JP2013534186A5 - - Google Patents
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Description
この目的は、本体および本体に適用された多層被膜を含む切削工具であって、本体が窒化チタンアルミニウム(TiAlN)、窒化チタンアルミニウムケイ素(TiAlSiN)、窒化クロム(CrN)、窒化アルミニウムクロム(AlCrN)、窒化アルミニウムクロムケイ素(AlCrSiN)および窒化ジルコニウム(ZrN)から選択された硬質材料の第1層Aを適用されており、そして窒化ケイ素(Si3 N 4)の第2層Bが第1層Aの上に直接適用されている工具によって達成される。
硬質材料層Bの窒化ケイ素(Si3N4)は、それぞれ20原子%まで、好ましくは5原子%までの通常のもしくは通常でない不純物またはドーピング元素を含むことができる。これらの通常のもしくは通常でない不純物またはドーピング元素は、好ましくは、酸素、炭素、ホウ素、ガリウムおよびヒ素から選択される。
表2
摩耗マーク幅VB
例2: 0.10mm
比較例2: 0.30mm
(態様)
(態様1)
本体および前記本体に適用された多層被膜を含む切削工具であって、窒化チタンアルミニウム(TiAlN)、窒化チタンアルミニウムケイ素(TiAlSiN)、窒化クロム(CrN)、窒化アルミニウムクロム(AlCrN)、窒化アルミニウムクロムケイ素(AlCrSiN)および窒化ジルコニウム(ZrN)から選択された硬質材料の第1層Aが前記本体に適用されており、そして、
窒化ケイ素(Si3 N 4)の第2層Bが、前記第1層Aの上に直接適用されている、工具。
(態様2)
層Aおよび層Bの少なくとも1つのさらに周期的に繰り返された連続が、前記第2層Bの上に適用されており、ここで前記層Aおよび層Bの周期的に繰り返された連続中の前記層Aはまた、窒化チタンアルミニウム(TiAlN)、窒化チタンアルミニウムケイ素(TiAlSiN)、窒化クロム(CrN)、窒化アルミニウムクロム(AlCrN)、窒化アルミニウムクロムケイ素(AlCrSiN)および窒化ジルコニウム(ZrN)から選択されているが、前記第1層Aの前記硬質材料と異なることができることを特徴とする、態様1に記載の切削工具。
(態様3)
前記硬質材料層Bの前記窒化ケイ素(Si3N4)がアモルファスであることを特徴とする、態様1および2のいずれか一項に記載の切削工具。
(態様4)
硬質材料層Bの前記窒化ケイ素(Si3N4)が、それぞれ20原子%まで、好ましくは5原子%までの通常のもしくは通常でない不純物またはドーピング元素、好ましくは酸素、炭素、ホウ素、ガリウムおよびヒ素から選択される不純物またはドーピング元素を含むことを特徴とする、態様1〜3のいずれか一項に記載の切削工具。
(態様5)
前記第1層Aの前記硬質材料が、窒化チタンアルミニウム(TiAlN)であることを特徴とする、態様1〜4のいずれか一項に記載の切削工具。
(態様6)
硬質材料を含む第1層Aが前記本体に直接適用され、そして/または酸化アルミニウム、酸化アルミニウムクロム、酸化クロム、窒化ジルコニウム、窒化チタンおよびアルミニウム金属から選択される少なくとも1つのさらなる硬質材料層または金属層が、前記層Aおよび層Bの上に適用され、ここですべての前記硬質材料は、1種または2種以上のさらなる元素により任意選択的にドープされることができることを特徴とする、態様1〜5のいずれか一項に記載の切削工具。
(態様7)
酸化アルミニウムを含む少なくとも1つのさらなる硬質材料層が前記層Aおよび層Bの上に適用され、そして窒化ジルコニウム、窒化チタンまたはアルミニウム金属のさらなる層がさらにそこに適用されていることを特徴とする、態様1〜6のいずれか一項に記載の切削工具。
(態様8)
前記多層被膜が、2〜10μm、好ましくは3〜6μmの範囲の全層厚を有することを特徴とする、態様1〜7のいずれか一項に記載の切削工具。
(態様9)
前記本体に直接適用された前記第1層Aが、0.5〜4μm、好ましくは1〜3μmの範囲の層厚を有し、そして任意選択的に存在するさらなる層Aが、0.2〜2μm、好ましくは0.3〜1μmの範囲の層厚を有することを特徴とする、態様1〜8のいずれか一項に記載の切削工具。
(態様10)
前記層Bが、0.2〜5μm、好ましくは0.3〜3μmの範囲、特に好ましくは0.5〜1μmの範囲の層厚を有することを特徴とする、態様1〜9のいずれか一項に記載の切削工具。
