JP2013523562A - 高ヤング率糸のパッケージおよび糸パッケージの巻取方法 - Google Patents

高ヤング率糸のパッケージおよび糸パッケージの巻取方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、改善された糸パッケージおよび高ヤング率糸のパッケージの巻取方法に関する。本パッケージは、解舒張力の正規化標準偏差が小さく、従って、様々な糸構造物、特に医療製品に加工するのに非常に適している。
【選択図】 図1

Description

発明の詳細な説明
[技術分野]
本発明は、高性能ポリエチレン(HPPE)などの高ヤング率糸のパッケージに関する。より詳細には、本発明は、糸が特定の巻取パターンでボビン上に配置されているパッケージに関する。さらに、本発明は巻取パターンに関する。
[背景技術]
合成糸および天然糸は、通常、ボビン上に巻き取られた連続糸として供給される。糸は、例えば、‘Manual of Winding Technology’,Georg SAHM GmbH & Co.,1st ed.1995に開示されているような巻き取り装置によりボビン上に分配される。巻き取りは、従来、綾角一定巻(綾角が一定に保たれる)またはプレシジョン巻(糸ガイドの往復工程当たりのボビンの回転数が一定である)により行われている。
高ヤング率糸も、通常、ボビン上に巻き取られた状態で供給される。従来、巻き取りの目的は、高い巻き密度と高い機械的安定性(硬度が高く、糸に張力をかけずにボビンを垂直に配置したとき、糸がボビンから滑り落ちる傾向が低いという意味で)を有するパッケージを提供することであった。これは、高いベール接圧で高ヤング率糸をクローズドプレシジョン巻で巻き取ることにより実現される。
[発明の目的]
本発明の目的は、改善された高ヤング率糸パッケージを提供することである。
本発明の別の態様では、本発明の目的は、ボビン上に巻き取られた改善された高ヤング率糸パッケージの製造方法を提供することである。
本発明の別の態様では、本発明の目的は、高ヤング率糸パッケージの使用を提供することである。
改善は、例えば、解舒応力の変動の低減、巻き取りおよび/または解舒中の糸の損傷の低減、ボビン上での糸保持性の改善、または本発明の別の特徴の1つ以上の可能性がある。
[発明の開示]
ボビンは糸を巻き取る芯である。パッケージのボビンは好ましくは円筒状のボビンであり、ボビンは穿孔されているまたは穿孔されていない。パッケージは、ボビン上に巻き取られたオープンプレシジョン巻パッケージである。図1に、プレシジョン巻パッケージの概略図を示す。本発明のパッケージは2つの端部を有し、各端部のリガチャ(ligatures)10の数は8〜25である。ここで、リガチャとは、糸がパッケージの一端の方に向かう走行からパッケージの他端の方に向かう走行に変わるパッケージ端部の折り返し点である。パッケージの各端部のリガチャ数は、糸が再び同じ糸折り返し点に隣接して配置されるまでのパッケージ端部における折り返し点の数である。換言すれば、リガチャ数は、端部の最初の位置から出発し、糸が最初の位置に隣接して置かれる(δだけ分離している)までの糸ガイドによる往復工程の数である。通常、各端部のリガチャ数は少なく、例えば4または5などである。一例としては、Penta Wind(‘Manual of Winding Technology’,Georg SAHM GmbH & Co.,1st ed.1995の37頁)がある。各端部のリガチャ数は、従来、パッケージ全体を通して一定に保たれる(これが機械的に最も簡単な解決法であるため)が、リガチャ数を変化させるとパッケージは非対称になってしまう。
図1のパッケージ6は、糸2a、2bをボビン8上に配置することによって形成される。糸2a、2bは、糸2a、2bの中心間の垂直距離δ(δ値とも称される)で配置されている。本明細書では「オープン」とは、隣接する糸2a、2bがある距離4だけ分離しており、従って、隣接して配置された糸2aおよび2bは、パッケージ端部間の距離の大部分にわたり互いに接触しないことを意味する。換言すれば、δ値が糸2a、2bの幅、Wyarnより大きい。驚くべきことに、オープンプレシジョン巻パッケージと組み合わせた各端部の多数のリガチャの組み合わせにより、隣接する糸間に糸が引っ掛かる(hooked)可能性が大きく低減し、従ってパッケージの解舒張力の変動が低減することが分かった。