JP2010243290A - リーク検査装置及びリーク検査方法 - Google Patents

リーク検査装置及びリーク検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】リーク検査にあたりマスキングプレートのクランプ力を相殺することにより、リーク検査装置の設備を小型化することができ、特にシリンダブロックのリーク検査装置の設備をより小型化することができる、リーク検査装置及びリーク検査方法を提供する。
【解決手段】リーク検査装置10は、一対となって対面する三組のマスキングプレート11・12、21・22、31・32と、一対のマスキングプレート11・12、21・22、31・32を連結するシャフト13a〜13d、23a〜23d、33a・33bと、対面するそれぞれのマスキングプレート11・12、21・22、31・32がシャフト13a〜13d、23a〜23d、33a・33bを介して相互に引き合うことで近接離間可能に構成するクランプ機構と、一対のマスキングプレート11・12、21・22、31・32を相対的に近接離間させる電動モータ19、29、39と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、リーク検査装置及びリーク検査方法に関し、より詳しくは、簡易な構成でワークのリーク検査を行う技術に関する。
従来、例えばエンジンのシリンダブロック等において、内部の潤滑油が吸気通路内に浸入して燃焼を阻害することを防ぐために、ワークの開口部をマスキングプレートで塞いで前記ワークの内部を密閉し、該ワークの内部にエアを供給して加圧し、該ワーク内部の圧力を検出することによって、漏れ欠陥を発見するリーク検査が行われている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
特開平9−159565号公報 特開平11−23405号公報
従来技術におけるリーク検査装置について、図6を用いて説明する。
前記従来技術によれば、検査対象であるワークのリーク検査に際して、ワークを部品として組み上げた状態を作るため、図6に示す如く前記ワークの開口部をマスキングプレートで塞いでマスキングを行っている。この際、前記マスキングにおいてはリーク検査の内圧に耐えうる大きなクランプ力(図6中の矢印F)が必要となるため、ワークの周囲に前記クランプ力Fの反力(図6中の矢印F´)を支える外部フレームを設け、該外部フレームに油圧シリンダを配設して前記マスキングプレートをワークに押付ける構成としている。その結果、前記外部フレームに1トン以上のクランプ反力F´が加わり、該外部フレームを該クランプ反力F´に耐えうるように剛性を高める必要があることから、リーク検査装置の設備全体が大きくなってしまうという問題があった。
そこで本発明では、上記現状に鑑み、リーク検査にあたり対向するマスキングプレートのクランプ力を相殺することにより、リーク検査装置の設備を小型化することができ、特にシリンダブロックのリーク検査装置の設備をより小型化することができる、リーク検査装置及びリーク検査方法を提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、ワークの開口部を、ワークの外側からマスキングプレートで塞いで前記ワークの内部を密閉することにより、前記ワークのリーク検査を行うリーク検査装置であって、少なくとも一対の対面するマスキングプレートと、前記一対のマスキングプレートを連結する複数のシャフトと、対面するそれぞれのマスキングプレートを近接離間可能に構成するクランプ機構と、前記クランプ機構の駆動源と、を備え、前記駆動源により、前記クランプ機構を、対面するそれぞれのマスキングプレートが前記シャフトを介して相互に引き合うように駆動することで、前記ワークの開口部を塞ぐものである。
請求項2においては、前記シャフトはボールねじであって、前記駆動源は、前記ボールねじを回動させる電動モータであるものである。
請求項3においては、前記マスキングプレートの片側と、前記クランプ機構におけるシャフトと、を着脱するための連結機構と、前記連結機構の連結部における密閉状態を保持するシール機構と、を備えるものである。
請求項4においては、前記ワークはエンジンのシリンダブロックであり、前記シリンダブロックの水平四方向及び上下方向に開口した、六面の開口部を前記マスキングプレートで塞いで前記シリンダブロックの内部を密閉することにより、前記シリンダブロックのリーク検査を行うリーク検査装置であって、前記連結機構によって、前記マスキングプレートの片側と着脱可能に構成されるシャフトは、前記シリンダブロックに形成されるシリンダボア内に挿通されるものである。
