JP6796590B2 - 角度の付いた支持構造を有するパッケージ化された歯列矯正アセンブリ - Google Patents

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Description

歯列矯正術は、咬合機能、衛生状態、及び顔の審美性を改善することを目的とした歯列不正咬合の診断及び治療に関係する、歯科の専門領域である。矯正治療は、一般に、ブラケット及び臼歯チューブと呼ばれる器具を使用し、これらは患者の歯に接合される。ブラケット及び臼歯チューブは、それぞれ、矯正用アーチワイヤーと呼ばれる弾力性のある「U」字形ワイヤーを収容するためのスロット及び経路を含む。治療中、アーチワイヤーは、ブラケット及び臼歯チューブのスロット及び経路の中に固定される。アーチワイヤーは当初曲げられているが、治療の間に徐々に原形に戻り、それによって、位置異常の歯を正しい位置に付勢するための治療目的の力を加える。
ブラケット、臼歯チューブ、及び他の接合可能な器具は、概して、好適な歯列矯正用接着剤を使用して歯に取り付けられる。伝統的に、接着剤は、矯正歯科で歯科助手によって各器具に一つずつ、苦心して適用された。これは時間のかかる作業であり得るので、製造業者は、歯列矯正医の時間を節約するために、工場で事前にコーティングされている、つまり「プレコーティングされた」器具を提供してきた。コーティングされた器具構造は、発行済み米国特許第4,978,007号(Jacobsら)、同第5,015,180号(Randklev)、及び同第5,328,363号(Chesterら)に詳細に記載されている。
プレコーティングされたブラケット及び臼歯チューブは、施術者に著しい利点を提供する。第一に、こうした器具は、手でコーティングする器具と比べて、各器具の基部に分配される接着剤の量に関して高い精度を提供する。第二に、施術者はそれぞれの容器からブラケットを簡便に取り出して、介装工程を必要とせずに患者の歯にこれを直接設置することができるので、こうした器具は、取り扱いが簡単であり、時間を節約する。典型的には、接着剤は光硬化性接着剤であり、硬化ランプが点灯されて接着剤を硬化して器具を適所にしっかりと固定する前に、一旦歯の表面に置かれた器具を、適切な配向で注意深く設置することが可能となる。
接着剤でコーティングされた歯列矯正器具をパッケージ化する様々な手法がとられてきた。ある手法では、器具及び接着剤は、密封された「ブリスター」容器又は同様の使い捨て容器に入れられる。器具が容器から引き上げられるときに、器具と接着剤とが一緒に持ち上がるように、接着剤は、好適な剥離表面を有する容器の壁に接して固定される。この手法は、例えば、発行済み米国特許第6,183,249号(Brennanら)に記載されている。別の手法は、接着剤が容器のどの表面とも接触しないように器具を容器の中で懸架する、機械構造の使用を含む。この手法の例は、発行済み米国特許第5,827,058号(Kellyら)及び同第6,089,861号(Kellyら)、並びに国際公開第2013/162975号(Conleyら)に記載されている。
接着剤でコーティングされた歯列矯正器具をパッケージ化する際の課題は、パッケージから器具を分配する際の使いやすさを提供すると同時に、輸送及び取り扱い中に器具が適切に固定されていることを確実にすることであり得る。例えば第6,183,249号(Brennanら)に記載されたいくつかの従来のパッケージ化方法を用いると、器具上の接着剤は多くの場合パッケージの一部と接触しており、この結果、器具がパッケージから取り出されるか又はその所望の位置に対して変位されるときに残される、接着剤の残りが生じ得る。これにより器具上の接着剤の使用可能な量が減り、このことは患者の歯への器具の適切な接合にとって問題となり得る。この接触は器具を容器内で懸架することによって低減され得るが、容器の底部との接触がないことは、それ自体の独自の課題を呈する。単一のパッケージ設計に関する、歯列矯正器具を懸架する際の困難の1つは、器具の幾何学形状に幅があることである。そのようなばらつきは、器具規定(例えばトルク及び角度形成)の違い、設計、基部サイズ、軽微な欠陥、又は更に製造公差に起因する場合がある。
有利には、本開示のアセンブリ及び方法は、輸送及び取り扱い中に、器具のアーチワイヤースロット又は他の部分的に包囲された通路に係合させることによって、器具をしっかりと保持することを可能にする。これは、器具を保護し、器具の基部上の粘着性パッドの一体性も保存する。更に、支持体は使用者が器具をパッケージから持上げる際に器具から簡便に取り出されるので、器具の周囲に沿って十分なスペースが存在し、ピンセット又は他の手用器具を使用して器具に容易にアクセスできる。最後に、こうしたアセンブリは、器具を容器内に固定することにより運搬中に器具を支持するために接着剤にかかる負担を緩和し、その結果、接着剤の組成物及び容器の寸法を設計する際により大きな自由度が得られる。
1つの態様では、本開示は、チャンバを有する容器であって、チャンバが側壁及び底壁を含み底壁が基準平面を画定する、容器を備える、パッケージ化された歯列矯正アセンブリを提供する。チャンバ内に歯列矯正器具が受容され、器具は、基部と舌側壁を有する通路とを含む。支持体がチャンバ内へと延び、歯列矯正器具と係合し、舌側壁が基準平面と平行にならないように器具を配向する。
