JP2013524201A - 耐衝撃性時計の脱進機 - Google Patents

耐衝撃性時計の脱進機 Download PDF

Info

Publication number
JP2013524201A
JP2013524201A JP2013501977A JP2013501977A JP2013524201A JP 2013524201 A JP2013524201 A JP 2013524201A JP 2013501977 A JP2013501977 A JP 2013501977A JP 2013501977 A JP2013501977 A JP 2013501977A JP 2013524201 A JP2013524201 A JP 2013524201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ankle
escapement
escape wheel
impact
impulse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013501977A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5735630B2 (ja
Inventor
アントニー クリュトリ
Original Assignee
パテック フィリップ ソシエテ アノニム ジュネーブ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by パテック フィリップ ソシエテ アノニム ジュネーブ filed Critical パテック フィリップ ソシエテ アノニム ジュネーブ
Publication of JP2013524201A publication Critical patent/JP2013524201A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5735630B2 publication Critical patent/JP5735630B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B15/00Escapements
    • G04B15/06Free escapements
    • G04B15/08Lever escapements
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B15/00Escapements
    • G04B15/14Component parts or constructional details, e.g. construction of the lever or the escape wheel
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B43/00Protecting clockworks by shields or other means against external influences, e.g. magnetic fields
    • G04B43/002Component shock protection arrangements

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)
  • Micromachines (AREA)

