前記複数の作動流体室内の圧力を監視して比較する為の手段が備えられ、そして、前記比較の結果によって、ケーシング及び作動流体の圧力の1つ又は両方を調節する為の手段が備えられることを特徴とする熱機械を提供する。
本発明の第2の、しかし密接な関係にある側面によると、外部熱源及び外部ヒートシンクを有する熱機械を運転する方法であって、前記熱機械が、
−共通の第1の取付具に備えられ、第1の複数のシリンダー内に形成された対向する第1の複数の穴に作用する第1の一対のディスプレーサと、
−第1の一対のディスプレーサの間の体積を取り囲む第1のケーシングと、
−共通の第2の取付具に備えられ、第2の複数のシリンダー内に形成された対向する第2の複数の穴に作用する第2の一対のディスプレーサと、
−第2の一対のディスプレーサの間の体積を取り囲む第2のケーシングと、
−第1及び第2の取付具を相互接続する機構であって、第1及び第2の対のディスプレーサの間の位相角を維持するように配置された機構と、
−複数のディスプレーサの取付具から離れた側の複数のシリンダー内の空間により規定される作動流体室と、を有し、
前記方法において、外部熱源からの熱が、第1の一対のディスプレーサと隣接する作動流体室内の作動流体に供給され、第2の一対のディスプレーサと隣接する作動流体室内の作動流体からの熱は、外部ヒートシンクに放出され、前記複数のケーシング内及び前記複数の作動流体室内の圧力が監視されて比較され、そして、前記比較の結果によって、複数のケーシング及び複数の作動流体室の1つ又は両方の中の流体の圧力が調節されることを特徴とする方法を提供する。
上述のように、熱機関内のディスプレーサを通過した作動流体の漏れは効率の著しい低下の原因となる。1つには、漏れによる加熱流体の損失の結果による熱の損失があり、そして失われた流体を補給する必要がある。このことは機関の動作圧力で行われなければならず、したがって、機械の室内に流体を駆動する為の作業の費用が必要となる。
相互接続機構の為の実質的に閉鎖された加圧ケーシングを有すること、そして、ディスプレーサのケーシングから離れた側の作動流体室内で感知された圧力に関連して(好ましくは感知された圧力よりわずかに低くなるように)該ケーシング内の圧力を制御することにより、ディスプレーサを通過した後の漏れが著しく減少する。好ましくは、ケーシング内の圧力は作動流体室内の圧力以下の値、好ましくはわずかに低い値に維持されるが、実際には作動流体室内の圧力は周期的に変化するので、ケーシングの圧力が作動流体内の圧力を正確に追跡することは不可能であるかもしれない。したがって、ケーシングの圧力は作動流体内の最低圧力よりもわずかに低くなるように維持されるべきである。
ケーシングの圧力を作動流体の最低圧力より低く維持することにより、漏れは作用空間からケーシング内へのみ発生するので、ケーシング空間から作用空間への油の移動を軽減する。ケーシングの圧力を作動流体の最低圧力より低く維持することにより、作動流体の漏れを最小限に抑えることができる。本発明においては、ケーシング内の温度上昇の結果として、そしてまた、ディスプレーサ・シールを通過した後の漏れによりケーシングの圧力が上昇した場合、ケーシングの圧力を必要な値に維持する為に流体がケーシングの外に移動される。また、ディスプレーサを通過した後の漏れにより作動流体の圧力が低下した場合、作動流体空間内に流体を移動することができる。これらの流体移動の要因は、機械の動作時の最低作用空間過渡圧力である。
ディスプレーサのそれぞれの側への相対圧力は作用空間内の絶対圧力に比べると低くなることができるので、ケーシング空間から作用空間へ作動流体を移動する為には少しポンプで送り込むことしか必要ではない。低圧及び高圧の作動流体の為の相対的に小さな貯蔵タンクを備えることができる。好ましくは、流体が作用空間に戻る前に、ケーシングから回収される流体から油を除去する為にフィルターが配置される。
監視及び圧力調節は、自動弁装置を有することにより、完全に機械的に達成することができる。この方法により、作動流体の圧力及びケーシングの圧力の安定制御を達成することができる。代替案においては、このことは、コンピュータ制御システム等を使用することにより、電子的に又は電気機械的に達成することができる。
慣習的には、ピストンは、ピストンの頭部の周囲に形成された溝内に取り付けられたリングにより、シリンダー壁に密閉される。本発明のディスプレーサが慣習的なピストンの形をとるので、そして、ケーシングの圧力が作動流体の最低圧力よりもわずかに低く維持されるので、そのようなリング・シールはケーシング内への作動流体の漏れを最小限に抑えるのに十分であるかもしれない。ディスプレーサ及びシリンダーの間に周知の形状の環状回転シールを使用することが提案されており、そして、極めて柔軟な環状ダイアフラムが、ディスプレーサに密閉する内周と、シリンダー壁に密閉する外周と、を有する。作用条件の理由により、そして特に、スターリング機関内に広がる温度及び圧力の理由により、そのような回転シールは完全に実用的でなく、非常に早く機能しなくなることが発見されている。
ケーシング内の必要な圧力の維持を容易にする為には、ケーシングの体積を可能な限り減少することが有利である。それぞれのディスプレーサ(ピストン)を出力軸に相互接続している機構が慣習的なクランク軸及び接続ロッドの形であった場合、その機構を収容する為にケーシング内に比較的大きな体積が必要になる。さらに、前記機構によりディスプレーサが移動するので、ケーシング内の体積が変化する。
上記の問題は、ディスプレーサの取付具に接続される偏心部材を採用する、WO96/23991号公報に記載の形式の機構を提供することにより対処することができる。この機構は、ディスプレーサに真の正弦曲線運動を引き起こすという利点を有し、さらに、この機構は、非常に小さな内部体積を有するケーシング内に収容することができる。これらの手段が共に、ケーシング内の圧力を必要な値に維持することを容易にする。
有利なことに、第1及び第2のケーシング内の圧力を実質的に同じに維持する為の手段が備えられ、このことは、これらのケーシングの間に伸びている管又は導管を有することにより達成することができる。代替案においては、第1及び第2のケーシングを単一のケーシングに統合することもできる。
本発明の熱機械の好ましい形態は、共通の第3の取付具に備えられ、第3の複数のシリンダー内に形成された対向する第3の複数の穴に作用する第3の一対のディスプレーサと、第3の一対のディスプレーサの間の体積を取り囲む第3のケーシングと、共通の第4の取付具に備えられ、第4の複数のシリンダー内に形成された対向する第4の複数の穴に作用する第4の一対のディスプレーサと、第4の一対のディスプレーサの間の体積を取り囲む第4のケーシングと、第3及び第4の取付具を相互接続する機構であって、第3及び第4の対のディスプレーサの間の位相角を維持するように配置された機構と、第3及び第4の対のディスプレーサと結合する機構であって、第1及び第2の対のディスプレーサに対して位相角を維持するように構成された機構と、を有する。