請求項5においては、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のリーク検査装置を用いてリーク検査が行われるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
本発明により、リーク検査にあたりマスキングプレートのクランプ力を相殺することにより、リーク検査装置の設備を小型化することができ、特にシリンダブロックのリーク検査装置の設備をより小型化することができる。
本発明に係るリーク検査装置の概要を示した斜視図。 同じくリーク検査装置の上下方向中途部における水平断面図。 同じくリーク検査装置がワークをクランプする状態を示した概略平面図。 (a)は上下方向クランプ部がワークをクランプする前の状態を示した正面図、(b)は同じくワークをクランプした状態を示した正面断面図。 上側マスキングプレートとシャフトとの連結状態を示した平面図。 従来技術に係るリーク検査装置の概要を示した正面図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
なお、本発明の技術的範囲は以下の実施例に限定されるものではなく、本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる本発明が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及ぶものである。
[リーク検査装置10]
まず始めに、本発明に係るリーク検査装置10について、図1から図4を用いて説明をする。本明細書においては、図1中の矢印に示す如く、図1における上側を上方、同じく右上側を右側方、同じく右下側を前方とし、それぞれの反対側である下側を下方、左下側を左側方、左上側を後方として説明する。また、図2から図5についても、図1の方向に基づいて示した各図の矢印の方向を基準にして説明することとする。
図1から図3に示す如く、リーク検査装置10は、ワークWの外側に配置され、該ワークWの前後、左右、上下の各方向において対面する、それぞれが略長方形平板状に形成されたマスキングプレート11・12、マスキングプレート21・22、マスキングプレート31・32(以下、マスキングプレート11・12、21・22、31・32)を備える。
具体的には、ワークWの前方には前側マスキングプレート11が、後方には前側マスキングプレート11と略同形状の後側マスキングプレート12が配設されているのである。同様に左側方には左側マスキングプレート21、右側方には右側マスキングプレート22、上方には上側マスキングプレート31、下方には下側マスキングプレート32が配設されているのである。即ち、対面するマスキングプレート11・12、21・22、31・32はそれぞれが略同形状に一対となっており、本実施形態においては前後、左右、上下方向に三組のマスキングプレート11・12、21・22、31・32が配設されているのである。
そして、図2から図4に示す如く、前記マスキングプレート11・12、21・22、31・32のそれぞれにおける、リーク検査装置10の内側(ワークW側)の面には、ワークWの開口部を塞ぐことのできる、合成樹脂等で形成された直方体状の弾性部材14・15、24・25、34・35がワークW側に突出して接着されている。
なお、本実施形態においては、ワークWはエンジンのシリンダブロックであるものとして説明を行う。シリンダブロックは前後・左右の水平四方向及び上下方向の6面に開口部を有するため、本実施形態におけるマスキングプレート11・12、21・22、31・32については前記ワークWであるシリンダブロックの前後・左右・上下の6方向に配設される構成としている。しかし、例えばワークWが左右方向のように一方向のみに開口部を有する場合や、前後・左右方向のように二方向のみに開口部を有する場合など、6面に開口部を有さない場合は、その開口部の方向のみにマスキングプレートを配設する構成にすることができる。即ち、本発明に係るリーク検査装置10は、少なくとも一対の対面するマスキングプレートを備える構成とすることができるのである。
さらに、リーク検査装置10は、前記三組のマスキングプレート11・12、21・22、31・32の双方を連結する複数のシャフト13a〜13d、23a〜23d、33a・33bを備える。