さらにより驚くべきことに、この巻取パッケージは、パッケージが500g未満のように比較的小さい場合、特にパッケージが250g未満の場合、特に有利であることが分かった。2kg超、4kg超、6kg超、またはさらには10kg以上のパッケージなどの比較的大きいパッケージでは、オープンステッププレシジョン巻パッケージを使用することが有利であることが分かった。ここで、「ステップ」とは、内層よりも外層の方が、綾角が小さくなるように巻き取り中に綾角を減少させることを指す。これは、パッケージの内側部分と比較してパッケージの外側部分の綾角を急激に増加させることにより実現される。ステップの使用は、例えば、欧州特許第0055849A2号明細書に記載されている。
本発明の別の態様(この態様は本発明の第1の態様と組み合わせ可能である)では、本発明の目的は、解舒張力の変動が、解舒速度150m/分のオーバーエンド解舒法(Over End Take Off)(OETO)として1000mについて測定した平均解舒張力の正規化標準偏差1.5未満の糸パッケージにより実現可能である。正規化標準偏差は、解舒張力の標準偏差と平均解舒張力との比である。糸解舒が均一であるほど糸構造物が均質になるため、大部分の糸ではこのレベルの解舒張力変動が有利であることが分かった。好ましい実施形態では、解舒張力の正規化標準偏差は1.25未満であり、より好ましくは解舒張力の変動は1.1未満である。高ヤング率糸は弾性が非常に小さいため解舒張力の急激な変化に対する糸の感度が大きくなることから、これらの好ましい実施形態はHPPEなどの細くヤング率の高い糸に特に有利である。解舒張力の小さい変動は、パッケージ性能指数(PPF)によって表すこともできる。本発明のこの態様では、PPFは150未満であり、好ましくは100未満である。好ましい実施形態は、細くヤング率の高い糸、例えば、糸径150μm未満のHPPEなどに特に有利であることが分かった。
本発明を以下で例示的実施形態および図面を参照して、より詳細に説明する。
プレシジョン巻パッケージの概略図である。 綾乱れのない端部および綾乱れのある端部を有するパッケージの概略図である。 クローズドプレシジョン巻で巻き取られたHPPEのパッケージの解舒張力の図である。 本発明のオープンプレシジョン巻で巻き取られたHPPEのパッケージの解舒張力の図である。
[詳細な説明]
図は全て非常に概略的であり、必ずしも縮尺通りに描かれておらず、それらは本発明を説明するために必要な部分だけを示しており、他の部分は省略されているかまたは示唆されているに過ぎない。
実験研究から、パッケージは好ましくは正の巻き(positive wind)(正のδ値)を有するべきであることが分かった。正の巻きは、オーバーエンド解舒法による解舒に影響を及ぼさないが、新たに配置される糸が先に配置された糸に引きずられることが防止されるためパッケージの巻き取り時に有利である。特に、e−PTFE繊維や高性能ポリエチレン(HPPE)繊維などの摩擦係数が小さい高ヤング率糸の場合に有利であった。
非常に好ましい実施形態では、各端部のリガチャ数は11〜19である。驚くべきことに、この実施形態により、下層の糸間に糸の引っ掛かりがない機械的に非常に安定なパッケージが得られ、従って、非常に安定な解舒が可能になることが分かった。さらに、パッケージは、たとえ糸が緩んで多くの巻糸がずれた場合でも、多数のリガチャによりずれが止まり、それにより隣接する糸が滑ってカスケード効果が生じることが防止されるという点で非常に安定である。この効果は、隣接する糸がずれる前に多数の糸層(リガチャ数に対応する)が滑ることによって起こる。より高弾性の糸のように、巻取張力による糸の延伸でずれによる余分な糸長を吸収できない場合、本発明のパッケージのこのような安定化効果は高ヤング率糸に特に有利である。
