JP2013537867A - 案内ローラカバーを備えるマグヌスロータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、マグヌスロータの下部外周に配置されており、当該マグヌスロータに遊びなしで当接する案内ローラと、当該案内ロータの下方に配置されたステップ面と、前記案内ローラおよび前記ステップ面を覆うカバーとを有するマグヌスロータに関する。前記カバーは、開放された状態で前記案内ローラおよび前記ステップ面を、当該ステップ面上の人が前記案内ローラで作業を実施できるように解放する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、案内ローラカバーを備えるマグヌスロータに関する。
マグヌスロータは、フレットナロータまたはシーゲルロータとも称される。
マグヌスロータは従来技術で公知である。とりわけ船舶駆動部としてのマグヌスロータは概念「フレットナロータ」の下で公知であり、非特許文献1には、船舶にそのようなフレットナロータまたはマグヌスロータを装備することが記載されている。
特許文献1から、複数の案内ホイールを備える案内部を有するマグヌスロータが公知である。案内ローラはマグヌスロータ内に配置することができ、マグヌスロータを内側から支持する。またはマグヌスロータを外側から支持するため外に配置することもできる。案内ローラとしてエラスティックなタイヤ、例えば自動車の車輪が使用される。
特許文献2から、少なくとも3つの案内ローラを備えるマグヌスロータが公知であり、案内ローラはマグヌスロータの下方外周に配置されていて、これに遊びなしで当接する。案内ローラはセグメント化されたカバーによって覆われている。
スイス特許第116268号 特許国際公開第2006/133950号
「Die Segelmaschine」、Klaus D. Wagner著、Ernst Kabel Verlag GmbH, Hamburg, 1991
マグヌスロータの案内ローラ用の前に記載したすべてのカバーは共通して、マグヌスロータを汚れまたは損傷から保護するために、ならびに人または対象物が案内ローラと接触して、これによりちょうど回転するマグヌスロータにより怪我をしたり、またはこれを損傷したりしないようにするために、カバーが案内ローラを覆う。この場合、案内ローラを交換または保守しなければならない場合に、その下で保護されている案内ローラに接近するにはカバーを除去しなければならない。
そのため、カバーの下方にある案内ローラに接近し、人により案内ローラを保守および交換するためには無視できない手間ないしコストが掛かる。
したがって本発明の基礎とする課題は、案内ローラを保守および交換するために、これにアクセスする簡単な手段を提供することである。
本発明によればこの課題は、請求項1の発明特定事項を備えるマグヌスロータによって解決される。有利な展開形態は従属請求項に記載されている。
したがって、マグヌスロータの内側に配置された支持体を備えるマグヌスロータが記載される。マグヌスロータは、マグヌスロータの運転時にこの支持体を中心に回転するロータを有する。支承部がロータを支持体の上に支持する。マグヌスロータはその案内ローラの下方にそれぞれ1つのステップ面(踏床面)を有し、このステップ面はカバーを折り上げると同時に覆われ保護される。折り下げられた状態ではカバーが、作業すべき案内ローラとステップ面の両方を解放し、これにより案内ローラの作業のためにステップ面に乗ること、または使用することができ、人がこのステップ面から保守または交換を安全に行うことができる。
このステップ面の利点は、このようにして人が保守作業または交換作業のために梯子または作業台を介して対応する案内ローラに接近する必要が回避されることである。これらの梯子または作業台は、大きな手間ないしコストを掛けないと船舶の甲板上でスリップや走行に対して安全を確保できない。さらに船甲板が雨や波しぶきにより常に湿っている場合には、滑落の危険性を完全には除去できず、これは例えば梯子または作業台からのスリップも引き起こす。したがって案内ローラに達するための梯子、作業台および類似の補助手段は、常に人に対する危険源であり、この危険源は本発明より案内ローラの下方または横に設けられたステップ面によって回避することができる。梯子または作業台を配置し、または少なくとも作業を実施できるように、これらから案内ローラへの接近を可能にするために、折り下げられたカバーの横(側方)にスペースがなくても良く、またはほとんどなくても良い。さらに梯子または作業台の設置と除去も付加的な手間ないしコストであり、この手間ないしコストは組み込まれたステップ面を設けることにより回避することができる。したがって本発明のステップ面を案内ローラの下方に設けることにより、案内ローラでの作業がより安全になるだけでなく、より簡単かつ短い時間で実行することができる。