具体的には、前側マスキングプレート11と後側マスキングプレート12とは、それぞれの対向する四隅の部分に、軸心を前後方向に向けた四本のシャフト13a・13b・13c・13dが貫通されて連結されているのである。同様に、左側マスキングプレート21と右側マスキングプレート22とが、それぞれの対向する四隅の部分に、軸心を左右方向に向けた四本のシャフト23a・23b・23c・23dが貫通されて連結されている。そして、上側マスキングプレート31と下側マスキングプレート32とは、それぞれの対向する二箇所の部分に、軸心を上下方向に向けた二本のシャフト33a・33bが貫通されて連結されているのである。
図1から図3に示す如く、それぞれのシャフト13a〜13d、23a〜23d、33a・33bは、互いに干渉しないように相互に位置をずらして配設されており、また、前記マスキングプレート11・12、21・22、31・32及び弾性部材14・15、24・25、34・35とも干渉しないように配設されている。本実施形態においては、図1及び図2に示す如く、軸心を前後方向に向けたシャフト13a〜13dを最も外側に配設し、軸心を左右方向に向けたシャフト23a〜23d、軸心を上下方向に向けた33a・33bの順に内側に配設されていく構成としている。
さらに、リーク検査装置10は、対面するそれぞれのマスキングプレート11・12、21・22、31・32を、前記シャフト13a〜13d、23a〜23d、33a・33bを介して近接離間方向へ移動可能に構成するクランプ機構を備える。また、前記一対のマスキングプレート11・12、21・22、31・32を、前記シャフト13a〜13d、23a〜23d、33a・33bを介して相対的に近接させ、前記ワークWをクランプする駆動源として、電動モータ19、29、39を備える。
具体的には、前記シャフト13a・13c、23a・23cとしてボールねじが用いられ、それぞれのシャフト13a・13c、23a・23cにおけるねじ切り部は、図3に示すように両端部でねじの方向が逆になるように形成されているのである。そして、前記シャフト13a・13c、23a・23cのねじ切り部は前記マスキングプレート11・12、21・22の四隅に螺合されて連結しているのである。
また、前記シャフト13a・13c、23a・23cのそれぞれにおける前側マスキングプレート11よりも前方、及び左側マスキングプレート21よりも左側方には、プーリ16a・16c、26a・26cが配設されており、該プーリ16a・16cの双方、及びプーリ26a・26cの双方にはそれぞれベルト17、27が巻架されている。そして、前記シャフト13c、23cの前端部及び左側端部には、前記マスキングプレート11・12、21・22及び前記シャフト13a・13c、23a・23cの駆動源として電動モータ19、29が配設されているのである。
上記のような構成において、前記電動モータ19が駆動することにより、前記シャフト13cが図3中矢印αの方向に回動し、それに連動するベルト17の回動により、前記シャフト13aも図3中矢印αの方向に回動するのである。これにより前側マスキングプレート11及び後側マスキングプレート12は相互に引き合い、前記シャフト13a〜13dに沿って近接する。そして、マスキングプレート11・12がワークWの前後面をクランプし、前記弾性部材14・15がワークWの前後面の開口部を塞ぐのである。換言すれば、前記電動モータ19により、シャフト13c及びシャフト13aが、前側マスキングプレート11及び後側マスキングプレート12が相互に引き合うように駆動され、これにより前側マスキングプレート11及び後側マスキングプレート12にそれぞれ接着されている前記弾性部材14・15がワークWの前後面の開口部を塞ぐように構成されているのである。
同様に、電動モータ29が駆動することにより、前記シャフト23c・23aが図3中矢印βの方向に回動し、これにより左側マスキングプレート21及び右側マスキングプレート22は相互に近接する方向に引き合い、マスキングプレート21・22に接着された弾性部材24・25がワークWの左右面の開口部を塞ぐのである。換言すれば、前記電動モータ29により、シャフト23c及びシャフト23aが、左側マスキングプレート21及び右側マスキングプレート22が相互に引き合うように駆動され、これにより左側マスキングプレート21及び右側マスキングプレート22にそれぞれ接着されている前記弾性部材24・25がワークWの左右面の開口部を塞ぐように構成されているのである。
