JP4630626B2 - 熱機関 - Google Patents

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Description

この発明は、互い異なる温度域を持つ作動ガスが保持された空間に、前記温度域の境界としての再生器を設け、この再生器の両側の高温空間および低温空間の容積変化と作動ガスの移動を利用して熱と動力との変換を行う熱機関、例えばスターリングサイクルに関する。
スターリングサイクルは、燃焼熱源だけでなく、廃熱や太陽熱などの様々な温度差の熱源を利用できることを特徴としているが、異なる温度域の熱源においてそれぞれ最大の出力を得るためには、作動ガスの容積変化量と再生器通過ガス流量とのバランスを温度差に合わせて最適化する必要がある。
廃熱や太陽熱などの低温度差熱源においては容積変化量に比べ、再生器通過ガス流量の比率を大きくする必要がある。なぜならば、スターリングサイクルの出力の源泉は、再生器を通過するときのガスの圧力上昇であり、温度差が小さいとガスの通過流量に対する圧力上昇が少なくなるからである。したがって、低温度差熱源から最大の出力を出そうとすれば、高温度差熱源を利用する場合に比較して容積変化量に対する再生器通過ガス流量を増やす必要がある。
さて、スターリングサイクルを実現する構造として、従来大きく分けてアルファ型、ベータ型そしてガンマ型の3種類が存在する。アルファ型は、高温空間、低温空間にそれぞれ一つのパワーピストンを持ち、別名2ピストン型と呼ばれる。この方式は、二つのピストンのそれぞれが各空間で完全に掃気するため、死空間が非常に小さいことが特徴である。
また、二つのピストンの変位の位相差によって前記比率を変えることができ、低温度差熱源の場合、その位相差が、500℃以上の高温度差では90度、100℃程度の低温度差では150度程度までに、温度差に応じて広げていくことで最適化が可能である(特許文献1参照)。
特許第3134115号
しかし、上記したアルファ型において、位相差を広げることは、二つのピストンの相対変位を小さくすることであり、所定の容積変化量を得るためには、ピストン径を大きくする必要があり、よってピストンが過大となり、ひいては耐久性の低下や機械損失が増加するという問題がある。
ベータ型は、低温側に一つのパワーピストンを持ち、ディスプレーサがパワーピストンと同一のシリンダに収まり、互いにオーバラップしながら運動し、完全掃気可能なことを特徴とする。この場合、ディスプレーサおよびパワーピストンのボア径が同一に固定されるため、前記比率を変えるためには、ディスプレーサのストロークを大きくするか、パワーピストンのストロークを小さくすることになり、それぞれピストンスピードおよびピストン力から、再生器通過ガス流量には限界がある。
ガンマ型は、低温側に一つのパワーピストンを持ち、ディスプレーサは別のシリンダに収まるため、その径を大きくして再生器通過ガス量を増やし、前記比率を温度差に応じて最適化することができる。しかし、ディスプレーサの径を大きくすると、熱交換器およびパワーピストンへの連絡管の流路の拡大縮小が大きくなり、圧力損失が増大し、それを避けるよう流路を広げると、死空間が増大するという問題があり、最適化に限界がある。
さらに、コンパクト化、軽量化そしてコストダウンを進めるためには、高回転化を図る必要がある。そのためには、前記の問題を克服し、再生器通過ガス量を多く、ピストン力は小さく、死空間も小さくするという要件を満足する必要がある。
そこで、この発明は、再生器を通過するガス量を多く、ピストン力は小さく、死空間も小さくするという要件を満足させることを目的としている。
前記目的を達成するために、この発明は、互いに異なる温度域を持つ作動ガスが保持された空間に、前記温度域の境界としての再生器を設け、この再生器の両側の高温空間および低温空間の容積変化と作動ガスの移動を利用して熱と動力との変換を行う熱機関において、前記高温空間および低温空間それぞれに対し、作動ガスの容積変化をもたらすとともに、前記作動ガスの圧力変化を受けて、動力を伝達するパワーピストンを各一つ、計二つ設け、前記作動ガスを前記高温空間と低温空間との間を移動させるディスプレーサを設け、前記二つのパワーピストンを、互いに位相差を持たせつつ相対移動させてアルファ型のスターリングサイクルの要素を持たせたことを最も主要な特徴とする。
