JP2013253744A - 焼結機における点火炉の撤去方法、点火炉の設置方法及び焼結機 - Google Patents

焼結機における点火炉の撤去方法、点火炉の設置方法及び焼結機 Download PDF

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Abstract

【課題】点火炉の下流側の焼結機パレットを覆う気体燃料供給装置が設置されていても、気体燃料供給装置に干渉せずに点火炉の撤去作業を容易に行う。
【解決手段】 点火炉10を、焼結機パレット8上に載せる。また、気体燃料供給装置16を、焼結機パレット8上の点火炉10に干渉しない位置まで上昇させる。そして、焼結機パレット8上に載せた点火炉10を、上昇した気体燃料供給装置16の下方を通過させてこの気体燃料供給装置16に覆われていない位置まで搬送する。そして、気体燃料供給装置に覆われていない位置まで焼結機パレット8上で搬送した点火炉を撤去位置まで移動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、焼結機における点火炉の撤去方法、点火炉の設置方法及び焼結機に関するものである。
高炉製銑法の主原料である焼結鉱は、一般に、図12に示す工程を経て製造される。原料は、鉄鉱石粉、製鉄所内回収粉、焼結鉱篩下粉、石灰石及びドロマイトなどの含CaO系副原料、生石灰等の造粒助剤、コークス粉や無煙炭などである。これらの原料は、ホッパー1…の各々から、コンベヤ上に所定の割合で切り出される。切り出した原料は、ドラムミキサー2、ロータリーキルン3等により適量の水を加えて混合し、造粒して、3.0〜6.0mmの平均径を有する擬似粒子である焼結原料とする。一方、整粒した塊鉱石を床敷ホッパー4から切り出して焼結機パレット8のグレート上に床敷層を形成させる。
焼結原料は、無端移動式の焼結機パレット8の上部に設置されているサージホッパー5からドラムフィーダー6と切り出しシュート7を介して、焼結機パレット8上の床敷層上に装入され、焼結ベッドともいわれる装入層9を形成する。装入層の厚さ(高さ)は通常400〜800mm前後である。その後、装入層9の上方に設置された点火炉10で、装入層9の表層中の炭材に点火するとともに、焼結機パレット8の下に配設されているウインドボックス11を介して空気を下方に吸引することにより、該装入層中の炭材を順次燃焼させ、このときに発生する燃焼熱によって、前記焼結原料を燃焼、溶融して焼結ケーキを得る。このようにして得た焼結ケーキは、その後、破砕、整粒され、5.0mm以上の塊成物からなる成品焼結鉱として回収される。
ここで、装入層9を高温状態に保持するため、点火炉10の下流側の焼結機パレットを覆う複数の排ガス導入部が配設されたフードを有し、複数の排ガス導入部から供給される排ガス流中に気体燃料を装入層の上方側で吹込み、空気と混合させて希釈気体燃料とする気体燃料供給装置を設置したものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2011−169570号公報
ところで、焼結機は、装入層9の表層を均一に着火させるため、点火炉10を定期的に交換する必要がある。
点火炉10の交換作業は、前述した気体燃料供給装置が設置されていない焼結機では、点火炉架台に設置されている点火炉10を、点火炉架台からクレーンで架台外部に吊上げ撤去し、新設の点火炉をクレーンで吊上げながら点火炉架台内に設置するという簡単な手順で行うことができる。
しかし、特許文献1の装置は、点火炉架台の点火炉10の撤去、搬入を行っていた側に気体燃料供給装置が設置されているので、クレーンを使った点火炉10の交換作業を行うことができず、気体燃料供給装置を一次的に撤去するなど、大がかりな点火炉10の交換作業となるおそれがある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、点火炉の下流側の焼結機パレットを覆う気体燃料供給装置が設置されていても、気体燃料供給装置に干渉せずに点火炉の交換作業を容易に行うことができる焼結機における点火炉の撤去方法、点火炉の設置方法及び焼結機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1記載の焼結機における点火炉の撤去方法は、循環移動する焼結機パレット上に