Abstract

脱進機が、がんぎ車(1)とアンクル(2)とを含む。従来の制限壁又はピンの代わりに、脱進機は、アンクル(2)及び/又はがんぎ車(1)上に、脱進機の通常の動作中、アンクル(2)の振動を制限するための手段(17、18)を含む。衝撃時に、爪(6、7)の衝動ビーク(10)とがんぎ車(1)との間の接触を防止するために、がんぎ車(1)は、その周辺部に、突出部(20、21、22)を有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、スイスレバー脱進機のような時計のためのアンクル脱進機に関する。
アンクル脱進機は、一般に、底部プレート又はブリッジにおいて機械加工された「ソリッド・バンキング」と呼ばれる壁の形態、又は、底部プレートに固定されたピンの形態の固定制限部材を含む。これらの固定制限部材は、振動の振幅を制限するために、アンクルの当たり部として働き、アンクルがこれらの固定制限部材のそれぞれに対して当接状態にあり、一方、がんぎ車の歯自体がアンクルの入爪又は出爪のロック面に対して当接状態にある、2つのロック位置を定める。これらの固定制限部材はまた、時計が衝撃を受けたときに、アンクルがそのロック位置を超えて移動しないように、従って、アンクルの爪ががんぎ車に当たることがないように、脱進機を衝撃から保護するようにも働く。
しかしながら、そのような固定制限部材をもたないアンクル脱進機がある。この場合、がんぎ車の歯及び/又は爪の特別の構成又は形状が、脱進機の通常の動作中に、アンクルの振動を制限する機能を果たす、すなわちアンクルのロック位置を定める。そのような脱進機の例は、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5及び特許文献6に記載されている。特許文献2に記載されるものを除いて、これらの脱進機の全ては、時計が衝撃を受けたとき、爪の一方の衝動ビーク(impulse beak)ががんぎ車に当たるまで、アンクルがそのロック位置を超えて移動し得るという欠点を有する。例証として、図1は、アンクルが、その入爪ががんぎ車をブロックするロック位置にある間に、アンクルを矢印F1で示される方向に変位させた衝撃後の、固定制限部材のないアンクル脱進機の位置を示す。入爪の衝動ビークが、がんぎ車のリムと接触していることが分かる。同様に、アンクルを反対方向(図2、矢印F2)に変位させる効果をもつ衝撃時、出爪の衝動ビークが、がんぎ車のリムと接触するようになる。縁部(衝動ビーク)とがんぎ車との間のそのような接触は、アンクル及び/又はがんぎ車に対して、特に、これらの要素又はこれらの要素の一方がシリコンのような脆弱材料から製造されている場合、かなりの損傷をもたらすことがある。さらに、そこから結果としてもたらされ得るチップが腕時計のムーブメントの中に移動し、その他の構成部品に損傷をもたらし、ムーブメントの動作に支障を来すことがある。
スイス国特許第101,651号明細書 スイス国特許第569,997号明細書 スイス国特許第343,898号明細書 独国特許第1,162,290号明細書 英国特許第682,566号明細書 米国特許第3,146,581号明細書
特許文献2による脱進機は、がんぎ車のリム内に形成された二面凹部を有し、この凹部は、爪を受け入れ、これをアンクルのロック位置にロックすることが意図される。腕時計が衝撃を受けた場合、これらの凹部は、アンクルがそのロック位置を超えて移動するのを防止する。幾つかの実施形態においては、爪の衝動ビークがロック位置においてがんぎ車と接触するのを防止するために、がんぎ車に小さい隙間も設けられる。それにもかかわらず、この脱進機は、爪が同じ形状であること及び同一の引きの角を有することを必要とし、そのことは、爪の形状及び寸法を適合させることによって脱進機の効率を最適化することを防止するという不利な点を有する。
本発明は、上述の欠点を克服することを目的としており、そのために、がんぎ車とアンクルとを有し、アンクルは、がんぎ車上の歯と協働する入爪及び出爪を含み、入爪及び出爪の各々は、裏面と、衝動ビークと、衝動面と、ロック面とを有し、アンクル及び/又はがんぎ車は、脱進機の通常の動作中、アンクルの振動を、入爪ががんぎ車をブロックする入側位置により定められる変位範囲、及び、出爪ががんぎ車をブロックする出側ロック位置により定められる変位範囲に制限するための手段を含む、時計の脱進機であって、がんぎ車が、その周辺部に、
−アンクルを第1の方向に変位範囲から離れさせる効果をもつ衝撃時に、入爪の衝動面及び裏面が、突出部のうちの2つ上にそれぞれ当接することができ、従って、入爪の衝動ビークとがんぎ車との間の接触なしで、アンクルを停止させるように配置された、及び/又は、
−アンクルを第2の方向に変位範囲から離れさせる効果をもつ衝撃時に、出爪の衝動面及び裏面が、突出部のうちの2つ上にそれぞれ当接することができ、従って、出爪の衝動ビークとがんぎ車との間の接触なしで、アンクルを停止させるように配置された、
突出部を含む、脱進機を提案する。
突出部は、がんぎ車の歯の間に配置された第1の突出部を含むことができ、その各々は、アンクルを第1の方向に変位範囲から離れさせる効果をもつ衝撃時に、入爪の衝動面のための当たり部として働くことができ、アンクルを第2の方向に変位範囲から離れさせる効果をもつ衝撃時に、出爪の裏面のための当たり部として働くことができる。
突出部は、がんぎ車の歯の後方側面上又は歯の間に配置された第2の突出部を含むこともでき、その各々は、アンクルを第1の方向に変位範囲から離れさせる効果をもつ衝撃時に、入爪の裏面のための当たり部として働くことができる
突出部は、がんぎ車の歯の前方側面上又は歯の間に配置された第3の突出部を含むこともでき、その各々は、アンクルを第2の方向に変位範囲から離れさせる効果をもつ衝撃時に、出爪の衝動面のための当たり部として働くことができる。
突出部に丸みが付けられることが好ましい。
アンクルの振動を制限するための手段は、入爪及び/又は出爪のロック面により定められ、かつ、がんぎ車の歯のロック・ビークが協働するコーナー部を含むことができる。
コーナー部は、好ましくは、入爪及び/又は出爪のロック面上に形成された戻り面及びロック面により定められ、突出部は、
