JP2013256725A - 二重瞼形成機能を有する付け睫毛 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、付け睫毛を装着するだけで、自然に皮膚に皺が形成され、これにより一重瞼を二重瞼に変化させる二重瞼形成機能を有する付け睫毛を提供することにある。
【解決手段】本発明に係る二重瞼形成機能を有する付け睫毛Aは、弾性的な伸縮性を有しない線材10と、該線材に配列した多数の繊維よりなる人造睫毛20とからなり、該線材10は、目尻側に達する細幅部11と目頭側に取り付けられる端部近傍の広幅部12とからなり、線材10の目頭側近傍における広幅部11は、瞼を開いた状態において目頭側に断面Z字状のひだを形成し、このひだが目尻方向に伝わって断面Z字状の皺を形成することにより二重瞼を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、付け睫毛に関し、特に一重瞼を二重瞼に変化させる効果を有する二重瞼形成機能を有する付け睫毛に関する。
一般に、目元をくっきりとさせるために使用される簡便な化粧用具としては、先行技術文献を例示するまでもなく上瞼の睫毛の生え際に貼着する付け睫毛が古くから用いられている。この付け睫毛は細い線材に、人造睫毛となる多数の繊維を一方向に揃えて配したものであり、該線材に塗布された接着剤により上瞼の睫毛の生え際に沿って貼着するものである。該線材の接着剤は、人造睫毛を配した側とは逆側に塗布されており、該線材を上瞼の睫毛生え際に貼着すれば、人造睫毛は上瞼の睫毛生え際から地睫毛(もとから生えている本人の睫毛)と共に生えだしているような見映えとなる。
また、特許文献1に示されるように上瞼の睫毛生え際の上方に貼着する二重瞼形成用線材が提案されている。この二重瞼形成用線材は、伸縮性のある線材より形成され、睫毛生え際の上方横方向に当該線材を引っ張った状態で貼着することにより睫毛生え際の上方に窪みを形成し、この窪みが上瞼を開いたときにひだとなることにより二重瞼を形成するものである。
上記の付け睫毛及び二重瞼形成用線材をそれぞれ使用して睫毛を長く見せ、かつ、一重瞼を二重瞼に変形させるとなると、付け睫毛を上瞼の睫毛の生え際に沿って貼着し、かつ、二重瞼形成用線材を上瞼の睫毛生え際の上方横方向に貼着する必要がある。しかし、これらの貼着作業は、睫毛生え際付近の幅の狭い領域に極めて細幅の線材を二度に亘って貼着する作業であり、極めて面倒で技巧を要する作業である。
また、二重瞼形成と付け睫毛形成とを一度の貼着作業で完了できるように、二重瞼形成用線材に付け睫毛となる多数の繊維を配した付け睫毛付き二重瞼形用線材を考えたとしても、そもそも二重瞼が形成される位置と睫毛が生えている位置とは異なり、二重瞼を形成する位置は付け睫毛を貼着する位置より若干上方である。そのため、このような付け睫毛付き二重瞼形用線材を睫毛生え際に沿って貼着しても、付け睫毛だけが形成され、くっきりとした二重瞼の形成は期待できない。また、睫毛生え際の上方横方向に付け睫毛付き二重瞼形用線材を貼着すると、地睫毛が生えている箇所ではないその上方の二重瞼形成のための窪みから睫毛が生えているような見映えとなるので、極めて体裁の悪い状態となる。
また、付け睫毛と二重瞼形成用線材を貼着する二度の作業を一度の作業に簡略するために、特許文献2及び特許文献3に示されるように、二重瞼形成フィルム付き付け睫毛が提案されている。これらの文献に記載されている二重瞼形成フィルム付き付け睫毛は、線材から下向きに多数の繊維よりなる人造睫毛を配列した付け睫毛部と、前記線材の上側に、線材に沿って細幅のプラスチックフィルムを取り付けた二重瞼形成部とからなるものである。この二重瞼形成フィルム付き付け睫毛は、その線材を上瞼の睫毛の生え際に貼着すると共に細幅のプラスチックフィルムを上瞼の睫毛生え際からその上方横方向に貼着することにより、睫毛生え際に付け睫毛部が固定されると共に、睫毛生え際上方は細幅のプラスチックフィルムにより横方向に突っ張った状態となる。この細幅のプラスチックフィルムを貼着した箇所が上瞼を開いたときにそのフィルム上縁が瞼に食い込んでひだを形成することにより二重瞼が形成される。