別の態様では、本開示は、側壁及び底壁を含むチャンバを有する容器を備える、パッケージ化された歯列矯正アセンブリを提供する。チャンバ内に歯列矯正器具が受容され、器具は、基部と、部分的に包囲された通路とを含む。支持体はチャンバ内へと延び、長さを有するポストを含み、ポストの長さの少なくとも一部が通路内に受容されて、器具を容器内に固定する。
更に別の態様では、本開示は、側壁及び底壁を含むチャンバを有する容器を備える、パッケージ化された歯列矯正器具を提供する。チャンバ内に歯列矯正器具が受容され、器具は、基部と、部分的に包囲された通路とを含み、基部は基部の少なくとも一部にわたって延びている硬化可能な歯科用組成物を含む。チャンバ内に支持体が受容され、支持体は長さを有するポストを含む。通路内にポストの長さの一部が受容されて、器具をチャンバ内に固定する。
「好ましい」及び「好ましくは」という言葉は、一定の状況下で一定の利益を提供できる、本開示の実施形態を指す。しかしながら、同じ又は他の状況下で、他の実施形態がまた好ましい場合もあり得る。更には、1つ以上の好ましい実施形態の記載は、他の実施形態が有用ではないことを示唆するものではなく、本開示の範囲から他の実施形態を排除することを意図するものではない。
本出願では、「a」、「an」、及び「the」などの用語は、単数形の存在のみを指すことを意図するものではなく、例示のために具体的な例を使用することが可能な、一般的な部類を含むことを意図するものである。用語「a」、「an」、及び「the」は、用語「少なくとも1つの」と互換的に使用される。その後に列挙が続く「〜のうちの少なくとも1つ」及び「〜のうちの少なくとも1つを備える」という語句は、その列挙内の項目のうちの任意の1つ、及び、その列挙内の項目のうちの2つ以上の任意の組み合わせを指す。
本明細書で使用する時、用語「又は」は、内容が明確に他を指示しない限り、概ね、「及び/又は」を含む普通の意味で利用される。
「及び/又は」という用語は、列挙される要素のうちの1つ若しくはすべて、又は列挙される要素のうちの任意の2つ以上の組み合わせを意味する。
また、本明細書においては、すべての数は「約」という用語で修飾されるものと想定され、好ましくは「厳密に」という用語で修飾されると想定される。本明細書において、測定された量に関連して使用するとき、用語「約」は、測定をし、測定の目的及び使用された測定装置の精度に応じた注意を行使した当業者によって期待される測定量における変動を指す。
本明細書ではまた、端点による数値範囲の記載は、その範囲内に包摂される全ての数、並びにその端点を含むものである(例えば、1〜5は、1、1.5、2、2.75、3、3.80、4、5などを含む)。
特性又は属性に対する修飾語として本明細書で使用するとき、用語「概して」とは、特に定めのない限り、その特性又は属性が、当業者によって容易に認識されるものであるが、絶対的な精度又は完全な一致を必要とするものではないこと(例えば、定量化可能な特性に関しては、+/−20%の範囲内)を意味する。用語「実質的に」とは、特に定めのない限り、高い近似度(例えば、定量化可能な特性に関しては、+/−10%の範囲内)を意味するが、この場合もまた、絶対的な精度又は完全な一致を必要とするものではない。同一、等しい、均一な、一定の、厳密に、などの用語は、絶対的な精度又は完全な一致を必要とするものではなく、特定の状況に適用可能な、通常の許容誤差又は計測誤差の範囲内にあるものと理解される。
本開示の上記の概要は、開示される各実施形態、又は本開示の全ての実装を説明することを意図するものではない。以下の説明は、例示的実施形態をより具体的に例示する。本出願を通していくつかの箇所において、例の列挙によって指針が示されるが、それらの例は様々な組み合わせで使用することができる。いずれの場合にも、記載された列挙は、代表的な群としての役割のみを果たすものであり、排他的な列挙として解釈されるべきではない。
本発明の1つの実施形態によるパッケージ化された歯列矯正アセンブリの等角断面図である。 図1のアセンブリの分解図である。 図1のパッケージ化された歯列矯正アセンブリの側断面図である。 本開示の別の実施形態による歯列矯正器具を受容するための容器の等角図である。 チャンバ内に受容された器具を含む図4の容器の部分平面断面図である。 本開示の別の実施形態による、パッケージ化された歯列矯正アセンブリの分解等角図である。 図6のパッケージ化された歯列矯正アセンブリの側断面図である。 図6及び図7に描写された器具支持構造の等角図である。 本開示の別の実施形態による、取り外し可能な支持構造を含むパッケージの分解等角図である。 本開示の更に別の実施形態による、取り外し可能な支持構造を含むパッケージの分解等角図である。 本開示の更に別の実施形態による、取り外し可能な支持構造を含むパッケージの分解等角図である。 本開示のまた更に別の実施形態による、取り外し可能な支持構造を含むパッケージの分解等角図である。
