JP2013508557A - 改善された電極材料から製造されたスパークプラグ電極 - Google Patents

改善された電極材料から製造されたスパークプラグ電極 Download PDF

Info

Publication number
JP2013508557A
JP2013508557A JP2012535701A JP2012535701A JP2013508557A JP 2013508557 A JP2013508557 A JP 2013508557A JP 2012535701 A JP2012535701 A JP 2012535701A JP 2012535701 A JP2012535701 A JP 2012535701A JP 2013508557 A JP2013508557 A JP 2013508557A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
electrode material
spark plug
mass
total
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012535701A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5826182B2 (ja
Inventor
メンケン ラース
ベーム ヨッヘン
オーベルレ ユルゲン
バウス ジモーネ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=43086482&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2013508557(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JP2013508557A publication Critical patent/JP2013508557A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5826182B2 publication Critical patent/JP5826182B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/20Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation
    • H01T13/39Selection of materials for electrodes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C19/00Alloys based on nickel or cobalt
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C19/00Alloys based on nickel or cobalt
    • C22C19/007Alloys based on nickel or cobalt with a light metal (alkali metal Li, Na, K, Rb, Cs; earth alkali metal Be, Mg, Ca, Sr, Ba, Al Ga, Ge, Ti) or B, Si, Zr, Hf, Sc, Y, lanthanides, actinides, as the next major constituent
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C19/00Alloys based on nickel or cobalt
    • C22C19/03Alloys based on nickel or cobalt based on nickel
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C8/00Solid state diffusion of only non-metal elements into metallic material surfaces; Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive gas, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals
    • C23C8/06Solid state diffusion of only non-metal elements into metallic material surfaces; Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive gas, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals using gases
    • C23C8/08Solid state diffusion of only non-metal elements into metallic material surfaces; Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive gas, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals using gases only one element being applied
    • C23C8/10Oxidising

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Spark Plugs (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)