オープンプレシジョン巻パッケージにより、パッケージ径の増加に伴い、綾角が増加することになる。図1に綾角の定義を示す。本発明のパッケージの一実施形態では、綾角は有利には75°〜86°とすべきであり、HPPEでは78°〜85°の綾角が特に有利であることが分かった。さらに、オープンステッププレシジョン巻を使用すると、大きいパッケージでもこれらの綾角範囲を実現できることが分かった。本明細書では、綾角が指定された範囲内にあるとは、パッケージの糸の少なくとも80重量%がその範囲内の綾角を有することを意味する。従って、パッケージの最内部または最外部、および/またはパッケージ端部に近い部分は、例えば、完成したパッケージの結束性(coherence)が増加するまたはボビン上での糸の固定が改善されるように、指定された範囲外の綾角を有してもよく、これは本発明の精神から逸脱するものではない。しかし、パッケージの糸が実質的に全て、例えば、糸の少なくとも90重量%がその範囲内の綾角を有することが非常に好ましく、最も好ましくはパッケージの糸の少なくとも95重量%がその範囲内の綾角を有する。大きいパッケージでは、これは、巻き取り中に綾角を調整する必要があることを必要とする場合がある。これは、オープンステッププレシジョン巻パッケージと称される。約5〜25の綾角ステップなどの一連のステップを導入することにより、4〜10kgのHPPEのパッケージで、好ましい範囲の狭い区間を実現できることも分かった。
本明細書では、弾性率とはヤング率を意味し、弾性率およびヤング率という用語は互換的に使用される。高ヤング率糸とは、本明細書では、ヤング率が30GPaより大きい糸である。しかし、本パッケージおよび糸の巻取方法の利点は、例えば、50GPa、75GPa、100GPa、またはさらにそれより高いものなどの非常に高いヤング率を有する糸(HPPEなど)で特に著しい。本パッケージは、非常に高いヤング率と小さい摩擦係数を併せ持つ糸(UHMWPEをベースにするゲル紡糸HPPE糸など)に、特に有利であることが分かった。糸はモノフィラメントであっても、またはマルチフィラメント糸であってもよい。マルチフィラメント糸は少なくとも2本のフィラメントを含み、これらのフィラメントは撚合、非撚合、製紐(モノフィラメントまたはモノフィラメントの集合体から)、交絡、またはこれらのいずれかの組み合わせで糸に製造されてもよい。本発明は、従って、糸構造物の巻き取り、および糸構造物、例えば、実質的に丸い断面を有する組紐および細長い断面を有する組紐、例えば、(幅の狭い)帯状組紐または巻き取り中に圧潰して細長い構造を形成する組紐(中空組紐など)の巻取パッケージも包含する。高ヤング率糸の例としては、高弾性率アラミド繊維(HMA)、炭素繊維、e−PTFEおよびHPPEがある。モノフィラメントは、実質的に丸い断面を有するモノフィラメントおよび細長い断面を有するモノフィラメント、例えば、(幅の狭い)帯、リボン、テープ、(撚合された)スリットテープ、または、(部分的に)融着されたモノフィラメントまたはマルチフィラメント糸の集合体のようなモノフィラメント状構造を包含する。
高ヤング率糸の巻き取りの大きな難点は、より弾性に富む繊維に見ることができるようなボビンへの糸の把持性が欠如していることである。これは、糸に張力をかけることなく垂直に配置した場合、糸がパッケージから脱落するまたは少なくともパッケージの外層の位置をずらす可能性があることを意味する。従来、この問題は、密巻きおよび比較的小さい綾角を使用すること(これによりパッケージの結束性が改善されるため)により解決されてきた。比較的太くヤング率の高い糸では、これは許容される解決法であるが、驚くべきことに、比較的細い糸ではこれにより常に適した解舒特性が得られるとは限らず、巻き取りまたは解舒中に糸を損傷するおそれもあることが分かった。
糸が高ヤング率と高靭性を併せ持つ場合、本発明のパッケージは特に有利であることが分かった。一実施形態では、本発明のパッケージの糸の靭性が少なくとも約13cN/dtexであり、好ましくは糸の靭性が少なくとも約17cN/dtexであることが有利であることが分かった。少なくとも約30cN/dtex、例えば、少なくとも35cN/dtexの靭性を有する高性能糸に最も有利であることが分かった。高靭性糸に対するこのような利点は、さらに高い靭性を有する糸で減少するようには見えなかったが、一実施形態では、糸の靭性は75cN/dtex未満とする。