焼結原料を装入して装入層を形成する原料供給装置と、前記装入層の点火する点火炉と、この点火炉の下流側に配設され、前記焼結機パレットを覆うフードを有し、気体燃料を前記装入側で吹き込み気体燃料とする気体燃料供給装置と、を備えた焼結機において前記点火炉を撤去する方法であって、点火炉用燃料配管を切り離した前記点火炉を、前記焼結機パレット上に載せる工程と、供給装置用燃料配管を切り離した前記気体燃料供給装置を、前記焼結機パレット上の前記点火炉に干渉しない位置まで上昇させる工程と、前記焼結機パレット上に載せた前記点火炉を、上昇した前記気体燃料供給装置の下方を通過させて当該気体燃料供給装置に覆われていない位置まで搬送する工程と、前記気体燃料供給装置に覆われていない位置まで前記焼結機パレット上で搬送した前記点火炉を撤去位置まで移動する工程と、を備えている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の焼結機における点火炉の撤去方法において、前記点火炉を前記焼結機パレット上に載置する工程では、前記焼結機パレットのグレートの幅方向縁部から立ち上がっている一対のサイドウォールを取り外し、前記グレート上に前記点火炉を載せるようにした。
また、請求項3記載の焼結機における点火炉の設置方法は、循環移動する焼結機パレット上に焼結原料を装入して装入層を形成する原料供給装置と、前記装入層の炭材に点火する点火炉と、この点火炉の下流側に配設され、前記焼結機パレットを覆うフードを有し、気体燃料を前記装入側で吹き込み気体燃料とする気体燃料供給装置と、を備えた焼結機において、前記気体燃料供給装置の上流側に配置されている点火炉架台に新たな点火炉を設置する方法であって、前記気体燃料供給装置に覆われていない前記焼結機パレットの所定位置の上に新たな点火炉を載せる工程と、供給装置用燃料配管を切り離した前記気体燃料供給装置を、前記焼結機パレット上に載せた前記点火炉に干渉しない位置まで上昇させる工程と、前記焼結機パレット上に載せた前記点火炉を、上昇した前記気体燃料供給装置の下方を通過させて前記点火炉架台まで搬送する工程と、前記焼結機パレット上に載って前記点火炉架台まで搬送した前記点火炉を、前記点火炉架台の所定位置に設置する工程と、を備えている。
また、請求項4記載の発明は、請求項3記載の焼結機における点火炉の設置方法において、前記新たな点火炉を前記焼結機パレット上に載置する工程では、前記焼結機パレットのグレートの幅方向縁部から立ち上がっている一対のサイドウォールを取り外し、前記グレート上に前記新たな点火炉を載せるようにした。
一方、請求項5記載の焼結機は、循環移動する焼結機パレット上に焼結原料を装入して装入層を形成する原料供給装置と、前記装入層の炭材に点火する点火炉と、この点火炉の下流側に配設され、前記焼結機パレットを覆うフードを有し、気体燃料を前記装入側で吹き込み気体燃料とする気体燃料供給装置と、を備えた焼結機において、前記気体燃料供給装置は供給装置架台に支持されており、前記供給装置架台は、前記気体燃料供給装置を、前記焼結機パレット上に載せた前記点火炉に干渉しない位置まで上昇させる昇降手段を備えている。
さらに、請求項6記載の発明は、請求項5記載の焼結機において、前記供給装置架台は、上昇した前記気体燃料供給装置の横振れを防止する横振れ防止手段を備えている。
本発明に係る焼結機における点火炉の撤去方法によれば、点火炉を焼結機パレット上に載せ、気体燃料供給装置を焼結機パレット上に載った点火炉が干渉しない位置まで上昇させ、焼結機パレットを搬送方向に移動することで、気体燃料供給装置に覆われていない位置まで搬送した点火炉を撤去場所まで移送することができるので、点火炉の撤去を容易に行うことができる。
また、本発明に係る焼結機における点火炉の設置方法によれば、気体燃料供給装置に覆われていない位置で新たな点火炉を焼結機パレット上に載せ、気体燃料供給装置を、焼結機パレット上に載った新たな点火炉が通過可能となる位置まで上昇させ、焼結機パレットを点火炉架台側に移動することで、焼結機パレット上の新たな点火炉を点火炉架台まで搬送し、新たな点火炉を点火炉架台の定位置に設置することができるので、新たな点火炉を容易に設置することができる。