特開2002−177316号公報 実開昭48−90884号公報 実開昭49−44493号公報
しかしながら、上記の二重瞼形成フィルム付き付け睫毛は、その貼着方法が線材の貼着と細幅プラスチックフィルムの貼着とを同時に行う必要があり、付け睫毛を装着する以上に細幅プラスチックフィルムを具合良く貼着しなければならず技巧や熟練を必要とする。また、細幅のプラスチックフィルムは睫毛生え際上方を横方向に突っ張った状態に貼着するので違和感を感じさせる。さらに瞼を開閉する度に細幅のプラスチックフィルムが瞼に食い込むことになるために不快感を感じさせることがある。しかも、睫毛生え際上方横方向に細幅のプラスチックフィルムを貼着して二重瞼を形成するため、皮膚の皺により形成される自然な二重瞼に比べて、体裁上不自然に見えることは否定できない。
そこで、本発明者は鋭意研究を重ね、付け睫毛を装着するだけで、二重瞼となる皺が皮膚に自然に形成され、これにより一重瞼を二重瞼に変化させる二重瞼形成機能を有する付け睫毛を開発した。
本発明に係る二重瞼形成機能を有する付け睫(以下、単に「付け睫毛」という。)は、弾性的な伸縮性を有しない線材と、該線材に配列した多数の繊維よりなる人造睫毛とからなり、該線材は、目尻側に達する細幅部と目頭側に取り付けられる端部近傍の広幅部とからなることを特徴とするものである。
本発明に係る付け睫毛は、上記のように構成したことにより、線材を上瞼の地睫毛の生え際に取り付けたときに、人造睫毛は付け睫毛としての機能を発揮する。一方、線材における目頭側近傍における広幅部は、これが貼着される箇所において、広幅部の幅だけ上瞼の皮膚の一部が、瞼を開いたときに縮まらないように固定される。そのため、瞼を開いた状態においてこの広幅部は目頭側に断面Z字状のひだを形成し、このひだが目尻方向に伝わって皺を形成し、この皺により二重瞼が形成される。
また、本発明に係る付け睫毛は、広幅部と細幅部との厚みが一定で、広幅部の幅が細幅部の幅の2倍以上で4倍以下であることが好ましい。広幅部の幅が細幅部の幅の2倍未満であると、広幅部により形成される目頭側の断面Z字状のひだの窪みが浅いために、このひだにより形成される皺が目尻側まで伝わらず、したがって綺麗な二重瞼が形成されないおそれがある。また、広幅部の幅が細幅部の幅の4倍を超えると、広幅部により形成される目頭側の断面Z字状のひだの窪みが深くなり、広幅部の幅に上瞼の皮膚の伸びが追従できなくなって違和感を感じさせるおそれがある。
さらに、本発明に係る付け睫毛は、広幅部の長さが10mm以上で20mm以下であることが好ましい。広幅部の長さが10mm未満であると広幅部により形成される目頭側の断面Z字状のひだの長さが短いために、このひだにより形成される皺が目尻側まで伝わらず、したがって綺麗な二重瞼が形成されないおそれがある。また、広幅部の長さが20mmを超えると、広幅部により形成される目頭側の断面Z字状のひだの長さが長くなり、上瞼の皮膚が突っ張っるような違和感を感じさせるおそれがある。
さらにまた、本発明に係る付け睫毛は、広幅部が、細幅部から瞼上方側へのみ広げた形態であることが好ましい。広幅部により形成される断面Z字状のひだは、細幅部から瞼上方側へ広げた幅の部分によって形成され、ひだ形成には関与しない細幅部から瞼下方側に広幅部を形成していない。このように広幅部を細幅部から瞼上方側へのみ形成した形態にすると材料が少なくてすみ、製造コストが軽減できる。
以上のように、本発明に係る付け睫毛は、合成樹脂製の線材に人造睫毛を取り付けた付け睫毛であって、線材の目頭側近傍が広幅部となっており、この付け睫毛を瞼に取り付けたときに、線材の広幅部を取着した瞼の一部が線材の広幅部の幅広さだけ瞼を広げた状態で固定されることにより、瞼を開いた状態において目頭側に二重のひだが形成され、このひだが目尻方向に皺を形成することにより、二重瞼が形成されるように構成したものである。
したがって、本発明に係る付け睫毛は、線材を上瞼の睫毛の生え際に取り付ける一度の作業により付け睫毛の装着と二重瞼の形成とができるので、化粧時間が短縮できる効果がある。しかも、この作業は従来の付け睫毛を取り付ける作業と同程度の作業であるため、特別な困難が伴わない。また、上瞼に形成された二重瞼は、目頭側のみにおいて線材の広幅部が断面Z字状のひだを形成するのみで、このひだが目尻方向に伝わって形成される皺は皮膚が自然に断面Z字状に折り畳まれて形成されるものであるから不自然さがなく、また装着上、従来の付け睫毛を装着した以上の違和感を与えない。
