JP2013256776A - 既存サッシ枠の改装方法および、此れに使用する改装用サッシ枠 - Google Patents

既存サッシ枠の改装方法および、此れに使用する改装用サッシ枠 Download PDF

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【課題】既設サッシを新しいサッシに代える際に、既設サッシの周縁の外装や内装の解体を最小限にし、手間、費用、施工期間の何れも削減する事の出来る既存サッシ枠の改装方法と、此れに使用する改装用サッシ枠を提供する。
【解決手段】建物躯体の開口部に取り付けられている既存サッシ枠を取り外して、新たにサッシ枠を取り付ける既存サッシ枠の改装方法であって、建物躯体の開口部に取り付けられている既存サッシ枠の外周に設けられている躯体に対する取付フィンごと、建物の外壁部を切除するカッティング工程と、取り外した既存サッシ枠に残っている取付フィンの突出幅以下となる取付フィンに調整した新規のサッシ枠を、既存のサッシ枠を取り外した建物躯体の開口部に取り付ける設置工程と、設置した新規のサッシ枠と既存の外壁部との間にシーリングを施すシーリング工程とからなる、既存サッシ枠の改装方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、サッシの改装に関する技術であり、特に既設サッシのサッシ枠を撤去して簡易に新設サッシのサッシ枠を取り付ける事のできる既存サッシ枠の改装方法と、此れに使用する改装用サッシ枠に関する。
既設サッシを新しいサッシに代える場合、既設サッシを窓開口部から取り外して新しいサッシに付け替えることが一般的に行われている。しかしながら、この方法では既設サッシの取り外し作業に手間や時間や費用がかかることから、近年では既設サッシを窓開口部に取り付けた状態のまま新しいサッシを取り付ける改装サッシも提案されている。
例えば特許文献1(特開2004−124436号公報)では、既設のサッシ枠の取付フィンを覆っているモルタルまたはサイディングを除く工事をしないで新設サッシ枠を取付ける為の改装サッシが提案されている。この文献に開示されている改装サッシは、建物の開口部に取付けられている既設引き違いサッシのサッシ枠に取付けられる半外付納まりの新設のサッシ枠を有する改装サッシであって、前記既設のサッシ枠は下枠に外レールと内レールとを有しており、前記新設のサッシ枠の下枠は室内外方向略中間の外周に取付フィンを有しており、既設のサッシ枠の下枠の内レールと外レール間の上面に下枠取付部材を取り付けてなり、下枠取付部材の屋外側に新設サッシの下枠の取付フィンを取付けてなる改装サッシとなっている。
しかしながら、これまでに行われてきたサッシの改装方式では、既設サッシの下枠上に取付部材と倒れ防止部材を別個に取り付ける必要があり、それぞれを位置決めしたりネジ止めしたりするのに手間がかかる上、施工が面倒であり、また取付部材は既設サッシの下枠の外レール支持部上に設けられて新設サッシを支持固定する構成であるから、新設サッシの荷重は窓台の屋外側に偏り安定しにくい等の問題が有った。
その他にも、サッシ枠を簡易に設置するべく、特許文献2(特開2001−082031号公報)で、建物のリフォーム、改築に伴うサッシ取替時に、既存のサッシ枠を撤去せずに新しいサッシ枠を設置することが可能なサッシ枠が提供されている。この文献で提案されているサッシ枠は、建物の開口部に取り付けられている既存サッシ枠に取り付けられるリフォーム用サッシ枠であって、サッシ枠本体と、このサッシ枠本体に形成されて前記既存サッシ枠に固定される固定部とを備えているリフォーム用サッシ枠となっている。
しかしながら、既存のサッシ枠を撤去しないで新たなサッシ枠を設置する関係上、上記の課題の他、新設サッシには専用のサッシが使用され、一般的なサッシには適用できない等の問題もあった。
