JP2013536122A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013536122A5 JP2013536122A5 JP2013525307A JP2013525307A JP2013536122A5 JP 2013536122 A5 JP2013536122 A5 JP 2013536122A5 JP 2013525307 A JP2013525307 A JP 2013525307A JP 2013525307 A JP2013525307 A JP 2013525307A JP 2013536122 A5 JP2013536122 A5 JP 2013536122A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- locking element
- latch device
- base plate
- axis
- headrest
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 27
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 10
- 230000000875 corresponding Effects 0.000 description 7
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 206010022114 Injury Diseases 0.000 description 1
- 230000001419 dependent Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 239000002984 plastic foam Substances 0.000 description 1
Description
本発明は、ヘッドレスト用ラッチデバイス及び車両シート用ヘッドレストに関する。
高さ調整可能ヘッドレストを有する車両シートが従来技術より知られている。前記ヘッドレストは特に、車両の前領域において使用される。この場合、高さ調整可能ヘッドレストは、車両乗員の快適性を目的として、かつ、事故事象における傷害回避を目的として機能する。
車両シート用ヘッドレストであって、ヘッドレストロッドに対して高さ調整可能なヘッドレスト本体を含むヘッドレストが特許文献1に開示されている。ヘッドレスト本体をヘッドレストロッドにロックするべく、枢動可能に取り付けられ、かつ、プリテンションが与えられたロック要素が設けられる。前記ロック要素は、作動要素によってアクティベートすることができる。これを目的としてロック要素は、ヘッドレストロッドのノッチに係合する。
特許文献2も、上述のヘッドレストを開示する。ヘッドレストロッドは、公差及び/又は誤差の補償ができるように構成される。
ばね手段を有するラッチデバイス及び当該ラッチデバイスを有するヘッドレストが特許文献3に記載されている。当該ラッチデバイスは、2つの保持ロッドに対して調整され得る。ラッチプロセスに対しては、ばね手段が当該保持ロッドの複数の抜き部と協働する。保持ロッドのラッチは、中央領域におけるばね手段の機械的固定によって有効となり得る。代替的には、中央領域においてばね手段に加わる力の作用によって、2つの保持ロッドのラッチが有効となる。
本発明の目的は、コスト効率が良好で大量生産が可能な、改善されたラッチデバイス及び改善されたヘッドレストを特定することにある。
本発明によれば、本目的は、請求項1の特徴を有するヘッドレスト用ラッチデバイス及び請求項10の特徴を有する車両シート用ヘッドレストによって達成することができる。
本発明の好ましい実施例が、従属項の主題を形成する。
ヘッドレスト用ラッチデバイスにおいて、ロック要素が、基体デバイスに変位可能に取り付けられる。ロック要素は、作動デバイスの作動によってロック位置からアンロック位置に変位することができる。ラッチデバイスは、保持ロッドに対して変位可能に取り付けられる。以下において保持ロッドを言及する場合、複数の保持ロッド、特に2つの保持ロッドが存在することは当業者にとって明らかである。アンロック位置においてロック要素がラッチデバイスの保持ロッドに対する変位を可能とする一方、ロック位置において当該ロック要素は、当該ラッチデバイスを当該保持ロッドに対してラッチするべく当該保持ロッドの少なくとも一つの抜き部に係合する。本発明によれば、ロック位置において基体デバイスは、その中に配列されるロック要素とともに、当該基体デバイスに対して実質的に垂直に延びるxz平面に関して鏡面対称に構成される。
特に有利な態様において、ラッチデバイスの基体デバイス及びロック要素の鏡面対称構成を有するモジュラー設計が作られる。特に車両における、ヘッドレストの計画的空間配列及びヘッドレストに締結される作動デバイスの空間的配列とは関係なく、当該鏡面対称に起因して、特に高さ調整可能な各ヘッドレストをラッチするべく同様のラッチデバイスを使用することができる。