機械のこの好ましい形態により、第1及び第3の対のディスプレーサは共通のケーシング(即ち、第1及び第3のケーシングが共通である)内に配置された直接的に連結された相互接続機構を有することができ、第2及び第4の対のディスプレーサは共通のケーシング(即ち、第2及び第4のケーシングが共通である)内に配置された直接的に連結された相互接続機構を有することができる。この好ましい装置がスターリング機関として配置された場合、第1及び第3のディスプレーサ及びシリンダーの組合せが高温の組合せの役目を果たし、第2及び第4のディスプレーサ及びシリンダーの組合せが低温の組合せの役目を果たすことができる。
第1及び第3のケーシングが単一の共通ケーシングに統合され、第2及び第4のケーシングが更なる単一の共通ケーシングに統合された場合、2つの共通ケーシング内の圧力を実質的に同じに維持する為の手段を備えることができ、そして、このことはこれらのケーシングの間に伸びている管又は導管を有することにより達成することができる。代替案においては、第1、第2、第3及び第4のケーシングを全て単一の共通ケーシングに統合することもできる。
それぞれの組合せにおいてディスプレーサの真の正弦曲線運動を引き起こす機構を採用することにより、それぞれのケーシング内の体積は機械の動作に伴って変化せず、そして、それぞれのケーシング内の平均圧力を必要な値、機械の作用空間内の最低圧力よりわずかに低い値に維持することができる。
本発明の熱機械の上記の好ましい形態は、それぞれ第1及び第3の対のディスプレーサの為の、そして第2及び第4の対のディスプレーサの為の、直接的に連結された第1及び第2の相互連結機構を有する。第1及び第2の機構は、有利なことに、機械がスターリング機関として動作することを可能にする為に、同期動作の為に連結される。そのような機関の性能は、第1及び第2の機構の相対位相を調節することにより、第1及び第3の対のディスプレーサの間の位相角を第2及び第4の対のディスプレーサに対して調節する手段を備えることにより向上させることができる。また、位相調節を備えたスターリング機関は、第1及び第2の機構の相対位相の適切な調節により、機関の起動特性を向上することを可能にする。
上述のことから、最も好ましい形態においては、本発明は高温及び低温の対のディスプレーサを有するスターリング機関であって、
・ディスプレーサの運動を制御する機構であって、ディスプレーサの基本的に正弦曲線の運動を引き起こし、それにより、機構の為のケーシング内の体積を一定に維持する機構と、
・それぞれ高温の対のディスプレーサ及び低温の対のディスプレーサの為の2つの機構の位相を調節することにより、高温及び低温の対のディスプレーサの相対位相を調節する手段と、そして、
・複数のディスプレーサの機構から離れた側の作動流体の圧力及び機構の為のケーシング内の圧力の為の監視及び制御手段と、
を有する機関に関することが理解される。
作動流体の圧力を変化させることにより、スターリング機関の出力を制御することが知られている。一般的に、作動流体の圧力が高くなるにつれて達成可能な出力も高くなるが、当然ながら、機関のハウジング、クランク・ケーシング、及びシール等の強度のような他の機械的な要因により、最高圧力は限定される。上記の本発明のスターリング機関の出力は、作動流体内の絶対圧力を変化させることによっても制御することができるが、この場合、ケーシング内の圧力も本発明で規定される対応する方法で変化させるべきである。
上記手段の全てを採用することにより、自動作動可能であり、ディスプレーサのシールの通過後は作動流体の漏れを最小限に抑え、有用な出力作用を実現する為に効果的に運転される、スターリング機関の実用的な実施形態を作成することが可能になる。したがって、本発明は、ディスプレーサの両側の作動流体内の圧力が監視及び制御され、そして、高温及び低温の対のディスプレーサの相対位相が機関の性能及び回転運動の向きを最適化する為に調節される、そのようなスターリング機関を運転する方法にも関する。
図1Cの切断線A−Aによる、4つの高温のピストン及びシリンダーの組合せと、4つの低温のピストン及びシリンダーの組合せと、を有するスターリング機関の第1の実施形態の概略断面図である。 図1Cの切断線B−Bによる、4つの高温のピストン及びシリンダーの組合せと、4つの低温のピストン及びシリンダーの組合せと、を有するスターリング機関の第1の実施形態の概略断面図である。 4つの高温のピストン及びシリンダーの組合せと、4つの低温のピストン及びシリンダーの組合せと、を有するスターリング機関の第1の実施形態の概略断面図である。 図1に図示される装置と比較して、高温及び低温のピストン及びシリンダーの組合せの位相を変化させる為の代替機構を示す概略図である 図2Aの機構で使用される調節スラグの側面図である。 図2Aの機構で使用される調節スラグの端面図である。 図2Aの機構の軸の端部を通る断面図である。 図2Aの機構の軸の端部の端面図である。 図2の位相制御装置により改良されている、図1の機関内の流体圧力の電子制御装置を示す概略図である。 図2の位相制御装置により改良されている、図1の機関内の流体圧力の機械的制御装置を示す概略図である。 図1と比較して、代替偏心機構を有する代替ピストン及びシリンダーの組合せの横断面図である。 図1と比較して、代替偏心機構を有する代替ピストン及びシリンダーの組合せの軸方向断面図である。 図5A及び5Bの機関の偏心機構に使用されているピストン・ドライバーの三面投影図である。 図5A及び5Bの機関の偏心機構に使用されているピストン・ドライバーの三面投影図である。 図5A及び5Bの機関の偏心機構に使用されているピストン・ドライバーの三面投影図である。 図5A及び図5Bの機関に使用されている偏心部材の軸方向図である。 図5A及び図5Bの機関に使用されている偏心部材の端面図である。 図5A及び図5Bの機関に使用されている出力軸の軸方向図である。 図5A及び図5Bの機関に使用されている出力軸の端面図である。 図1と相違し、結合された出力軸を有していない、偏心機構を使用する代替ピストン及びシリンダーの組合せの横断面図である。 図1と相違し、結合された出力軸を有していない、偏心機構を使用する代替ピストン及びシリンダーの組合せの軸方向断面図である。 図6A及び図6Bの機関に使用されている偏心部材の軸方向図である。 図6A及び図6Bの機関に使用されている偏心部材の端面図である。 