JP2013535550A - アザフタロシアニンおよびインクジェット印刷におけるその使用 - Google Patents

アザフタロシアニンおよびインクジェット印刷におけるその使用 Download PDF

Info

Publication number
JP2013535550A
JP2013535550A JP2013522300A JP2013522300A JP2013535550A JP 2013535550 A JP2013535550 A JP 2013535550A JP 2013522300 A JP2013522300 A JP 2013522300A JP 2013522300 A JP2013522300 A JP 2013522300A JP 2013535550 A JP2013535550 A JP 2013535550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optionally substituted
formula
azaphthalocyanine
alkyl
salt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2013522300A
Other languages
English (en)
Inventor
パテル,プラカシュ
Original Assignee
フジフィルム・イメイジング・カラランツ・リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フジフィルム・イメイジング・カラランツ・リミテッド filed Critical フジフィルム・イメイジング・カラランツ・リミテッド
Publication of JP2013535550A publication Critical patent/JP2013535550A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/32Inkjet printing inks characterised by colouring agents
    • C09D11/328Inkjet printing inks characterised by colouring agents characterised by dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B47/00Porphines; Azaporphines
    • C09B47/04Phthalocyanines abbreviation: Pc
    • C09B47/08Preparation from other phthalocyanine compounds, e.g. cobaltphthalocyanineamine complex
    • C09B47/24Obtaining compounds having —COOH or —SO3H radicals, or derivatives thereof, directly bound to the phthalocyanine radical
    • C09B47/26Amide radicals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0033Blends of pigments; Mixtured crystals; Solid solutions
    • C09B67/0034Mixtures of two or more pigments or dyes of the same type
    • C09B67/0035Mixtures of phthalocyanines
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24802Discontinuous or differential coating, impregnation or bond [e.g., artwork, printing, retouched photograph, etc.]

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

アザフタロシアニンまたは金属アザフタロシアニン染料およびその塩の調製方法。同様に、新規化合物、インク、印刷方法、印刷された材料、およびインクジェットカートリッジ。
【選択図】なし