そして、本発明に係る焼結機によると、供給装置架台には、気体燃料供給装置を焼結機パレット上に載せた点火炉に干渉しない位置まで上昇させる昇降手段を備えているので、気体燃料供給装置を一次的に撤去するなど、大がかりな点火炉の撤去・設置作業を行う必要がなく、点火炉の撤去・設置作業に費やす作業コストを削減することができる。
本発明に係る点火炉、気体燃料供給装置及び焼結機パレットを示す図である。 本発明に係る点火炉の撤去方法において点火炉を焼結機パレットに載せる工程及び気体燃焼供給装置を上昇させる工程を示す図である。 本発明に係る点火炉の撤去方法において焼結機パレットに載せた点火炉を、上昇させた気体燃焼供給装置の下方を通過させる工程を示す図である。 図1のA−A線矢視図である。 図1のB−B線矢視図である。 図2で示した気体燃焼供給装置を上昇させる工程の初期を示す図である。 図2で示した気体燃焼供給装置を上昇させる工程の中期を示す図である。 図2で示した気体燃焼供給装置を上昇させる工程を完了した状態を示す図である。 本発明に係る点火炉の設置方法において新たな点火炉を焼結機パレットに載せる工程を示す図である。 本発明に係る点火炉の設置方法において点火炉架台まで搬送した新たな点火炉を定位置まで上昇させる工程及び気体燃焼供給装置を定位置まで下降させる工程を示す図である。 本発明に係る点火炉の設置方法において点火炉架台に、新たな点火炉を設置した状態を示す図である。 焼結プロセスを説明する図である。
以下、本発明の1実施形態について図面に基づいて説明する。なお、図12で示した構成と同一構成部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
図1は、本発明に係る焼結機の要部を示す側面図であり、無端移動式の焼結機パレット8は、一列に連結した複数のパレット台車12…がレール13上を転動する構成とされている。
パレット台車12は、図4に示すように、床敷ホッパー4から切り出された塊鉱石が床敷層として載置されるグレート12aと、グレート12aの幅方向縁部から立ち上がるサイドウォール12b,12bとを備えた構成としており、サイドウォール12b,12bは、グレート12aの幅方向縁部に着脱自在に連結されている。
そして、サージホッパー5からドラムフィーダー6及び切り出しシュート7を介して焼結機パレット8に装入された焼結原料が、焼結機パレット8のグレート12a上に装入層を形成する。
また、図1の符号14は、焼結機パレット8上に焼結原料を装入するサージホッパー5、ドラムフィーダー6及び切り出しシュート7を配置した原料装入架台であり、この原料装入架台14の下流側に、点火炉10を支持する点火炉架台15が設置され、この点火炉架台15の下流側に、複数台の気体燃料供給装置16をそれぞれ支持する複数の供給装置架台17が設置されている。
点火炉架台15に支持された点火炉10には、燃料供給配管、燃焼空気配管等の複数の配管(不図示)が接続されている。
そして、点火炉架台15には、全ての配管を取り外した点火炉10を降下させて焼結機パレット8のグレート12a上に載せる、或いは、点火炉10を定位置まで上昇させる点火炉昇降装置15aが備えられている。
気体燃料供給装置16は、点火炉10で点火された焼結機パレット8上の装入層内に気体燃料を導入させることで、装入層の燃焼・焼結帯を拡幅して高温生き保持時間を延長し、焼結鉱の品質改善、生産性の向上を図る装置であり、図4に示すように、焼結機パレット8の上方に配置した気体供給フード18と、気体供給フード18内に配置した多数の邪魔板19と、気体供給フード18内の邪魔板19の下方に配置した複数の気体燃料供給配管21とを備えている。
気体供給フード18は上部及び下部が開口している。邪魔板19は、頂点を上方とする断面く字状の部材であって、焼結機パレット8の搬送方向に沿って延長し、且つ、焼結機パレット8の搬送方向と直交する幅方向に所定ピッチを保って所定本数平行に配置されているとともに、上下方向にも複数段配置されている。
気体燃料供給配管21は、焼結機パレット8の搬送方向に延長し、搬送方向と直交する幅方向に所定間隔を保って複数本配置されており、これら気体燃料供給配管21には、気体燃料供給元配管(不図示)から、気体燃料が供給されている。
各気体燃料供給配管21には、気体燃料が水平方向に噴出する気体燃料噴出ノズル22が配設されている。この気体燃料としては、プロパンガス、水素ガス、メタンガス、一酸化炭酸ガス(CO)、コークス炉ガス(Cガス)、LNG、高炉ガス(Bガス)、高炉・コークス炉混合ガス(Mガス)、都市ガスまたはこれらの混合ガスの何れかを適用することができる。
