JP7200029B2 - シートベルトショルダーアンカ装置の操作機構 - Google Patents

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Description

本開示の技術は、シートベルトショルダーアンカ装置の操作機構に関する。
従来から、自動車のセンターピラートリムに対し、シートベルトを挿通させて吊り下げた状態に支持するショルダーアンカの高さ位置を、乗員の体格に合わせて調整することが可能なシートベルトショルダーアンカ装置が知られている。このシートベルトショルダーアンカ装置は、ショルダーアンカと共にスライド移動するアジャスタプレートと、アジャスタプレートに対して押圧操作によりスライド移動可能に設けられた操作ノブとを備え、操作ノブの押圧操作によりショルダーアンカのスライド移動を許可するタイプのものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2010-18133号公報
上述したようなシートベルトショルダーアンカ装置では、ショルダーアンカの高さ位置を調整するための操作機構として、操作ノブに摺動プレートを設け、アジャスタプレート本体とその裏面に設けられた断面L字状の複数のガイド片との間に摺動プレートを保持させることにより、操作ノブをアジャスタプレートに対してスライド移動可能に取り付け、さらに、操作ノブを押圧操作によるスライド方向とは反対側へコイルばねなどの付勢部材で付勢することで、非操作時は、操作ノブを付勢部材による付勢力を以て所定の位置に戻す機構が考えられる。
しかし、このような操作機構では、操作ノブの押圧操作において、アジャスタプレート本体およびガイド片に対する摺動プレートの摺動が伴う。そのため、摺動プレートの厚さがアジャスタプレート本体とガイド片との間の保持スペースよりも大きいと、摺動プレートとアジャスタプレート本体およびガイド片との摺動摩擦が大きくなって、操作ノブを押圧操作によりスライド移動させ難くなり、操作ノブの操作性が悪くなる。さりとて、摺動プレートの厚さを寸法誤差も考慮して保持スペースよりも小さくすると、操作ノブの操作性は良くなるが、操作ノブが車両走行時の振動でがたついて異音を発生させてしまう。
本開示の技術は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シートベルトショルダーアンカ装置の操作機構において、操作ノブの操作性の向上と、操作ノブによる異音発生の防止とを両立させることにある。
上記の目的を達成するために、本開示の技術では、操作ノブの押圧操作時における摺動プレートの摺動摩擦を低減し、操作ノブの非押圧操作時におけるがたつきをなくすように、操作機構の構成を工夫にした。
具体的には、本開示の技術に係る第1の態様は、シートベルトを挿通させて支持するショルダーアンカの高さ位置を調整可能なシートベルトショルダーアンカ装置の操作機構を対象とする。
第1の態様のシートベルトショルダーアンカ装置の操作機構は、ショルダーアンカと共に、車体のピラー部に対して上下方向にスライド移動可能に取り付けられるアジャスタプレートと、アジャスタプレートに対してスライド移動可能に取り付けられ、ショルダーアンカのスライド移動を押圧操作による第1の方向へのスライド移動を以て許可する操作ノブと、操作ノブを第1の方向とは反対側の第2の方向に付勢する付勢部材とを備える。
アジャスタプレートは、アジャスタプレート本体と、アジャスタプレート本体から突出して当該アジャスタプレート本体との間に保持スペースを形成するガイド片と、操作ノブを第2の方向において受け止めるストッパ部とを有する。
操作ノブは、保持スペースに挿通されてアジャスタプレート本体とガイド片との間で摺動する摺動プレートを有する。摺動プレートは、付勢部材の付勢力によりストッパ部に当接して受け止められる当接部と、当接部の第2の方向側でアジャスタプレート本体またはガイド片から離間する離間部とを有する。
摺動プレートにおけるストッパ部および当接部の少なくとも一方の部分は、操作ノブのスライド方向に対して他方の部分に臨む側に傾斜した傾斜面を有し、その傾斜面で他方の部分と当接することにより、付勢部材の付勢力を利用して摺動プレートをアジャスタプレート本体側またはガイド片側に案内する。
本開示の技術に係る第2の態様は、第1の態様のシートベルトショルダーアンカ装置の操作機構において、アジャスタプレートの有するガイド片が、摺動プレートをスライド移動方向と直交する方向に挟み込む位置に一対に設けられた、シートベルトショルダーアンカ装置の操作機構である。
一対のガイド片はそれぞれ、アジャスタプレート本体から突出したサイド壁と、サイド壁の側面に設けられた爪部とを有する。一対のガイド片の爪部は、互いに対向して、アジャスタプレート本体との間に保持スペースを形成する。そして、一対のガイド片は、サイド壁の突出側から摺動プレートを保持スペースに向けて押し込むことにより、互いに離間する方向に撓んで、摺動プレートを保持スペースに受け入れる。