−アンクルを、アンクルが停止する所まで第1の方向に変位範囲から離れさせる効果をもつ衝撃の後、2つの突出部の一方が、がんぎ車の歯のロック・ビークと入爪の戻り面との間の協働が終了するまで、アンクルをその入側位置に向けて押し付け、がんぎ車の回転作用下で、アンクルをその入側位置に戻すことができるように、及び/又は、
−アンクルを、アンクルが停止する所まで第2の方向に変位範囲から離れさせる効果をもつ衝撃の後、2つの突出部の一方が、がんぎ車の歯のロック・ビークと出爪の戻り面との間の協働が終了するまで、アンクルをその出側ロック位置に向けて押し付け、がんぎ車の回転作用下で、アンクルをその出側ロック位置に戻すことができるように、
配置される。
アンクル及びがんぎ車は、それぞれ一体成形物として製造することができる。
特定の実施形態においては、アンクル及びがんぎ車の少なくとも一方が、ガラス、ダイヤモンド、シリコン、炭化シリコン、結晶化した酸化アルミニウム、又はこれらの材料の1つに基づく別の材料のような脆弱材料から製造される。
1つの実施形態においては、アンクルは、フォーク・ノッチ及びホーンを有するフォークを含み、ホーンの各々の内面は、この内面とフォーク・ノッチの対応する内面との間の遷移部を穏やかにするように丸みが付けられる。
別の実施形態においては、脱進機は、アンクルと天真との間の伝達のための部材を含み、部材は、衝動ピンとして働く部分を含み、部分は、凸状能動面と、能動面を互いに接続する非能動面とを含み、非能動面は、能動面より大きい曲率半径を有した凸状であり、それにより非能動面と能動面の各々との間の遷移部を穏やかにする。この部材は、天真上に取り付けるための開口部と、半径方向に延び、かつ、衝動ピンとして働く部分を構成する突出部とを含む一体成形部材であることが好ましい。
本発明による脱進機は、典型的には、スイスレバー脱進機である。
本発明はまた、フォーク・ノッチ及びホーンを有するフォークを含む時計のための脱進機アンクルであって、各々のホーンの内面は、この内面とフォーク・ノッチの対応する内面との間の遷移部を穏やかにするように丸みが付けられる点で特徴付けられる、脱進機アンクルも提案する。
本発明はさらに、衝動ピンとして働く部分を含み、部分は、凸状能動面と、能動面を互いに接続する非能動面とを含む、時計のアンクルと時計の天真との間の伝達のための部材であって、非能動面は、能動面のものより大きい曲率半径を有した凸状であり、それにより非能動面と能動面の各々との間の遷移部を穏やかにする点で特徴付けられる、部材を提案する。
本発明はまた、上述のような脱進機、アンクル、又は伝達部材を含む、腕時計のような時計にも関する。
本発明の他の特徴及び利点は、添付図面を参照して与えられる以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。
既述の、アンクルを第1の方向に通常の変位範囲から離れさせる効果をもつ衝撃を受けている、周知のタイプの脱進機の平面図を示す。 既述の、アンクルを第1の方向とは反対の第2の方向に通常の変位範囲から離れさせる効果をもつ衝撃を受けている、同じ脱進機を示す。 アンクルが、アンクルの入爪ががんぎ車をブロックする入側位置に配置された本発明の第1の実施形態による脱進機を示す。 アンクルが、アンクルの出爪ががんぎ車をブロックする出側ロック位置に配置された本発明の第1の実施形態による脱進機を示す。 アンクルを、第1の方向にその通常の変位範囲から離れさせる効果をもつ衝撃後の、本発明の第1の実施形態による脱進機の中間位置を示す。 図5に関連して定められたような衝撃後の、本発明の第1の実施形態による脱進機の最終位置を示す。 アンクルを、第1の方向とは反対の第2の方向にその通常の変位範囲から離れさせる効果をもつ衝撃後の、本発明の第1の実施形態による脱進機の中間位置を示す。 図7に関連して定められたような衝撃後の、本発明の第1の実施形態による脱進機の最終位置を示す。 アンクルが、アンクルの入爪ががんぎ車をブロックする入側位置に配置された、本発明の第2の実施形態による脱進機を示す。 アンクルが、アンクルの出爪ががんぎ車をブロックする出側ロック位置に配置された、本発明の第2の実施形態による脱進機を示す。 アンクルを、第1の方向にその通常の変位範囲から離れさせる効果をもつ衝撃後の、本発明の第2の実施形態による脱進機の中間位置を示す。 図11に関連して定められたような衝撃後の、本発明の第2の実施形態による脱進機の最終位置を示す。 アンクルを、第1の方向とは反対の第2の方向にその通常の変位範囲から離れさせる効果をもつ衝撃後の、本発明の第2の実施形態による脱進機の中間位置を示す。 図13に関連して定められたような衝撃後の、本発明の第2の実施形態による脱進機の最終位置を示す。 本発明の第3の実施形態による脱進機の一部の平面図を示す。 本発明の第4の実施形態による脱進機の一部の平面図を示す。
図3を参照すると、腕時計のような時計のための、本発明の第1の実施形態による脱進機が、がんぎ車1と、アンクル2と、天真3上に取り付けられ、例えばローラ・テーブル4及び振り座5により構成される、アンクル2と天真3との間の伝達のための部材とを含む。従来のスイスレバー脱進機におけるように、アンクル2は、真2a上でピボット運動するように取り付けられ、がんぎ車1の歯8と協働する入爪6及び出爪7を含み、これらの爪6、7の各々は、裏面9と、衝動ビーク10と、衝撃面11と、ロック面12とを含む。そのアーム13の端部において、アンクル2は、ローラ・テーブル4に固定的に取り付けられた衝動ピン(inpulse pin)又は「楕円」15と協働するフォーク・ノッチ14aと、ホーン14bと、けん先として働き、振り座5と協働する部材16とを含むフォークを含む。このように、脱進機の動作は、従来のスイスレバー脱進機のものと同一である。
脱進機の通常の動作においてアンクル2の振動を制限する機能は、固定ソリッド・バンキング又はピンによって保証されるのではなく、アンクル2の入爪6及び出爪7の特定の形状によって保証される。従って、これらの入爪6及び出爪7は、そのロック面12上に、これらの間に角度を形成するロック面17及び戻り面18を含む。入爪6ががんぎ車1をブロックする、入側位置におけるアンクル2の停止は、がんぎ車1の歯8のロック・ビーク19が、入爪6のロック面17及び戻り面18により定められるコーナー部内に収容されるときにもたらされる(図3)。出爪7ががんぎ車1をブロックする、出側ロック位置におけるアンクル2の停止は、がんぎ車1の歯8のロック・ビーク19が、出爪7のロック面17及び戻り面18により定められるコーナー部内に収容されたときにもたらされる(図4)。