本明細書ではHPPEは高性能ポリエチレンと理解され、これは、ヤング率が少なくとも30GPaの延伸されたポリエチレンをベースにする糸である。HPPEは、例えば、溶融紡糸法(例えば、欧州特許第1445356号明細書に開示)、固相法(例えば、欧州特許第1627719号明細書に開示)、またはゲル紡糸法(例えば、国際公開第2005/066401号パンフレットに開示)により製造されてもよい。特に好ましいタイプのHPPEはゲル紡糸超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)であり、UHMWPEは、デカリン溶液として135℃で測定した場合、固有粘度(IV)が少なくとも5dl/g、好ましくは少なくとも10dl/g、より好ましくは少なくとも15dl/g、最も好ましくは少なくとも21dl/gである。好ましくはIVは40dl/g以下、より好ましくは30dl/g以下、さらにより好ましくは25dl/g以下である。ゲル紡糸UHMWPEのヤング率は、通常、少なくとも50GPaである。
糸は、幅、Wyarnを有する。本明細書では、Wyarnは、糸の長さ方向を横切る糸の断面の最大寸法である。
δ値が高いほど、巻取パッケージは疎になる。好ましい実施形態では、本発明のパッケージのδ値が少なくとも2Wyarn、好ましくは4Wyarnである場合、糸の引っ掛かりがかなり低減することが分かった。しかし、δ値が大きくなる過ぎると、パッケージの機械的結束性が低減する。従って、δ値が100Wyarn以下であることが好ましい。2Wyarn〜20Wyarnのδ値が最も好ましい。
特にWyarn<100μmなどの非常に小さいWyarnを有する糸では、δ値が(Wyarn+0.5mm)〜(Wyarn+3mm)であることが有利であることが分かった。換言すれば、この実施形態では、隣接する糸の糸中心間の距離は約0.5mm〜3mmである。これを他の箇所で記載するような端部の多数のリガチャと組み合わせると、糸が引っ掛かるリスクが低い、適度に疎な分配が可能となることが分かった。さらに、これらのδ値により、糸が滑り始めても隣接する糸が互いに支持することが可能となる。特に、低線密度の糸では、(Wyarn+0.8mm)〜(Wyarn+2mm)のδ値を使用することが特に有利であることが分かった。HPPEでは、これが、線密度120dtex未満の糸、より詳細には線密度45dtex未満の糸では特に有利であることが分かった。
好ましい実施形態では、パッケージの硬度は50°Sh〜80°Shである。柔軟なパッケージほど不安定になる傾向があり、硬いパッケージほど解舒張力の変動が大きい傾向があった。より詳細には、パッケージの硬度は60°Sh〜75°Shであり、それにより、高ヤング率糸、特にHPPE糸では、解舒張力の変動およびパッケージの安定性に関して優れた性能が得られることが分かった。パッケージの硬度は、パッケージ長に沿った硬度の平均値として測定される。パッケージの硬度は、巻き取り中のベール接圧と糸張力の組み合わせを巻取パターンと組み合わせることによって決まる。パッケージの硬度が指定された範囲内に保たれる限り、巻き取り中のベール接圧と糸張力をかなり変動させてもよいことが分かった。一般に、低いベール接圧と低い糸張力の組み合わせを使用すると糸の引っ掛かりが低減するため、有利であることが分かった。他方、非常に低いベール接圧と糸張力(特に大きいδ値と組み合わせた場合)では、パッケージが不安定になる傾向があった。
トラベラーが方向を変えるときトラベラーの停止および加速により端部近傍に過剰な材料が提供されるため、通常、パッケージ端部領域とパッケージの中心領域との間で硬度が変化する。好ましい実施形態では、硬度の変化が非常に小さく保たれる。端部から1cmのパッケージの硬度とパッケージの中央のパッケージの硬度との差を10°Sh未満に保つことが非常に有利であることが分かった。端部から1cmのパッケージの硬度とパッケージの中央のパッケージの硬度との差が5°Sh未満のパッケージが特に有利であった。これにより、非常に高品質のパッケージが可能となった。
パッケージ端部は、ボビンに(実質的に)垂直であってもよく(図2A参照−チーズとも称される)、これは本発明の特に好ましい実施形態である。しかし、別の好ましい実施形態では、パッケージ端部の少なくとも一方に綾乱れが生じる。端部に綾乱れが生じると、巻き取り中の端部近傍でのトラベラーの減速および加速によりパッケージ端部近傍に多くの材料が提供される効果が減少する傾向があることが分かった。綾乱れの生じた端部は、端部から1cmのパッケージの硬度とパッケージの中央のパッケージの硬度との差を低減するのに好ましい手段となることが分かった。端部に綾乱れが生じるとは、本明細書では、端部がボビンに対して(実質的に)垂直でないことを意味する。