第1の態様のシートベルトショルダーアンカ装置の操作機構によれば、操作ノブの摺動プレートにおいて、当接部が、付勢部材の付勢力によりアジャスタプレートに設けられたストッパ部に当接して受け止められ、離間部が、当接部の付勢方向側でアジャスタプレート本体またはガイド片から離間する。そのことで、操作ノブに押圧操作を行ったときには、摺動プレートの離間部とアジャスタプレートまたはガイド片との間に隙間ができる。これにより、操作ノブを押圧操作するときの摺動プレートの摺動摩擦を低減して、操作ノブを押圧操作によりスライド移動させ易くなる。
また、第1の態様のシートベルトショルダーアンカ装置の操作機構によれば、アジャスタプレートのストッパ部と摺動プレートの当接部のうち少なくとも一方の部分に設けられた傾斜面が、他方の部分と当接することにより、付勢部材の付勢力を利用して摺動プレートをアジャスタプレート本体側またはガイド片側に案内する。そのことで、操作ノブに押圧操作を行っていないときには、摺動プレートをアジャスタプレート本体またはガイド片に押し当てて保持することができる。これにより、操作ノブを押圧操作しないときにがたつかないようにして、操作ノブのがたつきによる異音の発生を防止することができる。
第2の態様のシートベルトショルダーアンカ装置の操作機構によれば、アジャスタプレートの一対のガイド片に設けられた互いに対向する爪部が、摺動プレートを、アジャスタプレート本体との間に形成する保持スペースに、ガイド片を構成するサイド壁の突出側から押し込むことにより撓んで受け入れる。そのことで、一対のガイド片とアジャスタプレート本体との間の保持スペースに摺動プレートをスライド挿入できない場合にも、アジャスタプレートに対して摺動プレートを保持スペースに挿通させた状態に組み付けることが容易になる。これにより、シートベルトショルダーアンカ装置の操作機構における組立て性を向上させることができる。
図1は、実施形態に係るシートベルトショルダーアンカ装置が設置された自動車のセンターピラーを車室内から見た斜視図である。 図2は、実施形態に係るシートベルトショルダーアンカ装置が設置された自動車のセンターピラーの構造を示す断面図である。 図3は、実施形態に係るシートベルトショルダーアンカ装置の操作機構が押圧操作されたときの状態での自動車のセンターピラーの断面図である。 図4は、実施形態に係るシートベルトショルダーアンカ装置の操作機構の要部をセンターピラートリムの裏面側から示す斜視図である。 図5は、実施形態に係るシートベルトショルダーアンカ装置の操作機構の要部における操作ノブの非操作時の状態を示す断面図である。 図6は、実施形態に係るシートベルトショルダーアンカ装置の操作機構の要部における操作ノブの操作時の状態を示す断面図である。 図7は、実施形態の変形例1に係るシートベルトショルダーアンカ装置の操作機構の要部における操作ノブの非操作時の状態を示す断面図である。 図8は、実施形態の変形例2に係るシートベルトショルダーアンカ装置の操作機構の要部における操作ノブの非操作時の状態を示す断面図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、この実施形態に係るシートベルトショルダーアンカ装置1が設置された自動車のセンターピラー101を車室内から示す斜視図である。図2は、シートベルトショルダーアンカ装置1が設置された自動車のセンターピラー101の構造を示す断面図である。図3は、シートベルトショルダーアンカ装置1の操作機構9が押圧操作されたときの状態での自動車のセンターピラー101の断面図である。図4は、シートベルトショルダーアンカ装置1の操作機構の要部をセンターピラートリム113の裏面側から示す斜視図である。
この実施形態に係るシートベルトショルダーアンカ装置1は、自動車の座席103に座った乗員の肩付近でシートベルト105を支持する装置であって、図1および図2に示すように、自動車の車体側部に設けられたセンターピラー(Bピラー)101の上部に設置されている。センターピラー101は、上端側に向かうほど車幅方向における内方に位置する傾斜姿勢とされている。
センターピラー101は、サイドボディアウターパネル107と、センターピラーレインフォース109と、センターピラーインナパネル111と、センターピラートリム113とを備えている。
サイドボディアウターパネル107は、自動車の外装を構成している。センターピラーレインフォース109は、耐衝突部品であって、サイドボディアウターパネル107の車内側に配置されている。センターピラーインナパネル111は、センターピラーレインフォース109の車内側に配置されている。これらサイドボディアウターパネル107と、センターピラーレインフォース109と、センターピラーインナパネル111は、いずれも金属板によって構成され、所定の箇所において互いに溶接により接合されている。
