JP2021092495A - リークテスト方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワークを押圧する力をより小さくすることが可能なリークテスト方法を提供する。【解決手段】ワーク10の開口部を塞ぐと共に対向配置された一対のマスキングユニット2、3と、一対のマスキングユニット2、3のうち一方のマスキングユニット2を駆動する駆動手段4と、一対のマスキングユニット2、3及び駆動手段4を格納するフレーム5と、を有する検査装置1を用いるリークテスト方法であって、駆動手段4が、マスキングユニット2を駆動してワーク10を押圧する工程(ステップS1)と、ワーク10を押圧したマスキングユニット2、3と、フレーム5と、の間にロック部材6を挟み込む工程(ステップS2)と、駆動手段4の駆動を解除し、リークを計測する工程(ステップS3)と、を備える、リークテスト方法。【選択図】図5
Description
本発明は、リークテスト方法に関する。
ワークの検査装置として、複数のマスキングユニットを用いてワークの開口部をシールし、ワーク内にエアを充填してリークを計測する装置が知られている。
例えば特許文献1には、対向配置された第一閉塞部材及び第二閉塞部材を駆動して複数の面に開口部を有するワークのリークテストを行う技術が開示されている。
例えば特許文献1には、対向配置された第一閉塞部材及び第二閉塞部材を駆動して複数の面に開口部を有するワークのリークテストを行う技術が開示されている。
発明者らは、リークテスト方法に関し、以下の課題を見出した。
近年、コストダウンの観点から、ワークの薄肉化が進んでいる。リークテストする際には、ワークが有する開口部を複数のマスキングユニットを用いて塞ぐために、複数のマスキングユニットを駆動して大きな力でワークを押圧する必要がある。しかしながら、肉厚の薄いワークは、肉厚の厚いワークに比較して、大きな力で押圧される際に歪みが生じやすい。
近年、コストダウンの観点から、ワークの薄肉化が進んでいる。リークテストする際には、ワークが有する開口部を複数のマスキングユニットを用いて塞ぐために、複数のマスキングユニットを駆動して大きな力でワークを押圧する必要がある。しかしながら、肉厚の薄いワークは、肉厚の厚いワークに比較して、大きな力で押圧される際に歪みが生じやすい。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、ワークを押圧する力をより小さくすることが可能なリークテスト方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための一態様は、
ワークの開口部を塞ぐと共に対向配置された一対のマスキングユニットと、前記一対のマスキングユニットのうち一方のマスキングユニットを駆動する駆動手段と、前記一対のマスキングユニット及び前記駆動手段を格納するフレームと、を有する検査装置を用いるリークテスト方法であって、
前記駆動手段が、前記マスキングユニットを駆動して前記ワークを押圧する工程と、
前記ワークを押圧した前記マスキングユニットと、前記フレームと、の間にロック部材を挟み込む工程と、
前記駆動手段の駆動を解除し、リークを計測する工程と、を備える。
ワークの開口部を塞ぐと共に対向配置された一対のマスキングユニットと、前記一対のマスキングユニットのうち一方のマスキングユニットを駆動する駆動手段と、前記一対のマスキングユニット及び前記駆動手段を格納するフレームと、を有する検査装置を用いるリークテスト方法であって、
前記駆動手段が、前記マスキングユニットを駆動して前記ワークを押圧する工程と、
前記ワークを押圧した前記マスキングユニットと、前記フレームと、の間にロック部材を挟み込む工程と、
前記駆動手段の駆動を解除し、リークを計測する工程と、を備える。
本発明に係るリークテスト方法は、駆動手段が、マスキングユニットを駆動してワークを押圧する工程と、ワークを押圧したマスキングユニットと、フレームと、の間にロック部材を挟み込む工程と、駆動手段の駆動を解除し、リークを計測する工程と、を備える。マスキングユニット2の上下動をロックした状態でリークを計測しているため、リーク計測時に駆動手段を用いてマスキングユニットを駆動する必要がない。したがって、ワークを押圧する工程においては、マスキングユニットが備えるシール部材を押しつぶすことができる程度の圧力でワークを押圧すればよい。このように本発明に係るリークテスト方法は、ワークを押圧する力をより小さくすることができる。
本発明によれば、ワークを押圧する力をより小さくすることが可能なリークテスト方法を提供することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