この発明によれば、高温空間および低温空間それぞれに対し作動ガスの容積変化を行わせるとともに、作動ガスの圧力変化を受けて動力を伝達するパワーピストンを備えたアルファ型に、独立したディスプレーサを設けることにより、完全掃気ではなくなるものの、アルファ型の要素を持つためガンマ型に比べて死空間は少なくて済み、温度差に応じた必要な再生器通過ガス流量を確保することができ、ピストン力は、二つのパワーピストンの相対運動で容積変化を行って、二つのピストンで分散して受けるため、全体として小さく抑えることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、この発明の第1の実施形態を示す熱機関としてのスターリングサイクルの断面図である。ハウジング本体21の上部開口にはカバー23が、同下部開口にはクランクケース25がそれぞれ装着されてハウジング27を構成している。ハウジング本体21の図中で上下方向ほぼ中央の熱交換器ハウジング部21aには、熱交換器ユニット29が収容固定されている。熱交換器ユニット29は、中央に互いに異なる温度域の境界としての再生器31が、その上下両側に吸熱器33および放熱器35がそれぞれ設けられている。
吸熱器33は、図中で紙面に直交する方向に延長する伝熱管33aを備え、この伝熱管33a内には、高温の伝熱流体が流れ、その周囲には複数のフィンが装着されている。放熱器35も同様に、図中で紙面に直交する方向に延長する伝熱管35aを備え、この伝熱管35a内には、低温の伝熱流体が流れ、その周囲には複数のフィンが装着されている。一方、再生器31は、金網などを積層して構成されている。
吸熱器33の上部側のハウジング本体21の高温側シリンダ部21b内には、高温側パワーピストン37が、放熱器35の下部側のハウジング本体21の低温側シリンダ部21c内には低温側パワーピストン39が、それぞれ図中で上下方向に移動可能に収容されている。
上記した高温側パワーピストン37は、熱交換器ユニット29および低温側パワーピストン39に対して相対移動可能に貫通する複数のピストンロッド41を介してクランク軸53のクランクピン53aに連結され、一方低温側ピストン39は、1本のピストンロッド57を介してクランク軸53のクランクピン53bに連結されている。
このような高温側パワーピストン37と低温側パワーピストン39とは、互いに位相差90度で相対移動可能となるようクランク軸53に連結されている。
上記した高温側パワーピストン37および低温側パワーピストン39は、後述する高温空間45よび低温空間47それぞれに対し作動ガスの容積変化をもたらすとともに、作動ガスの圧力変化を受けて動力を伝達するパワーピストンを構成している。
上記したハウジング本体21および各パワーピストン37,39に囲まれた領域が、ヘリウムなどの作動ガスが密閉状態で封入される作動ガス空間となる。
吸熱器33と高温側パワーピストン37との間には、吸熱器33にて加熱された作動ガスが膨脹する高温空間45が、放熱器35と低温側パワーピストン39との間には、放熱器35にて放熱された作動ガスが圧縮される低温空間47がそれぞれ形成されている。この高温空間45と低温空間47との間で、互いに作動ガスを移動させて作動ガスの膨脹・圧縮を繰り返すことで、熱と動力との変換が行われる。
上記したハウジング本体21に隣接してディスプレーサシリンダ201を設置する。ディスプレーサシリンダ201内には、ディスプレーサ203を移動可能に収容する。ディスプレーサ203の上下両側の空間205,207は、前記した高温空間45,低温空間47に、連通管209,211を介してそれぞれ連通している。
上記したディスプレーサ203は、コネクティングロッド213を介して前記したクランク軸53のクランクピン53cに連結されている。このようなディスプレーサ203は、作動ガスを、前記した高温空間45および低温空間47相互間で圧力差を発生させずに移動させる。