Description

本発明は、化合物、組成物、およびインク、印刷方法、印刷された基材、ならびにインクジェット印刷機用カートリッジに関する。
インクジェット印刷は、ノズルを基材と接触させることなくインクの液滴を微細ノズルに通して基材上に噴出させる、ノンインパクト印刷技術である。この技術に用いられるインクのセットは、典型的には、黄色、マゼンタ、シアンおよび黒色インクを含む。
高解像度デジタルカメラの出現に伴い、消費者がインクジェット印刷機を用いて写真を印刷することが、次第に一般的になってきている。これにより、従来の銀塩写真の費用および不便さが回避される。
インクジェット印刷機は他の形の印刷および現像に対し多くの利点を有するが、取り組むべき技術的課題がなお存在する。例えば、インク媒体に溶解するが優れた耐湿潤堅牢度を示す(すなわち、印刷したときにプリントが滲んだり不鮮明になったりしない)インク着色剤を提供するという、相反する要件がある。また、インクは、印刷したシートがくっつくのを回避するために迅速に乾燥することが必要であるが、印刷機に用いられている微小ノズルの上を覆ってクラスト(crust)を形成すべきではない。印刷機のノズルを詰まらせうる粒子の形成を回避するために、貯蔵安定性も重要である。これは特に、消費者はインクジェットインクカートリッジを数ヶ月にわたり保管する可能性があるためである。さらに、特に写真用品質の再生に重要なことであるが、得られる像は、光または一般的な酸化ガス、例えばオゾンへの暴露により、急激に日焼けまたは退色を起こすべきでない。あらゆる像を最適に再生することができるように、着色剤の色調および彩度が厳密に的確であることも重要である。
したがって、インクジェット印刷のための新規着色剤の開発は、これらの矛盾していて要求が厳しい性質のすべてを釣り合わせるという点で、独特の課題を提起する。
該染料は、主にインクジェット印刷用を意図しているが、場合によってはカラーフィルターの形成における使用にも適している可能性がある。
本発明は、アザフタロシアニン染料およびその塩または金属アザフタロシアニン染料およびその塩の調製方法であって、以下の段階を含む方法を提供する:
(a)式(1)の化合物を、式(2)の化合物、式(3)の化合物、および所望により式(4)の化合物と環化する段階:
Figure 2013535550
[式中、
およびRは、シアノ、カルボキシまたはカルボキサミドであるか、一緒になって以下の式の基:
Figure 2013535550
を形成し;
nは1〜4である];そして、
ここにおいて、該環化法は、適した窒素源(必要な場合)および金属塩(必要な場合)の存在下で実施する;
(b)段階(a)で形成したスルホン化アザフタロシアニンまたはスルホン化金属アザフタロシアニンを塩素化および/またはクロロスルホン化する段階;ならびに
(c)段階(b)で形成した、スルホニルクロリド基を持つアザフタロシアニンまたは金属アザフタロシアニン染料を、アンモニアおよび/または1以上のアミンと反応させる段階。
アザフタロシアニン染料およびその塩または金属アザフタロシアニン染料およびその塩は、金属アザフタロシアニン染料およびその塩であることが好ましく、より好ましくは、銅またはニッケルアザフタロシアニン染料およびその塩、とりわけ銅アザフタロシアニン染料およびその塩である。
およびRは、好ましくはシアノまたはカルボキシ、特にカルボキシである。より好ましくは、RおよびRは同一である。
nは2〜4であることが好ましく、より好ましくはnは4である。
式(2)の化合物の少なくとも50%は、式(5)の化合物であることが好ましい。
Figure 2013535550
より好ましくは、式(2)の化合物の少なくとも70%は式(5)の化合物である。
好ましい一態様では、式(2)の化合物のすべてが式(5)の化合物である。
段階(a)の環化反応は、任意の相溶性溶媒中で行うことが好ましい。好ましい溶媒としては、エチレングリコール、ジエチレングリコールおよびスルホランが挙げられる。
式(1)の化合物を式(2)の化合物および式(3)の化合物と環化する場合、式(1)の化合物と式(2)の化合物および式(3)の化合物の好ましいモル比は、10/1/1〜1/10/1〜1/1/10の範囲にある。より好ましくは、モル比は、2/1/1〜1/2/1〜1/1/2の範囲にある。式(1)の化合物と式(2)の化合物および式(3)の化合物のモル比は、1/2/1であることが特に好ましい。
式(1)の化合物を、式(2)の化合物、式(3)の化合物、および式(4)の化合物と環化する場合、式(1)の化合物と式(2)の化合物、式(3)の化合物、および式(4)の化合物の好ましいモル比は、10/1/1/1〜1/10/1/1〜1/1/10/1〜1/1/1/10の範囲にある。より好ましくは、モル比は、2/1/1/1〜1/2/1/1〜1/1/2/1〜1/1/1/2の範囲にある。式(1)の化合物と式(2)の化合物、式(3)の化合物、および式(4)の化合物のモル比は、1/1/1/1であることが特に好ましい。
環化反応は、好ましくは80〜220℃、より好ましくは100〜210℃、特に150〜200℃の範囲の温度で実施する。
段階(a)の環化反応は、好ましくは1〜12時間、より好ましくは2〜8時間、特に3〜6時間の範囲にわたり実施する。
段階(a)の環化反応を実施する時間の長さは、用いられる温度に依存する。例えば、より高い温度ではより短い時間が必要であり、より低い温度ではより長い時間が必要である。好ましい態様では、環化を、110〜130℃の範囲の温度で3〜6時間の範囲の時間にわたり実施する。
本発明の方法では、反応体および反応条件によっては、環化反応に塩基を組み込むことが好都合である可能性がある。任意の適した塩基を用いることができる。塩基は、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)であることが好ましい。
本方法の生成物が金属アザフタロシアニンである場合、金属塩が必要である。任意の適した塩を用いることができる。例えば、反応の生成物が銅アザフタロシアニンである場合、CuClである。
およびRが窒素を含有していない場合、アザフタロシアニン環を形成させたい場合は窒素源が必要である。適した窒素源としてはアンモニアおよび尿素が挙げられる。
式(1)、式(2)、式(3)および式(4)の化合物は、当分野で周知の方法により調製することができる。それらは、一般に市販されてもいる。
段階(b)で用いられる塩素化剤は、任意の適した塩素化剤、例えば、クロロスルホン酸、五塩化リン、オキシ塩化リン、塩化チオニル、三塩化リン、またはそれらの混合物などであることができる。クロロスルホン化は、クロロスルホン酸を、単独で、または、五塩化リン、オキシ塩化リン、塩化チオニルもしくは三塩化リンの1以上との混合物の形で用いて、行うことができる。
塩素化/クロロスルホン化剤は、クロロスルホン酸とオキシ塩化リンの混合物を含むことが好ましい。クロロスルホン酸とオキシ塩化リンのモル比は、好ましくは25モル当量〜0.5モル当量、より好ましくは12.5モル当量〜1.0モル当量の範囲にある。
塩素化/クロロスルホン化剤とスルホン化アザフタロシアニンまたは金属アザフタロシアニン染料の混合物との好ましいモル比は、明らかに反応体の性質に依存する。しかしながら、スルホン化アザフタロシアニンまたは金属アザフタロシアニン染料の混合物がスルホン化銅アザフタロシアニン染料の混合物であり、塩素化剤がクロロスルホン酸とオキシ塩化リンの混合物を含む場合、塩素化剤とスルホン化銅アザフタロシアニン染料の混合物との好ましいモル比は、100モル当量〜1.0モル当量、より好ましくは50モル当量〜1.0モル当量である。
塩素化/クロロスルホン化は、好ましくは90〜180℃、より好ましくは120〜150℃、特に130〜148℃、さらに特に135〜145℃の範囲の温度で実施する。
塩素化/クロロスルホン化は、好ましくは0.5〜16時間、より好ましくは1〜8時間、特に1.5〜5時間にわたり実施する。
塩素化/クロロスルホン化を実施する時間の長さは、用いられる温度に依存する。例えば、より高い温度ではより短い時間が必要であり、より低い温度ではより長い時間が必要である。好ましい態様では、塩素化/クロロスルホン化を、135〜145℃の温度で1.5〜8時間、より好ましくは2〜7時間にわたり実施する。
段階(c)における段階(b)の生成物とアンモニアおよび/または1以上のアミンとの縮合は、好ましくは10〜80℃の温度、より好ましくは20〜60℃の温度で、1〜14時間、より好ましくは2〜6時間にわたり実施する。アンモニアおよびアミン(1以上)との反応は順次行うことができるが、段階(c)では、スルホニルクロリド基を持つアザフタロシアニンまたは金属アザフタロシアニンの混合物をアンモニアおよび/またはアミン(1以上)と同時に反応させることが好ましい。