本発明によると、がんぎ車1は、その周辺部に、衝撃から保護するための構成:すなわち、この第1の実施形態において、
−規則的に角分散され、歯8の間にがんぎ車1のリム上に形成された第1の突出部20と、
−規則的に角分散され、歯8の後方側面上に形成された第2の突出部21と、
−規則的に角分散され、歯8の前方側面上に形成された第3の突出部22と、を有する。
「前方」及び「後方」という概念は、がんぎ車1が時計のモータ機関(香箱)の作用により移動されるときに、がんぎ車1のRで示される回転方向に対して、本発明の枠組みの範囲内で理解する必要がある。第2及び第3の突出部21、22は、歯8の後方側面及び前方側面に凸形状を与える。第1の突出部20は、方向Rとは逆の方向に進む波の形態である。突出部20、21、22は全て丸みが付けられている。第1の隙間23が、各々の第1の突出部20と、方向Rにおいてこれに連続する第2の突出部21との間に設けられる。第2の隙間24が、各々の第1の突出部20と方向Rとは反対の方向においてこれに連続する第3の突出部22との間に設けられる。
図5及び図6に示されるように、アンクル2が入側位置にある間に生じ、かつ、アンクル2を矢印F3で示される方向に角変位させる、すなわち、アンクル2を、その入側位置及び出側ロック位置により定められる通常の変位範囲から離れさせる効果を有する衝撃時に、入爪6は、がんぎ車1のリムの方向に向けられ、これにより、がんぎ車1は、1つの歯8のロック・ビーク19と入爪6の戻り面18との間の協働のために後退し、入爪6の衝動面11が突出部20と接触するようになる(図5)。突出部20の形状により、この移動の継続が可能になり、従って、突出部20上で摺動する衝動面11は、入爪6の裏面9が突出部21に当接するまで、依然として、がんぎ車1を後退させる(図6)。このとき、衝動面11は、がんぎ車1を方向Rとは反対の方向に回転させる傾向がある力を突出部20に加え、一方、裏面9は、がんぎ車1を方向Rに回転させる傾向がある力を突出部21に加える。このように、がんぎ車1及びアンクル2が停止される。衝撃により生じる運動全体にわたって、入爪6の衝動ビーク10は、がんぎ車1と接触していないままである。図6に示される最終的な停止位置において、入爪6の衝動ビーク10は、隙間23内に配置される。ひとたび衝撃の影響がなくなると、アンクル2は、がんぎ車1を方向Rに駆動させるモータ機関の作用の下で、衝動面11上を押し付け、これを摺動させる突出部20により、次いで、戻り面18上を押し付け、これを摺動させる歯8のロック・ビーク19により、その入側位置に戻される。
図7及び図8に示されるように、アンクル2が出側ロック位置にある間に衝撃が生じ、かつ、アンクル2を矢印F4で示される方向に角変位させる効果がある、すなわち、アンクル2が、その入及び出側ロック位置により定められる通常の変位範囲から離れると、出爪7は、がんぎ車1のリムの方向に向けられ、これにより、がんぎ車1は、歯8のロック・ビーク19と出爪7の戻り面18との間の協働により、後退させられ、出爪7の衝動面11が突出部22と接触する(図7)。突出部22の形状により、この運動の継続が可能になり、従って、突出部22上で摺動する衝動面11は、出爪7の裏面9が突出部20に当接するまで、依然として、がんぎ車1を後退させる(図8)。このとき、衝動面11は、がんぎ車1を方向Rとは反対の方向に回転させる傾向がある力を突出部22に加え、一方、裏面9は、がんぎ車1を方向Rに回転させる傾向がある力を突出部20に加える。このようにして、がんぎ車1及びアンクル2が停止される。衝撃によりもたらされる移動全体にわたって、出爪7の衝動ビーク10は、がんぎ車1と接触しないままである。図8に示される最終的な停止位置において、出爪7の衝動ビーク10は、隙間24内に配置される。ひとたび衝撃の影響がなくなると、アンクル2は、がんぎ車1を方向Rに駆動させるモータ機関の作用の下で、衝動面11を押し付け、これを摺動させる突出部22により、次いで、戻り面18を押し付け、これを摺動させる歯8のロック・ビーク19により、その出側ロック位置に戻される。
このように、このような衝撃が生じている間、脱進機は、爪6、7の衝動ビーク10とがんぎ車1との間のどのような接触からも保護される。この結果は、爪6、7に対して構成、形状、又は特定の寸法を課す必要なしで達成され、突出部20、21、22は、脱進機の通常の動作には関与しない。従って、例えば本出願人による欧州特許出願第1892589号に記載されるように、脱進機の設計中、爪6、7を、脱進機の効率を最適化するような形状及び寸法にすることができ、次いで、爪6、7の形状及び寸法に従って、突出部20、21、22を設計することができる。
衝動ピン15がフォーク・ノッチ14a内にあるか又はホーン14b間にある状態で、アンクル2がその2つのロック位置間で移動している間に上述の衝撃が生じた場合、衝撃は、最初に、アンクル2を、そのロック位置の一方の所まで変位させ、次いで、衝撃の力が、アンクル2をこのロック位置に保持する力より大きい場合、アンクル2をこのロック位置を超えて移動させるという効果をもつ。従って、突出部20、21、22は、上述の役割を行う。
アンクル2が一方のロック位置にある間にアンクル2をそのロック位置の他方に向かって移動させる、すなわち、アンクル2がその入側位置にある間に方向F4に、又は、アンクル2がその出側ロック位置にある間に方向F3に、アンクル2を移動させる効果をもつ衝撃が生じた場合、けん先として働く部材16が振り座5に当接し、これにより、アンクル2の移動が制限される。
本発明は、脆弱材料、すなわち、ガラス、ダイヤモンド、シリコン、炭化シリコン、結晶化酸化アルミニウム又はこれらの材料の1つに基づく他の材料といった塑性域をもたない材料から生成される脱進機の場合に特に興味深い。衝撃中、爪6、7の衝動ビーク10とがんぎ車1との間のどのような接触も回避することにより、縁部と表面との間の接触に固有の、そのような材料の脆弱性とは適合しない激しい応力が回避される。この点で、突出部20、21、22の丸い形状は、爪6、7とがんぎ車1との間の接触により生じる応力を低減させるのに役立つことにも留意されるであろう。