作動ガスの圧力変化に基づく各パワーピストン37,39の往復運動をクランク軸53が回転運動として外部に取り出すことで、本スターリングサイクルはエンジンとなり、逆にクランク軸53に外部からモータなどの駆動手段によって回転させてパワーピストン37,39を往復移動させることで、吸熱器33および放熱器35を貫通する伝熱管33aおよび35a内を流れる伝熱流体を介して外部に温熱や冷熱を供給するヒートポンプや冷凍機となる。
上記した第1の実施形態によるスターリングサイクルでは、高温空間および低温空間それぞれに対し作動ガスの容積変化を行わせるとともに、作動ガスの圧力変化を受けて動力を伝達する高温側パワーピストン37および低温側パワーピストン39を備えたアルファ型に、独立したディスプレーサ203を設けることにより、完全掃気ではなくなるものの、アルファ型の要素を持つためガンマ型に比べて死空間は少なくて済み、温度差に応じた必要な熱交換量を得るために充分なガス移動流量を確保することができ、またピストン力は、高温側パワーピストン37と低温側パワーピストン39との相対運動で容積変化を行って、これら各パワーピストン37,39で分散して受けるため、全体として小さく抑えることができる。
図2は、この発明の第2の実施形態を示す熱機関としてのスターリングサイクルの断面図である。この実施形態は、前記図1に示したハウジング本体21およびカバー23と一体の第2ハウジング本体210および第2カバー230を設け、ハウジング本体201の図中で上下方向ほぼ中央の熱交換器ハウジング部210aには、前記した熱交換器ハウジング部21aとの間にわたって配置される熱交換器ユニット290が収容固定されている。熱交換器ユニット290は、中央に再生器310がその上下両側に吸熱器330および放熱器350がそれぞれ設けられている。
吸熱器330は、図中で紙面に直交する方向に延長する伝熱管330aを備え、この伝熱管330a内には、高温の伝熱流体が流れ、その周囲には複数のフィンが装着されている。放熱器350も同様に、図中で紙面に直交する方向に延長する伝熱管350aを備え、この伝熱管350a内には、低温の伝熱流体が流れ、その周囲には複数のフィンが装着されている。一方、再生器310は、金網などを積層して構成されている。
第2ハウジング本体210内における高温側シリンダ部210b内には第1ディスプレーサ215が、低温側シリンダ部210c内には第2ディスプレーサ217が、それぞれ図中で上下方向に移動可能に収容されている。
上記したハウジング本体21および第2ハウジング本体210などを備えるハウジング270は、高温側シリンダ部21b,210b,低温側シリンダ部21c,210cが、いずれも円筒形状であり、熱交換器ハウジング部21a,210aが、両ハウジング部21a,210aにわたって熱交換器ユニット290を収容するために、平面視でほぼ四角形状を呈している。
上記した第1,第2ディスプレーサ215,217相互は、熱交換器ユニット290に対して移動可能に貫通する複数のロッド219により連結され、両者が一体となって往復移動する。したがって、第1,第2ディスプレーサ215,217は、互いに位相差が180度で運動する二つのピストンで構成されることになる。
第1ディスプレーサ215と熱交換器ユニット290との間の空間221は、連通路223によって前記した高温空間45に連通し、第2ディスプレーサ217と熱交換器ユニット290との間の空間225は、連通路227によって前記した低温空間47と連通する。したがって、各空間221,225は、それぞれ高温空間45,低温空間47の一部であり、このため、第1,第2ディスプレーサ215,217は、前記高温空間45,低温空間47にそれぞれ配置したことになる。
第2ディスプレーサ217は、複数のロッド228を介して前記したクランク軸53のクランクピン53dに連結されている。
