JP2013528076A - 保持部材を有する包装された歯科矯正用アセンブリ - Google Patents

保持部材を有する包装された歯科矯正用アセンブリ Download PDF

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Abstract

歯科矯正用アセンブリ及び関連方法が提供され、接着剤でコーティングされた歯列矯正器具が、基板と、保持部材を有する蓋と、を含む容器の中に収容される。蓋が閉じられたとき、保持部材は、器具の形状に相補的であり、器具と係合する。保持部材は、器具の形状と一致することによって、器具が容器内で横方向及び垂直方向に移動するのを抑制する。蓋が開かれると、関連する保持部材は器具から係合離脱し、それによって、ユーザーによる器具へのアクセスが容易になる。
【選択図】図1

Description

歯列矯正器具用の包装されたアセンブリが提供される。より詳細には、歯牙構造への器具の接合を容易にするために接着剤でコーティングされている歯列矯正器具用の包装されたアセンブリが提供される。
歯列矯正術は、咬合機能、衛生状態、及び顔の審美性を改善するのを目的とした歯列不正咬合の診断及び治療に関係した、歯科の専門領域である。矯正治療は、一般に、ブラケット及び臼歯チューブと呼ばれる極めて小さな器具を使用し、これらは患者の歯に接合される。ブラケット及び臼歯チューブは、それぞれ、矯正用アーチワイヤーと呼ばれる弾力性のある「U」字形ワイヤーを収容するためのスロット及び経路を含む。治療中、アーチワイヤーは、ブラケット及び臼歯チューブのスロット及び経路内に固定される。アーチワイヤーは当初曲げられているが、治療の間に徐々に原形に戻り、それによって、位置異常の歯を正しい位置に付勢するための治療目的の力を適用する。
ブラケット、臼歯チューブ、及び他の接合可能な器具は、概して、好適な歯科矯正用接着剤を使用して歯に取り付けられる。伝統的に、接着剤は、矯正歯科において歯科助手によって各器具に一つずつ、苦心して適用された。これは面倒な作業であり得るので、製造業者は、歯科矯正医の時間を節約するために、工場において事前にコーティングされている、つまり「プレコーティングされた」器具を提供してきた。コーティングされた器具構造は、発行済み米国特許第4,978,007号(Jacobsら)、同第5,015,180号(Randklev)、及び同第5,328,363号(Chesterら)に詳細に記載されている。
プレコーティングされたブラケット及び臼歯チューブは、施術者に有意な利点を提供する。第一に、こうした器具は、手でコーティングする器具と比べて、器具の基部に分配される接着剤の量に関して高い精度を提供する。第二に、施術者はそれぞれの容器からブラケットを都合よく取り出して、介装工程を必要とせずに患者の歯にこれを直接設置することができるので、こうした器具は、取り扱いが簡単であり、時間を節約する。典型的には、接着剤は光硬化性接着剤であり、硬化ランプがオンにされて接着剤を硬化して器具を適所にしっかりと固定する前に、一旦歯の表面に置かれた器具を、適切な配向で注意深く設置するのが可能となる。
接着剤コーティングされた歯列矯正器具を包装する様々な手法がとられてきた。ある手法では、器具及び接着剤は、密封された「ブリスター」容器又は同様の使い捨て容器に入れられる。器具が容器から引き上げられるときに、器具と接着剤とが一緒に持ち上がるように、接着剤は、好適な剥離表面を有する容器の壁に接して固定される。この手法は、例えば、発行済み米国特許第6,183,249号(Brennanら)に記載されている。別の手法は、接着剤が容器のどの表面とも接触しないように器具を容器の中で懸架する、機械構造の使用を含む。この手法の例は、発行済み米国特許第5,827,058号(Kellyら)及び同第6,089,861号(Kellyら)に記載されている。
接着剤でコーティングされた歯列矯正器具を包装する際の課題は、包装から器具を分配する際の使いやすさを提供すると同時に、輸送及び取り扱い中に器具が適切に固定されていることを確実にすることであり得る。これら考慮事項は、互いに対して不利に働く場合が多い。例えば、器具の4つ側面全部に保持構造体を設置することで、器具をしっかりと保持することができるが、かかる構造体は、器具を容器から抜き出そうとする際に邪魔となり得る。反対に、支持構造体が最小限の包装は、器具へのアクセスを容易にするが、それと同時に、包装を落とすないしは別の方法で取り扱いを誤った場合に、器具が取り外される危険性を増加させる。更に、支持構造体がほとんどない構造は、概して、硬化されていない接着剤に依存して器具を容器内に固定するので、普通であれば存在しないはずの接着剤製剤に対する工学的制約が加わる。