これは、車両におけるラッチデバイス及びヘッドレストの使用にとって、例えば、乗用自動車の前領域にある車両シートを目的とするような場合に有利となる。空間的理由ゆえに当該作動デバイスは、ヘッドレストの一側に取り付けることのみが可能な場合が多いからである。この場合、運転席のヘッドレストの作動デバイスが一側に取り付けられる一方、助手席のヘッドレストの作動デバイスは対向側に取り付けられる。ラッチデバイスの基体デバイスとロック要素との鏡面対称性によって、特に、xz平面の左手側又は右手側いずれかに、当該xz面に対して垂直に延びるy軸に沿って作動デバイスを締結することが可能となる。
好ましくは、ロック要素は、保持ロッドの抜き部に形状嵌め及び/又は圧力嵌めで係合する。
特に車両内部において、同様のラッチデバイスを異なる配列のヘッドレストに対して使用することによって、ラッチデバイスの大量生産が可能となる。これにより、製造コストが節約される。特に、左手側又は右手側に作動デバイスを配列することを可能とするべく、互いに対して実質的に鏡面反転に構成された異なるラッチデバイスを製造するという必要性がなくなる。
本発明の好ましい実施例によれば、第1ばね手段が、ロック要素をロック位置に付勢するプリテンションを与える。したがって、ラッチデバイスは、作動デバイスが作動されていない限り、保持ロッドに機械的に固定されることが確保される。
好ましくは、基体デバイスは、アッパ基体プレート及びロア基体プレートを含む。アッパ基体プレート及びロア基体プレートは、互いにかつy軸に平行に変位可能である。ラッチデバイスが車両シートのヘッドレストに組み込まれると、特にy軸が、x軸に平行に延びる移動方向を横切るように配向される。互いに対して変位可能に取り付けられたロア及びアッパ基体プレートによって、ユーザが作動デバイスに及ぼす力がロック要素に伝達される。その結果ラッチデバイスがアンロック状態となり、特にヘッドレストの垂直方向調整が行われる。
本発明の好ましい実施例によれば、第2ばね手段が設けられる。前記第2ばね手段は、アッパ基体プレート及びロア基体プレートを中央位置に付勢するプリテンションを与える。すなわち、簡単な機構によって、作動デバイスの作動後にロア及びアッパ基体プレートを、ロック要素のロック位置に対応する当初中央位置に戻すことが達成される。したがって、ラッチデバイスは、ロック要素をアンロック位置に案内するにはユーザが作動デバイスに対して力を及ぼさなければならないように設計される。作動デバイスが解放されると、ロック要素は自動的にロック位置に戻る。第2ばね手段はまた、アッパ基体プレートとロア基体プレートとの間にy方向の間隙を保証するという目的も有する。その結果、望ましくないノイズが生じなくなる。
好ましくは、第2ばね手段は、対向して配列される2つのコイルばねを含む。当該コイルばねは、いずれの場合もアッパ及びロア基体プレート間において、互いに対向する方向に配列される。その結果、2つのコイルばねの一方が伸びると、当該2つのコイルばねの他方が縮む。すなわち、作動デバイスの作動後にアッパ基体プレートが中央位置に戻ることが、特に簡単な態様で達成される。さらに、この簡単な機構によって、作動デバイスの、その後の新たな作動による新たなアンロックが可能となる。
好ましくは、作動デバイスは、プッシュボタン又はトグルレバーとして構成される。
本発明の可能な実施例によれば、ロック要素がロア基体プレートに対して取り付けられ、当該ロック要素は、y軸に固定され、及び、当該y軸に対して垂直に延びるx軸に平行に動くことができる。作動デバイスの作動は、アッパ基体プレートによってロック要素に力を伝達する。当該ロック要素は、保持ロッドから離れるアンロック及び/又は保持ロッドに向かうロックを目的としてを動かされる。この場合、ロック要素は、x軸に平行に、かつ、ユーザが最初に及ぼすy軸沿いに配向される力の方向に対して垂直に動く。
好ましくは、アッパ基体プレート及びロック要素は、ラッチデバイスのロック及びアンロックを目的としてロック要素の直線的動きを保証するべく、アッパ基体プレートにかつy軸に平行に作用する力を、x軸に平行な方向に当該ロック要素に伝達することができる手段を含む。
本発明の好ましい実施例によれば、当該手段は、ロック要素の屈曲部及びアッパ基体プレートの屈曲表面を含み、当該屈曲部は当該屈曲表面と接触する。この場合の屈曲部及び屈曲表面は、x軸及びy軸に対して斜めに延びる。その結果、y軸に平行なアッパ基体プレートの変位によって、x軸に平行なロック要素の変位が有効となる。
車両シート用ヘッドレストは、上述のラッチデバイスを有する。特に高さ調整可能なヘッドレストは、ラッチデバイスによって、予め定めておくことが可能な距離にラッチすることができる。製造コストを節約するべく、作動デバイスは、xz平面の左手側又は代替的に右手側に対し、実質的な構造的変更なしに取り付けることができる。これを目的として、ヘッドレストは特に基体部分を含む。これもまた、xz平面に関して鏡面対称に構成される。そして、当該ヘッドレストは、作動デバイスを受容かつ締結するのに適した締結抜き部を有する。