上記した第2の実施形態によるスターリングサイクルでは、第1の実施形態における効果に加え、第1,第2ディスプレーサ215,217が互いに180度の位相差で運動する二つのピストンで構成されて、高温側空間45,低温側空間47にそれぞれ配置されるため、死容積をより小さくすることができるとともに、圧力損失も小さくすることができる。
また、二つの第1,第2ディスプレーサ215,217を対向配置することで、180度位相については、相互にロッド219で連結することで達成でき、大面積のディスプレーサを使用しても作動ガスの圧力変化を軸系(クランク軸53)に伝達せずにロッド219で吸収することができ、ピストン力を小さく保つことができる。したがって、機械損失を最小に抑えることができる。
なお、上記図2に示した第2の実施形態において、第1,第2ディスプレーサ215,217のうちいずれか一方、例えば第1ディスプレーサ215と、高温側,低温側パワーピストン37,39のいずれか一方、例えば高温側パワーピストン37とを、互いに一体化してもよい。この場合のハウジング270は、互いに一体化する第1ディスプレーサ215および高温側パワーピストン37を収容する高温側シリンダ部21b,210bと、熱交換器ハウジング部21a,210aとを、連続する一つの円筒形状とする。
これにより、図2の構成に対し、実質的にはピストンを1個減らすことができ、構造が簡素化し、作動ガスの漏れ損失や機械損失も減らすことができる。
図3は、この発明の第3の実施形態を示す熱機関としてのスターリングサイクルの断面図である。この実施形態は、前記図1に示した第1の実施形態と同様に、ハウジング本体21の上部開口にはカバー23が、同下部開口にはクランクケース25がそれぞれ装着されてハウジング27を構成している。ハウジング本体21の図中で上下方向ほぼ中央の熱交換器ハウジング部21aには、熱交換器ユニット29が収容固定されている。熱交換器ユニット29は、中央に再生器31がその上下両側に吸熱器33および放熱器35がそれぞれ設けられている。
吸熱器33は、図中で紙面に直交する方向に延長する伝熱管33aを備え、この伝熱管33a内には、高温の伝熱流体が流れ、その周囲には複数のフィンが装着されている。放熱器35も同様に、図中で紙面に直交する方向に延長する伝熱管35aを備え、この伝熱管35a内には、低温の伝熱流体が流れ、その周囲には複数のフィンが装着されている。一方、再生器31は、金網などを積層して構成されている。
吸熱器33の上部側のハウジング本体21の高温側シリンダ部21b内には、第1ディスプレーサ370が、放熱器35の下部側のハウジング本体21の低温側シリンダ部21c内には第2ディスプレーサ390が、それぞれ図中で上下方向に移動可能に収容されている。上記した第1ディスプレーサ370と第2ディスプレーサ390は、熱交換器ユニット29を貫通する複数のピストンロッド41により連結され、両者が一体となって往復移動する。したがって、第1,第2ディスプレーサ370,390は、互いに180度の位相差で運動する二つのピストンで構成されることになる。
上記したハウジング本体21および各ディスプレーサ370,390に囲まれた領域が、ヘリウムなどの作動ガスが密閉状態で封入される作動ガス空間となる。
吸熱器33と第1ディスプレーサ370との間には、吸熱器33にて加熱された作動ガスが膨脹する高温空間45が、放熱器35と第2ディスプレーサ390との間には、放熱器35にて放熱された作動ガスが圧縮される低温空間47がそれぞれ形成されている。この高温空間45と低温空間47との間で、互いに作動ガスを移動させて作動ガスの膨脹・圧縮を繰り返すことで、熱と動力との変換が行われる。
第2ディスプレーサ390は、クランクケース25内に回転可能に支持されるクランク軸53のクランクピン53eに、複数のピストンロッド55を介して連結されるている。
また、低温空間47に連通路58を介して外部に連通するシリンダ部60を設け、このシリンダ部60内にパワーピストン51を収容している。パワーピストン51は、コネクティングロッド56を介してクランク軸53のクランクピン53fに連結されている。ここでのパワーピストン51は、第2ディスプレーサ390に対して位相差90度で相対移動可能となるようクランク軸53に連結されている。また、第1,第2ディスプレーサ370,390は、パワーピストン51より受圧面積を大きくしている。