また、センターピラートリム113は、センターピラーインナパネル111の車内側に配置され、自動車の内装を構成している。センターピラートリム113は、センターピラーインナパネル111に取り付けられている。センターピラートリム113は、樹脂成形品である。センターピラートリム113は、一枚物であってもよく、上下に分割された分割タイプであってもよい。
センターインナパネル113の下端部には、図示しないが、シートベルト105の巻取り装置であるリトラクタが設置され、且つ、シートベルト105の先端に設けられたラップアンカが固定されている。センターピラートリム111には、シートベルトショルダーアンカ装置1の操作部位(操作ノブ29)を車室内に臨ませると共に、同装置1によるショルダーアンカ3の昇降動作を許容するトリム開口115が形成されている。
シートベルトショルダーアンカ装置1は、センターピラーインナパネル111とセンターピラートリム113との間に配置されている。シートベルトショルダーアンカ装置1は、アジャスタブルタイプのものであり、シートベルト105を挿通させて吊り下げた状態に支持するショルダーアンカ3の位置を、上下方向に一定ピッチずつ乗員の体格に合わせて調整することが可能に構成されている。
シートベルトショルダーアンカ装置1は、ショルダーアンカ3と、アンカープレート5と、ラッチ機構7と、操作機構9とを備えている。
ショルダーアンカ3は、スリップリング11と、スライダ13とを有している。スリップリング11は、リトラクタから延びるシートベルト105を引き出しおよび巻き戻しできるよう滑動自在に支持する。スライダ13は、ショルダーアンカ3が取り付けられる金属製の板状部品であって、センターピラー101の車幅方向における傾斜方向に板厚方向を向けて設けられている。
アンカープレート5は、ショルダーアンカ3のスライダ13の車外側でセンターピラーインナパネル111にボルト117により取り付けられている。アンカープレート5は、金属板によって構成されている。アンカープレート5には、複数の係止孔15が上下方向に配列するように互いに間隔をあけて設けられている。これら各係止孔15は、アンカープレート5を切り起こすなどして形成されている。
ラッチ機構7は、ショルダーアンカ3のスライダ13に設けられている。ラッチ機構7は、係止ピン17と、第1のコイルばね19とを備えている。係止ピン17は、スライダ13の車内側に設けられたホルダ21に第1のコイルばね19と共に収容されて保持されている。この係止ピン17は、スライダ13の車外側にあるアンカープレート5に向けて第1のコイルばね19により付勢されている。
当該係止ピン17は、操作機構9を構成する操作ノブ29の非操作時においては、スライダ13に形成された貫通孔23に挿通されて、スライダ13の裏側に突出する。係止ピン17は、アンカープレート5に形成された複数の係止孔15のうちいずれか1つの係止孔15に選択的に挿入されることにより、ショルダーアンカ3を所定の高さ位置にてアンカープレート5に支持させる。
この係止ピン17の長さ方向における中程には、その径方向に貫通する解除孔25が形成されている。解除孔25は、係止ピン17がアンカープレート5の係止孔15に挿入された係止状態を解除するための孔である。係止ピン17は、解除孔25を上下方向に向けた姿勢でホルダ21に保持されている。解除孔25の開口は、係止ピン17がアンカープレート5の係止孔15に挿入された状態で、スライダ13の車内側にて上方に臨む。
操作機構9は、アジャスタプレート27と、操作ノブ29と、第2のコイルばね31とを備えている。
図4に示すように、アジャスタプレート27は、センターピラートリム113の裏面に取り付けられている。センターピラートリム113は、車外側に開口する水平断面コ字状に形成されたピラートリム本体121と、ピラートリム本体121の裏面の幅方向(車体前後方向)における両側のサイドカバー部123に設けられた複数のトリムガイド片125とを有している。アジャスタプレート27は、ピラートリム本体121とガイド片125との間に形成された保持スペースに挿入され、センターピラートリム113に対して上下方向にスライド移動可能に保持されている。
アジャスタプレート27は、板状の樹脂成形部品である。アジャスタプレート27は、トリムガイド片125によりセンターピラートリム113に保持されるアジャスタプレート本体33と、アジャスタプレート本体33の裏面から突出した、ショルダーアンカ3のスライダ13との連結部35、第1の掛け止め片37およびガイド片39とを有している。
アジャスタプレート本体33には、ショルダーアンカ3のスリップリング11に支持されたシートベルト105を車室内に通すためのベルト挿通口41と、操作ノブ29を操作するための操作用開口43とが形成されている。操作用開口43は、ベルト挿通口41よりも上方に設けられている。アジャスタプレート33の連結部35は、ベルト挿通口41と操作用開口43との間に設けられ、ショルダーアンカ3のスライダ13に設けられた図示しない連結部と嵌合構造などによって連結される。