綾乱れはパッケージ端部全体に及ぶ場合もあれば、またはパッケージ端部の限定された部分だけの場合もある(例えば、端部でパッケージ径が比較的大きくまたは比較的小さくなっている)。分かり易くするために、図2には部分的に綾乱れが生じた端部は示していない。綾乱れの生じた端部の例としては、端部が内側の方に(パッケージの他端の方に−図2C参照)テーパー状になっているか、または外側の方に(パッケージの他端から離れるように−図2B参照)テーパー状になっているか、ジグザグ形になっているか(図2D参照)または、パッケージ端部の近傍のある範囲、rでランダムに分配された長さになっている(図2E参照)ものがある。最も好ましくは、端部の少なくとも一方が外側の方にテーパー状になっている。
原則的に、本発明のパッケージはどのような幅の糸に使用されてもよいが、解舒抵抗が小さいまたは解舒抵抗の変動が小さいという利点は、幅が小さい糸で特に顕著であり、その理由は、幅が小さい糸では、解舒抵抗のピークが糸の引張強度より大きい場合があり、その結果、フィラメントの切断またはさらには糸の切断が生じ得るため、解舒抵抗のピークに対する感度が高くなるからである。従って、有利な実施形態では、糸の幅は約0.5mm未満である。好ましくは、糸の幅は約0.1mmであり、より好ましくは糸の幅は約50μm未満、例えば、糸の幅は約25μm未満である。
一般に、本発明のパッケージはどのような線密度の糸を含んでもよいが、パッケージは比較的幅の小さい糸に特に有利であり、その理由は、このような糸は特に従来のパッケージではフィラメントの切断またはさらには糸の切断が生じる傾向があるからである。好ましい実施形態では、糸の線密度は、500dtex以下、好ましくは120dtex以下、より好ましくは45dtex以下、最も好ましくは20dtex以下である。
原則的に、本発明のパッケージは、どのようなフィラメント幅を有する糸に使用されてもよい。本明細書では、フィラメント幅はフィラメントの長さ方向を横切る糸の断面の最大寸法である。しかし、解舒抵抗が小さいまたは解舒抵抗の変動が小さいという利点は、幅が小さいフィラメントを有する糸で特に顕著であり、その理由は、幅が小さいフィラメントでは、解舒抵抗のピークがフィラメントの引張強度より大きい場合があり、その結果、フィラメントの切断、従って毛羽の発生、品質の低下またはさらには最終的に糸の切断が生じ得るため、解舒抵抗のピークに対する感度が高くなるからである。従って、有利な実施形態では、糸は、幅約17μm未満のフィラメントを少なくとも1本含む。好ましくは、糸は、幅約12μm未満のフィラメントを少なくとも1本含み、より好ましくは糸は、幅約8μm未満のフィラメントを少なくとも1本含む。
本発明の別の態様は、高ヤング率糸のパッケージの巻取方法に関する。本方法は、円筒状のボビンを提供する工程、高ヤング率糸をボビン上に巻き取って、2つの端部を有するパッケージを形成する工程を含み、巻取パターンは、オープンプレシジョン巻であり、各端部のリガチャ数は8〜25であり、好ましくは各端部のリガチャ数は11〜19である。
好ましい実施形態では、糸は幅、Wyarnを有し、巻取パターンのδ値は2Wyarn〜100Wyarnであり、それにより、糸が引っ掛かるリスクが低いパッケージが得られることが分かった。本発明の好ましい実施形態では、δ値は2Wyarn〜20Wyarnであり、それにより、より密な巻きおよび隣接する糸の支持の向上が可能となる(例えば、図1の糸2aと2bなど)。
本発明のさらに別の実施形態では、巻取パターンの綾角は約75°〜86°である。本方法により、規則正しいパターンを有する、および/または大きな変動や高いピークのない、解舒張力の低い糸パッケージが得られることが分かった。綾角は、より好ましくは78°〜85°であり、これは、HPPEに関して、得られる糸パッケージの結束性と解舒張力の変動の両方を最もうまく満足させることが分かった。
さらに別の好ましい実施形態では、例えば、約4kg超のHPPEに対応する大きい糸パッケージでは、巻取パターンの綾角のステップを少なくとも1含むことが有利であることが分かり、より好ましくは、巻取パターンは綾角のステップをそれより多く、例えば、綾角のステップを少なくとも2、3、4、5、10、20、25、またはさらにそれより多く含む。ステップの数は、綾角が実質的に一定に保たれないほど十分少なくなければならないが、その理由は、綾角が一定に保たれるとランダム巻のパッケージが得られるおそれがあり、ランダム巻では解舒張力が高くなり過ぎるため望ましくないからである。本発明の方法は好ましくは、巻き取り中に巻き取り速度と綾角を調整することができるように、ボビンの回転を制御するモーターが、糸ガイドを制御するモーターと独立して駆動される巻取機で行われる。