Abstract

改善された耐酸化性及び耐蝕性並びに耐火花侵食性及び熱伝導性の点で際だったスパークプラグ電極が記載されている。

Description

本発明は、合金ベースの電極材料から製造されるスパークプラグ電極に関する。
自動車エンジンとその部品の効率とエンジン動力の向上のための絶え間ない進歩に基づき、エンジン部材の材料にも常により高い要求が課されている。特に、燃料混合物の点火に際して主要な役割を果たす部材、つまりスパークプラグ、特にスパークプラグ電極は、特にエンジンルーム内の酸素リッチな雰囲気と高い温度によって高い負荷にさらされる。そのため前記の高い要求を満たしたスパークプラグを提供する必要がある。
スパークプラグ電極用の基礎材料としては、とりわけニッケル合金が使用される。それというのも、ニッケルは、合金の熱安定性に不可欠な高い融点温度と、腐蝕に対する高い安定性のいずれも有するからである。純粋な貴金属からなる材料又は白金もしくはイリジウムとの白金合金などの貴金属ベースの材料は、火花侵食消耗に対する耐消耗性に関して高められた安定性を示し、ひいては非常に高い電極の長い寿命を示すものの、白金製のスパークプラグ電極材料は、莫大な費用の点で経済的理由から、商慣習のニッケル合金との好適な代替ではない。その場合、火花侵食消耗もしくは侵食損失とは、電極表面へのアーク放電の作用によって引き起こされる電極の材料損耗を表す。
例えばニッケル合金製の従来のスパークプラグ電極においては、車両のエンジンルーム内の駆動条件下で、ニッケル表面の大部分と同様に電極材料内部のニッケルの一部も、周囲の酸素との反応によって酸化する。それによって、厚く、断熱性であり導電性を阻止もしくは低下させもするニッケル酸化物層が形成され、その層は、数時間後ですでに、酸化されていないニッケル基礎材料との結合の不足に基づき腐蝕もしくは火花侵食する傾向にある。
発明の概要
全ての以下の質量%の表記は、明確に他の特徴付けがなされない限り、常に、電極材料の組成物の全質量に対するものであるという更なる説明を前置きする。
請求項1の特徴を有する本発明によるスパークプラグ電極は、極めて高い熱安定性と、明らかに低減された火花侵食消耗もしくは電極焼損という点で際だっており、かつ無類の耐酸化性及び耐蝕性を有する。従って、今までは貴金属製の電極材料と貴金属合金製の電極材料でしか達成されていなかった交換インターバルを可能にするスパークプラグ電極用の廉価な電極材料が提供される。本発明によれば、電極材料の表面上に形成された酸化物層が、以下の等式:
Figure 2013508557
[式中、aは、0.6〜0.8の範囲、好ましくは0.65〜0.75の範囲であるか、もしくはaは、殊に好ましくは0.7であり、かつbは、3.1〜3.3の範囲、好ましくは3.14〜3.26の範囲であるか、もしくはbは、殊に好ましくは3.2であり、かつTは、ケルビンでの温度を表す]によって定義されるよりも低いか又はそれと同じである電気抵抗Rを有することによって達成される。
本発明によるスパークプラグ電極の表面上に形成する酸化物層は、最適な構造を有する。この場合、最適な構造とは、前記酸化物層が、従来の電極上に形成される酸化物層と比較して、均一かつ安定な結合を示し、それのみならず比較的薄く、かつ表面上で一様であることを表す。それは、電極表面上の酸化物層の低い電気抵抗を可能にする。本発明によれば、さらに、酸化物層と基礎材料、つまり酸化されていない電極材料との間の接触抵抗が低下し、その結果として導電性がさらに向上する。電極表面にある酸化物層の電気抵抗が低い、従って前記定義の等式によって決められるものと同じもしくはそれより低い場合に、火花放電に際して燃焼室内で電極表面の間に生ずる電圧は、迅速に電極の表面からその内部へと導かれるので、電極の表面上の局所的な負荷は明らかに減らされ、また極めて短時間であるにすぎない。電流を電極表面からスパークプラグ電極の内側へと迅速にかつ均一に導く能力は、電気抵抗が低いほどより大きくなる。本発明の更なる有利な効果は、電流が迅速に導かれることによって、火花にゆだねられる材料の局所的な加熱が抑えられるため、電極材料が酸化物をさらに形成する傾向が再び明らかに低くなり、従って極めて薄くかつ均質な酸化物層しか電極表面上に形成されないことによるものである。火花侵食及び腐蝕による電極材料の消耗は、本発明によるスパークプラグ電極の消耗速度が従来の電極材料製のスパークプラグ電極に対してかなり低下されることによって明らかに低減される。本発明による電極材料は、高温で燃焼室で主流な過酷な条件下にあっても安定かつ耐消耗性である。本発明によるスパークプラグ電極は貴金属不含であるが、従来のスパークプラグと比較して大きく改善された寿命を有する。特に好ましくは、該電極材料の抵抗は、既に先に定義した等式を満たすので、電極材料上に形成される酸化物層と電極材料の抵抗は、同様であり、特に好ましくは同じである。
本発明の好ましい実施形態及び改良は、従属請求項に示されている。