そして、クランクケース25は、パワーピストン51の背部および第2ディスプレーサ390の背部を覆うよう形成されてバッファ空間66を形成している。バッファ空間66は、作動ガス空間を大気圧より高くするために設けたもので、作動ガス空間内の圧力とバッファ空間66内の圧力との差圧がパワーピストン51に作用し、これによりパワーピストン51の受ける負荷が減少する。
上記した第3の実施形態によるスターリングサイクルでは、第1ディスプレーサ370と第2ディスプレーサ390とが180度の位相差で往復移動する際に、パワーピストン51が往復移動して作動ガス空間の容積変化をもたらすことで、第1ディスプレーサ370と第2ディスプレーサ390とは、実質的に180度以外の位相差で作動することと等価となる。作動ガス空間の容積変化による作動ガスの膨脹・圧縮により、熱と動力との変換が行われ、このとき作動ガスは、吸熱器33、再生器31および放熱器35を順次往復流となって通過する際に、吸熱器33および放熱器35にて熱交換を行うと同時に、再生器31を通過する作動ガスの移動が行われる。
このように、第1ディスプレーサ370と第2ディスプレーサ390とを、実質的に180度以外の例えば150度前後の位相差で作動させる際には、パワーピストン51の行程容積が各ディスプレーサ370,390のそれより小さいので、高温空間と低温空間の容積変化の位相差は、実質的に大きくすることができる。これにより、パワーピストン51は、第1ディスプレーサ370に対して90度の位相差で相対移動可能となるようクランク軸53に連結すればよいので、クランク軸53の設定は容易であり、低温度差型のスターリングサイクルであっても、高温度差型と理論上同等な最大出力を得ることが容易に可能となる。
また、この場合、熱交換器ユニット29を薄型化して表面積を大きくしコンパクト化を図っても、第1ディスプレーサ370と第2ディスプレーサ390との位相差が180度、つまり各ディスプレーサ370,390相互が一体移動する構成であることから、高温空間45と低温空間47との間の作動ガスの移動が確実になり、また流路抵抗の低減および圧力損失も低減することから、高速回転が容易となる。高回転化およびコンパクト化が達成されることで、特に、地熱などの自然エネルギや産業廃棄熱を有効利用可能な低温度差型のスターリングエンジンに最適なものとなる。
また、熱交換器ユニット29の薄型化に伴って各ディスプレーサ370,390の表面積が大きくなっても、第1ディスプレーサ370と第2ディスプレーサ390とは複数のピストンロッド41で連結され、かつ第2ディスプレーサ390がクランク軸53に連結されているので、クランク軸53に掛かる荷重は小さくて済み、これによりクランク軸53は必要な強度が小さくてよく、機関損失も小さく抑えることができる。
上記した第3の実施形態によるスターリングサイクルでは、第1の実施形態における効果に加え、二つの第1,第2ディスプレーサ370,390を対向配置することで、180度位相については、相互にピストンロッド41で連結することで達成でき、大面積のディスプレーサを使用しても作動ガスの圧力変化を軸系(クランク軸53)に伝達せずにピストンロッド41で吸収することができ、パワーピストン51のピストン力を小さく保つことができる。したがって、機械損失を最小に抑えることができる。
図4は、この発明の第4の実施形態を示すスターリングサイクルの断面図である。この実施形態は、第2ディスプレーサ390の中央部に、低温空間47に連通するシリンダ部49を形成し、このシリンダ部49内に、前記図3に示した第3の実施形態のパワーピストン51を上下動可能に収容している。
すなわち、この実施形態では、パワーピストン51と第2ディスプレーサ390とを、相互間をシールしつつ相対移動可能に構成している。