解決策として、接着剤でコーティングされた歯列矯正器具が、基板と二重目的の蓋とを含む容器の中に収容される歯科矯正用アセンブリ、及び関連方法が提供される。蓋は、コーティングされた器具を容器の中に保護的な方法で密閉すると同時に保持構造を有し、この保持構造は、蓋が閉じられたとき、器具の形状に少なくとも部分的に相補的であり、器具と係合する。器具の形状と一致させることにより、器具が容器内で横方向及び垂直方向に移動するのを抑制する。蓋が開かれると、関連する保持部材は器具から係合離脱し、それによって、ユーザーによる器具へのアクセスが容易になる。
有利には、これらアセンブリ及び方法は、輸送及び取り扱い中に器具をしっかりと保持するのを可能にする。これは、器具を保護し、基板と器具の基部との間に介在する粘着性パッドの一体性も保存する。更に、保持構造は使用直前に器具から都合良く取り出されるので、器具の周囲に沿って十分なスペースが存在し、ピンセット又は他の手用器具を使用して器具に容易にアクセスできる。最後に、こうしたアセンブリは、器具を容器内に固定することにより運搬中に器具を支持するために接着剤にかかる負担を緩和し、その結果、接着剤の組成物を設計する際により大きな自由度が得られる。
一態様において、包装された歯科矯正用アセンブリが提供される。包装された歯科矯正用アセンブリは、歯の表面への取り付けのための基部を有する歯列矯正器具と、基部の少なくとも一部に広がる接着剤と、接着剤と接触する剥離表面を有する基板と、基板と結合され、剥離表面に対して非ゼロの角度で器具と接触して、器具と剥離表面との間の相対滑り運動を妨げる保持部材を含む蓋と、を含む。
別の態様において、歯列矯正器具を包装する方法が提供され、この方法は、器具の基部を歯科矯正用接着剤でコーティングする工程と、器具を基板の上に設置する工程と、接着剤は基板と接触し、器具及び基板の両方の上に蓋を設置する工程と、を含み、蓋は、器具と基板との間の相対滑り運動を妨げるために、器具を少なくとも部分的に包囲する保持部材を含む。
一実施形態による包装された歯科矯正アセンブリの垂直断面図。 開いた形状で図示されている、図1のアセンブリの垂直断面図。 2つの別の実施形態による、包装された歯科矯正用アセンブリの垂直断面図。 2つの別の実施形態による、包装された歯科矯正用アセンブリの垂直断面図。 本発明の更に別の実施形態による、包装された歯科矯正用アセンブリの垂直断面図。 図4のアセンブリの部分断面平面図。 更に別の実施形態による、包装された歯科矯正用アセンブリの垂直断面図。 更に別の実施形態による、包装された歯科矯正用アセンブリの垂直断面図。 図7のアセンブリの部分断面平面図。 図8aのアセンブリの2つの代替実施形態を図示する部分断面平面図。 図8aのアセンブリの2つの代替実施形態を図示する部分断面平面図。
一実施形態による包装された歯科矯正用アセンブリが図1に示されており、番号100で表わされている。アセンブリ100は、凹部104を有する基板102を含む。凹部104は、垂直面106と水平面108とを有する。水平面108は剥離表面107を更に含む。本明細書で定義されるように、剥離表面107は、最初に接着剤と接触する表面であり、また、接着剤は後にこの剥離表面107から除去される。好ましくは、剥離表面107は、低表面エネルギーのポリマーコーティング、多孔質発泡体、又はポリエステルフィルム若しくはフッ素化コポリマーフィルムなどの剥離ライナによって提供される非粘着性表面である。剥離表面の更なる例及び態様は、発行済み米国特許第6,183,249号(Brennanら)に記載されている。
凹部104の中には歯列矯正器具110が受容される。図のように、器具110は、本体50と、アーチワイヤースロット52と、タイウイング54と、患者の歯の表面に取り付けるための結合基部112と、を有する歯列矯正用ブラケットである。器具110はブラケットである必要はなく、代わりに、例えば頬面チューブ、ボタン、クリート、及びシースなどの、多くの接合可能な歯列矯正器具のいずれかであってもよい。更に、器具110は、患者の歯の唇側面又は舌側面のいずれかへの取り付けに適していてもよい。器具110は、基部112の少なくとも一部に広がる歯科矯正用接着剤114でコーティングされている。