(態様11)
前記層Aおよび層BがPVDプロセスによって前記本体に適用された層であり、前記層Aが好ましくはアーク蒸着(arc PVD)によって適用されており、そして/または前記層Bがマグネトロンスパッタリング、好ましくはデュアルマグネトロンスパッタリングまたはHIPIMSによって適用されていることを特徴とする、態様1〜10のいずれか一項に記載の切削工具。
(態様12)
前記本体が硬質金属、陶性合金、スチールまたは高速スチール(HSS)から生産されていることを特徴とする、態様1〜11のいずれか一項に記載の切削工具。
摩耗マーク幅VB
例2: 0.10mm
比較例2: 0.30mm
(態様)
(態様1)
本体および前記本体に適用された多層被膜を含む切削工具であって、窒化チタンアルミニウム(TiAlN)、窒化チタンアルミニウムケイ素(TiAlSiN)、窒化クロム(CrN)、窒化アルミニウムクロム(AlCrN)、窒化アルミニウムクロムケイ素(AlCrSiN)および窒化ジルコニウム(ZrN)から選択された硬質材料の第1層Aが前記本体に適用されており、そして、
窒化ケイ素(Si3 N 4)の第2層Bが、前記第1層Aの上に直接適用されている、工具。
(態様2)
層Aおよび層Bの少なくとも1つのさらに周期的に繰り返された連続が、前記第2層Bの上に適用されており、ここで前記層Aおよび層Bの周期的に繰り返された連続中の前記層Aはまた、窒化チタンアルミニウム(TiAlN)、窒化チタンアルミニウムケイ素(TiAlSiN)、窒化クロム(CrN)、窒化アルミニウムクロム(AlCrN)、窒化アルミニウムクロムケイ素(AlCrSiN)および窒化ジルコニウム(ZrN)から選択されているが、前記第1層Aの前記硬質材料と異なることができることを特徴とする、態様1に記載の切削工具。
(態様3)
前記硬質材料層Bの前記窒化ケイ素(Si3N4)がアモルファスであることを特徴とする、態様1および2のいずれか一項に記載の切削工具。
(態様4)
硬質材料層Bの前記窒化ケイ素(Si3N4)が、それぞれ20原子%まで、好ましくは5原子%までの通常のもしくは通常でない不純物またはドーピング元素、好ましくは酸素、炭素、ホウ素、ガリウムおよびヒ素から選択される不純物またはドーピング元素を含むことを特徴とする、態様1〜3のいずれか一項に記載の切削工具。
(態様5)
前記第1層Aの前記硬質材料が、窒化チタンアルミニウム(TiAlN)であることを特徴とする、態様1〜4のいずれか一項に記載の切削工具。
(態様6)
硬質材料を含む第1層Aが前記本体に直接適用され、そして/または酸化アルミニウム、酸化アルミニウムクロム、酸化クロム、窒化ジルコニウム、窒化チタンおよびアルミニウム金属から選択される少なくとも1つのさらなる硬質材料層または金属層が、前記層Aおよび層Bの上に適用され、ここですべての前記硬質材料は、1種または2種以上のさらなる元素により任意選択的にドープされることができることを特徴とする、態様1〜5のいずれか一項に記載の切削工具。
(態様7)
酸化アルミニウムを含む少なくとも1つのさらなる硬質材料層が前記層Aおよび層Bの上に適用され、そして窒化ジルコニウム、窒化チタンまたはアルミニウム金属のさらなる層がさらにそこに適用されていることを特徴とする、態様1〜6のいずれか一項に記載の切削工具。
(態様8)
前記多層被膜が、2〜10μm、好ましくは3〜6μmの範囲の全層厚を有することを特徴とする、態様1〜7のいずれか一項に記載の切削工具。
(態様9)
前記本体に直接適用された前記第1層Aが、0.5〜4μm、好ましくは1〜3μmの範囲の層厚を有し、そして任意選択的に存在するさらなる層Aが、0.2〜2μm、好ましくは0.3〜1μmの範囲の層厚を有することを特徴とする、態様1〜8のいずれか一項に記載の切削工具。
(態様10)
前記層Bが、0.2〜5μm、好ましくは0.3〜3μmの範囲、特に好ましくは0.5〜1μmの範囲の層厚を有することを特徴とする、態様1〜9のいずれか一項に記載の切削工具。
(態様11)
前記層Aおよび層BがPVDプロセスによって前記本体に適用された層であり、前記層Aが好ましくはアーク蒸着(arc PVD)によって適用されており、そして/または前記層Bがマグネトロンスパッタリング、好ましくはデュアルマグネトロンスパッタリングまたはHIPIMSによって適用されていることを特徴とする、態様1〜10のいずれか一項に記載の切削工具。
(態様12)