本発明のパッケージと巻取方法は、細くヤング率の高い糸の製紐、製編、製織、撚合、および/または他の糸加工に使用するのに特に有利であるが、この理由は、それにより、糸加工中のより均一な給糸、従ってより均一な張力が可能になるからである。低侵襲法(minimum invasive techniques)でさらにより細い糸の使用を必要とする医療用途では特に、本パッケージおよび巻取方法は大きな利点となる。従って、本発明の好ましい実施形態では、本発明のパッケージは医療器具の糸構造物に使用される、または糸構造物は医療器具の一部を形成する。
[実施例]
解舒張力をHonigmann解舒性能試験機UPT−100で測定し、Honigmann HCC−PPTソフトウェアパッケージを使用して解析した。
解舒張力は、解舒速度150m/分、ボビンと糸道との距離50cmでオーバーエンド解舒法(OETO)として測定した。糸道は、セラミックAl糸道であった。ボビンは水平に配置し、ボビンの中心と糸道は同じ高さになるように配置した。試験長は1000mであり、その後、結果をHonigmann HCC−PPTソフトウェアパッケージを使用して解析した。
[比較例1]
DSM Dyneemaから市販されている110dtexのUHMWPEのHPPE撚糸(110dtex twisted HPPT of UHMWPE yarn)を、オープンプレシジョン巻パッケージでSAHM 260XE上に巻き取った。糸幅は約141μm、パッケージ長は200mmであり、綾角は75°〜84°に保たれ、δ値は2.2mmであり、端部のリガチャ数は4であり、糸張力は80cNであった。解舒は前述のように行った。図3に、測定した解舒張力を示す。ほとんどの時間、解舒張力が非常に低くても、多数の張力ピークが現れることが分かった。ピークは主に、パッケージ端部の周囲に集中しているように見えた。
[実施例2]
DSM Dyneemaから市販されている110dtexのUHMWPEのHPPE撚糸を、本発明のオープンプレシジョン巻パッケージでSAHM 260XE上に巻き取った。糸幅は約148μm、パッケージ長は200mmであり、綾角は79°〜81°に保たれ、δ値は1.0mmであり、端部でのリガチャ数は11であり、糸張力は80cNであった。解舒は前述のように行った。図4に、測定した解舒張力を示す。平均張力とピーク張力は共に非常に低いことが分かった。実施例1と比較して、(かなり低い)ピークは、より規則的なパターンになっている。
[考察]
表1にHonigmann HCC−PPTソフトウェアパッケージから抽出したデータを要約する。
Figure 2013523562

表1に見られるように、本発明のパッケージ(実施例2)は、全てのパラメータについて、比較例のパッケージより明らかに性能が優れており、その結果、PPFが12倍より大きく改善されている。これはまた、正規化標準偏差についても見られ、本発明のパッケージの正規化標準偏差は、比較例1のパッケージの正規化標準偏差の約半分である。
得られる実施形態は物理的に実現可能ではないと当業者が直ぐに分からない限り、本明細書に記載の本発明の実施形態の個々の特徴または特徴の組み合わせ、およびその明白な変形を本明細書に記載の他の実施形態の特徴と組み合わせることができる、または、それらの代わりに本明細書に記載の他の実施形態の特徴を使用することができる。

Claims (17)

  1. ボビン上に巻き取られた糸のパッケージであって、前記ボビンが円筒状のボビンであり、前記パッケージがオープンプレシジョン巻パッケージまたはオープンステッププレシジョン巻パッケージであり、前記パッケージが2つの端部を有し、前記各端部のリガチャ数が8〜25であり、前記糸はがヤング率が少なくとも30GPaの高ヤング率糸であるパッケージ。
  2. ボビン上に巻き取られた糸のパッケージであって、解舒速度150m/分のオーバーエンド解舒法(OETO)として1000mについて測定した平均解舒張力の正規化標準偏差が1.5未満であり、好ましくは解舒張力の正規化標準偏差が1.25未満であり、より好ましくは解舒張力の正規化標準偏差が1.1未満であるパッケージ。
