JP2500447Y2 - ボルマイア―ヒ―トポンプ - Google Patents
ボルマイア―ヒ―トポンプInfo
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- JP2500447Y2 JP2500447Y2 JP1992014170U JP1417092U JP2500447Y2 JP 2500447 Y2 JP2500447 Y2 JP 2500447Y2 JP 1992014170 U JP1992014170 U JP 1992014170U JP 1417092 U JP1417092 U JP 1417092U JP 2500447 Y2 JP2500447 Y2 JP 2500447Y2
- Authority
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- Japan
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- space
- temperature
- heat
- low temperature
- heat exchange
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G1/00—Hot gas positive-displacement engine plants
- F02G1/04—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type
- F02G1/043—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines
- F02G1/044—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines having at least two working members, e.g. pistons, delivering power output
- F02G1/0445—Engine plants with combined cycles, e.g. Vuilleumier
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D7/00—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
- F28D7/02—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being helically coiled
- F28D7/024—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being helically coiled the conduits of only one medium being helically coiled tubes, the coils having a cylindrical configuration
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G2250/00—Special cycles or special engines
- F02G2250/18—Vuilleumier cycles
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/52—Heat recovery pumps, i.e. heat pump based systems or units able to transfer the thermal energy from one area of the premises or part of the facilities to a different one, improving the overall efficiency
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は３個の相互異なる空間内
に充填された、ガスを移動させると同時にヒータで加熱
し、温度変化に従って圧力変動を起こさせることによ
り、ガスより発生される熱放出及びガスの熱吸入を、
冷、暖房に利用するボルマイアーヒートポンプに係わる