気体燃料供給装置16は、図2及び図3に示すように、供給装置架台17に昇降自在に支持されている。すなわち、図4及び図5に示すように、供給装置架台17の上部フレーム17a,17b上に複数の油圧シリンダ23が設置され、その油圧シリンダ23の上部(伸縮ロッドの先端)が、気体燃料供給装置16の最上部から水平に延在する第1水平フレーム24の下面に当接している。
そして、気体燃料供給装置16は、油圧シリンダ23の伸縮動作及び縮退動作を繰り返し、上部フレーム17c,17dと気体燃料供給装置16の第2水平フレーム25との間に円柱形状の第1ストッパ26、第3ストッパ28及び第5ストッパ30を挟み込み、第1水平フレーム24と油圧シリンダ23との間に第2ストッパ27、第4ストッパ29及び第6ストッパ31を挟み込むことで、図8に示すように最上部まで移動する。このように、気体燃料供給装置16が最上部まで移動すると、焼結機パレット8のグレート12a上に置き台32を介して載った点火炉10が、気体燃料供給装置16に干渉せずに下方を通過可能となる。なお、図8では、点火炉10が載っている焼結機パレット8のサイドウォール12bは取り外されている。
ここで、図5及び図8に示すように、上部フレーム17a〜17d上に配置されて最上部まで上昇した気体燃料供給装置16の外周に当接することで気体燃料供給装置16の横振れを防止する横振れ防止板33が設けられている。
次に、本実施形態の焼結機において、点火炉架台15に支持されている点火炉10を撤去する手順について説明する。
先ず、気体燃料供給装置16の気体燃料供給配管21に接続している気体燃料供給元配管を切り離すとともに、点火炉10に接続している配管を切り離す。
次いで、図2に示すように、供給装置架台17に支持されている気体燃料供給装置16を上昇させる。
図2の気体燃料供給装置16を上昇させる手順は、先ず、図6に示すように、伸縮ロッド23aが上方移動する第1回目の油圧シリンダ23の伸長動作を行うことで、気体燃料供給装置16の第1段目のジャッキアップ動作を行うとともに、上部フレーム17c,17dと気体燃料供給装置16の第2水平フレーム25との間に設けられた上下方向の隙間に、円柱形状の第1ストッパ26を挟み込む。次に、図7に示すように、上部フレーム17c,17dと第2水平フレーム25との間に第1ストッパ26を配置したことで気体燃料供給装置16は降下しないので、伸縮ロッド23aが下方移動する第1回目の油圧シリンダ23の退縮動作を行うとともに、第1水平フレーム24と下方移動した伸縮ロッド23aとの間に設けられた上下方向の隙間に、円柱形状の第2ストッパ27を挟み込む。
次いで、第2回目の油圧シリンダ23の伸長動作、次いで、第1ストッパ26と第2水平フレーム25との間に第3ストッパ28を挟み込む動作、次いで、第2回目の油圧シリンダ23の退縮動作、次いで、第2ストッパ27と第1水平フレーム24との間に第4ストッパ29を挟み込む動作、次いで、第3回目の油圧シリンダ23の伸長動作、次いで、第3ストッパ28と第2水平フレーム25との間に第5ストッパ30を挟み込む動作、次いで、第3回目の油圧シリンダ23の退縮動作、次いで、第4ストッパ29と第1水平フレーム24との間に第6ストッパ31を挟み込む動作を行うことで、図8に示すように、気体燃料供給装置16の上昇移動が完了する。
次いで、点火炉架台15の内部に位置している所定のパレット台車12のサイドウォール12bを取り外す。
次いで、図2に示すように、点火炉架台15の内部に位置している所定のパレット台車12のグレート12a上に置き台32を載せた後、点火炉昇降装置15aが点火炉10を降下させて置き台32の上に載せる。
次いで、図3に示すように、焼結機パレット8を搬送方向(図3の矢印方向)に移動する。図8で示したように、最上部まで移動した気体燃料供給装置16は、その下方に、焼結機パレット8に載った点火炉10が干渉せずに通過可能となる空間を設けているので、図3のように焼結機パレット8を搬送方向に移動すると、点火炉10は、気体燃料供給装置16の下方を通過して搬送されていく。そして、気体燃料供給装置16の気体供給フード18に覆われていない位置まで搬送された点火炉10は、クレーン(不図示)を使って撤去場所まで移送される。