上記で特定された図は、本開示のいくつかの実施形態を記載するものであるが、本説明で言及されるように、他の実施形態もまた想到される。いかなる場合も、本開示は、本発明を代表して提示するものであって、限定するものではない。多数の他の修正案及び実施形態を、当業者によって考案することができ、それらは、本発明の原理の範囲及び趣旨の範囲内に含まれることを理解されたい。
方向に関する定義
本明細書で使用する場合、
「近心」とは、患者の湾曲した歯列弓の中心に向かう方向を意味する。
「遠心」とは、患者の湾曲した歯列弓の中心から離れる方向を意味する。
「咬合側」とは、患者の歯の外側先端部に向かう方向を意味する。
「歯肉側」とは、患者の歯茎又は歯肉に向かう方向を意味する。
「顔面側」とは、患者の唇又は頬に向かう方向を意味する。
「舌側」とは、患者の舌に向かう方向を意味する。
1つの代表的な実施形態により、図1は、符号100により示される、パッケージ化された歯列矯正アセンブリを示す。歯列矯正アセンブリ100は、チャンバ104と、チャンバ104内に受容された器具150とを有する、容器102を含む。器具150は、支持構造120を介してチャンバ104内に固定され、支持構造120は器具本体のアーチワイヤー通路に係合する。
チャンバ104は、鉛直側壁106及び水平底壁108によって部分的に画定される。底壁108は概ね平面状であり、基準平面109を画定する。描写した実施形態では、底壁108及び基準平面109は卵形状であるが、他の実装では、他の形状(例えば円形、四辺形など)が好適な場合がある。側壁106は底壁108に一体に接続され、基準平面109に対して僅かに角度が付けられている。別の方法としては、側壁106は、基準平面109と実質的に直交していてよい。側壁106は、描写した実施形態では平面視において卵形を画定するが、底壁108のように、所望に応じて他の形状を画定してよい。側壁106の上縁部107は、チャンバ104を取り囲むフランジ110に接続される。フランジ110は典型的には、基準平面109と実質的に平行である。
歯列矯正器具150は、チャンバ104内に懸架される。示されるように、器具150はバッカルチューブ、すなわち、基部152と、基部150から外側に延びる本体154とを有する臼歯用器具である。本体154は、アーチワイヤーを受容するための本体にわたって近心−遠位方向に延びる通路156を画定する、壁区域を含む。通路156は部分的に包囲され、その両端部を介してのみアクセス可能となっている。他の実施形態では、器具本体の部分的に包囲された通路は、本体の長さの端から端までは延びていない壁区域又は他の対応する壁区域を含んでよく、この結果、両端部以外の開口部又はアクセス箇所が得られる。基部152は、歯表面に取り付けるように適合された接合表面159、及び任意選択で、接合表面159の少なくとも一部にわたって広がる接着剤(図示せず)を有する。容器104は、例えばブラケット、ボタン、クリート、及びシースを含む、他の歯列矯正器具とともに使用するために適合できることを理解されたい。更に、器具150は、患者の歯の唇側面又は舌側面のいずれかへの取り付けに適していてもよい。
図2及び図3に最もよく例示されているように、器具支持構造120は、支持本体121、並びに、概ね上縁部107及びフランジ110の方向にチャンバ104内へと延びるポスト124を含む。支持本体121は、ポスト124の一部と底壁108との間に延び、ポスト124を側壁106に対して角度θで配向する。特定の状況では、角度θは、器具が容器開口部に隣接して配置されるように選択される。そのような配向は、施術者又は他の使用者にとって、器具の取り出しをより容易にすることができる。いくつかの実施形態において、角度θは少なくとも5°、少なくとも15°、少なくとも20°、又は少なくとも30°である。いくつかの実施形態において、角度θは最大90°、最大75°、最大60°、最大50°、又は最大45°である。
図3に見られるように、支持構造120は、本体121がポスト124へと移行する場所である、拡開した停止部122を含む。停止部122は、係合した器具150に移動の限界点を提供することができ、器具150又は接着剤(存在する場合)が底壁108、側壁106、又は支持本体121に接触するのを防止する。特定の実装では、停止部122は、器具150上のアーチワイヤー通路156の断面寸法よりも大きい断面寸法を有する本体121の一部を含む。停止部122は、チャンバ内でポスト124の位置の固定を補助するように設計された、角度の付いたフィン123を更に含み得る。フィン123は、ある実施形態では、器具150がポスト124上に受けられるとき、器具150の基部152の一部に接触してもよい。他の実装では、フィン123は、器具150がポスト124上に所望の配向で設置されたことを触覚で示すものとしての役割を果たす。
ポスト124は、本体122から、底壁108に対してある高さ127で配置された自由端126まで延びている。高さ127は典型的には、側壁106の高さ「h」未満となるように選択され、この結果、器具150の実質的な部分は依然としてフランジ110の下方にある。1つの代表的な構造では、ポストの高さ127は0.258インチであり、側壁106の高さは0.275インチである。ポスト124の長さ125は、図3に描写されているように、器具の通路156を通過して延びるのに十分とすることができ、この結果、端部126は通路156の外側に配設される。代替の実装では、ポスト124は、通路156のより短い部分の間に延びている。