段階(c)においてスルホニルクロリド基を持つアザフタロシアニンまたは金属アザフタロシアニンの混合物と反応させるアミンは、塩化スルホニルと反応してスルホンアミドを生じることができる任意のアミンであることができる。
アミン(1以上)は、式(6)および式(7)のものであることが好ましい
NHR
式(6)
NHR
式(7)
[式中:
およびRは、H、置換されていてもよいアルキル(1以上のヘテロ原子により遮断されていてもよい);置換されていてもよいアリール;および置換されていてもよいヘテロシクリレン(置換されていてもよいヘテロアリールを含む)からなる群より選択され;そして
およびRは、置換されていてもよいアルキル(1以上のヘテロ原子により遮断されていてもよい);置換されていてもよいアリール;および置換されていてもよいヘテロシクリレン(置換されていてもよいヘテロアリールを含む)からなる群より選択される]。
より好ましくは、RおよびRは、Hおよび置換されていてもよいC1−8アルキル、特に、−OH、−SOH、−COHおよび−POからなる群より選択される1以上の水可溶化基を持つC1−8アルキルからなる群より選択される。
およびRは、Hまたは置換されていてもよいC1−4アルキルであることが特に好ましく、さらに特に、RおよびRは、独立して、Hまたは置換されていないC1−4アルキル、とりわけメチルである。
式(6)のアミンは、直接、または置換基上に、−SOH、−COHおよび−POからなる群より選択される水可溶化基を持つことが好ましい。
式(7)の好ましいアミンは、式(8)のものである:
NHR−L−NR
式(8)
[式中:
Lは、二価の連結基であり;
は、Hまたは置換されていてもよいアルキルであり;
およびRは、独立して、H、置換されていてもよいアルキル(1以上のヘテロ原子により遮断されていてもよい)、置換されていてもよいアリール、または置換されていてもよいヘテロシクリルである]。
したがって、段階(c)では、段階(b)の生成物を式(8)のアミンならびに所望によりアンモニアおよび/または他のアミンと反応させることが好ましい。
L、すなわち二価の連結基は、置換されていてもよいアルキレン(1以上のヘテロ原子により遮断されていてもよい);置換されていてもよいアリーレン;および置換されていてもよいヘテロシクリレン(置換されていてもよいヘテロアリーレンを含む)からなる群より選択されることが好ましい。
より好ましくは、Lは、置換されていてもよいアルキレン、特に、置換されていてもよいC1−4アルキレン、さらに特に置換されていないC1−4アルキレン、とりわけ−CHCH−である。
は、好ましくはHまたは置換されていてもよいC1−4アルキル、より好ましくは、H、メチルまたはエチル、特にHまたはメチル、さらに特にHである。
およびRは、独立して、H、置換されていてもよいC1−4アルキル、または置換されていてもよいヘテロシクリルであることが好ましい。
は、好ましくはHまたは置換されていてもよいC1−4アルキル、より好ましくは、H、メチルまたはエチル、特にHまたはメチル、さらに特にHである。
は、置換されていてもよいトリアジニル基(ここにおいて、該トリアジニル基またはその上の置換基は、−SOH、−COHおよび−POからなる群より選択される少なくとも1つの水可溶化基を持つことが好ましい)であることが好ましい。
より好ましくは、Rは式(9)の基である
Figure 2013535550
[式中:
Aは、−OR10、−SR10、−NR1011からなる群より選択され;
Bは、−OR12、−SR12、−NR1213からなる群より選択され;
10、R11、R12およびR13は、独立して、H、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアリール、または置換されていてもよいヘテロシクリルであり、ただし、R10、R11、R12およびR13により表される基の少なくとも1つは、−SOH、−COHおよび−POからなる群より選択される少なくとも1つの置換基を持つという条件が付く]。
AおよびBにより表される好ましい基は、独立して、−OH、−NH、−NHCH、−N(CH、−NHCSOH、−N(CH)CSOH、−NCSOH、−NHジスルホフェニル、−NHスルホフェニル、−NHカルボキシフェニルまたは−NHジカルボキシフェニル、−NHスルホナフチル、−NHジスルホナフチル、−NHトリスルホナフチル、−NHカルボキシナフチル、NHジカルボキシナフチル、NHトリカルボキシナフチル、−NHスルホヘテロシクリル、−NHジスルホヘテロシクリルまたは−NHトリスルホヘテロシクリルからなる群より選択することができる。
が式(10)の基であることが、特に好ましい
Figure 2013535550
[式中:
10は、Hまたは置換されていてもよいC1−4アルキルであり;
11は、Hまたは置換されていてもよいC1−4アルキルであり;
12は、Hまたは置換されていてもよいC1−4アルキルであり;
13は、−SOH、−COHおよび−POからなる群より選択される少なくとも1つの置換基を持つ、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアリール、または置換されていてもよいヘテロシクリルである]。
10は、Hまたは置換されていないC1−4アルキルであることが好ましく、より好ましくは、R10はHまたはメチル、特にHである。
11は、Hまたは置換されていないC1−4アルキルであることが好ましく、より好ましくは、R11はHまたはメチル、特にHである。
12は、Hまたは置換されていないC1−4アルキルであることが好ましく、より好ましくは、R12はHまたはメチル、特にHである。
好ましい態様において、R10、R11およびR12はすべて、独立してHまたはメチルのいずれかであり、より好ましくは、R10、R11およびR12は、すべてHである。
13は、−SOH、−COHおよび−POからなる群より選択される少なくとも1つの置換基を持つ置換されていてもよいアリールであることが好ましい。より好ましくは、R13は、1〜3、特に2つの−SOHまたは−COH基を持つアリール基(とりわけフェニル基)である。
L、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12およびR13のいずれか1つの上に存在することができる好ましい所望による置換基は、独立して以下から選択される:置換されていてもよいアルコキシ(好ましくはC1−4−アルコキシ)、置換されていてもよいアリール(好ましくはフェニル)、置換されていてもよいアリールオキシ(好ましくはフェノキシ)、置換されていてもよいヘテロシクリル、ポリアルキレンオキシド(好ましくはポリエチレンオキシドまたはポリプロピレンオキシド)、ホスファト、ニトロ、シアノ、ハロ、ウレイド、ヒドロキシ、エステル、−NR、−COR、−CONR、−NHCOR、カルボキシエステル、スルホン、および−SONR[式中、RおよびRは、それぞれ独立して、H、置換されていてもよいアルキル(特にC1−4−アルキル)、置換されていてもよいアリール、または置換されていてもよいヘテロアリールである]。L、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12およびR13が環状基を含む場合、該環状基は、置換されていてもよいアルキル(特にC1−4−アルキル)置換基を持つこともできる。L、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12およびR13について記載した置換基のいずれかに関する所望による置換基は、同じ置換基のリストから選択することができる。
当業者なら、これらの反応の生成物であるアザフタロシアニン染料およびその塩または金属アザフタロシアニン染料およびその塩が、成分環の性質および相対的位置ならびにこれら成分環上の任意の置換基の性質および位置によってさまざまである異性体を含有する、分散性の高い混合物になることを、理解するであろう。
本発明の第2の観点は、本発明の第1の観点に記載した方法により得ることができるアザフタロシアニン染料およびその塩または金属アザフタロシアニン染料およびその塩を提供する。
優先傾向は、本発明の第1の観点で記載し推奨したとおりである。
本発明の第2の観点は、式(11)の金属アザフタロシアニン染料およびその塩を提供することが好ましい
Figure 2013535550
[式中:
Mは、NiまたはCuであり;