出力軸及び偏心機構の両方が外側に歯が付いた歯車を備えている、2組のピストン及びシリンダーの組合せを有するもう1つの装置の概略断面図である。 出力軸及び偏心機構の両方が外側に歯が付いた歯車を備えている、2組のピストン及びシリンダーの組合せを有するもう1つの装置の概略断面図である。 図7A及び図7Bの装置の偏心部材の側面図である。 図7A及び図7Bの装置の偏心部材の端面図である。 図7A及び図7Bの装置の出力軸の側面図である。 図7A及び図7Bの装置の出力軸の端面図である。 図7A及び図7Bの装置に使用されている滑り線形要素の三面図である。 図7A及び図7Bの装置に使用されている滑り線形要素の三面図である。 図7A及び図7Bの装置に使用されている滑り線形要素の三面図である。 クランクケース及び偏心部材に固定された内側歯車を有する、図7A及び図7Bの装置の改良形態を示す図である。 クランクケース及び偏心部材に固定された内側歯車を有する、図7A及び図7Bの装置の改良形態を示す図である。 これらの固定歯車とかみ合って2:1の比率を与え、そして出力軸とかみ合う外歯車を示す図である。 これらの固定歯車とかみ合って2:1の比率を与え、そして出力軸とかみ合う外歯車を示す図である。 機構のバランスを保つカウンターウェイトを示す図である。 機構のバランスを保つカウンターウェイトを示す図である。 歯車の相互接続を示す部分断面図である。 歯車の相互接続の更なる詳細を示す図である。 機構のバランスを改善する為にカウンターウェイトを備えている、WO96/23991号公報の機構の改良形態を示す図である。 機構のバランスを改善する為にカウンターウェイトを備えている、WO96/23991号公報の機構の改良形態を示す図である。 図9A及び図9Bの機構の詳細を示す端面図である。 図9A及び図9Bの機構の詳細を示す断面図である。 図9A及び図9Bの機構の詳細を示す端面図である。 図9A及び図9Bの機構の詳細を示す断面図である。 出力軸及び偏心部材上にかみ合う外歯車を備えている、図9Aから図9Fの機構の改良形態を示す図である。 出力軸及び偏心部材上にかみ合う外歯車を備えている、図9Aから図9Fの機構の改良形態を示す図である。 出力軸及び偏心部材上にかみ合う外歯車を備えている、図9Aから図9Fの機構の改良形態を示す図である。 出力軸及び偏心部材上にかみ合う外歯車を備えている、図9Aから図9Fの機構の改良形態を示す図である。 出力軸及び偏心部材上にかみ合う外歯車を備えている、図9Aから図9Fの機構の改良形態を示す図である。 ディスプレーサの真の正弦曲線運動を引き起こす、対のディスプレーサを出力軸と接続する為の代替機構の概略図である。 ディスプレーサの真の正弦曲線運動を引き起こす、対のディスプレーサを出力軸と接続する為の代替機構の概略図である。
単なる実施例として、本発明の様々な側面により構成されており配置されているスターリング機関、往復ピストン機構及び他の機関及びポンプの特定の実施形態を、添付の図面を参照にして、以下に詳細に記載する。
以下に記載される熱機械は、上述のWO96/23991号公報に記載の機構の発展である機構を含むものである。これらの機械のいくつかはスターリング機関として動作することを意図とし、他の機械は流体を移動する為に機械的エネルギー入力を必要とするポンプとして動作することができ、そして、その他の機械は発電機として動作することができる。以下に記載の機械に組み込まれている偏心機構の基本的な動作原理は、WO96/23991号公報に記載されている通りであっても改良形態であっても、WO96/23991号公報を参照すべきである。
まず図1A、図1B及び図1Cを参照すると、一組の4つの高温のピストン及びシリンダーの組合せ15と、一組の4つの低温のピストン及びシリンダーの組合せ16と、を有するスターリング機関が示されており、それぞれの組のピストン及びシリンダーの組合せは90度の円弧の角度間隔で配置されている。それぞれの組において、対向する一対のピストン18の間に伸びている硬質の接続要素17を有する2つの対向するピストン及びシリンダーの組合せが備えられ、それぞれの接続要素が中央円形開口19を有する。(WO96/23991号公報により詳しい詳細が記載されている)偏心機構20は、ピストン及びシリンダーの組合せのシリンダーを保持するケーシング21内に回転可能に配置され、そして、接続要素17の開口19に受け入れられている各々の偏心部材22を有する。それぞれの機構20の偏心部材22は、図1Aから分かるように、又は代替偏心機構を示す図5(特に図5F及ぶ図5G)から分かるように、180度位相をずらして配置されている。
図1Aに示されているように、偏心機構20の回転運動は、他の一対のピストンに対して90度の位相角で動作する一対のピストン18を有し、したがって、一対のピストンがそれぞれ下死点及び上死点に配置されている時(図1Aのピストン18C及び18D)、他の一対のピストンがストロークの中間に配置される(ピストン18A及び18B)。
それぞれの機構20の偏心部材22は、偏心部材22の外表面に対して偏心する内側に歯が付いた穴23を備え付けられ、そして、偏心部材は接続要素の円形開口19内に受け入れられる。出力軸24は、ケーシング21内にはまり合い、そして、偏心部材の内側に歯が付いた穴23とかみ合う外側に歯が付いた歯車25を有する。出力軸24の周りの偏心部材の回転運動は出力軸の回転を引き起こし、機械から出力を引き出すことを可能にする。
上述のように、図1の機構はスターリング機関、即ちスターリング・サイクルに近似するサイクルで動作する機関として構成される。一組の高温のピストン及びシリンダーの組合せ15は、(図示されていない)熱交換器内に配置され、使用時に熱交換器に供給された熱がこれらのピストン及びシリンダーの組合せ15に移動する。同様に、一組の低温のピストン及びシリンダーの組合せ16は、(図示されていない)他の熱交換器内に配置され、これらのピストン及びシリンダーの組合せ16から熱が引き出される。作動流体の為の移動管27は、高温及び低温の組の位置合せされたピストン及びシリンダーの組合せをそれぞれ相互接続するので、図1Bから良く分かるように、4つのそのような移動管27が備えられる。それぞれの移動管内に、(図示されていないが、当業者には周知の方法の)再生器が備えられ、上述のように、再生器は実質的に、機関の動作中に作動流体が通過する一時的な熱貯蔵である。
高温及び低温のピストン及びシリンダーの組合せの間を流体が移動するスターリング機関の一般的な動作は、機械的な装置は上述されていないが、スターリング機関の技術分野においては周知であるから、ここで詳細には記載しない。