まず、図1を参照して、本実施形態に係るリークテスト方法を実施する装置(本実施形態に係る検査装置)の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る検査装置の模式断面図である。図1に示すように、検査装置1は、一対のマスキングユニット2、3、駆動手段4、フレーム5、及びロック部材6を備える。マスキングユニット2は、マスキングプレート21、及びシール部材22を備える。マスキングユニット3は、マスキングプレート31、及びシール部材32を備える。なお、図1には、検査装置1に加えて、ワーク10を図示している。
なお、当然のことながら、図1及びその他の図面に示した右手系xyz直交座標は、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものである。通常、z軸正方向が鉛直上向き、xy平面が水平面であり、図面間で共通である。
マスキングユニット2、3は、対向配置されており、図1に示すように、ワーク10を挟み込むことができる。マスキングユニット2は、マスキングプレート21及びシール部材22を備える。マスキングユニット3は、マスキングプレート31及びシール部材32を備える。マスキングプレート21、31は、それぞれ板状部材であり、平行に配置されている。マスキングプレート21、31は、例えば矩形状の板である。マスキングプレート21のマスキングプレート31側の面には、シール部材22が配置されている。マスキングプレート31のマスキングプレート21側の面には、シール部材32が配置されている。シール部材22、32は、弾性材料を用いて構成される。シール部材22、32は、例えばOリングである。
マスキングユニット2には、駆動手段4が接続されている。駆動手段4は、マスキングユニット2を駆動し、上下方向にスライドさせる。マスキングユニット3は、マスキングユニット2よりも下に配置されており、上下方向に移動しないように固定されている。したがって、ワーク10をマスキングユニット2、3の間に配置した状態で駆動手段4によってマスキングユニット2を駆動すると、マスキングユニット2、3は、ワーク10に押圧される。シール部材22、32は、マスキングユニット2、3がワーク10に押圧されると、押しつぶされる。シール部材22、32は、押しつぶされることによって、マスキングユニット2、3とワーク10との間隙をシールする。ワーク10は、図示しない開口部をマスキングユニット2、3と接する面のうち少なくとも一方に有する。当該開口部は、マスキングユニット2、3とワーク10との間隙がシールされることによって塞がれる。
マスキングユニット2、3、及び駆動手段4は、フレーム5に格納されている。フレーム5は、天板及び当該天板を支持する支柱等を備える。図1には、フレーム5が備える天板のみを図示している。ロック部材6は、フレーム5とマスキングユニット2との間に挟み込まれてマスキングユニット2を固定する部材である。ロック部材6は、具体的には、ワーク10がマスキングユニット2、3の間に配置された状態でフレーム5とマスキングユニット2との間に挟み込まれることによって、マスキングユニット2の上下動をロックする部材である。ロック部材6は、例えば、図1に示すように、くさび状の部材である。ロック部材6がマスキングユニット2を固定している場合、駆動手段4を解除しても、マスキングユニット2、3が、ワーク10を押圧し続ける状態を保つことができる。
次に、図2〜5を参照して、本実施形態に係るリークテスト方法を説明する。図2は、本実施形態に係るリークテスト方法を示すフローチャートである。図3は、ワークを押圧する際における、検査装置の模式断面図である。図4は、ロック部材を挟み込む際における、検査装置の模式断面図である。図5は、リークを計測する際における、検査装置の模式断面図である。図2に示すように、本実施形態に係るリークテスト方法は、少なくとも、ワーク10を押圧する工程(ステップS1)と、ロック部材6を挟み込む工程(ステップS2)と、リークを計測する工程(ステップS3)と、を備える。
本実施形態に係るリークテスト方法では、まず、ワーク10を押圧する工程(ステップS1)を行う。ワーク10は、ワーク10を押圧する工程(ステップS1)を行う前に、ワーク10を搬入する工程において、マスキングユニット2、3の間に配置される。ワーク10を搬入する工程では、駆動手段4を用いてマスキングユニット2を上方に持ち上げ、図示しない搬入手段を用いてマスキングユニット3上の所定の位置にワーク10を配置する。ステップS1では、図1に示すように、駆動手段4を用いてマスキングユニット2を駆動することによって、ワーク10を押圧する。マスキングユニット2、3でワーク10を押圧すると、シール部材22、32は、押しつぶされる。ワーク10は、押しつぶされたシール部材22、32から、反力を受ける。