添付の概略図を参照して本発明が詳細に説明される。
図1は、ロック位置Lにあるロック要素2を含むラッチデバイス1の平面図を示す。ロック要素2は、基体デバイス3のアッパ基体プレート3.1とロア基体プレート3.2との間に配列される。アッパ基体プレート3.1は、ロア基体プレート3.2に対してy軸に沿いに変位可能に取り付けられる。
ロア基体プレート3.2に弓形状ロック要素2が挿入される。ロア基体プレート3.2に一体的に形成される制限要素3.2.1がロック要素2に隣接し、ロック要素2のy軸Yに平行な動きを防止する。
弓形状ロック要素2は、アッパ及びロア基体プレート間に配列された第1ばね手段4によって、ロック位置Lに付勢されるプリテンションを受ける。
アッパ基体プレート3.1は、第2ばね手段5を受容するのに適した受容抜き部3.1.1を有する。第2ばね手段5は、対向する2つのコイルばね5.1を含む。コイルばね5.1は、互いに対向する方向に取り付けられる。これは図4に詳細に示されている。第2ばね手段5によって、アッパ基体プレート3.1を、ロア基体プレート3.2に対して中央位置Cに付勢するプリテンションが達成される。
図1に示されるように、アッパ及びロア基体プレート3.1、3.2は、これらの間でロック要素2がロック位置Lに配置され、xz平面XZに関して鏡面対称に構成かつ配列される。この場合、xz平面XZはx軸Xに平行に延び、z軸Zは、図1に示される当該平面に垂直に延びる。
アッパ基体プレート3.1は、対向しかつ側方突出する2つのアーム3.1.2を有する。さらに、ロア基体プレート3.2から突出する2つのラッチアーム3.2.2が、ラッチデバイス1を締結するさらなるコンポーネントに一体的に形成される。
弓形状ロック要素2は部分的に屈曲する。少なくとも一つの可撓性アーム3.1.3が、当該部分的に屈曲するロック要素2と、間隙及び/又は公差が補償され得るように接触する。
図2は、アンロック位置Uにあるロック要素2を含むラッチデバイス1の平面図を示す。アッパ基体プレート3.1は、ロア基体プレート3.2に対して第1側方オフセット位置S1にある。第1側方オフセット位置S1にあるアッパ基体プレート3.1は、y軸に平行に中央位置Cの右側にオフセットされている。第1側方オフセット位置S1と中央位置Cとを良好に対比するべく図2において、中央位置Cにあるアッパ基体プレート3.1がさらに鎖線で示されている。
アッパ基体プレート3.1は、側方突出アーム3.1.2に対してy軸Yに平行に作用する力Fによって、中央位置Cから第1側方オフセット位置S1に変位することができる。この場合、アッパ基体プレート3.1及びロック要素2は、アッパ基体プレート3.1に作用する力Fを、x軸Xに平行な方向にロック要素2に対して伝達する手段を含む。
弓形状ロック要素2の屈曲部2.1が、アッパ基体プレート3.1に作用する力Fがロック要素2に伝達され得るように、屈曲表面3.1.4に接触する。アッパ基体プレート3.1の中央位置Cから第1側方オフセット位置S1への変位によって、ロック要素2のロック位置Lからアンロック位置Uへのx軸Xに平行な変位が有効となる。この場合、ロック要素2は、アンロック位置Uにおいて、ロック位置Lに対するy軸Yに平行なオフセットを有する。アンロック位置Uとロック位置Lとを良好に対比するべく図2において、ロック位置Lにあるロック要素2が付加的に鎖線で示されている。
図3は、アンロック位置Uにあるロック要素2を含むラッチデバイス1の平面図を示す。アッパ基体プレート3.1は、ロア基体プレート3.2に対して第2側方オフセット位置S2にある。図3は、すでに図2に示された状態に実質的に対応する。異なるのは、ロック要素2をロック位置Lからアンロック位置Uに案内するのに必要な力Fが、y軸に平行に左を向いている点である。したがって、アッパ基体プレート3.1は、中央位置Cと対比すれば、ロア基体プレート3.2に対して左の第2側方オフセット位置S2に配置される。アッパ基体プレート3.1の中央位置C及びロック要素2のロック位置Lは、鎖線輪郭によって図3に示されている。
図4はラッチデバイス1の分解図を示す。ラッチデバイス1は、アッパ基体プレート3.1、ロア基体プレート3.2、第1ばね手段4、部分的に屈曲するロック要素2、及び第2ばね手段5を含む。第2ばね手段5は、対向して配列される2つのコイルばね5.1を含む。2つのコイルばね5.1は、アッパ基体プレート3.1の係止表面3.1.5と、ロア基体プレート3.2上に一体的に形成される中央突起3.2.3とに接触する。したがって、2つのコイルばね5.1が対向方向に取り付けられ、アッパ基体プレート3.1は、中央位置Cに付勢されるプリテンションを受ける。