14、R15およびR16は、独立して、H、置換されていてもよいアルキル(1以上のヘテロ原子により置換されていてもよい);置換されていてもよいアリール;および置換されていてもよいヘテロシクリレン(置換されていてもよいヘテロアリールを含む)からなる群より選択され;
17は、置換されていてもよいアルキル(1以上のヘテロ原子により置換されていてもよい);置換されていてもよいアリール;および置換されていてもよいヘテロシクリレン(置換されていてもよいヘテロアリールを含む)であり;
Qは、電子求引基であり;
Xは、CN、置換されていてもよいC1−4アルキルおよびC1−4アルコキシからなる群より選択され;
nは1〜4であり;
は0〜3であり;
xは0〜4であり;
yは0〜4であり;
zは、0より大きく4未満であり;
x+y+zは、0より大きく4未満である]。
14、R15およびR16は、独立して、Hまたは置換されていてもよいC1−4アルキルであることが好ましく、さらに特に、R14、R15およびR16は、独立して、Hまたは置換されていないC1−4アルキル、とりわけメチルである。R14、R15およびR16がすべてHであることが、特に好ましい。
17は、式(12)の基であることが好ましい:
−L−NR
式(12)
[式中:
Lは、二価の連結基であり;
およびRは、独立して、H、置換されていてもよいアルキル(1以上のヘテロ原子により遮断されていてもよい)、置換されていてもよいアリール、または置換されていてもよいヘテロシクリルである]。
L、RおよびRは、本発明の第1の観点で推奨したとおりである。
14、R15、R16およびR17に好ましい所望による置換基は、本発明の第1の観点で上記したとおりである。
本発明の第2の観点の染料は本発明の第1の観点に記載した方法により得ることができるので、それらは分散混合物になり、したがって、yおよびzの値は整数ではなく平均数になる。
yは、1〜3の範囲にあることが好ましい。
zは、1〜3の範囲にあることが好ましい。
y+zは、1〜3の範囲にあることが好ましい。
本発明の染料は、魅力的な強い色調を有し、インクジェット印刷用のシアンインクの調製で使用するのに有益な着色剤である。それらは、溶解性、貯蔵安定性、ならびに水、オゾンおよび光に対する堅牢度の良好なバランスにより益を得る。とりわけ、それらは優れた耐湿潤堅牢度、耐光堅牢度および耐オゾン堅牢度を示す。
本発明で開示する化合物上の酸性または塩基性基、とりわけ酸性基は、塩の形にあることが好ましい。したがって、本明細書中に示す化学式はすべて、塩の形にある化合物を包含する。
好ましい塩は、アルカリ金属塩、特に、リチウム、ナトリウムおよびカリウム、アンモニウムおよび置換アンモニウム塩((CHのような第四級アミンを含む)、ならびにそれらの混合物である。特に好ましいものは、ナトリウム、リチウム、アンモニアおよび揮発性アミンを伴う塩、さらに特にナトリウム塩である。金属アザフタロシアニン染料の混合物を、公知の技術を用いて塩に転化してもよい。
本明細書で開示する化合物は、示したもの以外の互変異性体の形で存在していてもよい。これらの互変異性体は、本発明の範囲内に包含される。
本発明の第3の観点に従って、本発明の第2および第3の観点に記載した染料と液体媒体とを含む組成物を提供する。
本発明の第3の観点に従った好ましい組成物は、以下を含む:
(a)0.01〜30部の本発明の第2の観点に記載した染料;および
(b)70〜99.99部の液体媒体;
ここにおいて、部はすべて重量に基づく。
部数(a)+(b)=100であることが好ましい。
成分(a)の部数は、好ましくは0.1〜20、より好ましくは0.5〜15、特に1〜5部である。成分(b)の部数は、好ましくは80〜99.9、より好ましくは85〜99.5、特に95〜99部である。
成分(a)は、成分(b)に完全に溶解することが好ましい。成分(a)は、20℃において少なくとも10%の成分(b)への溶解度を有することが好ましい。これにより、より希薄なインクを調製するために用いることができる液体染料濃縮物の調製が可能になり、貯蔵中に液体媒体の蒸発が起こった場合に染料が沈殿する可能性が低下する。
インクは、高濃度シアンインク、低濃度シアンインク、または高濃度および低濃度の両方のインクとして、インクジェット印刷機に組み込むことができる。後者の場合、これは、印刷像の解像度および品質において改善をもたらすことができる。したがって、本発明は、成分(a)が2.5〜7部、より好ましくは2.5〜5部の量で存在する(高濃度インク)か、または成分(a)が0.5〜2.4部、より好ましくは0.5〜1.5部の量で存在する(低濃度インク)、組成物(好ましくはインク)も提供する。
好ましい液体媒体としては、水、水と有機溶媒の混合物、および水を含まない有機溶媒が挙げられる。液体媒体は、水と有機溶媒の混合物または水を含まない有機溶媒を含むことが好ましい。
液体媒体(b)が水と有機溶媒の混合物を含む場合、水と有機溶媒の重量比は、好ましくは99:1〜1:99、より好ましくは99:1〜50:50、特に95:5〜80:20である。
水と有機溶媒の混合物中に存在する有機溶媒は、水混和性有機溶媒またはそのような溶媒の混合物であることが好ましい。好ましい水混和性有機溶媒としては、C1−6−アルカノール、好ましくは、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール、n−ペンタノール、シクロペンタノールおよびシクロヘキサノール;線状アミド、好ましくは、ジメチルホルムアミドまたはジメチルアセトアミド;ケトンおよびケトン−アルコール、好ましくは、アセトン、メチルエーテルケトン、シクロヘキサノンおよびジアセトンアルコール;水混和性エーテル、好ましくは、テトラヒドロフランおよびジオキサン;ジオール、好ましくは、2〜12の炭素原子を有するジオール、例えば、ペンタン−1,5−ジオール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコールおよびチオジグリコール、ならびに、オリゴ−およびポリ−アルキレングリコール、好ましくは、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコール;トリオール、好ましくは、グリセロールおよび1,2,6−ヘキサントリオール;ジオールのモノ−C1−4−アルキルエーテル、好ましくは、2〜12の炭素原子を有するジオールのモノ−C1−4−アルキルエーテル、特に、2−メトキシエタノール、2−(2−メトキシエトキシ)エタノール、2−(2−エトキシエトキシ)−エタノール、2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エタノール、2−[2−(2−エトキシエトキシ)−エトキシ]−エタノールおよびエチレングリコールモノアリルエーテル;環状アミド、好ましくは、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、カプロラクタムおよび1,3−ジメチルイミダゾリドン;環状エステル、好ましくはカプロラクトン;スルホキシド、好ましくはジメチルスルホキシド;ならびに、スルホンが挙げられる。液体媒体は、水と2以上、特に2〜8種の水混和性有機溶媒を含むことが好ましい。
特に好ましい水混和性有機溶媒は、環状アミド、特に、2−ピロリドン、N−メチル−ピロリドンおよびN−エチル−ピロリドン;ジオール、特に、1,5−ペンタンジオール、エチレングリコール、チオジグリコール、ジエチレングリコールおよびトリエチレングリコール;ならびに、ジオールのモノ−C1−4−アルキルおよびC1−4−アルキルエーテル、より好ましくは、2〜12の炭素原子を有するジオールのモノ−C1−4−アルキルエーテル、特に、2−メトキシ−2−エトキシ−2−エトキシエタノールである。
液体媒体が、水を含まない有機溶媒(すなわち1重量%未満の水)を含む場合、該溶媒は、好ましくは30〜200℃、より好ましくは40〜150℃、特に50〜125℃の沸点を有する。有機溶媒は、水不混和性、水混和性、またはそのような溶媒の混合物であることができる。好ましい水混和性有機溶媒は、上記水混和性有機溶媒のいずれかおよびその混合物である。好ましい水不混和性溶媒としては、例えば、脂肪族炭化水素;エステル、好ましくは酢酸エチル;塩素化炭化水素、好ましくはCHCl;およびエーテル、好ましくはジエチルエーテル;およびそれらの混合物が挙げられる。
液体媒体が水不混和性有機溶媒を含む場合、極性溶媒が包含されることが好ましい。これは、極性溶媒が液体媒体へのフタロシアニン染料の混合物の溶解性を向上させるためである。極性溶媒の例としてはC1−4−アルコールが挙げられる。