電極の表面上に形成される酸化物層が6W/mKより高い、好ましくは8W/mKより高い、特に好ましくは10W/mKより高い熱伝導性を有することが特に好ましい(前記熱伝導性は、20℃で測定される)。酸化物を含む電極表面の熱が非常に迅速に電極内部に導かれると、厚く非常にはっきりした不均一に形成された電極表面上の酸化物層の形成が食い止められる。本発明によるスパークプラグ電極は、極めて薄い一様な酸化物層の点で際だっているので、該スパークプラグ電極は、スパークプラグの連続運転においても突出した安定性を備える。形成される酸化物層の熱伝導性が6W/mK未満であるときに、火花プラズマ中に局所的に高い温度が生じ、それは十分に迅速には周囲へと放出されないので、まさにその位置で好ましくは酸化物層が堆積し、まさにその位置で特に迅速に酸化物層が形成される。これによって、材料の侵食と腐蝕の傾向、ひいてはその消耗が高まり、熱の停滞が強く引き起こされ、これは消耗をさらに助長する。更に好ましくは、前記電極材料はまた、6W/mKより高い熱伝導性を有し、特に好ましくは酸化物層の熱伝導性と電極材料の熱伝導性とは同じである。
好ましい一実施形態において、電極材料の表面上に形成される酸化物層は、10μm未満の厚さを有し、もしくは特に好ましくは5〜8μmの範囲の厚さを有する。本発明によれば、従って、かかる材料は、互いに組み合わされて、主流となる過酷な条件下での低い酸化物の形成傾向の点で際だった電極材料となる。形成する酸化物層が10μm又はそれより厚い場合、該酸化物層は、断熱性にも導電性の点で絶縁性にも作用する。それは、またしても他の酸化物の形成を促進し、それによって電極材料の消耗速度も促進する。従って酸化物層の厚さが薄いほど、該材料は、火花侵食と、特に酸化的腐蝕に関してより安定である。
特に好ましくは、本発明によるスパークプラグ電極を形成する電極材料は、
a)基礎材料としてのニッケルと、
b)Y、Hf、Ce、La、Zr、Ta及びYbからなる群から選択される少なくとも1種の他の元素と、
c)Si、Na、K、Li、Ti、Ag及びCuからなる群から選択される少なくとも1種の他の元素と
を含有し、前記元素b)の全体割合は、電極材料の全質量に対して、0.1〜0.3質量%、好ましくは0.1〜0.2質量%、特に好ましくは0.13〜0.17質量%である。これらの本発明によるスパークプラグ電極は、表面上にある酸化物層が、上述の等式によって定義されるものと同じか又はそれより低い電気抵抗Rを有する電極材料の点で際だっているので、この電極材料に関して全ての上述の利点が達成される。また、該酸化物の、ひいては合金全体の熱伝導特性も際だっているので、該材料は、さらにまた極めて高い熱安定性を示し、かつそれに付随して明らかに低減された火花侵食消耗もしくは電極焼損を示す。前記材料の耐酸化性と耐蝕性は、連続負荷においても非常に良好である。元素b)は、優れた電気的特性及び物理的特性の点で際だっており、該元素は、電極表面上に薄く一様な酸化物層の形成を支援する。元素b)の0.3質量%を上回る濃度は、この元素の析出をもたらすので、該材料の耐蝕性と耐侵食性はまたもや低下する。それに対し、元素b)の0.1質量%未満の濃度は、電極材料に対して十分に安定に作用しない。
該電極材料がアルミニウムを含まないことが更に好ましい。それによって、該材料は、公知のアルミニウムを含む材料に対して加工がより簡単に可能である。これは、かかる電極材料の製造のための費用を削減しうる。従って、今までは貴金属製の電極材料と貴金属合金製の電極材料でしか達成されていなかった交換インターバルを可能にするスパークプラグ電極用の廉価な電極材料が提供される。
好ましい一つの選択肢によれば、本発明によるスパークプラグ電極を形成する電極材料は、
a)基礎材料としてのニッケルと、
b)Y、Hf、Ce、La、Zr、Ta及びYbからなる群から選択される少なくとも1種の他の元素と、
d)V、Zn及びTiからなる群から選択される少なくとも1種の他の元素と
を含有し、前記元素b)の全体含有率は、電極材料の全質量に対して、0.5質量%以下、好ましくは0.3質量%以下であり、かつ前記元素d)の全体含有率は、電極材料の全質量に対して、1.5〜18質量%、好ましくは2〜15質量%である。また、これらの本発明によるスパークプラグ電極は、表面上にある酸化物層が、上述の等式によって定義されるものより低い電気抵抗Rを有する電極材料の点で際だっているので、この電極材料に関しても全ての上述の利点が達成される。元素d)、つまりV、Zn及びTiは、特に均質にニッケルマトリックス中に導入される。前記電極材料は、酸化物層と電極基礎材料との間の低い接触抵抗の点で際だっているので、その導電性は強く高められている。また、熱伝導特性も際だっているので、耐摩耗性の材料が形成される。元素V、Zn及びTiの酸化物の電気的特性も熱伝導性もその場合に非常に際だっているので、それどころか好ましくは反応性元素b)を省くことができる。しかし、Y、Hf、Ce、La、Zr、Ta及びYbからなる群からの少なくとも1種の他の元素を添加して合金化するかもしくは該元素を計量供給することが特に好ましい。この合金材料においても、元素b)は、優れた電気的特性及び物理的特性の点で際だっており、該元素は既に先に詳細に説明したのと同じ有利な構造を形成する。元素d)の割合が電極材料の全質量に対して1.5質量%未満である場合に、電極の基礎材料中の導電性はより低くなる。それというのも、元素d)の金属酸化物の形成が僅かすぎて、それが電極材料中の接触抵抗を下げるからである。元素d)の15質量%より高い、それどころか18質量%より高い割合は、電気的特性の改善及び電極材料の構造にもはや本質的な影響を及ぼさない。