特開2004−124436号公報 特開2001−082031号公報
そこで本発明では、既設サッシを新しいサッシに代える際に、既設サッシを窓開口部から取り外して新しいサッシに付け替えるようにした既存サッシ枠の改装方法と、此れに使用する改装用サッシ枠を提供するものである。
ただし、従来提供されているリフォーム用サッシ枠は、外周に外側に向かってフランジ状に突出する取付フィンを有しており、この取付フィンを窓台の室外面に固定するように構成されている。その為、既設サッシを撤去してから新設サッシを取付ける工法を実施する際には、既設サッシの撤去に際して、その周縁の外装や内装も解体しなければならず、既設サッシの撤去に手間がかかるだけでなく、工期や施工コストが多くかかるという問題がある。また、新しいサッシを設置した後に、解体した外装や内装を補修しなければならず、その際、同じ外装材や内装材を入手できない等の問題もある。
そこで本発明では、既設サッシを新しいサッシに代える際に、既設サッシの周縁の外装や内装の解体を最小限にし、手間、費用、施工期間の何れも削減する事の出来る既存サッシ枠の改装方法と、此れに使用する改装用サッシ枠を提供するものである。
更に、仮に既設サッシ周縁の外装を広範囲に解体した場合であっても、その補修の手間を大幅に減じ、且つ当該補修個所を目立たないようにした既存サッシ枠の改装方法と、此れに使用する改装用サッシ枠を提供するものである。
上記課題の少なくとも何れかを解決するべく、本発明では第1に、建物躯体の開口部に取り付けられている既存サッシ枠を取り外して、新たにサッシ枠を取り付ける既存サッシ枠の改装方法であって、建物躯体の開口部に取り付けられている既存サッシ枠の外周に設けられている躯体に対する取付フィンごと、建物の外壁部を切除するカッティング工程と、 取り外した既存サッシ枠に残っている取付フィンの突出幅以下となる取付フィンに調整した新規のサッシ枠を、既存のサッシ枠を取り外した建物躯体の開口部に取り付ける設置工程と、設置した新規のサッシ枠と既存の外壁部との間にシーリングを施すシーリング工程とからなる既存サッシ枠の改装方法を提供する。
かかる既存サッシ枠の改装方法によれば、既存のサッシの取り外しに際して、既存サッシにおける取付フィンごと建物の外壁部を切除することから、当該既存のサッシ枠の取り外しを容易に行うことができる。更に、既存のサッシの取り外しに際して、その周辺の外装や内装の解体範囲も極力小さく抑えることができることから、新たなサッシを設置した後においても、外壁や内装の修復の手間を大幅に改善することができる。
なお、上記本発明の既存サッシ枠の改装方法では、壁面内に、既存のサッシの取付フィンの一部が残存することになるが、これが新設のサッシ枠の設置に悪影響を与えることは無く、また当該取付フィンの一部が残存しても、建物の居住性や耐久性を損なう問題は生じない。
また本発明では、上記既存サッシ枠の改装方法に関し、前記カッティング工程では、既存サッシ枠の外側よりも5〜10mm離れた部分を切除することが望ましい。この外壁のカット位置は、露出している既存のサッシ枠から5〜10mm離れた部分を切除することにより、外壁に対する損傷をより低く抑えることができ、また既存のサッシ枠を取り付けている躯体(木枠など)を有効に使用することができる。
更に本発明では、上記既存サッシ枠の改装方法において有効に使用することができる改装用のサッシ枠を提供する。
即ち、上記本発明に係る既存サッシ枠の改装方法に使用する改装用サッシ枠であって、当該取り付け枠の外側面には、躯体に対して取り付け枠を固定する為のフランジ状に突起するフィン部分が設けられており、当該フィン部分の突出幅が3〜10mmである改装用サッシ枠である。