本発明の一代替実施例によれば、第2ばね手段5はゴム製である。この場合、第2ばね手段5は、弾性変形可能なOリングを含む。これが、アッパ基体プレート3.1を中央位置Cに付勢するプリテンションを与える。
アッパ基体プレート3.1をロア基体プレート3.2に接続するべく、アッパ基体プレート3.1は、複数の保持ラグ3.1.6を有する。保持ラグ3.1.6は、それぞれに対応する一つの保持抜き部3.2.4に係合する。この場合、保持抜き部3.2.4は、アッパ基体プレート3.1のロア基体プレート3.2に対する変位が、中央位置C、第1側方オフセット位置S1、及び第2側方オフセット位置S2間で可能となるように、y軸Yに平行な対応軸方向範囲を有する。
図5は、プッシュボタンとして構成される作動デバイス6の分解図を示す。作動デバイス6は、ばね要素6.1、作動要素6.2、及び保持ブッシュ6.3を含む。作動要素6.2は、ばね要素6.1が及ぼすばね力に対抗して、手動で保持ブッシュ6.3の中に押し込まれ得る。作動デバイス6は、手動による作動デバイス6の作動により力Fが、アッパ基体プレート3.1の2つの側方突出アーム3.1.2の一方に伝達されるように配列される。
図6において、保持ロッド7が、互いに離間する複数の抜き部7.1とともに示される。ラッチデバイス1を保持ロッド7に対する、予め定めておくことが可能な位置にラッチするべく、ロック要素2は、圧力嵌め及び/又は形状嵌めで抜き部7.1の一つに係合する。
保持スリーブ8は、保持ロッド7に変位可能に取り付けられる。保持スリーブ8は、ラッチデバイス1を保持ロッド7に締結するべく機能する。ラッチデバイス1は、抜き部7.1に対応する複数位置にラッチすることができる。これを目的として、ロック要素2は、保持スリーブ8のスロット形状抜き部8.1を通って保持ロッド7の抜き部7.1に係合する。保持ロッド7の端に取り付けられた固定ピン7.2が、保持スリーブ8の保持ロッド7に沿った変位を制限する。
図7は、ヘッドレスト9の基体部分9.1の斜視図を示す。基体部分9.1は、プラスチック材料製であり、ラッチデバイス1を受容かつ締結するべく締結手段10を有する。ラッチデバイス1は、締結手段10とラッチアーム3.2.2とのラッチ接続によって基体部分9.1に固定される。
基体部分9.1は、xz平面XZに関して鏡面対称に構成され、対向する2つの締結抜き部9.1.1を有する。当該締結抜き部9.1.1は、作動デバイス6を基体部分9.1に締結する保持ブッシュ6.3を受容するのに適する。この場合、一つのみの締結デバイス6がヘッドレスト9に締結される。前記締結デバイスは、右手側又は代替的に左手側いずれかにおいて2つの締結抜き部9.1.1の一方に係合する。
互いに平行に配列されていずれの場合も保持スリーブ8を含む2つの保持ロッド7が、基体部分9.1に挿入される。保持スリーブ8は、例えば、さらなるラッチ接続によって、圧力嵌め及び/又は形状嵌めで基体部分9.1に接続される。したがって、ヘッドレスト9の基体部分9.1は、ヘッドレスト9が実質的にz軸Zに沿って所望高さに案内されるように、かつ、そこにラッチデバイス1によってラッチされるように、保持ロッド7に対して変位可能に取り付けられる。
図8は、ヘッドレスト9の基体部分9.1にあるヘッドレストクッション9.2配列の斜視図を示す。ヘッドレストクッション9.2は、プラスチック発泡体製であり、作動デバイス6が取り付けられる予定の一側において、図8に鎖線の円形輪郭によって示される対応抜き部が、ヘッドレストクッション9.2の材料から切り取られる。
図9は、クッションが外された状態のヘッドレスト9の背面図を示す。いずれの場合も、当該2つのヘッドレスト9の一方に、対応する一つの作動デバイス6が配列される。2つのヘッドレスト9の一方は、作動デバイス6が右手側に取り付けられ、当該2つのヘッドレスト9の他方は、作動デバイス6が左手側に取り付けられる。
図10は、ラッチデバイス1の一代替実施例の平面図を示す。弓形状ロック要素2が挿入されているロア基体プレート3.2が示されている。ロック要素2は、実質的にW字形状の屈曲部2.2を有する。屈曲部2.2は、互いに隣接する2つの屈曲部2.1を含む。アッパ基体プレート3.1に一体的に形成される係止ピン3.1.7が、実質的に円形の断面によって、実質的にW字形状の屈曲部2.2の2つの隣接屈曲部2.1と接触する円形係止表面3.1.5を形成する。
代替的に、本発明のすべての実施例において、アッパ基体プレート3.1とロア基体プレート3.2とのz軸Zに対する垂直配列は互換可能である。すなわち、ロア基体プレート3.2を、特に基体プレート3.1の上方に配列することができる。
手動による作動デバイス6の作動により、係止ピン3.1.7とロア基体プレート3.2との間でy軸Yに平行な相対的変位が有効となる。この場合、係止表面3.1.5が2つの隣接屈曲部2.1の一方と接触する。ロック要素2が保持ロッド7から離れるように動き、x軸Xに平行にアンロックを行うことができる。