ガイド片39は、アジャスタプレート27の連結部35よりも上側でアジャスタプレート27の幅方向における両側に一対に設けられている。一対のガイド片39は、上下方向に間隔をあけて2組設けられている。一対のガイド片39はそれぞれ、アジャスタプレート本体33から突出したサイド壁45と、サイド壁45の壁面から突出するように設けられた可撓性を有する爪部47とを有している。
一対のガイド片39の爪部47は、アジャスタプレート27の幅方向において互いに対向しており、それぞれアジャスタプレート27との間に保持スペース49を形成している。当該爪部47は、アジャスタプレート本体33の裏面と対向する主板部47aと、主板部47aの上下の両端縁とサイド壁45とを繋ぐ一対の側板部47bとによって構成されている。各側板部47bは、主板部47aに対してサイド壁45の突出側に設けられ、アジャスタプレート本体33側に向かうほどサイド壁45の側方に迫り出すように側面視で三角形状に形成されている。
一対のガイド片39は、操作ノブ29の摺動プレート53をサイド壁45の突出側から保持スペース49に押し込むことにより、互いに離間する方向に撓んで、当該摺動プレート53を保持スペース49に受け入れるようになっている。なお、ガイド片39において、サイド壁45の爪部47の周囲には、スリットが形成されていてもよい。そのような構成にすれば、ガイド片39を爪部47で撓み易くすることができる。
第1の掛け止め片37は、複数のガイド片39よりも上側で、それら複数のガイド片39により保持される操作ノブ29の摺動プレート53よりも上方に位置するように設けられている。第1の掛け止め片37は、一対のガイド片39の間における中間位置の上方に対応する箇所に配置されている。第1の掛け止め片37は、その突出方向における中程で上方に屈曲した形状とされている。この第1の掛け止め片37には、第2のコイルばね31の一端が引っ掛けて止められている。
操作ノブ29は、アジャスタプレート27に対して上下方向にスライド移動可能に取り付けられており、ショルダーアンカ3のスライド移動を押圧操作による下方向(第1の方向D1)へのスライド移動を以て許可するように構成されている。この操作ノブ29は、樹脂成形部品であって、指掛け面部51と、摺動プレート53とを有している。
指掛け面部51は、アジャスタプレート27に形成された操作用開口43から車内側に張り出すように操作ノブ29の上下方向における中程の部分を段差状に屈曲させることで形成された、上方に臨む板状部である。この指掛け面部51は、センターピラー101の傾斜に倣って車幅方向における内側向きに傾斜しており、乗員が指を掛けて下方に押し下げる押圧操作をしやすくなっている。
摺動プレート53は、アジャスタプレート本体33の裏側において、各組一対のガイド片39の間で保持スペース49に挿通され、アジャスタプレート本体33と各ガイド片39の爪部47との間で摺動する。この摺動プレート53の裏面には、第2の掛け止め片55と、突出片57と、係止解除部59が設けられている。
第2の掛け止め片55は、摺動プレート53の上部の幅方向における中間位置に配置されている。第2の掛け止め片55は、摺動プレート53の裏側に突出し、その突出方向における中程で下方に屈曲した形状とされている。第2の掛け止め片55には、第2のコイルばね31の他端が引っ掛けて止められている。操作ノブ39は、第2のコイルばね31の付勢力により、押圧操作によるスライド方向である第1の方向D1とは反対方向の第2の方向D2に付勢されている。
突出片57は、操作ノブ29の摺動プレート53における幅方向における両端部にそれぞれ設けられている。各突出片57は、摺動プレート53の裏側に突出し、摺動プレート53の上下方向に凸条をなすように延びている。これら各突出片57は、摺動プレート53の幅方向における片側で上下に並ぶ2つのガイド片39の爪部47に対応し、これら2つのガイド片39の爪部47とアジャスタプレート本体33との間の保持スペース49に配置されている。
係止解除部59は、ラッチ機構7によるアンカープレート5への係止状態を解除するための部分であって、第2の掛け止め片55よりも下側に配置されている。係止解除部59は、摺動プレート53の裏側に突出した押圧壁61と、押圧壁61から下方に延びる解除ピン63とを有している。解除ピン63は、ラッチ機構7の係止ピン17に形成された解除孔25の径よりも小径の柱状部である。
この解除ピン63の先端部には、操作ノブ29の押圧操作によるスライド方向(第1の方向D1)に対して車内側に臨む側に傾斜した傾斜面65が設けられている。この傾斜面65は、操作ノブ29に押圧操作を行ったときに、係止ピン17に設けられた解除孔25の開口周縁に当たり、係止ピン17をホルダ21側に押圧して押し戻す誘い形状を構成している。
