JP2013254677A - 金属イオン二次電池セパレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、耐熱性の高い金属イオン二次電池セパレータを製造するにあたり、ハイレート特性に優れる金属イオン二次電池セパレータを提供する。
【解決手段】不織布基材に無機顔料及び接着剤を担持させた金属イオン二次電池セパレータにおいて、該不織布基材が密度0.55〜0.75g/cm、且つ、フラジール通気度5.5〜13.5cc/cm・secであり、また、該無機顔料が粒子径0.4〜1.0μmの一次粒子が凝集してなる平均粒子径1.5〜5.0μmの二次粒子であることを特徴とする金属イオン二次電池セパレータ。
【選択図】なし

Description

本発明は、金属イオン二次電池セパレータに関する。
電気化学素子の一つである金属イオン二次電池は、エネルギー密度が高いという特徴を有し、例えば、そのうちの一つであるリチウムイオン二次電池は携帯電話、携帯型音楽プレーヤー、ノート型パーソナルコンピューター等の携帯型電気機器の電源として広く利用されている。また、電気自転車、ハイブリッド自動車、電気自動車等の大型機器にも、リチウムイオン二次電池を利用する動きが広がっている。また、ナトリウムイオン二次電池等その他の金属イオン二次電池も注目されている。そのため、金属イオン二次電池には高容量化、ハイレートでの放電特性(ハイレート特性)といった性能が求められているが、金属イオン二次電池は一般に非水系電池であるため、水系電池と比較して、発煙、発火、破裂等の危険性が高いことが知られており、安全性の向上も要求されている。
金属イオン二次電池では、外熱による温度上昇、過充電、内部短絡、外部短絡等によって発煙等の危険性が高まる。これらは、外部保護回路によってある程度防ぐことが可能である。また、金属イオン二次電池セパレータとして使用されているポリオレフィン系樹脂の多孔質フィルムが120℃付近で溶融し、孔が閉塞して電流やイオンの流れを遮断することによって、電池の温度上昇が抑制される。これは、シャットダウン機能と呼ばれている。しかし、外熱によって温度が上昇した場合や温度上昇によって電池内部で化学反応が起きた場合には、シャットダウン機能が働いても電池温度はさらに上昇し、電池温度が150℃以上にまで達すると、多孔質フィルムが収縮して内部短絡が起こり、発火等が起きることがあった。
このように、セパレータのシャットダウン機能では電池の発火を抑制することができ難くなっている。そのため、ポリオレフィン系樹脂の多孔質フィルムよりも熱収縮温度を上げることによって、内部短絡を起こり難くして電池の発火を抑制することを目的として、ポリエステル系繊維で構成した不織布セパレータ、ポリエステル系繊維に耐熱繊維であるアラミド繊維を配合した不織布セパレータが提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)しかしこれら不織布セパレータは熱収縮性には優れるものの孔径が大きく、両極活物質の接触による内部短絡、あるいは負極上に生成するデンドライトによる微小短絡が発生しやすく、実用的とは言い難かった。これら短絡を抑制し、また、耐熱性を更に向上させるため、不織布や織布に、顔料や樹脂を塗工することで担持させる例が開示されている(例えば、特許文献4〜5参照)。しかしながら、顔料や樹脂を塗工しても、基材の孔が大きいため、塗液の裏抜けや、ピンホールと呼ばれる塗工欠陥が生じやすく、微小短絡の防止効果は不十分であった。また、微小短絡を防止するために顔料や樹脂を厚く塗工することで、金属イオン通過性が低下し、ハイレート特性が損なわれるという課題があった。
特開2003−123728号公報 特開2007−317675号公報 特開2006−19191号公報 特表2005−536857号公報 特開2007−157723号公報
本発明の課題は、耐熱性の高い金属イオン二次電池セパレータを製造するにあたり、ハイレート特性に優れる金属イオン二次電池セパレータを提供する。
本発明者らは鋭意研究した結果、課題を解決できる金属イオン二次電池セパレータを発明するに至った。即ち、
(1)不織布基材に無機顔料及び接着剤を担持させた金属イオン二次電池セパレータにおいて、該不織布基材が、密度0.55〜0.75g/cm、且つ、フラジール通気度5.5〜13.5cc/cm・secであり、また、該無機顔料が粒子径0.4〜1.0μmの一次粒子が凝集してなる平均粒子径1.5〜5.0μmの二次粒子であることを特徴とする金属イオン二次電池セパレータ、