一方、クランクケース25内に支持されるクランク軸53のクランクピン53aには、複数のピストンロッド55を介して第2ディスプレーサ390が連結されるとともに、ピストンロッド57を介してパワーピストン51がクランクピン53bに連結されている。ここでのパワーピストン51は、第2ディスプレーサ390に対して位相差90度で相対移動可能となるようクランク軸53に連結されている。
第4の実施形態では、第3の実施形態の効果に加え、パワーピストン51と第2ディスプレーサ390とを、相互間をシールしつつ相対移動可能に構成しているので、シール部での摺動距離が短くて済み。シールの耐久性が向上する。
また、シリンダ部49を第2ディスプレーサ390内に形成することで、スペースの有効利用が図られ、装置全体のコンパクト化が可能となる。
図5は、この発明の第5の実施形態を示すスターリングサイクルの簡略化した断面図である。この実施形態は、図中で上部における第1ディスプレーサ370、熱交換器ユニット29、第2ディスプレーサ390を順に配列した図4と同様の構成に対し、第2ディスプレーサ390の下部に、第2熱交換器ユニット59、第3ピストン61、第3熱交換器ユニット63、第4ピストン65を順次配置したものである。
第1ディスプレーサ370と第2ディスプレーサ390とは、図4のものと同様に、複数のピストンロッド41により連結し、さらに第2ディスプレーサ390と第3ピストン61とは、第2熱交換器ユニット59を貫通する複数のロッド42により連結するとともに、第3ピストン61と第4ピストン65とは、第3熱交換器ユニット63を貫通する複数のロッド44により連結している。また、第4ピトン65はピストンロッド55を介してクランク軸53に連結している。したがって、第1ディスプレーサ370,第2ディスプレーサ390,第3ピストン61,第4ピストン65は、互いに位相差が180度で一体的に作動することになる。
また、第2ディスプレーサ390に設けたパワーピストン51と、第4ピストン65に設けたパワーピストン51とは、第2熱交換器ユニット59,第3ピストン61および第3熱交換器ユニット63を貫通するロッド52を介して連結し、第4ピストン65に設けたパワーピストン51は、ピストンロッド57を介してクランク軸53に連結している。各パワーピストン51は、第1ディスプレーサ370,第2ディスプレーサ390,第3ピストン61,第4ピストン65に対して90度の位相差で作動する。
この場合、第1ディスプレーサ370、熱交換器ユニット29および第2ディスプレーサ390を一つのサイクルユニットS1とすれば、これに隣接するサイクルユニットS2は、第2ディスプレーサ390、第2熱交換器ユニット59および第3ピストン61で構成され、サイクルユニットS1とサイクルユニットS2とは第2ディスプレーサ390を共用することになる。また、サイクルユニットS2に隣接するサイクルユニットS3は、第3ピストン61、第3熱交換器ユニット63および第4ピストン65で構成され、サイクルユニットS2とサイクルユニットS3とは第3ピストン61を共用することになる。
上記したサイクルユニットS1,S2,S3は、熱機関ユニットを構成している。
このように隣り合うサイクルユニット相互がピストンを共用して、構造の簡素化を図りつつ、このサイクルをエンジンサイクルとして使用する場合には、標準化されたモジュールを適宜積層することで、必要とする出力を容易に得ることができ、さらに、ヒートポンプサイクルや冷凍サイクルを適宜組み合わせることで、多様な熱源および出力温度に対応した複合サイクルを実現することができる。
なお、上記図5の例においては、サイクルユニットをS1〜S3の三つとしたが、これをさらに四つ五つと増加させても構わない。
図6は、この発明の第6の実施形態を示すスターリングサイクルの断面図である。この実施形態は、再生器31,吸熱器33および放熱器35からなる熱交換器ユニット29を、熱交換器ボディ67に収容し、この熱交換器ボディ67の上部の開口部周縁にベローズ69の下端開口部周縁を、熱交換器ボディ67の下部の開口部にベローズ71の上端開口部をそれぞれ取り付けている。