もので、特に、構造を簡単に成すと同時に、熱再生器と
熱交換器を本体のシリンダーと一体形にて設けることに
より、不必要な空間を減らし性能を向上させるように成
したボルマイアーヒートポンプに関する。
に充填された、ガスを移動させると同時にヒータで加熱
し、温度変化に従って圧力変動を起こさせることによ
り、ガスより発生される熱放出及びガスの熱吸入を、
冷、暖房に利用するボルマイアーヒートポンプに係わる
もので、特に、構造を簡単に成すと同時に、熱再生器と
熱交換器を本体のシリンダーと一体形にて設けることに
より、不必要な空間を減らし性能を向上させるように成
したボルマイアーヒートポンプに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般的に、ボルマイアーヒートポンプ
は、３個の相互異なる温度空間を有するシリンダー内
に、ヘリュームや水素等のガスを高圧に充填して、この
シリンダー内に、一定なる位相差を有しながら、進退作
動される高温ディスプレーシャーと、低温ディスプレー
シャーを設け、これらをして各空間内に充填されたガス
を、一定なる周期で移動させると同時に、別途の燃焼器
で一定なる熱を加え、ガスの温度変化に伴う圧力変動を
起こさせることにより、ガスより発生される熱の放出及
びガスの熱吸入にて冷、暖房を成すようにする装置であ
る。
は、３個の相互異なる温度空間を有するシリンダー内
に、ヘリュームや水素等のガスを高圧に充填して、この
シリンダー内に、一定なる位相差を有しながら、進退作
動される高温ディスプレーシャーと、低温ディスプレー
シャーを設け、これらをして各空間内に充填されたガス
を、一定なる周期で移動させると同時に、別途の燃焼器
で一定なる熱を加え、ガスの温度変化に伴う圧力変動を
起こさせることにより、ガスより発生される熱の放出及
びガスの熱吸入にて冷、暖房を成すようにする装置であ
る。
【０００３】このようなボルマイアーヒートポンプは、
高温ディスプレーシャーと低温ディスプレーシャーが設
けられるシリンダーが、夫々分離されて構成されるのみ
ならず、熱再生器が設けられる熱再生室と、熱交換器が
設けられる熱交換室が、夫々上記シリンダーとは別途に
設けられ、熱交換室が連結管体にて連結されている構成
であった。
高温ディスプレーシャーと低温ディスプレーシャーが設
けられるシリンダーが、夫々分離されて構成されるのみ
ならず、熱再生器が設けられる熱再生室と、熱交換器が
設けられる熱交換室が、夫々上記シリンダーとは別途に
設けられ、熱交換室が連結管体にて連結されている構成
であった。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のボルマイアーヒートポンプにおいては、従来の
作動に必要な空間以外にも、不必要な空間が多く所要さ
れることにより、性能が低下される問題点があるのみな
らず、シリンダーを中心として放射状に多数設けられる
熱再生室と熱交換室を別途に製作しなければならない
等、構造もまたそれだけ複雑になるので、製作工程に伴
う原価上昇の要因となるという問題点があった。
た従来のボルマイアーヒートポンプにおいては、従来の
作動に必要な空間以外にも、不必要な空間が多く所要さ
れることにより、性能が低下される問題点があるのみな
らず、シリンダーを中心として放射状に多数設けられる
熱再生室と熱交換室を別途に製作しなければならない
等、構造もまたそれだけ複雑になるので、製作工程に伴
う原価上昇の要因となるという問題点があった。
【０００５】本考案の目的は、上述した問題点に鑑み、
構造を簡単に成し、製作及び組立てを簡便になすように
すると同時に、不必要な空間を減らし、性能を向上させ
るようにするボルマイアーヒートポンプを提供するもの
である。
構造を簡単に成し、製作及び組立てを簡便になすように
すると同時に、不必要な空間を減らし、性能を向上させ
るようにするボルマイアーヒートポンプを提供するもの
である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案は上述した目的を
達成するため、外側シリンダーと、最上部を高温空間、
中間を中温空間、下部を低温空間として分離する２個の
ディスプレーシャーを設け、前記外側シリンダーと同軸
を成して一体となり、これら間に空間を形成する内側シ
リンダーと、前記外側シリンダーの上部に一体に設置さ
れ、前記高温空間と熱交換する高温熱交換手段と、前記