(2)前記無機顔料がαアルミナもしくはベーマイトであることを特徴とする(1)記載の金属イオン二次電池セパレータ、
である。
不織布基材に無機顔料及び接着剤を担持させた金属イオン二次電池セパレータにおいて、該不織布基材が、密度0.55〜0.75g/cm、且つ、フラジール通気度5.5〜13.5cc/cm・secであり、また、該無機顔料が粒子径0.4〜1.0μmの一次粒子が凝集してなる平均粒子径1.5〜5.0μmの二次粒子であることにより、内部短絡抑止に優れ、且つ、ハイレート特性に優れる、安全性の高い金属イオン二次電池セパレータを製造することができる。
また、該無機顔料をαアルミナ又はベーマイトとすることで、ハイレート特性を更に高めることができる。
本発明に係る不織布基材は、密度0.55〜0.75g/cm、且つ、フラジール通気度5.5〜13.5cc/cm・secである。不織布基材への塗液の浸透性及びセパレータ内部のイオン通過性には、不織布基材の空隙率やポア径、ポア分布等が複合的に影響するが、不織布基材の密度及び通気度の双方を制御することで、内部短絡抑止、ハイレート特性の両立に適した不織布基材を得ることが可能である。基材密度0.55g/cm以上、且つ、フラジール通気度13.5cc/cm・sec以下とすることで、塗工時の塗液の裏抜けが抑えられ、ピンホール発生が抑制される結果、内部短絡が起きにくくなる。また、基材密度0.75g/cm以下、且つ、フラジール通気度5.5cc/cm・sec以上とすることで、イオン通過性の良好な、ハイレート特性に優れた金属イオン二次電池セパレータ(以下、「セパレータ」と略記する場合がある)が得られる。不織布基材の密度は0.57〜0.73g/cmであることがより好ましく、0.59〜0.71g/cmであることがさらに好ましい。また、フラジール通気度は6.0〜13.0cc/cm・secであることがより好ましく、6.5〜12.5cc/cm・secであることがさらに好ましい。
本発明において、フラジール通気度は、JIS L 1096に規定されたフラジール形法に基づく通気性を意味する。
不織布基材の密度及びフラジール通気度を調整する方法は任意により選択されるが、例えば、繊維種及び繊維径の選択、乾燥温度調整、抄造・乾燥後にカレンダー又は熱カレンダーにて処理することで任意の値に調整可能である。
本発明に用いる不織布基材としては、従来公知の方法によって製造したものを用いることができる。例えば、スパンボンド法、メルトブロー法、乾式法、湿式法、エレクトロスピニング法などの方法によって製造したものを使用することができる。
本発明において、不織布基材表面の平坦化や密度をコントロールする目的で、カレンダー処理や熱カレンダー処理により不織布基材を平滑化してもよい。
不織布基材の構成材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート及びそれらの誘導体、芳香族ポリエステル、全芳香族ポリエステルなどのポリエステル、ポリオレフィン、アクリル、ポリアセタール、ポリカーボネート、脂肪族ポリケトン、芳香族ポリケトン、脂肪族ポリアミド、芳香族ポリアミド、全芳香族ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリベンゾイミダゾール、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリ(パラ−フェニレンベンゾビスチアゾール)、ポリ(パラ−フェニレン−2,6−ベンゾビスオキサゾール)、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリビニルアルコール、ポリウレタン及びポリ塩化ビニルなどの樹脂からなる繊維並びにセルロース繊維などが挙げられる。該不織布基材はこれらの構成材料の2種以上を含有していても構わない。
本発明の金属イオン二次電池セパレータに用いる不織布基材としては、目付が5〜30g/mであるのが好ましく、より好ましくは7〜20g/mである。目付を5g/m以上とすることで不織布としての均一性を得やすくなり、また、30g/m以下とすることで金属イオン二次電池セパレータに適した厚みとなる。なお、目付はJIS P 8124に規定された方法に基づく坪量を意味する。また、密度は目付を厚みで除した値である。