いわゆるアルファ・スターリング機関においては、相互接続された高温及び低温シリンダーのピストンは通常90度位相がずれている一対を構成するが、位相角のずれの調節を可能にする機構を備えることは周知である。図1の装置においては、(高温及び低温のピストン及びシリンダーの組合せの)2つの出力軸24が同軸に位置合せされ、それらの直面する端部がかさ歯車28を備え、そして、かさ歯車28にかみ合う更なるかさ歯車30を備えた駆動軸29が備えられる。駆動軸29は、2つの出力軸24の軸の周りの回転運動の為に取り付けられた運搬装置31上に取り付けられる。ケーシング21に対する運搬装置31の位置の角度調節が、2つの出力軸24の位相を調節し、同様に、高温及び低温のピストン及びシリンダーの組合せのそれぞれと結合する偏心機構20の相対位相も調節する。
図2Aには、高温及び低温のピストン及びシリンダーの組合せの位相角のずれを変更する為の代替機構が示されており、図2Bから図2Eには、その代替機構の構成部品が示されている。
(図1の実施形態の出力軸24に相当する)2つの出力軸35及び36は、図2D及び図2Eに示されているように、穴内にらせん状に伸びている正方形断面溝を備える、並目ねじ穴37を有する。(図2Aにおいて)左側の出力軸の穴のねじ山は右回りであり、右側の出力軸においては左回りである。出力軸35、36はそれぞれ、そのねじ山部分37を超えて軸内により深く軸方向に伸びている止まり穴39を有する。調節スラグ40(図2B及び図2C)は、2つの出力軸の左回り及び右回りのねじ穴とそれぞれ協働するように配置されたらせん状のリブ41により規定される外側ねじ付き端部を有し、そして、スラグ40は、スラグから軸方向に伸びており止まり穴39内に受け入れられるピストン42を有している。Oリングのようなシールが、ピストン42の自由端に備えられる。
スラグ40の中央領域の周りに環状溝43A、43Bが形成され、環状溝43Aは、(図2Aにおいて)スラグ及びそのピストン42の左側に伸びており、ピストンの端部及び関連する止まり穴39の間の空間に通じている軸方向通路と連絡している。同様に、環状溝43Bは、スラグ及びそのピストン42の右側に伸びており、ピストンの端部及び関連する止まり穴39の間の空間に通じている軸方向通路と連絡している。弁部材44が、スラグの中央領域の周りに滑動可能に取り付けられ、そして、加圧下の流体の為の送り管44A及び戻り管44Bが弁部材44に接続される。弁部材44の為の制御装置が備えられ、それにより、弁部材はスラグ40に対して軸方向に移動することができる。この方法により、加圧下の流体を、スラグを右側に移動させる為に、スラグの左側のピストン及び止まり穴の間の空間に供給することもでき、又は、スラグを左側に移動させる為に、スラグの右側のピストン及び止まり穴の間の空間に供給することもできる。左側又は右側へのスラグの軸方向運動は、出力軸35及び36上の反対回りのねじ山及び出力軸と係合するスラグ40を考慮して、出力軸35及び36の間の相対角度が変化することを引き起こすと理解される。2つの出力軸の間のねじ調節器の他の装置を採用することもできる。
上述のように、スターリング機関に関連するいくつかの周知の問題が存在する。これらの問題の1つが、ピストン・シール通過後の、そしてまた出力軸からケーシングのシール通過後の作動流体の漏れである。作動流体が空気であった場合、このことは単に効率の損失の原因となるが、作動流体として水素又はヘリウムを使用することによりはるかによい効率を達成することができる。しかし、そのような低分子量の気体の漏れを防止することはさらに困難になる。さらに、失われたこの種の気体を補給する為にはより多くの費用がかかる。
上述の機械は、偏心機構の周りに密閉されたケーシングを備え、そして、どのピストンにおいても圧力低下を最小値に維持することを要求することにより、この問題を解決する。それぞれの組の4つのピストン及びシリンダーの組合せは、対抗する一対として配置された組合せを有し、密閉されたケーシング内の圧力変化は最小限に抑えられる。1つのピストンが下死点から上死点に移動すると、180度反対のピストンが上死点から下死点に移動し、したがって、ケーシング内の全体積は変化しないが、動的に動作している時は、ケーシング内の気体の移動により、実際にケーシング内で圧力変化が起こる。この効果は、上述の偏心機構を使用することにより、ケーシング内に収容される体積を最小限に抑えることが可能になるので、最小限に抑えられる。さらに、偏心機構が、慣習的なクランク及び接続ロッド装置の場合と異なり、ピストンの運動が真の正弦曲線になるように制御する。
ケーシング内の圧力とは反対に、作動流体が高温のピストン及びシリンダーの組合せから低温のピストン及びシリンダーの組合せに、又はその逆に、移動すると、ピストンの偏心機構から離れた側の作動流体の圧力は変化する。このことはピストン通過後の多少の漏れの原因となるが、その漏れを最小限に抑える為に、それぞれのケーシング内の圧力と同様にそれぞれの移動管内の圧力が監視され、そして、ケーシングの圧力は、移動管の圧力との圧力差を狭帯域内に維持する為の必要に応じて、漏れを最小限に抑える為に調節される。原則としてケーシング内の圧力は常に移動管内の圧力よりわずかに低くなるべきであり、それにより、作動流体の漏れは全て、ピストンの偏心機構から離れた側からケーシング内へ起こる。
図1において、一組の高温のピストン及びシリンダーの組合せ及び低温のピストン及びシリンダーの組合せのそれぞれのケーシングの圧力タップ46及び47、並びに移動管の圧力タップ48が示されている。これらのタップは制御装置49に接続され、該制御装置は、測定された圧力を比較し、圧力差を所定の帯域に維持する為に、(必要に応じて)ケーシング又は作用空間内にさらに流体を送り込むか、ケーシング又は作用空間から流体を引き出す。制御装置49は、(図示されていない)適切な弁装置と共に作動流体の供給源及びポンプを含み、ケーシング内の圧力を移動管内で発生する最低圧力よりもわずかに低く維持する目的で、必要な空間内に流体を送り込み、又は必要な空間から流体を引き出すことができる。
次に図3を参照すると、図1の機械に基づくが図2の位相調節機構により改良された機械が示されている。図3には、電子圧力制御装置の詳細も含まれる。
圧力変換器51がケーシングの圧力タップ46、47に接続され、そして、典型的にはマイクロコンピュータ又はPLCの形の制御装置49に電気入力を提供する。同様に、更なる圧力変換器52が移動管の圧力タップ48に接続され、そして、制御装置49に電気入力を提供する。ケーシング及び移動管のそれぞれに更なる圧力タップ53及び54が備えられ、そのような更なる圧力タップのそれぞれに個別の3位置弁55が備えられる。