ポスト124は、矩形形状の断面を含む。ポスト124の断面寸法は、特定の有利な状況では、アーチワイヤー通路156の寸法と一致し得る。ポスト124はその長さ125に沿ったテーパを更に含んでよく、この結果、停止部122の近くのポスト124の基部における少なくとも1つの断面寸法は、端部126における対応する寸法よりも大きい。他の実装では、ポスト124の断面寸法は、その長さ125に沿って実質的に一定である。ポスト124は、例えば、多面体、円錐、円錐台、角錐、角錐台、円柱、及びこれらの組み合わせを含む、他の構成を特徴とすることができる。
アーチワイヤー通路156とポスト124との間の機械的係合の結果、器具150は、底壁108の上方の相対的な固定位置に懸架される。この位置において、器具150、及びその関連する接着剤(存在する場合)は、底壁108から鉛直に離間しかつ側壁106から水平に離間し、よって、接着剤と容器104との間の実質的な接触が回避される。更に、通路156のどの壁区域も、特に底壁108に最も近い壁区域157は、基準平面109と平行又は実質的に平行ではない。描写した実施形態では、壁区域157は舌側壁である。
特定の実装では、ポストは十分に柔らかいものとすることができ、支持本体121に向けて器具150を付勢すると、一部が圧縮変形する。この変形は、弾性、塑性、又は両方の組み合わせである場合があり、ポストと通路156の内部との密な合致をもたらすことができ、この結果、器具150と支持体120との間のより確実な係合がもたらされる。これは、様々な器具の幾何学形状間に顕著なばらつきがあるときに、特に有用である。そのようなばらつきは、規定(例えばトルク及び角度形成)の違い、基部サイズ、軽微な欠陥、又は更に製造公差に起因する場合がある。アーチワイヤー受容通路の寸法は、対照的に、よりばらつきが少なく、より予測しやすい。例えば、2つの規定されたスロット寸法、すなわち0.18インチ及び0.22インチの一方を有するいくつかの種類の器具が提供されることが多い。これらの寸法に概ね一致するようにポストを構築することにより、製造されなければならない異なる容器の数が大きく低減され、またブラケット又は容器内のその他の場所における製造公差の影響が低減される。更に、アーチワイヤースロットの寸法は器具規定の一部であるので、器具製造業者によるこれらの寸法の厳密な順守は、最優先事項である。他の器具のアンダーカットの代わりに、アーチワイヤー通路に係合するよう設計された、変形可能な又はその他のポスト124を使用することにより、チャンバ104内に多種多様な器具150を収容できる容器102の構成を可能にすることができる。
他の実施形態において、支持体は、歯列矯正器具150上に位置するスロット、溝、又はその他の凹所と機械的に位置が合う1つ以上の特徴部を有する。1つのそのような例では、支持体は、側壁から(側壁に対する)角度θで外側端部まで外側に延びるアームを含む。外側端部は、互いから離間されて間にレセプタクルを作り出す2つの区域を含む。器具150は、レセプタクル内に、通路の壁区域が基準平面109と非平行になるように受容されてよい。支持体を含むそのようなレセプタクルの他の態様は、米国特許第7,841,464号(Cinaderら)に記載されている。
容器102は、当該技術分野において知られている、いくつかの好適な材料のいずれから作製されてもよい。接着剤が存在し、光感応性である場合、チャンバ104の壁は、米国特許出願第2003/0196914号(Tzouら)に記載されるポリマー金属ラミネート又は金属充填ポリマー複合材料などの、好適な遮光材料により作製され得る。容器102はまた、押出成形、射出成形、又は熱形成など、いくつかの既知のポリマー処理方法のいずれかを使用して形成することができる。いくつかの実施形態において、ポリマー複合材料は、ポリプロピレンなどの、弾力的な熱可塑性材料に基づく。図1〜図3の実施形態の本明細書における現時点で好ましい実装では、側壁106、底壁108、支持体120、及びフランジ110は、単一構成要素として、一体成形又はその他の様式で形成される。
器具150の接合表面159上に存在する場合には、歯列矯正用接着剤は、当該技術分野において知られている様々な接合組成物のうちのいずれを含んでもよい。現時点で好ましい実装では、歯列矯正用接着剤は、化学線に露光されることによって硬化する光硬化性接着剤である。好適な接着剤としては、例えば、TRANSBOND XTブランドのLight Cure Adhesive、及びTRANSBOND PLUSブランドのColor Change Adhesiveが挙げられ、これらは共に3M Unitekから入手可能である。別の選択肢として、接着剤は、米国特許公開第2008/0096150号(Cinader)及び同第2009/0233252号(Cinader)に記載されるような圧縮可能な材料を含み得る。接着剤でプレコーティングされた器具の更なる態様は、米国特許第5,575,645号(Jacobsら)、同第6,960,079号(Brennanら)、及び同第7,910,632号(Cinaderら)に記載されている。