本発明に係る無機顔料は粒子径0.4〜1.0μmの一次粒子が凝集してなる平均粒子径1.5〜5.0μmの二次粒子である。粒子の分散安定性、塗層の平坦性は、二次粒子の粒子径、ここで言う「平均粒子径」に依存するが、内部短絡抑制に影響するセパレータの孔径、ハイレート特性に大きく影響する塗層内の空隙率は、層構造及び一次粒子の粒子径に依存する。平均粒子径が1.5μm以上であることで、粒子の分散安定性が向上し、均一な塗層を形成することが可能となる。また、平均粒子径が5.0μm以下であることで、塗層の平坦性が得やすくなる。平均粒子径は1.7〜4.5μmであることがより好ましく、2.0〜4.0μmであることがさらに好ましい。
粒子が二次形をとることで凝集粒子間に微細な空隙が生じ、また、平均粒子径が同一の一次粒子に比べ比表面積が増大し、塗層内の空隙が増加するため、ハイレート特性が得やすくなる。この際の一次粒子の粒子径が0.4〜1.0μmであると、セパレータ全体の孔径の制御が容易で、内部短絡抑止、ハイレート特性の双方に有効である。一次粒子の粒子径は、0.5〜0.9μmであることがより好ましく、0.6〜0.8μmであることがさらに好ましい。
前記不織布基材に、この、均一、平坦、且つ空隙率の高い塗層を設けることで、電流密度が偏ることなく、金属イオンの通過の容易な、ハイレート特性に優れた金属イオン二次電池セパレータが得られる。なお、本発明で言う「一次粒子の粒子径」とは、無機顔料の粒子を電子顕微鏡により観察し、一次粒子各々の投影面積に等しい円の直径を粒子の粒径として、平均粒子径を求めたものである。「二次粒子の平均粒子径」とはレーザー回折散乱法により測定される平均粒子径(D50)である。
また、上記無機顔料のレーザー回折散乱法により測定される90%粒径(D90)が塗層の厚みの1/2〜1/4であるのが、内部短絡抑止、ハイレート特性の両立の点から望ましい。塗層の厚みは、セパレータの断面の任意の5箇所を走査型電子顕微鏡、あるいは光学顕微鏡等により観察して測定し、その平均値として算出する。なお、無機顔料の一部が不織布基材の内部に入り込んでいる場合であっても、無機顔料のみの層の厚みを塗層の厚みとする。
本発明に用いる無機顔料としては、カオリン、焼成カオリン、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、アルミナ、ベーマイト、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、二酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸亜鉛、非晶質シリカ、ケイ酸カルシウムなどが挙げられる。これらを単独で用いても、2種以上併用して用いてもよい。なかでも熱安定性の点からαアルミナもしくはベーマイトが好ましく用いられる。また、熱安定性の点から本発明のセパレータに含有される無機顔料は、セパレータの全固形分中の30〜70質量%であるのが好ましい。
本発明の無機顔料の吸油量としては40〜100ml/100gが、有効な比表面積及び塗層内の空隙が得やすく好ましい。
本発明に用いる無機顔料の一次粒子形状としては、板状、粒状、針状、キュービック状、球状、紡錘状、鱗片状などいずれの形状を用いてもよいが、なかでもキュービック状であるのが塗層内の空隙が得やすく好ましい。
粒子径0.4〜1.0μmの一次粒子が凝集してなる平均粒子径1.5〜5.0μmの二次粒子である無機顔料としては、該当する市販品を用いてもよいし、既知の方法に従い合成してもよい。
例えば、二次形を有するベーマイトの合成法としては、水酸化アルミニウムを、反応促進剤及び水などと共に水熱処理する方法などにより得ることができる。水酸化アルミニウムは、平均粒子径が0.1〜10.0μm程度のものが用いられる。ここで、粉砕により粒度が調整された水酸化アルミニウムを用いるのが、二次凝集体が形成されやすく好ましい。反応促進剤としては、アルカリ金属やアルカリ土類金属の水酸化物、酸化物、塩化物、炭酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、ホウ酸などの無機化合物や、アルカリ金属やアルカリ土類金属の酢酸塩、シュウ酸塩などの有機化合物を用いることができる。反応促進剤は、水酸化アルミニウム1モルに対し、0.0001〜1モル程度添加すればよい。結晶成長促進のため、ポリアクリル酸エステルなどを添加してもよい。