前記本体が硬質金属、陶性合金、スチールまたは高速スチール(HSS)から生産されていることを特徴とする、態様1〜11のいずれか一項に記載の切削工具。
Claims (11)
- 本体および前記本体に適用された多層被膜を含む切削工具であって、窒化チタンアルミニウム(TiAlN)、窒化チタンアルミニウムケイ素(TiAlSiN)、窒化クロム(CrN)、窒化アルミニウムクロム(AlCrN)、窒化アルミニウムクロムケイ素(AlCrSiN)および窒化ジルコニウム(ZrN)から選択された硬質材料の第1層Aが前記本体に適用されており、そして、
アモルファス窒化ケイ素(Si3 N 4)の第2層Bが、前記第1層Aの上に直接適用されている、工具。 - 層Aおよび層Bの少なくとも1つのさらに周期的に繰り返された連続が、前記第2層Bの上に適用されており、ここで前記層Aおよび層Bの周期的に繰り返された連続中の前記層Aはまた、窒化チタンアルミニウム(TiAlN)、窒化チタンアルミニウムケイ素(TiAlSiN)、窒化クロム(CrN)、窒化アルミニウムクロム(AlCrN)、窒化アルミニウムクロムケイ素(AlCrSiN)および窒化ジルコニウム(ZrN)から選択されているが、前記第1層Aの前記硬質材料と異なることができることを特徴とする、請求項1に記載の切削工具。
- 硬質材料層Bの前記窒化ケイ素(Si3N4)が、それぞれ20原子%まで、好ましくは5原子%までの通常のもしくは通常でない不純物またはドーピング元素、好ましくは酸素、炭素、ホウ素、ガリウムおよびヒ素から選択される不純物またはドーピング元素を含むことを特徴とする、請求項1〜2のいずれか一項に記載の切削工具。
- 前記第1層Aの前記硬質材料が、窒化チタンアルミニウム(TiAlN)であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の切削工具。
- 硬質材料を含む第1層Aが前記本体に直接適用され、そして/または酸化アルミニウム、酸化アルミニウムクロム、酸化クロム、窒化ジルコニウム、窒化チタンおよびアルミニウム金属から選択される少なくとも1つのさらなる硬質材料層または金属層が、前記層Aおよび層Bの上に適用され、ここですべての前記硬質材料は、1種または2種以上のさらなる元素により任意選択的にドープされることができることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の切削工具。
- 酸化アルミニウムを含む少なくとも1つのさらなる硬質材料層が前記層Aおよび層Bの上に適用され、そして窒化ジルコニウム、窒化チタンまたはアルミニウム金属のさらなる層がさらにそこに適用されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の切削工具。
- 前記多層被膜が、2〜10μm、好ましくは3〜6μmの範囲の全層厚を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の切削工具。
- 前記本体に直接適用された前記第1層Aが、0.5〜4μm、好ましくは1〜3μmの範囲の層厚を有し、そして任意選択的に存在するさらなる層Aが、0.2〜2μm、好ましくは0.3〜1μmの範囲の層厚を有することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の切削工具。
- 前記層Bが、0.2〜5μm、好ましくは0.3〜3μmの範囲、特に好ましくは0.5〜1μmの範囲の層厚を有することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の切削工具。
- 前記層Aおよび層BがPVDプロセスによって前記本体に適用された層であり、前記層Aが好ましくはアーク蒸着(arc PVD)によって適用されており、そして/または前記層Bがマグネトロンスパッタリング、好ましくはデュアルマグネトロンスパッタリングまたはHIPIMSによって適用されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の切削工具。
- 前記本体が硬質金属、陶性合金、スチールまたは高速スチール(HSS)から生産されていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の切削工具。
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