システムは、低圧貯蔵タンクから高圧貯蔵タンクへ流体を移動する為に配置されたポンプ58を備えた低圧流体貯蔵タンク56及び高圧流体貯蔵タンク57を含み、ポンプは随意的に機械の出力軸24から駆動される。2つの貯蔵タンクの流体圧力差が所定値を超えないことを保障する為に、圧力バイパス弁59がポンプを越えて配置される。
高圧流体貯蔵タンクは管60を通じて3位置弁55の一面に接続し、低圧流体貯蔵タンクは管61を通じて3位置弁の他の面に接続し、制御装置49は必要に応じて3位置弁のそれぞれに制御信号を提供する。この制御信号は、関連する弁を閉鎖された設定に維持することができ、又は、高圧貯蔵タンクから関連する空間内に圧力タップを通して流体を送り込むことを可能にするか、その空間から低圧貯蔵タンクに流体が流出することを可能にすることができる。
制御装置49は、ケーシング及び移動管の圧力変換器からの入力を監視し、ピストンの作用空間からケーシング内への作動流体の漏れが最小限に抑えられることを保障する為に、作動流体及びケーシング内の圧力体制を維持する為に、3位置弁55への出力を提供するようにプログラムされている。圧力差を所定の最小値に維持することにより、漏れを最小限に抑えることができる。ピストン通過後の漏れによりケーシング内の圧力が上昇すると、そしてまた、動作時の温度上昇によって、これらのケーシングから流体が流出される。ピストン通過後の漏れにより作動流体内の圧力が低下すると、作用空間内に流体が流入する。偏心機構の使用が、ケーシング内の体積が最小化され、対向する対のピストンの運動が正確に正弦曲線になることを可能にする。そのようにして、ケーシング内の圧力変化が最小化され、そして、機械の動作に伴って作動流体内の圧力は変化するが、ケーシングの圧力は作動流体の最低圧力より下に容易に維持されることができる。制御装置49は、この結果を達成する為に適切なアルゴリズムにより機能することができる。
図3には、制御装置49に出力を提供する軸位置エンコーダ62、及び、制御装置49により駆動されるスラグ40の位置を制御する為の(図式的に示されている)位相角作動装置63も示されている。以下に記載するように、これらは機関の起動を補助する為に備えられている。
図4には、制御装置49が弁室64により置き換えられている装置が示されており、該弁室は、個別の電子制御装置を備える必要なく、機械内に広がっている様々な圧力だけに基づいて動作する。図示されているように、弁室は8つの自動感圧弁を含むが、これらの中の6つだけが機械に接続するように図示されている。それぞれの弁は一方向弁であり、通常は閉鎖されているが、弁をわたる圧力差が所定値を超えた時に開放される。低圧及び高圧流体貯蔵タンク56及び57、ポンプ58及び圧力バイパス弁59の配置は、図3を参照にして記載した配置と全て同じである。図3の装置のような、圧力タップに結合する圧力センサー又は弁は備えられておらず、これらの圧力タップは弁室64内の弁に再び接続されている。
図4に示されるような通常構成から、弁室内の通路66が、図4に示される弁室内の5つの上部弁67A〜67Eの出力側を相互接続し、そしてまた、3つの下部弁68A〜68Cの入力側を相互接続する、起動構成に動作を切り替える為に、弁室に制御器65が備えられている。その通常構成時には、通路66は回路から外れており、5つの上部弁67A〜67Eのそれぞれの出力側及び3つの下部弁68A〜68Cのそれぞれの入力側は相互接続されていない。
図4の装置は、位相角作動装置63を手段として、高温及び低温のピストン及びシリンダーの組合せの間の位相角を調節することと組み合わせて使用すると、機械の初期加圧の問題を解決することを可能にする。機械が低温で停止している時に、高温及び低温の対のピストンが180度位相がずれるように位相角が調節され、したがって、通常動作時の最大作動流体体積よりもわずかに大きい作動流体体積を取り囲む。真の正弦曲線運動を引き起こす偏心機構の結果として、静的位相角とは関係なく作動流体の体積は同一であるから、機械の全ての部分は、作動流体の為の動作設計圧力の所定の割合で設定される、共通の圧力を同時に加えられることができる。所定の割合は、様々な機関パラメータ、周囲温度、作動流体の種類等の関数に基づいている。
機械は弁室の制御器65を起動構成に設定することにより起動され、そして、機械に熱が加えられ、それにより、作動流体の圧力及び温度が上昇する。同時に、その作動流体のケーシングへの多少の漏れが起こり、それにより、ケーシング内の圧力が上昇する。その後、弁室の制御器65を通常の動作位置に移動すると共に、高温のピストン及びシリンダーの組合せ及び低温のピストン及びシリンダーの組合せの間の位相角を180度から必要な回転方向に応じた作用角、典型的には90度又は約90度又は270度又は約270度に移動すると、回転が開始する。その後、機械の動作が開始され、安定した閉回路内の自動圧力調節と共に継続する。
図5には、WO96/23991号公報及びその明細書に記載の機構の改良が示されており、ただ一組の4つのピストン及びシリンダーの組合せが図示されている。ここで、2つの偏心部材70が互いに隣接して、共通軸71上であるが互いに180度位相がずれて、取り付けられ、共通軸71上に2つの外側に歯が付いた歯車72が、一対の偏心部材(図5F及び図5G)のそれぞれの脇に1つずつ備えられる。それにより偏心部材が協働する2つの出力軸73は図5H及び図5Jに明確に示されている。出力軸73は、歯車72の1つとかみ合う内側に歯が付いたハブ74を備え、そして、もう1つの歯車72とかみ合う第2の同様の出力軸73が備えられる。図5C〜図5Eには、機構の2つの線形滑り要素75の1つが示されており、線形滑り要素は偏心部材70の1つが受け入れられる円形中央開口76を有する。
図5の機構においては、歯車72及び内側に歯が付いたハブ74の歯車比が2:1ではないことが重要である。もしそうであった場合、出力軸73に回転運動は伝えられないが、その他の歯車比を有していることにより、回転運動が起こる。
図6には、WO96/23991号公報の機構のもう1つの改良形態が示されており、図6の装置には出力軸が含まれていないので、同様に2つの偏心部材78に結合する歯車も存在しないこと以外は、図5を参照して上述した機構に大まかに対応している。この実施形態においては、偏心部材は、図5C〜図5Eに図示されている滑り要素と正確に対応する、互いに90度の角度で軸に沿って動作する滑り要素75の開口76内で回転する。この機構は回転出力を産出することを意図していないが、その代わりにポンプの基礎を形成することができ、2つのピストン及びシリンダーの組合せが出力を産出し、他の2つのピストン及びシリンダーの組合せが第1の2つのピストン及びシリンダーの組合せにより駆動されるポンプ室の役割を果たす。代替案においては、機構は、全ての4つのピストン及びシリンダーの組合せが図1を参照にして記載した方法で出力を産出し、コイル79が発電を可能にする適切な方法で滑り要素に隣接して配置されている、発電機として構成されることができる。