更なる好ましい一つの選択肢によれば、電極材料は、以下の元素:
a)基礎材料としての鉄と、
b)Y、Hf、Ce、La、Zr、Ta及びYbからなる群から選択される少なくとも1種の他の元素と、
e)Al、Cr、Ni及びMoからなる群から選択される少なくとも1種の他の元素と
を含有し、前記元素b)の全体含有率は、電極材料の全質量に対して、0.5質量%以下、好ましくは0.3質量%以下であり、かつ前記元素e)の全体含有率は、電極材料の全質量に対して、1.5〜29質量%、好ましくは2〜25質量%である。また、これらの本発明によるスパークプラグ電極は、表面上にある酸化物層が、上述の等式によって定義されるものより低い電気抵抗Rを有する電極材料の点で際だっているので、この電極材料に関しても全ての上述の利点が達成される。それに対して、ニッケルとアルミニウムとの組み合わせ又はニッケルとクロムとの組み合わせも、十分に低い電気抵抗をもたらさない一方で、この本発明による電極材料は、元素の鉄を、元素e)、つまりAl、Cr、Ni及びMoと組み合わせて有する。それによって、非常に安定でかつ均質な構造が形成される。また、酸化物の熱伝導特性、ひいては合金全体の熱伝導特性は、際だっている。元素Al、Cr、Ni及びMoの酸化物の電気的特性は、その場合とても際だって良好なので、それどころか、場合により好ましくは反応性元素b)を省くことができる。しかし、Y、Hf、Ce、La、Zr、Ta及びYbからなる群からの少なくとも1種の他の元素を添加して合金化するかもしくは該元素を計量供給することが特に好ましい。この合金材料においても、元素b)は、優れた電気的特性及び物理的特性の点で際だっており、該元素は既に先に詳細に説明したのと同じ有利な構造を形成する。元素e)の割合が電極材料の全質量に対して1.5質量%未満である場合に、電極の基礎材料中の導電性はより低くなる。それというのも、元素e)の金属酸化物の形成が僅かすぎて、それが電極材料中の接触抵抗を下げるからである。元素e)の25質量%より高い、それどころか29質量%より高い割合は、電気的特性の改善及び電極材料の構造にもはや本質的な影響を及ぼさない。
電極材料中の酸素の割合が、該電極材料の全質量に対して0.003質量%未満であることが特に好ましい。電極材料中の酸素とは、本発明に関しては、ガス状で又は溶けて存在する各々の分子酸素のみならず、酸化物の形で結合された各々の酸素をも表す。言い換えると、本発明による電極材料、ひいては該材料から製造されるスパークプラグ電極も、スパークプラグ電極の始動前には、すなわち酸化物層がなければ、0.003質量%未満の酸素割合を有することを意味する。スパークプラグ電極の始動前の酸素割合が0.003質量%の上限を上回っている場合に、特にいわゆる反応性の金属元素であるY、Hf、Ce、La、Zr、Ta及びYb、つまり元素b)は、既に大部分がその酸化物の形で存在することが見出された。従って、前記の反応性元素の酸化物は、主に酸化物粒子として又は酸化物性の金属間化合物相として存在し、そのため合金マトリックスとは区別されている。従ってそれらは、スパークプラグの始動時にもはや酸素を結合できず、従って合金材料の耐酸化性の向上のためにもはや寄与しない。さらに、耐侵食性と材料の安定性もそれらに被害を受けるので、かかる電極材料の消耗速度は本発明による速度に対して明らかに高められている。スパークプラグ電極の始動前の初期酸素含有率が低いほど、不安定化する酸化物粒子の割合も、酸化物アグリゲートの割合も、又はそれどころか酸化物相の割合もより低くなり、前記材料は、スパークプラグの始動時に腐蝕及び火花侵食に対する保護がより良好となる。酸素割合についての0.003質量%の上限値は、この場合に限界値であると思われ、そうしてこの値を下回る酸素含有率は良好かつ持続的に安定な電極材料をもたらす。この低い酸素含有率は、少なくとも1種の元素c)を含有するニッケル基合金にとって特に重要であることが判明した。少なくとも1種の元素d)を含有するニッケル基合金の場合に、又はしかしながら上述の鉄基合金の場合には、該材料の酸化されやすさの成立はより低いと思われるので、合金材料中のより高い酸素含有率にも許容しうる。電極材料中の酸素含有率は、その場合に、合金材料の試料の高温抽出によって従来の方法に従って測定することができる。
特に好ましくは、電極材料中の酸素の割合は、最大で0.002質量%である。前記の上限未満では、スパークプラグの始動前の電極材料における金属酸化物の形成は非常に僅かなので、該電極は高温でも酸化に対して最適に保護され、さらに腐蝕及び侵食による不安定化に対しても保護される。
スパークプラグの始動前に、電極材料の全質量に対する電極材料中の酸化された元素b)の全体割合が、15モル%よりも低く、好ましくは10モル%よりも低いことが、さらに好ましいものと見なされる。電極の始動前の酸化物性元素b)の割合が10モル%を上回るか、又はそれどころか15モル%を上回るときに、その割合は既に非常に高いので、該反応性元素b)は、火花の衝撃に際して電極材料を安定化するためにもはや十分に寄与できない。それというのも、前記元素は、既に酸化された形態で存在し、従って更なる酸素を結合できないからである。従って、少なくとも1種の元素c)が添加され合金化された基礎材料、特にニッケルベース材料は、ここでより激しい酸化の影響下にあり、該電極材料はみるみるうちに消耗する。酸化された元素b)の割合が高いほど、電極材料に及ぼされうる安定化効果はより低くなる。その一方で、酸化された元素b)の割合が低いほど、結果的に、反応性元素がニッケル組織にもたらす安定化作用がより高くなる。