従って、がんぎ車1及びアンクル2、又はこれらの一方は、例えば、深堀り反応性イオンエッチングDRIEによる、モノリシックな方法で、そのような脆弱材料において製造することができる。
本発明の第2の実施形態が、図9乃至図14に示される。この第2の実施形態による脱進機は、がんぎ車の突出部20’21’22’の形状、及び、がんぎ車のリム上に少なくとも部分的に配置され、もはやがんぎ車の歯の後方側面上に全く載っていない、第2の突出部21’の配置を除いては、第1の実施形態によるものと同一である。1つの変形において、がんぎ車の歯の前方側面上に配置された第3の突出部22’は、歯から分離し、同じくがんぎ車のリム上にあることが可能である。
脱進機の通常の動作において、アンクルの振動を制限するための手段を、入及び出の両方に対してアンクル及び/又はがんぎ車上に設けることが好ましいが、本発明は、それぞれ、入又は出のための例えばピン形式の固定制限部材の使用、及び、出及び入のための、アンクル及び/又はがんぎ車上に設けられた制限手段の使用を排除するものではない。この場合、がんぎ車の突出部は、もちろん、制限手段が配置された入又は出の側においてのみ有用である。
さらに、本発明は、がんぎ車が、示されるようなプレートによってではなく、欧州特許出願第1914605号に記載されるような入爪及び出爪とそれぞれ協働する2つの重ね合わせたプレートによって形成される脱進機に適用することができる。この場合、2つのプレートの各々は、それが協働する爪のための突出部を有することができる。
特に、脱進機のアンクルのフォーク及び衝動ピン、又はこれらのうちの一方が、脆弱材料から製造されている場合に、これらの要素間の衝撃からかなりの損傷がもたらされ得ることにも、本発明の発明者は留意する。図3に示されるように、各ホーン14bの内面とフォーク・ノッチ14aの対応する内面との間の遷移部が、縁部14cにより形成される。時計が衝撃を受けた場合、衝動ピン15は、これらの縁部14cの1つを打撃する又はこれに打撃されることがある。用いられる材料によって、そのような打撃は、縁部14c及び/又は衝動ピン15の区域に損傷を与える又はさらに縁部14cを破壊すること、及びムーブメント内を自由に移動し、その動作を乱すチップをもたらすことさえある。図15は、アンクルのホーン26の内面25が、縁部のない滑らかな遷移部、換言すれば、これらの内面25とフォーク・ノッチ28の対応する内面27との間に、大きい曲率半径を有する遷移部を保証するように、丸みが付けられている(凸状である)本発明の実施形態を示す。従って、衝撃の場合、接触圧力、従って損傷のリスクが低減される。アンクルは、典型的には、ガラス、ダイヤモンド、シリコン、炭化シリコン、結晶化した酸化アルミニウム、又はこれらの材料の1つに基づく別の材料のような脆弱材料から製造され、かつ、深堀り反応性イオンエッチングにより機械加工される。
類似の方法で、図3では、衝動ピン15は、図示のように、半円筒形又は円筒形セグメントの従来の形状である場合、その円筒表面15bと平面15cとの間に縁部15aを有する。時計が衝撃を受けたとき、これらの縁部15aの1つがアンクルのフォークを打撃する又はこれにより打撃されることがある。用いられる材料に応じて、そのような打撃は、縁部15a及び/又はアンクルのフォークの区域に損傷を与える、又はさらに縁部15aを破壊すること、及びムーブメント内を自由に移動し、その動作を乱すチップをもたらすことがある。図16は、衝動ピンが、アンクルと天真との間の伝達部材として働く一体成形部材30の突出部29により形成された、図15の実施形態と組み合わせることができる本発明の別の実施形態を示す。一体成形部材30は、これを天真上に取り付けるための開口部31を有する。一体成形部材30は、典型的には、ガラス、ダイヤモンド、シリコン、炭化シリコン、結晶化した酸化アルミニウム又はこれらの材料の1つに基づく別の材料のような脆弱材料から製造され、深堀り反応性イオンエッチングにより機械加工される。突出部29は、開口部31を有する部材30の環状部32の周辺部上に半径方向に突出する。突出部29は、同じ円筒セグメントの形態の、2つの対向する凸状外側面33を有する。これらの2つの表面33は、突出部29の能動面であり、これらは衝動ピン15の円筒表面15bと同じ方法で、脱進機の通常の動作中にアンクルのフォークと接触し、これと協働する。突出部29の端部は、表面33より大きい曲率半径の凸状円筒表面34により形成される。この表面34は、衝動ピン15の平坦な面15cに対応し、脱進機の通常の動作中にアンクルのフォークと接触することが意図されないという意味で、非能動的である。表面15cと同様に、表面34は、ホーンの間隙及びコーナー部の間隙に関して脱進機の安全設備を定めるように働く。本発明において、この表面34の凸性は、表面33の各々と表面34との間の遷移部35に実質的に丸みを付け、すなわち縁部15aを除去して接触圧力を低減させ、従って時計が衝撃を受けた場合の損傷のリスクを低減させることを可能にする。表面34の曲率半径は、遷移部35が穏やかである、すなわち、大きい曲率半径を有するように十分に小さく、かつ、ホーンの間隙及びコーナー部の間隙に関して十分な安全性を保つのに十分に大きくなるように選択される。一体成形部材30は、図3の符号5で示されるタイプの振り座と関連付けることができる。これをこの振り座に取り付けることができ、又は、それと共に一体成形物を形成することができる。
1:がんぎ車
2:アンクル
3:天真
4:ローラ・テーブル
5:振り座
6:入爪
7:出爪
8:歯
9:裏面
10:衝動ビーク
11:衝動面
12:ロック面
13:アーム
14a:フォーク・ノッチ
14b:ホーン
14c:縁部
15:衝動ピン
15a:衝動ピンの縁部
15b:衝動ピンの円筒面
15c:衝動ピンの平面
16:部材
17:ロック面
18:戻り面
19:ロック・ビーク
20、20’:第1の突出部
21、21’:第2の突出部
22、22’:第3の突出部
23:第1の隙間
24:第2の隙間
25:ホーンの内面
26:ホーン
27:フォーク・ノッチの内面
28:フォーク・ノッチ
29:突出部
30:一体成形部材
33:能動面
34:非能動面
35:遷移部