そして、ベローズ69の上部の開口部周縁は第1ディスプレーサ370の外周縁部に、ベローズ71の下部の開口部周縁は第2ディスプレーサ390の外周縁部に、それぞれ取り付けてある。また、第2ディスプレーサ390の下部にはバッファ空間72を形成するアンダカバー73が装着されている。このアンダカバー73に対し、ピストンロッド55および57がシール性を保持しつつ貫通している。
さらに、熱交換器ボディ67の外周には、円筒状の支持ハウジング74の上端内周部が固定され、支持ハウジング74の下端にはクランク軸53が回転可能に支持されている。
この例においても、第1ディスプレーサ370と第2ディスプレーサ390とは、ピストンロッド41により相互に連結されており、したがって各ディスプレーサ370,390が相互に一体となって180度の位相差で往復移動するとともに、パワーピストン51が第2ディスプレーサ390に対し90度の位相差で相対移動して作動ガス空間の容積変化をもたらし、これにより各ディスプレーサ370,390は実質的に180度以外の位相差で往復移動することになる。
そして、この場合、熱交換器ボディ67と各ディスプレーサ370,390とは、上下に伸縮可能なベローズ69,71で連結しているので、各ディスプレーサ370,390の摺動部が不要となり、シール性を考慮する必要もなく、より簡素化した構造で済む。
図7は、この発明の第7の実施形態を示すスターリングサイクルの断面図である。この実施形態は、第1ディスプレーサ75に設けたシリンダ部77にパワーピストン51を設定したものであり、パワーピストン51に一端が連結されるコネクティングロッド79は、他端が熱交換器ユニット29および第2ディスプレーサ81を貫通してクランク軸53に連結されている。また、第1ディスプレーサ75には、バッファ空間82を形成するアッパカバー83が密閉して装着されている。
この例においても、第1ディスプレーサ75と第2ディスプレーサ81とは、ピストンロッド41により相互に連結されており、したがって各ディスプレーサ75,81が相互に一体となって180度の位相差で往復移動するとともに、パワーピストン51が第1ディスプレーサ75に対し90度の位相差で相対移動して作動ガス空間の容積変化をもたらし、これにより高温空間45と低温空間47は実質的に180度以外の位相差で容積変化することになる。
なお、図4に示した第4の実施形態においても、図7の例のように、パワーピストン51を第1ディスプレーサ370に設けてもよい。また、パワーピストン51は、図4,図6,図7のいずれにおいても、第1ディスプレーサ370と第2ディスプレーサ390との双方に設けてもよく、この場合には、熱交換ユニット29を貫通する連結ロッドにより、二つのパワーピストン51相互を連結する構成とする。すなわち、二つのパワーピストン51は同期して往復移動する。
さらに、図3に示した第3の実施形態においては、低温空間47側にパワーピストン51を設ける代わりに、高温空間45に連通路を介してシリンダ部を設け、このシリンダ部にパワーピストン51を収容してもよく、低温空間47側と高温空間45側との双方にパワーピストン51を設けるようにしても構わない。
また、図5に示した第5の実施形態においては、パワーピストン51を、第2ディスプレーサ390と第4ピストン65とにそれぞれ設ける代わりに、第1ディスプレーサ370と第3のピストン61とにそれぞれ設けてもよく、さらにディスプレーサ370,390,ピストン61,65のすべてにパワーピストン51を設けても構わない。
図8は、第8の実施形態を示し、この実施形態は、前記図4に示した第4の実施形態に対し、第1ディスプレーサ370にコンプレッサ229を連結している。すなわち、第1ディスプレーサ370に、ピストンロッド231を介してピストン233を連結し、このピストン233をカバー23に固定してあるコンプレッサ用シリンダ部235内に移動可能に収容する。コンプレッサ用シリンダ部235の図8中で上部には、弁機構237を設け、第1ディスプレーサ370の移動に伴うピストン233の往復運動によってコンプレッサとして機能する。