歯科矯正用接着剤114は、当該技術分野において既知のあらゆる様々な接合用組成物を包含し得る。好ましくは、歯科矯正用接着剤114は、化学線に露光されることによって硬化する光硬化性接着剤である。好適な接着剤としては、例えば、TRANSBOND XTブランドのLight Cure Adhesive及びTRANSBOND PLUSブランドのColor Change Adhesiveが挙げられ、これらは共に3M Unitekから入手可能である。別の選択肢として、接着剤114は、米国特許公開第2008/0096150号(Cinader)及び同第2009/0233252号(Cinader)に記載されているような圧縮接着剤であり得る。接着剤でプレコーティングされた器具の更なる態様は、米国特許第5,575,645号(Jacobsら)及び同第6,960,079号(Brennanら)に記載されている。
図1に示されるように、接着剤114は、基板102の剥離表面107と接触する。いくつかの実施形態において、剥離表面107は、器具110が基板102から持ち上げられる又は剥がし取られるときに、接着剤114の一部が基板102上に残ることなく、接着剤114の初期枕状形状を過度に変形させることなく、接着剤114が基板102からきれいに分離するのを可能にする。他の実施形態では、器具110が基板102から持ち上げられる又は剥がし取られるときに、接着剤114の一部は、剥離表面107に意図的に吸収される、ないしは別の方法でその上に保持される。これは、接着剤114が樹脂含浸状態に保たれるのが望ましくあり得る圧縮接着剤にとって、特に有利であり得る。
上部表面121と底部表面122とを有する可剥性蓋120は、基板102と結合され、器具110及び凹部104を覆って延在する。図の例では、蓋120は、剥離性接着剤によって基板102に積層されている。しかしながら、ヒンジ又は他の種類の連結具が使用されてもよい。図1に示されるように蓋120が閉じた形状であるとき、器具110は、基板102と蓋120との間に位置する。いくつかの実施形態において、蓋120は、蓋120の上部及び底部表面121、122と垂直な方向から見た場合に器具110を部分的に又は完全に包囲する1つ以上の箇所に沿って、基板102と接触する。いくつかの実施形態において、蓋120は、基板102の凹部104内に器具110を密閉する。
蓋120は、剛性構成要素及び可撓性構成要素の両方を含んでもよい。いくつかの実施形態において、蓋120は、基板102と剥離可能に結合され、基板102から弾力的に剥がし取られる。他の実施形態では、蓋120は、基板102と枢動可能に結合され、凹部104の1つの側面に位置するヒンジ式機構を用いて開けられる。
接着剤114が光硬化性接着剤であると仮定すると、基板102及び蓋120の両方は、光(特に接着剤114の硬化を誘発する波長の光)の通過を遮断するのが好ましい。所望により、蓋120が閉じているときに、器具110が凹部104の中にあることを施術者が視覚的に確認することができるように、蓋120又は基板102のいずれかは、可視光スペクトルの限定された部分にわたる光を透過する。あるいは、基板102又は蓋120は、米国特許公開第2003/0196914号(Tzouら)に開示されているような、化学線の通過を完全に遮断するポリマー複合材料で構成されてもよい。いくつかの実施形態において、基板102及び蓋120は、水蒸気、酸素、及びその他の気体の通過も遮断する。
蓋を開けるのを容易にするために、蓋120の一部は、基板の側縁部を越えて延在して、蓋120を基板102から剥がし取るときにユーザーの親指と人差し指との間で把持することができるハンドルとしての役割をする。
図1に示されるように、蓋120が閉位置にあるとき、(凹部104に隣接している)蓋120の底部表面122と、基板102の剥離表面107とは、概して、互いに平行である。対照的に、器具110は、保持部材124と接触している特定表面123を有する。表面123は、蓋120の底部表面122及び基板102の剥離表面107のいずれとも平行でない。図1に示される実施形態では、表面123は、ブラケットのタイウイングの湾曲した唇側面上に位置している。