本発明の実施例1に係る付け睫毛の正面図である。 本発明の実施例1に係る線材の正面図である。 本発明の実施例1に係る線材の広幅部と細幅部の端面を示し、図中の(a)は広幅部における図2のIIIa−IIIa線端面拡大説明図であり、図中の(b)は細幅部における図2のIIIb−IIIb線端面拡大説明図である。 本発明の実施例1に係る付け睫毛を上瞼の睫毛の生え際に取り付けていない状態を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係る付け睫毛を、瞼を閉じた状態において、上瞼の睫毛の生え際に取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係る付け睫毛を上瞼の睫毛の生え際に取り付けて、瞼を開いた状態を示す斜視図である。 図6のA1−A2の範囲におけるVII−VII線部分拡大端面図である。 図6のA1−A2の範囲におけるVIII−VIII線部分拡大端面図である。 本発明の実施例2に係る付け睫毛の正面図である。 本発明の実施例2に係る線材の正面図である。 本発明の実施例2に係る線材の広幅部と細幅部の端面を示し、図中の(a)は広幅部における図10のXIa−XIa線端面拡大説明図であり、図中の(b)は細幅部における図10のXIb−XIb線端面拡大説明図である。
以下、本発明に係る付け睫毛の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
図1において、Aは本実施例に係る付け睫毛であり、図1において付け睫毛Aの左側が目頭側に取り付けられ、右側が目尻側に取り付けられる。当該付け睫毛Aは、線材10と人造睫毛20とからなり、人造睫毛20は付け睫毛として機能するように線材10に対して既知の方法により取り付けられている。なお、図においては片方の目に装着する付け睫毛Aを示しているが、もう一方の目に対しては、付け睫毛Aとは左右対称の付け睫毛となる。
本実施例における線材10は、弾性的な伸縮性を有さないポリエステルフィラメントにより構成される。なお、線材の材質として使用できる素材は、弾性的な伸縮性を有さない材質を備えていることを条件として、ポリエステルの他、ナイロン、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、アクリル、コットンが好適である。なお、線材が弾性的な伸縮性を有していると、付け睫毛を取り付ける際及び着用中に、線材が伸縮することにより人造睫毛の形態が変化して見映えが悪くなるおそれがあるので好ましくない。
上記線材10は、細幅部11と目頭側の端部近傍に配された広幅部12とから構成される。該細幅部11は基材11aにより構成され、該広幅部12は基材11aと基材11aに添設された拡張材12aとから構成される。したがって、細幅部11は基材11aのみから構成され、広幅部12は基材11aに拡張材12aを添設して構成される。すなわち、細幅部11を構成する基材11aは線材10の全長に亘るものであり、広幅部12は基材11aに拡張材12aを添設した部分となる。
本実施例における基材11aは、その全長に亘って、50デニールのポリエステルフィラメントを2本平行に引き揃えて接着した100デニールのポリエステルフィラメントで構成される。拡張材12aを添設した広幅部12は、基材11aを構成する2本のポリエステルフィラメントの両側それぞれに100デニールのポリエステルフィラメントを1本ずつ平行に引き揃えて接着した合計300デニールのポリエステルフィラメントで構成される。また、線材10全体の厚みが均一になるように、細幅部11と広幅部12とを扁平に加工する。