高温空間に接近して、前記外側及び内側シリンダーの間
の空間に位置され、前記高温熱交換手段と共に外側シリ
ンダー上部を形成する高温再生手段と、前記外側及び内
側シリンダーの間の空間の前記高温再生手段の下部に設
置され、中温空間と連通する中温熱交換手段と、前記２
個のディスプレーシャーのうち下部ディスプレーシャー
に隣接して、前記外側及び内側シリンダーの間の空間の
前記中温熱交換手段の下部に設置される低温再生手段
と、前記外側及び内側シリンダーの間の空間の前記低温
再生手段の下部に設置され、前記低温空間と連通する低
温熱交換手段とを具備し、前記高温再生手段および低温
再生手段の少なくとも一方が、リング状の熱再生板を多
数積層して構成され、前記中温熱交換手段および低温熱
交換手段の少なくとも一方が、前記内側シリンダーを螺
旋状に巻くように形成されたことを特徴とする。
達成するため、外側シリンダーと、最上部を高温空間、
中間を中温空間、下部を低温空間として分離する２個の
ディスプレーシャーを設け、前記外側シリンダーと同軸
を成して一体となり、これら間に空間を形成する内側シ
リンダーと、前記外側シリンダーの上部に一体に設置さ
れ、前記高温空間と熱交換する高温熱交換手段と、前記
高温空間に接近して、前記外側及び内側シリンダーの間
の空間に位置され、前記高温熱交換手段と共に外側シリ
ンダー上部を形成する高温再生手段と、前記外側及び内
側シリンダーの間の空間の前記高温再生手段の下部に設
置され、中温空間と連通する中温熱交換手段と、前記２
個のディスプレーシャーのうち下部ディスプレーシャー
に隣接して、前記外側及び内側シリンダーの間の空間の
前記中温熱交換手段の下部に設置される低温再生手段
と、前記外側及び内側シリンダーの間の空間の前記低温
再生手段の下部に設置され、前記低温空間と連通する低
温熱交換手段とを具備し、前記高温再生手段および低温
再生手段の少なくとも一方が、リング状の熱再生板を多
数積層して構成され、前記中温熱交換手段および低温熱
交換手段の少なくとも一方が、前記内側シリンダーを螺
旋状に巻くように形成されたことを特徴とする。
【０００７】また、前記多数積層された熱再生板を金属
網で覆うようにしてもよい。
網で覆うようにしてもよい。
【０００８】更に、前記中温熱交換手段および低温熱交
換手段の少なくとも一方の外周面に、多数の熱交換ピン
を設けるようにしてもよい。
換手段の少なくとも一方の外周面に、多数の熱交換ピン
を設けるようにしてもよい。
【０００９】
【作用】本考案においては、同心円を有する内、外側シ
リンダー間の空間に、熱再生板が多数積層され、これを
金属網にて覆った一体形の熱交換器を夫々設けたので、
不必要な空間が減り、性能が向上され、全体の構造が簡
単となる。更に、本体の製作工程は勿論、熱再生器の製
作工程及び組立てが簡便に行える。
リンダー間の空間に、熱再生板が多数積層され、これを
金属網にて覆った一体形の熱交換器を夫々設けたので、
不必要な空間が減り、性能が向上され、全体の構造が簡
単となる。更に、本体の製作工程は勿論、熱再生器の製
作工程及び組立てが簡便に行える。
【００１０】また、熱交換器も螺旋形で多数巻かれた一
体形にて設けると同時に、表面に一定なる間隔の熱交換
ピンを設けたので、製作工程は勿論、組立てが簡便にな
り、併せて表面積が大きくなるので、性能が向上する。
体形にて設けると同時に、表面に一定なる間隔の熱交換
ピンを設けたので、製作工程は勿論、組立てが簡便にな
り、併せて表面積が大きくなるので、性能が向上する。
【００１１】
【実施例】本考案の実施例を、添付された図面により詳
細に説明すれば次の通りである。図面中、図１は、本考
案に関するボルマイアーヒートポンプを全体的に示した
断面構成図であり、これは、動力を発生させる駆動部１
と、上記駆動部１の動力により作動され、内部にヘリュ
ームガスが充填された作動部２にて構成される。
細に説明すれば次の通りである。図面中、図１は、本考
案に関するボルマイアーヒートポンプを全体的に示した
断面構成図であり、これは、動力を発生させる駆動部１
と、上記駆動部１の動力により作動され、内部にヘリュ
ームガスが充填された作動部２にて構成される。
【００１２】即ち、駆動部１は、後述するところの作動
部２の下端に、密閉されるべく設けられる駆動室３と、
上記駆動室３内に設けられ、動力を発生させる駆動モー
タ４と、上記駆動モータ４の軸に設けられ、後述する作