金属間化合物の第二の相の形成は、電極材料の安定性、つまりその耐酸化性並びに耐蝕性及び耐侵食性に関して特に不利であると示された。金属間化合物の第二の相は、既に説明したように、高い割合の反応性元素b)が合金材料中に存在し、それが次いで基礎材料との不相容性に基づき固溶形で存在せずに金属間化合物の第二の相の形で存在する場合に特に形成する。これらの金属間化合物の第二の相は、電極材料の不安定化をもたらす。それというのも、該相は合金マトリックス中に均質に導入されずに、そこから分離して存在するので、合金元素間の結合が局所的にかつ更なる範囲にわたって低減されるからである。その合金組織は、金属間化合物の第二の相によって害される。従って、前記材料の電気抵抗は高められ、結果的に特に前記材料の熱伝導性と導電性は低減されるか、もしくは、これらは全範囲にわたって不均質になるので、局所的に高い温度変動が生ずることがあり、該材料はこの位置で広がり、そして該材料の剥離が引き起こされることがある。そのことは、電極材料の消耗を促進する。合金組織の撹乱は、電極材料中の金属間化合物の相の割合が15モル%もしくはそれより高い場合に特に大きくなる。組成物全体に対して、15モル%未満の割合、好ましくは10モル%未満の割合を有する金属間化合物の相はなおも許容できるので、その不安定化作用は必ずもたらされるわけではなく、合金マトリックスは十分に安定的に形成されていることが判明した。金属間化合物の相の割合が低くなるほど、合金組織はより安定的に現れる。従って、金属間化合物の相は電極材料中に本質的に存在しないことが特に好ましい。
スパークプラグ電極用の本発明による電極材料は、中心電極の製造のためにも、外側電極のためにも、同時に両方の電極の製造のためにも使用することができる。前記材料から形成されたスパークプラグは、その寿命の点で、貴金属を含むことなく、貴金属材料製のスパークプラグで達成されるのとほぼ同じ範囲にある。
それに対して、従来の貴金属を含まないスパークプラグの寿命は約60000kmまでであるに過ぎない一方で、本発明によるスパークプラグ電極の寿命は、より著しく長く、すなわち90000kmの範囲である。そのことは、本質的により良好な市場に対する許容性をもたらし、環境技術的な理由からも経済的な理由からも好ましい。
本発明によれば、少なくとも1つのスパークプラグ電極を含み、従って改善された耐酸化性及び耐蝕性並びに火花侵食安定性及び熱伝導性を有するスパークプラグが提供される。
さらに、本発明は、
a)基礎材料としてのニッケルと、
b)Y、Hf、Ce、La、Zr、Ta及びYbからなる群から選択される少なくとも1種の他の元素と、
c)Si、Na、K、Li、Ti、Ag及びCuからなる群から選択される少なくとも1種の他の元素と
を含有する電極材料を特徴とするスパークプラグ電極であって、前記元素b)の全体割合が、電極材料の全質量に対して、0.1〜0.3質量%、好ましくは0.1〜0.2質量%、特に好ましくは0.13〜0.17質量%である前記スパークプラグ電極に関する。好ましくは、該電極材料は、電極材料の全質量に対して、0.003質量%未満の酸素含有率を有する。この実施形態において、前記電極材料は、構造的な観点でも、化学・物理的な観点でも最適に構成されている。該材料は小さい電気抵抗を有し、熱伝導性に優れ、さらに耐酸化性であり、特に例えば車両のエンジンルーム内でスパークプラグで存在しうるような高められた温度でも火花侵食及び腐蝕に対して抵抗性である。前記材料は、加工性に優れ、かつ自体均質である。電極の表面上に形成される酸化物層は、良好に適合された材料に基づいて安定性であるが、十分に薄く、こうして熱伝導性と導電性に本質的に悪影響が及ぼされない。該材料は、堅牢性であり、つまり長い寿命でも安定であり、極めて低い消耗速度の点で際だっている。
さらに、本発明は、
a)基礎材料としてのニッケルと、
b)Y、Hf、Ce、La、Zr、Ta及びYbからなる群から選択される少なくとも1種の他の元素と、
d)V、Zn及びTiからなる群から選択される少なくとも1種の他の元素と
を含有する電極材料を特徴とするスパークプラグ電極であって、前記元素b)の全体含有率が、電極材料の全質量に対して、0.5質量%以下、好ましくは0.3質量%以下であり、かつ前記元素d)の全体含有率は、電極材料の全質量に対して、1.5〜18質量%、好ましくは2〜15質量%である前記スパークプラグ電極に関する。
元素b)の全体含有率についての値はゼロであってもよいことが留意される。
さらに、本発明は、
a)基礎材料としての鉄と、
b)Y、Hf、Ce、La、Zr、Ta及びYbからなる群から選択される少なくとも1種の他の元素と、
e)Al、Cr、Ni及びMoからなる群から選択される少なくとも1種の他の元素と