容器102は、接着剤の区域によってフランジ110に着脱自在に接続されるカバー(図示せず)も含み得る。カバー及び接着剤にとって好適な構造及び材料が、上述した米国特許第5,328,363号(Chesterら)及び同第5,575,645号(Jacobsら)、並びに米国特許出願第2003/0196914号(Tzouら)に記載されている。別の方法としては、カバーをヒートシールによりフランジ110に接続してもよい。閉鎖位置では、カバーはチャンバ104の開口部を覆って広がり、光、水分、及び汚染物質への曝露からの、器具150及び接着材料(使用される場合)の保護に役立つ。カバーは、フランジ110を越えて延びるつまみを含むことができ、これはカバーを閉鎖位置から開放位置に移動したいときに施術者が掴むためのものである。
図4及び図5は、別の実施形態による、パッケージ化されたアセンブリ200を示す。アセンブリ200は、チャンバ204を有する容器202と、支持体220上に受けられた器具250とを含む。前と同じように、器具250は、基部252と、基部252から外側に延びている本体254と、部分的に包囲されたアーチワイヤー通路256とを有する。詳細に検討されないアセンブリ200の他の態様は、アセンブリ100に関して既に記載したものと同様であることを理解されたい。アセンブリ200は、支持体220が底壁208からチャンバ204内へと延びるポスト224を含む点が、先行する実施形態とは異なる。ポスト224は、底壁208及び基準平面209と実質的に直交して配向される。ポスト254はまた、通路256の少なくとも2つの壁区域をも、底壁208と実質的に直交させて配向する。
ポスト224はその長さ225に沿ったテーパを含み、この結果、底壁208に隣接したポスト224の基部における少なくとも1つの断面寸法は、端部226における対応する寸法よりも大きい。テーパした外形により、器具205の基部252、及び使用される場合には接着剤が底壁208に接触することが防止される。この実施形態における好適なポスト形状としては、円錐台、角錐、及び角錐台も挙げられるが、これらに限定されない。
図6及び図7は、更に別の実施形態による、パッケージ化されたアセンブリ300を示す。アセンブリ300は、チャンバ304を有する容器302と、支持体320を介してチャンバ304内に懸架された器具350とを含む。前と同じように、器具350は、基部352、基部352から外側に延びる本体354、及び本体354にわたって近心−遠位方向に延びる部分的に包囲された通路356を有する。詳細に検討されないアセンブリ300の他の態様は、アセンブリ100、200に関して既に記載したものと同様であることを理解されたい。
先の実施形態の一体の支持構造とは対照的に、支持体320は、チャンバ304内に受容される別個の本体322を含む。側壁306は、フランジ310から底壁308まで延びるチャネル312を含む。他の実施形態では、チャネル312は、フランジ310と底壁308との間に部分的にのみ延びてよい。チャネル312は本体322を受容するような寸法とされ、底壁308に向かって漏斗状となるか、又はそれ以外の様式で支持体320を底壁308に対して配置する。
図8を手短に見ると、本体322は、ポスト324と、移動停止部としての役割を果たす傾斜した壁部分323と、傾斜した壁323と本体322との間に形成された凹所327とを含む。本体322は、チャネル312内への挿入を補助するためのテーパした外形を特徴とするが、他の外形が可能である。ポスト324は傾斜した壁323から外側に延びて、角度αを形成する。特定の状況では、角度αは、器具が容器304の開口部に隣接しかつ底壁308から離れて配置されるように選択される。そのような配向は、施術者又は他の使用者にとって、器具の取り出しをより容易にすることができる。いくつかの実施形態において、角度αは少なくとも5°、少なくとも15°、少なくとも20°、又は少なくとも30°である。いくつかの実施形態において、角度αは最大70°、最大65°、最大60°、最大50°、又は最大45°である。
支持体は、チャネル312内に固定的に又は着脱自在に受容されてよい。本明細書における定義では、チャンバに「固定される」支持体320は、チャンバ312に対して実質的に移動又は偏向しないように拘束される。しかし、製造公差により支持体320とチャネル312との間に1つ以上の小さい間隙が生じ、その結果それらの要素間にわずかな相対移動が生じ得ることが理解される。1つの例では、本体322はチャネル312内にプレス嵌合される。チャネル312は、チャネル312内での本体322の実質的な移動が生じないような、本体322の少なくとも一部と相補的である形状を有し得る。別の方法として、支持体320をチャネル312に接着により連結してもよい。
図6〜図7に示される実施形態では、支持体320は、チャネル312内に着脱自在に受容される。着脱自在の支持体320の使用により、チャンバ304に器具を挿入する又はこれから器具を引き出すときに、さらなる柔軟性が実現される。1つの代替例では、器具350は、支持本体322がチャネル312内に設置される前に、支持体320に固定されてよい。施術者又は他の使用者はその場合、支持体320をチャネル312から取り出して、その後ポスト324から器具350を係脱してよい。そのような構造では、チャンバ304は、器具350の適切な取り出しを確実にするために手袋をした指又は他の手用器具を受け入れる必要が必ずしもないので、より小さいチャンバ容積が可能となり得る。