したがって、本実施形態の点火炉10の撤去作業は、点火炉10を焼結機パレット8上に載せ、供給装置架台17に支持された気体燃料供給装置16を焼結機パレット8上に載った点火炉10が通過可能となる位置まで上昇させ、焼結機パレット8を搬送方向に移動することで、気体燃料供給装置16の気体供給フード18に覆われていない位置まで搬送した点火炉10を、クレーンを使って撤去場所まで移送することができるので、点火炉10の撤去を容易に行うことができる。
また、図8に示すように、焼結機パレット8を構成するパレット台車12のグレート12aの幅方向縁部から立ち上がるサイドウォール12b,12bを取り外し、グレート12a上に置き台32を介して点火炉10を載せ、焼結機パレット8上に高さを低くして点火炉10を載せたことから、気体燃料供給装置16をさほど上昇させなくても、気体燃料供給装置16の下方空間を点火炉10が容易に通過することができる。
次に、本実施形態の焼結機において、点火炉架台15に新たな点火炉10Nを設置する手順について説明する。
先ず、気体燃料供給装置16の気体供給フード18に覆われていない位置で待機している所定のパレット台車12のサイドウォール12bを取り外す。
次いで、そのサイドウォール12bを取り外した所定のパレット台車12のグレート12a上に、クレーン(不図示)で移送されてきた新たな点火炉10Nを置き台32を介して載せる。
次いで、図9に示すように、焼結機パレット8を通常の搬送方向とは逆方向に(図9の矢印方向)に移動する。図9で示したように、最上部まで移動させた気体燃料供給装置16は、その下方に、焼結機パレット8に載った新たな点火炉10Nが干渉せずに通過可能となる空間を設けているので、新たな点火炉10Nは、気体燃料供給装置16の下方を通過して点火炉架台15に向けて搬送されていく。
次いで、図10に示すように、新たな点火炉10Nが点火炉架台15内に移動してくると、点火炉昇降装置15aにより点火炉10を定位置まで上昇させる。また、気体燃料供給装置16を元の位置まで下降させていく。この気体燃料供給装置16を下降させる手順は、前述した図6から図8で示した気体燃料供給装置16の上昇手順に対して逆の動作を行う。
次いで、気体燃料供給装置16の気体燃料供給配管21に気体燃料供給元配管を接続し、点火炉10に配管を接続する。
最後に、図11に示すように、新たな点火炉10Nを搬送してきた所定のパレット台車12のグレート12aの幅方向縁部に、サイドウォール12b,12bを取付けることで、新たな点火炉10Nの設置が完了する。
したがって、本実施形態の新たな点火炉10Nの設置作業は、気体燃料供給装置16の気体供給フード18に覆われていない位置で新たな点火炉10Nを焼結機パレット8上に載せ、供給装置架台17に支持された気体燃料供給装置16を、焼結機パレット8上に載った新たな点火炉10Nが通過可能となる位置まで上昇させ、焼結機パレット8を搬送方向とは逆方向に移動することで、焼結機パレット8上の新たな点火炉10Nを点火炉架台15まで搬送し、点火炉昇降装置15aにより新たな点火炉10Nを点火炉架台15の定位置に設置することができるので、新たな点火炉10Nを容易に設置することができる。
一方、上記実施形態で使用した気体燃料供給装置16は、供給装置架台17に昇降自在に支持され、点火炉10の撤去作業、或いは、新たな点火炉10Nの設置作業の際には、焼結機パレット8に載った点火炉10,10Nが下方を通過できるような高さまで上昇するので、気体燃料供給装置を一次的に撤去するなど、大がかりな点火炉の撤去・設置作業を行う必要がないので、点火炉の撤去・設置作業に費やす作業コストを削減することができる。
さらに、最上部まで上昇した気体燃料供給装置16が横振れすると、積み重なっている第1〜第6ストッパ26〜31が崩れるおそれがあるが、図5及び図8に示すように、上部フレーム17a〜17d上に配置されて最上部まで上昇した気体燃料供給装置16の外周に当接する横振れ防止板33が設けられていることで、気体燃料供給装置16の横振れを防止し、第1〜第6ストッパ26〜31の崩れを確実に防止することができる。
なお、上記実施形態では、気体燃料供給装置16を昇降させる昇降手段として、油圧シリンダ23及び第1〜第6ストッパ26〜31を使用したが、本発明の要旨がこれに限定されるものではなく、例えば、供給装置架台17上に配置したスクリュージャッキ方式の昇降手段や、ウィンチ方式の昇降手段であってもよい。