ヘッドレスト9の高さを調整するべく、作動デバイス6がユーザによる手動で作動され、作動要素6.2が内向きに押し込まれる。この場合、ユーザは力Fを及ぼしてラッチデバイス1のロック要素2を、ロック位置Lからアンロック位置Uに案内する。力Fが及ぼされている限り、ロック要素2はアンロック位置Uのままである。これにより、ヘッドレスト9を垂直方向に調整することができる。これを目的として、ヘッドレスト9が実質的にz軸Zに平行に変位される。ユーザが作動デバイスを解放するとすぐに、ロック要素2は、第1ばね手段4がロック要素2に及ぼすばね力によって、ロック位置Lに戻るように案内される。この場合、ロック要素2が保持ロッド7の抜き部7.1の一つに係合し、ヘッドレスト9が所定高さにラッチされる。
図10に示される実施例において、2つの屈曲部2.1及び係止ピン3.1.7は、作動要素6.2が押し込まれるときにユーザが作動デバイス6に及ぼす力Fが一定とはならないような寸法とされる。力Fは最初、アッパ及びロア基体プレート3.1、3.2の直線的な変位の増加に伴って実質的に増加する。円形構成にある係止ピン3.1.7の係止表面3.1.5が屈曲部2.1端に到達すると、係止表面3.1.5が屈曲部2.1の当該屈曲端を支承するので、第1ばね手段4が及ぼすy軸Yに平行に作用するばね力は、アッパ基体プレート3.2に対して力をx軸Xに平行に加えるようにはならない。その結果、作動デバイス6のユーザが加える力Fは低減され、少なくとも一定のままとなる。したがって、ロック要素2がアンロック位置Uに配置されているアンロック状態において、ユーザが、低減された力Fを使用してヘッドレスト9に対するラッチデバイス1を保持することが達成される。
1 ラッチデバイス
2 ロック要素
2.1 屈曲部
2.2 W字形状屈曲部
3 基体デバイス
3.1 アッパ基体プレート
3.1.1 受容抜き部
3.1.2 側方突出アーム
3.1.3 可撓性アーム
3.1.4 屈曲表面
3.1.5 係止表面
3.1.6 保持ラグ
3.1.7 係止ピン
3.2 ロア基体プレート
3.2.1 制限要素
3.2.2 ラッチアーム
3.2.3 中央突起
3.2.4 保持抜き部
4 第1ばね手段
5 第2ばね手段
5.1 コイルばね
6 作動デバイス
6.1 ばね要素
6.2 作動要素
6.3 保持ブッシュ
7 保持ロッド
7.1 抜き部
7.2 固定ピン
8 保持スリーブ
8.1 スロット形状抜き部
9 ヘッドレスト
9.1 基体部分
9.1.1 締結抜き部
9.2 ヘッドレストクッション
10 締結手段
F 力
L ロック位置
U アンロック位置
C 中央位置
S1 第1側方オフセット位置
S2 第2側方オフセット位置
X x軸
Y y軸
Z z軸
XZ xz平面
2 ロック要素
2.1 屈曲部
2.2 W字形状屈曲部
3 基体デバイス
3.1 アッパ基体プレート
3.1.1 受容抜き部
3.1.2 側方突出アーム
3.1.3 可撓性アーム
3.1.4 屈曲表面
3.1.5 係止表面
3.1.6 保持ラグ
3.1.7 係止ピン
3.2 ロア基体プレート
3.2.1 制限要素
3.2.2 ラッチアーム
3.2.3 中央突起
3.2.4 保持抜き部
4 第1ばね手段
5 第2ばね手段
5.1 コイルばね
6 作動デバイス
6.1 ばね要素
6.2 作動要素
6.3 保持ブッシュ
7 保持ロッド
7.1 抜き部
7.2 固定ピン
8 保持スリーブ
8.1 スロット形状抜き部
9 ヘッドレスト
9.1 基体部分
9.1.1 締結抜き部
9.2 ヘッドレストクッション
10 締結手段
F 力
L ロック位置
U アンロック位置
C 中央位置
S1 第1側方オフセット位置
S2 第2側方オフセット位置
X x軸
Y y軸
Z z軸
XZ xz平面
Claims (9)
- 基体デバイス(3)に変位可能に取り付けられるロック要素(2)を含むヘッドレスト(9)用ラッチデバイス(1)であって、
前記ロック要素は、作動デバイス(6)の作動によってロック位置(L)からアンロック位置(U)に変位可能であり、
前記ラッチデバイス(1)は、保持ロッド(7)に対して変位可能に取り付けられ、
前記アンロック位置(U)において前記ロック要素(2)は前記ラッチデバイス(1)の前記保持ロッド(7)に対する変位を可能とし、前記ロック位置(L)において前記ロック要素(2)は、前記ラッチデバイス(1)を前記保持ロッド(7)に対してラッチするべく前記保持ロッド(7)の少なくとも一つの抜き部(7.1)に係合し、
前記基体デバイス(3)は、アッパ基体プレート(3.1)及びロア基体プレート(3.2)を含み、
前記アッパ基体プレート(3.1)と前記ロア基体プレート(3.2)とは互いにかつ前記y軸(Y)に平行に変位可能であり、