保持部材124は、蓋120の底部表面122から外方に延びて、器具110の1つ以上の表面123と、基板102の剥離表面107に対して非ゼロの角度で接触する。好ましくは、及び図のように、保持部材124は、少なくともやや可撓性であり、概して器具110の唇に面する表面の少なくとも一部と一致する表面輪郭を有する。有利には、保持部材は、器具110の横方向及び垂直方向の移動を抑制する。
第一に、保持部材124は、器具110の表面123と接触することにより、器具110と蓋120との間の相対滑り運動を有効に妨げる。更に、蓋120と基板102とは互いに結合しているので、保持部材124は、器具110と基板102との間の相対滑り運動も妨げる。好ましくは、保持部材124は器具110を部分的に包囲して、剥離表面107の平面内における器具110の回転、及び剥離表面107を横切る器具110の横方向へのずれの両方を防止する。本明細書で使用するとき、器具を「部分的に包囲する」とは、剥離表面の平面内での器具のずれ又は回転から干渉が生じ得ることを表す。
好ましくは、保持部材124は、少なくとも2平方ミリメートルの表面積にわたって、より好ましくは少なくとも2.8平方ミリメートルの表面積にわたって、最も好ましくは少なくとも3.5平方ミリメートルの表面積にわたって、器具110と接触する。
第二に、保持部材124及び基板102は、器具110の対向した向きの面と係合し、それによって器具110を、凹部104内の固定された垂直位置に維持する。いくつかの実施形態では、保持部材124は、器具110を基板102の剥離表面107に向かって付勢する弱い連続的な力を加えて、包装されたアセンブリ100が取り扱われ、運搬されるときに器具110が揺れるのを防止するのを助ける。好ましくは、加えられる任意の力は、器具110と基板102との間に位置する接着剤114が、過度に圧縮ないしは別の方法でゆがめられないように、十分に小さい。
好ましくは、保持部材124は、0〜0.15ニュートン(N)の範囲、より好ましくは0.02〜0.12Nの範囲、最も好ましくは0.04〜0.09Nの範囲の剥離表面107に垂直な成分を有する圧縮力を、器具110に付与する。存在する場合、これらの力は、接着剤114が結合基部112を越えて横方向に押し出されないだけ十分に小さいのが好ましい。他の実施形態では、保持部材124は、接着剤114のあらゆる有意な変形を防止するために、剥離表面107に対して垂直な方向に本質的にゼロ圧縮力を、器具110に付与する。
所望により、器具110の横方向への動きを更に抑制するために、保持部材124は、剥離表面107に対して垂直でない方向に、弱い圧縮力を器具110に付与する。例えば、保持部材124は、剥離表面107に対して平行な成分を有する圧縮力を、器具110に付与してもよい。好ましくは、剥離表面107に対して平行な任意の力成分は、保持部材124が器具110を「締め付け」ず、蓋120を開けるときに器具110及び接着剤114が剥離表面107から早まって持ち上がらないように、十分に小さい。
いくつかの実施形態において、保持部材124は、弛緩したときに器具110の唇側面と少なくとも部分的に一致する、カスタマイズされ、予め定められた形状を有する。器具110の少なくとも一部と機械的に見当が合う外側表面を有する保持部材124を使用することにより、器具110の相対的位置及び配向を正確に制御することができる。別の方法としては、又は組み合わされて、保持部材124は、その下にある器具110の唇側面の輪郭を呈するように、柔軟に及び弾性的にゆがむことができる。
任意に、保持部材124は圧縮可能である。保持部材124を構成するために、例えば、多孔質のポリマー連続気泡及び独立気泡発泡体、織布及び不織布材料などの、様々な圧縮性材料を使用することができる。好ましい発泡材料としては、エチレン−プロピレン−ジエンモノマー及び架橋ポリエチレンが挙げられる。代表的な実施形態において、保持部材124は、最大14キロパスカル(2ポンド/平方インチ)の圧力で、25%の圧縮変形率を有する。
他の選択肢として、保持部材124は、保持部材124と器具110との間の滑り運動を更に妨げる摩擦増強コーティングを含み得る。
図2も同様にアセンブリ100を示しているが、蓋120が完全に開いた位置にある点が異なる。この開いた形状では、保持部材124は、器具110及び凹部104の両方の近くから除去される。接合作業の間、ユーザーは、ピンセット、プライヤー、又はその他の手用器具を適用して、凹部104から器具110を迅速かつ好都合に抜き出して、器具110を患者の歯に設置する。有利には、器具110は全側面に障害物がなく、それによって除去プロセスが容易になる。