Claims (18)

  1. がんぎ車(1)とアンクル(2)とを有し、前記アンクル(2)は、前記がんぎ車(1)上の歯(8)と協働する入爪(6)及び出爪(7)を含み、前記入爪(6)及び前記出爪(7)の各々は、裏面(9)と、衝動ビーク(10)と、衝動面(11)と、ロック面(12)とを有し、前記アンクル(2)及び/又は前記がんぎ車(1)は、前記脱進機の通常の動作中、前記アンクル(2)の振動を、前記入爪(6)が前記がんぎ車(1)をブロックする入側位置及び前記出爪(7)が前記がんぎ車(1)をブロックする出側ロック位置により定められる変位範囲に制限するための手段(17、18)を含む、時計の脱進機であって、前記がんぎ車(1)は、その周辺部に、
    −前記アンクル(2)を第1の方向(F3)に前記変位範囲から離れさせる効果をもつ衝撃時に、前記入爪(6)の前記衝動面(11)及び前記裏面(9)が、前記突出部(20、21、22)のうちの2つ(20、21)上にそれぞれ当接することができ、従って、前記入爪(6)の前記衝動ビーク(10)と前記がんぎ車(1)との間の接触なしで、前記アンクル(2)を停止させるように構成された、及び/又は、
    −前記アンクル(2)を第2の方向(F4)に前記変位範囲から離れさせる効果をもつ衝撃時に、前記出爪(7)の前記衝動面(11)及び前記裏面(9)が、前記突出部(20、21、22)のうちの2つ(22、20)上にそれぞれ当接することができ、従って、前記出爪(7)の前記衝動ビーク(10)と前記がんぎ車(1)との間の接触なしで、前記アンクル(2)を停止させるように配置された、
    突出部(20、21、22)を含むことを特徴とする時計の脱進機。
  2. 前記突出部(20、21、22)は、前記がんぎ車(1)の前記歯(8)の間に配置された第1の突出部(20)を含み、その各々は、前記アンクル(2)を前記第1の方向(F3)に前記変位範囲から離れさせる効果をもつ衝撃時に、前記入爪(6)の前記衝動面(11)のための当たり部として働くことができ、前記アンクル(2)を前記第2の方向(F4)に前記変位範囲から離れさせる効果をもつ衝撃時に、前記出爪(7)の前記裏面(9)のための当たり部として働くことができることを特徴とする、請求項1に記載の脱進機。
  3. 前記突出部(20、21、22)は、前記がんぎ車(1)の前記歯(8)の後方側面上又は前記歯(8)の間に配置された第2の突出部(21)を含み、その各々は、前記アンクル(2)を前記第1の方向(F3)に前記変位範囲から離れさせる効果をもつ衝撃時に、前記入爪(6)の前記裏面(9)のための当たり部として働くことができることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の脱進機。
  4. 前記突出部(20、21、22)は、前記がんぎ車(1)の前記歯(8)の前方側面上又は前記歯(8)の間に配置された第3の突出部(22)を含み、その各々は、前記アンクル(2)を前記第2の方向(F4)に前記変位範囲から離れさせる効果をもつ衝撃時に、前記出爪(7)の前記衝動面(11)のための当たり部として働くことができることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の脱進機。
  5. 前記突出部(20、21、22)に丸みが付けられることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の脱進機。
  6. 前記アンクル(2)の振動を制限するための前記手段は、前記入爪(6)及び/又は出爪(7)の前記ロック面(12)により定められ、かつ、前記がんぎ車(1)の前記歯(8)のロック・ビーク(19)が協働するコーナー部を含むことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の脱進機。
  7. 前記コーナー部は、前記入爪(6)及び/又は前記出爪(7)の前記ロック面(12)上に形成された戻り面(18)及びロック面(17)により定められ、前記突出部(20、21、22)は、
    −前記アンクル(2)を、前記アンクル(2)が前記停止する所まで前記第1の方向(F3)に前記変位範囲から離れさせる効果をもつ衝撃の後、前記2つの突出部(20、21)の一方(20)が、前記がんぎ車(1)の前記歯(8)の前記ロック・ビーク(19)と前記入爪(6)の前記戻り平面(18)との間の協働が、前記がんぎ車(1)の回転作用下で、前記アンクル(2)をその入側位置に戻し終わるまで、前記アンクル(2)をその入側位置に向けて押し付けることができるように、及び/又は、
    −前記アンクル(2)を、前記アンクル(2)が前記停止する所まで前記第2の方向(F4)に前記変位範囲から離れさせる効果をもつ衝撃の後、前記2つの突出部(22、20)の一方(22)が、前記がんぎ車(1)の前記歯(8)の前記ロック・ビーク(19)と前記出爪(7)の前記戻り平面(18)との間の協働が、前記がんぎ車(1)の回転作用下で、前記アンクル(2)をその出側ロック位置に戻し終わるまで、前記アンクル(2)をその出側ロック位置に向けて押し付けることができるように、
    構成されることを特徴とする、請求項6に記載の脱進機。
  8. 前記がんぎ車(1)は、一体成形部品として製造されることを特徴とする、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の脱進機。
  9. 前記アンクル(2)は、一体成形部品として製造されることを特徴とする、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の脱進機。
  10. 前記アンクル(2)及び前記がんぎ車(1)の少なくとも一方が脆弱材料から製造されることを特徴とする、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の脱進機。
  11. 前記脆弱材料は、ガラス、ダイヤモンド、シリコン、炭化シリコン、結晶化した酸化アルミニウム、又はこれらの材料の1つに基づく別の材料であることを特徴とする、請求項10に記載の脱進機。
  12. 前記アンクルは、フォーク・ノッチ(28)及びホーン(26)を有するフォークを含み、前記ホーン(26)の各々の内面(25)は、前記内面(25)と前記フォーク・ノッチ(28)の対応する内面(27)との間の遷移部を穏やかにするように丸みが付けられることを特徴とする、請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の脱進機。
  13. 前記アンクルと天真との間の伝達のための部材(30)を含み、前記部材(30)は衝動ピン(15)として働く部分(29)を含み、前記部分(29)は凸状能動面(33)と、前記能動面(33)を互いに接続する非能動面(34)とを含み、前記非能動面(34)は前記能動面(33)より大きい曲率半径を有した凸状であり、それにより前記非能動面(34)と前記能動面(34)の各々との間の前記遷移部(35)を穏やかにすることを特徴とする、請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載の脱進機。
  14. 前記部材(30)は、天真上に取り付けるための開口部(31)と、半径方向に延び、かつ、前記衝動ピン(15)として働く前記部分(29)を構成する突出部(29)とを含む一体成形部材であることを特徴とする、請求項13に記載の脱進機。
  15. スイスレバー脱進機からなることを特徴とする、請求項1〜請求項14のいずれか1項に記載の脱進機。
  16. フォーク・ノッチ(28)及びホーン(26)を有するフォークを含む、時計のための脱進機アンクルであって、各々の前記ホーン(26)の内面(25)は、前記内面(25)と前記フォーク・ノッチ(28)の対応する内面(27)との間の遷移部を穏やかにするように丸みが付けられることを特徴とする脱進機アンクル。
  17. 衝動ピン(15)として働く部分(29)を含み、前記部分(29)は、凸状能動面(33)と、前記能動面(33)を互いに接続する非能動面(34)とを含む、時計のアンクルと時計の天真との間の伝達のための部材(30)であって、前記非能動面(34)は、前記能動面(33)より大きい曲率半径を有した凸状であり、それにより前記非能動面(34)と前記能動面(34)の各々との間の遷移部(35)を穏やかにすることを特徴とする部材(30)。
  18. 請求項1〜請求項15のいずれか1項に記載の脱進機、請求項16に記載のアンクル、又は請求項17に記載の伝達部材を含むことを特徴とする時計。
JP2013501977A 2010-04-01 2011-03-31 耐衝撃性時計の脱進機 Active JP5735630B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH00487/10A CH702930A2 (fr) 2010-04-01 2010-04-01 Echappement d'horlogerie à protection contre les chocs.
CH00487/10 2010-04-01
PCT/IB2011/000690 WO2011121432A1 (fr) 2010-04-01 2011-03-31 Echappement d'horlogerie a protection contre les chocs