前述の優先傾向を考慮すると、液体媒体が、水を含まない有機溶媒である場合、それは、ケトン(特にメチルエチルケトン)および/またはアルコール(特にC1−4−アルカノール、さらに特にエタノールまたはプロパノール)を含むことが特に好ましい。
水を含まない有機溶媒は、単一の有機溶媒であるか、2種以上の有機溶媒の混合物であることができる。液体媒体が、水を含まない有機溶媒である場合、それは2〜5種の異なる有機溶媒の混合物であることが好ましい。これにより、インクの乾燥特性および貯蔵安定性に対し良好な制御をもたらす液体媒体を選択することが可能になる。
水を含まない有機溶媒を含む液体媒体は、迅速な乾燥時間が必要とされる場合、とりわけ、疎水性および非吸収性基材、例えば、プラスチック、金属およびガラス上に印刷するときに、とりわけ有用である。
言うまでもなく、液体媒体は、インクジェット印刷用インクに従来用いられている追加的成分、例えば、粘度および表面張力の改質剤、腐敗抑制剤、殺生物剤、コゲーション低減剤(kogation reducing additives)、ならびに、イオン性または非イオン性であることができる界面活性剤を、含有することができる。
通常は必要ないが、色調および性能特性を改変するために、さらなる着色剤をインクに加えてもよい。
本発明に従った組成物は、インクジェット印刷機での使用に適したインクであることが好ましい。インクジェット印刷機での使用に適したインクは、微細ノズルを詰まらせることなく、インクジェット印刷ヘッドに通して繰り返し発射させることができるインクである。これを行うために、インクは、粒子を含んでいてはならず、安定でなければならず(すなわち、貯蔵中に沈殿しない)、腐食性元素(例えば塩化物)を含んでいてはならず、そして、印刷ヘッドでの良好な液滴形成を可能にする粘度を有していなければならない。
インクジェット印刷機での使用に適したインクは、25℃において好ましくは20cP未満、より好ましくは10cP未満、特に5cP未満の粘度を有する。
インクジェット印刷機での使用に適したインクは、合計で好ましくは500ppm未満、より好ましくは250ppm未満、特に100ppm未満、さらに特に10ppm未満の二価および三価の金属イオン(式(1)の着色剤またはインクに組み込まれている他の着色剤もしくは添加剤に結合している二価および三価の金属イオンを除く)を含有する。
インクジェット印刷機での使用に適したインクは、好ましくは10μm未満、より好ましくは3μm未満、特に2μm未満、さらに特に1μm未満の平均孔径を有するフィルターに通して濾過されている。この濾過により、多くのインクジェット印刷機に見いだされる微細ノズルを通常なら詰まらせうる粒状物質が除去される。
インクジェット印刷機での使用に適したインクは、合計で好ましくは500ppm未満、より好ましくは250ppm未満、特に100ppm未満、さらに特に10ppm未満のハロゲン化物イオンを含有する。
本発明の第4の観点は、基材上に像を形成するための方法であって、本発明の第3の観点に従った組成物、好ましくはインクジェット印刷機での使用に適したインクを、インクジェット印刷機により基材に施用することを含む方法を提供する。
インクジェット印刷機は、インクを基材に、小さなオリフィスに通して基材上に噴出させる液滴の形で施用することが好ましい。好ましいインクジェット印刷機は、圧電インクジェット印刷機およびサーマルインクジェット印刷機である。サーマルインクジェット印刷機では、プログラム化した熱パルスをオリフィスに隣接する抵抗器によりリザーバー中のインクに施用し、それにより、基材とオリフィスとの相対運動中に、インクを小さな液滴の形でオリフィスから基材に向けて噴出させる。圧電インクジェット印刷機では、小さな結晶の振動により、オリフィスからインクを噴出させる。あるいは、可動式のパドルまたはプランジャーに接続している電気機械的作動装置により、インクを噴出させることができる。
基材は、好ましくは、紙、プラスチック、生地、金属またはガラス、より好ましくは、紙、オーバーヘッドプロジェクター用スライドまたは生地材料、特に紙である。
好ましい紙は、酸性、アルカリ性または中性の性質を有することができる普通紙または処理紙である。写真用品質の紙が特に好ましい。
本発明の第5の観点は、本発明の第2または第3の観点に記載した染料およびその塩、本発明の第3の観点に従った組成物、あるいは本発明の第4の観点に従った方法を用いて、印刷された材料、好ましくは、紙、プラスチック、生地、金属またはガラス、より好ましくは、紙、オーバーヘッドプロジェクター用スライドまたは生地材料、特に紙、さらに特に普通紙、塗被紙または処理紙を提供する。
本発明の第5の観点の印刷された材料が、本発明の第4の観点に従った方法を用いて印刷された写真用品質の紙上のプリントであることが、特に好ましい。
本発明の最後の観点は、チャンバーと、組成物、好ましくは、インクジェット印刷機での使用に適したインクとを含むインクジェット印刷機用カートリッジであって、該組成物が該チャンバー内にあり、該組成物が本発明の第3の観点で定義し推奨したとおりである、前記インクジェット印刷機用カートリッジを提供する。該カートリッジは、本発明の第3の観点に記載した高濃度インクおよび低濃度インクを、異なるチャンバー内に含有することができる。
本発明を以下の実施例によりさらに例示する。ここにおいて、すべての部および百分率は、特記しない限り重量に基づく。
段階1
中間体Aの調製
Figure 2013535550
塩化シアヌル(9.23g)を氷/水(200g、0〜5℃、数滴のカルソレン油(calsolene oil)を含む)中で攪拌した。その後、pH5〜6の水(50mL)中の2,5−ジスルホアニリン(13.8g)の溶液を、攪拌しつつ滴下して加えた。反応混合物を≦5℃およびpH5〜6で2時間攪拌した。その後、2M水酸化ナトリウム溶液を用いてpHを7に上昇させ、温度を20〜25℃に上昇させ、反応混合物を1時間放置した。ジメチルアミン(40%、6.3mL)を加え、pHを8.5〜9に調整した。その後、反応混合物をpH8.5〜9において室温で2時間、その後60℃で1時間、最後に80℃で1時間攪拌した後、一晩放置して冷却した。エチレンジアミン(33mL)を加え、反応物を80℃でさらに2時間攪拌した。ロータリーエバポレーターにより体積を200mLに調整し、NaCl(20g)、その後濃HClを用いてpHを1に低下させた。形成した沈殿物を濾過により収集し、20%NaClで洗浄し、60℃のメタノール(170mL)および水(9mL)中で1時間スラリー化した。その後、固体を濾過により収集し、メタノール(25mL)で洗浄し、乾燥して、生成物(18.5g)を得た。
基礎顔料の調製
顔料A
初期蒸留:水中に50%のスルホフタル酸(49.24g)(β:α異性体の3:1混合物)を、スルホラン(250g)および濃アンモニア溶液(22g)中で、水を留去するために160℃で攪拌することにより、そのアンモニウム塩に転化させた。
その後、上記反応混合物を100℃に冷却し、キノリン酸(8.5g)、テトラクロロフタル酸無水物(14.6g)、尿素(72g)、塩化銅(II)二水和物(8.8g)およびモリブデン酸アンモニウム(6.3g)を加えた。反応混合物の温度を200℃に上昇させ、反応物を5時間攪拌した。その後、反応混合物を75℃に冷却し、メタノール(200mL)を加えた。形成した沈殿物を濾過により取り出し、メタノールで洗浄した。該沈殿物を、60℃において29%ブライン(900mL)と濃HCl(100g)の混合物中で攪拌した後、濾過し、29%ブライン(225mL)と濃HCl(25g)の混合物で洗浄した。その後、得られた固体を60℃においてメタノール(500mL)および28%アンモニア溶液(50mL)中で1時間攪拌し、濾過により取り出し、メタノールで洗浄した。固体を濾過により収集し、60℃においてメタノール(500mL)および25%水酸化ナトリウム溶液(30g)中で1時間攪拌した後、濾過により収集し、メタノールで洗浄し、乾燥して、生成物(20g)を得た。
顔料BおよびC
顔料BおよびCは、顔料Aと同様に調製したが、表1に示した中間体およびモル比を用いた。
顔料D、E、FおよびG
顔料D、E、FおよびGは、顔料Aと同様に調製したが、表1に示した中間体およびモル比を用いた。これらの顔料の調製では4−スルホフタル酸カリウムを用いたので、初期蒸留段階は必要なかった。
Figure 2013535550
実施例1
プロセス例:以下の化学式の染料を成分として含む染料混合物の調製
Figure 2013535550
