JP2013501129A5 - - Google Patents

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Claims (26)

  1. オレフィンを重合させるための触媒系であって、
    チタン化合物および支持体を含む固体チタン触媒成分と、
    少なくとも1つのアルミニウム−炭素結合を有する有機アルミニウム化合物と、
    少なくとも2つの有機ケイ素化合物と、を含み、前記少なくとも2つの有機ケイ素化合物のうちの1つは式VIによる構造を有し、前記少なくとも2つの有機ケイ素化合物のうちのもう1つは式VIIによる構造を有し、
    Figure 2013501129

    式中、R13、R14、およびR15は独立して、約1〜約10個の炭素原子を有するアルキル置換基、約1〜約10個の炭素原子を有するアルコキシ置換基、および約1〜約10個の炭素原子を有するアリール置換基からなる群から選択される1つの置換基であり、
    16、R17、およびR18は独立して、約1〜約10個の炭素原子を有するアルキル置換基、約1〜約10個の炭素原子を有するアリール置換基、および水素からなる群から選択される1つの置換基であり、
    20、R21、R22、およびR23は独立して、約1〜約10個の炭素原子を有するアルキル置換基、約1〜約10個の炭素原子を有するアルコキシ置換基からなる群から選択される1つの置換基であり、
    前記式VIの有機ケイ素化合物の、前記式VIIの有機ケイ素化合物に対するモル比が約1:1〜約19:1であることを特徴とする触媒系。
  2. 前記触媒系は、前記触媒系がオレフィンモノマーと接触し、かつ約3.0MPa以下の圧力である時、水素モル百分率が約0.5〜約1%に変化すると、前記触媒系により生成されるオレフィンポリマーのMFRが少なくとも約2倍増加し、純活性が約20kg/(g−触媒*時)以上である特性を有する請求項1に記載の触媒系。
  3. 前記触媒系は、前記触媒系がオレフィンモノマーと接触し、かつ約3.0MPa以下の圧力である時、前記触媒系により生成される前記オレフィンポリマーのMFRが、約2〜約4%の水素モル百分率の範囲にわたって少なくとも約3倍増加し、純活性が約20kg/(g−触媒*時)以上である特性を有する請求項1に記載の触媒系。
  4. 前記触媒系は、前記触媒系がオレフィンモノマーと接触し、かつ約3.0MPa以下の圧力である時、前記触媒系により生成される前記オレフィンポリマーのMFRが、約1〜約2%の水素モル百分率の範囲にわたって少なくとも約2倍増加する特性を有する、請求項1に記載の触媒系。
  5. 前記式VIの有機ケイ素化合物の、前記式VIIの有機ケイ素化合物に対するモル比が約4:1〜約19:1である請求項1に記載の触媒系。
  6. 前記式VIの有機ケイ素化合物の、前記式VIIの有機ケイ素化合物に対するモル比が約2.3:1〜約19:1である、請求項1に記載の触媒系。
  7. 前記式VIの有機ケイ素化合物の、前記式VIIの有機ケイ素化合物に対するモル比が約1:1〜約19:1である、請求項1に記載の触媒系。
  8. 前記触媒系がスラリー形態または乾燥形態にある請求項1に記載の触媒系。
  9. 前記有機アルミニウム化合物が、式(IV)および式(V)からなる群から選択される1つ以上の化合物であり、
    m 11Al(OR12npq 1 (IV)
    r 1AlR3-r 11 (V)
    式中、R11およびR12は独立して、1〜約15個の炭素原子を有する炭化水素基であり、X1はハロゲン原子を表し、0<q≦3、0<p≦3、0<n≦3、0<r≦3、m+n+p+q=3であり、
    式中、M1はLi、Na、またはK、およびR11からなる群から選択される請求項1に記載の触媒系。
  10. ポリオレフィンを形成するようにオレフィンを重合させるための触媒系であって、
    チーグラー・ナッタ触媒と、
    少なくとも2つの有機ケイ素化合物と、を含み、前記少なくとも2つの有機ケイ素化合物のうちの1つは式VIによる構造を有し、前記少なくとも2つの有機ケイ素化合物のうちのもう1つは式VIIによる構造を有し、
    Figure 2013501129