1…ホッパー、2…ドラムミキサー、3…ロータリーキルン、4…床敷ホッパー、5…サージホッパー、6…ドラムフィーダー、7…シュート、8…焼結機パレット、9…装入層、10…点火炉、10…撤去する点火炉、10N…新たな点火炉、11…ウインドボックス、12…パレット台車、12a…グレート、12b…サイドウォール、13…レール、14…原料装入架台、15…点火炉架台、15a…点火炉昇降装置、16…気体燃料供給装置、17…供給装置架台、17a〜17d…上部フレーム、18…気体供給フード、19…邪魔板、21…気体燃料供給配管、22…気体燃料噴出ノズル、23…油圧シリンダ、23a…伸縮ロッド、24…第1水平フレーム、25…第2水平フレーム、26〜31…第1ストッパ〜第6ストッパ、32…置き台、33…横振れ防止板

Claims (6)

  1. 循環移動する焼結機パレット上に焼結原料を装入して装入層を形成する原料供給装置と、前記装入層に点火する点火炉と、この点火炉の下流側に配設され、前記焼結機パレットを覆うフードを有し、気体燃料を前記装入側で吹き込み気体燃料とする気体燃料供給装置と、を備えた焼結機において前記点火炉を撤去する方法であって、
    点火炉用燃料配管を切り離した前記点火炉を、前記焼結機パレット上に載せる工程と、
    供給装置用燃料配管を切り離した前記気体燃料供給装置を、前記焼結機パレット上の前記点火炉に干渉しない位置まで上昇させる工程と、
    前記焼結機パレット上に載せた前記点火炉を、上昇した前記気体燃料供給装置の下方を通過させて当該気体燃料供給装置に覆われていない位置まで搬送する工程と、
    前記気体燃料供給装置に覆われていない位置まで前記焼結機パレット上で搬送した前記点火炉を撤去位置まで移動する工程と、を備えたことを特徴とする焼結機における点火炉の撤去方法。
  2. 前記点火炉を前記焼結機パレット上に載置する工程では、
    前記焼結機パレットのグレートの幅方向縁部から立ち上がっている一対のサイドウォールを取り外し、前記グレート上に前記点火炉を載せることを特徴とする請求項1記載の焼結機における点火炉の撤去方法。
  3. 循環移動する焼結機パレット上に焼結原料を装入して装入層を形成する原料供給装置と、前記装入層に点火する点火炉と、この点火炉の下流側に配設され、前記焼結機パレットを覆うフードを有し、気体燃料を前記装入側で吹き込み気体燃料とする気体燃料供給装置と、を備えた焼結機において、前記気体燃料供給装置の上流側に配置されている点火炉架台に新たな点火炉を設置する方法であって、
    前記気体燃料供給装置に覆われていない前記焼結機パレットの所定位置の上に新たな点火炉を載せる工程と、
    供給装置用燃料配管を切り離した前記気体燃料供給装置を、前記焼結機パレット上に載せた前記点火炉に干渉しない位置まで上昇させる工程と、
    前記焼結機パレット上に載せた前記点火炉を、上昇した前記気体燃料供給装置の下方を通過させて前記点火炉架台まで搬送する工程と、
    前記焼結機パレット上に載って前記点火炉架台まで搬送した前記点火炉を、前記点火炉架台の所定位置に設置する工程と、を備えたことを特徴とする焼結機における点火炉の設置方法。
  4. 前記新たな点火炉を前記焼結機パレット上に載置する工程では、
    前記焼結機パレットのグレートの幅方向縁部から立ち上がっている一対のサイドウォールを取り外し、前記グレート上に前記新たな点火炉を載せることを特徴とする請求項3記載の焼結機における点火炉の設置方法。
  5. 循環移動する焼結機パレット上に焼結原料を装入して装入層を形成する原料供給装置と、前記装入層の炭材に点火する点火炉と、この点火炉の下流側に配設され、前記焼結機パレットを覆うフードを有し、気体燃料を前記装入側で吹き込み気体燃料とする気体燃料供給装置と、を備えた焼結機において、
    前記気体燃料供給装置は供給装置架台に支持されており、前記供給装置架台は、前記気体燃料供給装置を、前記焼結機パレット上に載せた前記点火炉に干渉しない位置まで上昇させる昇降手段を備えていることを特徴とする焼結機。
  6. 前記供給装置架台は、上昇した前記気体燃料供給装置の横振れを防止する横振れ防止手段を備えていることを特徴とする請求項5記載の焼結機。
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