上記水酸化アルミニウム、反応促進剤及び水などを、オートクレーブなどの耐圧容器に封入し、140〜350℃程度の温度で1〜50時間程度反応させ、反応後の生成物を水洗、ろ過及び乾燥することにより、目的とするベーマイトを得ることができる。一次粒子又は二次粒子の粒径や形状などは、水酸化アルミニウムの粒径、反応促進剤の種類及びその量、反応温度、反応時間などを変えることにより、適宜調整することができる。また、得られたベーマイトはそのまま用いてもよいし、必要に応じて粒度を調整して用いてもよい。
上記によって得られたベーマイトを、電気炉等で1200〜1500℃程度の温度で処理することにより、αアルミナを得ることも可能である。
本発明における接着剤としては、ラテックス高分子が好ましく用いられる。具体例としては、例えばスチレン/ブタジエン共重合体、アクリロニトリル/ブタジエン共重合体、アクリル酸メチル/ブタジエン共重合体、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン三元共重合体、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル/アクリル酸エステル共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、ポリアクリル酸エステル、スチレン/アクリル酸エステル共重合体、ポリウレタンなどのラテックス高分子が挙げられるが、これらに限定されるものではない。本発明においてはセパレータのハイレート特性の及び塗層強度の点から、塗層中の接着剤量は固形分中3〜15質量%とするのが好ましい。
本発明においては、発明の効果を損ねない範囲で分散剤、濡れ剤、増粘剤等の各種添加剤を用いることができる。
本発明において、無機顔料及び接着剤を不織布基材に担持させる方法に特に制限はなく、公知の方法を用いることができるが、例えば、エアドクターコーター、ブレードコーター、ナイフコーター、ロッドコーター、スクイズコーター、含浸コーター、グラビアコーター、キスロールコーター、ダイコーター、リバースロールコーター、トランスファーロールコーター、スプレーコーター等により塗液を塗工し、乾燥により担持させることができる。
本発明において、無機顔料及び接着剤を含有する塗層の塗工量としては、5〜30g/mが好ましく、さらに好ましくは10〜20g/mである。塗工量が5g/m以上とすることで、不織布表面を十分に被覆しやすくなり、内部短絡を防止しやすくなる。また、塗工量30g/m以下とすることで、セパレータの厚み上昇を抑えることができる。
本発明のリチウムイオン電池セパレータにおいて、セパレータの坪量は10〜50g/mが好ましく、より好ましくは、17〜40g/mである。また、セパレータの厚みは10〜50μmが好ましく、より好ましくは15〜40μmである。セパレータの密度としては0.4〜1.2g/cmが好ましく、より好ましくは0.5〜1.0g/cmである。
本発明において、塗工、乾燥後、塗工層表面の平坦化や厚みをコントロールする目的で、カレンダー処理により金属イオン二次電池セパレータを平滑化してもよい。
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。なお、実施例において、%及び部は、特にことわりのない限り、すべて質量基準である。また塗工量は絶乾塗工量である。
実施例1
(1)不織布基材の作製
繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長3mmの配向結晶化ポリエチレンテレフタレート(PET)系短繊維40質量部と繊度0.1dtex(平均繊維径3.0μm)、繊維長3mmの配向結晶化PET系短繊維20質量部と繊度0.2dtex(平均繊維径4.3μm)、繊維長3mmの単一成分型バインダー用PET系短繊維(軟化点120℃、融点230℃)40質量部とを一緒に混合し、パルパーにより水中で離解させ、アジテーターによる攪拌のもと、濃度1質量%の均一な抄造用スラリーを調製した。傾斜型抄紙機を用い、この抄造用スラリーを湿式方式で抄き上げ、140℃のシリンダードライヤーによって、バインダー用PET系短繊維を接着させて不織布強度を発現させ、目付12g/mの不織布とした。さらに、この不織布を誘電発熱ジャケットロール(金属製熱ロール)及び弾性ロールからなる1ニップ式熱カレンダーを使用して、熱ロール温度200℃、線圧100kN/m、処理速度80m/分の条件で熱カレンダー処理し、厚み22μm、密度0.55g/cm、フラジール通気度13.2cc/cm・secの不織布基材を作製した。