接触表面123は、器具110のタイウイング54上に位置しているが、これは限定されるものである必要はない。例えば、底部表面122及び剥離表面107に対して平行でない器具110の他の表面には、ブラケット本体の近心及び遠心側、ブラケットのタイウイング間、及びアーチワイヤースロット内の表面が含まれる。任意の数のこれら表面もまた、保持部材124と接触してもよい。
図3aは、代替的な歯科矯正用アセンブリ200を示しており、器具210は、基板202と保持部材224の組み合わせによって定位置に保持されており、保持部材224は変形可能であるが、体積測定的に圧縮可能でない(即ち、体積は減少しない)。保持部材224は、ここでも蓋220が閉じられたときに器具の形状に一致する、気体で満たされた密閉袋である。保持部材124と同様に、保持部材224は、基板202に対する器具210の過度な移動を防止する。この場合、保持部材224は、器具210の唇側面のかなりの部分と接触し、これを部分的に包囲する。
図3bは、管状断面を有する保持部材824を含んでいる、蓋820を有する類似アセンブリ800を示す。その管状形状のおかげで、保持部材824は、蓋が閉じられたときに、下にある器具810の唇側面と一致するように変形されることができる。概して中空である保持部材もまた想到される。アセンブリ200、800の他の態様は、アセンブリ100で説明されたものと類似している。
更に別の実施形態が、図4及び図5に示されている。これらの図は、4つの独立したプロング326を有する保持部材324が器具310を基板302内に固定する、アセンブリ300の2つの別個の図を示している。4つのプロング326は、蓋320から基板302の剥離表面に向かって延び、器具310の咬合側、歯肉側、近心側、及び遠心側のそれぞれに据え付けられている。プロング326は、総じて、器具310の少なくとも2つの側面を包囲するので、ここでも同様に、蓋320が閉じられるときに、器具が基板302に対して過度に移動するのを防止する。必要に応じて、剥離表面の面内にある器具310に弱い圧縮力を加えるために、プロング326は、角度を付ける、曲げる、又は曲線状にすることができ、それによって、器具の横の位置及び配向の制御が向上する。
歯科矯正用アセンブリの基板は、凹状にする必要はない。図6は、剛性であり、形状が略平面状である基板402を有する代替アセンブリ400を示す。この構成では、柔軟な層430と剛性のシェル432とを有する蓋420が、基板402の上に延在する。剛性のシェル432は、蓋420が閉じられたときに器具410を収容する凹部を有する。保持部材424は、剛性のシェル432の下面に結合されて、器具410の望ましくない移動を制限する。柔軟な層430は基板402から容易に剥がし取られ、剛性のシェル432が前後に動いて開いて器具410を提供するのを可能にする。
平面基板は、蓋が開けられたときの器具410へのアクセスのしやすさを更に向上させる。別の利点として、手用器具が歯科矯正器具にアクセスするための左右の間隔を凹部に提供する必要がもはやないので、アセンブリの外形寸法をより小さくすることができる。凹状の蓋420を使用するその他の選択肢及び利点は、米国特許第7,726,470号(Cinaderら)に開示されている。
他の実施形態において、保持部材は、歯列矯正器具上に位置するスロット、溝又はその他の凹所と機械的に見当が合う1つ以上の特徴部を有する。例えば、図7及び図8aは、基板502と、保持部材524を備える蓋520と、を有する歯科矯正用アセンブリ500を示している。保持部材524は、蓋が閉じられたときに器具510のアーチワイヤースロットの中に受容される刃状突出部525を有する。
図8bは、保持部材624が器具610の垂直スロットの中に受容される代替アセンブリ600を示している。図8cは、略十字型の保持部材724が、器具710の垂直スロット及びアーチワイヤースロットの両方の中に受容される、更に別のアセンブリ700を示している。図8b及び図8cのアセンブリのそれぞれの残りの部分は、図7に示されるものと同一である。保持部材524、624、724のそれぞれは、蓋が閉じられたときの望ましくない傾斜、回転、又は滑り運動を防止するために、対応の器具501、610、710と係合し、更に、蓋が開かれたときにユーザーがアクセスしやすくなるように、対応の器具510、610、710から係合離脱する。任意に及び図のように、蓋を開けるときに対応の保持部材524、624、724を対応の器具510、610、710から係合離脱しやすくするために、突出部は短くする又はテーパ形状にすることができる。