前記ロック位置(L)において前記基体デバイス(3)は、その中に配列される前記ロック要素(2)とともに、前記基体デバイス(3)に対して垂直に延びるxz平面(XZ)に関して鏡面対称に構成されるラッチデバイス(1)。 - 前記作動デバイス(6)は、前記xz平面(XZ)に対して垂直に延びるy軸(Y)に沿って、前記xz平面(XZ)の左手側又は右手側に配列される、請求項1に記載のラッチデバイス(1)。
- 第1ばね手段(4)が、前記ロック要素(2)を前記ロック位置(L)に付勢するプリテンションを与える、請求項1又は2に記載のラッチデバイス(1)。
- 前記アッパ基体プレート(3.1)及び前記ロア基体プレート(3.2)を中央位置(C)に付勢するプリテンションを与える第2ばね手段(5)が設けられる、請求項1から3のいずれか一項に記載のラッチデバイス(1)。
- 前記第2ばね手段(5)は、対向して配列される2つのコイルばね(5.1)を含み、前記コイルばね(5.1)は、互いに対向する方向に配列される、請求項4に記載のラッチデバイス(1)。
- 前記ロック要素(2)は前記ロア基体プレート(3.2)に対して取り付けられ、前記ロック要素(2)が、前記y軸(Y)に固定され、及び、前記y軸(Y)に対して垂直に延びるx軸(X)に平行に前記保持ロッド(7)に向かうように又は前記保持ロッド(7)から離れるように動くことができる、請求項1から5のいずれか一項に記載のラッチデバイス(1)。
- 前記アッパ基体プレート(3.1)及び前記ロック要素(2)は、アッパ基体プレート(3.1)に前記y軸(Y)に平行に作用する力(F)を、前記x軸(X)に平行な方向に前記ロック要素(2)に伝達することができる手段を含む、請求項6に記載のラッチデバイス(1)。
- 前記手段は、前記ロック要素(2)の屈曲部(2.1)及び前記アッパ基体プレート(3.1)の屈曲表面(3.1.4)を含み、
前記屈曲部(2.1)は前記屈曲表面(3.1.4)と接触する、請求項7に記載のラッチデバイス(1)。 - 請求項1から8のいずれか一項に記載のラッチデバイス(1)を含む車両シート用ヘッドレスト(9)であって、
前記ヘッドレスト(9)を前記ラッチデバイス(1)によって、予め定めておくことが可能な距離にラッチすることができるヘッドレスト(9)。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE102010035429.5 | 2010-08-26 | ||
DE201010035429 DE102010035429B4 (de) | 2010-08-26 | 2010-08-26 | Arretiervorrichtung für eine Kopfstütze |
PCT/EP2011/064622 WO2012025586A1 (de) | 2010-08-26 | 2011-08-25 | Arretiervorrichtung für eine kopfstütze |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013536122A JP2013536122A (ja) | 2013-09-19 |
JP2013536122A5 true JP2013536122A5 (ja) | 2014-07-24 |
JP5663664B2 JP5663664B2 (ja) | 2015-02-04 |
Family
ID=44511002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013525307A Expired - Fee Related JP5663664B2 (ja) | 2010-08-26 | 2011-08-25 | ヘッドレスト用ラッチデバイス |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9004602B2 (ja) |
EP (1) | EP2608988B1 (ja) |
JP (1) | JP5663664B2 (ja) |
KR (1) | KR101430073B1 (ja) |
CN (1) | CN103068630B (ja) |
DE (1) | DE102010035429B4 (ja) |
WO (1) | WO2012025586A1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102013005245B4 (de) | 2013-03-27 | 2018-08-09 | Grammer Ag | Verriegelungsvorrichtung zur Verriegelung wenigstens einer Tragstange einer Kopfstütze an einem Fahrzeugteil |
DE102016208533B4 (de) | 2016-05-18 | 2022-11-10 | Lear Corporation | Einstellbare Kopfstützenanordnung für Fahrzeugsitze |