    式中、R13、R14、およびR15は独立して、約1〜10個の炭素原子を有するアルキル置換基、約1〜約10個の炭素原子を有するアルコキシ置換基、および約1〜約10個の炭素原子を有するアリール置換基からなる群から選択される1つの置換基であって、R16、R17、およびR18は独立して、約1〜約10個の炭素原子を有するアルキル置換基、約1〜約10個の炭素原子を有するアリール置換基、および水素からなる群から選択される1つの置換基であり、R20、R21、R22、およびR23は独立して、約1〜約10個の炭素原子を有するアルキル置換基、および約1〜約10個の炭素原子を有するアルコキシ置換基からなる群から選択される1つの置換基であり、
    前記触媒系は、前記触媒系がオレフィンモノマーと接触し、かつ約3.0MPa以下の圧力である時、g(10分)-1の単位で表されるポリオレフィンのMFR、パーセント単位で表される水素のモル百分率に対する比率が約14:1を超える比率である特性を有する触媒系。
  11. g(10分)-1の単位で表される前記ポリオレフィンのMFR、パーセント単位で表される水素のモル百分率に対する比率が約25:1を超える比率である請求項10に記載の触媒系。
  12. g(10分)-1の単位で表される前記ポリオレフィンのMFR、パーセント単位で表される水素のモル百分率に対する比率が約35:1を超える比率である請求項10に記載の触媒系。
  13. ポリオレフィンの製造方法であって、
    オレフィンを、チタン成分および支持体を含む固体チタン触媒成分と、少なくとも2つの有機ケイ素化合物を含み、少なくとも2つの有機ケイ素化合物のうちの1つは式VIによる構造を有する触媒系と接触させる工程を含み、
    Figure 2013501129
    式中、R13、R14、およびR15は独立して、約1〜約10個の炭素原子を有するアルキル置換基、約1〜約10個の炭素原子を有するアルコキシ置換基、および約1〜約10個の炭素原子を有するアリール置換基からなる群から選択される1つの置換基であり、R16、R17、およびR18は独立して、約1〜約10個の炭素原子を有するアルキル置換基、および約1〜約10個の炭素原子を有するアリール置換基、および水素からなる群から選択される1つの置換基であり、
    水素のモル百分率が約0.2〜約2%である時、g(10分)-1の単位で表される前記ポリオレフィンのMFR、パーセント単位で表される水素のモル百分率に対する比率が約14:1を超える比率であり、水素のモル百分率が約2〜約3%である時、g(10分)-1の単位で表される前記ポリオレフィンのMFR、パーセント単位で表される水素のモル百分率に対する比率が約25:1を超える比率であり、水素のモル百分率が約3〜約6%である時、g(10分)-1の単位で表される前記ポリオレフィンのMFR、パーセント単位で表される水素のモル百分率に対する比率が約35:1を超える比率である製造方法。
  14. 純活性が約20kg/(g−触媒*時)以上である請求項13に記載の方法。
  15. 前記少なくとも2つの有機ケイ素化合物のうちのもう1つが式VIIの構造を有し、
    Figure 2013501129
    式中、R20、R21、R22、およびR23は独立して、約1〜約10個の炭素原子を有するアルキル置換基、および約1〜約10個の炭素原子を有するアルコキシ置換基からなる群から選択される1つの置換基である請求項14に記載の方法。
  16. 前記式VIの有機ケイ素化合物の、前記式VIIの有機ケイ素化合物に対するモル比が約1:1〜19:1である請求項15に記載の方法。
  17. 前記式VIの有機ケイ素化合物の、前記式VIIの有機ケイ素化合物に対するモル比が約4:1〜19:1である請求項15に記載の方法。
  18. 前記式VIの有機ケイ素化合物の、前記式VIIの有機ケイ素化合物に対するモル比が約2.3:1〜約19:1である、請求項15に記載の方法。
  19. 前記ポリオレフィンの前記アイソタクティシティが、前記ポリオレフィンの少なくとも97%を形成する同一の立体中心を有するmmmm5価元素を特徴とする請求項13に記載の方法。
  20. 前記オレフィンがプロピレンを含む請求項13に記載の方法。
  21. 前記触媒系と接触される前記オレフィンが気相および液相のうちの1つ以上にある請求項13に記載の方法。
  22. オレフィンを重合させるための多重供与体触媒系であって、
    チタン化合物および支持体を含む固体チタン触媒成分と、
    少なくとも1つのアルミニウム−炭素結合を有する有機アルミニウム化合物と、
    第1の外部電子供与体および第2の外部電子供与体と、を含み、
    オレフィンを重合するための参照系と組み合わされた前記第1の外部電子供与体は、MFR(1)のメルトフローレートを有する第1のポリオレフィンを生成し、オレフィンを重合するための参照系と組み合わされた前記第2の外部電子供与体は、MFR(2)のメルトフローレートを有する第2のポリオレフィンを生成し、前記参照系は前記固体チタン触媒成分および前記有機アルミニウム化合物を含み、
    前記多重供与体触媒系に存在する前記第1の外部電子供与体のモル量は、前記多重供与体触媒系に存在する前記第2の外部電子供与体のモル量よりも多く、
    log[MFR(1)/MFR(2)]の値が、約0.5〜約0.8である多重供与体触媒系。
  23. 前記第1の外部電子供与体が式VIの構造を有し、前記第2の外部電子供与体が式VIIの構造を有し、
    Figure 2013501129
    式中、R13、R14、およびR15は独立して、約1〜約10個の炭素原子を有するアルキル置換基、約1〜約10個の炭素原子を有するアルコキシ置換基、および約1〜約10個の炭素原子を有するアリール置換基からなる群から選択される1つの置換基であり、R16、R17、およびR18は独立して、約1〜約10個の炭素原子を有するアルキル置換基、約1〜約10個の炭素原子を有するアリール置換基、および水素からなる群から選択される1つの置換基であり、R20、R21、R22、およびR23は独立して、約1〜約10個の炭素原子を有するアルキル置換基、および約1〜約10個の炭素原子を有するアルコキシ置換基からなる群から選択される1つの置換基である請求項22に記載の多重供与体触媒系。
  24. 前記第1の外部電子供与体の、前記2第の外部電子供与体に対するモル比が約1:1〜約19:1である請求項23に記載の多重供与体触媒系。
  25. 前記第1の外部電子供与体の、前記第2の外部電子供与体に対するモル比が約4:1〜約19:1である請求項23に記載の多重供与体触媒系。
  26. 前記第1の外部電子供与体の、前記第2の外部電子供与体に対するモル比が約2.3:1〜約19:1である請求項23に記載の多重供与体触媒系。
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