歯科矯正用アセンブリ100を包装する例示の方法では、図1〜図2の器具110の基部が最初に、歯科矯正用接着剤114でコーティングされる。次いで、器具110が、接着剤114が基板102と剥離可能に接触するように、基板102の上に設置される。器具110を光、水分、及び/又は汚染物質から遮断するために、器具110及び基板102の両方の上に蓋120を設置する。蓋120が閉位置にある場合、保持部材124は器具を少なくとも部分的に包囲して、器具と基板との間の相対滑り運動を妨げる。
アセンブリ100を包装する代替的方法では、底部表面122が上の方を向くように、蓋は上下逆さまにされる。次に、接着剤でコーティングされた器具110を、蓋120の保持部材124の上に上下逆さまに設置する。最後に、基板102が器具110及び蓋120の上に固定された状態で、蓋120を静止状態に保つ。蓋120をこのようなやり方で閉じることにより、接着剤114は基板102に押し付けられ、次に蓋120が開けられたときに、器具110を基板102上に保持することができる。有利には、この方法により、製造者は、蓋120を密閉する前に、保持部材124及び器具110が互いに正確に係合されていることを目視で確認することが可能となる。
上記の方法は、アセンブリ200、300、400、500、及び800にも類似性によって適用することができることが理解される。
これらアセンブリ及び方法は、いくつかの理由で、歯列矯正術の施術者にとって有利である。
第一に、蓋の保持部材は、歯列矯正器具及びプレコーティングされた接着剤を、輸送及び取り扱いの間、保護容器の中にしっかりと保持する働きをする。具体的には、保持部材は、包装された歯科矯正用アセンブリの輸送及び取り扱い中に、器具が蓋に対して過度に滑り運動するのを防止する。蓋によって提供される保持構造は、器具を衝撃から保護するだけでなく、典型的には非常に壊れやすい、硬化されていない粘着性パッドの形状及び一体性を保存するのを助ける。保持部材はまた、蓋が引き開けられたときに器具から都合よく係合離脱して、歯列矯正術の施術者又は助手による容易なアクセスが可能となる。接着剤でコーティングされた器具は、ピンセット、又はこの目的に適した任意のその他の手用器具を使用して、基板から都合良く引き上げられてもよい。
第二に、この構成は、下にある粘着性パッド全体に不均一な重量を加える、頬面チューブなどの嵩高な器具に付随する、なかなか解決しない技術的障害への答えを提供する。こうした器具が新たに接着剤でコーティングされて基板の上に設置されると、重力がこうした器具を「傾かせ」、その結果、片面が過度に厚く、他方の面が過度に薄い粘着性パッドとなる。保持部材は、器具上の特徴部と機械的に見当合わせされることにより、この過度の傾斜を緩和し、器具の基部上の粘着性パッドの均一性を保存する。
第三に、保持部材によって提供される保持機構は、器具を対向する側面で固定することによって、基板上に器具を保持するために接着剤にかかる負担を緩和する。結果として、アセンブリは、非硬化状態で特に広範囲な粘着及び粘性を示す接着剤を収容することができる。充填される歯科矯正用接着剤は、概して剪断依存性の粘度を有し、コーティング直後に容器の中で移動又は変形を起こしやすいことを考えると、このことは特に有益である。これらアセンブリはまた、高温又は低温に曝される場合に有利である。温度変動は、コーティング接着剤の粘着及び/又は粘性に影響を与え得るが、器具は保持構造で固定されるので、こうした影響は緩和される。
第四に、保持構造を容器の蓋の上で使用することにより、プレコーティングされた接着剤を基板上に保持するために非多孔質剥離表面を使用することも可能となる。これまで、表面に沿った接着剤の横方向への「滑り」の防止に有効であるという理由から、多孔質剥離表面が好まれる場合が多かった。しかしながら、多孔質剥離表面は、時間経過に伴って接着剤から樹脂を吸い上げて、接着剤の材質の変化をもたらす傾向も有している。保持部材を含めることで、プレコーティングされた接着剤から時間経過に伴って樹脂を吸い上げない、非多孔質で低表面エネルギーの剥離表面を使用することが可能となる。吸い上げの減少は、結果として、プレコーティングされた器具の、貯蔵寿命中の改善された接着剤濃度を提供する。