(2)塗液の作製
無機顔料として、粒子径0.7μmの一次粒子が凝集してなる平均粒子径2.3μmのベーマイトの二次粒子100部を、その1質量%水溶液の25℃における粘度が200mPa・sのカルボキシメチルセルロースナトリウム塩0.3%水溶液120部に分散し、よく攪拌してベーマイト分散液を作製した。次いで、その1質量%水溶液の25℃における粘度が7000mPa・sのカルボキシメチルセルロースナトリウム塩0.5%水溶液300部を混合、攪拌し、更に、接着剤として45%スチレン/ブタジエン共重合体のラテックス高分子15部を混合、攪拌して、塗液を作製した。
(3)セパレータの作製
(1)にて作製した不織布上に、(2)で作製した塗液を絶乾塗工量が15g/mとなるように塗工、乾燥し、金属イオン二次電池セパレータを得た。
(4)電池の作製
(3)で作製したセパレータを用い、正極活物質がマンガン酸リチウム、負極活物質が人造黒鉛、正負極面積が15cm、電解液がリチウムヘキサフルオロフォスフェートのエチレンカーボネートとジエチルカーボネートの7/3(容量比)混合溶媒溶液(1mol/L)である設計容量が30mAhのラミネート型リチウムイオン電池を作製した。
実施例2
実施例1の(1)不織布基材の作製において、熱カレンダー処理速度を30m/minとして、厚み16μm、密度0.75g/cm、フラジール通気度5.7cc/cm・secの不織布基材を作製した以外は実施例1と同様にして金属イオン二次電池セパレータ及びリチウムイオン電池を作製した。
実施例3
実施例1の(2)塗液の作製において、無機顔料として粒子径0.4μmの一次粒子が凝集してなる平均粒子径1.6μmのベーマイトの二次粒子を用いた以外は実施例1と同様にして金属イオン二次電池セパレータ及びリチウムイオン電池を作製した。
実施例4
実施例1の(2)塗液の作製において、無機顔料として粒子径1.0μmの一次粒子が凝集してなる平均粒子径4.8μmのベーマイトの二次粒子を用いた以外は実施例1と同様にして金属イオン二次電池セパレータ及びリチウムイオン電池を作製した。
実施例5
実施例1の(2)塗液の作製において、無機顔料として粒子径0.7μmの一次粒子が凝集してなる平均粒子径2.3μmのαアルミナの二次粒子を用いた以外は実施例1と同様にして金属イオン二次電池セパレータ及びリチウムイオン電池を作製した。
実施例6
実施例1の(2)塗液の作製において、無機顔料として粒子径0.7μmの一次粒子が凝集してなる平均粒子径2.3μmの炭酸カルシウムの二次粒子を用いた以外は実施例1と同様にして金属イオン二次電池セパレータ及びリチウムイオン電池を作製した。
比較例1
実施例1の(1)不織布基材の作製において、繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長3mmの配向結晶化ポリエチレンテレフタレート(PET)系短繊維を30質量部、繊度0.1dtex(平均繊維径3.0μm)、繊維長3mmの配向結晶化PET系短繊維30質量部とし、更に熱カレンダー処理速度を70m/minとして、厚み22μm、密度0.55g/cm、フラジール通気度14.3cc/cm・secの不織布基材を作製した以外は実施例1と同様にして金属イオン二次電池セパレータ及びリチウムイオン電池を作製した。
比較例2
実施例1の(1)不織布基材の作製において、繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長3mmの配向結晶化ポリエチレンテレフタレート(PET)系短繊維を50質量部、繊度0.1dtex(平均繊維径3.0μm)、繊維長3mmの配向結晶化PET系短繊維10質量部とし、更に熱カレンダー処理速度を100m/minとして、厚み24μm、密度0.50g/cm、フラジール通気度13.5cc/cm・secの不織布基材を作製した以外は実施例1と同様にして金属イオン二次電池セパレータ及びリチウムイオン電池を作製した。
比較例3
実施例1の(1)不織布基材の作製において、繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長3mmの配向結晶化ポリエチレンテレフタレート(PET)系短繊維を50質量部、繊度0.1dtex(平均繊維径3.0μm)、繊維長3mmの配向結晶化PET系短繊維10質量部とし、更に熱カレンダー処理速度を40m/minとして、厚み16μm、密度0.75g/cm、フラジール通気度5.0cc/cm・secの不織布基材を作製した以外は実施例1と同様にして金属イオン二次電池セパレータ及びリチウムイオン電池を作製した。