このように、フィン部分の突出幅を3〜10mmとした改装用サッシ枠とすることにより、既存のサッシ枠の取り外しに際して、大きく外壁を解体する必要が無くなり、また改装用サッシ枠の設置に際しても、長いフィン部分が障害になる事は無い。
かかる改装用サッシ枠の設置に際しては、フィン部分の突出幅が3〜10mmであることから、この部分でサッシ枠の周囲に設けられる木材などの躯体に取り付けるのは不可能ではないものの、施工時においては困難である。そこで、当該改装用サッシ枠の設置に際しては、サッシが存在する側の面からビスやネジなどにより、躯体に対して取り付けることが望ましい。その他にもシーリング材や接着剤その他の粘着剤によって取り付けることもできる。特に新たに設置した改装用サッシ枠の周囲、即ち切除した外壁との隙間には、防水テープを貼設するか、あるいはシーリング材を充填して防水を図ることが望ましい。
そして、本発明に係る改装用サッシ枠では、例え3〜10mmの突出幅であっても、フィン部分が設けられている事から、サッシ枠が躯体から浮いた状態になる事は無く、確実に躯体に取り付ける事ができる。
更に本発明にかかるサッシ枠は、建築物の外壁に沿う向きに展開する外向きフランジ部を有する事が望ましい。当該外向きフランジ部の存在により、既存の外壁との端面間に充填されるシーリング材との結合を高め、且つ当該シーリング材を遮蔽する事ができる為である。
以上の様に構成された本発明の既存サッシ枠の改装方法によれば、既存のサッシ枠の解体作業を大幅に軽減することができ、また既存サッシ枠の解体後における外壁や内装の補修領域もより小さい範囲にとどめることができる。この為、既存サッシ枠から改装用サッシ枠への交換作業を大幅に軽減することができ、作業日数を少なくし、かつサッシ枠の改装費用を大幅に低減することができる。
そして、新たに設置したサッシ枠は、3〜10mmの突出幅のフィン部分により、サッシ枠の周囲に設けられる木枠などの躯体で確実に支持することができ、かつサッシが存在する側から差し込まれたネジなどにより、確実に固定することができる。しかもカットした外壁との間には、防水テープやシーリング材などを充填することにより、雨水の侵入を防止しながらも、当該新設のサッシ枠を確実に固定することが可能になる。
更に外向きフランジ部を形成したサッシ枠にあっては、シーリング材によるサッシ枠の保持をより強固にすることができ、且つシーリング材の充填部分を遮蔽する事ができる為、外観を損なう事が無くなる。
本実施形態に係る既存サッシ枠における縦枠の改装方法を示す工程図である。 他の実施形態に係る既存サッシ枠における縦枠の改装方法を示す工程図である。 本実施形態に係る既存サッシ枠における上枠の改装方法を示す工程図である。 他の実施形態に係る既存サッシ枠における上枠の改装方法を示す工程図である。 本実施形態に係る既存サッシ枠における上枠の改装方法を示す工程図である。
以下、図面を参照しながら、本実施の形態に係る既存サッシ枠20の改装方法と、これに使用する改装用サッシ枠を説明する。
図1は、本実施の形態に係るサッシ枠における左右方向に存在する縦枠部分の水平断面図であり、特に当該図面中の符号(A)〜(D)は、この順で縦枠の取り換え工程が実施されることを示している(以下の図面に於いても同じ)。
特に、この図1に示す実施の形態では、既存のサッシ枠20が躯体10の内側に存在する例を示している。即ち、この図1に示す実施の形態では、サッシ枠20に於いてサッシ30が嵌め込まれる側に存在する面(即ち内側の面)に、サッシ枠20における縦枠部分が設置されている例を示している。この実施の形態における既存サッシ枠20の改装方法の手順を、図1(A)〜(D)の流れに沿って説明する。