動部２の２個のディスプレーシャー５，６を駆動させる
クランクシャフト７にて構成される。
部２の下端に、密閉されるべく設けられる駆動室３と、
上記駆動室３内に設けられ、動力を発生させる駆動モー
タ４と、上記駆動モータ４の軸に設けられ、後述する作
動部２の２個のディスプレーシャー５，６を駆動させる
クランクシャフト７にて構成される。
【００１３】更に、作動部２は、上記した２個のディス
プレーシャー５，６が、一定なる位相差を有し、上、下
作動される内側シリンダー８と、上記内側シリンダー８
の外側に設けられ、これと同心円を有する外側シリンダ
ー９にて構成され、この上段には上部を密閉されるよう
に設けられ、多数の加熱ピン１０を一体形に有する蓋部
材１１と、蓋部材１１の上面に設けられ、未だ図示され
ない燃焼器により加熱される高温熱交換室１２にて構成
される。
プレーシャー５，６が、一定なる位相差を有し、上、下
作動される内側シリンダー８と、上記内側シリンダー８
の外側に設けられ、これと同心円を有する外側シリンダ
ー９にて構成され、この上段には上部を密閉されるよう
に設けられ、多数の加熱ピン１０を一体形に有する蓋部
材１１と、蓋部材１１の上面に設けられ、未だ図示され
ない燃焼器により加熱される高温熱交換室１２にて構成
される。
【００１４】更に、上記内側シリンダー８内に、前述し
た駆動部１のクランクシャフト７と夫々連結され、上、
下作動される高、低温ディスプレーシャー５，６と、上
記高、低温ディスプレーシャー５，６により内側シリン
ダー８が夫々分割され、相互異なる温度室の高温室１
３、中温室１４及び低温室１５にて構成され、この各温
度室１３，１４，１５の外縁には、外側シリンダー９内
と連通され、ガスが移動されるガス移動通路１６，１
７，１８を設けて構成される。
た駆動部１のクランクシャフト７と夫々連結され、上、
下作動される高、低温ディスプレーシャー５，６と、上
記高、低温ディスプレーシャー５，６により内側シリン
ダー８が夫々分割され、相互異なる温度室の高温室１
３、中温室１４及び低温室１５にて構成され、この各温
度室１３，１４，１５の外縁には、外側シリンダー９内
と連通され、ガスが移動されるガス移動通路１６，１
７，１８を設けて構成される。
【００１５】更に、外側シリンダー９内には、高温室１
３と同一なる位置上に一体形にて設けられ、高温ガスが
通過される時、この熱を蓄熱した後、低温ガスが通過さ
れる時、ガスの温度を高める高温再生器１９と、この下
部に中温室１４と同一なる位置上に、一体形にて設けら
れ、冷水で供給され温水で熱交換される中温熱交換器２
０と、更に、低温室１５と同一なる位置上に設けられ、
冷水で供給され冷却水で熱交換される低温熱交換器２１
と、更に、上記中温熱交換器２０と低温熱交換器２１の
間に一体形にて設けられる低温再生器２２を設けて構成
される。
３と同一なる位置上に一体形にて設けられ、高温ガスが
通過される時、この熱を蓄熱した後、低温ガスが通過さ
れる時、ガスの温度を高める高温再生器１９と、この下
部に中温室１４と同一なる位置上に、一体形にて設けら
れ、冷水で供給され温水で熱交換される中温熱交換器２
０と、更に、低温室１５と同一なる位置上に設けられ、
冷水で供給され冷却水で熱交換される低温熱交換器２１
と、更に、上記中温熱交換器２０と低温熱交換器２１の
間に一体形にて設けられる低温再生器２２を設けて構成
される。
【００１６】この時、各再生器１９，２２は、図２、図
３において示すところのように、中心部に内側シリンダ
ー８の外径に挿入締結される締結孔２３を有する熱再生
板２４が多数に積層され、金属網２５等で覆った一体形
にて構成されたものであり、更に、各熱交換器２０，２
１は給水口２６と排水口２７を有しながら、外側シリン
ダー９内に挿入されるべく螺旋形で多数巻かれて設けら
れ、これらの表面には一定な間隔で多数の熱交換ピン２
８が構成されたものである。
３において示すところのように、中心部に内側シリンダ
ー８の外径に挿入締結される締結孔２３を有する熱再生
板２４が多数に積層され、金属網２５等で覆った一体形
にて構成されたものであり、更に、各熱交換器２０，２
１は給水口２６と排水口２７を有しながら、外側シリン
ダー９内に挿入されるべく螺旋形で多数巻かれて設けら
れ、これらの表面には一定な間隔で多数の熱交換ピン２
８が構成されたものである。
【００１７】従って、このように構成された本考案は、