DE102016013722A1 (de) * | 2016-11-17 | 2018-05-17 | Grammer Aktiengesellschaft | Linearführung sowie Kopfstütze mit Linearführung |
DE102016013721A1 (de) | 2016-11-17 | 2018-05-17 | Grammer Ag | Feder, Verwendung eines Kunststoffschlauchs als Feder und Ausstattungsteil eines Fahrzeuginnenraums |
CN107264358B (zh) * | 2017-06-21 | 2019-03-08 | 宁波继峰汽车零部件股份有限公司 | 一种采用u形单支杆的整体单骨架双向头枕 |
KR101881056B1 (ko) * | 2017-07-18 | 2018-07-24 | 주식회사 우보테크 | 헤드레스트 이동장치 |
KR102075552B1 (ko) * | 2018-08-07 | 2020-02-11 | 주식회사 우보테크 | 헤드레스트 이동장치 |
KR102075553B1 (ko) * | 2018-08-14 | 2020-02-11 | 주식회사 우보테크 | 헤드레스트 락킹장치 |
CN109808556A (zh) * | 2019-03-25 | 2019-05-28 | 重庆延锋安道拓汽车部件系统有限公司 | 车用座椅头枕升降解锁机构 |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61128910A (ja) * | 1984-11-26 | 1986-06-17 | 株式会社タチエス | 車両用座席等のヘツドレスト装置 |
JPH0614599Y2 (ja) * | 1986-05-23 | 1994-04-20 | トヨタ自動車株式会社 | ヘツドレスト装置 |
JPH029152U (ja) * | 1988-06-30 | 1990-01-22 | ||
JPH0329046U (ja) * | 1989-07-31 | 1991-03-22 | ||
DE29613073U1 (de) | 1996-07-27 | 1996-09-19 | R. Schmidt Gmbh, 57368 Lennestadt | Vorrichtung zur Verriegelung einer Kopfstütze an Kraftfahrzeug-Teilen |
IT1291181B1 (it) | 1997-03-11 | 1998-12-29 | Martur Sunger Ve Koltuk Tesisl | Poggiatesta per sedili di autovettura, dotato di mezzi rapidi per la regolazione in altezza. |
DE10312517B4 (de) * | 2003-03-20 | 2012-01-19 | Johnson Controls Gmbh | Arretiervorrichtung und Kopfstütze |
DE102004059237B3 (de) * | 2004-12-08 | 2006-02-23 | Grammer Ag | Kopfstütze für Fahrzeugsitze |
FR2881694B1 (fr) | 2005-02-04 | 2008-07-25 | Faurecia Sieges Automobile | Mecanisme de guidage en translation avec blocage en position notamment pour des elements ajustables d'un siege de vehicule automobile |
DE102005033343B4 (de) * | 2005-04-16 | 2008-10-02 | Keiper Gmbh & Co.Kg | Kopfstütze für einen Fahrzeugsitz |
DE102005017580B3 (de) * | 2005-04-16 | 2006-09-28 | Keiper Gmbh & Co.Kg | Kopfstütze für einen Fahrzeugsitz |
US7621598B2 (en) * | 2006-10-03 | 2009-11-24 | Lear Corporation | Adjustable head restraint for a vehicle seat |
CN201268246Y (zh) * | 2008-07-22 | 2009-07-08 | 上海延锋江森座椅有限公司 | 汽车座椅头枕 |