最初に本実施の形態に係る既存サッシ枠20の改装方法を実施するに際しては、建築物に既に設置されている既存のサッシ枠20を取り外すことが必要になる。そこで本実施の形態では、図1(A)に示すように、既存のサッシ枠20を躯体10に取り付けているフィン部分22を、長さ方向に沿って切断する。この時、当該フィン部分22の切断箇所(図面中の矢印P)は、フィン部分22を躯体10に取り付けているネジや釘12などの固定部分よりも内側(即ちサッシ30が存在する側)となる様に調整されるべきである。特に、従来設置されている多くの既存のサッシ枠20を考慮すれば、当該切断箇所Pは、フィン部分22の外側(先端側)よりも5〜10mm程内側に離れた部分を切断する事が望ましい。そして当該既存のサッシ枠20(縦枠)が、レール側(即ちサッシ30が存在する側)からもネジや釘12などで躯体10に取り付けられている場合には、当該ネジや釘12を取り外す。これにより、既存のサッシ枠20と躯体10との結合は解かれる事になる。
次に図1(B)に示すように、切断したフィン部分22から外壁40ごと、既存のサッシ枠20を取り外す。この時、切断したフィン部分22の先端側22aは、躯体10と外壁40との間に残存してしまう事になるが、当該部位22aが残存しても、本実施の形態に係るサッシ枠50の設置に支障が生じることは無く、また建築物に対して雨水の漏洩等の悪影響を与えるものでもない。むしろ、当該フィン部分22の先端22aまで撤去するとすれば、当該部分22aの外壁40部分までも除去しなければならず、その結果、新たなサッシ枠50を設置した後に於いて、当該外壁40の補修が必要になったり、同じ外壁材が存在しない場合には、建築物の外観に悪影響を与えてしまう。よって、本実施の形態の様に、切断したフィン部分22の先端側22aは、そのまま残留させる事が望ましい。
図1(C)は、既存のサッシ枠20を取り外した個所に、新たなサッシ枠50を設置する状態を示している。本実施の形態において設置する新たなサッシ枠50は、躯体10の側面に接するフィン部分51が外壁の展開方向に短くなるように形成されている。これは躯体10に残存する既存のサッシ枠のフィン部分22aとの干渉を避けるためである。一方、このフィン部分51は、本実施の形態では、躯体10の側面に当接する第一部分52と、躯体10の側面から立ち上がる向きに曲折させた第二部分54と、この第二部分の先端側を躯体10の側面に沿う向き、特に躯体10の外側に向かう方向に曲折した第三部分56(即ちシールド部分)を備えて形成されている。
次に図1(D)を参照しながら、上記の構成からなる本実施の形態に係る新たなサッシ枠50を設置する状態を説明する。本実施の形態に係る新たなサッシ枠50は、フィン部分51が第一部分52と、当該第一部分から外側に曲折した第二部分54と、当該第二部分から前記第一部分と同じ向きに曲折した第三部分56を備えている。そして躯体10の側面に接する第一部分52は、躯体10に残留している既存のサッシ枠20の切り離されたフィン部分22aに干渉しない長さに形成されていることから、当該新たなサッシ枠50の設置に際しては、既存のサッシ枠20の切り離されたフィン部分22aとの間に一定の隙間が生じる。そこでこの図1(D)に示すように、当該隙間にシーリング材42等を充填し、当該隙間からの雨水の侵入を阻止している。また、この実施の形態に係るサッシ枠50では、フィン部分51における前記第二部分54は、躯体10の側面に存在する外壁40と対向して存在する事ができ、前記シーリング材42は、この対向配置によって出現した空間内に十分に充填される事から、新たなサッシ枠50を設置した事による雨水の侵入は確実に阻止する事ができる。更に、この実施の形態に係るサッシ枠50のフィン部分51には、前記第三部分56が形成されている事から、当該第三部分56により、充填したシーリング材42をカバーする事ができ、依って当該シーリング部分42を目立たない様にする事ができる。
そして、この新たに設置されたサッシ枠50は、レール側から躯体10に対してネジや釘12を打ち込む事により固定する事ができ、また前記シーリング材42によっても固定する事ができる。よって使用するシーリング材42は、シリコン系或いはアクリル系のシーリング材42を使用するのが望まし。