を含有する電極材料を特徴とするスパークプラグ電極であって、前記元素b)の全体含有率が、電極材料の全質量に対して、0.5質量%以下、好ましくは0.3質量%以下であり、かつ前記元素e)の全体含有率が、電極材料の全質量に対して、1.5〜29質量%、好ましくは2〜25質量%である前記スパークプラグ電極に関する。
元素b)の全体含有率についての値はゼロであってもよいことが留意される。
3種の挙げられた選択肢の本発明による電極材料は、その場合、特に好ましくは、電極材料の全質量に対して、最大0.003質量%の、特に0.002質量%の酸素含有率を有する。
以下に、添付の図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態を説明する。
図1は、本発明によるスパークプラグ電極の断面図を示している。 図2は、従来技術によるスパークプラグ電極の断面図を示している。 図3は、電極の電気抵抗を温度との関係で示した対数グラフである。 図4は、スパークプラグ電極の消耗減少を組成との関係で示している。 図5は、電極の電気抵抗を温度との関係で示したアレニウスプロットである。
実施形態の説明
以下に、図1、3、4及び5を参照しながら本発明の実施例によるスパークプラグ電極を説明する。
本発明による電極材料もしくは本発明によるスパークプラグの利点を、図1と図2とを比較することによって具体的に示す。図1及び図2は、電極の一部の走査型電子顕微鏡による500倍の倍率での顕微鏡写真である。図1及び図2において、符号(1)は、その都度の電極基礎材料を表す。符号(2)は、上に酸化物層(3)が形成された電極材料の表面を表す。その上には、該電極が導入されているガス空間(4)がある。
図1は、本発明によるニッケル合金の顕微鏡写真である。前記ニッケル合金は、それぞれ電極材料の全質量に対して、0.2質量%のハフニウムを元素b)として含有し、かつ1質量%のケイ素を元素c)として含有し、さらに0.0015質量%未満の酸素含有率を有する。本発明による電極材料における酸化物層(3)は、非常に薄くかつ一様に構成されており、かつ平均して約5〜8μmの厚さであることがはっきりと確認される。そのことは、本発明により薄くかつ安定的に現れている酸化物保護層の形成に対して反応性元素b)が及ぼす好ましい影響を明らかに示している。電極材料の内部の酸化された領域は、実質上存在しない。
そのことは、本発明による電極材料の安定性と、さらには耐蝕性及び耐侵食性を示している。
図2は、従来のニッケル合金の顕微鏡写真を示している。前記ニッケル合金は、1質量%のAlと、1質量%のSiと、0.2質量%のYと、さらに0.0033質量%の酸素含有率を有する。ここで、該電極の表面上にある酸化物層(3)は不均一で多孔質に形成されており、かつ酸化物領域が電極材料の内側の深くまで延びている遠くまで広がる大きな部分領域(6)を示す。該電極の表面上に形成された酸化物層は、より著しく厚く形成されており、かつ平均して12〜20μmである。これらの不安定化効果は、電極材料の組成に直接起因している。ここでは、反応性の元素b)は最適な濃度にあるものの、固溶した状態にはなくて、孤立したアグリゲートの形態もしくは金属間化合物の第二の相(5)の形態で存在し、それらはニッケルマトリックスから区別されている。こうして、ニッケル組織は欠陥を伴い、周囲の酸素は、一方で電極表面上のニッケルをより著しく激しく酸化し、他方で酸素が電極内部へと侵入し、ここで更なるニッケルも反応性の元素b)からの金属間化合物の第二の相も酸化する。該電極材料は、結果として高い消耗速度の点で突出する。
図3は、温度T(℃)との対数的な関係における、2つの電極の酸化物層の電気抵抗R(Ω)の測定結果を示している。測定点が正方形で表される上方の曲線推移(10)は、従来技術の電極(図2)について測定された。その下にある、測定値が×印で示されている曲線(11)は、本発明による電極(図1)の測定結果である。電極表面上での本発明によるより薄い酸化物性の保護層によって電気抵抗Rが、全温度範囲において、従来の電極材料におけるものよりも著しく低いことがはっきりと分かる。従って、本発明による電極材料は、その場合に電極材料中で貴金属を使用することなく、卓越した導電性を有する。
図4は、以下の概要でまとめられている種々の組成の電極材料の種々の消耗速度を示している。図4では、その場合に、種々の電極材料について、1火花あたりの消耗V(μm3)が表されている。その場合に、菱形は、測定値の平均値を表し、かつ鉛直線はそのばらつきを表している。
Figure 2013508557
本発明による電極材料が、約25%の消耗の低減をもたらすことがよく分かる。
図5においては、温度T′にわたる電気抵抗Rを表すアレニウスプロットが表されており、その際、温度T′は商1000/T(K-1)によって表されている。それによって等式logR=a+b*T/1000を定義できる。その際、aは、0.6〜0.8であり、bは、3.1〜3.2であり、かつTは、相応の電極温度(ケルビン)である。図5からはっきりと分かるように、本発明によるスパークプラグ電極(曲線(13))の酸化物層の電気抵抗は、貴金属を含まない電極(曲線(12))の従来の酸化物層の抵抗よりも明らかに低い。
1 電極基礎材料、 2 電極材料の表面、 3 酸化物層、 4 ガス空間、 5 金属間化合物の第二の相、 6 部分領域