未だ図示されていない燃焼器を点火させ、高温熱交換室
１２を加熱させた状態において、駆動部１の駆動モータ
４を運転させるようになれば、この回転動力がクランク
シャフト７を回転駆動させるようになり、これに従って
高温ディスプレーシャー５と低温ディスプレーシャー６
が、一定な位相差を維持しながら周期的な上、下作動を
行うようになる。
未だ図示されていない燃焼器を点火させ、高温熱交換室
１２を加熱させた状態において、駆動部１の駆動モータ
４を運転させるようになれば、この回転動力がクランク
シャフト７を回転駆動させるようになり、これに従って
高温ディスプレーシャー５と低温ディスプレーシャー６
が、一定な位相差を維持しながら周期的な上、下作動を
行うようになる。
【００１８】因って、高温室１３内のガスは、ガス移動
通路１６，１７を通じて、中温室１４に、中温室１４の
ガスはガス移動通路１７，１８を通じて、低温室１５
に、又は、これとは反対に移動されるようになり、これ
に因ってこれらの各温度室１３，１４，１５には、体積
の変化が起こるようになる。この際、各温度室１３，１
４，１５の体積変化は、即ち、各温度室１３，１４，１
５に移動される作動ガス量の変化を意味する。
通路１６，１７を通じて、中温室１４に、中温室１４の
ガスはガス移動通路１７，１８を通じて、低温室１５
に、又は、これとは反対に移動されるようになり、これ
に因ってこれらの各温度室１３，１４，１５には、体積
の変化が起こるようになる。この際、各温度室１３，１
４，１５の体積変化は、即ち、各温度室１３，１４，１
５に移動される作動ガス量の変化を意味する。
【００１９】高温のガス量が多くなれば、圧力が高く、
低温のガス量が多ければ圧力が低くなる原理により、圧
力変化が誘発されるものである。
低温のガス量が多ければ圧力が低くなる原理により、圧
力変化が誘発されるものである。
【００２０】高温室１３は、燃焼器の燃焼熱により得ら
れるし、中温室１４は、高温室１３より高温のガスが高
温再生器１９を通過して、中温室１４に移動されること
により得られる。
れるし、中温室１４は、高温室１３より高温のガスが高
温再生器１９を通過して、中温室１４に移動されること
により得られる。
【００２１】即ち、高温ガスが高温再生器１９を通過す
る時、高温ガスの熱が高温再生器１９に伝達され、蓄熱
されることにより中温のガスになる。
る時、高温ガスの熱が高温再生器１９に伝達され、蓄熱
されることにより中温のガスになる。
【００２２】これと同一な原理で、中温のガスが低温再
生器２２を通過して、低温室１５に移動されることによ
り低温室１５に低温ガスが得られる。高温及び低温再生
器１９，２２は熱を蓄熱しているために、中温ガスが高
温再生器１９を通過して、高温室１３に移動するとか、
低温ガスが低温再生器２２を通過して、中温室１４に移
動する時には、再生器１９，２２よりガスに熱が伝達さ
れ、ガスの温度を高めてやることにより、高温及び中温
ガスが還元されるものである。
生器２２を通過して、低温室１５に移動されることによ
り低温室１５に低温ガスが得られる。高温及び低温再生
器１９，２２は熱を蓄熱しているために、中温ガスが高
温再生器１９を通過して、高温室１３に移動するとか、
低温ガスが低温再生器２２を通過して、中温室１４に移
動する時には、再生器１９，２２よりガスに熱が伝達さ
れ、ガスの温度を高めてやることにより、高温及び中温
ガスが還元されるものである。
【００２３】上記した過程が相互連関されて発生するこ
とにより、高温室１３の温度は、燃焼器の燃焼熱により
高温（６００〜７００℃）にて維持され、中温室１４の
温度は中温（６０〜８０℃）にて低温室１５の温度は低
温（−１０℃〜−５℃）で維持される。
とにより、高温室１３の温度は、燃焼器の燃焼熱により
高温（６００〜７００℃）にて維持され、中温室１４の
温度は中温（６０〜８０℃）にて低温室１５の温度は低
温（−１０℃〜−５℃）で維持される。
【００２４】従って、中温熱交換器２０の給水口２６を
通じて給水される冷水は、移動される中温のガスと熱交
換され、排水口２７を通じて回収されることにより、暖
房出力を得るようになるものであり、更に、低温熱交換
器２１の給水口２６を通じて給水される冷水は、移動さ
れる低温のガスと熱交換され、排水口２７で回収される
ことにより、冷房出力を得るようになるものである。
通じて給水される冷水は、移動される中温のガスと熱交
換され、排水口２７を通じて回収されることにより、暖