図7には、図5の機構と大体同様であるが、図7C及び図7Dに示されており、図5F及び図5Gの偏心部材に対応する偏心部材70の外側歯車72とかみ合う外側の歯77を備えた出力軸73(図7E及び図7F)を有する、もう1つの機構が示されている。滑り要素(図7G、図7H及び図7J)は上述の滑り要素と基本的には同様であるが、図5の実施形態と比較して異なる割合で作成されている。その他の面においては、図7の機構は図5の実施形態の機構と大体対応しているので、更なる詳細はここでは記載しない。
図8の機構は、図5の滑り要素と同様の一対の滑り要素を含む上述の機構と大まかに同様であるので、ここで再び記載はしないが、これらは図8A及び図8Bに示されている。滑り要素の中央開口が図8C及び図8Dに示されているそれぞれの偏心部材を受け入れており、そして、外側に歯が付いた歯車80がスタブ軸82により隣接する偏心部材81から軸方向に間隔を置いて配置されること以外は、これらは基本的には図5の実施形態と同様である。この実施例においては、それぞれの歯車80は組み立てを可能にする為にそのスタブ軸82から分離可能でなければならないが、この接続の詳細は本発明にとって重要ではないのでここでは記載しない。
この機構の出力軸は図8E及び図8Fに記載されている。出力軸83は、機構の内部のカウンターボアを規定するケーシング84(図8G及び図8H)内にはまり合い、このカウンターボアが内側の歯を備えている。スタブ軸82は、出力軸の一部であるカウンターウェイト86に形成された穴85内に運び込まれる。歯車80は、出力軸の主要部83をカウンターウェイト86と相互接続する突起88内の、出力軸の陥凹部87内に受け入れられる。したがって、外側の歯車80の共通軸は2つの出力軸の軸に対して偏心している。
この機構の1つの側面の装置が図8G及び図8Hに示されている。図示されているように、外側に歯が付いた歯車80が、出力軸の陥凹部87内に受け入れられ、ケーシング84のカウンターボア内の内側歯車とかみ合う。歯車80と内側の歯の歯車比は、偏心部材81が滑り要素75により駆動され、歯車80がケーシングの内側の歯の周りを移動して、回転軸を回転させるように、機構が動作する為に2:1でなければならない。出力軸が偏心部材81により回転されるので、カウンターウェイト86は偏心部材及び滑り要素の質量を相殺することを意図とする。
図9A〜図9Fには、WO96/23991号公報に記載の機構と同様の機構が示されており、その機構には、位相がずれている隣接偏心部材93、94内に形成された内側歯車92の歯とかみ合う外側に歯が付いた中央歯車91を備えた単一の出力軸90が備えられている。一対のカウンターウェイト95、96(図9C及び図9D)が出力軸90上に、出力軸の中央歯車91のそれぞれの側に1つずつはまり合い、そして、図9E及び図9Fに示されているように、出力軸と偏心部材の間の歯車接続を収容するような外形を有する。カウンターウェイトは出力軸90の周りの一致した回転の為にピン97により互いに接続され、それぞれのカウンターウェイトと隣接するクランクケースの間にはボールレース98が備えられている。
偏心部材93、94は、偏心部材とカウンターウェイトの間に、中央歯車のそれぞれの側に1つずつ配置されたボールレース99上に支持される。それぞれのカウンターウェイトは中心がずれている釣合い重りを有し、該釣合い重りが、偏心部材93、94の回転と同期して出力軸の軸の周りを回転し、したがって、カウンターウェイトが偏心部材と出力軸を連結して、該釣合い重りが滑り要素と偏心部材の往復質量と平衡を保つ役目を果たす。
図10A〜図10Eの装置は図9実施形態の装置と概念が多少似ている装置であるが、ここでは、それぞれの偏心部材108、109の脇に1つずつ配置された外側歯車106,107をそれぞれが支持する、2つの出力軸104、105が備えられる。これらの外側歯車106、107はそれぞれ、偏心部材と結合する外側に歯が付いた歯車110、111とかみ合う。それぞれの出力軸はそれぞれのカウンターウェイト112、113を支持し、該カウンターウェイトが、出力軸と関連する偏心部材のそれぞれのかみ合った外側歯車を受け入れる半径方向溝を有し、偏心部材の歯車が、カウンターウェイト内にはまり合うスタブ軸114を有する。
動作において、偏心部材は滑り要素の往復運動により駆動されるので、偏心部材は出力軸の軸の周りを回転する。それにより関連する偏心部材の歯車110、111が回転して出力軸の歯車106、107を駆動し、それにより出力軸の回転が生じる。さらに、出力軸の周りの偏心部材の運動は、偏心部材の回転と同期してカウンターウェイトが回転することを引き起こし、したがって、カウンターウェイトが偏心部材と出力軸を連結して、往復質量と平衡を保つ。
図11A及び図11Bには、上述の2つの偏心機構とは異なる機構であって、対のディスプレーサ及び出力軸を相互接続する為の機構が示されている。図11A及び図11Bの機構は、スコッチ・ヨーク連結に基づいており、出力軸の回転によりディスプレーサの真の正弦曲線運動を引き起こす。
図11A及び図11Bにおいては、上述の実施形態のように、複数対のディスプレーサ120が取付具121上に支持され、それぞれの対のディスプレーサがそれぞれの位置合せされた穴122内を移動し、該穴が互いに直角の軸を有する。それぞれの取付具の中央には、取付具の長さ方向に対して90度に伸びている細長い穴を規定する枠123が備えられ、したがって、2つの取付具の2つの細長い穴は互いに対して90度に伸びている。出力軸124は機構のケーシング125内にはまり合い、出力軸124に固定されたカウンターウェイト・ウェブ127上のクランクピン126を支持している。ディスプレーサのそれぞれの穴内への軸方向運動が出力軸124の回転を引き起こすが、ディスプレーサの運動はスコッチ・ヨーク連結により真の正弦曲線運動になるように制御される。その結果、スコッチ・ヨーク連結を収容するケーシング内の体積は、ディスプレーサの往復運動にもかかわらず、変化しない。同様に、このことがケーシング内の平均圧力が一定に維持されることを可能にし、ケーシング内の圧力はディスプレーサの反対側の作動流体の最低圧力よりもわずかに低くなるように制御されることができる。
15 高温のピストン及びシリンダーの組合せ
16 低温のピストン及びシリンダーの組合せ
17 接続要素
18 ピストン
18A、18B、18C、18D ピストン
19 17の中央円形開口
20 偏心機構
21 ケーシング
22 偏心部材
23 22の内側に歯が付いた穴
24 出力軸
25 24の外側に歯が付いた歯車
27 移動管
28 かさ歯車
29 駆動軸
30 かさ歯車