顔料A(9.2g)を、攪拌しているクロロスルホン酸(60g)およびオキシ塩化リン(6.2g)に10分間かけて加えた。反応混合物を130℃で6時間加熱した後、一晩放置して室温まで冷却した。翌日、反応混合物を氷(400g)中に押し流し、形成した沈殿物を濾過により収集した後、飽和ブラインで洗浄した。この湿った固体の半分を、pH8.5の水(100mL)中の中間体A(3.9g)およびエタノールアミン(0.61g)の溶液に加えた。この溶液を、2M水酸化ナトリウム溶液でpHを9.5に維持しつつ、50〜55℃で加熱した。その後、pHを12に上昇させ、反応混合物を80℃で0.5時間加熱し、50℃に冷却し、濃塩酸を用いてpHを8に低下させた。塩化ナトリウムを加え、沈殿した染料を濾過により収集した。該染料を水(400mL)に溶解し、透析し、乾燥して、3gの生成物を得た。
実施例2
エタノールアミンの代わりに2,3ジヒドロキシプロパノールアミン(0.93g)を用いた点を除き、実施例1を繰り返して、3.2gの生成物を得た。
実施例3
顔料A(9.2g)を、攪拌しているクロロスルホン酸(60g)およびオキシ塩化リン(6.2g)に10分間かけて加えた。反応混合物を130℃で6時間加熱した後、一晩放置して室温まで冷却した。翌日、反応混合物を氷(400g)中に押し流し、沈殿した固体を濾過により取り出し、飽和ブラインで洗浄した。その後、この湿った固体の半分を、pH8.5の水(100mL)中の中間体A(2.61g)および塩化アンモニウム(1.6g)の溶液に加えた。その後、該反応物を、2M水酸化ナトリウム溶液でpHを9.5に維持しつつ、50〜55℃で加熱した。その後、pHを12に上昇させ、反応混合物を80℃で0.5時間加熱し、50℃に冷却し、濃塩酸を用いてpHを8に低下させた。その後、塩化ナトリウムを加え、沈殿した染料を濾過により収集し、水(400mL)に溶解し、透析し、乾燥して、3.4gの生成物を得た。
実施例4
中間体A(3.9g)および塩化アンモニウム(0.8g)を用いた点を除き、実施例3を繰り返して、3.6gの生成物を得た。
実施例5
顔料Aの代わりに顔料B(9.5g)を用いた点を除き、実施例1を繰り返して、3.7gの生成物を得た。
実施例6
顔料Aの代わりに顔料B(9.5g)を用いた点を除き、実施例2を繰り返して、4.1gの生成物を得た。
実施例7
顔料Aの代わりに顔料B(9.5g)を用いた点を除き、実施例3を繰り返して、4.3gの生成物を得た。
実施例8
顔料Aの代わりに顔料B(9.5g)を用いた点を除き、実施例4を繰り返して、4.7gの生成物を得た。
実施例9
顔料Aの代わりに顔料C(9.2g)を用いた点を除き、実施例1を繰り返して、4gの生成物を得た。
実施例10
顔料Aの代わりに顔料C(9.2g)を用いた点を除き、実施例2を繰り返して、4.5gの生成物を得た。
実施例11
顔料Aの代わりに顔料C(9.2g)を用いた点を除き、実施例3を繰り返して、4gの生成物を得た。
実施例12
顔料Aの代わりに顔料C(9.2g)を用いた点を除き、実施例4を繰り返して、4gの生成物を得た。
実施例13
顔料Aの代わりに顔料D(8.5g)を用いた点を除き、実施例1を繰り返して、3.7gの生成物を得た。
実施例14
顔料Aの代わりに顔料D(8.5g)を用いた点を除き、実施例2を繰り返して、4.3gの生成物を得た。
実施例15
顔料Aの代わりに顔料D(8.5g)を用いた点を除き、実施例3を繰り返して、4gの生成物を得た。
実施例16
顔料Aの代わりに顔料D(8.5g)を用いた点を除き、実施例4を繰り返して、4gの生成物を得た。
実施例17
顔料Aの代わりに顔料E(8.2g)を用いた点を除き、実施例1を繰り返して、3.2gの生成物を得た。
実施例18
顔料Aの代わりに顔料E(8.2g)を用いた点を除き、実施例2を繰り返して、4.3gの生成物を得た。
実施例19
顔料Aの代わりに顔料E(8.2g)を用いた点を除き、実施例3を繰り返して、3.6gの生成物を得た。
実施例20
顔料Aの代わりに顔料E(8.2g)を用いた点を除き、実施例4を繰り返して、4gの生成物を得た。
実施例21
顔料Aの代わりに顔料F(9.5g)を用いた点を除き、実施例1を繰り返して、4gの生成物を得た。
実施例22
顔料Aの代わりに顔料F(9.5g)を用いた点を除き、実施例2を繰り返して、9gの生成物を得た。
実施例23
顔料Aの代わりに顔料F(9.5g)を用いた点を除き、実施例3を繰り返して、4.6gの生成物を得た。
実施例24
顔料Aの代わりに顔料F(9.5g)を用いた点を除き、実施例4を繰り返して、5gの生成物を得た。
実施例25
顔料Aの代わりに顔料G(7.5g)を用いた点を除き、実施例1を繰り返して、3.8gの生成物を得た。
実施例26
顔料Aの代わりに顔料G(7.5g)を用いた点を除き、実施例2を繰り返して、4.2gの生成物を得た。
実施例27
顔料Aの代わりに顔料G(7.5g)を用いた点を除き、実施例3を繰り返して、4gの生成物を得た。
実施例28
顔料Aの代わりに顔料G(7.5g)を用いた点を除き、実施例4を繰り返して、4.1gの生成物を得た。
比較例
比較例は、フタロシアニン染料であった:
Figure 2013535550
本明細書中で参考として援用する米国特許公報第7575626号の実施例1に記載されているように調製した。
実施例29
インクの調製
インクを、実施例3および比較例の染料の混合物3.5gを、以下:
ジエチレングリコール 7%
エチレングリコール 7%
2−ピロリドン 7%
SurfynolRTM 465 1%
トリス緩衝液 0.2%
水 77.8%(%はすべて重量に基づく)
を含む液体媒体96.5gに溶解し、水酸化ナトリウムを用いてインクのpHを8〜8.5に調整することにより調製した。
SurfynolRTM 465はAir Productsからの界面活性剤である。
実施例30
インクジェット印刷
上記のように調製したインクを、0.45ミクロンのナイロン製フィルターに通して濾過した後、シリンジを用いて空の印刷用カートリッジ中に組み込んだ。
インクを、
HP Advanced Photo Paper(HAPP)
Canon(登録商標) PR101 Photo Paper(PR101);
Canon(登録商標) Photo Paper Pro Platinum PT101 Photo Paper(PT101);および
Epson(登録商標) Ultra Premium Glossy Photo Paper(SEC PM)
の上に印刷した。
プリントを、Hampden 903 Ozone Cabinetにおいて40℃、相対湿度50%で1ppmのオゾンに48時間暴露することにより、耐オゾン堅牢度について試験した。印刷されたインクのオゾンに対する堅牢度は、オゾンへの暴露前後の光学濃度の差により判定することができる。
光学濃度の測定は、以下のパラメーターに設定したGretag(登録商標) spectrolino分光光度計を用いて実施した:
測定配置:0°/45°
スペクトル域:380〜730nm
スペクトル間隔:10nm
光源:D65
観測視野:2°(CIE1931)
密度:Ansi A
外部充填物(External Filler):なし
耐オゾン堅牢度は、減退時間(Fail Time)として評価する。減退時間は、促進試験条件下でプリントが30%退色するのにかかる時間の推定値(測定した対オゾン堅牢度に基づく)である。これは、観察者が最初に気付きうるプリントにおける退色の程度であると、推定されている。したがって、より長い減退時間は、より高い耐オゾン堅牢度に相当する(Wilhelm,H.,IS&T 12th International Symposium on Photofinishing Technology,p32−37参照)。
耐オゾン堅牢度
Figure 2013535550
明らかに、本発明の染料を用いて調製したインクのプリントは、耐オゾン堅牢度において優位を示している。
さらなるインク
表AおよびBに記載したインクは、実施例1で調製した染料を用いて調製することができる。第1列に示した染料を、第2列以降に明記したインク100部に溶解する。第2列以降に挙げた数字は当該インク構成成分の部数をさし、すべての部は重量に基づく。インクのpHは、適した酸または塩基を用いて調整することができる。インクは、インクジェット印刷により基材に施用することができる。
以下の略語を表AおよびBに用いる:
PG=プロピレングリコール
DEG=ジエチレングリコール
NMP=N−メチルピロリドン
DMK=ジメチルケトン
IPA=イソプロパノール
2P=2−ピロリドン
MIBK=メチルイソブチルケトン
P12=プロパン−1,2−ジオール
BDL=ブタン−2,3−ジオール
TBT=第三級ブタノール
Figure 2013535550
Figure 2013535550