本発明の一側面によれば、ステップ面が基台プレートまたは船甲板または類似物の一部として構成されており、この上にマグヌスロータが固定される。これによりステップ面が船甲板に対して相対的に運動できないことが保証される。なぜならステップ面は船甲板の一部として構成されているからである。すなわち、船甲板の一部またはマグヌスロータの脚部または下部構造物の一部である。
本発明の別の側面によれば、ステップ面上でのスリップを阻止するために、ステップ面に表面(床面)が設けられるかまたは表面が被覆される。これはステップ面に上る際、またはステップ面に立つ際のスリップの危険性を低下させるのに有利である。なぜなら船甲板上の作業時でさえ、躓いたり転倒したりすることにより、例えば船外に落下することにより、人は大きな危険に曝されているからである。
本発明の一側面によれば、カバーは開閉運動装置を有し、この開閉運動装置は、開放された状態では前記カバーをステップ面の上方の垂直高さに保持するように構成されている。この開閉運動装置によって、一方ではカバーまたは各カバーセグメントの折り上げと折り下げが可能である。他方ではこれにより、カバーセグメントが完全に折り下げられること、または基台または船甲板上に落下することが阻止される。なぜなら開閉運動装置によってカバーセグメントを基台または船甲板の上の所定の高さに保持することができるからである。ここでは前記所定の高さを、カバーセグメントが少なくとも部分的にステップ面の上方に配置されるように選択するのが有利である。これにより、折り下げられたカバーセグメントによって、ステップ面上に存在する人が基台または船甲板に落下するのを防止する保護が達成される。
本発明の別の側面によれば開閉運動装置は、カバーが開放した状態ではマグヌスロータの実質的に半径方向に、このマグヌスロータから開放したカバーへとステップ面の上方で伸長するように構成されている。これにより折り下げられたカバーが後方に対し、および/または開閉運動装置が両側で共通に、またはそれぞれ単独で、ステップ面に立つ人が落下することに対する保護を形成する。いわば作業壇が形成され、ステップ面上に立つ人が落下するのをすべての方向で保護する。
本発明の一側面によれば、開閉運動装置がロック装置によって、カバーが閉鎖された状態に確保される。これが有利であるのは、ロックによってカバーが確保され、とりわけマグヌスロータが使用される船舶が波の高いときに航行する際に、カバーが不所望の折り下げられること、すなわち開放することを防止できるからである。さらにこのロックによってカバーの各セグメントを個別に開放すること、すなわち折り下げることができる。このロックには有利には外部からアクセスすることができ、補助手段または工具なしで、例えば90゜回転することにより簡単かつ迅速に操作することがきる。
本発明の実施例および利点を、以下の図面を参照して詳細に説明する。
マグヌスロータの概略斜視図である。 マグヌスロータの簡素化した概略側面図である。 マグヌスロータの概略斜視図である。 マグヌスロータの概略斜視図である。 マグヌスロータの案内ローラのカバーセグメントの簡素化した概略図である。 案内ローラのカバーセグメントが閉鎖されたマグヌスロータの概略図である。 案内ローラのカバーセグメントが部分的に開放されたマグヌスロータの概略図である。 マグヌスロータの案内ローラの概略的断面図である。 カバーセグメントが開放したマグヌスロータの案内ローラの概略図である。 マグヌスロータの詳細図である。
図1は、マグヌスロータの概略斜視図である。マグヌスロータ2は、好ましくはシリンダ状に構成されたロータ8を有する。ロータ8の上端部には端板10が取り付けられている。マグヌスロータ2が(図示しない)基台プレート、例えば船甲板等に取り付けられている場合、対応する端板は下端部には必要ない。なぜならこの端板はプレートまたは甲板自体により形成されるからである。ロータ8は、ロータ8の内部に配置された支持体4によって支持され、この支持体4の上を支承部(ないし軸受支持部)6を介して回転する。この支承部6は、公知の転がり軸受けまたはベアリングの他の適切な構成とすることができる。
図2は、内側にある支持体4、外側にあるロータ8、支承部6ならびに端板10を備えるマグヌスロータ2の簡素化した概略側面図である。マグヌスロータ2は、基台プレート、船甲板または類似物とすることのできる基体20に固定されている。さらにこの図2には、案内ローラ12ならびにカバー28aと28dが図示されている。カバー28aと28dは、ローラ8の下方周縁部と案内ローラ12を覆い、一方では異物が駆動部または案内ローラ12に達することを阻止し、他方では露出した回転部材において操作者が怪我するのを阻止する。