31 運搬装置
35 出力軸
36 出力軸
37 ねじ穴、ねじ山部分
39 止まり穴
40 スラグ
41 らせん状のリブ
42 ピストン
43A、43B 環状溝
44 弁部材
44A 送り管
44B 戻り管
46 圧力タップ
47 圧力タップ
48 圧力タップ
49 制御装置
51 圧力変換器
52 圧力変換器
53 圧力タップ
54 圧力タップ
55 3位置弁
56 低圧流体貯蔵タンク
57 高圧流体貯蔵タンク
58 ポンプ
59 圧力バイパス弁
60 管
61 管
62 軸位置エンコーダ
63 位相角作動装置
64 弁室
65 制御器
66 通路
67A、67B、67C、67D、67E 上部弁
68A、68B、68C 下部弁
70 偏心部材
71 共通軸
72 歯車
73 出力軸
74 内側に歯が付いたハブ
75 線形滑り要素
76 75の円形中央開口
78 偏心部材
79 コイル
80 外側に歯が付いた歯車
81 偏心部材
82 スタブ軸
83 出力軸
84 ケーシング
85 86の穴
86 カウンターウェイト
87 陥凹部
88 突起
90 出力軸
91 中央歯車
92 内側歯車
93 偏心部材
94 偏心部材
95 カウンターウェイト
96 カウンターウェイト
97 ピン
98 ボールレース
99 ボールレース
104 出力軸
105 出力軸
106 外側歯車
107 外側歯車
108 偏心部材
109 偏心部材
110 外側に歯が付いた歯車
111 外側に歯が付いた歯車
112 カウンターウェイト
113 カウンターウェイト
114 スタブ軸
120 ディスプレーサ
121 取付具
122 穴
123 枠
124 出力軸
125 ケーシング
126 クランクピン
127 カウンターウェイト・ウェブ

Claims (33)

  1. 外部熱源及び外部ヒートシンクと共に動作する熱機械であって、前記熱機械が、
    −共通の第1の取付具に備えられ、第1の複数のシリンダー内に形成された対向する第1の複数の穴に作用する第1の一対のディスプレーサと、
    −第1の一対のディスプレーサの間の体積を取り囲む第1のケーシングと、
    −共通の第2の取付具に備えられ、第2の複数のシリンダー内に形成された対向する第2の複数の穴に作用する第2の一対のディスプレーサと、
    −第2の一対のディスプレーサの間の体積を取り囲む第2のケーシングと、
    −第1及び第2の取付具を相互接続する機構であって、第1及び第2の対のディスプレーサの間の位相角を維持するように構成された機構と、
    −複数のディスプレーサの取付具から離れた側の複数のシリンダー内の空間により規定される作動流体室と、を有し、
    前記複数のケーシング内及び前記複数の作動流体室内の圧力を監視して比較する為の手段が備えられ、そして、前記比較の結果によって、ケーシング及び作動流体の圧力の1つ又は両方を調節する為の手段が備えられることを特徴とする熱機械。
  2. 圧力を調節する手段が、ケーシング内の圧力がケーシングのシリンダーの室内の監視された圧力に対して規定の範囲内に入るように、必要に応じてケーシング内に流体を駆動するか、ケーシングから流体を引き出すように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の熱機械。
  3. 圧力を調節する手段が、ケーシング内の圧力を作用空間内の圧力より下に維持するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の熱機械。
  4. 第1及び第2のケーシング内の圧力を実質的に同じに維持する為の手段が備えられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の熱機械。
  5. 第1及び第2のケーシングが単一のケーシングに一体化されていることを特徴とする請求項4に記載の熱機械。
  6. 熱機械がさらに、
    −共通の第3の取付具に備えられ、第3の複数のシリンダー内に形成された対向する第3の複数の穴に作用する第3の一対のディスプレーサと、
    −第3の一対のディスプレーサの間の体積を取り囲む第3のケーシングと、
    −共通の第4の取付具に備えられ、第4の複数のシリンダー内に形成された対向する第4の複数の穴に作用する第4の一対のディスプレーサと、
    −第4の一対のディスプレーサの間の体積を取り囲む第4のケーシングと、
    −第3及び第4の取付具を相互接続する機構であって、第3及び第4の対のディスプレーサの間の位相角を維持するように構成された機構と、
    −複数のディスプレーサの取付具から離れた側の複数のシリンダー内の空間により規定される作動流体室と、を有し、
    前記複数のケーシング内及び前記複数の作動流体室内の圧力を監視して比較する為の手段が備えられ、そして、前記比較の結果によって、ケーシング及び作動流体の圧力の1つ又は両方を調節する為の手段が備えられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の熱機械。
  7. 第1及び第3のケーシングが共通のケーシングに一体化されており、そして、第2及び第4のケーシングが更なる共通のケーシングに一体化されていることを特徴とする請求項6に記載の熱機械。
  8. 共通の第1及び第3のケーシング内の圧力と共通の第2及び第4のケーシング内の圧力を実質的に同じに維持する為の手段が備えられていることを特徴とする請求項7に記載の熱機械。
  9. 共通の第1及び第3のケーシングと共通の第2及び第4のケーシングが単一のケーシングに一体化されていることを特徴とする請求項8に記載の熱機械。
  10. 第1の機構が第1及び第3の対のディスプレーサと結合し、そして、第2の機構が第2及び第4の対のディスプレーサと結合し、第1及び第2の機構が同期動作の為に連結されていることを特徴とする請求項9に記載の熱機械。
  11. 第1及び第2の機構の相対位相を調節することにより、第1及び第3の対のディスプレーサと第2及び第4の対のディスプレーサの間の位相角を調節する為の手段が備えられていることを特徴とする請求項10に記載の熱機械。
  12. 複数対のディスプレーサと結合する機構が回転出力軸を含むことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載の熱機械。
  13. 第1及び第2の対のディスプレーサの位相を第3及び第4の対のディスプレーサに対して調節する為の手段が備えられていることを特徴とする請求項12に記載の熱機械。