なお、本実施形態においては、ワークWのクランプ機構を、マスキングプレート11・12、21・22にボールねじ(シャフト13a・13c、23a・23c)を螺合させ、該ボールねじを回動することによって前記マスキングプレート11・12、21・22を近接離間させる構成としたが、前記クランプ機構についてはチェーン、ベルト、その他ギヤでマスキングプレート11・12、21・22を駆動させる方法等、他の方法で対向するマスキングプレート11・12、21・22を引き合う構成にすることも可能である。
[マスキングプレート連結機構]
次に、上側マスキングプレート31の連結機構について、図1から図5を用いて説明をする。
図1及び図4に示す如く、リーク検査装置10は、上側マスキングプレート31とシャフト33a・33bとを着脱するための連結機構と、前記連結機構の連結部における密閉状態を保持するシール機構である遮断蓋38a・38bと、を備える。
具体的には、前記シャフト33a・33bは図4(a)(b)に示す如く、上端部に半径方向外側に突出したフランジ部33c・33dが形成されており、また、上側マスキングプレート31には、図5に示す如く前記シャフト33a・33bに対応する箇所に、平面視で逆8字状に後部が大径円、前部が小径円に形成された連結孔31a・31b(いわゆる「だるま穴」)が開口されている。そして、前記フランジ部33c・33dを上側マスキングプレート31の下方から前記連結孔31a・31bの前記大径円部分に挿入し、上側マスキングプレート31を後方にスライドさせることにより、図4(b)及び図5に示す如く前記小径円部分に係合させることができる構成となっているのである。
さらに、上側マスキングプレート31の上面は、前記連結孔31a・31bの周囲を覆うことのできる、有底円筒状の遮断蓋38a・38bを配設することができるように構成されている。詳細には、図1、図4(a)・(b)及び図5に示す如く、前記連結孔31a・31bに係合させた前記フランジ部33c・33dの周囲を覆うように、前記遮断蓋38a・38bを上方から覆い被せ、前記上側マスキングプレート31の上面にボルト等により固定することができるのである。
そして、図4(b)及び図5に示す如く、前記遮断蓋38a・38bと前記上側マスキングプレート31との当接部分には、空気の連通を遮断するシール部材45a・45bが介挿されている。
一方、下側マスキングプレート32は、リーク検査装置10に対して相対的に移動しないように固定されている。そして、図4(a)(b)に示す如く、前記下側マスキングプレート32には前記シャフト33a・33bを貫通させる開口部32a・32bが形成されている。そして、前記下側マスキングプレート32の下面には、該開口部32a・32bが形成される部分に円筒状のガイド51a・51bが軸心を上下方向に向けて配設されている。そして、図4(b)に示す如く、前記シャフト33bが、前記開口部32b及び前記ガイド51bの内側にすべり軸受52を介して挿入されている。また、前記シャフト33aについても同様に、前記開口部32a及びガイド51aの内側に図示しないすべり軸受を介して挿入されているのである。これにより、前記シャフト33a・33bは下側マスキングプレート32を貫通して上下方向に摺動可能に構成されるのである。
そして、図4(b)に示す如く、前記ガイド51bと前記下側マスキングプレート32との当接部分には、空気の連通を遮断するシール部材44が介挿されており、同様に前記ガイド51aと前記下側マスキングプレート32との当接部分には、空気の連通を遮断する図示しないシール部材が介挿されている。
前記シャフト33a・33bのそれぞれの下端には、雌ねじ部材42a・42b及びシャフト33a・33bを相互に連結する連結部材43が一体的に配設される。そして、前記雌ねじ部材42a・42bにはボールねじである雄ねじ部材41a・41bが螺入されているのである。該雌ねじ部材42a・42bの下部にはプーリ36a・36bが配設されており、該プーリ36a・36bの双方にはベルト37が巻架されている。そして、前記雄ねじ部材41a・41bの下端部には、前記マスキングプレート31・32及び前記シャフト33a・33bの駆動源として電動モータ39がリーク検査装置10に対して相対的に移動しないように、即ち下側マスキングプレート32に対して固定されているのである。