図3は、マグヌスロータ2の概略斜視図である。ここには閉鎖された表面を有するロータ8が図示されており、したがって支持体4は図示されていない。この図でカバー28は閉鎖位置にあり、すなわち折り上げられた位置で図示されている。したがってカバー28は案内ローラ12を覆っている。
図4は、カバー28が開放した、すなわちカバーが折り下げられたマグヌスロータ2の概略斜視図である。カバーはその下にある案内ローラ12への視野を解放している。
図5は、マグヌスロータ2の案内ローラ12のカバーセグメント28a〜28hをロータ8への平面図で簡素化して示す。ここには端板10は記載されておらず、支持体4ならびに支承部6も図示されていない。ロータ8の外周にはカバー28a〜28hが配置されている。ここでカバー28a、28bおよび28cは下方に案内ローラ12が配置されたカバーであり、一方、カバー28d〜28hは案内ローラ12を覆っている。セグメント化によって、駆動および案内システムの個々の部分に接近するために、その都度カバー全体を除去する必要がない。
図6は、案内ローラ12のカバーセグメント28a〜28hが閉鎖されているマグヌスロータ2を示す。ここにはマグヌスロータ8の下部領域が図示されており、この下部領域は船舶の甲板のような基体20上に固定されている。
図7は、案内ローラのカバーセグメント28a〜28hが部分的に開放したマグヌスロータ2を示す。ここではカバーセグメント28a〜28cが開放している。すなわち船甲板のような基体20の方向に折り下げられている。案内ローラ12のそれぞれ1つをカバーセグメント28a〜28hの下に覆うことができることが分かる。
図8は、マグヌスロータ2の案内ローラ12の概略図である。案内ローラ12として自動車のタイヤを使用することができる。ここではロータ8が回転する際のノイズ発生を低減するため、プロフィールのないタイヤが使用される。案内ローラ12は、マグヌスロータ2の回転軸に対して平行に配向された回転軸上に取り付けられている。案内ローラはロータ8の下部周縁部に設けられている。案内ローラ12はロータ8の全周にわたって分散して配設されており、遊びなしでこれに当接している。したがって例えば突風により、または支承部が比較的高く配置されていることにより(例えば図2参照)、傾斜トルクが発生したとしても、これによりロータ8がガタ振れ運動ないし振り子運動(Schlagbewegung)することはあり得ない。なぜなら案内ローラ12がこれを確実に阻止するからである。これにより、ロータ8が常に正確に回転することが保証される。
この案内システムの本質的な利点は、非常に良好な接近性(アクセス性)と簡単な構造にある。ここで案内ローラ12の構造は、自動車タイヤを使用することにより自動車での車輪懸架の構造に対応する。したがって案内ローラ12の取り付け形式は一般的に使用され、公知であり、したがって案内ローラ12の交換はそのための専用の訓練または工具を必要とせずに非常に簡単に行うことができる。なぜなら自動車のタイヤ交換の際と同じ工具が必要なだけだからである。
さらに案内ローラ12がロータ8の外部に存在することが有利である。したがってロータ8には摩耗または損傷し得る部材が存在しない。案内ローラ12には外からアクセスできるから、案内ローラ12の交換も問題なしに可能である。目視コントロールを運転中でさえ実行することができるので保守も同様に容易になる。なぜならマグヌスロータ2の内側に立ち入る必要がないからである。これにより障害をわずかな作業ないしコストで取り除くことができる。
図9は、カバーセグメント28aが開放したマグヌスロータ2の案内ローラ12を示す図である。隣接するカバーセグメント28bと28hは閉鎖されている。ここでカバーセグメント28aは、案内ローラ12の下方に存在するステップ面(踏床面)29が見えるまで折り下げられている。ステップ面29は案内ローラ12の下方に設けられており、カバーセグメント28aが案内ローラ12の上に折り上げられ、閉鎖されるとき同様にカバーセグメント28aによって覆われる。カバーセグメント28aを折り上げ、かつ折り下げるためにバックル(ないしリンク部材)30がカバーセグメント28aの両側に設けられている。カバーセグメント28aは、2つのレバー(取っ手)31aと31bによって折り上げられた状態に確保される。