  14. 複数の出力軸が実質的に同軸であり、そして、複数の出力軸の相対位相を調節する為の手段が、複数の出力軸の対向する端部上のそれぞれの出力歯車と、出力軸に対して実質的に半径方向面内の軸を有する該出力歯車とかみ合う更なる歯車と、を有し、そして、半径方向面内の更なる歯車の調節が複数の出力軸の間の相対角度の調節を達成することを特徴とする請求項13に記載に熱機械。
  15. 複数の出力軸の対向する端部が反対のねじ山を付けられ、そして、調節要素が、前記ねじ山に係合し、出力軸に対して軸方向の運動の為に配置され、それにより、複数の出力軸の間の相対角度の調節を達成することを特徴とする請求項13に記載の熱機械。
  16. それぞれのディスプレーサが、それぞれのシリンダー穴内の往復運動の為に配置されたピストンの形をしており、該シリンダー穴がピストンと穴の間に形成されるシールを有していることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1つに記載の熱機械。
  17. 第1の一対のディスプレーサが熱源と結合しており、第2の一対のディスプレーサがヒートシンクと結合していることを特徴とする請求項1〜16のいずれか1つに記載の熱機械。
  18. 当該機構又はそれぞれの機構が、ディスプレーサの運動を実質的に正弦曲線になるように制御するように構成されていることを特徴とする請求項1〜17のいずれか1つに記載の熱機械。
  19. 当該機構又はそれぞれの機構が、出力軸を含む偏心駆動装置を有し、ディスプレーサの為の関連する取付具が出力軸の回転に対応する往復運動を実施するように制御されることを特徴とする請求項18に記載の熱機械。
  20. 偏心駆動装置が、ディスプレーサの取付具に連結する外面を有する偏心部材と、偏心部材の外面に対して偏心して配置されている歯車と、偏心部材の歯車とかみ合う歯車を有する出力軸と、を有することを特徴とする請求項19に記載の熱機械。
  21. 偏心部材が、内側の歯を備えた穴を有しており、そして、出力軸の歯車が、該穴の内側の歯とかみ合う外側の歯を有していることを特徴とする請求項20に記載の熱機械。
  22. 偏心部材の歯車が、外側の歯を備えた突出する突起の形をしており、そして、出力軸の歯車が、該突起の歯とかみ合う外側の歯又は内側の歯を有していることを特徴とする請求項20に記載の熱機械。
  23. 偏心部材が、出力軸に備えられた外側に歯が付いた歯車とかみ合う外側に歯が付いた歯車を備えており、そして、出力軸の歯車の周りを偏心部材の歯が付いた歯車が回ることを特徴とする請求項20に記載の熱機械。
  24. 偏心部材が、出力軸に備えられた内側に歯が付いたリングとかみ合う外側に歯が付いた歯車を備えており、そして、出力軸のリング内を偏心部材の歯が付いた歯車が回ることを特徴とする請求項20に記載の熱機械。
  25. 偏心部材が、クランクケースに備えられた内側に歯が付いたリングとかみ合う外側に歯が付いた歯車を備えており、そして、偏心部材の歯が付いた歯車が、歯が付いたリングの周りを回り、出力軸を駆動することを特徴とする請求項20に記載の熱機械。
  26. 第1及び第3の対のディスプレーサが実質的に互いに対して90度に配置され、第2及び第4の対のディスプレーサが実質的に互いに対して90度に配置され、そして、第1及び第3の対のディスプレーサ並びに第2及び第4の対のディスプレーサにおいて、それぞれの偏心駆動機構が互いに対して180度に接続された2つの偏心部材を有し、一方の偏心部材が一方の対のディスプレーサの取付具に連結する外面を有し、他方の偏心部材が他方の対のディスプレーサの取付具に連結する外面を有することを特徴とする請求項6又は20に記載の熱機械。
  27. 発電機として構成される熱機械であって、該熱機械がディスプレーサの取付具に隣接して配置された電気コイルを有し、電気コイルが熱機械の動作時にEMFを発生させることを特徴とする請求項1〜26のいずれか1つに記載の熱機械。
  28. 外燃機関として構成されることを特徴とする請求項1〜27のいずれか1つに記載の熱機械。
  29. 実質的にスターリングサイクルで動作する機関として構成されることを特徴とする請求項25に記載の熱機械。
  30. 高温及び低温の対のディスプレーサを有するスターリング機関として構成される熱機械であって、
    −ディスプレーサの運動を制御する機構であって、ディスプレーサの基本的に正弦曲線の運動を引き起こし、それにより、機構のケーシング内の体積を一定に維持する機構と、
    −高温の対のディスプレーサ及び低温の対のディスプレーサのそれぞれの為の2つの機構の位相を調節することにより、高温及び低温の対のディスプレーサの相対位相を調節する手段と、そして、
    −複数のディスプレーサの機構から離れた側の作動流体内の圧力、及び機構のケーシング内の圧力を監視して制御する手段と、
    を有することを特徴とする請求項6に記載の熱機械。
  31. 外部熱源及び外部ヒートシンクを有する熱機械を運転する方法であって、前記熱機械が、
    −共通の第1の取付具に備えられ、第1の複数のシリンダー内に形成された対向する第1の複数の穴に作用する第1の一対のディスプレーサと、
    −第1の一対のディスプレーサの間の体積を取り囲む第1のケーシングと、
    −共通の第2の取付具に備えられ、第2の複数のシリンダー内に形成された対向する第2の複数の穴に作用する第2の一対のディスプレーサと、
    −第2の一対のディスプレーサの間の体積を取り囲む第2のケーシングと、
    −第1及び第2の取付具を相互接続する機構であって、第1及び第2の対のディスプレーサの間の位相角を維持するように構成された機構と、
    −複数のディスプレーサの取付具から離れた側の複数のシリンダー内の空間により規定される複数の作動流体室と、を有し、
    前記方法において、外部熱源からの熱が第1の一対のディスプレーサに隣接する複数の作動流体室内の作動流体に供給され、第2の一対のディスプレーサに隣接する複数の作動流体室内の作動流体からの熱が外部ヒートシンクに放出され、前記複数のケーシング内及び前記複数の作動流体室内の圧力が監視されて比較され、そして、前記比較の結果によって、複数のケーシング及び複数の作動流体室の1つ又は両方の中の流体の圧力が調節されることを特徴とする方法。
  32. 熱機械が、それぞれ第1及び第2の対のディスプレーサに隣接する複数の作動流体室を相互接続する移動管を含み、作動流体室内の圧力が、移動管内の圧力を監視することにより評価されることを特徴とする請求項31に記載の方法。
  33. ケーシング内の圧力が、作動流体室内の監視された最低圧力よりも下になるように維持されることを特徴とする請求項31又は32に記載の方法。
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