このように構成された基材11aは、接着剤の分量を含めて、細幅部11の厚さが約0.2mmで、幅が約0.2mmとなるように構成し、広幅部12の厚さが約0.2mmで、幅が約0.6mmとなるように構成した。なお、細幅部11は、厚さが0.1mm〜0.3mmで、幅が0.1mm〜0.3mmの範囲が好ましく、厚さ及び幅がこれ以上小さくなると、強度が低下し、保形性がなくなるので取扱い難くなる。また、厚さ及び幅がこれ以上大きくなると、瞼に貼着したときに皮膚が突っ張った状態となるので違和感が生じ、また、見映えが悪くなる。広幅部12は、厚さが0.1mm〜0.3mmで、幅が0.5mm〜1mmの範囲が好ましく、厚さ及び幅がこれ以上小さくなると、強度が低下し、後述するように、この広幅部12により二重瞼を形成する目的が達成できない。また、厚さ及び幅がこれ以上大きくなると、やはり瞼に貼着したときに皮膚が突っ張った状態となるので違和感が生じ、また、見映えが悪くなる。
本実施例における線材10は、その長さが約20mmで構成されており、拡張材12aを添設した広幅部12の長さは約5mmで構成されている。なお、線材10の長さは、人の瞼の大きさにより、10mmから睫毛が生えている箇所の長さまでが許容範囲であるが、使用時に適当な長さに切断して使用してもよい。広幅部12の長さも3〜10mmの範囲が望ましく、3mm未満であると二重瞼形成効果が少なく、10mmを超えると瞼に貼着したときに皮膚が突っ張った状態となるので違和感が生じ、また、見映えが悪くなる。
人造睫毛20は、その材質として使用できる素材は、細い糸状になるものであれば、どのような素材でも使用できる。例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエステル、ナイロン、アクリル、コットン、人毛、動物毛、羽根、紙等が使用できる。
図4は、本実施例に係る付け睫毛Aを装着する前における瞼を開けた状態を示し、図5は、本実施例に係る付け睫毛Aを装着した後における瞼を閉じた状態を示し、図6は、本実施例に係る付け睫毛Aを装着した後における瞼を開けた状態を示す。図中のBは眼球、Cは上瞼、Dは地睫毛を示す。
本実施例に係る付け睫毛Aは、これを構成する線材10において、上記のように広幅部12を有する構成としたことにより、図5に示すように、この付け睫毛Aの線材10を、上瞼Cを閉じた状態で上瞼Cの地睫毛Dの生え際に取り付けたときに、線材10の目頭側近傍における広幅部12は、上瞼Cの下端付近の一部を線材の広幅部12の幅だけ押し広げる状態で、線材10が上瞼Cの地睫毛Dの生え際に貼り付け固定される。したがって、上瞼Cを開いた状態においては、人造睫毛20は付け睫毛としての機能を発揮し、広幅部12は、図7に示すように、上瞼Cの目頭側近傍にくい込むこととなり、広幅部12の上に瞼が覆い重なって断面Z字状のひだaを形成することになる。
線材10は、目頭側近傍から上瞼中央及び目尻側へかけて広幅部12から細幅部11となり、図8に示すように、断面Z字状のひだaは、広幅部12から細幅部11に幅が狭まったことにより、細幅部11のみの線材10の上方に、ひだaが中空状態の皺bとなって残存し、この皺bが目尻方向に伝わりながら深さが徐々に浅くかつ幅が徐々に細くなり、図6に示すように、皺bによる自然な二重瞼が形成される。
実施例2は、実施例1における線材10の広幅部12の変更例であり、その他の構成は実施例1と共通するので、共通箇所の説明は省略する。
図9において、A1は本実施例に係る付け睫毛であり、図9において付け睫毛A1の左側が目頭側に取り付けられ、右側が目尻側に取り付けられる。当該付け睫毛A1は、線材110と人造睫毛120とからなり、人造睫毛120は付け睫毛として機能するように線材110に対して既知の方法により取り付けられている。本実施例における線材110は、実施例1の線材10と同様の材質で構成される。
上記線材110は、細幅部111と目頭側の端部近傍に配された広幅部112とから構成される。該細幅部111は基材111aにより構成され、該広幅部112は基材111aと基材111aに添設された拡張材112aとから構成される。したがって、細幅部111は基材111aのみから構成され、広幅部112は基材111aに拡張材112aを添設して構成される。すなわち、細幅部111を構成する基材111aは線材110の全長に亘るものであり、広幅部112は基材111aに拡張材112aを添設した部分となる。