Claims (12)

  1. 電極材料から製造されたスパークプラグ電極であって、前記電極材料の表面上に存在する酸化物層が、以下の等式:
    Figure 2013508557
    [式中、
    0.6≦a≦0.8、特に0.7であり、
    3.1≦b≦3.3、特に3.2であり、
    Tは、ケルビンでの温度を表す]によって定義されるよりも低いか又はそれと同じである電気抵抗Rを有することを特徴とする前記スパークプラグ電極。
  2. 電極材料の表面上の酸化物層が、20℃で、6W/mKを上回る、好ましくは8W/mKを上回る、特に好ましくは10W/mKを上回る熱伝導性を有することを特徴とする、請求項1に記載のスパークプラグ電極。
  3. 前記酸化物層が、10μm未満の厚さを、好ましくは5〜8μmの範囲の厚さを有することを特徴とする、請求項1又は2に記載のスパークプラグ電極。
  4. 前記電極材料が、
    a)基礎材料としてのニッケルと、
    b)Y、Hf、Ce、La、Zr、Ta及びYbからなる群から選択される少なくとも1種の他の元素と、
    c)Si、Na、K、Li、Ti、Ag及びCuからなる群から選択される少なくとも1種の他の元素と
    を含有し、前記元素b)の全体割合が、電極材料の全質量に対して、0.1〜0.3質量%、好ましくは0.1〜0.2質量%、特に好ましくは0.13〜0.17質量%であることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載のスパークプラグ電極。
  5. 元素c)の全体割合が、電極材料の全質量に対して、0.5〜3質量%、好ましくは1.0〜2.5質量%であることを特徴とする、請求項4に記載のスパークプラグ電極。
  6. 前記電極材料が、
    a)基礎材料としてのニッケルと、
    b)Y、Hf、Ce、La、Zr、Ta及びYbからなる群から選択される少なくとも1種の他の元素と、
    d)V、Zn及びTiからなる群から選択される少なくとも1種の他の元素と
    を含有し、前記元素b)の全体含有率が、電極材料の全質量に対して、0.5質量%以下、好ましくは0.3質量%以下であり、かつ前記元素d)の全体含有率が、電極材料の全質量に対して、1.5〜18質量%、好ましくは2〜15質量%であることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載のスパークプラグ電極。
  7. 前記電極材料が、
    a)基礎材料としての鉄と、
    b)Y、Hf、Ce、La、Zr、Ta及びYbからなる群から選択される少なくとも1種の他の元素と、
    e)Al、Cr、Ni及びMoからなる群から選択される少なくとも1種の他の元素と
    を含有し、前記元素b)の全体含有率が、電極材料の全質量に対して、0.5質量%以下、好ましくは0.3質量%以下であり、かつ前記元素e)の全体含有率が、電極材料の全質量に対して、1.5〜29質量%、好ましくは2〜25質量%であることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載のスパークプラグ電極。
  8. 前記電極材料が、電極材料の全質量に対して、最大0.003質量%の、特に0.002質量%の酸素含有率を有することを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項に記載のスパークプラグ電極。
  9. 前記電極材料中の酸化された元素b)の全体割合が、電極材料の全質量に対して、15モル%よりも低く、好ましくは10モル%よりも低いことを特徴とする、請求項4から8までのいずれか1項に記載のスパークプラグ電極。
  10. 前記電極材料中の金属間化合物の相の割合が、電極材料の全組成に対して、15モル%よりも低く、好ましくは10モル%よりも低いことを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項に記載のスパークプラグ電極。
  11. 前記電極材料が、本質的に金属間化合物の相を含有しないことを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項に記載のスパークプラグ電極。
  12. 請求項1から11までのいずれか1項に記載のスパークプラグ電極を少なくとも1つ含むスパークプラグ。
JP2012535701A 2009-10-26 2010-09-06 改善された電極材料から製造されたスパークプラグ電極 Active JP5826182B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102009046005A DE102009046005A1 (de) 2009-10-26 2009-10-26 Zündkerzenelektrode, hergestellt aus verbessertem Elektrodenmaterial
DE102009046005.5 2009-10-26
PCT/EP2010/063021 WO2011054561A1 (de) 2009-10-26 2010-09-06 Zündkerzenelektrode, hergestellt aus verbessertem elektrodenmaterial