以上の様な既存サッシ枠20の改装方法によれば、既存のサッシ枠20の周りに存在する外壁40の撤去領域を減じることができ、よって補修作業を容易に実施する事ができる。更に同じ外壁材が存在しない場合であってもシーリング材42を使用する為に問題は無く、更に第二部分54の存在によりシーリング材42との密着性が高まる事から雨水の侵入を抑えることができる。また、このシーリング材42は第三部分56により覆い隠して目立たせないことから、外観も損なう事が無い。
次に図2を参照しながら、既存のサッシ枠20が躯体10の側面に存在する場合、即ち、サッシ枠20が躯体10の側面に突出するようにして縦枠部分が設置されている場合の改装方法の手順を説明する。
この実施の形態における既存のサッシ枠20は、縦枠がフィン部分22において躯体10の側面に取り付けられている。そこで図2(A)に示すように、フィン部分22を躯体10に取り付けている固定部分よりも内側(即ち、サッシ30が存在する側)の外壁40を、フィン部分22ごと、ディスクグラインダ等の工具を使用して切断する。これにより、前記した実施の形態と同じように、既存のサッシ枠20は、フィン部分22の先端側22aを残した状態で取り外すことができる(図2(B))。
そして既存のサッシ枠20を取り外した部分には、新たなサッシ枠50を設置する(図2(C))。ここで設置される新たなサッシ枠50は、フィン部分が存在しないか、仮に存在したとしても、躯体10に残っている既存のサッシ枠20における切り離されたフィン部分22aと干渉しない長さに形成される。この様に形成された新しいサッシ枠50を設置した場合、既存のサッシ枠20を取り外した事により生じた外壁40の端面との間に隙間が生じてしまう。そこでこの隙間部にシーリング材42を充填して当該隙間から雨水が染み込むのを阻止している。
一方、本実施の形態において新たに設置するサッシ枠には、フィン部分を設けていない。よって、当該サッシ枠50を躯体10に取り付ける為、当該サッシ枠50の側面には、ネジや釘12などを側面の内部に通す為の孔部53を形成している(図2(C))。
そして当該サッシ枠を実際に躯体10に取り付ける際には、前記シーリング材42により或る程度は保持することができる。そして当該側面の内部に差し込んだ釘やネジ等12により当該サッシ枠50を確実に躯体10に固定する事ができる(図2(D))。なお、前記側面に形成した孔部53には、当該孔部からの雨水等の侵入を阻止する為に、蓋55等で閉塞する事が望ましい。
次に図3を参照しながら、サッシ枠の上枠における既存サッシ枠20の改装方法を説明する。既存のサッシ枠20を撤去する際には、この上枠についても躯体10に取り付けられているフィン部分22を長さ方向に沿う向きに切断する(図3(A))。この切断箇所は、前記縦枠と同じように、ネジや釘12で既存のサッシ枠20を取り付けている部分よりも下方である。そして図3(B)に示すように、外壁40ごと、既存のサッシ枠20を除去する。その結果、躯体10には切断したフィン部分22aが残存する事になるが、前記のとおり特段のデメリットは生じない事から問題は無い。そして既存のサッシ枠20を取り外した部分に、新たなサッシ枠50を設置する。この設置するサッシ枠50は、残存するフィン部分22aと干渉しない(即ち重ならない)長さで躯体10に接する部分を備え、当該部分は溝状に形成されている。そして図3(B)に示すように、当該溝部53からネジや釘12などを躯体10に対して打ち込んで、当該サッシ枠の上枠を躯体10に固定する。この溝部53は適宜蓋55をする事により密閉性を確保して雨水の侵入を阻止する事ができる。また、外壁40を撤去する事により、既存の外壁40との間に生じた隙間には、シーリング材42を充填し、雨水の侵入を阻止すると共に、当該新たなサッシ枠50を保持する(図3(C))。