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013524201A true JP2013524201A (ja) 2013-06-17
JP5735630B2 JP5735630B2 (ja) 2015-06-17

Family

ID=44475060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013501977A Active JP5735630B2 (ja) 2010-04-01 2011-03-31 耐衝撃性時計の脱進機

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8757869B2 (ja)
EP (1) EP2553532B1 (ja)
JP (1) JP5735630B2 (ja)
CH (1) CH702930A2 (ja)
SG (1) SG183413A1 (ja)
WO (1) WO2011121432A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015078980A (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 モントレー ブレゲ・エス アー 計時器のムーブメント用のエスケープ機構
JP2015078981A (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 モントレー ブレゲ・エス アー 計時器ムーブメント用のエスケープ機構
JP2015535602A (ja) * 2012-11-26 2015-12-14 デトラ ソシエテ アノニム 時計用レバー脱進機
JP2019536028A (ja) * 2016-11-17 2019-12-12 リシュモン アンテルナシオナル ソシエテ アノニム 引込みを最適化させた時計用エスケープメント
JP2021148785A (ja) * 2020-03-18 2021-09-27 ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド 磁気的システムを備えるエスケープを備える計時器用ムーブメント

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH707171A2 (fr) * 2012-11-09 2014-05-15 Nivarox Sa Mécanisme horloger de limitation ou transmission.
EP2924517B1 (fr) 2014-03-24 2016-11-09 Nivarox-FAR S.A. Pièce composite monobloc cheville- petit plateau
EP2942147B1 (fr) * 2014-05-08 2018-11-21 Nivarox-FAR S.A. Mécanisme d'échappement d'horlogerie sans lubrification
EP2945025B1 (fr) * 2014-05-16 2018-02-07 Nivarox-FAR S.A. Mécanisme d'horlogerie à couple de contact sans lubrification
CH712807B8 (fr) * 2015-07-21 2020-10-30 Cartier Int Ag Mécanisme d'échappement.
ITUA20162454A1 (it) * 2016-03-22 2017-09-22 Giovanni Domenico Maria Cefis Scappamento per meccanismi ad orologeria
EP3492996B1 (fr) 2017-12-04 2020-09-02 Patek Philippe SA Genève Echappement d'horlogerie a lame bistable
EP3794412B1 (fr) * 2018-05-16 2023-11-08 Besse, François Mécanisme d'échappement pour pièce d'horlogerie
EP3783445B1 (fr) 2019-08-22 2023-06-14 ETA SA Manufacture Horlogère Suisse Mécanisme régulateur d'horlogerie à haut facteur de qualité et à lubrification minimale

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS496113U (ja) * 1972-04-19 1974-01-19
CH553438A (ja) * 1961-12-26 1974-08-30
JPS49109068A (ja) * 1972-07-19 1974-10-17
CH569997B5 (fr) * 1972-04-14 1975-11-28 Far Fab Assortiments Reunies Echappement à ancre pour pièce d'horlogerie
JP2000304874A (ja) * 1999-04-12 2000-11-02 Omega Sa 同軸レバー脱進機
JP2009528524A (ja) * 2006-02-28 2009-08-06 ニバロックス−ファ エス. エー. シャフトへ組立挿入する変形した開口を有する微細機械加工部品
CH699273B1 (fr) * 2006-06-30 2010-02-15 Patek Philippe Sa Ancre d'échappement.