図5は、操作機構9の要部における操作ノブ29の非押圧操作時の状態を示す断面図である。図6は、操作機構9の要部における操作ノブ29の押圧操作時の状態を示す断面図である。
操作ノブの摺動プレート53に設けられた突出片53は、図5に示すように、対応するガイド片39毎に当接部67および離間部69を有している。この実施形態において、当接部67および離間部69は、各突出片57に2つずつ設けられている。2つの当接部67は、上側のガイド片39に対して設けられた第1の当接部67aと、下側のガイド片39に対して設けられた第2の当接部67bとである。2つの離間部69は、上側のガイド片39に対して設けられた第1の離間部69aと、下側のガイド片39に対して設けられた第2の離間部69bとである。
第1の当接部67aは、保持スペース49内で上側のガイド片39の爪部47よりも下側に位置し、第2のコイルばね31の付勢力により第2の方向D2において上側のガイド片39の爪部47に当接して受け止められる。すなわち、この実施形態において、上側のガイド片39の爪部47は、操作ノブ29を第2の方向D2において受け止めるストッパ部を兼ねている。
第1の当接部67aは、操作ノブ29のスライド方向に対して上側のガイド片39の爪部47に臨む側に傾斜した傾斜面71を有している。そして、第1の当接部67aは、上側のガイド片39の爪部47と当該傾斜面71で当接することにより、第2のコイルばね31の付勢力を利用して摺動プレート53をアジャスタプレート本体33側に案内するようになっている。
第2の当接部67bは、保持スペース49内で下側のガイド片39の爪部47よりも下側に位置し、第2のコイルばね31の付勢力により第2の方向D2において下側のガイド片39の爪部47に当接して受け止められる。すなわち、この実施形態において、下側のガイド片39の爪部47は、操作ノブ29を第2の方向D2において受け止めるストッパ部を兼ねている。
第2の当接部67bは、操作ノブ29のスライド方向に対して下側のガイド片39の爪部47に臨む側に傾斜した傾斜面71を有している。そして、第2の当接部67bは、下側のガイド片39の爪部47と当該傾斜面71で当接することにより、第2のコイルばね31の付勢力を利用して摺動プレート53をアジャスタプレート本体33側に案内するようになっている。
第1の離間部69aは、突出片57のうち第1の当接部67aのガイド片39の爪部47に対する当接箇所よりも上側の部分であって、上側のガイド片39の爪部47からアジャスタプレート本体33側に離間している。この第1の離間部69aは、操作ノブ29が押圧操作されたときに、上側のガイド片39の爪部47と対応する位置関係となるように設けられている。
第2の離間部69bは、突出片57のうち第2の当接部67bのガイド片39の爪部47に対する当接箇所よりも上側で且つ第1の当接部67aよりも下側の部分であり、下側のガイド片39の爪部47からアジャスタプレート本体33側に離間している。この第2の離間部69bは、操作ノブ29が押圧操作されたときに、下側のガイド片39の爪部47と対応する位置関係となるように設けられている。
上記構成のシートベルトショルダーアンカ装置1の操作機構9では、乗員の手Hで操作ノブ29を下方に引き下げる押圧操作が行われると、その押圧操作による操作ノブ29のスライド移動に伴って係止解除部59の解除ピン63がラッチ機構7の係止ピン17に設けられた解除孔25に挿入される。このとき、解除ピン63の先端部にある傾斜面65が係止ピン17における解除孔25の開口周縁に当たり、第1のコイルばね19の付勢力に抗して係止ピン17をホルダ21側に押し戻す。それによって、当該係止ピン17がアンカープレート5の係止孔15から引き抜かれて、ショルダーアンカ3をアジャスタプレート27ごと上下方向へのスライド動作を以て昇降させられるようになる。
そして、乗員が操作ノブ29から手Hを離して指掛け面部51への押圧力を解除すると、操作ノブ29は、第2のコイルばね31の付勢力により摺動プレート53の当接部67がアジャスタプレート27のガイド片39の爪部47に受け止められる位置まで第2の方向D2に復帰する。これにより、解除ピン63が係止ピン17の解除孔25から引き抜かれ、係止ピン17が第1のコイルばね19の付勢力によりホルダ21側からスライダ13の裏側に突出してアンカープレート5のいずれかの係止孔15に挿入される。このようにして、シートベルトショルダーアンカ装置1は、ショルダーアンカ3の高さ位置を変えられるようになっている。