上記特許及び特許出願の全ては、本明細書において参照により明示的に援用される。前述の諸実施形態は、本発明の実例であり、他の構造も可能である。したがって、本発明は、以上で詳細に記載し添付図面に示した諸実施形態だけに限定されるものと見なされるべきではなく、以下の請求項及びそれらの均等物の正当な範囲によってのみ制限される。

Claims (23)

  1. 歯の表面への取り付けのための基部を有する歯列矯正器具と、
    前記基部の少なくとも一部に広がる接着剤と、
    前記接着剤と接触する剥離表面を有する基板と、
    前記基板と結合され、前記剥離表面に対して非ゼロの角度で前記器具と接触して、前記器具と前記剥離表面との間の相対滑り運動を妨げる保持部材を含む蓋と、を含む、包装された歯科矯正用アセンブリ。
  2. 前記基板が凹部を有し、前記器具が前記凹部の中に収容される、請求項1に記載のアセンブリ。
  3. 前記蓋が凹部を有し、前記器具が前記凹部の中に収容される、請求項1に記載のアセンブリ。
  4. 前記蓋の少なくとも一部が、前記基板に剥離可能に結合される、請求項1に記載のアセンブリ。
  5. 前記蓋が、前記基板に枢動可能に結合される、請求項1に記載のアセンブリ。
  6. 前記保持部材が圧縮可能である、請求項1に記載のアセンブリ。
  7. 前記保持部材が、最大の14キロパスカルの圧力で25%の圧縮変形率を有する、請求項6に記載のアセンブリ。
  8. 前記保持部材が連続気泡ポリマー発泡体を含む、請求項6に記載のアセンブリ。
  9. 前記発泡体が、エチレン−プロピレン−ジエンモノマー及び架橋ポリエチレンからなる群から選択されるポリマーを含む、請求項8に記載のアセンブリ。
  10. 前記保持部材が、独立気泡発泡体を含む、請求項1に記載のアセンブリ。
  11. 前記保持部材が、前記器具に対する摩擦を増強するための表面コーティングを含む、請求項1に記載のアセンブリ。
  12. 前記保持部材が、前記保持部材が弛緩しているときに、前記器具の少なくとも一部と機械的に見当合わせされる、請求項1に記載のアセンブリ。
  13. 前記器具が、垂直スロットを有するブラケットであり、前記保持部材が、蓋が閉じられたときに前記垂直スロットの中に延びる、請求項12に記載のアセンブリ。
  14. 前記器具が、アーチワイヤースロットを有するブラケットであり、前記保持部材が、蓋が閉じられたときに前記アーチワイヤースロットの中に延びる、請求項12に記載のアセンブリ。
  15. 前記基板が、低表面エネルギーのポリマーコーティングを更に含み、前記剥離表面が、前記低表面エネルギーのポリマーコーティングの上に位置する、請求項1に記載のアセンブリ。
  16. 前記基板が多孔質ポリマー発泡体を更に含み、前記剥離表面が、前記多孔質ポリマー発泡体の上に位置する、請求項1に記載のアセンブリ。
  17. 前記基板がライナを更に含み、前記剥離表面が、前記ライナの上に位置する、請求項1に記載のアセンブリ。
  18. 前記保持部材が、少なくとも3.5平方ミリメートルの表面積にわたって前記器具と接触する、請求項1に記載のアセンブリ。
  19. 前記保持部材が、蓋が閉じられたときに、それぞれが前記蓋から前記基板に向かう方向に延びる2つ以上のプロングを更に含み、前記プロングが、蓋が閉じられたときに、総じて、器具の少なくとも2つの側面を包囲する、請求項1に記載のアセンブリ。
  20. 前記保持部材が概して中空である、請求項1に記載のアセンブリ。
  21. 前記保持部材が、概して管状断面を有する、請求項20に記載のアセンブリ。
  22. 前記器具の基部を歯科矯正用接着剤でコーティングする工程と、
    前記器具を基板の上に設置する工程と、前記接着剤は前記基板と接触し、
    前記器具及び前記基板の両方の上に蓋を設置する工程と、を含み、前記蓋は、前記器具と前記基板との間の相対滑り運動を妨げるために、前記器具を少なくとも部分的に包囲する保持部材を含む、方法。
  23. 前記保持部材が、前記保持部材が弛緩状態のときに前記器具の少なくとも一部の形状と一致する形状を備える外側表面を有する、請求項22に記載の方法。
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