比較例4
実施例1の(1)不織布基材の作製において、繊度0.06dtex(平均繊維径2.4μm)、繊維長3mmの配向結晶化ポリエチレンテレフタレート(PET)系短繊維を30質量部、繊度0.1dtex(平均繊維径3.0μm)、繊維長3mmの配向結晶化PET系短繊維30質量部とし、更に熱カレンダー処理速度を20m/minとして、厚み15μm、密度0.80g/cm、フラジール通気度5.8cc/cm・secの不織布基材を作製した以外は実施例1と同様にして金属イオン二次電池セパレータ及びリチウムイオン電池を作製した。
比較例5
実施例1の(2)塗液の作製において、無機顔料として単粒子形状の平均粒子径2.0μmのベーマイトを用いた以外は実施例1と同様にして金属イオン二次電池セパレータ及びリチウムイオン電池を作製した。
比較例6
実施例1の(2)塗液の作製において、無機顔料として0.7μmの一次粒子が凝集してなる平均粒子径6.1μmのベーマイトの二次粒子を用いた以外は実施例1と同様にして金属イオン二次電池セパレータ及びリチウムイオン電池を作製した。
比較例7
実施例1の(2)塗液の作製において、無機顔料として0.3μmの一次粒子が凝集してなる平均粒子径1.3μmのベーマイトの二次粒子を用いた以外は実施例1と同様にして金属イオン二次電池セパレータ及びリチウムイオン電池を作製した。
<評価>
実施例及び比較例で得られた塗液、金属イオン二次電池セパレータ、及びリチウムイオン電池について、下記の評価を行い、結果を表1に示した。
[初回充放電時のクーロン効率]
作製した電池について、30mA定電流充電→4.3V定電圧充電→充電電流3mAになったら30mAで2.8Vまで定電流放電を行い、充電容量及び放電容量を測定し、(クーロン効率)=(放電容量)/(充電容量)を算出した。クーロン効率が小さいものは微小短絡が発生していると考えられる。
[電池のハイレート特性]
作製した電池について、30mA定電流充電→4.2V定電圧充電→充電電流3mAになったら30mAで2.8Vまで定電流放電→30mA定電流充電→4.2V定電圧充電→充電電流3mAになったら90mAで2.8Vまで定電流放電を行い、[(90mAにおける放電容量)/(30mAにおける放電容量)]×100(%)として放電容量比を求めハイレート特性とした。
Figure 2013254677
表1から明らかなように不織布基材が密度0.55〜0.75g/cm、且つ、フラジール通気度5.5〜13.5cc/cm・secであり、また、無機顔料が粒子径0.4〜1.0μmの一次粒子が凝集してなる平均粒子径1.5〜5.0μmの二次粒子である実施例1〜6は、初回充放電時のクーロン効率に優れ、且つハイレート特性に優れる。
不織布基材のフラジール通気度が13.5cc/cm・secを超えている比較例1と不織布基材の密度が0.55g/cm未満である比較例2では初回充放電時のクーロン効率が小さい。不織布基材の密度が0.75g/m超である比較例4では、ハイレート特性が悪い。無機顔料として単粒子形状のベーマイトを使用した比較例5と無機顔料の粒子径が0.4μm未満で、二次粒子の平均粒子径が1.5μm未満である比較例7ではハイレート特性が悪く、無機顔料の二次粒子における平均粒子径が5.0μm超の比較例6では、初回充放電時のクーロン効率が小さい。
また、実施例1、5及び6の比較から、無機顔料がαアルミナ又はベーマイトである場合、クーロン効率及びハイレート特性がより優れる。
本発明の金属イオン二次電池セパレータは、金属イオン二次電池用途以外にも、金属イオンポリマー電池、金属イオンキャパシター等にも利用できる。

Claims (2)

  1. 不織布基材に無機顔料及び接着剤を担持させた金属イオン二次電池セパレータにおいて、該不織布基材が密度0.55〜0.75g/cm、且つ、フラジール通気度5.5〜13.5cc/cm・secであり、また、該無機顔料が粒子径0.4〜1.0μmの一次粒子が凝集してなる平均粒子径1.5〜5.0μmの二次粒子であることを特徴とする金属イオン二次電池セパレータ。
  2. 前記無機顔料がαアルミナ又はベーマイトである請求項1記載の金属イオン二次電池セパレータ。
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