次に、ロック部材6を挟み込む工程(ステップS2)を行う。ステップS2では、図4に示すように、ステップS1においてワーク10を押圧した状態のマスキングユニット2と、フレーム5と、の間にロック部材6を挟み込む。続いて、リークを計測する工程(ステップS3)を行う。ステップS3では、図5に示すように、マスキングユニット2の駆動を解除した後に、図示しないエア導入手段を用いてワーク10内にエアを導入し、図示しない圧力センサを用いてワーク10内の圧力変化を計測することによって、ワーク10のリークを計測する。ステップS2において、マスキングユニット2とフレーム5との間にロック部材6を挟み込むと、マスキングユニット2の上下動は、ロックされる。そのため、ステップS3においてマスキングユニット2の駆動を解除しても、マスキングユニット2、3がワーク10を押圧した状態を保つことができる。
ここで、ステップS2を行わずにリークの計測を行う場合について考える。ロック部材6を挟み込む工程(ステップS2)を行わない場合、ステップS3において、マスキングユニット2の駆動を解除せずにエアを導入する必要がある。このとき、マスキングユニット2は、シール部材22の反力とワーク10の内圧力との和よりも大きな力でワーク10を押圧することによって、マスキングユニット2、3とワーク10とのシール性を確保することができる。したがって、エアをワーク10に導入する前に、マスキングユニット2を駆動してシール部材22の反力とワーク10の内圧力との和よりも大きな力でワーク10を押圧する必要がある。
一方、本実施形態に係るリークテスト方法では、ステップS2においてマスキングユニット2の上下動をロックしているため、駆動手段4を用いてマスキングユニット2を駆動せずにワーク10のリークを計測することができる。また、ステップS1においては、シール部材22、32を押しつぶすことができる程度の圧力でワーク10を押圧すればよい。このように、本実施形態に係るリークテスト方法は、ステップS2を行わずにリークの計測を行う場合に比較して、駆動手段4を用いてマスキングユニット2を押圧する力の大きさを小さくすることができる。そのため、押圧によるワーク10の破損を抑制可能である。
以上で説明した本実施の形態に係る発明により、ワークを押圧する力をより小さくすることが可能なリークテスト方法を提供することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 検査装置
2、3 マスキングユニット
21、31 マスキングプレート
22、32 シール部材
4 駆動手段
5 フレーム
6 ロック部材
10 ワーク
2、3 マスキングユニット
21、31 マスキングプレート
22、32 シール部材
4 駆動手段
5 フレーム
6 ロック部材
10 ワーク
Claims (1)
- ワークの開口部を塞ぐと共に対向配置された一対のマスキングユニットと、前記一対のマスキングユニットのうち一方のマスキングユニットを駆動する駆動手段と、前記一対のマスキングユニット及び前記駆動手段を格納するフレームと、を有する検査装置を用いるリークテスト方法であって、
前記駆動手段が、前記マスキングユニットを駆動して前記ワークを押圧する工程と、
前記ワークを押圧した前記マスキングユニットと、前記フレームと、の間にロック部材を挟み込む工程と、
前記駆動手段の駆動を解除し、リークを計測する工程と、を備える、
リークテスト方法。
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JP2019224469A JP2021092495A (ja) | 2019-12-12 | 2019-12-12 | リークテスト方法 |
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JP2019224469A JP2021092495A (ja) | 2019-12-12 | 2019-12-12 | リークテスト方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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2019
- 2019-12-12 JP JP2019224469A patent/JP2021092495A/ja active Pending
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