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013508557A true JP2013508557A (ja) 2013-03-07
JP5826182B2 JP5826182B2 (ja) 2015-12-02

Family

ID=43086482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012535701A Active JP5826182B2 (ja) 2009-10-26 2010-09-06 改善された電極材料から製造されたスパークプラグ電極

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP2514052B2 (ja)
JP (1) JP5826182B2 (ja)
CN (1) CN102598443B (ja)
BR (1) BR112012010819A2 (ja)
DE (1) DE102009046005A1 (ja)
WO (1) WO2011054561A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014516385A (ja) * 2011-04-15 2014-07-10 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 点火プラグ電極材料および点火プラグ
JP2014517869A (ja) * 2011-04-15 2014-07-24 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 点火プラグ電極材料および点火プラグ、並びに点火プラグ電極材料および点火プラグのための電極を製造するための方法
JP2016062696A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 株式会社東芝 電極材料およびそれを用いた電極層、電池並びにエレクトロクロミック素子
EP3193415A1 (en) 2016-01-18 2017-07-19 NGK Spark Plug Co., Ltd. Spark plug

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6065580B2 (ja) * 2012-12-25 2017-01-25 住友電気工業株式会社 内燃機関用材料の評価試験方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5185052A (ja) * 1975-01-08 1976-07-26 Hitachi Ltd Tenkapuragudenkyokuyonitsukerugokin
JP2004011024A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Robert Bosch Gmbh ニッケルベースの合金及びその使用
JP2006316344A (ja) * 2004-11-04 2006-11-24 Hitachi Metals Ltd 点火プラグ用電極材料
JP2007092139A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Hitachi Metals Ltd 点火プラグ用電極材料
JP2009016278A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグ
JP2009245640A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4684505A (en) 1985-06-11 1987-08-04 Howmet Turbine Components Corporation Heat resistant alloys with low strategic alloy content
JPH11214119A (ja) 1998-01-28 1999-08-06 Ngk Spark Plug Co Ltd 抵抗体入りスパークプラグ
KR100372482B1 (ko) 1999-06-30 2003-02-17 스미토모 긴조쿠 고교 가부시키가이샤 니켈 베이스 내열합금
US7323811B2 (en) * 2001-08-23 2008-01-29 Federal-Mogul Ignition (U.K.) Limited Noble metal tip for spark plug electrode and method of making same
WO2008013159A1 (fr) * 2006-07-25 2008-01-31 Tanaka Kikinzoku Kogyo K.K. Alliage de métal noble pour bougie d'allumage et son procédé de fabrication et de traitement
WO2008082716A2 (en) 2006-08-28 2008-07-10 Federal-Mogul Corporation Ignition device electrode composition

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5185052A (ja) * 1975-01-08 1976-07-26 Hitachi Ltd Tenkapuragudenkyokuyonitsukerugokin
JP2004011024A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Robert Bosch Gmbh ニッケルベースの合金及びその使用
JP2006316344A (ja) * 2004-11-04 2006-11-24 Hitachi Metals Ltd 点火プラグ用電極材料
JP2007092139A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Hitachi Metals Ltd 点火プラグ用電極材料
JP2009016278A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグ
JP2009245640A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014516385A (ja) * 2011-04-15 2014-07-10 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 点火プラグ電極材料および点火プラグ
JP2014517869A (ja) * 2011-04-15 2014-07-24 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 点火プラグ電極材料および点火プラグ、並びに点火プラグ電極材料および点火プラグのための電極を製造するための方法
US9748741B2 (en) 2011-04-15 2017-08-29 Robert Bosch Gmbh Spark plug electrode material and spark plug and method for manufacturing the spark plug electrode material and an electrode for the spark plug
JP2016062696A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 株式会社東芝 電極材料およびそれを用いた電極層、電池並びにエレクトロクロミック素子
EP3193415A1 (en) 2016-01-18 2017-07-19 NGK Spark Plug Co., Ltd. Spark plug

Also Published As

Publication number Publication date
EP2514052A1 (de) 2012-10-24
BR112012010819A2 (pt) 2017-12-19
EP2514052B2 (de) 2018-08-22
DE102009046005A1 (de) 2011-04-28
CN102598443A (zh) 2012-07-18
EP2514052B1 (de) 2015-02-25
CN102598443B (zh) 2015-05-06
WO2011054561A1 (de) 2011-05-12
JP5826182B2 (ja) 2015-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5826182B2 (ja) 改善された電極材料から製造されたスパークプラグ電極
JP4430119B2 (ja) スパークプラグ用の貴金属合金及びその製造加工方法
JP5697484B2 (ja) 点火プラグ用電極材料
JP4699867B2 (ja) 点火プラグ用電極材料
JP2004011024A (ja) ニッケルベースの合金及びその使用
WO2002080321A1 (fr) Bougie d'allumage
US20110163653A1 (en) Spark plug
WO2012056599A1 (ja) スパークプラグ
JP5650969B2 (ja) 電極材料、点火プラグ用電極、及び点火プラグ
KR20120104528A (ko) 스파크 플러그
JP5172425B2 (ja) スパークプラグ
WO2013069822A1 (ja) 電極材料及び点火プラグ用電極、並びに点火プラグ
JP4991433B2 (ja) 内燃機関用のスパークプラグ
US9166380B2 (en) Spark plug electrode material and spark plug
JP2017531091A (ja) ロジウム合金
CN104561718A (zh) 铌基高温合金及其制备方法和应用
JP6484160B2 (ja) 電極材料及び点火プラグ用電極、並びに点火プラグ
JP6075707B2 (ja) 電極材料、点火プラグ用電極、及び点火プラグ
JP2005268115A (ja) スパークプラグ用電極
WO2011102355A1 (ja) 耐火花消耗特性及び放電特性に優れた点火プラグ電極用の材料
JP4368100B2 (ja) スパークプラグ
WO2011155509A1 (ja) 耐火花消耗特性に優れた点火プラグ電極用の材料
JP5883922B2 (ja) 点火プラグ電極材料および点火プラグ、並びに点火プラグ電極材料および点火プラグのための電極を製造するための方法
JP5224720B2 (ja) 耐酸化性イリジウム合金及びその製造方法
JP2017210652A (ja) 点火プラグ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130819

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140916

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141216

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20141224

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150116

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150313

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150814

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20150824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150914

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151013

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5826182

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R157 Certificate of patent or utility model (correction)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250