房出力を得るようになるものであり、更に、低温熱交換
器２１の給水口２６を通じて給水される冷水は、移動さ
れる低温のガスと熱交換され、排水口２７で回収される
ことにより、冷房出力を得るようになるものである。
【００２５】この際、上記の両熱交換器２０，２１の表
面には、一定なる間隔で多数の熱交換ピン２８が設けら
れていることにより、それだけ表面積が大きくなり、熱
交換が充分になされるのは勿論である。
面には、一定なる間隔で多数の熱交換ピン２８が設けら
れていることにより、それだけ表面積が大きくなり、熱
交換が充分になされるのは勿論である。
【００２６】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、同
心円を有する内、外側シリンダー間の空間に、熱再生板
が多数積層され、これを金属網にて覆った一体形の熱交
換器を夫々設けることにより、不必要な空間が減るよう
になり、性能が向上される効果をもたらすと同時に、全
体の構造が簡単となり、本体の製作工程は勿論、熱再生
器の製作工程及び組立てが簡便に行えることにより、原
価をそれだけ節減させることができる。
心円を有する内、外側シリンダー間の空間に、熱再生板
が多数積層され、これを金属網にて覆った一体形の熱交
換器を夫々設けることにより、不必要な空間が減るよう
になり、性能が向上される効果をもたらすと同時に、全
体の構造が簡単となり、本体の製作工程は勿論、熱再生
器の製作工程及び組立てが簡便に行えることにより、原
価をそれだけ節減させることができる。
【００２７】更に、熱交換器も螺旋形で多数巻かれた一
体形にて設けると同時に、表面に一定なる間隔の熱交換
ピンを設けることにより、製作工程は勿論、組立てが簡
便になる効果をもたらすのみならず、表面積が大きくな
るので、性能が向上できる。
体形にて設けると同時に、表面に一定なる間隔の熱交換
ピンを設けることにより、製作工程は勿論、組立てが簡
便になる効果をもたらすのみならず、表面積が大きくな
るので、性能が向上できる。
【図１】本考案の全体構成を示した断面構成図である。
【図２】本考案に関する熱再生器の斜視図である。
【図３】図２の平面構成図である。
【図４】図２の一部を示した断面構成図である。
【図５】本考案の熱交換例を示した正面構成図である。
【図６】図５の一部斜視図である。
１ 駆動部 ２ 作動部 ８ 内側シリンダー ９ 外側シリンダー １１ 蓋部材 １３ 高温室 １４ 中温室 １５ 低温室 １６，１７，１８ ガス移動通路 １９ 高温再生器 ２１ 低温熱交換器 ２２ 低温再生器 ２３ 締結孔 ２４ 熱再生板 ２５ 金属網 ２８ 熱交換ピン
Claims (3)
- 【請求項１】外側シリンダーと、 最上部を高温空間、中間を中温空間、下部を低温空間と
して分離する２個のディスプレーシャーを設け、前記外
側シリンダーと同軸を成して一体となり、これら間に空
間を形成する内側シリンダーと、 前記外側シリンダーの上部に一体に設置され、前記高温
空間と熱交換する高温熱交換手段と、 前記高温空間に接近して、前記外側及び内側シリンダー
の間の空間に位置され、前記高温熱交換手段と共に外側
シリンダー上部を形成する高温再生手段と、 前記外側及び内側シリンダーの間の空間の前記高温再生
手段の下部に設置され、中温空間と連通する中温熱交換
手段と、 前記２個のディスプレーシャーのうち下部ディスプレー
シャーに隣接して、前記外側及び内側シリンダーの間の
空間の前記中温熱交換手段の下部に設置される低温再生
手段と、 前記外側及び内側シリンダーの間の空間の前記低温再生
手段の下部に設置され、前記低温空間と連通する低温熱
交換手段と を具備し、 前記高温再生手段および低温再生手段の少なくとも一方
が、リング状の熱再生板を多数積層して構成され、 前記中温熱交換手段および低温熱交換手段の少なくとも
一方が、前記内側シリンダーを螺旋状に巻くように形成
されたことを特徴とするボルマイアーヒートポンプ。 - 【請求項２】 前記多数積層された熱再生板を金属網で
覆ったことを特徴とする請求項１記載のボルマイアーヒ
ートポンプ。 - 【請求項３】 前記中温熱交換手段および低温熱交換手
段の少なくとも一方の外周面に多数の熱交換ピンを設け
たことを特徴とする請求項１記載のボルマイアーヒート
ポンプ。
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