このように、前記電動モータ39が駆動すると、前記雄ねじ部材41b、及びそれに連動するベルト37の回動によって前記雄ねじ部材41aが回動し、前記雌ねじ部材42a・42bを近接させるように構成されている。即ちリーク検査装置10は、前記電動モータ39の駆動によって前記シャフト33a・33bが連結部材43とともに図4(b)中の矢印Cの方向に引き下げられるように構成されているのである。
上記の構成において、シリンダブロックであるワークWを上下方向にクランプする方法を説明する。
まず、前記下側マスキングプレート32及び弾性部材35を、上方にシャフト33a・33bを突出させた状態で配設する。
次に、図2及び図4(a)(b)に示す如く、前記シャフト33a・33bをワークWに形成されるシリンダボア内に挿通するようにして、ワークWを前記弾性部材35の上面に載置する。これにより、図4(a)に示す如く前記フランジ部33c・33dはワークWの上面より上方に突出する。
次に、前記の如く上側マスキングプレート31の前記連結孔31a・31bに前記フランジ部33c・33dを挿入し、上側マスキングプレート31を後方にスライドさせることにより、上側マスキングプレート31を前記フランジ部33c・33dに係合させ、図4(a)に示す如く前記弾性部材34を下方に向けて上側マスキングプレート31をワークWの上面に載置する。
次に、図4(a)(b)、及び図5に示す如く遮断蓋38a・38bを上側マスキングプレート31の上面にボルト等により固定するのである。
上記のような構成において、前記電動モータ39が駆動することにより、前記シャフト33a・33bが連結部材43とともに図4(b)中の矢印Cの方向に引き下げられ、前記フランジ部33c・33dと係合する上側マスキングプレート31が下側に引き下げられることにより、上側マスキングプレート31及び下側マスキングプレート32は相互に引き合い、前記シャフト33a・33bに沿って近接する。そして、マスキングプレート31・32がワークWの上下面をクランプし、前記弾性部材34・35がワークWの上下面の開口部を塞ぐのである。換言すれば、前記電動モータ39により、シャフト33a及びシャフト13bが、上側マスキングプレート31及び下側マスキングプレート32が相互に引き合うように駆動され、これにより上側マスキングプレート31及び下側マスキングプレート32にそれぞれ接着されている前記弾性部材34・45がワークWの上下面の開口部を塞ぐように構成されているのである。
上記クランプ状態におけるワークWについては、図4(b)に示す如く、前記シャフト33a・33bが挿通される開口部には前記弾性部材34・35が当接しない。このため、該開口部と外部との密閉状態を保持するために前記遮断蓋38a・38bと前記上側マスキングプレート31との当接部分にシール部材45a・45bが介挿され、前記ガイド51a・51bと前記下側マスキングプレート32との当接部分にシール部材44が介挿されている。即ち、ワークWにおいて前記弾性部材34・35が当接しない開口部であっても、前記シャフト33a・33bとマスキングプレート31・32とのそれぞれの連結部において外部との空気の連通を遮断することにより、シリンダブロックの内部の密閉状態を保持することができる構成としているのである。換言すれば、上側マスキングプレート31に開口された連結孔31a・31b、及び下側マスキングプレート32に開口された開口部32a・32bを通じて空気が連通しても、シール部材45a・45b及びシール部材44の介挿部分で空気の連通を遮断することができるため、外部との密閉状態を保持することが可能となるのである。
このように本発明に係るリーク検査方法においては、上記のように構成されたリーク検査装置10において、ワークWであるシリンダブロックの水平四方向及び上下方向に開口した、六面の開口部を前記マスキングプレート11・12、21・22、31・32で塞いで前記シリンダブロックの内部を密閉し、該シリンダブロックの内部にエアを供給して加圧した後に内部圧力を検出することにより、前記シリンダブロックのリーク検査を行うのである。
本発明においては上記の如く構成することにより、リーク検査にあたり対向するマスキングプレート11・12、21・22、31・32のクランプ力を相殺することにより、リーク検査装置10の設備を小型化することができる。
具体的には、対面するそれぞれのマスキングプレート11・12、21・22、31・32を、前記シャフト13a〜13d、23a〜23d、33a・33bを介して相互に引き合うことでマスキングの際に発生するクランプ力を相殺する構成としているため、前記クランプ力の反力を支える外部フレームを設ける必要がないのである。即ち、剛性の高い外部フレームが不要となることから、リーク検査装置10の設備全体を小型化することが可能となるのである。