  3. 前記各端部のリガチャ数が11〜19である、請求項1または2に記載のパッケージ。
  4. 前記糸が幅、Wyarnを有し、前記パッケージのδ値が2Wyarn〜100Wyarn、好ましくはδ値が2Wyarn〜20Wyarnである、請求項1〜3のいずれか1項に記載のパッケージ。
  5. 前記綾角が75°〜86°であり、好ましくは前記綾角が78°〜85°である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のパッケージ。
  6. 前記パッケージの硬度が50°Sh〜80°Shであり、好ましくは前記パッケージの硬度が60°Sh〜75°Shである、請求項1〜5のいずれか1項に記載のパッケージ。
  7. 前記端部から1cmの前記パッケージの硬度と前記パッケージの中央の前記パッケージの硬度との差が10°Sh未満であり、好ましくは前記端部から1cmの前記パッケージの硬度と前記パッケージの中央の前記パッケージの硬度との差が5°Sh未満である、請求項1〜6のいずれか1項に記載のパッケージ。
  8. 前記糸は、ヤング率が少なくとも50GPaの高ヤング率糸であり、好ましくは前記糸は、ヤング率が少なくとも75GPaの高ヤング率糸であり、より好ましくは前記糸は高性能ポリエチレン糸であり、最も好ましくは前記糸はゲル紡糸UHMWPE糸である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のパッケージ。
  9. 前記糸の靭性が少なくとも約13cN/dtexであり、好ましくは前記糸の靭性が少なくとも20cN/dtex、より好ましくは前記糸の靭性が少なくとも30cN/dtex、例えば、少なくとも35cN/dtexであり、任意選択により前記糸の靭性が75cN/dtex未満である、請求項1〜8のいずれか1項に記載のパッケージ。
  10. 前記糸の幅が約0.5mm未満であり、好ましくは前記糸の幅が約0.1mmであり、より好ましくは前記糸の幅が約50μm未満である、請求項1〜9のいずれか1項に記載のパッケージ。
  11. フィラメントの幅が17μm未満であり、好ましくはフィラメント幅が12μm未満である、請求項1〜10のいずれか1項に記載のパッケージ。
  12. 前記糸の線密度が500dtex以下、好ましくは120dtex以下、より好ましくは45dtex以下、最も好ましくは20dtex以下である、請求項1〜11のいずれか1項に記載のパッケージ。
  13. 前記端部の少なくとも一方に綾乱れが生じ、好ましくは前記端部の少なくとも一方がテーパー状になっているか、ジグザグ形になっているか、またはある範囲でランダムに分配されており、より好ましくは前記端部の少なくとも一方が外側の方にテーパー状になっている、請求項1〜12のいずれか1項に記載のパッケージ。
  14. 高ヤング率糸のパッケージの巻取方法であって、
    −円筒状のボビンを提供する工程、
    −高ヤング率糸を前記ボビン上に巻き取って、2つの端部を有するパッケージを形成する工程、
    を含み、前記巻取パターンがオープンプレシジョン巻であり、前記各端部のリガチャ数が8〜25であり、好ましくは前記各端部のリガチャ数が11〜19である方法。
  15. 前記糸が幅、Wyarnを有し、前記巻取パターンのδ値が2Wyarn〜100Wyarnであり、綾角が75°〜86°であり、好ましくは綾角が78°〜85°であり、および/またはδ値が2Wyarnおよび20Wyarnである、請求項14に記載の方法。
  16. 前記巻取パターンが前記綾角のステップを少なくとも1つ含み、好ましくは前記巻取パターンが前記綾角のステップを少なくとも2つ含み、より好ましくは前記巻取パターンが綾角のステップを少なくとも3つ、例えば、綾角のステップを5〜25含む、請求項14または15に記載の方法。
  17. 製紐、製編、製織、および/または撚合により糸構造物を製造するための請求項1〜12のいずれか1項に記載のパッケージの使用であって、好ましくは前記糸構造物が医療器具である、または医療器具の一部を形成する使用。
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