図7を参照して諒解できるように、基部352の一部が、本体322と傾斜した壁323との間の凹所327内に受容され、それにより、ポスト324のより大きい部分が器具通路356の中へ延びることを可能にする。この構成により、傾斜した壁323がアーチワイヤー通路356の開口部に当接することも可能となり、器具350が運搬中にチャンバ304内で意図せずぶつかるときに、さらなる安定性が提供される。部分的な結論として、ポスト324は、アーチワイヤー通路356の全体を通して延びる必要は無い。
図9及び図10は、パッケージ化されたアセンブリ400及び500における、別個の支持体及びチャネルに関する代替の構造を描写している。特に、支持体420、520は、ポスト424、524をチャンバの底壁のより近くに配置するように構築される。そのような構造により、容器内により大きい器具が受容可能となり得る。
支持体320、420、及び520に好適な材料には、例えば、金属材料(例えばステンレス鋼)、セラミック材料(例えば、単結晶又は多結晶アルミナ)、及びプラスチック材料(例えば繊維強化ポリカーボネート)が挙げられる。現時点で好ましい特定の状況では、支持体は、金属射出成形又は積層造形プロセスによって、単一構成要素として一体に作製される。ただし代替として、ポストは、別個に製造され、その後、接着剤、溶接、ろう付け、又は類似の工程によって、傾斜した壁に直接接続されてよい。支持体の構成要素は、当業者に既知の、任意数の方法に従って製造することができる。これらの方法としては、限定するものではないが、フライス加工、インベストメント鋳造、金属射出成形、及び積層造形が挙げられる。
図11は、本開示の更に別の実装による、パッケージ化されたアセンブリ600の一部を描写している。アセンブリ600は、チャンバ604を有する容器602と、チャンバ604内に受容された別個の支持体620とを含む。チャンバ604は、側壁606と、概ね平面状の底壁608とを含む。しかしながら、支持体620はチャネルの代わりに、ポスト624及び本体622に加えて、底壁608に隣接して受容されるフレーム621を含む。ただし支持体120と同様に、ポスト624は、支持体620がパッケージ内に配置されると、底壁608に対して角度を有して配向される。ポスト624は支持体620の縁部領域に配置されるので、取り出しやすさを高めるために中央部628の材料は省略されてよい。部分図のみが示され、アセンブリ600の他の態様は、上記のアセンブリに関して先に記載されたものと同様であることを理解されたい。
図12は、本開示の更に別の実装による、パッケージ化されたアセンブリ700の一部を描写している。アセンブリ700は、チャンバ704を有する容器702と、チャンバ704内に受容された別個の支持体720とを含む。チャンバ704は、側壁706と、概ね平面状の底壁708とを含む。アセンブリ600と同様に、支持体720は、ポスト724及び本体722に加えて、底壁708に隣接して受容されるフレーム721を含む。ただしポスト724は、より支持体220に似ており、底壁708及びフレーム721と実質的に直交して配向される。部分図のみが示され、アセンブリ700の他の態様は、上記のアセンブリに関して先に記載されたものと同様であることを理解されたい。
歯列矯正用アセンブリ100をパッケージ化する代表的な方法では、図1〜図2の器具150の基部が任意選択で、歯列矯正用接着剤114でコーティングされる。次いで、器具150を、それが停止部122に係合するまで、ポスト124上へと摺動させる。器具150を光、水分、及び/又は汚染物質から遮断するために、次いで器具150及びチャンバ104の両方の上にカバーを設置する。
上記の方法は、アセンブリ200、300、400、500、600、及び700にも類推して適用できることが理解される。取り外し可能な支持体を特徴とする容器(例えば320、420、520、620、720)に関して、器具は、チャンバ内への設置前又は設置後に、支持体と係合されてよい。
実施形態
1.チャンバを有する容器であって、チャンバが側壁及び底壁を含み底壁が基準平面を画定する、容器と、チャンバ内に受容された歯列矯正器具であって、基部と舌側壁を有する通路とを含む歯列矯正器具と、チャンバ内へと延びる支持体と、を備え、支持体が、歯列矯正器具と係合し、舌側壁が基準平面と平行にならないように器具を配向する、パッケージ化された歯列矯正アセンブリ。
2.支持体が長さを有するポストを含み、長さの少なくとも一部が通路内に受容される、実施形態1のアセンブリ。
3.支持体が側壁からチャンバ内へと延びている、実施形態1のアセンブリ。
4.支持体が底壁からチャンバ内へと延びている、実施形態1のアセンブリ。
5.支持体が、側壁に対して斜めの角度で延びるポストを含む、実施形態3のアセンブリ。
6.支持体が本体及びポストを備え、ポストが本体の表面から延びている、実施形態1のアセンブリ。
