JP2013504766A5 - - Google Patents

Claims (13)

1. 個体がパーキンソン病（ＰＤ）に罹患しているか否かを特定し、且つＰＤとＰＤではない他の神経学的疾患とを鑑別することを補助する方法であって、当該方法は、個体から採取された脳脊髄液（ＣＳＦ）サンプル中の可溶性α−シヌクレインオリゴマー量を測定することを含み、得られた測定結果に基づいて個体がＰＤに罹患しているか否かが決定される、前記方法。
2. 個体がＰＤに罹患しているか否かを決定すること及びＰＤとＰＤではない他の神経学的疾患とを鑑別することが、サンプル中の可溶性α−シヌクレインオリゴマー量が、非ＰＤ個体から採取されたサンプル中の可溶性α−シヌクレインオリゴマーの量と比べて増加しているか否かを決定することに基づいて為される、請求項１に記載の方法。
3. サンプル中の可溶性α−シヌクレインオリゴマー量が、非ＰＤ個体から採取されたサンプル中の可溶性α−シヌクレインオリゴマーの量と比べて少なくとも２倍増加している場合に、個体がＰＤに罹患していると決定される、請求項１に記載の方法。
4. 該ＣＳＦサンプル中の総α−シヌクレイン量を測定すること、及び
   

   

   比を計算することを更に含み、該比に基づいて個体がＰＤに罹患しているか否かが決定される、請求項１〜３のいずれか１項に記載の方法。
5. 個体がパーキンソン病（ＰＤ）に罹患しているか否かを特定することを補助する方法であって、当該方法は、個体から採取された脳脊髄液（ＣＳＦ）サンプル中の可溶性α−シヌクレインオリゴマー量及び総α−シヌクレイオン量を測定すること、及び、
   

   

   比を計算することを含み、該比に基づいて個体がＰＤに罹患しているか否かが決定される、前記方法。
6. 個体がＰＤに罹患しているか否かを決定することが、当該比が、非ＰＤ個体から採取されたサンプル中の比と比べて増加しているか否かを決定することに基づいて為される、請求項４又は５に記載の方法。
7. 当該比が、非ＰＤ個体から採取されたサンプル中の比と比べて少なくとも３倍増加している場合に、個体がＰＤに罹患していると決定される、請求項６に記載の方法。
8. 当該比が、パーセンテージで表現された場合、少なくとも６％である場合に、個体がＰＤに罹患していると決定される、請求項４又は５に記載の方法。
9. 個体が、ＰＤ又はＰＤではない他の神経学的疾患を発症するリスクがあると疑われている、請求項１〜８のいずれか１項に記載の方法。
10. 個体がＰＤか、又はＰＤではない他の神経学的疾患の家族歴を有する、請求項９に記載の方法。
11. 個体が（ａ）ＰＤの診断に関連するいずれの臨床症状も有しないか、又は該症状を有すると診断されていない、或いは（ｂ）ＰＤのいずれか１つの非運動症状を有するか、又は該症状を有すると診断されている、或いは（ｃ）ＰＤではない他の神経学的疾患に関連する１以上の症状を有するか、又は該症状を有すると診断されている、請求項９又は１０に記載の方法。
12. 個体がホーエン−ヤールのグレード２又はそれ未満に分類される者である、請求項１〜８のいずれか１項に記載の方法。
13. 請求項１〜１２のいずれか１項に記載の方法に使用するための試験キットであって、可溶性α−シヌクレインオリゴマーに特異的な抗体、及び全ての形態のα−シヌクレインに結合する抗体を含む、前記試験キット。