この実施形態のシートベルトショルダーアンカ装置1の操作機構9では、操作ノブ29の摺動プレート53に、第2のコイルばね31の付勢力によりアジャスタプレート27に設けられた上下2つのガイド片39の爪部47にそれぞれ当接して受け止められる第1の当接部67aおよび第2の当接部67bと、第1の当接部67aおよび第2の当接部67bそれぞれの付勢方向側でガイド片39の爪部47から離間する第1の離間部69aおよび第2の離間部69bとを設けるようにしたので、操作ノブ29に押圧操作を行ったときには、摺動プレート53とガイド片39の爪部47との間に隙間ができる。これにより、操作ノブ29を押圧操作するときの摺動プレート53の摺動摩擦を低減して、操作ノブ29を押圧操作によりスライド移動させ易くなる。
また、この実施形態のシートベルトショルダーアンカ装置1の操作機構9では、摺動プレート53の第1の当接部67aおよび第2の当接部67bに、操作ノブ29のスライド方向に対して対応するガイド片39の爪部47に臨む側に傾斜した傾斜面65を設け、その傾斜面65で当該爪部47と当接することにより、第2のコイルばね31の付勢力を利用して摺動プレート53をアジャスタプレート本体33側に案内するようにしたので、操作ノブ29に押圧操作を行っていないときには、摺動プレート53をアジャスタプレート本体33に押し当てて保持することができる。これにより、操作ノブ29を押圧操作しないときにがたつかないようにして、操作ノブ29のがたつきによる異音の発生を防止することができる。
また、この実施形態のシートベルトショルダーアンカ装置1の操作機構9では、アジャスタプレート27の一対のガイド片39に設けられた互いに対向する爪部47が、摺動プレート53を、アジャスタプレート本体33との間に形成する保持スペース49に、ガイド片39を構成するサイド壁45の突出側から押し込むことにより撓んで受け入れるようになっている。そのことで、一対のガイド片39とアジャスタプレート本体33との間の保持スペース49に摺動プレート53をスライド挿入できない場合にも、アジャスタプレート27に対して摺動プレート53を保持スペース49に挿通させた状態に組み付けることが容易になる。これにより、シートベルトショルダーアンカ装置1の操作機構9における組立て性を向上させることができる。
したがって、この実施形態のシートベルトショルダーアンカ装置1の操作機構9によれば、シートベルトショルダーアンカ装置1の操作機構9において、操作ノブ29の操作性の向上と、操作ノブ29による異音発生の防止とを両立させることができる。
<実施形態の変形例1>
図7は、この変形例1に係るシートベルトショルダーアンカ装置1の操作機構9の要部における操作ノブ29の非操作時の状態を示す断面図である。
この変形例1に係るシートベルトショルダーアンカ装置1の操作機構9では、アジャスタプレート27に、操作ノブ29を第2の方向D2において受け止めるストッパ部81が、ガイド片39とは別に設けられている。ストッパ部81は、アジャスタプレート27の裏側に突出した突起状物であり、一対のガイド片39の間で個々のガイド片39の傍に設けられている。
また、操作ノブ29は、摺動プレート53の裏面でガイド片39の爪部47と当接するようになっている。摺動プレート53の幅方向における両側端部に設けられた突出片57は、摺動プレート53の表側に突出している。各突出片57は、上記実施形態と同様な構成の、2つの当接部67(第1の当接部67aおよび第2の当接部67b)と、2つの離間部69(第1の離間部69aおよび第2の離間部69b)とを有している。
第1の当接部67aは、保持スペース49内で上側のストッパ部81よりも下側に位置し、第2のコイルばね31の付勢力により第2の方向D2において上側のストッパ部81に当接して受け止められる。第1の当接部67aに設けられた傾斜面71は、操作ノブ29のスライド方向に対して上側のストッパ部81に臨む側に傾斜している。第1の当接部67aは、上側のストッパ部81と傾斜面71で当接することにより、第2のコイルばね31の付勢力を利用して摺動プレート53をガイド片39の爪部47側に案内するようになっている。当該第1の当接部67aは、摺動プレート53の裏面がガイド片39の爪部47に当接された状態で、アジャスタプレート27から離間する。
第2の当接部67bは、保持スペース49内で下側のストッパ部81よりも下側に位置し、第2のコイルばね31の付勢力により第2の方向D2において下側のストッパ部81に当接して受け止められる。第2の当接部67bに設けられた傾斜面71は、操作ノブ29のスライド方向に対して下側のストッパ部81に臨む側に傾斜している。第2の当接部67bは、下側のストッパ部81と傾斜面71で当接することにより、第2のコイルばね31の付勢力を利用して摺動プレート53をガイド片39の爪部47側に案内するようになっている。当該第2の当接部67bは、摺動プレート53の裏面がガイド片39の爪部47に当接された状態で、アジャスタプレート27から離間する。
第1の離間部69aは、突出片57のうち第1の当接部67aのストッパ部81に対する当接箇所よりも上側の部分であって、上側のストッパ部81から摺動プレート53の爪部47による受け止め側に離間している。この第1の離間部69aは、操作ノブ29が押圧操作されたときに、上側のストッパ部81と対応する位置関係となるように設けられている。