本実施例における基材111aは、その全長に亘って、50デニールのポリエステルフィラメントを2本平行に引き揃えて接着した100デニールのポリエステルフィラメントで構成される。拡張材112aを添設した広幅部112は、基材111aを構成する2本のポリエステルフィラメントの一方の側、すなわち人造睫毛120とは反対側に100デニールのポリエステルフィラメントを1本平行に引き揃えて接着した合計200デニールのポリエステルフィラメントで構成される。また、線材110全体の厚みが均一になるように、細幅部111と広幅部112とを扁平に加工する。
このように構成された基材111aは、接着剤の分量を含めて、細幅部111の厚さが約0.2mmで、幅が約0.2mmとなるように構成し、広幅部112の厚さが約0.2mmで、幅が約0.4mmとなるように構成した。なお、細幅部111は、厚さが0.1mm〜0.3mmで、幅が0.1mm〜0.3mmの範囲が好ましく、厚さ及び幅がこれ以上小さくなると、強度が低下し、保形性がなくなるので取扱い難くなる。また、厚さ及び幅がこれ以上大きくなると、瞼に貼着したときに皮膚が突っ張った状態となるので違和感が生じ、また、見映えが悪くなる。広幅部112は、厚さが0.1mm〜0.3mmで、幅が0.3mm〜5mmの範囲が好ましく、厚さ及び幅がこれ以上小さくなると、強度が低下し、実施例1において説明したように、この広幅部112により二重瞼を形成する目的が達成できない。また、厚さ及び幅がこれ以上大きくなると、やはり瞼に貼着したときに皮膚が突っ張った状態となるので違和感が生じ、また、見映えが悪くなる。
本実施例における線材110は、その長さが約20mmで構成されており、拡張材112aを添設した広幅部112の長さは約5mmで構成されている。なお、線材110の長さは、人の瞼の大きさにより、10mmから睫毛が生えている箇所の長さまでが許容範囲であるが、使用時に適当な長さに切断して使用してもよい。広幅部112の長さも3〜10mmの範囲が望ましく、3mm未満であると二重瞼形成効果が少なく、10mmを超えると瞼に貼着したときに皮膚が突っ張った状態となるので違和感が生じ、また、見映えが悪くなる。人造睫毛120は、実施例1における人造睫毛20と同様の材質で構成される。
本実施例における付け睫毛A1の上瞼への装着方法及び装着構造は、実施例1における図4〜図8をもって説明したとおりであり、これを上瞼に装着すれば、実施例1と同様に自然な二重瞼が形成される。
また、本実施例における付け睫毛A1は、広幅部112が、細幅部111から瞼上方側へのみ広げた形態であり、広幅部112により形成される断面Z字状のひだは、細幅部111から瞼上方側へ広げた幅の部分によって形成され、細幅部111から瞼下方側へは広幅部を形成していないので、材料が少なくてすみ、製造コストが軽減できる。
A・・・付け睫毛
B・・・眼球
C・・・上瞼
D・・・地睫毛
10・・・線材
11・・・細幅部
11a・・基材
12・・・広幅部
12a……拡張材
20・・・人造睫毛
a・・・ひだ
b・・・皺
A1・・・付け睫毛
110・・・線材
111・・・細幅部
111a・・基材
112・・・広幅部
112a……拡張材
120・・・人造睫毛

Claims (4)

  1. 弾性的な伸縮性を有しない線材と、該線材に配列した多数の繊維よりなる人造睫毛とからなり、
    該線材は、目尻側に達する細幅部と目頭側に取り付けられる端部近傍の広幅部とからなることを特徴とする
    二重瞼形成機能を有する付け睫毛。
  2. 広幅部と細幅部との厚みが一定で、広幅部の幅が細幅部の幅の2倍以上で4倍以下であることを特徴とする請求項1に記載の二重瞼形成機能を有する付け睫毛。
  3. 広幅部の長さが10mm以上で20mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の二重瞼形成機能を有する付け睫毛。
  4. 広幅部は、細幅部から瞼上方側へのみ広げた形態であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の二重瞼形成機能を有する付け睫毛。
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