また、前記マスキングプレート11・12、21・22、31・32及び前記シャフト13a・13c、23a・23c、33a・33bの駆動源として電動モータ19、29、39を用いる構成としており、油圧シリンダを使用する構成のような油圧配管を必要としないため、リーク検査装置10の設備全体を小型化することが可能となるのである。
さらに、本発明に係るリーク検査装置10においては、上記の如く構成することにより、特にシリンダブロックのリーク検査に際して設備をより小型化することができる。
具体的には、上側マスキングプレート31と下側マスキングプレート32とを連結するシャフト33a・33bを、ワークWであるシリンダブロックに形成されるシリンダボア内に挿通する構成としているため、ワークWの外部にシャフト33a・33bを配設する必要がなくなることから、リーク検査装置10の設備全体をより小型化することが可能となるのである。
上記におけるクランプ状態については、前記シャフト33a・33bが挿通されるシリンダブロックの開口部と外部との密閉状態を保持するために前記遮断蓋38a・38bと前記上側マスキングプレート31との当接部分にシール部材45a・45bが介挿され、前記ガイド51a・51bと前記下側マスキングプレート32との当接部分にシール部材44が介挿される構成としている。即ち、ワークWにおいて前記弾性部材34・35が当接しない開口部であっても、前記シャフト33a・33bとマスキングプレート31・32とのそれぞれの連結部において、シール部材45・45b及びシール部材44を介挿して空気の連通を遮断することにより、シリンダブロックの内部の密閉状態を保持することができる構成としているのである。
10 リーク検査装置
11 マスキングプレート
12 マスキングプレート
13 シャフト
19 電動モータ
38 遮断蓋

Claims (5)

  1. ワークの開口部を、ワークの外側からマスキングプレートで塞いで前記ワークの内部を密閉することにより、前記ワークのリーク検査を行うリーク検査装置であって、
    少なくとも一対の対面するマスキングプレートと、
    前記一対のマスキングプレートを連結する複数のシャフトと、
    対面するそれぞれのマスキングプレートを近接離間可能に構成するクランプ機構と、
    前記クランプ機構の駆動源と、を備え、
    前記駆動源により、前記クランプ機構を、対面するそれぞれのマスキングプレートが前記シャフトを介して相互に引き合うように駆動することで、前記ワークの開口部を塞ぐ、
    ことを特徴とする、リーク検査装置。
  2. 前記シャフトはボールねじであって、
    前記駆動源は、前記ボールねじを回動させる電動モータである、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のリーク検査装置。
  3. 前記マスキングプレートの片側と、前記クランプ機構におけるシャフトと、を着脱するための連結機構と、
    前記連結機構の連結部における密閉状態を保持するシール機構と、を備える、
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のリーク検査装置。
  4. 前記ワークはエンジンのシリンダブロックであり、
    前記シリンダブロックの水平四方向及び上下方向に開口した、六面の開口部を前記マスキングプレートで塞いで前記シリンダブロックの内部を密閉することにより、前記シリンダブロックのリーク検査を行うリーク検査装置であって、
    前記連結機構によって、前記マスキングプレートの片側と着脱可能に構成されるシャフトは、前記シリンダブロックに形成されるシリンダボア内に挿通される、
    ことを特徴とする、請求項3に記載のリーク検査装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のリーク検査装置を用いて行われる、
    ことを特徴とする、リーク検査方法。
JP2009091277A 2009-04-03 2009-04-03 リーク検査装置及びリーク検査方法 Expired - Fee Related JP5316174B2 (ja)

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