このように、図8に示した第8の実施形態では、熱機関であるスターリングサイクルと、コンプレッサ229とを一体構造化し、これにより、両者を別体とした場合に比較して少ない部品点数でコンプレッサを駆動することができ、機械損失を最小限に抑えたシステムを得ることができる。
この発明の第1の実施形態を示すスターリングサイクルの断面図である。 この発明の第2の実施形態を示すスターリングサイクルの断面図である。 この発明の第3の実施形態を示すスターリングサイクルの断面図である。 この発明の第4の実施形態を示すスターリングサイクルの断面図である。 この発明の第5の実施形態を示すスターリングサイクルの断面図である。 この発明の第6の実施形態を示すスターリングサイクルの断面図である。 この発明の第7の実施形態を示すスターリングサイクルの断面図である。 この発明の第8の実施形態を示すスターリングサイクルの断面図である。
符号の説明
31,133 再生器
37 高温側パワーピストン
39 低温側パワーピストン
45 高温空間
47 低温空間
51 パワーピストン
75,215,370 第1ディスプレーサ
81,217.390 第2ディスプレーサ
203 ディスプレーサ
229 コンプレッサ
S1,S2,S3 サイクルユニット(熱機関ユニット)

Claims (7)

  1. 互いに異なる温度域を持つ作動ガスが保持された空間に、前記温度域の境界としての再生器を設け、この再生器の両側の高温空間および低温空間の容積変化と作動ガスの移動を利用して熱と動力との変換を行う熱機関において、前記高温空間および低温空間それぞれに対し、作動ガスの容積変化をもたらすとともに、前記作動ガスの圧力変化を受けて、動力を伝達するパワーピストンを各一つ、計二つ設け、前記作動ガスを前記高温空間と低温空間との間を移動させるディスプレーサを設け、前記二つのパワーピストンを、互いに位相差を持たせつつ相対移動させてアルファ型のスターリングサイクルの要素を持たせたことを特徴とする熱機関。
  2. 前記ディスプレーサを、互いに180度の位相差で運動する二つのピストンで構成し、前記高温空間および低温空間にそれぞれ一つ配置したことを特徴とする請求項1に記載の熱機関。
  3. 互いに異なる温度域を持つ作動ガスが保持された空間に、前記温度域の境界としての再生器を設け、この再生器の両側の高温空間および低温空間の容積変化と作動ガスの移動を利用して熱と動力との変換を行う熱機関において、前記高温空間と低温空間とのいずれかに対し、作動ガスの容積変化をもたらすとともに、前記作動ガスの圧力変化を受けて、動力を伝達するパワーピストンを一つ設け、前記作動ガスを前記高温空間と低温空間との間を移動させる、前記パワーピストンより受圧面積の大きなディスプレーサを、互いに180度の位相差で運動する二つのピストンで構成して前記高温空間および低温空間にそれぞれ一つ配置したことを特徴とする熱機関。
  4. 前記二つのパワーピストンのうちいずれか一方と、前記二つのディスプレーサのうちいずれか一方とを互いに一体化したことを特徴とする請求項2に記載の熱機関。
  5. 前記二つのパワーピストンのうちいずれか他方と、前記二つのディスプレーサのうちいずれか他方とを、相互間をシールしつつ相対移動可能に設けたことを特徴とする請求項4に記載の熱機関。
  6. 前記ディスプレーサおよび前記パワーピストンをそれぞれ備えた一つの熱機関ユニットを、その配列方向に複数積層し、前記隣接する熱機関ユニット相互間に、この各熱機関ユニット相互で共用する一つのディスプレーサまたはパワーピストンを配置したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の熱機関。
  7. 前記パワーピストンと前記ディスプレーサとの少なくともいずれか一方に、コンプレッサを連結したことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の熱機関。
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