図10は、マグヌスロータ2の詳細図である。この図には端板10を有するロータ8が示されている。マグヌスロータ2のロータ8は、支承部6により内側支持体4上に載置されている。ロータ8の下部領域には、案内ローラ12およびそのカバー28、ここではカバーセグメント28aと28dが図示されている。さらに支持体4の内部には駆動部15が配置されており、この駆動部は支承部6を通って支持体4からロータ8に案内される駆動軸15aによってロータ8を駆動する。ここでロータ8と駆動軸15aとは同じ回転軸線を有する。
案内ローラ12用の本発明のカバー28の本質的な利点は、1つには個々のカバーセグメント28a〜28hが互いに独立して閉鎖および開放すること、すなわち折り上げられ、折り下げられる(高位置−低位置間に枢動旋回する)ことである。例えばカバー28全体を取り外し、再び取り付ける必要なしに個々の案内ローラ12を保守または交換することができる。
さらにステップ面29は、案内ローラ12の保守または交換を人にとって安全な作業位置で実施できることを可能にする。したがってステップ面29はマグヌスロータ2の下部領域の構成部材として構成されているか、またはマグヌスロータの下部領域に強固に取り付けて配設されている。これによりステップ面は、船舶の運動が大きいときであっても、マグヌスロータ2および案内ローラ12に対して相対運動することはない。このような相対運動は、案内ローラ12で作業をするステップ面29上に起立する人を危険に曝すことになり得る。このようにして保守作業または交換作業のために、人が梯子または作業台の上で対応する案内ローラに接近しなければならないという必要性が回避される。このようなことは、まさに船舶の湿った滑りやすい甲板上では常に人に対する危険源である。
バックル(開閉運動装置)30によってカバーセグメント28aは簡単かつスペースを節約して操作される。すなわち折り上げられ、折り下げられる。さらにバックルは本発明では、カバーセグメント28aが半径方向に、すなわちステップ面29の上に立つ人の後方に胸壁を形成する高さにこのカバーセグメント28aが保持されるまで折り下げられた位置に当該のカバーセグメント28aを保持するよう構成されている。すなわちステップ面から後方に落下するのを防止するようにカバーセグメント28aを保持する。ここでバックル30は落下に対する側方の保護部としても用いられる。このようにして折り下げられたカバーセグメント28aとバックル30はステップ面29上にいる人に、例えば案内ローラの作業時に保護領域を提供する。この保護領域内では作業を比較的安全に実行することができる。すなわち人は、少なくとも側方と後方に対して落下から保護されている。このことはとりわけ、マグヌスロータ2が船舶で使用されている場合に有利である。なぜなら落下は簡単にデッキを超えて(船外に)落下することになってしまうからである。
2つのレバー31aと31bを使用することの利点は、カバーセグメント28aを両側で確保する(把む)ことができ、これにより負荷がカバーセグメント28aの両側に均等に分散されることである。カバーセグメント28aの外側からアクセスすることのできるレバー31aと31bによって、カバーセグメント28aに簡単に接近し、迅速に工具または補助手段なしで人により操作することができる。ここでレバー31aと31bは、これらがその回動軸を中心にカバーセグメント28aの外面に対して垂直に90゜回動することによってこの領域でレバーのロックを解除および閉鎖を許容するように構成されている(即ち、ロック装置を構成する)。
2 マグヌスロータ
4 支持体
6 支承部
8 ロータ
12 案内ローラ
28a〜28h カバー
29 ステップ面
30 バックルないしリンク部材(開閉運動装置)
31a、31b レバー(ロック装置)
本発明によればこの課題は、請求項1の発明特定事項を備えるマグヌスロータによって解決される。本発明の第1の視点において、下記のマグヌスロータが提供される。即ち、マグヌスロータの内部に配置された支持体と、前記マグヌスロータの運転時に前記支持体を中心に回転するロータと、前記支持体上で前記ロータを支持する支承部と、前記ロータの下部外周部に配置されており、当該ロータに遊びなしで当接する案内ローラと、前記案内ローラの下方に配置されたステップ面と、前記案内ローラおよび前記ステップ面を覆うカバーと、を有するマグヌスロータであって、前記カバーは、開放された状態では前記案内ローラと前記ステップ面とを、当該ステップ面上の人が前記案内ローラで作業を実施できるように解放する、マグヌスロータ(基本形態1)。また第2の視点において、第1の視点によるマグヌスロータを少なくとも1つ有する船舶、とりわけ貨物船が提供される。なお、特許請求の範囲に付記した図面参照番号は専ら理解を助けるためであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。有利な展開形態は従属請求項に記載されている。