US7562936B1 (en) * | 2008-08-29 | 2009-07-21 | Lear Corporation | Adjustable head restraint assembly for vehicle seats |
US8376465B2 (en) * | 2009-07-07 | 2013-02-19 | Lear Corporation | Adjustable head restraint assembly for vehicle seats |
DE102010022293B4 (de) * | 2010-05-31 | 2012-08-09 | Grammer Aktiengesellschaft | Kopfstütze |
-
2010
- 2010-08-26 DE DE201010035429 patent/DE102010035429B4/de not_active Expired - Fee Related
-
2011
- 2011-08-25 JP JP2013525307A patent/JP5663664B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2011-08-25 EP EP11748659.7A patent/EP2608988B1/de active Active
- 2011-08-25 WO PCT/EP2011/064622 patent/WO2012025586A1/de active Application Filing
- 2011-08-25 US US13/817,617 patent/US9004602B2/en active Active
- 2011-08-25 CN CN201180041372.3A patent/CN103068630B/zh active Active
- 2011-08-25 KR KR1020137007549A patent/KR101430073B1/ko active IP Right Grant
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5663664B2 (ja) | ヘッドレスト用ラッチデバイス | |
JP2013536122A5 (ja) | ||
US7316455B2 (en) | Locking device and headrest | |
CN107640072B (zh) | 具有可调节的头部约束组件的座椅组件 | |
CN107000611B (zh) | 用于车辆座椅的纵向调节器及车辆座椅 | |
US7048336B2 (en) | Neck rest for the seat of an automobile | |
US20070284929A1 (en) | Motor-vehicle headrest | |
US8573703B2 (en) | Headrest for motor-vehicle seat | |
US8297705B2 (en) | Adjustable head restraint for an automotive vehicle seat | |
US8303038B2 (en) | Adjustable vehicle head restraint assembly | |
JP2013166434A (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
US9132756B1 (en) | Head restraint assemblies | |
JP6471610B2 (ja) | スライドレール | |
KR101279429B1 (ko) | 차량 내, 특히 자동차 시트용 고정 장치 | |
JP2016052887A (ja) | イージーエントリー機能を備えた車両シート用のロック解除装置とロック解除装置動作方法 | |
GB2505993A (en) | Shoulder belt height adjustment mechanism for child seat | |
US20070145804A1 (en) | Headrest bushing and vehicle seat using the same | |
CN107406019B (zh) | 用于将靠枕可变地固定至车辆座椅的装置 | |
WO2014064848A1 (ja) | スライドレール機構及び車両用シート | |
CN111688553A (zh) | 儿童座椅头枕的高度调节装置 | |
US8814227B2 (en) | Latch for a motor-vehicle headrest | |
CN112158110A (zh) | 儿童座椅 | |
JP2016094102A (ja) | スライドレール | |
JP7200029B2 (ja) | シートベルトショルダーアンカ装置の操作機構 | |
JP2014046812A (ja) | スライドレバー連結構造 |