7.容器がチャンバに隣接するチャネルを含み、本体の一部がチャネル内に着脱自在に固定される、実施形態6のアセンブリ。
8.支持体がフレームを含み、フレームが基準平面と平行な平面を含む、実施形態1のアセンブリ。
9.支持体がチャンバ内に取り外し可能に受容される、実施形態8のアセンブリ。
10.ポストが矩形の断面を備える、先行する実施形態のうちのいずれかの支持体。
11.ポストが円形、卵形、又は楕円形の断面を備える、先行する実施形態のうちのいずれかの支持体。
12.断面寸法がポストの長さに沿って変動する、実施形態10の支持体。
13.ポストが円錐台形状を有する、先行する実施形態のうちのいずれかの支持体。
14.側壁及び底壁を含むチャンバを有する容器と、チャンバ内に受容された歯列矯正器具であって、基部と、部分的に包囲された通路とを含む歯列矯正器具と、チャンバ内へと延びる支持体であって、長さを有するポストを備える支持体と、を備え、ポストの長さの少なくとも一部が通路内に受容され、このことにより器具を容器内に固定する、パッケージ化された歯列矯正アセンブリ。
15.ポストが側壁から斜めの角度で延びている、実施形態14のアセンブリ。
16.ポストが底壁からチャンバ内へと延び、ポストが底壁と実質的に平角を形成する、実施形態14のアセンブリ。
17.支持体が本体を備え、ポストが本体の表面から延びている、先行する実施形態のうちのいずれかのアセンブリ。
18.容器がチャンバに隣接するチャネルを含み、本体の一部がチャネル内に着脱自在に固定される、実施形態17のアセンブリ。
19.ポストが側壁又は底壁と一体に形成される、実施形態14〜16のアセンブリ。
20.器具が、基部の少なくとも一部にわたって延びている硬化可能な歯科用組成物を更に含む、先行する実施形態のうちのいずれかのアセンブリ。
21.硬化可能な組成物が圧縮可能な材料を含む、実施形態20に記載のアセンブリ。
22.硬化可能な組成物が歯列矯正用接着剤を更に含む、実施形態21に記載のアセンブリ。
23.歯列矯正器具が臼歯用器具を備える、先行する実施形態のうちのいずれかのアセンブリ。
24.臼歯用器具がバッカルチューブである、実施形態23のアセンブリ。
25.側壁及び底壁を含むチャンバを有する容器と、チャンバ内に受容された歯列矯正器具であって、基部と、部分的に包囲された通路とを含み、基部が、基部の少なくとも一部にわたって延びている硬化可能な歯科用組成物を含む、歯列矯正器具と、チャンバ内に取り外し可能に受容された支持体であって、長さを有するポストを備える支持体と、を備え、ポストの長さの少なくとも一部が通路内に受容されて、器具をチャンバ内に固定する、パッケージ化された歯列矯正アセンブリ。
26.支持体が本体を備え、ポストが本体の表面からチャンバ内へと延びている、実施形態24のアセンブリ。
27.容器がチャンバに隣接するチャネルを含み、本体の一部がチャネル内に着脱自在に固定される、実施形態26のアセンブリ。
28.支持体が床部を含み、床部が基準平面と平行な平面を含む、実施形態24のアセンブリ。
29.容器がカバーを含み、カバーが閉じた状態のとき、器具がカバーに隣接する場所に位置する、実施形態24のアセンブリ。
上記の特許及び特許出願の全てを、参照により本明細書に明確に援用するものである。上述の実施形態は本発明を例示するものであり、他の構造もまた可能である。したがって、本発明は、上記に詳細に説明し、添付図面に示した実施形態に限定されるものと見なされるべきではなく、均等物を併せた以下の特許請求の範囲の正当な範囲によってのみ限定されるものである。本発明の実施態様の一部を以下の項目[1]−[16]に記載する。
[1]
チャンバを有する容器であって、前記チャンバが側壁及び底壁を含み、前記底壁が基準平面を画定する、容器と、
前記チャンバ内に受容された歯列矯正器具であって、基部と舌側壁を有する通路とを含む歯列矯正器具と、
前記チャンバ内へと延びる支持体と、を備え、
前記支持体が、前記歯列矯正器具と係合し、前記舌側壁が前記基準平面と平行にならないように前記器具を配向する、パッケージ化された歯列矯正アセンブリ。
[2]
前記支持体が長さを有するポストを含み、前記長さの少なくとも一部が前記通路内に受容される、項目1に記載のアセンブリ。
[3]
前記支持体が前記側壁から前記チャンバ内へと延びている、項目1に記載のアセンブリ。
[4]
前記支持体が前記底壁から前記チャンバ内へと延びている、項目1に記載のアセンブリ。
[5]
前記支持体が、前記側壁に対して斜めの角度で延びるポストを含む、項目3に記載のアセンブリ。
[6]
前記支持体が本体及びポストを備え、前記ポストが前記本体の表面から延びている、項目3に記載のアセンブリ。
[7]
前記容器が前記チャンバに隣接するチャネルを含み、前記本体の一部が前記チャネル内に着脱自在に固定される、項目6に記載のアセンブリ。
[8]
断面寸法が前記ポストの前記長さに沿って変動する、項目2に記載の支持体。
[9]
側壁及び底壁を含むチャンバを有する容器と、
前記チャンバ内に受容された歯列矯正器具であって、基部と、部分的に包囲された通路とを含む歯列矯正器具と、
前記チャンバ内へと延びる支持体であって、長さを有するポストを備える支持体と、を備え、