第2の離間部69bは、突出片57のうち第2の当接部67bのストッパ部81に対する当接箇所よりも上側で且つ第1の当接部67aよりも下側の部分であり、下側のストッパ部81から摺動プレート53の爪部47による受け止め側に離間している。この第2の離間部69bは、操作ノブ29が押圧操作されたときに、下側のストッパ部81と対応する位置関係となるように設けられている。
この変形例1のシートベルトショルダーアンカ装置1の操作機構9によっても、操作ノブ29に押圧操作を行ったときには、摺動プレート53とアジャスタプレート27との間に隙間があるので、操作ノブ29を押圧操作するときの摺動プレート53の摺動摩擦を低減して、操作ノブ29を押圧操作によりスライド移動させ易くなる。また、操作ノブ29に押圧操作を行っていないときには、摺動プレート53をガイド片39の爪部47に押し当てて保持することができる。これにより、操作ノブ29を押圧操作しないときにがたつかないようにして、操作ノブ29のがたつきによる異音の発生を防止することができる。よって、上記実施形態と同様な効果が得られる。
<実施形態の変形例2>
図8は、この変形例2に係るシートベルトショルダーアンカ装置1の操作機構9の要部における操作ノブ29の非操作時の状態を示す断面図である。
この変形例2に係るシートベルトショルダーアンカ装置1の操作機構9では、図8に示すように、摺動プレート53の当接部67に傾斜面71が設けられているのに代えて、各ガイド片39の爪部47に傾斜面83が設けられている。摺動プレート53の第1の当接部67aおよび第2の当接部67bは、側面視で矩形状に形成されている。
上側の突出片39の爪部47には、アジャスタプレート本体33との間の保持スペース49にて下側に位置する摺動プレート53の第1の当接部67aに臨む側に傾斜した傾斜面83が設けられている。上側の突出片39の爪部47は、摺動方レート53の第1の当接部67bと傾斜面83で当接することにより、第2のコイルばね31の付勢力を利用して摺動プレート53をアジャスタプレート本体33側に案内するようになっている。
また、下側の突出片39の爪部47には、アジャスタプレート本体33との間の保持スペース49にて下側に位置する摺動プレート53の第2の当接部67bに臨む側に傾斜した傾斜面83が設けられている。下側の突出片39の爪部47は、摺動方レート53の第2の当接部67bと傾斜面83で当接することにより、第2のコイルばね31の付勢力を利用して摺動プレート53をアジャスタプレート本体33側に案内するようになっている。
この変形例2のシートベルトショルダーアンカ装置1の操作機構9によっても、操作ノブ29に押圧操作を行ったときには、摺動プレート53とガイド片39の爪部47との間に隙間ができるので、操作ノブ29を押圧操作するときの摺動プレート53の摺動摩擦を低減して、操作ノブ29を押圧操作によりスライド移動させ易くなる。また、操作ノブ29に押圧操作を行っていないときには、摺動プレート53をアジャスタプレート本体33に押し当てて保持することができる。これにより、操作ノブ29を押圧操作しないときにがたつかないようにして、操作ノブ29のがたつきによる異音の発生を防止することができる。よって、上記実施形態と同様な効果が得られる。
以上のように、本開示の技術の例示として、好ましい実施形態について説明した。しかし、本開示の技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて新たな実施の形態とすることも可能である。また、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須でない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることを以て、直ちにそれらの必須でない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
例えば、上記実施形態では、アジャスタプレート27に設けられた一対のガイド片39が上下に2組設けられているとしたが、本開示の技術はこれに限らない。当該一対のガイド片39は、1組だけであってもよいし、3組以上設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、摺動プレート53に当接部67および離間部69が2つずつ設けられているとしたが、本開示の技術はこれに限らない。当該当接部67および離間部69は、1つずつでもよいし、それぞれ3つ以上設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、摺動プレート53の幅方向における両端縁に突出片57がそれぞれ設けられ、両方の突出片57に当接部67および離間部69が設けられているとしたが、本開示の技術はこれに限らない。当接部67および離間部69は、片方の突出片57にのみ設けられていてよい。また、当接部67および離間部69は、摺動プレート53に突出片57を設けず、摺動プレート53の厚さを異ならせることで形成されていてもよい。