Claims (15)

  1. アザフタロシアニン染料およびその塩または金属アザフタロシアニン染料およびその塩の調製方法であって、以下の段階を含む方法:
    (a)式(1)の化合物を、式(2)の化合物、式(3)の化合物、および所望により式(4)の化合物と環化する段階:
    Figure 2013535550
    [式中、
    およびRは、シアノ、カルボキシまたはカルボキサミドであるか、一緒になって以下の式の基:
    Figure 2013535550
    を形成し;
    nは1〜4である];そして、
    ここにおいて、該環化法は、適した窒素源(必要な場合)および金属塩(必要な場合)の存在下で実施する;
    (b)段階(a)で形成したスルホン化アザフタロシアニンまたはスルホン化金属アザフタロシアニンを塩素化および/またはクロロスルホン化する段階;ならびに
    (c)段階(b)で形成した、スルホニルクロリド基を持つアザフタロシアニンまたは金属アザフタロシアニン染料を、アンモニアおよび/または1以上のアミンと反応させる段階。
  2. 金属アザフタロシアニン染料が銅アザフタロシアニン染料およびその塩である、請求項1に記載の方法。
  3. およびRがシアノまたはカルボキシである、請求項1または請求項2のいずれかに記載の方法。
  4. nが4である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 式(2)の化合物の少なくとも70%が式(5)の化合物である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
    Figure 2013535550
  6. 段階(b)において、塩素化/クロロスルホン化剤がクロロスルホン酸とオキシ塩化リンの混合物を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 段階(c)において、段階(b)の生成物を式(8)のアミンならびに所望によりアンモニアおよび/または他のアミンと反応させる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法:
    NHR−L−NR
    式(8)
    [式中:
    Lは、二価の連結基であり;
    は、Hまたは置換されていてもよいアルキルであり;
    およびRは、独立して、H、置換されていてもよいアルキル(1以上の複素環式基により遮断されていてもよい)、置換されていてもよいアリール、または置換されていてもよいヘテロシクリルである]。
  8. Lが−CHCH−である、請求項7に記載の方法。
  9. が式(10)の基である、請求項7または請求項8のいずれかに記載の方法
    Figure 2013535550
    [式中:
    10は、Hまたは置換されていてもよいC1−4アルキルであり;
    11は、Hまたは置換されていてもよいC1−4アルキルであり;
    12は、Hまたは置換されていてもよいC1−4アルキルであり;
    13は、−SOH、−COHおよび−POからなる群より選択される少なくとも1つの置換基を持つ、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアリール、または置換されていてもよいヘテロシクリルである]。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法により得ることができる、アザフタロシアニン染料およびその塩または金属アザフタロシアニン染料およびその塩。
  11. 式(11)のものである請求項10に記載の金属アザフタロシアニン染料およびその塩の混合物
    Figure 2013535550
    [式中:
    Mは、NiまたはCuであり;
    14、R15およびR16は、独立して、H、置換されていてもよいアルキル(1以上のヘテロ原子により置換されていてもよい);置換されていてもよいアリール;および置換されていてもよいヘテロシクリレン(置換されていてもよいヘテロアリールを含む)からなる群より選択され;
    17は、置換されていてもよいアルキル(1以上のヘテロ原子により置換されていてもよい);置換されていてもよいアリール;および置換されていてもよいヘテロシクリレン(置換されていてもよいヘテロアリールを含む)であり;
    Qは、電子求引基であり;
    Xは、CN、置換されていてもよいC1−4アルキルおよびC1−4アルコキシからなる群より選択され;
    nは1〜4であり;
    は0〜3であり;
    xは0〜4であり;
    yは0〜4であり;
    zは、0より大きく4未満であり;
    x+y+zは、0より大きく4未満である]。
  12. 請求項10または請求項11のいずれかに記載した染料およびその塩と液体媒体とを含む組成物。
  13. 基材上に像を形成するための方法であって、請求項12に記載の組成物をインクジェット印刷機により基材に施用することを含む方法。
  14. 請求項10または請求項11のいずれかに記載のアザフタロシアニン染料およびその塩または金属アザフタロシアニン染料およびその塩で印刷された材料。
  15. チャンバーと組成物を含むインクジェット印刷機用カートリッジであって、該組成物が該チャンバー内にあり、該組成物が請求項12で定義したとおりである、前記インクジェット印刷機用カートリッジ。
JP2013522300A 2010-08-05 2011-07-21 アザフタロシアニンおよびインクジェット印刷におけるその使用 Withdrawn JP2013535550A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB1013167.0A GB201013167D0 (en) 2010-08-05 2010-08-05 Azaphthalocyanines and their use in ink jet printing
GB1013167.0 2010-08-05
PCT/GB2011/051381 WO2012017224A1 (en) 2010-08-05 2011-07-21 Azaphthalocyanines and their use in ink jet printing