前記通路内に前記ポストの長さの少なくとも一部が受容されて、前記器具を前記容器内に固定する、パッケージ化された歯列矯正アセンブリ。
[10]
前記ポストが前記側壁から斜めの角度で延びている、項目9に記載のアセンブリ。
[11]
前記ポストが前記底壁から前記チャンバ内へと延び、前記ポストが前記底壁と実質的に平角を形成する、項目9に記載のアセンブリ。
[12]
前記支持体が本体を備え、前記ポストが前記本体の表面から延びている、項目1〜11のいずれかに記載のアセンブリ。
[13]
前記容器が前記チャンバに隣接するチャネルを含み、前記本体の一部が前記チャネル内に着脱自在に固定される、項目12に記載のアセンブリ。
[14]
前記器具が、前記基部の少なくとも一部にわたって延びている硬化可能な歯科用組成物を更に含み、前記硬化可能な組成物が圧縮可能な材料を含む、項目10〜12のいずれかに記載のアセンブリ。
[15]
側壁及び底壁を含むチャンバを有する容器と、
前記チャンバ内に受容された歯列矯正器具であって、基部と、部分的に包囲された通路とを含み、前記基部が、前記基部の少なくとも一部にわたって延びている硬化可能な歯科用組成物を含む、歯列矯正器具と、
前記チャンバ内に取り外し可能に受容された支持体であって、長さを有するポストを備える支持体と、を備え、前記ポストの長さの少なくとも一部が前記通路内に受容されて、前記器具を前記チャンバ内に固定する、パッケージ化された歯列矯正アセンブリ。
[16]
前記支持体が本体を備え、前記ポストが前記本体の表面から前記チャンバ内へと延びている、項目15に記載のアセンブリ。

Claims (4)

  1. チャンバを有する容器であって、前記チャンバが側壁及び底壁を含み、前記底壁が基準平面を画定し、前記側壁が前記チャンバを取り囲むフランジに接続された上縁部を有し、前記フランジが前記基準平面と平行である、容器と、
    前記チャンバ内に受容された歯列矯正器具であって、基部と舌側壁を有する通路とを含む歯列矯正器具と、
    前記チャンバ内へと延びる支持体であって、前記チャンバの前記底壁から前記側壁の前記上縁部に向かう方向に沿って延びるとともに前記側壁に対して斜めの角度をなす細長い線形のポストへと先細っていく支持本体を有する支持体と、を備え、
    前記線形のポストの少なくとも一部が、前記歯列矯正器具における前記通路と係合し、前記舌側壁が前記基準平面と平行にならないように前記器具を配向する、パッケージ化された歯列矯正アセンブリ
  2. 前記ポストの断面寸法が前記ポストの長さ方向に沿って変動する、請求項1に記載のアセンブリ。
  3. 側壁及び底壁を含むチャンバを有する容器であって、前記底壁が基準平面を画定し、前記側壁が前記チャンバを取り囲むフランジに接続された上縁部を有し、前記フランジが前記基準平面と平行である、容器と、
    前記チャンバ内に受容された歯列矯正器具であって、基部と、部分的に包囲された通路とを含む歯列矯正器具と、
    前記チャンバ内に取り外し可能にマウントするように構成されたフレームであって、前記フレームは、前記チャンバの前記底壁上に受けられる下側部分と前記歯列矯正器具のための支持体を含む上側部分とを有し、前記支持体は、前記チャンバの前記底壁から前記側壁の前記上縁部に向かう方向に沿って延びるとともに前記側壁に対して斜めの角度をなす細長い線形のポストへと先細っていく支持本体を有する、フレームと、を備え、
    前記線形のポストの少なくとも一部が、前記歯列矯正器具における前記通路と係合して、前記歯列矯正器具を前記容器内に固定する、パッケージ化された歯列矯正アセンブリ
  4. 歯列矯正器具をパッケージ化するための方法であって、前記歯列矯正器具は、部分的に包囲された通路と、接着剤層を具備する基部と、を含み、前記方法は、
    側壁及び底壁を含むチャンバを有する容器を供給するステップであって、前記側壁が前記チャンバを取り囲むフランジに接続された上縁部を有し、前記フランジが前記チャンバの前記底壁に平行である、供給するステップと、
    前記チャンバ内に取り外し可能にマウントするように構成されたフレームを供給するステップであって、前記フレームは、前記歯列矯正器具のための支持体を含む上側部分を有し、前記支持体は、細長い変形可能な線形のポストへと先細っていく支持本体を有する、供給するステップと、
    前記細長い変形可能な線形のポストの少なくとも一部が前記歯列矯正器具における前記通路の内部と一致し、前記ポスト上に前記歯列矯正器具を取り外し可能に固定するように、前記歯列矯正器具を前記細長い変形可能な線形のポストにマウントするステップと、
    前記フレームの下側部分が前記チャンバの前記底壁に受け入れられ、前記細長い変形可能な線形のポストが前記チャンバの前記底壁から前記側壁の前記上縁部に向かう方向に沿って延び、前記支持本体に隣接する前記側壁に対して斜めの角度をなし、前記ポスト上に取り外し可能に固定された前記歯列矯正器具の前記基部が前記底壁から離間するように、前記フレームを前記チャンバ内に挿入するステップと、
    を有する、歯列矯正器具をパッケージ化するための方法
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