なお、この図3では、新たに設置するサッシ枠50の外側には、溝部53を備えるものをして形成しているが、その他にも図4に示すように、外側に向かって突起するフランジ部分53aを形成しても良い。このフランジ部53aの存在により、既存の外壁40との間にシーリング材42を充填する際、当該シーリング材42と新たに設置するサッシ枠50との密着性を高め、当該サッシ枠50の固定を確実にすると共に、雨水の侵入を阻止する事ができる。
次に図5を参照しながら、サッシ枠の下枠における既存サッシ枠20の改装方法を説明する。この下枠に於いても、既存のサッシ枠20は、フィン部分22ごと長さ方向に沿って切断し(図5(A))、切断した外壁40と共に除去する(図5(B))。そして除去した場所に新たなサッシ枠50を設置する事になるが、新たに設置するサッシ枠は水切り57(即ちシールド部分)を一体又は別体に設けたものとして構成されるのが望ましい(図5(C))。即ち、新たなサッシ枠50を設置する事により、除去した外壁部分の多くを、この水切り57でカバーするように構成する。これにより、外壁40を切除した部分は大凡水切り57で覆われる事になり、外観も損なわれる事は無い。更に、この水切り57の下面と残っている外壁40の端面との間には、シーリング材42を充填する事により、この部分から外壁40内に雨水が侵入するのを阻止する事ができる。
よって、本実施の形態に係る既存サッシ枠20の改装方法によれば、既存のサッシ枠20の取り外しに際して外壁40を大きく取り壊す必要は無く、また仮に大きく取り壊した場合であっても、新たに設置するサッシ枠50により覆い隠すことができる事から、外壁40の補修に費やす労力及び費用を大幅に削減する事ができる。
本発明は既存サッシ枠を改装する分野、例えば建設業分野で利用する事ができる。またこの既存サッシ枠の改装方法に使用するサッシ枠は、当該サッシ枠の製造分野に於いて実施する事ができる。
10 躯体
12 釘・ネジ等
20 既存サッシ枠
22 フィン部分
22a フィン部分の先端
30 サッシ
40 外壁
42 シーリング材
50 新たに設置するサッシ枠
51 新たに設置するサッシ枠のフィン部分
52 第一部分
53 孔部/溝部
53a フランジ部
54 第二部分
55 蓋
56 第三部分
P 切断箇所


Claims (4)

  1. 建物躯体の開口部に取り付けられている既存サッシ枠を取り外して、新たにサッシ枠を取り付ける既存サッシ枠の改装方法であって、
    建物躯体の開口部に取り付けられている既存サッシ枠の外周に設けられている躯体に対する取付フィンごと、建物の外壁部を切除するカッティング工程と、
    取り外した既存サッシ枠に残っている取付フィンの突出幅以下となる取付フィンに調整した新規のサッシ枠を、既存のサッシ枠を取り外した建物躯体の開口部に取り付ける設置工程と、
    設置した新規のサッシ枠と既存の外壁部との間にシーリングを施すシーリング工程と、
    からなる、既存サッシ枠の改装方法。
  2. 前記カッティング工程では、既存サッシ枠の外側よりも5〜10mm離れた部分を切除する、請求項1に記載の既存サッシ枠の改装方法。
  3. 請求項1又は2に記載の既存サッシ枠の改装方法に使用する改装用サッシ枠であって、
    当該取り付け枠の外側面には、躯体に対して取り付け枠を固定する為のフランジ状に突起するフィン部分が設けられており、
    当該フィン部分の突出幅が3〜10mmである、改装用サッシ枠。
  4. 前記フィン部分には、その外側をカバーするシールド部分が形成されている、請求項3に記載の改装用サッシ枠。
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