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US26531A (en) * 1859-12-20 Lever-escapement for timepieces
US1120694A (en) * 1913-12-23 1914-12-15 Morgan W Davies Escapement.
CH101651A (fr) 1922-09-25 1923-10-01 Assortiments Georges Perrenoud Echappement à ancre.
GB682566A (en) 1951-01-25 1952-11-12 Ole Kaada Improvements in or relating to lever escapements
DE1162290B (de) 1957-07-11 1964-01-30 Emil Unterwagner Dipl Ing Ankerhemmung
CH343898A (fr) 1959-04-15 1959-12-31 Rolex Montres Echappement de pièce d'horlogerie
FR2067206A1 (ja) 1969-11-25 1971-08-20 Bayard Reveils
US3685279A (en) 1971-07-15 1972-08-22 Ivnghans Gmbh Fa Geb Continuous switching device for the gear mechanism of an electric wrist watch
GB1409572A (en) * 1971-12-06 1975-10-08 Theurillat X Anchor escapement for clocks and watches
US4041693A (en) * 1972-09-01 1977-08-16 Les Fabriques D'assortiments Reunies Escapement for a timepiece
US3834155A (en) * 1974-02-19 1974-09-10 Timex Corp Offset pallet lever for watch escapement
EP1580625A1 (fr) * 2004-03-23 2005-09-28 Asulab S.A. Dispositif et procédé de fixation d'une levée sur une ancre d'un échappement d'un mouvement d'horlogerie
EP1892589B1 (fr) 2006-08-23 2012-09-05 Patek Philippe SA Genève Echappement à ancre suisse
EP1914605A1 (fr) 2006-10-19 2008-04-23 Patek, Philippe SA Echappement à ancre
CH705276B1 (fr) * 2007-12-28 2013-01-31 Chopard Technologies Sa Organe d'entraînement et de transmission pour un échappement à ancre, plateau et échappement en étant équipés, et pièce d'horlogerie les comportant.
JP5462006B2 (ja) * 2009-02-17 2014-04-02 セイコーインスツル株式会社 脱進調速機、機械式時計、及びアンクル体の製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH553438A (ja) * 1961-12-26 1974-08-30
CH569997B5 (fr) * 1972-04-14 1975-11-28 Far Fab Assortiments Reunies Echappement à ancre pour pièce d'horlogerie
JPS496113U (ja) * 1972-04-19 1974-01-19
JPS49109068A (ja) * 1972-07-19 1974-10-17
JP2000304874A (ja) * 1999-04-12 2000-11-02 Omega Sa 同軸レバー脱進機
JP2009528524A (ja) * 2006-02-28 2009-08-06 ニバロックス−ファ エス. エー. シャフトへ組立挿入する変形した開口を有する微細機械加工部品
CH699273B1 (fr) * 2006-06-30 2010-02-15 Patek Philippe Sa Ancre d'échappement.

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015535602A (ja) * 2012-11-26 2015-12-14 デトラ ソシエテ アノニム 時計用レバー脱進機
JP2015078980A (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 モントレー ブレゲ・エス アー 計時器のムーブメント用のエスケープ機構
JP2015078981A (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 モントレー ブレゲ・エス アー 計時器ムーブメント用のエスケープ機構
JP2019536028A (ja) * 2016-11-17 2019-12-12 リシュモン アンテルナシオナル ソシエテ アノニム 引込みを最適化させた時計用エスケープメント
JP7076445B2 (ja) 2016-11-17 2022-05-27 リシュモン アンテルナシオナル ソシエテ アノニム 引込みを最適化させた時計用エスケープメント
JP2021148785A (ja) * 2020-03-18 2021-09-27 ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド 磁気的システムを備えるエスケープを備える計時器用ムーブメント
JP7177199B2 (ja) 2020-03-18 2022-11-22 ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド 磁気的システムを備えるエスケープを備える計時器用ムーブメント

Also Published As

Publication number Publication date
US8757869B2 (en) 2014-06-24
EP2553532B1 (fr) 2018-03-14
US20120307601A1 (en) 2012-12-06
CH702930A2 (fr) 2011-10-14
EP2553532A1 (fr) 2013-02-06
SG183413A1 (en) 2012-09-27
JP5735630B2 (ja) 2015-06-17
WO2011121432A1 (fr) 2011-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5735630B2 (ja) 耐衝撃性時計の脱進機
JP6285584B2 (ja) 計時器用共振機構
CN105911845B (zh) 具有制动式擒纵机构的振荡器
JP5420912B2 (ja) 脱進機のための駆動伝達要素、ローラテーブル、及びこれらを備えた脱進機、及びこれらを含む計時器
JP5221649B2 (ja) 時計のレバー脱進機
US20100149926A1 (en) Detent escapement
RU2569188C2 (ru) Износостойкий и ударопрочный анкерный рычаг часового механизма
JP4894051B2 (ja) 高性能のレバー脱進機構
US20050254951A1 (en) Restraining device for fan blade root
EP3096189B1 (fr) Mécanisme de sécurité de sélection ou/et de déclenchement de sonnerie d'horlogerie
US10534319B2 (en) Escapement for timepiece
EP2450756B1 (fr) Dispositif anti-galop pour mécanisme d'échappement
EP2482144A1 (fr) Système d'assemblage par blocage à cliquet
US20040013046A1 (en) Escapement for timekeeper
EP2485097B1 (fr) Mécanisme de sonnerie d'une montre à blocage du marteau
JP5941119B2 (ja) 最適化された角状部を有する時計用アンクルレバー
JP2008064760A (ja) 一方向ギア、特に時計用一方向ギア
EP3293583A1 (fr) Mecanisme d'echappement
EP3121660B1 (fr) Mécanisme d'échappement à détente et pièce d'horlogerie comportant un tel mécanisme
US3425212A (en) Quiet clockwork escapement
CH699273B1 (fr) Ancre d'échappement.
CN110794663B (zh) 擒纵叉、机芯、钟表
CN112114508B (zh) 用于钟表机芯的杠杆式擒纵机构组件
RU2816569C1 (ru) Колесо для спусковой системы с уменьшенной инерцией
JP2019138654A (ja) 時計の脱進機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140307

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150318

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5735630

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250