以上説明したように、本開示の技術は、シートベルトショルダーアンカ装置の操作機構について有用である。
D1 第1の方向
D2 第2の方向
H 乗員の手
1 シートベルトショルダーアンカ装置
3 ショルダーアンカ
5 アンカープレート
7 ラッチ機構
9 操作機構
11 スリップリング
13 スライダ
15 係止孔
17 係止ピン
19 第1のコイルばね
21 ホルダ
23 貫通孔
25 解除孔
27 アジャスタプレート
29 操作ノブ
31 第2のコイルばね(付勢部材)
33 アジャスタプレート本体
35 連結部
37 第1の掛け止め片
39 ガイド片
41 ベルト挿通口
43 操作用開口
45 サイド壁
47 爪部(ストッパ部)
49 保持スペース
51 指掛け面部
53 摺動プレート
55 第2の掛け止め片
57 突出片
59 係止解除部
61 押圧壁
63 解除ピン
65 傾斜面
67 当接部
67a 第1の当接部
67b 第2の当接部
69 離間部
69a 第1の離間部
69b 第2の離間部
71 傾斜面
81 ストッパ部
83 傾斜面
101 センターピラー
103 座席
105 シートベルト
107 サイドボディパネル
109 センターピラーレインフォース
111 センターピラーインナパネル
113 センターピラートリム
115 トリム開口
117 ボルト
119 係止孔
121 ピラートリム本体
123 サイドカバー部
125 トリムガイド片

Claims (2)

  1. シートベルト(105)を挿通させて支持するショルダーアンカ(3)の高さ位置を調整可能なシートベルトショルダーアンカ装置の操作機構であって、
    前記ショルダーアンカ(3)と共に、車体のピラー(101)に対して上下方向にスライド移動可能に取り付けられるアジャスタプレート(27)と、
    前記アジャスタプレート(27)に対してスライド移動可能に取り付けられ、前記ショルダーアンカ(3)のスライド移動を押圧操作による第1の方向(D1)へのスライド移動を以て許可する操作ノブ(29)と、
    前記操作ノブ(29)を前記第1の方向(D1)とは反対側の第2の方向(D2)に付勢する付勢部材(31)と、を備え、
    前記アジャスタプレート(27)は、アジャスタプレート本体(33)と、該アジャスタプレート本体(33)から突出して当該アジャスタプレート本体(33)との間に保持スペース(49)を形成するガイド片(39)と、前記操作ノブ(29)を前記第2の方向(D2)において受け止めるストッパ部(47,81)と、を有し、
    前記操作ノブ(29)は、前記保持スペース(49)に挿通されて前記アジャスタプレート本体(33)と前記ガイド片(39)との間で摺動する摺動プレート(53)を有し、
    前記摺動プレート(53)は、前記付勢部材(31)の付勢力により前記ストッパ部(47,81)に当接して受け止められる当接部(67)と、該当接部(67)の前記第2の方向(D2)側で前記アジャスタプレート本体(33)または前記ガイド片(39)から離間する離間部(69)と、を有し、
    前記ストッパ部(47,81)および前記当接部(67)の少なくとも一方の部分は、前記操作ノブ(29)のスライド方向に対して他方の部分に臨む側に傾斜した傾斜面(71,83)を有し、該傾斜面(71,83)で他方の部分と当接することにより、前記付勢部材(31)の付勢力を利用して前記摺動プレート(53)を前記アジャスタプレート本体(33)側または前記ガイド片(39)側に案内する
    ことを特徴とするシートベルトショルダーアンカ装置の操作機構。
  2. 請求項1に記載されたシートベルトショルダーアンカの操作機構において、
    前記ガイド片(39)は、前記摺動プレート(53)をスライド移動方向と直交する方向に挟み込む位置に一対に設けられ、
    前記一対のガイド片(39)はそれぞれ、前記アジャスタプレート本体(33)から突出したサイド壁(45)と、該サイド壁(45)の側面に設けられた爪部(47)とを有し、
    前記一対のガイド片(39)の前記爪部(47)は、互いに対向して、前記アジャスタプレート本体(33)との間に前記保持スペース(49)を形成し、
    前記一対のガイド片(39)は、前記摺動プレート(53)を前記サイド壁(45)の突出側から前記保持スペース(49)に押し込むことにより、互いに離間する方向に撓んで前記保持スペース(49)に受け入れる
    ことを特徴とするシートベルトショルダーアンカ装置の操作機構。
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