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013535550A true JP2013535550A (ja) 2013-09-12

Family

ID=42931223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013522300A Withdrawn JP2013535550A (ja) 2010-08-05 2011-07-21 アザフタロシアニンおよびインクジェット印刷におけるその使用

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20130129989A1 (ja)
EP (1) EP2601267A1 (ja)
JP (1) JP2013535550A (ja)
GB (1) GB201013167D0 (ja)
TW (1) TW201211163A (ja)
WO (1) WO2012017224A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018230076A1 (ja) * 2017-06-16 2018-12-20 コニカミノルタ株式会社 インクジェット捺染インク及びインクジェット捺染方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB201004417D0 (en) * 2010-03-17 2010-05-05 Fujifilm Imaging Colorants Ltd Azaphthalocyanines and their use in ink-jet printing
GB201004418D0 (en) * 2010-03-17 2010-05-05 Fujifilm Imaging Colorants Ltd Azaphthalocyanines and their use in ink-jet printing
GB201118750D0 (en) * 2011-10-31 2011-12-14 Fujifilm Imaging Colorants Ltd Azaphthalocyanines

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3458517A (en) * 1966-02-18 1969-07-29 Chemetron Corp Pyridylene and substituted phenylene derivatives of phthalocyanine pigments
WO2005021658A1 (ja) * 2003-08-27 2005-03-10 Yamamoto Chemicals, Inc. テトラアザポルフィリン化合物
JP4516744B2 (ja) * 2003-12-18 2010-08-04 富士フイルム株式会社 フタロシアニン化合物、インク、インクジェット記録方法、および画像形成方法
JP4659403B2 (ja) * 2004-07-15 2011-03-30 富士フイルム株式会社 フタロシアニン化合物、インク、インクジェット記録方法、および画像形成方法
GB0419972D0 (en) * 2004-09-09 2004-10-13 Avecia Ltd Phthalocyanine inks and their use in ink-jet printing
GB0427199D0 (en) 2004-12-11 2005-01-12 Avecia Ltd Phthalocyanines and their use in ink-jet printers
KR101259491B1 (ko) * 2005-04-28 2013-05-06 후지필름 가부시키가이샤 착색제함유 경화성 조성물, 컬러필터 및 그 제조방법
EP1940967B1 (en) * 2005-09-28 2012-10-17 FUJIFILM Corporation Method of producing a metal phthalocyanine compound, and method of producing a phthalocyanine compound and an analogue thereof
CN101384670B (zh) * 2006-02-10 2013-06-05 日本化药株式会社 四氮杂卟啉色素、油墨、油墨组及着色体
KR101409783B1 (ko) * 2007-03-14 2014-06-19 니폰 가야꾸 가부시끼가이샤 신규 포르피라진 색소, 잉크, 잉크 세트 및 착색체
US7611571B2 (en) * 2007-05-01 2009-11-03 Canon Kabushiki Kaisha Ink, ink jet recording method, ink cartridge, recording unit, and ink jet recording apparatus
WO2010020802A2 (en) * 2008-08-22 2010-02-25 Fujifilm Imaging Colorants Limited Phthalocyanines and their use in ink-jet printing
GB0823267D0 (en) * 2008-12-20 2009-01-28 Fujifilm Imaging Colorants Ltd Azaphthalocyanines and their use in ink-jet printing
KR20120047919A (ko) * 2009-07-30 2012-05-14 후지필름 이미징 컬러런츠 리미티드 프탈로시아닌 및 잉크젯 인쇄에서 이의 용도
GB0917533D0 (en) * 2009-10-07 2009-11-25 Fujifilm Imaging Colorants Ltd Azaphthalocyanines and their use in printing

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018230076A1 (ja) * 2017-06-16 2018-12-20 コニカミノルタ株式会社 インクジェット捺染インク及びインクジェット捺染方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012017224A1 (en) 2012-02-09
US20130129989A1 (en) 2013-05-23
GB201013167D0 (en) 2010-09-22
EP2601267A1 (en) 2013-06-12
TW201211163A (en) 2012-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012500858A (ja) フタロシアニン類およびインクジェット印刷におけるその使用
JP5732401B2 (ja) アザフタロシアニン類およびインクジェット印刷でのそれらの使用
JP2008523193A (ja) フタロシアニン、及びインクジェット印刷におけるその使用
JP2009540093A (ja) フタロシアニン類及びそのインクジェットプリンターでの使用
JP2005523368A (ja) 化合物、組成物及び用途
JP2012530179A (ja) フタロシアニン類およびインクジェット印刷でのそれらの使用
JP4598530B2 (ja) フタロシアニン化合物、該化合物を含むインク組成物、これらを用いる印刷方法
JP2013507474A (ja) アザフタロシアニンおよび印刷におけるそれらの使用
JP2009517518A (ja) フタロシアニンおよびインクジェット印刷でのそれらの使用
JP2013535550A (ja) アザフタロシアニンおよびインクジェット印刷におけるその使用
JP2011503245A (ja) マゼンタ染料及びインクジェット印刷用インク
JP2013500376A (ja) フタロシアニン類およびインクジェット印刷でのそれらの使用
JP2006503148A (ja) インクに用いるフタロシアニン化合物
JP2011501762A (ja) インクジェット印刷用のマゼンタ染料及びインク
JP5143725B2 (ja) フタロシアニン類及びインクジェット印刷におけるそれらの使用
JP2008519880A (ja) フタロシアニン化合物及びインクジェット印刷におけるそれらの使用
JP2004533496A (ja) 化合物、組成物及びプロセス
JP2012512928A (ja) インクジェット印刷で使用するためのマゼンタ染料およびインク
JP2009533516A (ja) フタロシアニン及びそのインクジェット印刷への使用
JP2012530837A (ja) インクジェット印刷で使用するためのマゼンタ染料およびインク
US7270700B2 (en) Magenta dyes and inks for use in ink-jet printing
JP2012512929A (ja) インクジェット印刷で使用するためのマゼンタ染料およびインク
US20130004746A1 (en) Phthalocyanines and Their use in Ink Jet Printing
US20130011636A1 (en) Azaphthalocyanines and Their use in Ink Jet Printing
US20130004745A1 (en) Azaphthalocyanines And Their Use In Ink Jet Printing

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20141007