本発明において、以下の展開形態が可能である。
(形態2)本発明のマグヌスロータにおいて、ステップ面は、基台プレートまたは船甲板または類似物の一部として構成されており、該ステップ面の上にマグヌスロータが固定されているマグヌスロータが好ましい。
(形態3)前記ステップ面上でのスリップを阻止するため、前記ステップ面には表面が設けられているか、または表面が被覆されているマグヌスロータが好ましい。
(形態4)カバーは運動装置を有し、該運動装置は、開放された状態では前記カバーを前記ステップ面上方の垂直高さに保持するよう構成されているマグヌスロータが好ましい。
(形態5)前記運動装置は、前記カバーが開放した状態では、前記マグヌスロータの実質的に半径方向に当該マグヌスロータから開放したカバーへと前記ステップ面の上方に伸長するように構成されているマグヌスロータが好ましい。
(形態6)前記運動装置は、ロック装置によって前記カバーが閉鎖された状態に確保されるマグヌスロータが好ましい。
(形態7)上述のマグヌスロータを少なくとも1つ有する船舶、とりわけ貨物船。
したがって、マグヌスロータの内側に配置された支持体を備えるマグヌスロータが記載される。マグヌスロータは、マグヌスロータの運転時にこの支持体を中心に回転するロータを有する。支承部がロータを支持体の上に支持する。マグヌスロータはその案内ローラの下方にそれぞれ1つのステップ面(踏床面)を有し、このステップ面はカバーを折り上げると同時に覆われ保護される。折り下げられた状態ではカバーが、作業すべき案内ローラとステップ面の両方を解放し、これにより案内ローラの作業のためにステップ面に乗ること、または使用することができ、人がこのステップ面から保守または交換を安全に行うことができる。

Claims (7)

  1. マグヌスロータ(2)の内部に配置された支持体(4)と、
    前記マグヌスロータ(2)の運転時に前記支持体(4)を中心に回転するロータ(8)と、
    前記支持体(4)上で前記ロータ(8)を支持する支承部(6)と、
    前記ロータ(8)の下部外周部に配置されており、当該ロータ(8)に遊びなしで当接する案内ローラ(12)と、
    前記案内ローラ(12)の下方に配置されたステップ面(29)と、
    前記案内ローラ(12)および前記ステップ面(29)を覆うカバー(28a〜28h)と、を有するマグヌスロータ(2)であって、
    前記カバー(28a〜28h)は、開放された状態では前記案内ローラ(12)と前記ステップ面(29)とを、当該ステップ面(29)上の人が前記案内ローラ(12)で作業を実施できるように解放する、マグヌスロータ。
  2. 請求項1に記載のマグヌスロータ(2)であって、
    前記ステップ面(29)は、基台プレートまたは船甲板または類似物の一部として構成されており、該ステップ面の上に前記マグヌスロータ(2)が固定されているマグヌスロータ。
  3. 請求項1または2に記載のマグヌスロータ(2)であって、
    前記ステップ面(29)上でのスリップを阻止するため、前記ステップ面(29)には表面が設けられているか、または表面が被覆されているマグヌスロータ。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載のマグヌスロータ(2)であって、
    前記カバー(28a〜28h)は運動装置(30)を有し、
    該運動装置は、開放された状態では前記カバー(28a〜28h)を前記ステップ面(29)上方の垂直高さに保持するよう構成されているマグヌスロータ。
  5. 請求項1から4までのいずれか一項に記載のマグヌスロータ(2)であって、
    前記運動装置(30)は、前記カバー(28a〜28h)が開放した状態では、前記マグヌスロータ(2)の実質的に半径方向に当該マグヌスロータから開放したカバー(28a〜28h)へと前記ステップ面(29)の上方に伸長するように構成されているマグヌスロータ。
  6. 請求項1から5までのいずれか一項に記載のマグヌスロータ(2)であって、
    前記運動装置(30)は、ロック装置(31a、31b)によって前記カバー(28a〜28h)が閉鎖された状態に確保されるマグヌスロータ。
  7. 請求項1から6までのいずれか一項に記載のマグヌスロータ(2)を少なくとも1つ有する船舶、とりわけ貨物船。
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